JP2716588B2 - 内視鏡下で用いる内視鏡用門口とそのための方法 - Google Patents

内視鏡下で用いる内視鏡用門口とそのための方法

Info

Publication number
JP2716588B2
JP2716588B2 JP6522382A JP52238294A JP2716588B2 JP 2716588 B2 JP2716588 B2 JP 2716588B2 JP 6522382 A JP6522382 A JP 6522382A JP 52238294 A JP52238294 A JP 52238294A JP 2716588 B2 JP2716588 B2 JP 2716588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
portal
passage
valve mechanism
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6522382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08510137A (ja
Inventor
ユーン、インバエ
Original Assignee
ユーン、インバエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーン、インバエ filed Critical ユーン、インバエ
Publication of JPH08510137A publication Critical patent/JPH08510137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2716588B2 publication Critical patent/JP2716588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3462Trocars; Puncturing needles with means for changing the diameter or the orientation of the entrance port of the cannula, e.g. for use with different-sized instruments, reduction ports, adapter seals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3498Valves therefor, e.g. flapper valves, slide valves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof
    • A61M39/0613Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof with means for adjusting the seal opening or pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3462Trocars; Puncturing needles with means for changing the diameter or the orientation of the entrance port of the cannula, e.g. for use with different-sized instruments, reduction ports, adapter seals
    • A61B2017/3464Trocars; Puncturing needles with means for changing the diameter or the orientation of the entrance port of the cannula, e.g. for use with different-sized instruments, reduction ports, adapter seals with means acting on inner surface of valve or seal for expanding or protecting, e.g. inner pivoting fingers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof
    • A61M2039/0626Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof used with other surgical instruments, e.g. endoscope, trocar
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof
    • A61M2039/0673Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof comprising means actively pressing on the device passing through the seal, e.g. inflatable seals, diaphragms, clamps

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、内視鏡検査法に用いる装置と方法とに関
し、詳述すれば、解剖学上空洞内の手術部位に至る通路
の大きさを可変とし得る内視鏡用門口であって、流体の
好ましくない流出を阻止できると共に、サイズの異なる
種々の手術器具が挿通でき、また、解剖学上空洞に対す
る物体の摘出や挿入を容易にするために拡張できる内視
鏡用門口とそのための方法とに関する。
従来技術の説明 スリーブやカニューレの如きの内視鏡用門口を解剖学
上空洞の壁に挿通して、当該空洞に手術器具を挿入する
挿通路を形成する手術処置では、内視鏡用門口を介して
流体が流出しないように当該挿通路を封止する必要がよ
くある。例えば、大抵の内視鏡を用いた医学処置では、
解剖学上空洞の内部へのアクセスは、空洞壁に穿刺して
空洞内部と連通させるための先鋭穿刺端を有する、トロ
カールや栓子、針の如きの外科挿通器具を用いることで
行われている。挿通器具で空洞壁を穿刺すると、スリー
ブないしカニューレをその場に、解剖学上空洞へと手術
器具を挿通させるための門口として残すようになってい
る。手術用挿通器具は、一般にスリーブ内に受承されて
解剖学上空洞の壁を貫通し、挿通器具を引き抜いた後で
もそのまま残って空洞内部における手術部位に連なるル
ーメンを形成するようになっている。このスリーブの近
位端は、解剖学上空洞の外部に臨むと共に、当該スリー
ブに対する挿通器具の挿入、引抜きを許容する弁を備え
たハウジングに固定されているのが通常である。挿通器
具をスリーブから一旦引き抜くと、施術する手術の種類
に応じて、スリーブのルーメンを介して種々の器具を解
剖学上空洞へと挿通することができる。
内視鏡法では、手術部位への、或いは手術部位からの
望ましくない流体の流入出を防ぐことが非常に重要であ
り、そのために、手術器具の挿通に先立って、或いは挿
通後や挿通されたままになっているときでさえ、門口を
封止しなければならない。また、内視鏡下手術法の一貫
としての通気法を行うために二酸化炭素ガスや亜酸化窒
素ガスの如きの流体を内解剖学上空洞に吹き送ることが
あり、この場合では空洞への挿通時や手術を施している
ときに当該流体が逃げるのを防ぐ必要がある。内視鏡用
門口の弁には、挿通器具との間でシールを形成するため
に挿通器具の外径ないしサイズに対応させた大きさの弁
路を通常備えているが、挿通器具のサイズは施術する内
視鏡下手術のサイズや挿通すべき解剖学上空洞の種類に
よって変わっている。更に、内視鏡用門口の弁は、挿通
器具を引き抜くと、当該弁を介しての流体の流入出を阻
止するために閉塞するように構成されている。大部分の
従来の内視鏡用門口は、通常は閉塞位置に付勢されてい
るが、開位置へ移動すると挿通器具を弁路に挿通できる
ようにしたフラップ弁ないしゲート弁を用いており、こ
の弁のサイズは挿通器具のサイズに合わせた所定のサイ
ズとなっている。ところが、弁路を介して解剖学上空洞
へと挿通すべき挿通器具には種類やサイズが異なったも
のもあり、サイズの小さい挿通器具を用いると流体が漏
れるのは明らかである。従って、このような内視鏡用門
口には、一つの弁路のサイズよりも小さい手術器具を当
該弁路に挿通すると流体の流入出ないし漏れが発生する
か、門口に挿通できる器具が一種に限られるなどの不利
な点がある。種々のサイズの器具の挿通ができるように
内視鏡用門口を可変サイズで封止する試みは幾つかなさ
れているが、それでも、器具のサイズに応じて門口を取
り替えることなく、門口を貫通するサイズの異なった器
具を封止することにより解剖学上空洞からの流体の流出
を防ぐことのできる、汎用弁を備えた内視鏡用門口に対
する要求は高まっている。
発明の趣旨 従って、本発明の主目的は、従来の内視鏡用門口につ
いての前述した問題点を解消することにある。
本発明の別の目的は、種々のサイズの器具が弁機構の
通路に挿通でき、しかも当該器具とはシール状態で接触
するように当該通路を圧縮させる手段が前記弁機構に備
わっている一方で、内視鏡門口を介しての望ましくない
流体の流入出を防ぐことにある。
本発明のまた別の目的は、内視鏡用門口を介しての望
ましくない流体の流入出を防ぐと共に、種々のサイズの
器具が挿通できるようになっているものであって、嚢体
を備え、該嚢体の通路を貫通延在する器具に対して前記
嚢体がシール状態で接触するようにさせる材料が嚢体に
充填されてなる内視鏡用門口の弁機構を提供することに
ある。
本発明の更に別の目的は、内視鏡用門口を介しての望
ましくない流体の流入出を阻止するために通常は内視鏡
用門口を封止しているが、弁機構とシール状態で貫通す
る器具のサイズに合った開度まで弁機構の単一の通路を
開けることのできる内視鏡用門口の弁機構を提供するこ
とにある。
弁機構の通路をシール状態で貫通している器具のサイ
ズの合わせる手段を備えた内視鏡用門口の弁機構を提供
することも、本発明の目的の一つである。
本発明のもう一つの目的は、スリーブと弁の何れか一
方、又は両方を介して大きい物体が通過できるように、
拡張自在通路を有する弁機構と共に拡張自在ルーメンを
有するスリーブないしカニューレを備えた内視鏡用門口
を提供することにある。
本発明の更にもう一つの目的は、内視鏡用門口の弁機
構の通路に器具を挿入し、当該通路を圧縮して弁機構を
して器具とシール状態で接触させることよりなる、内視
鏡下施術において内視鏡用門口を介して器具を挿通させ
る方法を提供することにある。
従来例に比しての本発明の利点の内には、単一の門口
で種々の内視鏡下施術を行うことができるので、器具に
要するコストや、内視鏡下施術を実施するに要する時間
を減少させることができること、器具の種類やサイズが
異なっても、単一の内視鏡用門口を利用でき、従って、
当該内視鏡用門口を操作したり、別のサイズの内視鏡用
門口を追加、ないしそれと置換させるような必要性がな
いこと、また、患者ごと利用して使い捨てのできるよう
に、内視鏡用門口を低廉にて製造できることなどが挙げ
られる。
本発明は、解剖学上空洞の壁を介して当該空洞に連な
る連通路を形成するものであって、空洞内に位置決めす
る開放遠位端と、空洞の外側に臨む開放近位端とを有し
ていて、前記空洞壁を介して挿入されるようにした筒状
門口スリーブと、該門口スリーブの近位端近傍に設けら
れて、門口スリーブを介しての流体の望ましくない流入
出を阻止する弁機構とからなる内視鏡用門口により特徴
づけられている。弁機構には、門口スリーブのルーメン
に対して挿通すべき器具を抜き差しできる通路が形成さ
れている。この弁機構は、圧縮自在材料ないし背柱材料
(spine member)を含む、通路に挿入されるサイズの異
なった器具に対して弁機構がシール状態で接触するよう
に、また、挿通した器具を抜き取る際には、門口スリー
ブを介しての流体の望ましくない流入出を阻止するため
に当該通路を閉塞する手段を備えている。門口スリーブ
には、当該門口スリーブの内径よりも大きい器具や物体
の通過を許容する拡張自在ルーメンが形成されている。
本発明による内視鏡用門口に対する器具の挿通方法は、
内視鏡用門口の弁機構の通路に器具を挿入するステップ
と、当該通路を圧縮して弁機構をして器具とシール状態
で接触させるステップよりなる。
本発明のその他の目的や利点などは、同一機能をなす
部品に対しては同一符号を持って描いた添付図面を参照
しながらなす好ましい実施例についての下記説明から明
らかになるであろう。
図面の簡単な説明 図1は、本発明による内視鏡用門口の部分断面側面
図。
図2は、本発明による内視鏡用門口の変形例の部分断
面側面図。
図3は、図2に示した内視鏡用門口のための弁機構の
拡大断面図。
図4は、弁機構の通路が閉塞した状態での図3に弁機
構の斜視図。
図5は、通路が開いて手術器具が挿通された状態での
図4の弁機構の斜視図。
図6は、本発明による内視鏡用門口の別の変形例の部
分断面側面図。
図7は、本発明による内視鏡用門口のための弁機構の
変形例の側断面図。
図8は、本発明による内視鏡用門口のまた別の変形例
の部分断面側面図。
図9は、本発明による内視鏡用門口のための弁機構の
変形例の断面斜視図。
図10は、本発明による内視鏡用門口のための弁機構の
別の変形例の断面図。
図11は、本発明による内視鏡用門口のための弁機構の
また別の変形例の断面図。
図12は、本発明による内視鏡用門口のための弁機構の
別の変形例の部分断面斜視図。
図13は、本発明による内視鏡用門口の別の変形例の部
分断面側面図。
図14は、図13に示した内視鏡用門口のための弁機構の
拡大断面図。
図15は、器具が挿通された状態での図14に示した弁機
構の斜視図。
図16は、本発明による内視鏡用門口の更に別の変形例
の拡大破断断面図。
図17は、図16に示した内視鏡用門口のための弁機構の
破断斜視図。
図18は、図16に示した内視鏡用門口のための弁機構の
部分断面破断側面図。
好ましい実施例の説明 弁機構12を含む本発明による内視鏡用門口10を図1に
示す。内視鏡用門口10は、解剖学上空洞内の施術部位へ
アクセスするために挿通器具を前記空洞の壁に穿刺もし
くは挿通するときに、当該空洞壁を介して位置決めされ
る長尺状の、筒形ないし円筒形門口スリーブないしカニ
ューレ14からなる。このスリーブ14は、解剖学上空洞内
に配置される開放遠位端16と、当該スリーブが空洞壁に
挿通された状態では空洞の外側に臨む開放近位端18とを
有している。遠位端16は図示のようにテーパーしていな
くてもよく、又は円錐形の如くテーパーしても良いが、
何れにしても、組織及び解剖学上空洞内の器官組織を損
傷しないように切れ味をよくしておくのが望ましい。ス
リーブ14の近位端18にはフランジ20が形成されており、
このフランジ20はスリーブ14に装着したハウジング25の
前壁24における凹所22に係入してある。フランジ20と凹
所22としては、図1に示す環形状の他にその他の適当な
形状を有していても良いが、フランジ20の外径は凹所22
の直径よりも小さくして、後述のように門口10が直径方
向外側ないし横方外側に拡張できるようにする。図示の
フランジと凹所とに加わって、スリーブ14は、門口10の
直径方向外側への拡張を許容するように、種々の方法で
ハウジング25に固着もしくは取外し自在に連結されてい
る。前壁24には、直径方向への拡張を許容するためにも
スリーブ14の外径よりも大きい直径の環状穴26が形成さ
れていて、スリーブ14がその環状穴26を通るようになっ
ている。フランジ20と凹所22、穴26は、フランジ20とス
リーブ14の周囲が凹所22と穴26の周囲の内側にそれぞれ
臨んで門口10の拡張を許容できる限り、種々の形状をと
ることができるのは明らかである。また、フランンジ20
や凹所22、穴26の寸法としては、門口10に望まれている
拡張量に応じて適宜選定できること、それに、フランジ
とスリーブ14の周囲と凹所22と穴26の周囲との間の隙間
ないし空隙を大きくすることにより、門口10の拡張量を
大きくとることができるのも明らかである。門口10の拡
張量を制限ないし制御したい場合では、フランジ20や凹
所22、穴26のそれぞれの寸法を、フランジ20とスリーブ
14の何れか一方、ないし両方の、前壁24の素材と接触し
ている周面が、門口10の直径方向への拡張を制限する係
止部材ないし当接部材として作用するように定めればよ
い。
門口10は、ゴムの如くの可撓性、伸縮性、またはスト
レッチ性のある材料、プラスチック、金属の如くの医学
用途規格の材料で構成しても良いが、スリーブ14として
は通常は、図1に示したように閉塞して、屈曲しておら
ず、膨脹もしておらず、ストレッチしていない状態にな
っているが、ルーメン28が直径方向ないし横方へ膨脹な
いしスリーブの長手軸と交わる方向へ移動して、開放し
て、屈曲し、膨脹もして、ストレッチした状態になっ
て、閉塞状態にある時でのルーメン28の断面寸法よりも
大きい器具ないし物体を受け入れるべく、当該ルーメン
28の直径ないし断面寸法を増大するようになっている。
門口10に用いた素材の種類によっては、スリーブ14の全
長に亙って当該スリーブ14の壁部の厚み方向に延在する
長手スリット30を形成して、門口10の屈曲、膨脹ないし
伸縮が行えるようにしても良い。この場合、スリット30
の両側における互いに対峙した縁部31は、閉塞状態にあ
れば互いに接触しているか、近接ないしほぼ近接してい
るが、開状態にあれば互いに離間している。
ハウジング25としては、プラスチック材の如きの適当
な材料で構成してもよく、種々の形状をしていても良い
が、図1においては、手術医が容易に掴めるように前端
が末広がりした円筒形となっている。このハウジング25
の後壁32には、ルーメン28と同心状態にある開口34が形
成されており、門口10に挿入すべき種々の器具が挿通で
きるようになっている。ハウジングの後壁32における開
口34の直径ないし外周は、閉塞状態におけるルーメンの
直径よりも大きい器具ないし物体を受け入れることがで
きるように、ルーメン28の直径よりも大きくなってい
る。
弁機構12は、ハウジング25内に配置した嚢体36よりな
り、この嚢体36には、ルーメン28と開口34と同心状態の
長手通路38が貫通延在している。嚢体36は適当な膨脹自
在材料で袋状に構成されており、内部に圧縮自在材料が
供給されるとそれを保持するようになっている。この嚢
体36の少なくとも通路38を形成する部分は、強靱で裂け
難いが、膨脹性のある医学用途規格の膜部材、例えばサ
ーメディック社(Thermedics,Inc.)製のTecoflex EG-8
5Aや、テフロン、ゴアテックスないしゴムからできてお
り、器具ないし物体が容易に滑りながら貫通できるよう
になっている。強度を増すと共に、器具の挿通を容易に
するためには、嚢体の通路を形成する部分、特に通路38
への器具類の挿入口に臨む嚢体の部分を、複数層の膨脹
自在膜で形成しておくのが望ましい。この嚢体36は、一
体型の単一構成であっても良いし、又は、複数の部材を
適当な手段で繋ぎ合わせて圧縮自在材料の漏れや逃げを
防いだ複ピース型構成であっても良い。また、嚢体36の
内部は、単一内室からなるものであっても良いし、又
は、複数の内室からなるものであってもよく、後者の場
合、嚢体の内部を内壁ないし隔壁で区画する。このよう
な構成の嚢体36は、後述のように圧縮自在材料が供給さ
れて膨脹状態にあると、例えば球形になるか、部分的球
形、ハート形、円環形、ドーナツ形、円盤状、漏斗形、
円錐形、乳首形などの適当な形状で所定の大きさとなる
ようになっている。圧縮自在材料が供給されて膨脹状態
にある嚢体36の大きさと形状とは、スリーブ14の開放近
位端18が封止されておらず、ルーメン28を介して解剖学
上空洞へと通気ガスの如きの流体が送り込めるように選
ばれている。ハウジング25の内部と連通する封止栓39な
いしその他の弁は、ルーメン28を介して解剖学上空洞へ
と流体を供給するために設けられている。この封止栓39
ないしその他の装置は、ハウジング25をつかんでいる手
術医による操作が容易になるように、図1に示したよう
に前壁24近傍の如きのハウジング25の適当な個所に取り
付けても良い。
この嚢体36は、空気の如くの圧縮自在材料の供給源と
接続できるようになっている。空気を嚢体36の内部に供
給するのに、種々の弁を含む種々の装置を用いても良い
が、図1においては、送気球42に接続したチューブ40が
嚢体38に連なっているので、この送気球42を繰り返して
押し込むことにより空気を嚢体38の内部へ供給して当該
嚢体38を膨大させることができるようになっている。こ
のように嚢体36に圧縮自在材料が供給されて膨脹状態に
なると、嚢体は膨れ上がって形状ないし体積が大きくな
り、圧縮自在材料の圧縮により通路38を圧縮するが、そ
れでも嚢体の外部から圧力を作用させると通路38を開け
るべくその時に収縮ないし変形するようになっている。
従って、圧縮自在材料を以て言おうとしていることは、
膨脹状態にあっては嚢体36の形状、寸法、外形を維持す
るが、嚢体に外圧が作用させられるとそれに応じて膨脹
した状態での嚢体の形が一時的に変形ないし収縮するの
を許容する材料を意味する。空気を嚢体36に供給するの
に用いた装置は、ハウジング25と一体構成のものであっ
てもよく、又はそれとは別体であっても良く、図1にお
いては、送気球42は、ハウジング25を把握している手術
医が手で操作できるように、ハウジング25の壁部から部
分的に突出している。嚢体36に空気を送り込んで膨脹さ
せたり、そこから空気を除去ないし解放するのに、同一
装置を用いても良く、或いは種々の弁と送気球とを含む
別々の装置をそれぞれのために用いても良い。膨脹させ
られる前の嚢体36は通常は空になって非膨脹ないし収縮
状態にあるか、又は、収縮状態での形状を保持したり、
通路38を閉塞すべく嚢体を案内する背柱(spine)とし
て作用する、例えば空気、塩水、ゲル、フォームないし
スポンジの如くの圧縮自在材料が予め部分的に充填され
ていてもよい。収縮状態にある嚢体36に圧縮自在材料が
部分的に充填されている場合では、この圧縮自在材料は
嚢体の別の内室に充填するようにしても良い。
本発明による内視鏡用門口10と弁機構12の操作方法を
説明すれば、嚢体36は通常、内部が空か、又は圧縮自在
材料が部分的に充填されている非膨脹ないし収縮状態の
まま供給される。内視鏡下手術で内視鏡用門口10を使用
したい場合、手術医は手でハウジング25を把握して、送
気球42をその手の指で押圧ないし絞り込むことにより空
気を嚢体の内部に送給する。嚢体36に空気が送り込まれ
ると、嚢体36は体積ないし寸法が増大した外形状を呈す
るようになり、その状態にあっては、通路38は当該通路
の長手軸を横切る方向に閉塞、圧縮ないし陥落させられ
て当該通路の全長に亙って封止され、それにより図1に
示したように弁機構12を介しての流体の流れを阻止する
ようになる。尚、通路38は図1では、当該通路の在処を
明確に示すために僅かだけ開いた状態で図示してある。
膨脹状態にある嚢体36の形によっては、図1に示したよ
うに開口34は嚢体で閉塞されているか、又は、嚢体に覆
われてはいなくとも、通路38そのものが閉塞しているこ
とから弁機構は封止されている。しかし、スリーブ14の
近位端18は嚢体に覆われていないから、封止栓39を介し
て解剖学上空洞へと流体を供給したり、そこから抜いた
りすることができる。本願出願人による1990年7月26日
出願の同時継続米国出願第07/557,869号に開示されてい
るように、解剖学上空洞の壁を貫通する先鋭端を有す
る、例えばトロカールや、栓子、針の如くの挿通器具を
通路38に挿入して、スリーブ14へと通す。通路38へと挿
通器具を挿入すると外圧が嚢体36に作用し、そのため嚢
体内部にある材料が圧縮され、これにより嚢体が一時的
に変形して通路38を開くようになり、かくて挿通器具を
スリーブ14へと通すことができる。空気を抜く装置が設
けられている場合では、通路38を開くのに要する力を減
少させる必要があれば、嚢体から空気を除去する。挿通
器具が通路38内を貫通延在していると、嚢体36の通路38
に面した部分は挿通器具の寸法と形状に馴染んだ形にな
って挿通器具と接触して、それにより通路全長に亙りシ
ール状態が得られ、流体は弁機構12を介して流入出でき
なくなる。所望によっては、嚢体36を膨大させる前に挿
通器具を弁機構12に挿入し、挿通器具が通路38を貫通し
た後に嚢体を膨大させても良い。尚、単一の通路38が挿
通器具を受承するのに充分な大きさまで開き、嚢体がそ
れに対してシールを形成することから、内視鏡用門口に
は種々の寸法の異なった挿通器具を用いることができる
のは明らかである。用いる挿通器具の直径がルーメン28
の直径よりも大きいものであれば、スリーブ14が挿通器
具の挿入に伴って、対峙する縁部31が互いに接触してい
るか、又は僅かの間隙を挟んで対峙している閉塞状態か
ら、挿通器具を受け入れるのに充分な大きさまで縁部31
が互いに離間する、ないし間隙が開く開状態へと直径方
向外側ないし横方外側へ拡張拡張するようになる。従っ
て、遠位端が解剖学上空洞内に、また、近位端18は当該
空洞の外側に臨んだ状態でスリーブ14が解剖学上空洞の
壁を貫通しているところへ、挿通器具を挿入することが
できるようになる。挿通器具の挿入時及び挿入した状態
に設定している間、弁機構12を介しての空洞からの流体
の流れや、空洞への流体の流れは、嚢体36と挿通器具と
の間に形成されたシールの作用により阻止される。封止
栓39が設けられているのであれば、解剖学上空洞へ流体
を供給することができ、その場合でも当該流体が弁機構
12を介して漏れるようなことはない。スリーブ14の遠位
端16が一旦解剖学上空洞に臨むと、内視鏡用門口10をそ
のままにして当該内視鏡用門口から挿通器具を抜き出す
ことができる。挿通器具をこのように抜き出すと、嚢体
36は、圧縮自在材料の醸し出す圧力が通路38を自動的に
閉塞して内視鏡用門口30を封止しようと作用しているこ
とから、元の膨脹状態に復帰する。内視鏡用門口のルー
メン28を介して解剖学上空洞へと、寸法の異なった器具
を挿入することができるのではあるが、この時嚢体36は
器具より作用する外圧に応じて変形ないし収縮して、器
具を受承すると共にそれとの間にシールを形成するのに
充分な大きさと形状になるまで通路38を開けるようにな
る。ルーメン28の直径よりも寸法の大きい器具も解剖学
上空洞へと挿通することができ、スリーブ14が直径方向
ないし横方へと拡張することから、ルーメン28の直径よ
りも大きい組織やその他の物体を解剖学上空洞から取り
出すこともできる。尚、より大きい器具や物体を弁機構
を介して抜き差しするに当たって嚢体の外形を制御ない
し制限するために嚢体36から空気を選択的に抜くことも
できるから、ハウジング25の寸法を最小限にすることが
できるのは明らかである。
本発明による弁機構を含む内視鏡用門口の変形例を図
2において110と112とでそれぞれ示す。内視鏡用門口11
0と弁機構112とは、内視鏡用門口10と弁機構12と類似で
はあるが、弁機構112の嚢体136が内視鏡用門口110のハ
ウジング125をも兼ねている点で異なっている。弁機構1
12は、嚢体136と、該嚢体136の前端に適当な手段で連結
したハブ113とからなる。嚢体136には空気、塩水、ゲ
ル、フォーム、スポンジないしそれらの組み合わせの如
きの圧縮自在材料が充填されいて、手術医が容易に掴め
るように膨脹状態に設定した外形を呈している。この膨
脹状態では、嚢体136における通路138は閉塞していて、
弁機構112を封止していると共に、流体の流れを阻止し
ている。この嚢体136は、予め圧縮自在材料を充填して
おいて、通常膨脹状態に設定されていても良い。圧縮自
在材料として空気を用いた場合では、弁の如きの種々の
装置を嚢体に接続して、比較的大きい物体を挿入した
り、除去したりするときに嚢体の大きさを制御するため
に空気を選択的に解放できるようにしても良い。所望に
よっては、嚢体を再び膨脹させるための空気が嚢体136
に送り込まれるように、適当な装置を当該嚢体に接続し
ても良い。図2に示したように、嚢体136に空気が供給
されている場合に当該嚢体から空気を抜くための送気球
143がチューブ145を介して嚢体136に接続されており、
また、嚢体を膨らます場合に用いる送気球142も嚢体136
に接続されている。嚢体136の加圧や減圧が必要でない
場合では、送気球143、142は不必要になるが、送気球を
用いない例を図3に示す。図3に示すように、ハブ113
の前壁124には、内視鏡用門口110のスリーブ114のフラ
ンジ120が係入する凹所122と、スリーブ114が貫通する
孔126とが形成されている。このハブ113の後壁132は、
ハウジング125の全長を減少させるために前壁124から近
位端側へ最小限の距離だけ隔てており、孔126と同心的
に形成されている後壁132における環状孔134は通常、膨
脹状態にある嚢体136により覆われている、ないし封止
されていて、弁機構112を介しての流体の流れを阻止し
ている。ハブ113の内部と連通する封止栓139、139'は前
壁と後壁との間に介装されており、このように位置を設
定することは、両側から操作できることから特に好都合
である。封止栓139、139'は、解剖学上空洞へと、或い
はそこから別の流体を供給したり、吸い出すのに用いて
も良い。何れかの封止栓、例えば封止栓139は、解剖学
上空洞に流体を供給するのに用い、他方の封止栓139'を
解剖学上空洞から流体を吸い出すのに用いても良い。内
視鏡用門口110と弁機構112の作用は、内視鏡用門口10と
弁機構12とについて説明したのと同様であり、種々に寸
法の挿通器具ないしその他の挿通器具や物体を弁機構11
2の通路138やルーメン128を介して挿通したり、取り出
したりすることができる。嚢体136は通常、図4に示す
ように圧縮自在材料に満たされて膨脹状態にあり、通路
138は閉塞されていて、流体の流れを阻止するシールを
醸し出している。空気を圧縮自在材料として用いる場合
では、嚢体としては当初は収縮状態になっているが、使
用時に膨脹させるようにしても良い。図3と図5とにお
いて示した器具Iの如くの器具ないし物体を挿入する
と、嚢体136内の材料が圧縮されることになり、それに
伴って通路138が、器具Iを受け入れるのに必要な寸法
まで開く。こうして通路138に器具Iを挿通させると、
嚢体136は器具の形状に馴染んでシールを醸し出す。弁
機構112から器具Iを引き抜くと、通路138は閉塞して、
弁機構を介して流れようとする流体を阻止するシールを
形成する。空気を用いると共に、それに伴って送気球14
3を用いている場合では、嚢体136から空気を選択的に抜
き出すことにより、嚢体の外形の大きさを制限すること
ができ、それにより手術医による把持に適した形に保て
ると共に、比較的寸法の大きい物体を弁機構を介して挿
入したり、取り出したりすることができる。
本発明による弁機構を含む内視鏡用門口の別の変形例
を図6において210と212とでそれぞれ示す。内視鏡用門
口210は内視鏡用門口10と類似であって、互いに対峙す
る長手縁部231により形成される長手スリット230を有す
るスリーブ214を備えている。各長手縁部231は、その長
手方向に沿って複数の歯形233を有するように波状加工
が施されており、それぞれの縁部231の歯形233は互いに
噛み合って、スリーブ214のミスアラインメントを防ぐ
べく閉鎖している。弁機構212は、嚢体236と、該嚢体23
6に配置した背柱部材ないし枝木部材237とからなり、こ
の嚢体236は圧縮自在材料が予め充填されたものであっ
ても良いし、又は、圧縮自在材料が使用時に供給される
ようなものであっても良い。嚢体236は、膨脹状態にあ
ると截頭円錐形ないし乳首状の外形を呈して、その内部
に通路238に連なる漏斗状凹所263を形成している。この
嚢体236の後端は外側へ末広がり状になっていて、嚢体
を担持するハウジング225の壁部に連結されている。内
部通路238は、ハウジング225の前壁224と後壁232にそれ
ぞれ形成されている孔226と開口234とに調芯されてい
る。背柱部材237は、嚢体236が単一の内室を有するもの
であれば、この嚢体の内室を部分的に占有するように嚢
体236内に嵌装されている、或いは、嚢体236が複数の内
室を有するものであれば、当該内室の一部ないし全てを
占有するように嵌装しても良い。図6に示したように、
嚢体236には単一の内室があり、背柱部材237がこの嚢体
の内室を部分的に占有すべく嵌装されている。背柱部材
237は截頭円錐形ないし乳首状の形をしており、その外
側に向かって末広がりした後端は嚢体236の外形状にあ
わせてある。この背柱部材237の後端は、その前端と一
体化されていてもよく、或いはそれとは別になっていて
もよく、前端の材料と同一材料で構成しても良いし、又
は異なった材料で構成しても良い。背柱部材237は、ハ
ウジング225の一部に固定しても良く、図6において
は、外側に末広がりした背柱部材の後端は、嚢体236を
担持するハウジング225の壁に取り付けられている。ハ
ウジング225への背柱部材237の固定を容易化するため
に、少なくともハウジングに連結する背柱部材の部分を
剛性のある、或いはほぼ剛性のある材料もしくは半剛性
の材料で構成するのがよい。図6に示したように、背柱
部材237はそれ自体全体が、スポンジ材の如くの圧縮自
在な中実材料で形成されている。この背柱部材237の形
状と構造については、それが通路238を圧縮すべく嚢体
を案内ないし付勢すると共に、通路に沿って外圧を作用
させると弁機構を開くようなものであれば、どのように
してもよい。例えば、背柱部材237を図示のように圧縮
自在中実材料で構成し、圧縮自在流体ないしバネない
し、スプリングアームやコイルバネの如きのその他の機
械的付勢装置を用いて通路を閉塞するように嚢体を案内
する構成にしても良い。背柱部材237の形状や構成に応
じて、嚢体236は、膨脹状態にあれば通路238を圧縮して
嚢体を膨らませることなく弁機構212をシールすべく案
内されていてもよく、その場合、通路を閉塞して物体と
協働してシールを醸し出すのに、嚢体と背柱部材だけを
利用するようにしても良い。嚢体236は、使用時には空
気が充填されるように構成されており、この嚢体に空気
を供給したり、抜き取ったりするために、それぞれの送
気球242、243が嚢体236の内部と連通した状態で設けら
れている。
内視鏡用門口210と弁機構212の作用は前述したのと類
似している。嚢体236は通常、収納状態になっており、
その時での背柱部材237は、嚢体をして通路238を閉塞す
るように当該嚢体を案内している。通路238に連なる凹
所263がテーパーしていることから、器具ないし物体の
通路238への挿入が容易である。通路238に入れるべき物
体の大きさにもよるが、背柱部材237は嚢体を膨らませ
る必要なく嚢体236を以て物体にシール状態で接触する
のに充分である。挿入したり、抜き出すべき物体が非常
に小さくて、背柱部材237だけで充分なシール状態が得
られない場合、或いは、もっと大きなシール力が必要な
場合では、送気球242を介して嚢体236を膨脹状態へと膨
らませても良い。弁機構212から物体を取り出すと、背
柱部材237は嚢体236を案内して通路238を閉塞し、かく
て弁機構がシールする。
本発明による内視鏡用門口に用いる弁機構の変形例を
図7において312を以て示す。この弁機構312は、膨脹状
態にあっては截頭円錐形の外観と呈すると共に、その後
端がフランジ347に連結されている嚢体336からなる。端
フランジ347は環形状であってもよく、構成のある、又
はほぼ構成のある材料ないし半剛性材料で構成して弁機
構のハウジング内での取付けを容易化する、或いは弁機
構それ自体をハウジングとして利用できるようにしても
良い。端フランジ347には、弁機構を介して挿入ないし
抜き取りすべき器具ないし物体の種々の寸法に適った大
きさの開口334が形成されている。嚢体336には圧縮自在
材料が充填されており、特に図7においては、スポンジ
材が充填されている。この嚢体336には背柱部材337が配
置されていて、開口334と調芯する通路338を閉塞すべく
嚢体を案内している。この背柱部材337は、開口334を取
り囲むように配置され、一端が端フランジ345に連結さ
れた複数のスプリングアーム349からなる。スプリング
アーム349は通路338側へと内側に付勢されていて、嚢体
336をして通路を閉塞するようになっていると共に、弁
機構を介して物体が挿入ないし取り出されると、それ自
体の弾性力に抗して外方に拡張するようになっている。
例えば弾性体ないしゴムの如くの伸縮自在材料からなる
一つか又はそれ以上のバンド351よりなる外部圧縮装置
を嚢体336の外周に装架して、通路338を閉塞ないし圧縮
すべく嚢体を更に付勢するが、その通路を介して物体を
挿入したり、取り出したりする際には嚢体の膨脹を許容
するようにしても良い。
弁機構312の作用は前述したのと類似しており、弁機
構は通常膨脹状態にあって、背柱部材337と外部圧縮装
置351とが通路338を閉塞すべく嚢体336を案内してい
る。通路338に物体を挿入すると、物体からの外圧が作
用して嚢体336の素材が圧縮され、また、スプリングア
ーム349が通路から外側へと押しやられるので、通路は
開くようになる。通路338に物体が入ってしまうと、ス
プリングアーム349による内側への付勢力と、通路側へ
と作用している圧縮装置351の圧縮力とにより、嚢体と
物体との間にシールが醸し出される。尚、この嚢体336
には圧縮自在材料を供給する必要はなく、また、背柱部
材337のみを、嚢体をして通路338を圧縮すると共に、嚢
体とシール状態で物体を受け入れるように当該通路を開
けるのに用いているのは明らかである。
本発明による弁機構を含む内視鏡用門口のまた別の変
形例を図8において410と412とでそれぞれ示す。図示の
内視鏡用門口410は、その近位端418が弁機構412を構成
する嚢体436に連結され、嚢体436の内部と連通するルー
メン428を有するスリーブ414よりなる。このスリーブ41
4は、その内部に形成したチャンネル457と連通する封止
栓439を有するハブ413における開口を延在している。弁
機構412は内視鏡用門口410のハウジング425を形成して
いると共に、通路438が形成されている嚢体436からな
り、この通路438は嚢体の後端に取り付けた端壁459にお
ける開口434とルーメン428とに調芯されている。嚢体43
6は、一つか又は複数の内壁、隔壁ないし膜461からな
り、この膜461は、通路438に対して角度をなして、半径
方向かつ直交する方向に種々の態様で配置されている。
図8に示すように、嚢体436は、通路438に連なる漏斗状
凹所463を形成すべく端壁459から通路438にかけて遠位
側方向へテーパーた内膜461を含んでいる。この嚢体436
には圧縮自在材料が充填されていて、通常は膨脹状態に
ある。図8に示したところでは、凹所463を省く嚢体436
の内部には、ゲル材が充填されている。膨脹状態での嚢
体436は種々の外形状を呈するようにしても良いが、図
示の場合では、円筒形を呈している。端壁459として
も、嚢体436の形状に応じて種々の形状にしても良い
が、図示の場合では円形になっている。
内視鏡用門口410と弁機構412の作用は前述したのと類
似しており、嚢体412は通常膨脹状態にあって、通路438
を閉塞していると共に、手術医による把持のために円筒
形のハウジング425を形成している。凹所463はテーパー
状をなしているから、開口434を介して通路438へと物体
を挿入するのは容易であり、このように挿入されると通
路は開いて嚢体とシール状態を保ちながら物体を受け入
れるようになる。解剖学上空洞への流体の供給や抜き取
りは封止栓439を介して行われる。
本発明による内視鏡用門口に用いる弁機構の別の変形
例を図9において512を以て示すが、この弁機構512は、
嚢体から材料を抜き取ることなく、当該弁機構の通路を
開けるのに要する力を減少させている点で特に望ましい
ものである。この弁機構512は、圧縮自在材料が供給さ
れるようになっていると共に、通路538を中心として同
心配置した、従って同心配置の内室を有する複数の膜な
いし隔壁561からなる。圧縮自在材料は膜561間に供給さ
れて内室を充填するようになっている。
弁機構512の操作方法について説明すれば、この弁機
構は通常膨脹状態になっているが、その時、内室には圧
縮自在材料が充填しているから嚢体538が通路538を閉塞
している。物体を通路538に挿入すると、通路は、先ず
最内側の内室を充填している材料の圧縮から始まって漸
次開くので、物体を受け入れるために通路を開けるのに
必要な力を減少させることができる。
本発明による内視鏡用門口に用いる弁機構のまた別の
変形例を図10において612を持って示す。この弁機構612
は、膨脹状態にあってはハート形状を呈して、後端に通
路638への器具の挿入を容易にするテーパー状凹所663が
形成されている嚢体636からなる。嚢体636には背柱部材
637が設けられており、この背柱部材637は、嚢体636内
に配置されていて、複数の湾曲したスプリングアーム64
9を備えている。スプリングアーム649は、一端を以て嚢
体636の外部の内表面に沿って連結されて、通路を形成
している嚢体の内部と接触するように通路638へと遠位
側ないし前方方向に内側に湾曲延在している。このスプ
リングアーム649は、嚢体636が通常図示のようにハート
形状を呈して、通路638を閉塞ないし圧縮して弁機構を
シールするように、嚢体636を付勢している。適当な数
のスプリングアームを用い、またスプリングアームを適
当に配置することにより、嚢体の外形状を保ち、通路63
8を圧縮すると共に、物体の挿入に伴って当該通路が開
くようにするのに、背柱部材637だけを利用することが
できる。しかし、所望によっては、図10に示したように
フォーム材とかの圧縮自在材料を嚢体に充填しても良
い。
使用に当たっては、弁機構612は通常、膨脹状態にあ
り、凹所663は器具の挿入が容易になるように通路638へ
向かってテーパーしている。この膨脹状態にあっては、
スプリングアーム649による付勢作用と、圧縮自在材料
が嚢体に供給されている場合ではその材料の圧力の作用
とにより通路638は圧縮されている。器具ないしその他
の物体を凹所663を介して通路638に挿入すると、スプリ
ングアーム649が器具からの外力により外方に押しやら
れるので通路638が開く。かくて通路638に器具が入って
しまうと、器具に作用するスプリングアーム649の付勢
力により通路が器具の周囲で圧縮され、かくて器具と嚢
体636とがシール状態で接触することにより通路が圧縮
される。
本発明による内視鏡用門口に用いる弁機構の更に別の
実施例を図11において712を以て示す。この弁機構712
は、一つか又は複数のチューブ部材765からなる嚢体736
を備えている。図11に示したように、弁機構712は、互
いに一体成形した複数のドーナツ形状のチューブ部材76
5からなり、これらのチューブ部材は弁機構の通路738を
形成するように縦方向に整合されている。そしてチュー
ブ部材765はチャンネル767により相互連結されており、
かかる嚢体へ空気を供給したり、抜いたりするために送
気球742、743が当該嚢体736の内部と連通してそれぞれ
設けられている。所望によっては、チューブ部材765は
互いに独立したものとして、それぞれに空気を供給した
り、それを抜き取ったりする装置を用いても良い。尚、
一つか複数のチューブ部材は弁機構を構成するのに、種
々の態様に位置できるのは明らかである。例えば、図12
に示した弁機構812では、長尺のチューブ865をロール状
に巻いたり、包み込んだり、巻回したり、或いはコイル
状にすることにより、図12に示した弁機構の通路838と
共に形成した嚢体836からなる。チューブ865は、例えば
螺旋状コイル体を形成するとか、種々の態様で巻いても
よく、又は、図示のように単層構造ないし複層構造とな
るようにチューブを包み込んでも良い。
弁機構712の作用は前述したのと同様であり、嚢体736
は通常は、通路738を圧縮して弁機構を閉鎖すべく圧縮
自在材料が供給されている。この通路738は、器具の挿
入に伴って開くようになっているが、その時圧縮自在材
料が器具の周囲に通路を押しつけるから、嚢体736は器
具とシール状態で接触する。
本発明による内視鏡用門口の別の変形例を図13から図
15において810を以て示す。この内視鏡用門口810は、ハ
ウジング838内に設けられて、ルーメン828と開口834と
に調芯した長手弁通路838を形成する嚢体を備えてい
る。嚢体836としては、適当な膨脹自在材料を封筒状に
形成して、種々の器具が弁通路838に挿入されると動き
やすいように構成している。この嚢体836は、医学用途
規格の材料で形成して器具ないし物体が容易に挿通でき
るようにする。しかし、この嚢体は引裂抵抗のある材料
で形成する必要はなく、簡単にすると共に、コスト低減
を計るために、低廉な材料で全体を構成しても良い。
この嚢体836には、例えば空気、水、塩水、ゲルない
しフォームの如くの中実材料ないし圧縮自在材料の如く
の材料が含まれていて、通常は、弁通路838を形成する
嚢体の壁部を閉塞、陥落、封止、もしくは圧縮した大き
さと形状を有しているが、器具を弁通路838に挿入する
とこの器具により嚢体836に外部から圧力ないし力が作
用して弁通路が開くようになっている。従って、嚢体
と、該嚢体内の圧縮自在材料との何れか一方、もしくは
両方により、嚢体の形状、大きさ、構造に応じて弁通路
838が通常閉塞ないし封止されているが、嚢体に外圧が
作用するとそれに応じて嚢体836が一時的に変形ないし
収縮して弁通路838を開けるようになる。嚢体836は、挿
入された器具が弁通路838を通過していると、該弁通路
を形成している壁部と器具との接触に応じて動くないし
反転するようになっている。弁通路に挿通された器具の
動きに付随する嚢体836の動きはどのようなものであっ
てもよく、弁通路838での器具の動きに応じて転動(rol
l)、回転、反転するようなものであっても良い。例え
ば、このような嚢体836の動きを促進するために、弾性
材料やバイアスの何れか一方、又は両方を用いても良
い。嚢体836は、ハウジング825の肩部835とハウジング
の後壁832とにより長手方向に移動しないように拘束さ
れている。嚢体836がハウジング825内にある限り、スリ
ーブ814の開放近位端818は開いているので、通気ガスの
如くの流体がルーメン828を介して解剖学上空洞に供給
できる。この嚢体836の大きさと形状としては必要なも
のにすればよく、例えば、球形、部分球形、ハート形、
円環形、ドーナツ形、円盤形、漏斗形、円錐形、乳首形
などの形状としてもよいが、図14に示した嚢体836は円
環形状を呈している。
内視鏡用門口810のハウジング825は、例えばプラスチ
ック材の如きの適当な材料で形成してもよく、また、図
13に示したように手術医が掴みやすいように前端が拡大
した円筒形以外の形状に形成しても良い。好ましくは、
ハウジング825の少なくとも内表面は、後述にように弁
機構812の動きが容易になるように、なめらかで滑りや
すい材料で形成するのが望ましい。別の方法としては、
或いはハウジングの内表面を滑りやすくするのに加わっ
て、弁機構812の動きを容易にするために、ハウジング8
25の壁部の内表面に転子869を設けても良い。ハウジン
グ825の後壁832には、スリーブ814のルーメン828と調芯
した開口834が形成されているので、このハウジング825
を介して種々の器具を門口810に挿通することができ
る。この開口834の直径ないし外周寸法は、閉塞状態で
のルーメンの直径よりも大きい器具ないし物体を受け入
れられるようにするためにも、当該ルーメン828の直径
よりも大きくしてある。ハウジング825には、前壁824か
ら近位側に隔てたところにおいて内壁ないし肩部835が
形成されており、弁機構812はこの肩部835とハウジング
の後壁832との間に収まっている。肩部835はハウジング
825の上壁と下壁とから内側に延在していると共に、図1
3に示したように前壁824と平行に延在しているが、必ず
しも平行に延在させる必要はない。肩部835がハウジン
グの上壁と下壁とから内側に延在する距離は、弁機構81
2を拘束するのに充分であると共に、後述のように器具
が弁機構に挿入されると、当該弁機構が長手方向に動く
のを防ぐのに充分な距離となっている。好ましくは、肩
部835は、ハウジングの上壁と下壁とから内側に延在し
て、ハウジング825を貫通する、ルーメン828よりも大き
い器具ないし物体が通過し得る大きさの開口871を残し
て終端している。所望によっては、後述のように種々の
器具が弁機構812に挿通されると、それに伴って弁機構8
12が反転しない転動しやすくするために、肩部835を近
位側へ傾斜させるか、又は、近位側へ傾斜したフランジ
を肩部835に設けても良い。また、ハウジング825の形状
に応じて、ハウジングの前壁と後壁ないし肩部との間の
如くの個所において嚢体836を種々の態様でハウジング8
25に収納させても良い。ハウジング825の内部と連通す
る封止栓の如くの弁839を設けて、ルーメン828を介して
解剖学上空洞に流体を供給したり、そこから抜いたりで
きるようにしても良い。この弁839は、図13に示したよ
うにハウジング825を掴んでいる手術医の手で操作がし
やすくなるのであれば、ハウジング825のどこに装着し
ても良いが、図示の場合では前壁824と肩部835との間に
装着している。
内視鏡用門口810と弁機構812の操作方法について説明
すれば、圧縮自在材料を嚢体836に充填して、弁通路838
を形成している嚢体の壁部を弁通路838の長手軸と直交
する方向から閉塞ないし陥落させ、これにより図13に示
すように弁通路838の全長に亙ってシールを醸し出して
弁機構812での流体の流れを阻止する。尚、図13での弁
通路838は、当該弁通路の在処を図示するために僅かだ
け開いているものとして図示してある。嚢体836は、肩
部835とハウジングの後壁832との間にあって、長手方向
に移動しないようになっている。ハウジングの後壁832
の開口834は嚢体836により塞がれているが、スリーブ81
4の近位端818は嚢体で塞がれていないので、弁839を介
して解剖学上空洞に流体を供給したり、そこから抜き出
すことができる。トロカール、栓子、針の如くの、解剖
学上空洞の壁を穿刺し得る先鋭端を有する挿通器具の如
くの器具Iを、弁通路838に挿入してスリーブ814へと挿
通する。図14と、ハウジング825を図示していない図15
とに示すように、弁通路838へ器具Iを挿入すると嚢体8
36に外圧が作用し、それに伴っての謡836が、弁通路838
を開けるべく一時的に変形する。器具Iを弁通路838に
沿って前方ないし遠位側へ挿入してスリーブ814へと挿
通していると、弁通路838の全長に亙って圧縮シール力
が作用して嚢体836がシール状態で接触する。尚、図14
と図15においては、器具Iの挿入ないし移動方向を矢印
で示す。挿入方向への弁通路838における器具Iの移動
の結果、嚢体836が器具Iをシール状態で囲繞している
ことから、図14と図15において矢印で示したように嚢体
836が連続転動、回転ないし反転運動を行うようにな
る。また、挿入方向へ器具Iを移動させると、嚢体836
の通路を形成している部分ないし壁部841が遠位側ない
し前方へ移動するから弁通路838は前端ないし遠位端で
反転し、それにより嚢体836が転動ないし回転して弁機
構での器具の移動を促進する。挿入方向へ壁部841が移
動すれば、壁部841とは反対側の嚢体836の壁部875が図1
4に示したように壁部841の移動方向とは反対方向に移動
する。このように嚢体836が器具Iと共に移動するか
ら、嚢体836を引き裂いたり、それに引っかかったり、
突っ込むようなことなく、弁機構812を介して器具Iを
移動、引いては貫通させることができ、その際嚢体836
は器具Iをシールした状態で包み込んでいる。器具Iが
弁通路838を貫通すると、嚢体836は、器具Iをシールし
た状態で包み込んでいると共に、弁通路838に沿って器
具Iに対応した形状になっており、かかるシールにより
弁機構812の弁通路838を介して流体が流入出するような
ことはない。
図示のように器具Iが挿通器具であれば、当該器具I
は解剖学上空洞の壁を穿刺するのに用いることができ、
その際、器具の先鋭端を解剖学上空洞内に位置決めすべ
く、近位端818を外側に臨ませてスリーブ814ごと空洞壁
を貫通させて器具の先鋭端をスリーブの遠位端816から
解剖学上空洞内へと外方に突出させる。このようの挿通
させている時と挿通器具を定置させている間、弁機構81
2を介しての空洞からの流体の流れや、空洞への流体の
流れは、嚢体836と挿通器具Iとの間のシール作用によ
り阻止されている。弁839を用いた場合では、解剖学上
空洞へ流体を供給することができるものの、弁機構812
を介して流出するようなことはない。スリーブ814の遠
位端816が解剖学上空洞内に臨んだ後に挿通器具Iを引
き抜くと、内視鏡用門口810はそのまま残って内視鏡用
門口810から挿通器具Iだけを引き抜くことができる。
尚、挿入方向とは反対方向に弁機構812を介して器具I
を引き抜くと、嚢体836も挿入時とは反対方向に回転し
て弁通路838の後端が反転するようになる。挿通器具I
を引き抜いた後では、嚢体836は元の形状ないし状態に
復帰し、弁通路838も自動的に閉塞して内視鏡用門口810
を封止する。内視鏡用門口810のルーメン828には、種々
の寸法の器具が解剖学上空洞へと挿通でき、その際嚢体
836は器具の挿入に応じて、当該器具を受け入れるのに
充分な大きさと形状になるまで弁通路838を開くべく、
器具から作用する外圧に応じて変形ないし収縮する。
尚、単一の弁通路838が嚢体836とシール状態を保ちな
がら器具を受け入れるのに充分な大きさまで開くことか
ら、種々の寸法の器具を内視鏡用門口を介して解剖学上
空洞に挿通できるのは明らかである。スリーブ814が器
具ないし物体の直径方向ないし横方の外側に閉鎖状態か
ら拡張できるようになっていることから、ルーメン828
の直径よりも大きい器具も解剖学上空洞へ挿通でき、組
織ないし物体も解剖学上空洞から取り出せる。スリーブ
814が閉鎖状態にあると、縁部831は互いに当接している
か、或いは最小限の隙間を残して離間しており、スリー
ブ814が拡張すると、縁部831が互いに離間するか、又
は、両者間の間隙が広がってルーメン828をして器具な
いし物体を受け入れるのに充分な大きさまで拡張する。
嚢体836はハウジング825内に拘束されているものとし
て図示してある。しかし、嚢体836は、弁通路を伸張し
て、比較的長いシールを醸し出すと共に、弁通路を延在
する器具に対する支持体を得るために、遠位側へと延び
るようにしても良い。このためには、嚢体に、門口のス
リーブへと部分的又は全体が延在する乳首部を設ける。
嚢体の壁部が器具と共に動くように嚢体を構成すること
により、弁機構812に対する引き裂きやその他の損傷を
最小限にする一方、器具の通過に対する抵抗が最小限で
あるから、直径の異なる器具をシール状態で係合できる
弁を構成するのに弾性ないしその他の可撓性材料を用い
ることができる。
本発明による内視鏡用門口のまた更に別の変形例を図
16から図18にいて910を以て示す。内視鏡用門口910は、
その内視鏡用門口910の弁機構912が門口スリーブ914内
へと延在している点を省けば、内視鏡用門口810を類似
している。弁機構912は、ハウジング925にあって、長手
方向に弁通路938を有する嚢体936からなる。嚢体936
は、門口スリーブ914へと開口971と孔926とを貫通延在
する細長い遠位側延長部977を備えている。延長部977は
乳首状の形状であってもよく、その部分もしくは全体が
門口スリーブ914に延在して、当該スリーブに挿入され
る器具との間でシールを醸し出すようになっている。従
って、弁通路938と当該弁通路938を形成する壁部941と
は、門口スリーブ914内へと延在してその門口スリーブ9
14の一部又は全長に亙って器具ないし物体との間でシー
ルを形成する。
内視鏡用門口910の作用は、弁通路938を形成する壁部
941が通常は閉塞して図18に示すように弁機構912の長さ
方向に沿ってシールを形成しているが、図16に示すよう
に弁通路938に器具Iを挿入するとその器具により開け
られることから、前述した内視鏡用門口810と同様に作
用する。弁通路938に沿ってスリーブ914へと器具Iを前
方へ挿入するが、その際、嚢体936は弁通路938の沿って
挿入されている器具に密着している。図16において矢印
で示した挿入方向へ器具を挿入すると、延長部977を含
む嚢体936が器具の動きにつれて動く。このように嚢体9
36が器具Iと共に動くと、壁部941が挿入方向に動き、
壁部941とは反対側の壁部975は図17と図18において矢印
で示したように壁部941の動き方向とは反対方向に動
く。この弁機構912では、器具Iを確実にシールして支
持するために、門口スリーブ914の長さに亙って器具I
と密着してシールが得られる。
本発明の弁機構によれば、器具と物体とを受け入れる
単一の弁通路が、当該弁機構をシール状態で挿通されて
いる器具と物体の大きさに対応した種々の寸法まで開く
ようになっている。そこで通常は閉塞しており、その時
には挿通されている器具と密着するように弁通路を構成
することにより、弁機構を介しての流体の流れを、器具
の挿通前のみならず、挿通時や引き抜き時においても阻
止することができる。この弁機構は通常は収縮ないし非
膨脹状態もしくは膨脹状態で提供されるようにしてもよ
く、ハウジング付きもしくはハウジングなしで用いるこ
ともできる。弁機構をハウジングなしもしくはハウジン
グに納めないで用いることにより、内視鏡用門口を、患
者ごとに用いて使い捨てできるように低廉にて製造でき
る。圧縮自在材料を除去して弁機構の外観寸法を制御す
ることにより、剛性ハウジングを用いた場合に見られる
ように内視鏡用門口を介して挿入ないし除去すべき物体
の大きさが限られるようなことはない。圧縮自在材料を
選択的に除去することにより、比較的大きなぶったんを
弁機構を介して挿入ないし除去でき、また、弁機構がハ
ウジングを兼用している場合では、外観寸法を減少させ
ることもできるから、手術医による把持が容易になり、
他方では、弁機構がハウジングに収納されている場合で
は、ハウジングの大きさを減少させることができる。弁
機構の通路を圧縮するに当たっては、弁機構を圧縮自在
材料のみ、背柱部材のみ、外部通路圧縮装置、もしくは
それらの組み合わせと共に用いても良い。弁機構の通路
は挿入されている器具の寸法や形状に馴染むようになっ
ているから、器具としては二本以上を同時に弁機構を挿
入できるばかりではなくて、形状が不規則になっている
器具や物体も挿入できる。外部圧縮装置を用いることに
より、通路を閉塞し、他方では弁機構から通路内の物体
に作用するシール力を増加させるように、弁機構を付勢
ないし案内させることができる。弁機構の通路を開くの
に必要な力は、同心配置の膜を用いて当該通路を漸次開
放するようにすれば、減少させることができる。内視鏡
用門口を拡張自在とすることにより、本発明は、門口の
ルーメンの直径よりも大きい器具や物体を解剖学上空洞
に挿入したり、取り出したりすることができる。
弁通路に挿入した器具の動きに伴って弁機構の嚢体が
転動、回転ないし反転運動することから、弁機構による
器具の保持性が向上し、また、嚢体の引き裂き、引っか
かり、突っ込みを防いで円滑に挿入できる。挿入されて
いる器具と共に弁機構の嚢体が動くことから、挿入時や
抜き取り時に器具による嚢体の損傷なしで、強力な圧縮
ないしシール力を利用することができる。
本発明には種々の改変、変形などが考えられることか
ら、前述し、添付図面に示したものは単に例示のために
挙げらものにすぎず、本発明を限定するものではない。

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解剖学上空洞の壁を貫通して該空洞との連
    通を確立するための内視鏡用門口であって、 前記空洞内に位置決めする開放遠位端と前記空洞の外側
    に臨む開放近位端とを有していて、前記空洞壁を貫通し
    て挿入されるようにした長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブの開放近位端近傍に配置された弁機構
    であって、該弁機構を貫通延在する通路を有していて、
    該通路を経て前記門口スリーブの中に種々のサイズの器
    具を挿入できるようにした嚢体、および、該通路を経て
    挿入される器具に対して該嚢体がシール状態で接触する
    ように該通路を圧縮する該嚢体内の手段を含む弁機構と
    を備えてなる内視鏡用門口。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内視鏡用門口において、
    前記通路は長手軸を有し、前記圧縮手段は、該長手軸と
    ほぼ交わる方向に前記通路を圧縮する手段を有しなる内
    視鏡用門口。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の内視鏡用門口において、
    前記圧縮手段は、前記器具にシール状態で接触させるた
    めに前記嚢体を付勢させる背柱部材を前記嚢体内に有し
    てなる内視鏡門口。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の内視鏡用門口において、
    前記圧縮手段は、前記嚢体内に圧縮自在材料を有してな
    る内視鏡用門口。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の内視鏡用門口において、
    前記背柱部材は圧縮自在材料で作製されてなる内視鏡用
    門口。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の内視鏡用門口において、
    前記背柱部材はバネを有してなる内視鏡用門口。
  7. 【請求項7】請求項4に記載の内視鏡用門口において、
    前記圧縮自在材料は圧縮性流体を含むことよりなる内視
    鏡用門口。
  8. 【請求項8】請求項4に記載の内視鏡用門口において、
    前記圧縮自在材料は固体の圧縮自在材料を含むことより
    なる内視鏡用門口。
  9. 【請求項9】請求項4に記載の内視鏡用門口において、
    前記嚢体の外部周辺に配置され、前記通路を狭めるため
    に前記嚢体を付勢させる手段を更に備えてなる内視鏡用
    門口。
  10. 【請求項10】請求項4に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記通路を狭めるために前記嚢体を案内する背柱部
    材を前記嚢体内に更に有してなる内視鏡用門口。
  11. 【請求項11】請求項4に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体に接続され、前記嚢体に前記圧縮自在材料
    を供給する手段を更に備えてなる内視鏡用門口。
  12. 【請求項12】請求項4に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は前記通路を形成する部分を含み、前記嚢
    体のうち少なくとも該通路形成部分は膨張自在で引裂抵
    抗を有する材料で作製されてなる内視鏡用門口。
  13. 【請求項13】請求項4に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は前記通路を形成する部分を含み、該通路
    形成部分は同心状に配置された膨張自在材料の複数の膜
    で作製されてなる内視鏡用門口。
  14. 【請求項14】請求項9に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記外部の付勢手段は、前記嚢体の周囲に配置され
    た少なくとも一つの伸縮自在材料製バンドを含むことよ
    りなる内視鏡用門口。
  15. 【請求項15】請求項10に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記背柱部材は圧縮自在材料で作製されてなる内視
    鏡用門口。
  16. 【請求項16】請求項10に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記背柱部材はバネを有してなる内視鏡用門口。
  17. 【請求項17】請求項11に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記圧縮自在材料は空気を含み、前記供給手段は送
    気球を含むことよりなる内視鏡用門口。
  18. 【請求項18】請求項13に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記圧縮自在材料を前記膜の間に配置することによ
    り、通常は前記通路を閉じていて、該通路を経て前記器
    具が挿入される際には前記軸にほぼ交わる方向に前記通
    路を漸次開くことができるようになっている内視鏡用門
    口。
  19. 【請求項19】請求項16に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記バネは前記通路を狭めるために付勢している複
    数のスプリングアームを有してなる内視鏡用門口。
  20. 【請求項20】解剖学上空洞の壁を貫通して該空洞との
    連通を確立するための内視鏡用門口であって、 前記空洞内に位置決めされる開放遠位端と前記空洞の外
    側に臨む開放近位端とを有していて、前記空洞壁を貫通
    して挿入されるようにした長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブの近位端近傍に配置された弁機構であ
    って、種々のサイズの器具を該弁機構を介して挿入する
    ことを許容する通路を有している嚢体を含み、該嚢体に
    圧縮自在材料を充填することにより、該弁機構を介して
    挿入される器具のサイズに前記通路を適合させて、流体
    が該弁機構を介して通過するのを防止する弁機構とを備
    えてなる内視鏡用門口。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記材料の少なくとも一部を前記嚢体から除去する
    手段を更に備えてなる内視鏡用門口。
  22. 【請求項22】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、前記材料が充填されたときに外科医が
    握るための形状を有してなる内視鏡用門口。
  23. 【請求項23】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブの近位端に装着されたハウジング
    を更に備え、前記嚢体が該ハウジング内に配置されてい
    ることよりなる内視鏡用門口。
  24. 【請求項24】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、前記材料で充填されたときに円環状の
    外形を有してなる内視鏡用門口。
  25. 【請求項25】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、前記材料で充填されたときに乳首状の
    外形を有してなる内視鏡用門口。
  26. 【請求項26】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、前記材料で充填されたときに通常は前
    記通路を閉じていて、前記弁機構を介した器具の挿入を
    容易にするために閉塞状態のときに前記通路に向かって
    先が次第にテーパーした凹所が形成された外形を有して
    なる内視鏡用門口。
  27. 【請求項27】請求項26に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、前記材料で充填されたときにハート状
    の外形を有してなる内視鏡用門口。
  28. 【請求項28】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は、螺旋状に巻かれたチューブ材から作製
    されてなる内視鏡用門口。
  29. 【請求項29】請求項20に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブは、長手軸を持っていて、該軸に
    ほぼ交わる方向に前記門口スリーブを通って膨張可能な
    ルーメンを有してなる内視鏡用門口。
  30. 【請求項30】解剖学上空洞の壁を貫通して該解剖学上
    空洞との連通を確立するための内視鏡用門口であって、 前記空洞壁を貫通して挿入されるようにした長尺状筒形
    門口スリーブであって、前記解剖空洞内に位置決めされ
    る開放遠位端、前記空洞の外側に臨む開放近位端、およ
    び、該遠位端から該近位端まで延在し該門口スリーブの
    内径よりも大きい器具を受け入れるために大きさが拡張
    自在であるルーメンを有している門口スリーブと、 前記門口スリーブの開放近位端近傍に配置された弁機構
    であって、該弁機構を貫通する単一の通路を有し、該弁
    機構に対してシール状態で該通路を経て前記門口スリー
    ブ内に前記器具を挿入することを許容するために前記ル
    ーメンと同一の広さにまで該通路が開かれる弁機構とを
    備えてなる内視鏡用門口。
  31. 【請求項31】請求項30に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブは長手軸を持っていて、前記ルー
    メンは該軸にほぼ直交する方向に拡張自在であることよ
    りなる内視鏡用門口。
  32. 【請求項32】請求項31に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記ルーメンは直径方向拡張自在であることよりな
    る内視鏡用門口。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブは伸縮自在材料から作製されてな
    る内視鏡用門口。
  34. 【請求項34】請求項32に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブは、前記ルーメンの膨張を許容す
    るために長さ方向に前記遠位端から前記近位端までスリ
    ットが設けられてなる内視鏡用門口。
  35. 【請求項35】請求項34に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記スリットは、対向する長さ方向の縁部によって
    形成されており、前記門口スリーブは、前記ルーメンが
    膨張せずに前記両縁部が実質的に互いに隣接している閉
    塞位置から前記ルーメンが膨張して前記縁部が互いによ
    り遠く離れている開位置までの間で移動自在となってい
    ることよりなる内視鏡用門口。
  36. 【請求項36】請求項35に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記両縁部に沿って延在する複数の歯を更に備え、
    該歯は前記閉塞位置において互いにかみ合うように配列
    されていることよりなる内視鏡用門口。
  37. 【請求項37】解剖学上空洞の壁を貫通して該空洞との
    連通を確立するための内視鏡用門口において、 前記空洞内に位置決めする遠位端と前記空洞の外側に臨
    む近位端とを有していて、前記空洞壁を貫通して挿入さ
    れるようにした長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブの近位端近傍に配置された弁機構であ
    って、貫通する弁通路を有する嚢体を含み、該弁通路は
    通常は閉じられているが該弁通路を経て前記門口スリー
    ブ内に挿入される器具によって可変的に開かれ、前記嚢
    体は該弁通路を形成する壁を有し、該壁は前記器具と接
    触することにより移動自在となって前記器具が該弁機構
    を通過するときに前記器具とともに移動する弁機構とを
    備えてなる内視鏡用門口。
  38. 【請求項38】請求項37に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体は圧縮性材料で充填されており、該圧縮性
    材料は、前記弁通路とシール状態で接触している前記器
    具の周囲で前記弁通路が圧縮されるようにして、前記弁
    通路とシール状態で接触している種々のサイズの器具を
    受け入れるために前記弁通路を種々のサイズに開くこと
    を許容することよりなる内視鏡用門口。
  39. 【請求項39】請求項37に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブの近位端に配置されたハウジング
    を更に備え、前記嚢体の長手方向の動きが前記ハウジン
    グ内に限定されていることよりなる内視鏡用門口。
  40. 【請求項40】解剖学上空洞の壁を貫通して該空洞との
    連通を確立するための内視鏡用門口であって、 前記空洞との連通を確立するために前記空洞壁を貫通し
    て挿入されるルーメンを内部に有する長尺状筒形門口ス
    リーブと、 前記門口スリーブ内で前記ルーメンと結合された弁機構
    であって、前記空洞に導入される器具が通過できるよう
    にする弁通路を形成する壁を有する嚢体を含み、該嚢体
    は、前記弁通路が通常は閉じた状態であり前記弁通路が
    前記器具のサイズに適合して前記器具とシール状態で接
    触することにより流体の通過を防止できるようにする材
    料で充填されており、該弁機構を介して前記器具が移動
    するときに、前記弁通路を形成する前記嚢体壁が前記器
    具と接触することによって反転する弁機構とを備えてな
    る内視鏡用門口。
  41. 【請求項41】請求項40に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記門口スリーブの近位端に配置されたハウジング
    を更に備え、前記嚢体が該ハウジング内に配置され、該
    ハウジングは前記嚢体の長さ方向の変位を制限する壁を
    有してなる内視鏡用門口。
  42. 【請求項42】請求項41に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記ハウジングは後壁および該後壁から遠位方向に
    離れて配置された内部肩部を有しており、前記嚢体は、
    前記嚢体の長さ方向の変位を抑止するために該後壁と該
    肩部との間に配置されてなる内視鏡用門口。
  43. 【請求項43】請求項41に記載の内視鏡用門口におい
    て、前記嚢体を変形自在とすることにより前記弁通路内
    の種々のサイズの器具に前記弁通路を適合させることよ
    りなる内視鏡用門口。
JP6522382A 1993-03-31 1994-03-31 内視鏡下で用いる内視鏡用門口とそのための方法 Expired - Lifetime JP2716588B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/040,560 US5389080A (en) 1990-07-26 1993-03-31 Endoscopic portal for use in endoscopic procedures and methods therefor
US40,560 1993-03-31
US08/040,560 1993-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08510137A JPH08510137A (ja) 1996-10-29
JP2716588B2 true JP2716588B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=21911662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6522382A Expired - Lifetime JP2716588B2 (ja) 1993-03-31 1994-03-31 内視鏡下で用いる内視鏡用門口とそのための方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5389080A (ja)
EP (1) EP0691824A4 (ja)
JP (1) JP2716588B2 (ja)
CA (1) CA2159012C (ja)
WO (1) WO1994022357A2 (ja)

Families Citing this family (132)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5395342A (en) 1990-07-26 1995-03-07 Yoon; Inbae Endoscopic portal
US5478318A (en) * 1990-07-26 1995-12-26 Yoon; Inbae Multiluminal endoscopic portal
US5540711A (en) * 1992-06-02 1996-07-30 General Surgical Innovations, Inc. Apparatus and method for developing an anatomic space for laparoscopic procedures with laparoscopic visualization
US5460616A (en) * 1994-04-19 1995-10-24 Cordis Corporation Catheter introducer with fluid chamber valve
US7033339B1 (en) 1998-05-29 2006-04-25 Becton Dickinson And Company (Part Interest) Self sealing luer receiving stopcock
SE9500419L (sv) * 1995-02-07 1996-08-08 Bo S Bergstroem Slitstroakar
US5997515A (en) 1995-05-19 1999-12-07 General Surgical Innovations, Inc. Screw-type skin seal with inflatable membrane
US5545179A (en) * 1995-07-21 1996-08-13 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Endoscopic access assembly
US5814026A (en) * 1996-03-19 1998-09-29 Yoon; Inbae Endoscopic portal having a universal seal and methods for introducing instruments therethrough
US5788676A (en) * 1996-03-25 1998-08-04 Yoon; Inbae Endoscopic portal having multiple universal seals and method of introducing instruments therethrough
US5882345A (en) * 1996-05-22 1999-03-16 Yoon; Inbae Expandable endoscopic portal
US5925064A (en) * 1996-07-01 1999-07-20 University Of Massachusetts Fingertip-mounted minimally invasive surgical instruments and methods of use
US5895376A (en) 1996-10-23 1999-04-20 Mayo Foundation For Medical Education And Research Hemostasis valve, system and assembly
US6165184A (en) * 1996-11-18 2000-12-26 Smith & Nephew, Inc. Systems methods and instruments for minimally invasive surgery
EP1006888B1 (en) * 1996-11-18 2006-03-15 University of Massachusetts Systems and instruments for minimally invasive surgery
US6558321B1 (en) 1997-03-04 2003-05-06 Dexcom, Inc. Systems and methods for remote monitoring and modulation of medical devices
US6741877B1 (en) 1997-03-04 2004-05-25 Dexcom, Inc. Device and method for determining analyte levels
DE69835498T2 (de) 1997-05-20 2007-03-29 Baxter International Inc., Deerfield Nadelloses kupplungsstück
US5957898A (en) 1997-05-20 1999-09-28 Baxter International Inc. Needleless connector
US5779697A (en) * 1997-05-28 1998-07-14 Linvatec Corporation Arthroscopic cannula with fluid seals
US5916198A (en) * 1997-08-05 1999-06-29 Femrx, Inc. Non-binding surgical valve
AU6325798A (en) * 1997-11-12 1999-05-31 Stereotaxis, Inc. Intracranial bolt and method of placing and using an intracranial bolt to position a medical device
US6004303A (en) * 1997-12-10 1999-12-21 Phillips Plastics Corporation Choker catheter
US6197002B1 (en) 1997-12-10 2001-03-06 Phillips Plastics Corporation Laparoscopic tool and method
US6042573A (en) * 1997-12-11 2000-03-28 Smith & Nephew, Inc. Surgical valve
US6511512B2 (en) * 1998-04-10 2003-01-28 Ossur Hf Active shock module prosthesis
WO2000018448A2 (en) * 1998-09-30 2000-04-06 A-Med Systems, Inc. Method and apparatus for preventing air embolisms
EP0993839B1 (en) * 1998-10-13 2004-09-22 Terumo Kabushiki Kaisha Self-retaining needle assembly and valve element for use therein
US6447489B1 (en) 2000-01-18 2002-09-10 Ethicon Endo-Surgey, Inc. Laparoscopic access tool with gas seal
US20010042702A1 (en) * 2000-04-17 2001-11-22 Stuntz Gordon F. Cycle oil conversion process
US6663598B1 (en) 2000-05-17 2003-12-16 Scimed Life Systems, Inc. Fluid seal for endoscope
US20040204689A1 (en) * 2000-08-14 2004-10-14 Lynn Lawrence A. Catheter and needle assembly with dual sealing
US7473221B2 (en) * 2000-10-19 2009-01-06 Applied Medical Resources Corporation Surgical access apparatus and method
AU2002214595A1 (en) * 2000-10-24 2002-05-06 Sdgi Holdings, Inc. Osteogenic packing device and method
DE10052957C2 (de) * 2000-10-25 2002-12-05 Rubis Outils Sa Pinzette mit Schutzhülle
US6942671B1 (en) * 2000-11-06 2005-09-13 Tyco Healthcare Group Lp Surgical sealing apparatus
EP1416981B1 (en) * 2001-08-14 2013-07-24 Applied Medical Resources Corporation Access sealing apparatus
US6958037B2 (en) * 2001-10-20 2005-10-25 Applied Medical Resources Corporation Wound retraction apparatus and method
US7052454B2 (en) * 2001-10-20 2006-05-30 Applied Medical Resources Corporation Sealed surgical access device
US6908459B2 (en) 2001-12-07 2005-06-21 Becton, Dickinson And Company Needleless luer access connector
US7235062B2 (en) * 2002-01-24 2007-06-26 Applied Medical Resources Corporation Surgical access device with floating gel seal
US7261688B2 (en) * 2002-04-05 2007-08-28 Warsaw Orthopedic, Inc. Devices and methods for percutaneous tissue retraction and surgery
AU2003234272A1 (en) * 2002-04-26 2003-11-10 Taut, Inc. Floating seal assembly for a trocar
US20040066008A1 (en) * 2002-10-04 2004-04-08 Smith Robert C. Introducer seal assembly
US7632250B2 (en) 2002-05-10 2009-12-15 Tyco Healthcare Group Lp Introducer seal assembly
EP2363105B1 (en) 2002-06-05 2014-01-08 Applied Medical Resources Corporation Wound retractor
US7473222B2 (en) * 2002-06-26 2009-01-06 Warsaw Orthopedic, Inc. Instruments and methods for minimally invasive tissue retraction and surgery
US6945933B2 (en) 2002-06-26 2005-09-20 Sdgi Holdings, Inc. Instruments and methods for minimally invasive tissue retraction and surgery
US20050159793A1 (en) * 2002-07-02 2005-07-21 Jackson Streeter Methods for treating macular degeneration
WO2004045386A2 (en) * 2002-11-19 2004-06-03 Gmp Cardiac Care, Inc. Hemostasis valve and a method of using the hemostasis valve
US8100828B2 (en) 2002-11-23 2012-01-24 George Frey Distraction and retraction system for spinal surgery
US7811293B2 (en) * 2003-01-31 2010-10-12 Philip J. Simpson System and method for rapid placement of chest tubes
US20050020884A1 (en) 2003-02-25 2005-01-27 Hart Charles C. Surgical access system
US7736300B2 (en) * 2003-04-14 2010-06-15 Softscope Medical Technologies, Inc. Self-propellable apparatus and method
WO2004096295A2 (en) 2003-04-25 2004-11-11 Tyco Healthcare Group Lp Surgical access apparatus
JP2007516860A (ja) 2003-08-06 2007-06-28 アプライド メディカル リソーシーズ コーポレイション 非粘着性ゲル付き外科用器具及び製造方法
US7163510B2 (en) 2003-09-17 2007-01-16 Applied Medical Resources Corporation Surgical instrument access device
JP3864344B2 (ja) * 2003-12-05 2006-12-27 フジノン株式会社 内視鏡の挿入補助具
US7344495B2 (en) * 2004-01-27 2008-03-18 Arvik Enterprises, Llc Surgical retractor apparatus for use with a surgical port
US7195592B2 (en) 2004-01-27 2007-03-27 Sundaram Ravikumar Surgical retractor apparatus for use with a surgical port
US7025721B2 (en) * 2004-01-29 2006-04-11 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscope channel cap
US7434325B2 (en) 2004-07-26 2008-10-14 Warsaw Orthopedic, Inc. Systems and methods for determining optimal retractor length in minimally invasive procedures
US8241251B2 (en) 2004-08-25 2012-08-14 Tyco Healthcare Group Lp Gel seal for a surgical trocar apparatus
US8062214B2 (en) * 2004-08-27 2011-11-22 Smith & Nephew, Inc. Tissue resecting system
US20060149137A1 (en) * 2005-01-05 2006-07-06 Applied Medical Resources Corporation Easily placeable and removable wound retractor
US7608082B2 (en) * 2005-01-06 2009-10-27 Tyco Healthcare Group Lp Surgical seal for use in a surgical access apparatus
US7582071B2 (en) * 2005-03-28 2009-09-01 Tyco Healthcare Group Lp Introducer seal assembly
EP2272449B1 (en) 2005-10-14 2012-01-18 Applied Medical Resources Corporation Split hoop wound retractor
US20090018174A1 (en) * 2005-11-08 2009-01-15 Pradip Kumar Bhatnagar Macrolides as anti-inflammatory agents
US7731695B2 (en) 2006-08-25 2010-06-08 Teleflex Medical Incorporated Caged floating seal assembly
JP5226197B2 (ja) * 2006-08-25 2013-07-03 オリンパス株式会社 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置
JP4676953B2 (ja) * 2006-12-21 2011-04-27 株式会社トップ 胃瘻チューブ用トロカール
ES2592719T3 (es) 2007-02-12 2016-12-01 Boston Scientific Limited Tapa de endoscopio
EP2719340B1 (en) * 2007-05-11 2017-02-08 Applied Medical Resources Corporation Surgical retractor
CA2682923C (en) 2007-05-11 2014-10-07 Applied Medical Resources Corporation Surgical retractor with gel pad
CA2631607A1 (en) * 2007-05-22 2008-11-22 Tyco Healthcare Group Lp Surgical portable apparatus with variable adjustment
US7981086B2 (en) * 2007-05-22 2011-07-19 Tyco Healthcare Group Lp Surgical access assembly with winepress seal
EP1997444B1 (en) * 2007-05-22 2011-09-14 Tyco Healthcare Group LP Access assembly with whisker seal
EP2155124A4 (en) * 2007-05-22 2013-04-03 Vg Innovations Llc METHOD AND DEVICE FOR THE SPIRIT FACEPTION
US8133174B2 (en) * 2007-05-30 2012-03-13 Tyco Healthcare Group Lp Self constricting orifice seal
CA2632369A1 (en) 2007-05-31 2008-11-30 Tyco Healthcare Group Lp Access apparatus with shallow zero closure valve
AU2008202483B2 (en) * 2007-06-15 2011-07-14 Cathrx Ltd A deflectable stylet
US20090076465A1 (en) * 2007-09-17 2009-03-19 Tyco Healthcare Group Lp Composite seal and method for manufacturing
US8357123B2 (en) 2007-09-17 2013-01-22 Covidien Lp Surgical portal with gel and fabric seal assembly
US7918827B2 (en) * 2007-09-25 2011-04-05 Tyco Healthcare Group Lp Seal assembly for surgical access device
US20090093682A1 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Tyco Healthcare Group Lp Surgical portal with foam and fabric composite seal assembly
US20090105635A1 (en) * 2007-10-17 2009-04-23 Tyco Healthcare Group Lp Access assembly with seal lubricant mechanism
WO2009094476A1 (en) * 2008-01-22 2009-07-30 Applied Medical Resources Corporation Surgical instrument access device
US8118783B2 (en) 2008-01-30 2012-02-21 Tyco Healthcare Group Lp Access assembly with spherical valve
US8343041B2 (en) 2008-05-19 2013-01-01 Boston Scientific Scimed, Inc. Integrated locking device with passive sealing
US8388521B2 (en) 2008-05-19 2013-03-05 Boston Scientific Scimed, Inc. Integrated locking device with active sealing
US8092430B2 (en) 2008-03-03 2012-01-10 Tyco Healthcare Group Lp Single port device with multi-lumen cap
WO2009114857A1 (en) 2008-03-14 2009-09-17 Applied Medical Resources Corporation Instrument seal
JP2011522589A (ja) * 2008-06-04 2011-08-04 ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド 押し潰し可能なチューブ状ダイアフラムを有する医療手順用イントロデューサシースバルブ
US8968192B2 (en) * 2008-06-06 2015-03-03 Warsaw Orthopedic, Inc. Systems and methods for tissue retraction
US9028448B2 (en) * 2008-06-19 2015-05-12 Covidien Lp Access seal with interstitial channels
US8025640B2 (en) * 2008-06-27 2011-09-27 Tyco Healthcare Group Lp Pressurized surgical valve
CA2739910C (en) 2008-10-13 2017-06-06 Applied Medical Resources Corporation Single port access system
US8226554B2 (en) * 2008-10-30 2012-07-24 Warsaw Orthopedic, Inc. Retractor assemblies for surgery in a patient
US8206358B2 (en) * 2009-05-06 2012-06-26 Tyco Healthcare Group Lp Ring and seal for trocar
JP5787244B2 (ja) * 2009-08-26 2015-09-30 国立大学法人大阪大学 内視鏡用補助具
AU2010286353B2 (en) * 2009-08-31 2015-09-03 Applied Medical Resources Corporation Multifunctional surgical access system
EP2477531A1 (en) * 2009-09-17 2012-07-25 FUJIFILM Corporation Propellable apparatus with active size changing ability
US20110118552A1 (en) * 2009-11-18 2011-05-19 Tyco Healthcare Group Lp Port fixation device
US8025641B2 (en) * 2009-12-18 2011-09-27 Tyco Healthcare Group Lp Powered variable seal diameter trocar employing a winepress mechanism
US8353874B2 (en) * 2010-02-18 2013-01-15 Covidien Lp Access apparatus including integral zero-closure valve and check valve
US20110237900A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 Tyco Healthcare Group Lp Portal apparatus with a tubular seal device
US9289200B2 (en) 2010-10-01 2016-03-22 Applied Medical Resources Corporation Natural orifice surgery system
US8562520B2 (en) 2010-10-01 2013-10-22 Covidien Lp Access port
US9289115B2 (en) 2010-10-01 2016-03-22 Applied Medical Resources Corporation Natural orifice surgery system
WO2012154845A1 (en) 2011-05-10 2012-11-15 Applied Medical Resources Corporation Wound retractor
US8636656B2 (en) 2011-08-16 2014-01-28 Warsaw Orthopedic, Inc. Retractor assemblies with blade drive mechanisms
JP6040025B2 (ja) * 2012-12-28 2016-12-07 株式会社大協精工 医療用の注射器
US9421034B2 (en) 2013-03-15 2016-08-23 Applied Medical Resources Corporation Trocar surgical seal
CA2902201A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Applied Medical Resources Corporation Mechanical gel surgical access device
KR102444866B1 (ko) 2014-07-18 2022-09-19 어플라이드 메디컬 리소시스 코포레이션 영구적인 점착성-없는(tack free) 코팅을 갖는 겔 및 그의 제조 방법
ES2731049T3 (es) 2014-08-15 2019-11-13 Applied Med Resources Sistema de cirugía por orificio natural
EP3223718A2 (en) 2014-11-25 2017-10-04 Applied Medical Resources Corporation Circumferential wound retraction with support and guidance structures
ES2836282T3 (es) 2015-09-15 2021-06-24 Applied Med Resources Sistema de acceso robótico quirúrgico
WO2017062850A2 (en) 2015-10-07 2017-04-13 Applied Medical Resources Corporation Wound retractor with multi-segment outer ring
WO2017072663A1 (en) * 2015-10-26 2017-05-04 Ronen Jaffe A catheter and a retrieval system using the catheter
US20170119432A1 (en) * 2015-10-28 2017-05-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Nerve and soft tissue surgical device
US20170367839A1 (en) 2016-06-23 2017-12-28 VGI Medical, LLC Method and apparatus for spinal facet fusion
US10952772B2 (en) * 2016-07-04 2021-03-23 Atropos Limited Access device
JP7021200B2 (ja) * 2016-09-12 2022-02-16 アプライド メディカル リソーシーズ コーポレイション 手術ロボットアクセスシステム
US10874426B2 (en) 2017-02-10 2020-12-29 Covidien Lp Seal assembly with integral filter and evacuation port
ES2969538T3 (es) * 2017-05-11 2024-05-21 Bpendo Llc Dispositivo de retención de insuflación
CN115813455A (zh) 2017-08-11 2023-03-21 波士顿科学国际有限公司 用于内窥镜的活检帽
GB201812367D0 (en) * 2018-07-30 2018-09-12 Vascutek Ltd Valve component and valve assembly
US11357542B2 (en) 2019-06-21 2022-06-14 Covidien Lp Valve assembly and retainer for surgical access assembly
CN112107285A (zh) * 2020-09-14 2020-12-22 浙江优亿医疗器械股份有限公司 内窥镜套以及双腔镜套
CN112353359A (zh) * 2020-11-27 2021-02-12 浙江优亿医疗器械股份有限公司 双腔内窥镜套以及内窥镜组件

Family Cites Families (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3044461A (en) * 1960-01-21 1962-07-17 Murdock Barbara Procto-sigmoidoscope
GB1024410A (en) * 1963-12-30 1966-03-30 Stille Werner Ab Improvements in or relating to medical apparatus
US3509883A (en) * 1967-11-29 1970-05-05 Gen Electric Expanding cannula
US3598118A (en) * 1968-11-04 1971-08-10 Joseph E Warren Method of introducing an intravenous catheter into the vascular system
US3747812A (en) * 1971-10-21 1973-07-24 Medical Concepts Inc Syringe
US3789852A (en) * 1972-06-12 1974-02-05 S Kim Expandable trochar, especially for medical purposes
US3788318A (en) * 1972-06-12 1974-01-29 S Kim Expandable cannular, especially for medical purposes
US3833003A (en) * 1972-07-05 1974-09-03 A Taricco Intravascular occluding catheter
FR2220729B1 (ja) * 1973-03-06 1975-10-31 Technological Supply
US3994287A (en) * 1974-07-01 1976-11-30 Centre De Recherche Industrielle Du Quebec Trocar
JPS6034241Y2 (ja) * 1977-04-25 1985-10-12 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の通路気密装置
US4379458A (en) * 1977-11-24 1983-04-12 Richard Wolf Gmbh Trocar sleeves having a ball valve
US4177814A (en) * 1978-01-18 1979-12-11 KLI, Incorporated Self-sealing cannula
US4187849A (en) * 1978-07-28 1980-02-12 Stim Edward M Suction curettage device with valve control and support means for differing diameter tubes
US4354491A (en) * 1979-03-18 1982-10-19 Marbry Steven L Fluid transfer device
US4535773A (en) * 1982-03-26 1985-08-20 Inbae Yoon Safety puncturing instrument and method
US4475548A (en) * 1982-06-01 1984-10-09 Rudolph Muto Fitting for endotracheal tube apparatus and method of making the fitting
US4524770A (en) * 1983-01-25 1985-06-25 Ahmad Orandi Endoscope injection needle
US4601710B1 (en) * 1983-08-24 1998-05-05 United States Surgical Corp Trocar assembly
US4655752A (en) * 1983-10-24 1987-04-07 Acufex Microsurgical, Inc. Surgical cannula
GB8424436D0 (en) * 1984-09-27 1984-10-31 Pratt Int Ltd Burnerd Surgical appliance
GB8506627D0 (en) * 1985-03-14 1985-04-17 Critikon Ltd Catheter
US4790817A (en) * 1985-03-28 1988-12-13 Luther Medical Products, Inc. Assembly of stylet and catheter, and needle and catheter
US4668221A (en) * 1985-03-28 1987-05-26 Luther Medical Products, Inc. Assembly of stylet and catheter
GB8513702D0 (en) * 1985-05-30 1985-07-03 Gill S S Expansible trocar
US4808168A (en) * 1986-05-05 1989-02-28 Endotherapeutics Pneumoneedle
US4654030A (en) * 1986-02-24 1987-03-31 Endotherapeutics Trocar
US5030206A (en) * 1986-10-17 1991-07-09 United States Surgical Corporation Trocar
US4902280A (en) * 1986-10-17 1990-02-20 United States Surgical Corporation Trocar
ES2007667A6 (es) * 1987-07-28 1989-07-01 Espejo Martinez Antonio Aparato localizador del espacio epidural
US4769005A (en) * 1987-08-06 1988-09-06 Robert Ginsburg Selective catheter guide
US4931042A (en) * 1987-10-26 1990-06-05 Endotherapeutics Trocar assembly with improved latch
US4943280A (en) * 1987-12-31 1990-07-24 United States Surgical Corporaiton Self-seating flapper valve for an insufflation cannula assembly
US5053016A (en) * 1987-12-31 1991-10-01 United States Surgical Corporation Valve seat for an insufflation cannula assembly
US5129885A (en) * 1990-02-13 1992-07-14 United States Surgical Corporation Safety device for trocars and surgical instruments therefor
GB8816033D0 (en) * 1988-07-06 1988-08-10 Ethicon Inc Improved safety trocar
US5015239A (en) * 1989-03-22 1991-05-14 Browne Kevin F Sheath introducer apparatus
US5002557A (en) * 1989-04-06 1991-03-26 Hasson Harrith M Laparoscopic cannula
US5176697A (en) * 1989-04-06 1993-01-05 Hasson Harrith M Laparoscopic cannula
US5104383A (en) * 1989-10-17 1992-04-14 United States Surgical Corporation Trocar adapter seal and method of use
US5122122A (en) * 1989-11-22 1992-06-16 Dexide, Incorporated Locking trocar sleeve
GB2240926A (en) * 1990-02-14 1991-08-21 Steven Streatfield Gill An expansible cannula
DE4008392A1 (de) * 1990-03-16 1991-09-19 Vygon Gmbh & Co Kg Aufnahmevorrichtung fuer eine stahlkanuele
US5071411A (en) * 1990-03-26 1991-12-10 Cordis Corporation Pressure-actuated valve for sealing flow conduit
US5127909A (en) * 1990-04-05 1992-07-07 United States Surgical Corporation Flapper valve for an insufflation cannula assembly
US5207656A (en) * 1990-04-19 1993-05-04 Cordis Corporation Medical instrument valve having foam partition member
US5114407A (en) * 1990-08-30 1992-05-19 Ethicon, Inc. Safety mechanism for trocar
US5116353B1 (en) * 1990-10-05 1996-09-10 Digital Voice Systems Inc Safety trocar
US5158553A (en) * 1990-12-26 1992-10-27 Cardiopulmonics Rotatably actuated constricting catheter valve
US5176659A (en) * 1991-02-28 1993-01-05 Mario Mancini Expandable intravenous catheter and method of using
US5176651A (en) * 1991-04-01 1993-01-05 Dexide, Inc. Combination surgical trocar housing and selective reducer sleeve assembly
US5188605A (en) * 1991-05-08 1993-02-23 Cordis Corporation Separable insertion tool
US5183464A (en) * 1991-05-17 1993-02-02 Interventional Thermodynamics, Inc. Radially expandable dilator
US5112321A (en) * 1991-06-07 1992-05-12 Richard Wolf Gmbh Trocar sleeve having manual closure
US5180373A (en) * 1991-06-07 1993-01-19 United States Surgical Corporation Valve system for introducing objects into anatomical body portions
US5104389A (en) * 1991-06-27 1992-04-14 Cordis Corporation Medical instrument valve with foam partition member having vapor permeable skin
US5209741A (en) * 1991-07-08 1993-05-11 Endomedix Corporation Surgical access device having variable post-insertion cross-sectional geometry
US5141498A (en) * 1991-09-10 1992-08-25 Unisurge, Incorporated Flexible valve and device incorporating the same
US5209736A (en) * 1991-10-18 1993-05-11 Ethicon, Inc. Trocar method and apparatus
US5197955A (en) * 1991-10-18 1993-03-30 Ethicon, Inc. Universal seal for trocar assembly
US5167636A (en) * 1991-10-24 1992-12-01 Mectra Labs, Inc. Cannula sealing mechanism
US5188607A (en) * 1991-11-12 1993-02-23 Thomas Wu Valve catheter connector assembly
US5256150A (en) * 1991-12-13 1993-10-26 Endovascular Technologies, Inc. Large-diameter expandable sheath and method
US5176648A (en) * 1991-12-13 1993-01-05 Unisurge, Inc. Introducer assembly and instrument for use therewith
US5201714A (en) * 1992-03-05 1993-04-13 Conmed Corporation Laparoscopic cannula
US5211633A (en) * 1992-06-24 1993-05-18 Stouder Jr Albert E Selectable seal cannula

Also Published As

Publication number Publication date
US5389080A (en) 1995-02-14
WO1994022357A2 (en) 1994-10-13
CA2159012C (en) 1999-08-10
US5441486A (en) 1995-08-15
EP0691824A4 (en) 1997-07-02
EP0691824A1 (en) 1996-01-17
WO1994022357A3 (en) 1994-12-22
JPH08510137A (ja) 1996-10-29
CA2159012A1 (en) 1994-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2716588B2 (ja) 内視鏡下で用いる内視鏡用門口とそのための方法
US5964781A (en) Skin seal with inflatable membrane
US5634937A (en) Skin seal with inflatable membrane
US5634911A (en) Screw-type skin seal with inflatable membrane
AU673120B2 (en) Endoscopic portal for use in endoscopic procedures and methods therefor
US5997515A (en) Screw-type skin seal with inflatable membrane
JP4485110B2 (ja) ガス・シールを備えた腹腔鏡手術用接近工具
US5545179A (en) Endoscopic access assembly
US5814026A (en) Endoscopic portal having a universal seal and methods for introducing instruments therethrough
US5354270A (en) Surgical closure disk and balloon method
US6676639B1 (en) Cannula
US6228068B1 (en) Expandable endoscopic portal and methods therefor
JPH07501959A (ja) 組織層を分離するための内視鏡的膨脹式開創装置および使用方法
AU2003239407A1 (en) Adjustable balloon anchoring trocar
CN110772305B (zh) 一种腹腔镜手术用穿刺器
US5697911A (en) Plug for a wound drain