JP2716466B2 - 患者支持構造 - Google Patents

患者支持構造

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JP2716466B2
JP2716466B2 JP19075588A JP19075588A JP2716466B2 JP 2716466 B2 JP2716466 B2 JP 2716466B2 JP 19075588 A JP19075588 A JP 19075588A JP 19075588 A JP19075588 A JP 19075588A JP 2716466 B2 JP2716466 B2 JP 2716466B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は改善された患者支持構造に関し、詳細には患
者を支持するガスを充てんした多数の袋を有する患者支
持構造に関する。
従来の技術: Hunt等の米国特許第4,488,322号明細書にはマツトレ
スに支持され、マツトレスに付加したヘツダ室のポート
に接続した膨張可能の空気袋を有するマツトレスおよび
ベツド構造が開示される。空気はヘツダ室へ接続した導
管を介して袋へ供給される。マツトレスは標準の病院ベ
ツドの剛性鋼管フレームベースに敷かれる。膨張可能の
袋はマツトレスの横方向に支持され、相対する側面のヘ
ツダ室へ解除可能のコネクタによつて接続される。空気
はマツトレスの1側面のヘツダ室へ入り、相当する排気
ヘツダ室を介して空気袋の反対側から排気される。制御
弁は排気ヘツダ室から逃げうる空気の流れを制御し、そ
れによつて各空気袋または空気袋の群を通る空気の圧力
および流速の個々の制御が可能になる。空気袋は群に分
けられ、各群の袋は患者の身体の支持する部分に適する
圧力に設定することができる。空気入口および出口ポー
トならびに制御弁はマツトレスの1端に配置した1つの
ハウジングまたは1組のハウジングにまとめて収容され
る。制御弁は空気袋の1つからの漏洩が残りの袋に影響
するのを防ぐ。マツトレスの輪かくまたは全体的形を調
節するためベローが備えられ、ベローを操作するため遠
隔操作空気弁が設けられる。遠隔操作空気弁は可撓性薄
膜によつて入口と出口に分割された室からなり、この薄
膜は2つの限界位置の間を動くことができる。出口は室
内へ突出する管を有し、薄膜の1つの限界位置でこの出
口管の端部は薄膜によつてシールされる。薄膜がその他
の限界位置にある場合、薄膜は空気を管から逃がすこと
ができる。
Hunt等の米国特許第4,099,276号には関節運動可能セ
クシヨンを有する支持装置が開示され、これによれば少
なくとも1つのセクシヨンがベローを介してニユーマチ
ツクで上昇され、上昇可能セクシヨンは隣接セクシヨン
と蝶番結合し、相対的角運動の間装置の縦方向に旋回す
るセクシヨンの相対運動を可能にする。制御弁がベロー
と圧縮空気源の間に配置され、この制御弁はベローを所
定の膨張状態に維持するため、必要なときベローへ自動
的に空気を供給するように配置される。弁はベツドの蝶
番部分にラインおよびプリー系のような機械的手段によ
つて接続され、この系により蝶番部分の回転軸が固定さ
れないので、蝶番部分のベッド固定部に対する運動に適
応することができる。この可動軸により所望の回転運動
を妨害する膨張した袋の問題が避けられる。
Duckerの米国特許第3,909,858号明細書には袋を空気
供給マニホールドへ接続するため使用する過剰材料で形
成した空気袋からなるベツドが開示され、この過剰材料
に作用する空気圧によりシールが発生する。
英国特許第1,273,342号明細書(発明者Hopkins)には
多数の膨張可能の空気セルを有する空気流動ベッドが開
示され、このセルは多孔性材料から形成され、または患
者の下の空気循環を可能にする空気逸出孔を備える。こ
の英国特許の第3〜5図に示されるようにセルは端部を
突合せて縦方向3列に整列し、かつ横方向にも整列し、
すなわちマツトレスを1つの側から他の側へ横切つて隣
接配置される。弁が個々に膨張するセル群のため備えら
れ、患者の異なる部分を支持するセルに異なるレベルの
空気圧を与えることができる。セルは関節運動可能のベ
ツドフレームに支持される。供給する圧縮空気は温度調
節され、ろ過される。第8図に示す選択的実施例によれ
ば3つのセルが1体の材料から形成され、セルの間にひ
だまたはひれが備えられる。
患者支持構造の保守作業員には患者を別の輸送装置へ
移動することなく、構造を輸送することによつて構造上
に存在する患者を輸送できるのが望ましい。それによつ
て作業員は患者を支持ユニツトから持上げて可動ユニツ
トへ移す必要なしに、患者を特殊は処置室に移送するこ
とができる。これはとくに治療の進展を妨げることなし
には移動し得ない火傷患者に有利である。しかし膨張可
能の袋を有する多くの患者支持構造は袋の膨張を維持す
る装置を駆動するため、壁のコンセントを介して供給す
る電力に依存するので、構造を移動するには壁のコンセ
ントに接続して留まるような電力維持手段を必要とす
る。これは患者支持構造を移動する過程の間、袋内のガ
ス流およびガス圧を適当なレベルに維持するため、患者
支持構造の袋へ圧縮ガスを送る手段を備えることが必要
なためである。
現在までこの問題に対し提案された解決手段は支持構
造の袋へガスを供給するこの構造の一部である交流ブロ
アに使用するため、バツテリの直流を交流に変換するバ
ツテリ駆動インバータの設置を含む。もう1つの提案は
患者支持構造のガス分配導管網の一部を形成し、かつ交
流電源コンセントを必要とする交流ブロアのガス供給機
能を引受ける別個のバッテリ/ブロアユニツトの設置を
含む。
2つの提案は電気的効率および作業員の便宜の両方の
点に欠点を有する。いずれの場合も患者支持構造に1つ
または多数の重い複雑な装置を付加しなければならな
い。この装置のためその際患者支持構造全体の移動性が
長さまたは幅の増大によつて、したがつて輸送過程の間
出入口およびエレベータによる妨害によつて制限され
る。さらに備えなければならないバツテリのサイズおよ
び重量は移動の際に予期される移動時間によるだけでな
く、バツテリ電力を患者支持構造の袋が必要とする圧縮
ガスに変換する過程の電気的効率に依存する。
膨張可能のガス袋を有する患者支持構造に伴うもう1
つの問題は袋へ供給するガスの流れを制御する弁の製造
および組立公差に対する袋内のガス流プロフイルの感度
である。さらにもう1つの問題はガスを袋から排気する
方法によつて生ずる。というのは排出ガスはノイズを発
し、その熱は排出が患者に影響する位置で行われる場
合、患者に不快感を与えるからである。
発明が解決しようとする課題: 本発明の主要目的は構造を輸送する間または非常停電
の間、空気袋の膨張を正しいレベルに維持しうる、多数
の膨張可能の袋を有する改善された患者支持構造を得る
ことである。
本発明のもう1つの目的は隣接袋の組合せが患者の種
々の部分を種々の袋圧力で、異なる圧力の隣接支持ゾー
ンの両端の袋の形を歪ませることなく、支持する支持ゾ
ーンを仕切る、多数の膨張可能の袋を有する改善された
患者支持構造を得ることである。
さらに本発明の目的は構造の移動の間または停電の間
袋が使用する圧縮空気をつくる装置を含み、この装置が
物理的にかさ張らずまたは邪魔にならずに電気的に効率
が高く、かつ作業員にとつて便利である、多数の膨張可
能の袋を有する改善された患者支持構造を得ることであ
る。
本発明のもう1つの目的は袋を貫流する空気流を減少
し、袋を所望の膨張レベルに維持するためのブロア電力
を減少した、多数の膨張可能の袋を有する改善された患
者支持構造を得ることである。
本発明の付加的目的は電気的効率、重量効率およびス
ペース効率の観点から常用交流モータより効率の高い小
さくてコンパクトな、高速ブラツシレス直流モータ駆動
のブロアによつて圧縮空気を供給する、多数の膨張可能
の袋を有する改善された患者支持構造を得ることであ
る。
さらに本発明の目的は高さ、重量および体型が広く変
化する患者に適応するように各ゾーンの袋数を容易に変
化する手段を備える支持ゾーンに分割される、多数の膨
張可能の袋を有する改善された患者支持構造を得ること
である。
本発明のもう1つの目的は高さ、重量、切断した下肢
等のような異なる生理的特徴を有する患者のためにベツ
ドを非常に特異的に形成する能力を助長するため、各マ
ニホールドへ接続したガス袋からのガスの調節可能の流
出を達成するように、少なくとも1つの可変容積のガス
流制限器をガス流マニホールドへ接続した、多数の膨張
可能の袋を有する改善された患者支持構造を得ることで
ある。
本発明のもう1つの目的は袋へのガス供給を制御する
弁装置に伴われる誤差および許容差に基く通常の流速変
化を補償する能力を助長するため、各マニホールドに接
続したガス袋からのガスの調節可能の流出を達成するよ
うに、少なくとも1つの空気流マニホールドに少なくと
も1つの可変容量ガス流制限器を接続した、多数の膨張
可能の袋からなる改善された患者支持構造を得ることで
ある。
本発明のもう1つの目的は小さい患者のための小さい
流れ、大きい患者のための大きい流れおよび患者支持構
造からの患者の移動を容易にするように袋を過大膨張さ
せるためのもつと大きい流れを可能にするため、袋に対
するガス供給速度を変化する装置を有する、多数の膨張
可能の袋からなる改善された患者支持構造を得ることで
ある。
さらに本発明の目的は患者を床に接近するように下
げ、支持構造から除去する前に患者を安定にするため、
多数の隣接する袋が袋の収縮を容易にする装置を備えて
いる、多数の膨張可能の袋からなる改善された患者支持
構造を得ることである。
本発明のもう1つの目的は患者の下に固い表面を必要
とするCPRのような緊急医療処置の適用を容易にするた
め、構造上に支持した患者を下げるように特定の袋を急
速に収縮させる装置を備えている、上部に固い平らな表
面を有する、多数の膨張可能の袋からなる改善された患
者支持構造を得ることである。
さらに本発明のもう1つの目的は構造がその種々の部
分を上昇するため関節運動可能であり、特定位置の隣接
する袋の圧力が患者の上昇角度に応じて自動的に調節さ
れる、多数の膨張可能の袋からなる改善された患者支持
構造を得ることである。
本発明のもう1つの目的は支持構造が関節運動可能で
あり、支持構造を上昇した際袋内圧力の自動的段階的調
節が可能であり、さらに患者の制御下に制限された範囲
の連続的圧力調節を可能にする、多数の膨張可能の袋か
らなる改善された患者支持構造を得ることである。
さらに本発明の目的は袋および使用者が構造の関節運
動の間に挾まれることを防ぎ、かつ構造が清掃容易であ
り、排出流体が構造を汚すことが防止される、多数の膨
張可能の袋からなる関節運動可能の改善された患者支持
構造を得ることである。
本発明の付加的目的は支持構造の横方向に動かされる
患者を、袋をガス源と接続するため使用するフイツテイ
ングと接触して生ずるすべての皮膚損傷から保護する、
多数の膨張可能の袋を有する改善された患者支持構造を
得ることである。
さらに本発明のもう1つの目的は患者の一部分が不十
分に膨張した袋に支持される場合の信号装置を有する、
多数の膨張可能の袋からなる改善された患者支持構造を
得ることである。
本発明の付加的目的および利点は一部以下の説明に記
載され、一部は本発明の実施例に開示される。
課題を解決するための手段: 概括的に記載した本発明の目的を達成するため本発明
の改善された患者支持構造はフレームおよび多数の細長
い膨張可能の袋からなる。フレームの上面に並べて配置
した袋は相対する側壁、相対する上壁および底壁ならび
に相対する端壁を有する。一部の袋は上壁から2つの相
対する側壁へほぼ側壁の中央まで拡がる少なくとも1つ
の垂直スリツトを有する。スリツトを1つだけ有する袋
の場合、スリツトはとくに袋の中心に配置される。2つ
のスリツトを有する袋の場合、各スリツトはとくに袋の
上壁を等しい長さの3つのセクシヨンに分割するよう
に、他のスリツトからおよび袋のもつとも近い端部から
均等に離れる。
袋の端壁は上下のアタツチメント装置を備える。
ガス供給装置は袋へガスを供給するため各袋に通ずる
ように備えられる。ガス供給装置はとくに低圧空気を供
給するブロアからなる。多数の導管およびガス流マニホ
ールドが空気をブロアから個個の袋へ輸送する。ブロア
はとくに通常整流した家庭用交流によつて運転するブラ
ツシレス直流モータによつて駆動される。
ガス供給装置はさらにこの装置と協働するガス供給中
断防止装置を含む。ガス供給中断防止装置はとくにブラ
ツシレス直流モータのため有利に1つまたは多数のバツ
テリからなる電力発生装置を含む。さらにガス供給中断
防止装置は整流した交流電源のブラツシレス直流モータ
への接続とバツテリのブラツシレス直流モータへの接続
を選択的かつ自動的に切替える装置を有する。電源切替
装置はとくに交流電源が非常停電または患者支持構造を
1つの場所から他へ輸送する際のような理由から停止す
る場合に、直流バツテリ電源へ自動的に切替える回路を
有する。
袋の空気流要求量が小さく、ブロアを駆動するブラツ
シレス直流モータの効率が比較的高いため、電力所要量
は十分小さいので、直流バツテリ電源は患者支持構造に
内蔵支持するために十分コンパクトである。
さらにガス供給装置は各袋のため個々のガス導管装置
を有する。ガス導管装置はとくに比較的短い可撓性管か
らなる。各ガス導管装置はとくに多数のガス流マニホー
ルドの1つに接続される。それぞれ1つのガス流マニホ
ールドが患者支持構造上の異なる群の袋に割当てられる
1つの患者支持ゾーンを形成する袋への共通ガス源とし
て備えられる。ガス導管装置はとくに袋または他の患者
支持構造成分の保守および清掃のため、袋の除去を容易
にするように各袋に取りはずし可能に接続される。
ガス供給装置および袋に属する制御装置は多数の袋を
横切る所定の圧力プロフイルおよび袋の多数の所定の組
合せに応じて各袋へのガス供給を制御するため備えられ
る。袋の各組合せは個々の支持ゾーンを構成する。制御
装置はとくにマルチ出口、可変流量ガス弁および弁の設
定を袋の所定の圧力パラメータに応じて自動制御するマ
ルチ出口弁の制御回路を含む。
とくにマルチ出口可変流量ガス弁のため消音装置が設
けられる。実施例によれば主消音器が消音装置として作
用するためマルチ出口可変流量ガス弁の各出口に接続さ
れる。ガス弁の各出口を出る空気流は主消音器を通過
し、次にさらに可撓性導管を介して1つまたは多数のガ
ス導管装置が接続されるガス流マニホールドの1つへ流
れる。
ブロアから各支持ゾーンの個々の膨張可能の袋へ流れ
るガス供給回路から排出する空気量を調節する装置が備
えられる。実施例によればゾーンのガス排出量を調節す
る装置はとくに各ガス流マニホールドへ接続した可変ガ
ス流制限器を有するガス流マフラからなる。
膨張した場合、袋の側壁が袋の高さの少なくとも大部
分に沿つて接触する隣接袋の側壁とともにほぼ垂直に配
向するような配置に袋を保持するため袋保持装置が備え
られる。保持装置は袋を除去可能い固定するように、上
部および下部袋アタツチメント装置と除去可能に結合す
るアタツチメント装置を有し、それによつて袋は膨張時
に袋相互の圧力差にも拘らずほぼその垂直配向位置に保
持される。保持装置はフレームおよび袋の端壁の上下両
端に沿つて設けたアタツチメント装置と結合するアタツ
チメント装置を有する。
袋の端壁の上部および下部アタツチメント装置はとく
に上部および下部スナップ部材からなる。保持装置のア
タツチメント装置および袋の両端壁に近いフレームに沿
つて設けたアタツチメント装置もとくに袋の上下アタツ
チメント装置に有利なタイプのスナップ部材からなる。
上部スナップ部材はとくに高保持力スナップ部材であ
り、下部スナップは低い保持力のスナップでよい。
袋保持装置はとくに袋を形成する材料と同一の材料か
らなる多数のパネルを有し、パネルはその1面に袋の端
壁上のスナップ部材およびフレーム上のスナップ部材と
結合するスナップ部材を有する。
さらに本発明は入口および入口と連絡する通路を有す
るハウジング;ハウジング内に形成され、通路と連絡す
る少なくとも1つのシリンダ室;それぞれのシリンダ室
のためのこの室と連絡する個々の出口;通路およびそれ
ぞれのシリンダ室を介して入口と各出口の連絡を可変に
制御する装置を有するマルチ出口可変流量ガス弁を含
む。
可変の連絡制御装置は各シリンダ室内に滑動可能に収
容したピストンおよびシリンダ室内の所定の位置にピス
トンを配置する装置からなる。ピストンはシリンダ室内
な少なくとも1つの所定位置に配置されている場合、各
出口と入口の間のすべての連絡を遮断する。ピストンは
シリンダ室内のもう1つの所定位置に配置された場合、
シリンダ室を介する出口と入口の間の最大の連絡を可能
にする。ピストンは各シリンダ室内のピストンの配置に
応じて各シリンダ室を介する各出口と入口の間の所定の
程度の連絡を可能にする。
ピストンを所定の位置に配置する装置はとくにピスト
ンを通してその縦の中心線と同心に拡がるねじ孔および
このねじ孔に結合する外ねじを有するシヤフト、ピスト
ンの完全回転を阻止する装置およびシヤフトを回転する
装置からなり、シヤフトの回転によつてピストンはシヤ
フトに沿つてシリンダ室内を移動する。移動の方向はシ
ヤフトの回転方向による。ピストンの完全回転阻止装置
はとくにピストンからシリンダ室の円筒形側壁内に形成
した溝へ拡がる突起を有する。シヤフト回転装置はとく
にシヤフトの1端に直接または減速ギヤを介して固定し
た直流モータからなる。
さらにマルチ出口可変流量ガス弁はピストンによつて
可能となる各出口と入口の間の連絡の程度を指示する装
置を有する。指示装置はシヤフトの1端に固定した回転
可能の軸を有するポテンシオメータからなり、ポテンシ
オメータの電圧はシヤフトの回転の数に応じて変化す
る。
マルチ出口可変流量ガス弁はさらに各出口に収容した
流れ制限装置を有する。有利に流れ制限装置はハウジン
グ内のシリンダ室と出口の間に形成された細長い孔を有
する。孔の縦軸はシヤフトの縦軸と平行に配置される。
さらにマルチ出口可変流量ガス弁は少なくとも1つの
個々の弁ハウジング出口を出るガス流のノイズを著しく
減少する装置を含む。実施例によればノイズ減少装置は
消音材料を介してノイズ減少平行ガス流出口に達する主
消音器からなる。
本発明はさらにフレームの関節運動可能セクシヨンの
1つの関節運動角度を感知するためフレームと協働する
装置を有する。関節運動感知装置はとくにフレームの関
節運動可能セクシヨンの1つと接触する1端を有するロ
ツドからなり、フレームセクシヨンの関節運動によりロ
ツドはその縦軸に沿つて変位する。有利な実施例によれ
ばロツドはフレームの傾斜角に応じて参照信号を段階的
に変化する段階的線形スイツチの一部を形成する。この
ように関節運動感知装置は段階的感知機能を果す。もう
1つの実施例によればロツドはその反対側端部にカムを
有し、このカムはフレームの関節運動によりロツドがそ
の縦軸に沿つて変位する際、カムで作動しうる多数のス
イツチと接触する。カムによるスイツチの作動は本発明
の一部を構成する回路に使用される電気信号を送る。各
カム作動スイツチのロツドカムに対する配置は関節運動
感知装置のこの特殊な実施例によつて感知されるフレー
ムの関節運動角度を決定する。関節運動感知装置のこの
実施例は段階的感知機能も果す。
マルチ出口弁制御回路はさらに関節運動感知装置によ
つて感知した関節運動角度に応じて各支持ゾーンの袋内
の圧力を変化する関節運動圧力調節装置を有する。有利
な実施例によれば関節運動圧力調節装置はつまみスイツ
チのような段階的可変抵抗および関節運動感知装置によ
つて決定した関節運動角度に応じてつまみスイツチの1
つを選択するように関節運動感知装置と連絡する集積回
路からなる。もう1つの実施例によれば関節運動圧力調
節装置はつまみスイッチの代りに多数のプリセット可変
抵抗を有する。
実施例: 次に本発明の有利な実施例を図面により説明する。
本発明の改善された患者支持構造は上昇および関節運
動可能のフレームからなる。第1図に示す本発明の実施
例ではフレームは全体的に30で示され、常用の関節運動
可能の病院ベツドフレームの多数の結合した剛性部材か
らなる。フレームを関節運動可能にし、フレームの関節
運動可能セクシヨンを駆動するため常用装置が備えられ
る。常用法で各関節運動可能セクシヨンは各セクシヨン
が関節運動する中心となるジヨイント32(第3および4
図)を有する。適当なフレームはHill Rom of Batesvil
le, Indianaによつて製造される。とくにフレームは下
部フレーム、中間フレームおよび上部フレームを含む3
つのサブフレームからなり、上部フレームは第3および
13図に全体的に34で示される。
第1図に示すようにフレームは2つのエンドバーに結
合したサイドバー38によつて形成される矩形の中間フレ
ーム36を有する。4つのサイドストラツト40が中間フレ
ームから下向きに拡がり、その自由端に2つの相対する
サイドストラツト40の間に拡がる軸42の端部を支持する
装置を有する。4つの上昇ストラツト44は1端が軸に旋
回可能に支持され、他端は下部フレームのマウントに旋
回可能に支持される。
第2〜6および13図に示すようにフレームは上部フレ
ーム部材34を有し、このフレームはその水平に完全に拡
げた状態で約213.5cm×91.5cm(7′×3′)の寸法を
有し、とくに多数のサイドアングル46および上部フレー
ム部材の相対する端部の1組のC形アングル48によつて
構成される。上部フレーム部材を形成するサイドアング
ルの数は支持構造に備えるべき関節運動可能セクシヨン
の数による。とくに第3図に示すように上部フレームは
ヘツドセクシヨン、シートセクシヨン、大腿セクシヨン
および脚セクシヨンを含む。1組のサイドアングルが上
部フレームのシートセクシヨンを構成するため互いに相
対して配置される。同様にもう1組のサイドアングルが
上部フレームの大腿セクシヨンを構成するため互いに相
対して配置される。上部フレームの1端のC形アングル
の1つはヘツドセクシヨンを構成し、他端のC形アング
ルは脚セクシヨンを構成する。
第1図に示すように上部フレームは多数の下向きに拡
がるストラツト60によつて中間フレームに接続され、こ
のストラツトはその相対する端部が中間フレームまたは
上部フレームの1つへ旋回可能に支持される。フレーム
部材は11ゲージ鋼のような剛性材料から形成される。
全体的に35で示す下部フレームはとくに矩形の4つの
部材からなり、4つの車輪に支持される。車輪は下部フ
レームの各コーナに支持される。少なくとも1つの中間
ブレースが付加的に構造を支持するため下部フレームの
2つのサイド部材の間に拡がる。
第4図に示すようにサイドアングル46はC形アングル
48へジヨイント32で互いに旋回可能に結合される。たと
えばベアリング(図示せず)がサイドアングルの両端の
孔(図示せず)に収容され、ジャーナル58を支持するベ
アリングにより隣接するアングル部材の旋回運動が可能
になる。
第1図に示すようにフレームは多数のサイドガードレ
ール62も含む。ガードレール62は垂直に調節可能であ
り、かつフレームの1端から他端へ動くことができる。
さらに常用の解放装置(図示せず)を迅速かつ容易な降
下および収納を可能にするためガードレール62に備える
ことができる。第1図によれば手前のガードレールは降
下位置にある。
本発明によればフレームは多数の孔を備える平らな上
面を有する。たとえば第2および4〜6図の実施例に示
すように上部フレーム34はとくに上部フレーム34の各関
節運動可能セクシヨンのため平らな上面が生ずるよう
に、相対するアングル46,48の間に拡がる多数の平板64
を有する。平板はとくにスクリユーのような常用の機械
的固定手段によつてアングルに固定される。
もう1つの実施例(図示せず)によれば上部フレーム
部材は平らな上面を有し、かつこれと1体に下向きに拡
がるサイド部材を有する集積部材からなる。この選択的
実施例によれば板64をアングル46,48へ固定するため使
用される固定装置の必要が避けられる。
第5および6図に示す実施例によればフレームの上面
を形成する各板はとくに後述の各袋へ供給するガスを導
くガス供給装置の通路のための多数の孔66を備える。さ
らに本発明によれば各孔66はその周囲に形成した凹所68
(沈み面とも称される)を有する。
第1〜5、11および13図に示すように本発明の改善さ
れた患者支持構造は細長い多数の膨張可能の袋70を含
む。膨張した場合、袋は第1、4および5図に示すよう
なほぼ長方形の箱形に形成される。各袋は底壁74に対す
る上壁72、2つの相対する側壁76および2つの相対する
端壁78を有する。それぞれの袋の寸法はとくに長さ91.4
cm(36インチ)、幅11.4cm(4.5インチ)、高さ25.4cm
(10インチ)である。このように各袋の上壁は長さ約91
cm、幅約11cmである。袋の高さの有利な範囲は20.3〜3
3.0cm(8〜13インチ)であり、各袋の側壁および端壁
の高さはとくに約25cm(10インチ)である。袋の各壁は
気密性、ヒートシール性および洗たく性を有する材料か
らとくに1体に形成される。とくに袋の壁は綾織ナイロ
ンからなり、袋の内部を形成する壁面はウレタンでコー
トされる。ウレタンコーテイングの厚さは1インチ(2
5.4mm)の1万分の8〜千分の4の範囲である。ビニル
またはビニルコートしたナイロンも袋の壁の適当な材料
である。袋を形成する材料が使い棄て可能であれば、こ
の材料は洗たく可能であることを要しない。
各袋は入口孔80(第6および18図)を有し、この孔は
とくに1つの端壁78から約35.5cm(14インチ)の位置に
あり、ほぼ底壁の縦の中心線に沿つてその中心を有す
る。第6図に示すようにシールリング82を有する袋接続
アダプタが入口孔の周囲に形成され、たとえば化学接着
剤によつてシール可能に固定される。シールリング82は
とくにゴムまたは可撓性プラスチツクから形成され、嵌
合する接合部材を収容する際気密シールを形成する。シ
ールリング82はとくにその中心軸を中心として外側へ拡
がる薄い環状デイスク84とともに流しこみ成型される。
デイスク84により袋70の底壁74の入口部へリング82を容
易にヒートシールすることができる。
多数の小直径のガス排出孔86(第4図)が一部の袋の
上壁の側壁に近い周辺に形成される。ガス排出孔を有す
る袋の場合、各袋の各上壁に設ける孔の総数および孔の
直径は空気の所望の排出流量による。ベツドの各袋の位
置は袋の孔から外側へ流れる空気量の主要な決定要素で
ある。とくに各孔86は1.27ミクロン(2万分の1イン
チ)の直径を有するけれど、1.41〜0.28ミクロン(1万
8千分の1〜9万分の1インチ)の範囲内にあればよ
い。実際のサイズは備える孔の数および所望の外向き空
気流量による。
第3aおよび11図に示すように本発明の図示の実施例は
とくに18の袋を有する。18の袋はゾーン1,ゾーン2等で
示される5つの患者支持ゾーンに分割される。便宜上、
普通は患者の頭を支持する患者支持構造の部分をゾーン
1とし、患者の脚を支持する患者支持構造の部分をゾー
ン5と称する。ゾーン1と5の間にゾーン2,3および4
が順に続く。たとえば第11図に示す実施例ではゾーン1
は4つの袋からなる。ゾーン2,3,4はそれぞれ3つの袋
からなる。ゾーン2,3,4はそれぞれ3つの袋からなる。
ゾーン5は5袋からなる。
袋の数は支持構造のサイズを含む多数のフアクタによ
つて変化する。便宜上第11図の袋は1から18までゾーン
1の端部の袋を1とし、ゾーン5の端部の袋を18として
連続的に番号を付けた。第2図によれば各袋の排出孔86
の直径が有利な実施例により1.27ミクロン(2万分の1
インチ)である場合、各袋に備える孔数は袋7〜11のみ
が28孔を有し、他のすべての袋は無孔である。選択的実
施例で各排出孔86が0.51ミクロン(5万分の1インチ)
の直径を有する場合、各袋の備える孔数は次のとおりで
ある:袋1は28孔を有し、袋2〜4は無孔であり、袋5
〜7は28を有し、袋8〜10は16孔、袋11〜18は28孔を有
する。
本発明によれば袋は1つ以上の快適スリツトを備える
ことができる。第4および5図の実施例に示すように全
体的に71で示す快適スリツトはとくに上壁72のひだスリ
ツト部73を、垂直スリツト77を有する1組の側壁76へ接
続することによつて形成される。とくに第4および5図
に示すように各側壁のスリツトは互いに相対する。しか
し相対する2つの側壁のスリツトは他の実施例(図示せ
ず)として1平面上になくてもよい。各側壁のスリツト
はとくに各側壁の約1/2にわたつて拡がる。
有利に袋はベツド上の袋の配置に応じて快適スリツト
を備えず、または1つもしくは2つのスリツトを備える
ことができる。第1図に示すように袋1および5〜10は
とくにその中心にただ1つの快適スリツトを有する。袋
2,3および4はとくに等間隔の2つの快適スリツトを備
える。袋11〜18はとくに快適スリツトを備えない。
患者は支持構造上に主として2種の力によつて支持さ
れる。1つは袋内の空気圧の浮力であり、他は各袋の上
壁を形成する織物の上面内の張力によつて生ずるハンモ
ツク力である。浮力は患者のもつとも快適な支持に役立
ち、支持構造上の患者の支持力を構成する浮力の割合を
上昇するのが望ましい。袋に快適スリツトを設けること
によりハンモツク力の比率が支持力の50%に低下するこ
とが明らかになつた。これは快適スリツトを袋に設けな
い場合、ハンモツク力が支持力の約70〜80%を占めるの
で、快適スリツトなしの袋に比して改善は明らかであ
る。
一般的に多数の快適スリツトは少数の快適スリツトに
比して浮力/ハンモツク力の比を改善する。さらに一般
に深い快適スリツトは浅いスリツトより浮力/ハンモツ
ク力の比を改善する。
本発明によれば各袋の各端壁は上部および下部アタツ
チメント装置を備える。第1,4および5図の実施例に示
すようにアタツチメント装置はとくに袋の端壁のスナツ
プ部材88および88′からなる。上部アタツチメント装置
は上部スナツプ部材88からなり、下部アタツチメント装
置は下部スナツプ部材88′からなる。上部スナツプ部材
88はとくにスナツプ部材の手による分離によつて克服し
うる最大レベルの力に近いレベルの高い保持力に耐えう
る強力スナツプからなる。下部スナツプ部材88′は有利
に普通の手による分離力しか必要としない。
同様さらに本発明によればフレームアタツチメント装
置が袋の端壁近くのフレームに配置される。第1,4およ
び5図の実施例に示すようにフレームアタツチメント装
置はとくに上部フレーム部材34のアングル46,48に沿つ
て、上部フレーム部材上に配置した袋70の端壁78の上部
および下部スナツプ部材88,88′とほぼ1線上に配置さ
れる。
第12図は常用の膨張可能ベツド構造に関するローテー
シヨンとして知られる不所望の結果を示し、この場合隣
接する膨張可能の袋は異なる圧力レベルに維持され、下
にある剛性支持構造に一般に袋の下部と協働する1つだ
けのアタツチメント装置によつて固定される。高い圧力
レベルに維持された袋は低い圧力レベルに維持された袋
を圧縮して不所望なローテーシヨン効果を生ずる傾向が
ある。ローテーシヨンの1つの不所望な結果は患者のた
めの連続的かつ均一な支持構造の破壊である。不均一な
支持構造は患者の身体に対する圧迫点の場を与える。こ
の圧迫点は遂には患者の床ずれに進展する。
本発明の改善された患者支持構造によれば膨張させた
場合、袋の側壁がほぼ垂直に配向し、隣接する袋の側壁
が袋の高さの少なくとも大部分に沿つて接触するような
位置に袋を保持するための袋保持装置が備えられる。さ
らに本発明により保持装置は袋の除去可能の固定のた
め、袋の上部および下部のアタツチメント装置と結合し
うるアタツチメント装置を有する。さらに本発明により
保持装置のアタツチメント装置はフレームのアタツチメ
ント装置とも結合可能である。保持装置のアタツチメン
ト装置を袋の上部および下部アタツチメント装置ならび
にフレームアタツチメント装置へ結合することにより、
膨張した袋は袋の相互の圧力差にも抱らずほぼ垂直配向
位置に保持される。第1,4,5および13図の実施例に示す
ように本発明の保持装置はとくに多数のパネル92からな
り、各パネル92は袋の端壁の高さにほぼ相当する幅を有
し、小さい袋の端壁の幅×袋の全数に相当する長さを有
する。各パネルの長さはとくにパネルを固定すべき関節
運動可能の各フレームセクシヨンの長さに相当する。各
パネル92はとくに袋を形成するため使用した材料と同様
の材料から形成され、その1面に第1および4図に示す
ように上部および下部スナツプ部材88,88′ならびにフ
レームスナツプ部材90と結合しうるアタツチメント装置
を有する。分離可能のパネル92はとくに特定の関節運動
可能セクシヨンの上部に支持される袋の各端壁に固定さ
れる。
とくに保持装置のアタツチメント装置は上部フレーム
のアングルの側面に支持されたスナツプ部材および袋の
端壁に支持されたスナツプ部材と結合しうる多数のスナ
ツプ部材94,94′からなる。スナツプ部材94は袋70の端
部の高保持力スナツプ部材88と結合するための強力スナ
ツプ部材である。スナツプ部材94′は袋70の端壁の下部
スナツプ部材88′およびフレームのスナツプ部材90と結
合するための手により操作しうる常用スナツプ部材であ
る。
第13図に示すように袋は各端壁の外側エツジに沿つて
拡がる垂直軸が互いにおよび隣接袋の垂直軸に対しほぼ
平行に維持されるように配置される。この状態はフレー
ムが関節運動していない状態すなわちすべてが1平面に
ある場合の袋または上部フレーム部材の関節運動可能セ
クシヨンの1つの上の袋のみに関する。この状態は第4
図にも保持装置のパネルを除去して示される。
本発明の改善された患者支持構造はガスを袋に供給す
るため各袋に通ずるガス供給装置を有する。実施例に示
すようにガス供給装置はとくに定速空気ブロア96(第9
〜11図)および多数のガス導管98(第2および11図)か
らなる。第2および11図に示すようにガス供給装置を形
成する配管はとくにポリビニル管のような可撓性プラス
チツクホース102を含む。管98およびホース102はブロア
96からの空気を輸送するための供給網を形成し、ブロア
は空気を管98およびホース102を介して個個の袋70へ圧
送する。ブロア96はとくに空気入口を有するシールした
ハウジング104(第1,2,10および11図)に収容され、こ
の空気入口は袋70へ送る空気から粒状不純物を除去する
フイルタ106を備える。
とくに空気ブロアはFugi Electricによつて製造され
るような再生ブロアである。ブロアはとくに背圧なしで
約504000cm3/min(18フイート/min)の流量が得ら
れ、約863mm(34インチ)水柱の最大圧力を発生するこ
とができる。ブロアはとくに小さいコンパクトな高速ブ
ラツシレス直流電動モータによつて駆動され、このモー
タは本発明の機能を果す際約240ワツトの電力を消費す
る。ブラツシレス直流電動モータは常用交流モータより
電力効率、重量効率または空間効率の観点から一層有効
である。
ブロア96の速度はとくに一定に維持され、各袋を約10
cm(4.0インチ)水柱の標準圧力に維持するために十分
な圧力を発生する。しかしブロアは袋を約27.9mm水柱
(11インチ)の最大圧力に維持するために十分な空気量
を供給し得なければならない。
ブラツシレス直流モータ506(第11および20図)はと
くにブロア96に接続され、これを駆動する。通常患者支
持構造の環境は病室の壁のコンセントのような交流電源
を含み、したがつてガス供給装置はブラツシレス直流モ
ータ506を駆動する直流電源を得るため、交流電源から
の交流を直流に変換する装置を含む。第20図の実施例に
示されるように、変換装置はとくに高圧交流を低圧交流
に変換する常用の鉄共振トランス508を有する。さらに
変換装置はとくにトランス508の低圧交流出力を直流に
変換するブリツジ形整流器510、コンデンサフイルタ512
およびブロツキングダイオード514を含む。
さらに本発明によれば袋へのガス供給中断を防ぐ装置
が備えられる。ガス供給中断防止装置の1例は袋へ供給
するガス流を発生するブロアを駆動するモータの電力を
発生する装置を含む。電力発生装置はとくに患者支持構
造に内蔵され、患者支持構造によつて支持される。内蔵
電力発生装置の有利な実施例はたとえば第11および20図
に示すような1つ以上のバツテリ502である。バツテリ5
02は第1図に示すように患者支持構造の脚セクシヨンの
ハウジング504(第1および11図)に収容される。本発
明の患者支持構造の直流電源の要求は非常に小さいの
で、バツテリ502は患者支持構造に固定したハウジング5
04内に収容し、この構造の上部フレーム34によつて支持
することができる。ハウジング504はとくに患者支持構
造の脚セクシヨンに配置され、シールしたハウジング10
4と釣合う。このハウジング104は患者支持構造のヘツド
セクシヨンに配置され、ブロア96およびこれを駆動する
ブラツシレス直流モータを収容する。この釣合つた重量
分布は患者支持構造を室から室へ輸送する間の取扱いに
有利である。
さらに本発明によればガス供給中断防止装置はトラン
ス装置のブラツシレス直流モータへの接続と内蔵電力発
生装置のブラツシレス直流モータへの接続の間の選択的
および自動的切替装置を含む。第20図の実施例に示すよ
うに電源切替装置はとくに少なくとも所定量の電力が交
流電源からトランス装置へ供給されている際、トランス
装置をブラツシレス直流モータへ接続し、トランス装置
が交流電源から所定量より低い電力を供給する際、内蔵
の電力発生装置をブラツシレス直流モータへ接続するた
め、第20図に全体的に536で示す電気回路を有する。電
気回路536(第11および20図)は3路接続点516を含み、
この点はブロツキングダイオード514から電流制限抵抗5
18を介してバツテリ502に通ずるので、接続点516の電圧
は電流制限抵抗518を介してバツテリ502を充電すること
ができる。接続点516はリレー524にも通じ、このリレー
を介して接続点516の電圧はスイツチ522を閉じた際ブラ
ツシレス直流モータ506に印加される。
第20図に示すように回路536はさらにリレー520を含
み、このリレーは交流電源のダイオード514への電流が
切れ、接続点516がダイオード514から電圧を印加されな
い場合、1−3位置から4−6位置へ動く。リレー520
が4−6位置へ動くと、それによつて抵抗518は回路か
ら効果的に除去され、バツテリ502からの電圧はブラツ
シレス直流モータ506を駆動する。さらにダイオード514
は、電圧がバツテリ502からモータ506を駆動するため印
加される際、ブロツキングダイオードとして役立つ。リ
レー524のスイツチ522と接続しない側は第20図にブラツ
シレス直流モータ506の回路ボード528に“THERM"として
示されるサーマルブレーカを介して電気的アースに接続
される。回路ボード528はブラツシレス直流モータ506の
駆動回路である。
交流電源が何らかの理由で停止した際、鉄共振トラン
ス508の完全無負荷を避けるため、負荷530はリレー524
が電力をブラツシレス直流モータ506に接続していない
場合はつねにトランス508に接続される。回路536は温度
制御スイツチ532および鉄共振同調コンデンサ534も含
む。小形直流フアン526は回路536の電子素子を冷却す
る。
作業中第20図に示す回路は交流電源からの交流を直流
に変換し、ブラツシレス直流モータ506を駆動するため
この直流を供給する。交流電源が正常に機能している場
合、回路はバツテリ502を充電する電力も供給する。し
かし交流電源が何かの理由で停止すると、停電であるか
または患者支持構造を交流電源から切離したかに抱ら
ず、回路536はブラツシレス直流モータをバツテリ502に
よつて供給される直流モータをバッテリ502によつて供
給される直流に接続する。
さらに本発明によればガス供給装置は各袋に対し個々
のガス導管装置を含む。第5および6図の実施例によれ
ばガス導管装置はとくに長さ約203mm(8インチ)、呼
称内径19mm(3/4インチ)の可撓性ゴムまたはポリマー
管108からなる。各導管を袋へ接続する装置が備えられ
る。図示のように導管接続装置は管108の1端へ接続し
うるまたはこの1端と1体の雄または雌接続フイツテイ
ングからなる。
さらに本発明によれば個々の導管接続装置を個々の袋
へ取りはずし可能に接続する装置が備えられる。第5お
よび6図に示す実施例のように取りはずし可能の接続装
置は袋70の接続アダプタおよびガス不透過性シールを得
るため導管接続装置へ形成した管108の1端を含む。第
6図に示す実施例によれば導管接続装置部分は管108の
1端で一体構成の雄接続部材114を形成する。同様第6
図に示すシールリング82は雌の袋接続アダプタを形成
し、ここに雄接続部材114が取りはずしおよび結合可能
に収容される。シールリング82は雄接続部材114のリツ
プ116を超えて嵌まるように伸び、リツプ116の下側の環
状溝118に収容され、シールリング82と導管接続装置の
間にガス不透過性シールを形成する。
第18図に示すような有利な選択的実施例によれば雄の
接続部材214が袋接続アダプタを設けるためシールリン
グ82に代ることができ、導管接続装置は結合可能の雌接
続部材282を有する。雄接続部材214は袋の内側フイツテ
イング210および外側フイツテイング212からなる。内側
フイツテイング210のシヤフトは袋の入口孔80を通して
拡がり、袋の外側フイツテイング212内に摩擦嵌合で収
容され、内側および外側フイツテイング210,212の周縁
フランジは袋の織物の反対面に圧着してガス不透過性シ
ールを形成する。成形した可撓性ゴム管208は雄接続部
材214と結合するその1端に雌接続部材282を有する。雌
接続部材282は各端部に外側に突出するフランジを有す
る管フイツテイング部材216を有する。その1端は管208
の内面の保持面と結合し、他端は黄銅袋ナツト215の支
持フランジに支持される。袋の外側フイツテイング212
は黄銅袋ナツト215と噛合うねじを有し、ゴムワツシヤ2
06は管フイツテイング部材216と袋外側フイツテイング2
12の間へ挿入され、外側フイツテイング212を袋ナツト2
15へねじこむことによつてゴム管と袋が結合される。
各袋は取りはずし可能の接続装置および各袋の個々の
ガス導管装置を形成する前記管108,208の可撓性のた
め、導管接続装置から容易にはずすことができる。可撓
性の管は袋の上向き引張りに適合するように容易に曲が
るので、接続した袋接続アダプタおよび導管接続装置は
フレームの平らな表面内の各孔を包囲する凹所およびこ
の孔と一致する各膜孔から容易に変位することができ
る。管の可撓性はフレームの上面からの袋の運動範囲を
十分大きくし、それによつて袋接続アダプタと導管接続
装置の接続部へ容易に近付きこれを操作することができ
る。
さらに本発明によれば第5および6図の実施例に示す
ように接続装置114は孔66を包囲する上部フレーム部材3
4の平らな上面に形成した凹所68(沈み面とも称され
る)に自由に収容される。とくにアダプタ82および導管
接続装置114はガス不透過性シールを形成するように接
続され、接続した構造(第5図)は完全に凹所68内に収
容される。このようにして凹所68の高さを超えて突出す
る構造が避けられる。このような突出構造は収縮した袋
の上に支持される患者に潜在的不快感を与える。このよ
うな収縮した袋の状態は人工心肺蘇生術(CPR)のよう
な緊急医学的処置を実施するため必要になる。このよう
に患者は袋をガス供給装置と接続するため使用するフイ
ツテイングとの接触から保護され、したがつてこのよう
な接触に起因するすべての害または不快が防止される。
本発明による改善された患者支持構造によれば流体不
透過性の可撓性の膜がフレームの平らな上面にそのほぼ
全体を蔽うように配置される。第4〜6図の実施例に示
すように本発明の可撓性流体不透過膜は板64の上に支持
したネオプレンまたは他の可撓性流体不透過材料のシー
ト120からなり、たとえば化学的接着剤の塗布によつて
固定される。本発明の膜は平滑な清掃可能の表面を備
え、患者からのすべての流体排出物を捕集し、これが患
者支持構造の他の部分および病室の床を汚染することを
防止する。
第4〜6図の実施例によれば膜はこれを貫通する多数
の孔122を有する。膜孔122はフレームの平らな上面の孔
66と一致する。各膜孔は孔66に比して少しサイズが小さ
いので、孔を貫通するガス導管部材は対応する膜孔に比
してサイズが大きく、したがつて流体不透過性シールが
膜と導管接続装置または膜孔122を貫通する他の接続部
材の間に形成される。膨張可能の袋がたとえば側壁に入
口を有する患者支持構造の実施例(図示せず)の場合、
フレームの平らな上面または膜に孔を備える必要はな
い。
定速で運転するブロアによりブロアからの吐出流はマ
ルチ出口、可変流量のガス弁130(第7a〜11図)を通過
する。マルチ出口ガス弁130の1つの有利な実施例は6
個の可変弁流路を有し、その1つの流路は大気への排気
弁99として使用される。第11図に示すようにガス供給装
置を有する他の5つの流路はそれぞれ5つの支持ゾーン
の1つの袋に通ずる。第2の有利な選択的実施例によれ
ば弁130は5つの流路しか有せず、そのすべては5つの
支持ゾーンの袋に通じ、5つの流路のどの1つも大気へ
通じない。
第11図の実施例に示すように5つの支持ゾーンは支持
構造の膨張可能の袋のすべてを含む。1つの態様によれ
ば排気弁の流量設定は膨張可能の袋へ供給する全流量を
制御するため変化される。両方の選択的実施例で特定ゾ
ーンの袋のガス供給装置へ通ずる個々の弁の設定はそれ
ぞれそのゾーンの袋へ供給する流量の比を変えるように
制御される。この方法で各特定ゾーンの他の4つのゾー
ンに対する流量分配が制御される。袋内の圧力を制御す
る特殊な方法を以下に説明する。
本発明によれば各袋に対するガスの供給を袋の所定の
ゾーン組合せ(袋の各組合せが個々の支持ゾーンを仕切
る。)および多数の袋を横切る所定の圧力プロフイルに
応じて制御するため、ガス供給装置および袋と協力作用
する制御装置が備えられる。図示のように制御装置はと
くにマルチ出口可変流量ガス弁130(第7,8,9,10および1
1図);ゾーンごとのガス損失を調節する装置およびマ
ルチ出口可変流量ガス弁の弁設定を袋の所定の圧力パラ
メータに従つて自動制御する弁制御回路174(第15図)
を含む。有利な選択的実施例によれば制御装置はさらに
自動的にモータを作動させるための排気流量制御回路12
8(第14図)を有し、このモータはマルチ出口弁の排気
弁の流量設定を制御して支持構造の支持ゾーンの間に分
配するように、得られる全流量を調整する。
本発明の制御装置によれば入口および入口に通ずる通
路を仕切るハウジング;ハウジング内に仕切られ、通路
と連絡する少なくとも2つのシリンダ室;各シリンダ室
のためハウジング内に仕切られ、シリンダ室と連絡する
個々の出口;およびシリンダ室を介して通路と出口の連
絡を可変に制御する装置からなるマルチ出口可変流量ガ
ス弁が備えられる。第7〜10図の実施例に示すようにハ
ウジング136はその長さにわたつて拡がる通路138を有す
る。さらにハウジング136は通路138と連絡する入口140
(第9図)を仕切る。マルチ出口弁内でハウジング136
はさらに通路138に通ずる少なくとも2つのシリンダ室1
42を備える。個々の出口144は各シリンダ室に対しハウ
ジング136内に形成され、そのシリンダ室と連通する。
しかし本発明はハウジングがただ1つのシリンダ室およ
びしたがつて1つの出口を有するただ1つの出口の態様
を含む。マルチ出口態様の説明はただ1つの出口の態様
にも関し、この態様によればシリンダ室の数、入口およ
び通路と連絡する出口および後述の付属ピストン、回転
可能のシヤフト、ポテンシオメータ等が節約される。
とくに第9図の実施例に示すようにハウジング136は
第7図に示すタイプの6つの離れたシリンダ室および6
つの出口を有する。これは本発明の支持構造の有利な実
施例により膨張可能の袋が5つのいわゆる支持ゾーンに
分割され、かつ1つの排気弁が設定される。この弁によ
り5つのゾーン内の膨張可能の袋へ適用する全体の圧力
を変化するように調節するためである。各支持ゾーンは
その固有の弁を備えるので、特定支持ゾーンの圧力は他
の支持ゾーンの圧力と無関係に維持される。
さらに本発明のマルチ出口可変流量ガス弁によれば通
路と出口のシリンダ室を介する連絡を可変に制御する装
置が備えられる。第7a図の実施例に示すように可変の連
絡制御装置は多数のピストン146からなる。1つのピス
トンが各シリンダ室に滑動可能に収容され、シリンダ室
142の壁とピストンの間のガス流の通過はほぼ阻止され
る。ピストン146はシリンダ室142内の少なくとも1つの
所定位置にある場合、出口144と通路138の間の連絡を完
全に遮断する。ピストン146はシリンダ室内のもう1つ
の所定位置に位置する場合、出口と通路のシリンダ室を
介する完全な連絡を可能にする。ピストン146はシリン
ダ室142内のピストン146の位置に応じて出口と通路の間
のシリンダ室146を介する所定の程度の連絡を可能にす
る。
可変の連絡制御装置はさらにシリンダ室内の所定の位
置にピストンを配置する装置を有する。第7a図の実施例
に示すようにピストンを所定の位置に配置する装置はと
くにピストン146を通して拡がるピストンの縦の中心線
と同心のねじ孔148からなる。配置装置はさらにピスト
ン146のねじ孔148と噛合う外ねじ部152を有する回転可
能のシヤフト150を有する。
本発明によればピストン配置装置はさらにピストンの
完全回転を防ぐ装置を有する。第7aおよび8図の実施例
に示すように、ピストンの完全回転防止装置はとくにピ
ストンに付属する突起154からなり、この突起はシリン
ダ室142の壁内に形成した溝155内へ拡がり、それに沿つ
てほぼ軸方向に拡がる自由端を有する。突起154はピス
トン146の一部として1体に形成し、またはピストンに
付加する構造であつてもよい。
ピストン配置装置はさらにシヤフトを回転する装置を
有し、シヤフトの回転はシリンダ室内でシヤフトに沿つ
てピストンを変位させる。このピストン変位の方向はシ
ヤフトの回転方向による。第7a図の実施例に示すように
シヤフト回転装置はとくにシヤフトに沿つたピストンの
変位を制御するためシヤフトの回転を適当に制御しうる
直流電動モータ160からなる。モータ160はシヤフト150
の1端に固定され、したがつてモータ160の回転により
それに固定したシヤフト150が回転する。モータ160は所
望により微細制御のため減速ギヤボツクスを介してシヤ
フト150と結合することができる。
マルチ出口可変流量ガス弁はさらにハウジング内に仕
切られる出口に収容される流量制限装置を有する。第7b
および7c図に示す実施例のように流量制限装置はとくに
出口とシリンダ室の間の弁ハウジング136内に仕切られ
る細長い孔156を有する。孔156の長軸はとくにシリンダ
室およびシヤフトの縦軸と平行する。
作業の際モータ160は回転し、それとともにシヤフト
の回転運動を駆動する。ピストンは溝155内に制限され
る突起154のためシヤフトとともに回転できないので、
ピストン146はシヤフト150の外ねじ部152に沿つて左右
に動き、したがつてシリンダ室142内の種種の位置にピ
ストンが配置される。
マルチ出口可変流量ガス弁は出口と通路の間のピスト
ンによつて可能になる連絡の程度を指示する装置を有す
る。第7a図の実施例に示すように連絡度指示装置はシヤ
フトのモータ160を固定した端部と反対側の端部に固定
した回転可能の軸164を有するポテンシオメータ162から
なる。シヤフト150による軸164の回転はシヤフトの回転
数に応じてポテンシオメータの出力電圧を変化する。シ
ヤフトの各回転はシリンダ室142内でピストン146を所定
の距離だけ動かすので、ポテンシオメータ162の出力電
圧はピストン146を介して出口144を通過しうる流量と相
関する。ポテンシオメータ162はとくにシヤフトへ固定
するための軸を有する10kΩ10ターンポテンシオメータ
からなる。
本発明の選択的実施例によれば制御装置はさらにブロ
アの所定の作業パラメータおよび袋へ供給する全流量に
応じてマルチ出口弁の排気出口を通るガス流量を制御す
るモータを自動的に作動するための排気流量制御回路を
有する。第14図の実施例に示すように排気流量制御回路
は128によつて全体的に指示され、可変抵抗R1または所
望の可変制御電圧を発生しうる比較可能の電圧分割装置
を有する。可変抵抗R1または比較可能の電圧分割装置は
第16図に示すコントロールボツクスのようなコントロー
ルボツクス134に収容され、このボツクスは患者または
患者を看護する医療要員以外のサービス要員のみ近付く
ことができる。可変抵抗R1は信号をR1から比較器C1およ
びC2の入力端子へ通過させるダイオード素子D1に接続さ
れる。第14図に示すようにR1からの信号は比較器C1のプ
ラス側入力端子および比較器C2のマイナス側入力端子に
送られる。第2の電圧信号はもう1つの可変抵抗R2から
得られ、この信号も比較器C1およびC2のそれぞれ他の入
力端子に印加される。第14図に示すようにR2からの信号
は比較器C1のマイナス側入力端子および比較器2のプラ
ス側入力端子に送られる。とくに比較器C1およびC2は
“339"型ICまたは同様の比較器である。作業中各比較器
はそのプラスおよびマイナス入力端子の電圧を比較し、
比較器の演算の公知原理により高または低出力を発生す
る。代表的にはゼロボルトは比較器の低出力を構成し、
近似的に供給電圧は比較器の高出力を構成する。
第14図に示すように比較器C1およびC2はその出力を第
1集積回路IC1へ供給し、この回路は比較器C1およびC2
からの出力がそれぞれ高および低または低および高であ
るかどうかに応じて出力を生ずるため“hard-wired"さ
れる。たとえばC1が高出力を集積回路IC1へ送る場合、C
2は集積回路IC1へ低出力を送り、集積回路IC1はマルチ
出口弁(第7a図)の排気出口を通る流量を制御するため
機械的に接続した直流モータ160を第2ダイオードD2を
介して交流電源に接続する。そこでモータは時計方向ま
たは反時計方向の一定方向に回転させる半波直流によつ
て駆動される。選択的に比較器C1の出力が低く、比較器
C2の出力が高い場合、集積回路IC1はモータ160を第3ダ
イオードD3を介して接続し、得られる半波直流はモータ
を先の方向とは反対の方向に回転させる。モータ160の
回転は排気出口の流量設定を変化し、かつ第7a図に162
で示す可変抵抗R2を回転する。それによつて参照フイー
ドバツク電圧が比較器C1およびC2に印加され、その際排
気出口の設定流量が指示される。
本発明の選択的実施例によれば排気流量制御回路が直
流モータ160を駆動し、次に可変抵抗R2(ポテンシオメ
ータ162)からの参照電圧が可変抵抗R1からの電圧と異
なる限り、ポテンシオメータ162の電圧設定が調節され
る。可変抵抗R2の参照出力端子の電圧が可変抵抗R1から
比較器に達するプリセツト電圧とほぼ等しい場合、制御
回路はモータへの電力供給をストツプし、排気出口流量
設定は一定に留まる。したがつて袋に供給される流量の
比は一定に留まる。直流モータ160は可変抵抗R1のプリ
セツト電圧が第7a図のポテンシオメータ162に相当する
可変抵抗R2(第14図)の出力端子に与えられる参照電圧
と平衡するまでいずれかの方向に回転を続ける。
回路128(第14図)のような排気流量制御回路を特徴
とする実施例を実施する場合、技術者は可変抵抗R1を本
発明の支持構造に支持する患者の重量特性に応じてプリ
セツトする。重い患者は大きい袋圧力を必要とし、した
がつて袋への大きい流量比が必要となる。大きい流量の
要求はモータ160が排気出口孔を低い設定へ閉鎖する必
要を意味する。したがつてR1はR1/R2平衡が排気出口の
比較的小さい流量設定で達成されるようにプリセツトさ
れる。しかし回路128のような排気流量制御回路のない
有利な選択的実施例によれば、この種の圧力調節は後述
のゾーンガス損失を調節する装置の操作によつて個々の
ゾーンに対して実施することができる。
第2および11図に示すように個々の支持ゾーンからな
る袋はそれぞれガス管102を介して特定支持ゾーン内の
袋の数に適する数の出口を有するガス流マニホールド16
6のようなマニホールドへ接続される。各マニホールド
の出口はマニホールドを個々の袋70へ接続する管208の
ようなガス導管装置の1端へ接続される。ゾーン1およ
び2のマニホールドはこれに関する本発明の態様を第11
図に示す実施例で説明しやすくするため、第2および11
図で別個に194および196で示される。各マニホールドは
本発明のガス供給装置を形成する管102および98を介し
て本発明のマルチ出口、可変流量ガス弁130からなる個
々の弁の1つの出口144へ接続される。
本発明によればガス制御装置を形成する個々の弁ハウ
ジング出口のそれぞれを出るガス流のノイズを著しく低
下する装置が備えられる。第2,11および21図の実施例に
示されるように、ガス制御装置を形成する個々の弁ハウ
ジング出口のそれぞれを出るガス流のノイズを著しく低
下する装置は主消音器97からなる。第11図に示すように
ガス供給装置を形成する弁130の個々の出口144からの各
流路は5つの支持ゾーンの1つの袋に通ずるかまたは1
つの出口が排気弁99へ通ずる実施例で大気へ開口するか
に抱らず主消音器97のような消音装置を含む。他の5つ
の消音器97は第9図には本発明の他の特徴を明らかに認
めうるように、示されていない。
第21図に示すように主消音器97は個々の弁ハウジング
出口144と連通するように接続しうる入口404を有するノ
イズ減少ガズ通路402からなる。ノイズ減少ガス通路402
は入口404と反対側の端部に出口406を有する。流れるガ
スの音を減衰させる装置、たとえば消音材料のスリーブ
408は完全にノイズ減少ガス通路402を包囲し、出口406
を超えて拡がる。ノイズ減少ハウジング410はノイズ減
少ガス通路402およびこれを包囲するスリーブ408を完全
に内部に収容するように形成される。ノイズ減少ハウジ
ング410の1端は消音パツド412およびパツド412をノイ
ズ減少ハウジング410内にほぼガス不透過性にシールす
るエンドキヤツプ414を収容する。入口エンドキヤツプ4
16はノイズ減少ハウジング410の反対側端部をガス不透
過性にシールし、消音器入口418を形成する。消音器入
口418はノイズ減少ガス通路402と同心にこれと連通する
ように配置される。シールガスケツト420は管または他
の導管を消音器入口418に接続する際ガス不透過性シー
ルを形成するように備えられる。ノイズ減少ハウジング
410はさらにその側壁を貫通するノイズ減少ガス流出口4
22を有し、出口406から流れるガスはノイズ減少ガス流
出口422からノイズ減少ハウジング410を出るためにはス
リーブ408上を通過しなければならない。ノイズ減少ガ
ス流出口422はとくにここから出るガス流のノイズをさ
らに減少するため平行流の出口である。
さらに本発明によればガス制御装置はゾーンごとのガ
ス損失を調節する装置を含む。第19および19a図の実施
例に示すようにゾーンのガス損失調節装置はとくに第19
および19a図に全体的に310で示すガス流マフラを有す
る。マフラ310はとくに金属円筒からなるハウジング312
を有し、その側壁に沿つて少なくとも1つの出口ポート
314が配置される。消音パツド316からなるスリーブは完
全にハウジング312内に収容されるように形成され、中
空円筒状ガス管320を収容するための貫通孔318を有す
る。ガス管320はねじを切つた外側端部322を有する。発
泡ゴム消音板324はハウジング312の1端内部に収容さ
れ、ハウジング312のこの端部は第19および19a図に示す
ように1つまたは多数の調節可能のスクリユー328によ
つて保持されるエンドキヤツプ326によつてシールされ
る。スリーブ316はその1端が消音板324と接触するよう
にハウジング312内へ摺動される。スリーブ316の長さは
ハウジング312の長さより短い。調節可能のエンドキヤ
ツプ330はハウジング312内の他端にスリーブ316の他端
と接するように収容される。調節可能のエンドキヤツプ
330はこのキヤツプをスリーブ316の端部に接するように
ハウジング312に嵌めた際、ハウジング312の端部を蔽う
フランジを有する。調節可能のエンドキヤツプ330は第1
9および19a図に示すようにセツトスクリユー332により
ハウジングに回転不可能に固定される。調節可能のエン
ドキヤツプ330は中空ガス管320の外ねじを切つた端部32
2を収容する内ねじを切つた貫通孔334を有する。孔334
は孔318と1線にあるので、管320は孔334および318を貫
通する。管320を孔318へ挿入し、その外ねじ端部322を
調節可能のエンドキヤツプの孔334へねじ込むと、外ね
じ端部322は調節可能のエンドキヤツプ330の孔334から
突出する。ロツクナツト336は管320の突出する外ねじ端
部322へねじ結合する貫通ねじ孔338を有する。
管320の外ねじ端部322はたとえば接続カプリング340
によつてゾーンのマニホールド166,194または196の1つ
へ接続される。出口ポート314はここから出るガス流に
よつて発生するノイズを減少するため平行流にされる。
ガス流制限スペース342は管320のねじを備えない端部32
0、スリーブ316の内壁および消音板324の間のハウジン
グ312内に形成される。消音板324と管320の端部の間の
ギヤツプはガス流が管320を去つて制限スペース342に入
る直前のガス流の方向と平行のガス流制限スペース342
の直線寸法を形成する。この直線寸法は便宜上ガス流制
限スペース342の”長さ”と称される。平行流出口ポー
ト314がハウジング312に配置されるので、ガス流は180
°方向変換し、消音材料のスリーブ316を通つて平行流
出口ポート314へ流れる。
作業中第19a図に示すように特定ポートゾーンのガス
供給要素を通るガス流は主としてマフラ310の出口ポー
ト314を通つて出る。ガス流が管320のねじを有しない端
部を出る際、ガス流制限スペース342を通るガス流は圧
力の大きい損失の原因となる。ガス圧のこの損失はガス
流制限スペースの容積を増大することによつて圧損を減
少し、またはガス流制限スペースの容積を減小すること
によつて圧損を増大するように制御することができる。
制限スペース342の容積はハウジング312を管320を中心
に回転して変化することができる。ガス流制限スペース
の容積はその構造に応じてハウジング312を時計方向ま
たは反時計方向に回転することによつて増減される。
換言すればガス流制限スペース342の長さは作業員が
ハウジング312を管320のねじ端部322を中心に回転する
ことにより、各ゾーンから排出されるガス量に比例する
各ゾーンのガス損失を増減するように変化することがで
きる。各ゾーンのガス損失量はハウジング312を掴んで
それを回転する作業員によつて制御され、その際ハウジ
ング312は管320に対し縦方向に動き、管320のねじのな
い端部は消音板324に対し近付きまたは遠ざかるように
動く。
管320の端部と消音板324の間の長さまたはギヤツプの
増減により出口ポート314を介するガス損失が制御さ
れ、したがつてマフラ310へ接続するマニホールドによ
つて供給される特定支持ゾーンを通るガス流の圧損が決
定される。このギヤツプはその際制限スペースの容積を
変化するため変化されるガス流制限スペースの寸法であ
る。
本発明のゾーンごとのガス損失調節によつて可能にな
つた外部調節は多数の利点を伴う。第1に本発明により
作業員は生理的極限の患者に対しベツドを非常に特異に
形成することができる。たとえば両下肢を切断した非常
に肥満した個体はベツドの胴およびシートゾーンから非
常に低速のガス排出を必要とする。対照的に小兜はベツ
ドの胴およびシートゾーンからもつと高速のガス排出を
必要とする。第2に外部調節により作業員はマルチ出口
に可変流量ガス弁130に伴う誤差および許容差に起因す
るガス流速の普通の変差を補償することができる。本発
明によるゾーンごとのガス損失を調節する装置により達
成される外部調節なしの場合、弁体の公差または組立誤
差の仕様書からのすべての変差は補正作業のために必要
なアクセスを達成するため弁ユニツトの大部分の解体を
必要とする。第3に袋70のガス排出孔86を使用するより
もマフラ310をガス排出の主要手段として備える場合、
温度低下機能およびノイズ軽減機能が果される。ガス排
出孔86からの排出ガスが温ガスまたは熱ガスである場
合、患者がこの温または熱排出ガスによつて先に経験し
たすべての不快感は主としてマフラ310を介してガスを
排出することによつて一部の支持ゾーンでは除去され、
他の支持ゾーンでは著しく軽減される。さらに各ゾーン
から主としてマフラ310を介してガスを排出することに
よりガス排出孔86を出るガスに伴うノイズが除去または
著しく軽減される。
第4に第14図に示すような排出弁制御回路128を有す
る本発明の選択的実施例によれば、ゾーンごとのガス損
失調節装置によりこの回路故障の際個々のゾーンのガス
流プロフイルの補助的制御、およびこの回路の機能が維
持されている際のもう1つの制御手段が得られる。排気
弁制御回路を有しない本発明の選択的有利な実施例によ
ればゾーンごとのガス損失調節装置は第14図の回路128
のようなガス流排出回路によつて果されるものと同様の
機能を果すため使用することができる。
第9図に示すように空気ブロアはダクト168を通して
圧縮空気を送り、このダクトはマルチ出口可変流量ガス
弁の入口140に接続され、多数の軟いプラスチツクスリ
ーブ172を介して接続した多数の金属管セクシヨン170か
らなる。圧縮空気は通路138(第7a図)を通り、本発明
のマルチ出口弁に含まれるそれぞれのシリンダ室および
個々の弁セクシヨンの出口を介して、弁に付属するピス
トンの配置に応じて分配される。各弁モータ160(第9
図)は各ピストンの位置を調節するため操作し、したが
つて出口およびそれに付属する細長い孔を介して出る分
配空気流を制御することができる。排気出口を通る流れ
の所定の設定で5つの支持ゾーンのそれぞれに得られる
空気流分配したがつて圧力はそれぞれのシリンダ室内の
各ピストンの位置の設定に応じて変化すことができる。
5つの支持ゾーンのそれぞれの圧力レベルをプリセツト
し、自動的にその圧力に維持する方法を説明する。
本発明の制御装置によれば各ゾーンの袋の所定の圧力
パラメータに応じてマルチ出口可変流量ガス弁のための
各支持ゾーンの弁設定を自動制御するゾーンの弁制御回
路が備えられる。実施例によればゾーンの弁制御回路は
とくに第15図に全体的に174で示す電子回路からなる。
第15図に示すようなゾーン弁制御回路は5つの支持ゾ
ーンの1つに付属し、かつ本発明のマルチ出口弁からな
る5つの弁のそれぞれを制御するため使用される。第15
図のゾーン弁制御回路は第14図に示す排気流量制御回路
の実施例に類似している。第2集積回路IC2からの信号
が第15図にD4で示すダイオード素子へ送られると、ゾー
ン弁制御回路は第14図の排気流量制御回路と同様に動作
する。
第15図のゾーン弁制御回路と第14図の排気流量制御回
路の動作の主要な差は前者が第2集積回路IC2を有する
ことにあり、この回路は第15図にS1で示す回路素子から
受ける信号に応じてダイオードD4が受ける信号の大きさ
を決定する。
作業中第2集積回路IC2はその3つの可能な入力の1
つのみをその出力へ接続する。出力へ接続される特定入
力は集積回路IC2がS1から受ける信号に基いて選択され
る。たとえば0°で示す位置のS1により集積回路IC2は
入力端子No.1(IN-1)からの信号を出力端子No.1(OUT-
1)へ内部的にリレーすることによつて、つまみスイツ
チTS1であらかじめ選択した電圧をダイオード素子D4へ
接続する。このように集積回路IC2は機械的スイツチま
たはリレーと電子的に動作する等価回路とみなすことが
でき、スイツチまたはリレーよりサイズが小さい利点を
有する。第2集積回路IC2はとくに“4066"型集積回路ま
たは同様のアナログスイツチであり、当業者には“クワ
ド(quad)アナログスイツチ”として公知である。
前記のように第2集積回路を通過する信号はS1の設定
およびS1によりIC2の出力へ接続する特定のつまみスイ
ツチの設定に依存する。とくに各つまみスイツチTS1,TS
2またはTS3は10個の異なる電圧信号出力端子を有する。
特定のつまみスイツチ特定の電圧信号出力は特定患者の
最適の流量設定配置に基いてあらかじめ決定され、第17
図に示すコンソールからプリセツトされる。第17図に示
すようにつまみスイツチTS1,TS2およびTS3のゾーン1の
設定(A,BおよびD)は支持構造のゾーン1および2の
特定の上昇範囲設定に相当する。支持構造を第17図のデ
イスプレイパネルのAの上昇指示によつて示すように上
昇する場合、Aで示すつまみスイツチはIC2の入力端子
の1つからIC2の相当する出力端子およびしたがつてダ
イオード素子D4へ接続される。支持構造を上昇指示器の
Bによつて示すように上昇する場合、Bで示すつまみス
イツチ設定はIC2を介してダイオード素子D4へ接続され
る。これは各ゾーンがそれぞれのゾーン弁制御回路を備
えているので、5つのゾーンのそれぞれに対する場合で
ある。しかし第17図に示すように特定ゾーンの圧力プロ
フイルが4つの上昇指示器設定(A,B,CおよびD)のそ
れぞれに対して変化する必要はない。たとえばゾーン1
の設定は上昇指示器設定A,BおよびDに対して変化する
けれど、上昇指示器設定Cに対しては変化しない。同様
にゾーン2の設定は上昇指示器設定A,CおよびDに対し
て変化するけれど、上昇指示器設定Bに対しては変化し
ない。これは第15図に示すゾーン弁制御回路がつまみス
イツチTS1,TS2またはTS3のみを示す理由である。さらに
ゾーン4および5に対しては制御が少ししか要求されな
いので、この2つのゾーンに対しては2つのつまみスイ
ツチを必要とするだけである。
第2集積回路を通過する電圧は比較器C3およびC4の入
力端子の1つに供給される。可変抵抗R8からくる第2電
圧は比較器の他の入力端子に印加される。とくに比較器
は“339"型集積回路または同様の比較器である。これら
の比較器の最終目的はマルチ出口可変流量ガス弁の各シ
リンダ室と協働する直流モータを第2集積回路IC2から
比較器に達する電圧によつて所望および決定されるよう
に弁を開閉するため正しい方向に回転させることであ
る。作業中比較器はそのプラスおよびマイナス端子の電
圧を比較し、その演算の公知規則に従つて高または低出
力を発生する。代表的にはゼロボルトは比較器の低出力
を形成し、比較器へ印加された近似電圧は比較器の高出
力を構成する。
選択的実施例によれば圧力センサが可変抵抗素子R8か
らくる信号の代りに電子信号を発生する。圧力センサは
とくにマルチ出口弁130の個々の出口のそれぞれ導かれ
るガス供給導管98(第11図)の1つに配置される。Hone
ywell社のPCOIG型圧力センサは前記機能に適する圧力セ
ンサの1例である。
第15図に示すように比較器C3およびC4は第3集積回路
IC3へその出力を送る。この回路は比較器C3およびC4か
ら受ける出力がそれぞれ高および低または低および高で
あるかに応じて出力を発生するように“hard-wired"さ
れる。たとえばC3出力が高ければC4出力は低く、第3集
積回路IC3は特定の可変流量ガス弁の直流モータをD5で
示すダイオードを介してAC電源へ接続する。そこでモー
タは半波直流によつて所定の方向に回転する。選択的に
比較器C3の出力が低ければ比較器C2の出力は高く、集積
回路IC3は直流モータをダイオードD6を介して、生ずる
半波直流がモータを先の方向と反対の方向に回転するよ
うに接続する。モータが回転するとそれによつて作動す
る弁が開閉し、弁の指示装置とともに動くポテンシオメ
ータも回転する。このポテンシオメータは第15図にはR8
によつて示され、比較器C3,C4へ電圧を供給し、それに
よつて弁のシリンダ室内のピストンによつて許容される
相対流量を指示する。実際にはゾーン弁制御回路はモー
タならびに順に弁およびポテンシオメータを駆動するこ
とによつて動作し、R8の摺動子の電圧は第2集積回路IC
2から比較器C3,C4に達する設定電圧にほぼ等しくなる。
第3集積回路IC3は有利に多数の市販のモータドライバ
集積回路のいずれでもよく、または個々のトランジスタ
および付属の受動素子からなる。
第15図のゾーン弁制御回路実施例の各つまみスイツチ
TS1,TS2およびTS3はフレームのヘツドセクシヨンを4つ
のヘツドセクシヨン関節運動範囲すなわち0〜31°、31
〜44°、44〜55°および代表的には62°である55°〜最
大関節運動角の1つに配置する場合の特定患者のため最
適と考えられる弁開放設定に相当する。第2集積回路IC
2はフレームのヘツドセクシヨンの上昇角の常用範囲を
示す参照信号を受け、したがつてつまみスイツチTS1,TS
2またはTS3の1つを介する適用信号の経路を選択する。
TS1,TS2およびTS3で示す各つまみスイツチは患者また
は看護要員には容易に近付き得ず、一般にベツドの横の
下のブロアハウジング近くに配置したパネル(第17図)
に支持される。このつまみスイツチはサービス技術者に
よつて弁の設定に相当する信号レベル、したがつてフレ
ームのヘツドセクシヨンの上昇角の特定範囲で患者に適
する支持ゾーン圧力レベルへプリセツトされる。
第15図によればとくに可変抵抗R3が各つまみスイツチ
TS1,TS2およびTS3と直列に配置される。可変抵抗R3は快
適調節として医療要員が行いうる調節と関連し、R3およ
びTS1,TS2またはTS3からの他の3つの信号の任意の1つ
によつて示される全信号レベルの約10%を占める。第16
図に示すように患者または看護要員はR3のシヤフトへ固
定し、制御ボツクス134のフロントパネル202に支持した
“ゾーン快適調節”ノブ201によつてR3を調節すること
ができる。
本発明によりフレームのヘツドセクシヨンの上昇度を
決定するためフレームに作用する関節運動感知装置が備
えられる。第3aおよび3b図の実施例に示すように本発明
の関節運動感知装置はとくに1端がフレームの関節運動
可能セクシヨンたとえばヘツドセクシヨンと連絡するロ
ツド176を有し、それによつて関節運動可能セクシヨン
の関節運動はロツド176をその縦軸に沿つて2方向矢印1
78に示すように偏移する。第3b図に示すようにロツドは
ばね177によつてヘツドセクシヨンの一部に対し機械的
に押付けられる。第3b図に示すようにロツド176の本体
は段階的線形スイツチの一部を形成する。
ロツド176がその縦軸に沿つて偏移する際ロツド176の
本体は回路を閉じて特定の参照電圧信号が発生する。ロ
ツド176の縦運動は水平参照面からの関節運動可能セク
シヨンの角運動に較正される。この角度は第3a図にはギ
リシヤ文字シータ(θ)によつて示される。ロツド176
が段階的線形スイツチの第1の参照電圧を生ずる回路を
閉じる位置へ本体を動かすと、信号が本発明の弁制御回
路のそれぞれへ送られる。この信号はS1の作動によつて
(V+)から発生するように第15図に略示するものと同
等である。
2つの付加的な選択実施例が関節運動感知装置のため
考えられる。関節運動感知装置の1つの実施例は関節部
材が回転する中心となるシヤフトと協動するデイスクを
介して互いに連絡する発光器および受光器からなる。デ
イスクは関節部材の運動角度と相関するように備えうる
多数の孔を有する。したがつて関節部材の特定角度の回
転による関節運動はデイスクの孔の1つを発光器と受光
器の間に配置し、それによつて受光器は発光器から送ら
れる光に応答した信号を発する。GEのH-13A1型ホトンカ
プルドインタラプタ モジユールはこの目的のために適
する発光器および受光器の1例である。
関節運動感知装置のもう1つの実施例は長さに沿つて
多数の貫通孔を有するばね負荷した引戻し可能のテープ
からなる。テープはたとえばロツド176の端部に固定す
ることができる。発光器および受光器は互いにテープの
反対側に配置される。したがつてロツドの縦運動はテー
プを引き、ある時点で孔の1つを発光器と受光器の間に
配置し、2つの間の光の伝送を可能にし、受光器はゾー
ン弁制御回路のS1素子へ信号を送るように励起される。
選択的にテープ端部をロツド176の端部でなく、関節部
材に直接固定することができる。
さらに本発明によればゾーン弁制御回路は本発明の支
持構造の各支持ゾーンに配置された袋内のガス圧を変化
するため関節運動感知装置と機能的に協力作用する関節
運動圧力調節装置を有する。関節運動圧力調節装置は関
節運動感知装置によつて決定されるフレームの関節運動
可能セクシヨンの上昇度に応じて特定ゾーンのガス圧を
変化する。第15図の実施例に示すように関節運動圧力調
節装置はとくに多数のつまみスイツチTS1,TS2およびTS3
ならびに多数の入力端子および多数の出力端子を有する
集積回路からなる。各つまみスイツチは関節運動感知装
置から信号を受ける集積回路の入力端子の1つと接続し
ている。第2集積回路IC2は関節運動感知装置(S1)か
ら受信した信号に基いてダイオード素子D4への印加電圧
を供給する回路を形成するため使用すべきつまみスイツ
チを選択する。
第2集積回路IC2(第15図)は段階的線形スイツチ(S
1)から受けた信号をフレームのセクシヨンの特定角度
範囲の関節運動と関連させる。ロツド176(第3図)が
その完全に押付けられた位置にある場合、第2集積回路
IC2はヘツドセクシヨンが水平すなわち関節運動してい
ない位置から0〜31°の関節運動角範囲にあることを指
示する信号を受ける。そこでロツド176がさらにフレー
ムのヘツドセクシヨンの角運動に応答して縦方向に移動
すると、段階的線形スイツチの最初に出会う回路が閉鎖
される。その際第2集積回路へ送られる信号はヘツドセ
クシヨンの水平から31〜44°の角度の関節運動を指示す
る。同様に段階的線形スイツチの第2に出会う回路の閉
鎖によりヘツドセクシヨンが水平面から44°の角度を通
過したことを指示する信号が第2集積回路IC2へ送られ
る。
上記のように各ゾーン弁制御回路の第2集積回路IC2
によるこれらの信号の受信はその回路によつて制御され
るマルチ出口可変流量ガス弁の特定の弁をその回路のプ
リセツトしたつまみスイツチTS1,TS2およびTS3に応じて
開閉させる。このつまみスイツチは関節運動感知装置に
よつて感知される1つまたは多数の角度設定範囲に対応
する。たとえばゾーン1でTS1は0〜31°の範囲、TS2は
31〜44°範囲および44〜55°範囲、TS3は55〜62°範囲
に相当する。このつまみスイツチはその設定と関連する
角範囲で関節運動したヘツドセクシヨンを有する本発明
の患者支持構造上に支持される特定患者のため袋に適当
な圧力を供給するように技術要員によりプリセツトされ
る。
制御ボツクス134の“ステツキマン”デイスプレイ133
(第16図)はフレームのヘツドセクシヨンの常用関節運
動角を示す。このデイスプレイは第15図に示す弁制御回
路のTS1,TS2およびTS3に対する初期調節を設定しなけれ
ばならないサービス技術者にとつても有用である。
さらに本発明によれば一部の支持ゾーンの少くとも一
部の袋は個々の袋の完全収縮のため袋に作用する弁装置
を有し、それによつて完全収縮の際患者を本発明の支持
構造から除去することができ、選択的に患者を所定の手
術たとえば人工心肺蘇生術(CPR)を容易にするため処
置することができる。本発明によれば一部の支持ゾーン
は一部の支持ゾーンの袋の全体の収縮のためこの袋に作
用する収縮弁装置を有する。第11図に示すように全体的
収縮弁装置はとくにソレノイド作動弁198からなる。こ
のような弁の1つはガスブロアをゾーン1のマニホール
ド194へ接続する導管に備えられ、もう1つのソレノイ
ド作動弁はガスブロアをゾーン2のマニホールド196へ
接続する導管に設けられる。ソレノイド作動弁198の1
つを励起すると、この弁はそれぞれのマニホールドを排
気し、したがつてこれに接続した袋は排気導管200を介
して大気へ排気される。
制御ボツクス134(第16図)のCPRスイツチの作動によ
りブロアの電力は停止され、支持ゾーン1および2の袋
からのガス流出を促進する2つのソレノイド弁198が作
動される。ゾーン1および2の袋の収縮は患者の上部胴
体が上部フレームの固い板に支持されることによつてCP
R処置が容易になる。
第15図は本発明の弁制御回路の2つの付加的特徴も示
し、この特徴は第16図にS2およびS3によつて示され、こ
れらは2つとも作業員が近付きうる制御パネル上のスイ
ツチである。S2は第16図に“シート収縮”と表示したス
イツチに相当し、S3は“最大膨張”と記したスイツチに
相当する。
S2の作動はS2が接続される比較器入力をほぼゼロ電圧
にもたらす。このゼロ電圧状態は完全閉鎖した弁に相当
し、第2集積回路IC2からくる電圧信号を無効にする。S
2の作動によつて得られる完全閉鎖した弁の機能はゾー
ン3および4に座位置移送機能を与えるため使用され、
したがつて支持ゾーン3および4に供給する弁と協動す
るゾーン弁制御回路のみにS2が存在する。ゾーン3およ
び4の袋の空気圧を制御するゾーン弁制御回路にはS2を
介してアースへ流れる電流を制限するため付加的抵抗が
D4とIC2の間に使用される。
本発明により達成される“シート収縮”の機能を説明
するには第2,7,11および15図を参照することが必要とな
る。第2および11図に示すようにゾーン3は番号8〜10
の袋を有し、ゾーン4は番号11〜13の袋を有する。第2
図に示す患者は支持ゾーン3および4の近くの座位置に
動かされる。次に制御パネルのシート収縮スイツチを作
動する。S2(第15図)の作動により支持ゾーン3および
4の袋に通ずるガス供給装置を制御する弁(第7a図)が
閉じる。空気ブロアはもはや袋8〜13に空気を供給しな
いので、座している患者の重量により袋は収縮し、した
がつて患者は上部フレーム部材の上面に支持される膜の
高さへ下げられる。同時にゾーン3および4の両側の袋
は膨張のまま残り、患者のアームレストが得られ、患者
が支持構造から下りるのを容易にする。
S3の操作は2つの効果を有する。第1にS3はこれが接
続される比較器入力をほぼ入力電圧V+にもたらし、第
2集積回路IC2からの電圧信号を無効にする。このよう
にS3の操作は弁を完全開放にし、最大膨張を有する移送
に適する袋を得るため5つのすべてのゾーンの弁制御回
路に使用され、患者のベツドからの運動を容易にする固
い表面が得られる。第15図には図示されていないけれ
ど、S3の操作は可聴警報を発生させ、マルチ出口、可変
ガス流量弁の排気弁99(第11図)を完全に閉鎖し、5つ
の支持ゾーンへ供給するガスを制御する5つの弁を介し
てブロアから最大空気流が得られる。このように完全閉
鎖した排気弁によりすべての袋は最大空気流を受け、過
大膨張する。この過大膨張状態は袋を非常に固くし、患
者は異なるベツドまたはストレツチヤへ移転するため袋
の上壁から容易に滑り出ることができる。
第16図は本発明の特徴に一部の作業のため備えた制御
パネル202の平面図である。たとえば“オン/オフ”と
示したスイツチはすべての空気供給要素への電力供給を
制御し、ベツドの上昇制御等の機能を維持することがで
きる。
横臥スイツチはマルチ出口、可変ガス流量弁の排気弁
に接続される。横臥スイツチの作動により排気弁が閉鎖
され、約5%多いガス流が支持構造の5つの支持ゾーン
への供給を制御する他の5つの弁を介して供給される。
この方法で袋の固さが僅かに上昇し、患者が横臥した際
患者から袋へおよぼす付加的圧力が打消される。
“温度選択”制御ノブはフインチユーブ形熱交換器10
1(第2および11図)のフインから熱を伝達する標準電
気抵抗形ガスヒータおよび選択的冷却フアンを手動制御
する手段を与える。ガス導管98はフインチユーブ形熱交
換器101を貫通して所望のとおり圧縮空気は冷却され
る。温度選択ノブの右側の棒グラフは袋へ送られるガス
の温度を監視およびデイスプレイするため使用される。
過大温度防止回路(図示せず)はガスの温度が患者をお
びやかす温度に達するとヒータを遮断する。
さらに本発明によれば収縮検出装置が本発明の支持構
造のフレーム上の多数の袋の少なくとも1つの所定の程
度の収縮を検出するため備えられる。第11図に示すよう
に収縮検出装置はとくに上部フレーム部材の平らな上面
を形成する板の上に備えた少なくとも1つの感圧スイツ
チ204からなる。感圧スイツチは袋の底壁を支持する板
とネオプレンシートの間に配置される。このスイツチは
患者の体重がこのスイツチを閉鎖する場合に作動され
る。適当な感圧スイツチは各グリツド交差点で絶縁パツ
ドによつて分離された2つの銀グリツドからなり、絶縁
パツドが介在するグリツドにおよぼす力によつて2つの
グリツドの間に接触が発生し、たとえば導線203(第11
図)を介するような信号の通る回路が形成される。付加
的回路(図示せず)は収縮検出器が収縮を検出して可聴
警報を作動するため備えられ、空気流が沈み状態を除去
するため十分となるまで、影響を受けたゾーンに作用す
る弁を開かせる比較器へ信号が送られる。第11図に示す
ように収縮検出器204は隣接支持ゾーンを分離する境界
を超えて拡がらないように配置される。これは任意の収
縮検出器204からくる信号が特定支持ゾーンの袋の圧力
を変化するため利用しうるようにするためである。
本発明により収縮検出装置と連絡する指示装置が備え
られ、この装置は収縮検出装置が少なくとも1つの袋の
所定の程度の収縮を検出した際作動される。第16図の実
施例に示すように指示装置はとくに感圧装置の1つから
受けた信号によつて動作する際通常の緑色照明から赤色
照明へ変化する小さい赤/緑発光ダイオード(LED)205
からなる。小さい赤/緑発光ダイオードは制御ボツクス
134の制御パネル上の、第15図の可変流量抵抗R3に相当
する“ゾーン快適調節”ノブ201の直上に配置される。L
EDは“沈み”状態が上部フレーム部材の平らな上面を形
成する板の上に備えた多数の感圧スイツチ204(第11
図)の1つによつて検出された場合にその通常の緑色照
明から赤色照明へ変化する。
種々の改善および変化を本発明による改善された患者
支持構造およびガス分配弁の構造に本発明の範囲または
思想からはずれることなく実施しうることは当業者には
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による患者支持構造の斜視図、第2図は
その側面図、第3a図は上昇角度検出装置の配置を示す
図、第3b図はその機能説明図、第4図は袋の詳細を示す
斜視図、第5図は袋の縦断面図、第6図はガス供給導管
とフレーム上の袋の結合を示す垂直断面図、第7a図は可
変流量ガス弁の断面図で第9図VIIa-VIIa線断面図に相
当し、第7b図および第7c図は第7a図VIIb/c-VIIb/c線断
面図、第8図は第9図VIII-VIII線断面図、第9図はマ
ルチ出口可変流量ガス弁およびブロアの斜視図、第10図
はその側面図、第11図は袋とガス供給装置の接続を示す
図、第12図は異なる圧力の袋を有する公知装置の効果を
説明する図、第13図は本発明の構造の袋の側面図、第14
図は排気弁制御回路図、第15図はゾーン弁制御回路図、
第16図は制御パネルの斜視図、第17図は上昇調節つまみ
を示す図、第18図は袋とガス供給管の接続を示す垂直断
面図、第19図は消音器の展開斜視図、第19a図はその垂
直断面図、第20図はブロアモータの制御回路図、第21図
はマフラの展開斜視図である。 34……上部フレーム、36……中間フレーム、35……下部
フレーム、70……袋、96……ブロア、97……消音器、99
……排気弁、101……熱交換器、130……マルチ出口可変
流量ガス弁、198……ソレノイド作動弁、166,194,196…
…マニホールド、204……感圧スイツチ、310……マフラ

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)フレーム、 (b)前記フレーム上の多数の細長い膨張可能の袋、 (c)前記袋にガスを供給する手段、該供給手段は、袋
    と連通し、かつ i)袋へガスを供給するためのガス流を発生するブロ
    ア、 ii)前記ブロアを駆動するため該ブロアに接続されたブ
    ラッシレス直流モータおよび iii)前記ブラッシレス直流モータを駆動するための直
    流電源を提供するための交流電源からの交流電流を直流
    電力に変換する手段 を有する、 (d)交流電力減少を予防し、袋へのガス供給の中断を
    防止する手段、該ガス供給中断防止手段はガス供給装置
    と協働する、 (e)前記ガス供給手段および袋と協働して、多数の袋
    にわたる所定の圧力プロフイルおよび前記袋の多数の所
    定の組合せに応じてそれぞれの袋を自動的に維持するよ
    うにガスの供給を制御するため制御手段、前記の袋の組
    合わせは個々の支持ゾーンを形成する から構成されていることを特徴とする患者支持構造。
  2. 【請求項2】(a)前記ガス供給中断防止手段が i)ブラッシレス直流モータ用電力発生手段、該ブラッ
    シレス直流モータ用電力発生手段は患者支持構造に内蔵
    されかつ支持されている、および ii)前記変換手段のブラッシレス直流モータへの接続
    と、前記内蔵された電力発生手段の前記ブラッシレス直
    流モータへの接続との間の選択的かつ自動的切替を行う
    手段、該電源切替手段は前記ブラッシレス直流モータ、
    前記変換手段および前記の内蔵された電力発生手段へ電
    気的に接続されている、 からなる請求項1記載の構造。
  3. 【請求項3】前記電源切替手段が、少なくとも所定の電
    力量が交流電源から変換手段へ供給されている場合には
    前記変換手段をブラッシレス直流モータへ接続し、変換
    手段に交流電源から所定量より少ない電力が供給されて
    いる場合には内蔵された電力発生装置をブラッシレス直
    流モータへ接続する電気回路からなる請求項2記載の構
    造。
  4. 【請求項4】前記の内蔵された電力発生手段がバッテリ
    からなる請求項2記載の構造。
  5. 【請求項5】前記制御手段が前記ガス供給手段と連通す
    るガス流マフラからなり、かつ、前記ガス流マフラがそ
    の一方端部に隣接したガス流制限スペースを有するガス
    流動管を形成し、前記ガス流制限スペースが前記マフラ
    を通るガス流を変化させるために可変である請求項1記
    載の構造。
  6. 【請求項6】前記ゾーンごとのガス損失を調節する前記
    手段がガス供給手段と連通するガス流マフラからなる請
    求項5記載の構造。
  7. 【請求項7】前記ガス供給手段が前記の個々の支持ゾー
    ンの1つのすべての袋へガスを供給するためのガス流マ
    ニホールドを有し、前記の個々の支持ゾーンの1つの各
    袋が前記マニホールドへ接続され、かつ前記マニホール
    ドがガス流マフラへ接続されている請求項5記載の構
    造。
  8. 【請求項8】前記ガス流マフラがその一方端部の近くに
    ガス流制限スペースを有するガス流導管を有し、前記ガ
    ス流制限スペースがマフラを通るガス流を変化させるた
    め可変である請求項6記載の構造。
  9. 【請求項9】制限スペースの直線寸法が、ガス流制限ス
    ペースの長さを規定するガス流導管を去る直前のガス流
    の方向と平行に延び、この長さがマフラから排出するガ
    ス流を変化させるため可変である請求項8記載の構造。
  10. 【請求項10】ガス流マフラがガス流導管から制限スペ
    ースへの突然の出口、180°方向変換手段、吸音材料お
    よび平行流にした出口ポートを含むガス流路からなる請
    求項9記載の構造。
  11. 【請求項11】(a)前記フレームが支持構造上に横た
    わる患者の位置を変化させるため少なくとも1つの関節
    運動可能セクションを有し、該各関節運動可能セクショ
    ンが関節運動するためのジョイントを有し、前記フレー
    ムが多数の孔を有する平らな上面を有し、該各孔がその
    周囲に凹所を備え、 (b)それぞれの前記袋がガス入口孔を有し、 (c)前記ガス供給手段が各袋のための個々のガス導管
    装置および各袋を個々のガス導管装置へ解除可能に結合
    する手段を有し、前記各導管装置が長い可撓性の管を含
    み、前記各解除可能結合手段がガス導管の一方端部の導
    管接続手段および各袋のガス入口孔へガス不透過性に結
    合する袋接続アダプタからなり、各導管接続手段が少な
    くとも一部フレーム上面の孔の1つを貫通し、かつ平ら
    な上面より突出しないようにこの上面の孔を包囲する凹
    所内に完全に収容され、 (d)前記各袋接続アダプタが導管接続手段の1つへ接
    続した際ガス不透過性シールを形成する請求項1記載の
    構造。
  12. 【請求項12】前記個々のガス導管装置が長い可撓性導
    管からなり、かつ、前記解除可能に接続する手段がそれ
    ぞれ上面の各孔の周囲に配置した各凹所内に自由に収容
    されている請求項11記載の構造。
  13. 【請求項13】解除可能に接続する手段がフレームの平
    らな上面内に形成された孔の周囲の凹所内に完全に収容
    されている請求項12記載の構造。
  14. 【請求項14】さらに、 (a)前記フレームが支持構造上に横たわる患者の位置
    を変化させるため少なくとも1つの関節運動可能セクシ
    ョンを有し、前記フレームは平らな上面を有し、前記各
    関節運動可能セクションは関節運動の中心となるジョイ
    ントを備え、 (b)前記フレームの上面に配置され、少なくとも各セ
    クションの各ジョイントの付近の平らな上面にわたって
    拡がる流体不透過性の可撓性膜を有し、 (c)多数の袋の所定の袋の過剰収縮によって発生する
    沈み状態を検出するため、平らな上面と膜の間に配置さ
    れた多数の感圧スイッチを有する、請求項1記載の構
    造。
  15. 【請求項15】さらに、 (a)ガス制御手段が i)弁入口およびこの弁入口と連通する弁通路を有する
    弁ハウジング、 ii)前記弁ハウジング内に形成されかつ弁通路と連通す
    る少なくとも1つの弁シリンダ室、 iii)前記弁ハウジング内に形成され、弁シリンダ室と
    連通する、各シリンダ室のための々の弁出口、 iv)前記弁入口と各弁出口の連通を、弁通路および各弁
    シリンダ室を介して可変に制御する手段 からなり、かつ (b)前記の個々の弁ハウジング出口の少なくとも1つ
    を出るガス流のノイズを著しく低下するため個々の弁ハ
    ウジング出口に接続されたノイズ減少手段を備えている
    請求項1記載の構造。
  16. 【請求項16】前記弁ノイズ減少手段が主消音装置であ
    り、この装置が i)前記個々の弁ハウジング出口に接続された入口通路
    およびノイズ減少ガス通路の入口通路と反対側の端部の
    出口通路を有するノイズ減少ガス通路、 ii)前記出口通路を包囲するノイズ減少ハウジングおよ
    びこの出口通路と接触せずにノイズ減少ハウジングとノ
    イズ減少ガス通路の間のスペースを形成するノイズ減少
    ガス通路の一部、 iii)前記ノイズ減少ガス通路の外部とノイズ減少ハウ
    ジングの内部の間のスペースに配置されたガス流が通過
    しうる消音手段、 iv)前記出口通路から流れるガス消音装置を通過し、ノ
    イズ減少ガス流出口に達するように配置したノイズ減少
    ガス流出口を有するノイズ減少ハウジングからなる請求
    項15記載の構造。
  17. 【請求項17】前記制御手段がマルチ出口可変流量ガス
    弁を有し、該弁が (a)入口およびこの入口と連通する通路を有するハウ
    ジング、 (b)前記ハウジング内に形成され、通路と連通する少
    なくとも2つのシリンダ室、 (c)前記各シリンダ室のためハウジング内に形成さ
    れ、シリンダ室と連通する個々の出口、 (d)前記通路および各シリンダ室を介して入口を各出
    口の連通を可変に制御する手段、 (e)前記個々のハウジング出口の少なくとも1つを出
    るガス流のノイズを減少するため個々のハウジンウ出口
    に接続されたノイズ減少手段 からなる請求項1から16までのいずれか1項記載の構
    造。
  18. 【請求項18】前記ノイズ減少装置が主消音器であり、
    この消音器が i)前記個々のハウジング出口へ接続された入口通路お
    よびこの入口通路と反対の端部の出口通路を有するノイ
    ズ減少ガス通路、 ii)前記出口通路およびノイズ減少ガス通路の一部を出
    口通路と接触することなく包囲し、ノイズ減少ガス通路
    との間にスペースを形成するノイズ減少ハウジング、 iii)前記ノイズ減少ガス通路の外部とノイズ減少ハウ
    ジングの内部の間のスペースに配置され、ガス流が通過
    しうるガス流の消音装置 からなり、かつ iv)前記ノイズ減少ハウジングが、出口通路から流れる
    ガスが消音装置を通過しなければ到達しないように配置
    されたノイズ減少ガス流出口 を有する請求項17記載の構造。
  19. 【請求項19】前記制御手段が単一出口可変流量ガス弁
    を有し、該弁が (a)入口およびこの入口に通ずる通路を有するハウジ
    ング、 (b)前記ハウジング内に形成されかつ前記通路に通ず
    るシリンダ室、 (c)前記ハウジング内に形成されかつ前記シリンダ室
    に通ずる出口、 (d)前記入口と出口の連通を通路およびシリンダ室を
    介して可変に制御する手段および (e)前記ハウジング出口を出るガス流のノイズを著し
    く減少するためハウジング出口に接続されたノイズ減少
    装置 を有する請求項1から16までのいずれか1項記載の構
    造。
  20. 【請求項20】ノイズ減少装置が主消音器であり、この
    消音器が i)前記ハウジング出口へ接続する入口通路およびこの
    入口通路と反対の端部の出口通路を有するノイズ減少ガ
    ス通路、 ii)前記出口通路およびノイズ減少ガス通路の一部を出
    口通路と接触することなく包囲し、ノイズ減少ガス通路
    との間にスペースを形成するノイズ減少ハウジング、 iii)前記ノイズ減少ガス通路の外部とノイズ減少ハウ
    ジングの内部の間のスペースに配置され、ガス流が通過
    しうるガス流の消音装置 からなり、 iv)前記ノイズ減少ハウジングが、出口通路から流れる
    ガスが消音装置を通過しなければ到達しないように配置
    されたノイズ減少ガス流出口を有する 請求項19記載の構造。
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