JP2715749B2 - 貯湯式給湯器の制御方法 - Google Patents

貯湯式給湯器の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯湯式給湯器の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貯湯式給湯器においては貯湯缶体
に付加した出湯温度センサーにより、出湯温度を検出し
てフィードバック制御を行っているが、その例を図6で
説明する。即ち従来では、燃焼オフ温度TOFFを出湯
設定温度Tとし、燃焼オン温度TONを出湯設定温度
から一定温度TDF低い温度として、バーナのオ
ン、オフ燃焼を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の方
法では、使用水量が多くなると平均出湯温度が出湯設定
温度Tよりも低目にシフトし、また使用水量が少なく
なると平均出湯温度が出湯設定温度Tよりも高めにシ
フト(オフセットが生じる)したり、長い周期で湯温変
動が生じるなどの問題があった。また出湯設定温度が低
い場合には長い周期で湯温が変動する(ディファレンシ
ャルが大きくなる)問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記従来の貯湯式給湯器
の制御方法の欠点を解消し、使用水量や設定される出湯
温度による出湯温度のオフセットやディファレンシャル
(湯温変動)を少なくすることができる貯湯式給湯器の
制御方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の貯湯式給湯器の制御方法は、少なくとも連
続燃焼とオンオフ燃焼による加熱能力の切り換えができ
るバーナと、入水流量センサーと、出湯温度センサーと
を有する貯湯式給湯器の制御方法であって、出湯設定温
度Tを横切って上昇する出湯温度Tに対してバー
ナ燃焼を連続燃焼状態から供給電力の異なる数種類のオ
ンオフ燃焼状態を経て燃焼停止状態へと、順次燃焼モー
ドを弱い方に切り換え、また出湯設定温度Tを横切っ
て下降する出湯温度に対しては、バーナ燃焼を燃焼停止
状態から供給電力の異なる数種類のオンオフ燃焼状態を
経て連続燃焼状態へと、順次燃焼モードを強い方に切り
換えてゆくようにすると共に、入水流量が多い場合には
前記出湯設定温度Tに対する前記各燃焼モードの切り
換え温度の全体を相対的に高温側へシフトさせると共に
オンオフ燃焼のオンオフ周期を相対的に長くし、一方入
水流量が少ない場合には前記各燃焼モードの切り換え温
度の全体を相対的に低温側へシフトさせると共にオンオ
フ燃焼のオンオフ周期を相対的に短くすることを第1の
特徴としている。また本発明の貯湯式給湯器の制御方法
は、少なくとも連続燃焼とオンオフ燃焼による加熱能力
の切り換えができるバーナと、入水流量センサーと、出
湯温度センサーとを有する貯湯式給湯器の制御方法であ
って、出湯設定温度Tを横切って上昇する出湯温度T
に対してバーナ燃焼を連続燃焼状態から供給電力の
異なる数種類のオンオフ燃焼状態を経て燃焼停止状態へ
と、順次燃焼モードを弱い方に切り換え、また出湯設定
温度Tを横切って下降する出湯温度に対しては、バー
ナ燃焼を燃焼停止状態から供給電力の異なる数種類のオ
ンオフ燃焼状態を経て連続燃焼状態へと、順次燃焼モー
ドを強い方に切り換えてゆくようにすると共に、前記出
湯設定温度Tが高い場合には前記出湯設定温度T
以上における各燃焼モードの温度幅を相対的に大きく且
つ出湯設定温度T以下における各燃焼モードの温度幅
を相対的に小さくすると共にオンオフ燃焼のオンオフ周
期の時間を相対的に長くし、出湯設定温度Tが低い場
合には、前記出湯設定温度T 以上における各燃焼モー
ドの温度幅を相対的に小さく且つ出湯設定温度T 以下
における各燃焼モードの温度幅を相対的に大きくすると
共にオンオフ燃焼のオンオフ周期を相対的に短くする
とを第2の特徴としている。
【0006】
【作用】上記第1の特徴によれば、出湯設定温度に近づ
くにつれバーナの加熱量を順次小さくし、あるいは大き
くして行くようにしたので、出湯設定温度前後での温度
変動が少なくなる。そしてまた入水流量が多い場合に
は、前記出湯設定温度Tに対する前記各燃焼モードの
切り換え温度の全体が相対的に高温側へシフトされるの
で、出湯温度が相対的に高めに保持されるとになり、こ
れにより、従来の入水流量が多い場合に生じていた出湯
温度の低めシフト傾向が相殺される。また入水流量が少
ない場合には各燃焼モードの切り換え温度の全体が相対
的に低温側へシフトされるので、入水流量が少ない場合
における出湯温度の高温側シフト傾向が相殺される。さ
らに出湯設定温度付近でなされるオンオフ燃焼において
はそのオンオフ周期は流量が多いと長く、少ないと短く
なるので、入水流量が少ない場合の長周期の温度変動が
抑制され、流量の大小による温度変動周期の変動も少な
くなる。また上記第2の特徴によれば、前記出湯設定温
度Tが高い場合には前記出湯設定温度T以上におけ
る各燃焼モードの温度幅を相対的に大きく且つ出湯設定
温度T以下における各燃焼モードの温度幅を相対的に
小さくするようになされ、出湯設定温度度Tが低い場
合にはその逆になされるので、これによって出湯設定温
度Tが高い場合における出湯温度の低めシフト傾向、
及び出湯温度が低い場合における出湯温度の高めシフト
傾向が相殺される。また出湯設定温度Tが高い場合に
はオンオフ燃焼周期が相対的に長くされることで短周期
の温度変動傾向が抑制され、出湯設定温度Tが低い場
にはオンオフ燃焼周期が相対的に短くされることで
周期の温度変動傾向が抑制され、全体として出湯設定温
度の大小による温度変動周期の変動も少なくなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の制御方法を図面に示す実施例
に基づいて説明する。図1は貯湯式給湯器の例を示す全
体概略構成図で、図2は貯湯式給湯器の制御ブロック
図、図3は入水流量に応じた制御方法例を説明する図、
図4は入水流量及び設定出湯温度に応じた制御方法例を
説明するためのパターン分けを示す図、図5は制御方法
の1例を示すフローチャートである。
【0008】図1において、1は貯湯缶体で、2はバー
ナである。このバーナ2は連続燃焼のほか種々のオンオ
フ比とオンオフ周期でオンオフ燃焼ができる。3は入水
流量センサー、4は出湯温度センサーで、前記貯湯缶体
1内の湯温を検出する。5はコントローラ、6はリモコ
ンである。また図2において、前記コントローラ5はマ
イコンを内蔵した制御部8と、入力部7と、出力部9を
有し、前記入力部7へは前記入水流量センサー3からの
入水流量Q情報、前記出湯温度センサー4からの出湯温
度T情報が入力され、またリモコン6の出湯温度設定
部14からの出湯設定温度Tが入力される。また前記
出力部9にはバーナ2の能力切り換え器10、燃料(石
油)を供給する電磁ポンプ11、点火装置12、送風フ
ァン13が接続されている。また前記リモコン6には運
転状態を示す表示部15が設けられている。なお従来の
方法では入水流量センサーは設けられず、出湯温度セン
サーとリモコンによる1バーナのオンオフ制御がなされ
ていた。
【0009】図3に沿って、本発明の制御方法の1例を
説明する。この例は入水流量センサー3によって検出さ
れる入水量が小さい場合と大きい場合とで燃焼制御の仕
方を変えた例である。即ち図3の(イ)は、入水流量Q
が少ない場合の制御の仕方を示し、今、出湯設定温度T
をTとすると、その上に1段T+TDF23=T
の燃焼モード切り換え温度を設け、出湯設定温度T
の下に2段T−TDF22=T、T−TDF21
=Tの燃焼モード切り換え温度を設ける。
【0010】そして、加熱による温度上昇時には、切り
換え温度T未満の領域Aではバーナを連続燃焼し、切
り換え温度T以上出湯設定温度T未満の領域Bでは
バーナを比較的供給電力の大きい第1のオンオフ燃焼で
運転し、切り換え温度T以上T未満の領域Cではバ
ーナを比較的供給電力の小さい第2のオンオフ燃焼で運
転し、切り換え温度T以上の領域Dで燃焼をオフす
る。そして一方、出湯温度Tの出湯設定温度T(T
)を横切る降下時には、該出湯設定温度T(T
を越える領域Dでは燃焼オフとし、T以下からT
越える領域Cでは前記第2のオンオフ燃焼を行い、T
以下からTを越える領域Bでは前記第1のオンオフ燃
焼を行い、切り換え温度T以下の領域Aではバーナを
連続燃焼する。
【0011】次に図3の(ロ)は、入水流量Qが多い場
合の制御の仕方を示し、今、出湯設定温度TをT
すると、その上に2段T+TDF12=T、T
DF13=Tの燃焼モード切り換え温度を設け、出
湯設定温度Tの下に1段T−TDF11=Tの燃
焼モード切り換え温度を設ける。加熱による温度上昇時
の各領域(A〜D)での燃焼モード切り換え、及び温度
降下時の各領域(D〜A)での燃焼モード切り換えは上
記段落0010での説明と同じである。なお、上記にお
いて、切り換え温度TからTまでの範囲は例えば5
℃程度以内とし、その温度範囲内でT〜Tを定め
る。例えばT〜Tを1℃の間隔で設定することがで
きる。
【0012】以上で説明した入水流量によって制御の仕
方をかえる方法では、図3の(イ)と(ロ)でも明らか
なように、入水流量Qが少ない場合には、出湯設定温度
に対する各燃焼モード切り換え温度(T〜T
の全体を、相対的に低温側にシフトさせ、入水流量Qが
多い場合には相対的に高温側にシフトさせる。出湯設定
温度Tに対する各燃焼モード切り換え温度(T〜T
)の全体を相対的に低温側にシフトすることで、出湯
温度Tが相対的に低目となり、入水流量Qが少ない場
合に出湯温度が高目となりやすい一般的傾向を相殺する
ことができる。これにより出湯設定温度Tと出湯温度
とのズレ(オフセット)が抑制できる。同様に出湯
設定温度Tに対する各燃焼モード切り換え温度(T
〜T)の全体を相対的に高温側にシフトすることで、
出湯温度Tが相対的に高めとなり、入水流量Qが多い
場合に出湯温度が低めとなりやすい一般的傾向を相殺す
ることができ、出湯設定温度Tと出湯温度Tとのズ
レ(オフセット)が抑制できる。また入水流量Qが多い
場合と少ない場合での出湯温度差が少なくなる。また、
出湯設定温度Tを横切る温度範囲で燃焼モードを強か
ら弱或いはその逆に順次切り換えて行くようにしている
ので、出湯温度Tが出湯設定温度Tを中心に大きく
変動することも抑制できる。
【0013】前記入水流量Qの大小にともなう制御にお
いては、燃焼モード切り換え温度(T〜T)のシフ
トを行う他に、オンオフ燃焼時のオンオフ周期も制御す
る。即ち入水流量Qが大の場合には、オンオフ1周期の
時間を相対的に長くし、入水流量Qが小の場合には、1
周期を相対的に短くする。これにより、入水流量Qが少
ない場合に一般的に生じる長周期の出湯温度変動を抑制
することができる。また流量が多い場合と少ない場合で
の出湯温度変動の周期の違いを少なくできる。
【0014】次に入水流量Qの他に出湯設定温度T
も考慮した制御方法を図4、図5に沿って説明する。本
制御方法例では図4に示すように、入水量の大小と出湯
設定温度Tの大小により、4つの制御パターンに分け
ている。なお本例ではバーナを2本(a、b)用いた場
合について方法を示す。今、運転が開始され(ステップ
51)ると出湯温度T、入水流量Qが常時入力され、
また出湯設定温度Tがコントローラ5に入力される
(ステップ52)。そして入水流量Qが予め定めた中間
程度の入水流量Q以上か否かを判断し(ステップ5
3)、以上であればさらに出湯設定温度Tが予め定め
た中間程度の出湯温度T以上か否かを判断し(ステッ
プ54)、以上であれば図4に示すパターン1で制御
(ステップ55)、否であればパターン2で制御(ステ
ップ56)する。また前記ステップ53で入水流量Qが
予め定めた中間程度の入水流量Q未満の場合にはさら
に出湯設定温度Tが予め定めた中間程度の出湯温度T
以上か否かを判断し(ステップ57)、以上であれば
パターン3で制御(ステップ58)、未満であればパタ
ーン4で制御(ステップ59)する。
【0015】上記図4のパターンについての基本的考え
方を説明すると、入水流量Qが多いとオンオフ制御方式
が図3の(ロ)方式とされ、少ないと(イ)方式とされ
る。また入水流量Qが多いと、燃焼モード切り換え温度
〜Tにおける出湯設定温度T以上での切り換え
温度幅(燃焼モード幅)(TDF12、TDF13)が
相対的に大きくされ(高めシフトを目する)、少ないと
出湯設定温度T未満での切り換え温度幅(燃焼モード
幅)(TDF21、TDF22)が相対的に大きくされ
る(低めシフトを目する)。また入水水量Qが多いと、
オンオフ燃焼のオンオフ1周期の時間が相対的に長くさ
れ、少ないと相対的に短くされる(温度変動周期が長く
なるのを抑制することを目する)。一方、出湯設定温度
が高いと燃焼モード切り換え温度T〜Tにおけ
る出湯設定温度T以上での切り換え温度幅(燃焼モー
ド幅)(TDF12、TDF13)が相対的に大きくさ
れ、また出湯設定温度T未満での切り換え温度幅(燃
焼モード幅)(TDF21、TDF22)が相対的に小
さくされる(高めシフトを目する)。逆に出湯設定温度
が低いと、出湯設定温度T以上での切り換え温度
幅(燃焼モード幅)(TDF12、TDF13)が相対
的に小さくされ、また出湯設定温度T未満での切り換
え温度幅(燃焼モード幅)(TDF21、TDF22
が相対的に大きくされる(低めシフトを目する)。更
に、出湯設定温度Tが高いとオンオフ燃焼のオンオフ
1周期の時間が相対的に長くされ、出湯設定温度T
低いとオンオフ1周期の時間が相対的に短くされる(出
湯設定温度Tが低い場合の出湯温度変動の長周期化の
抑制を目する)。
【0016】なお上記図4、図5における制御例では4
パターンの制御としたが、入水量Q、出湯設定温度T
の場合分けを2以上にすることもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の貯湯式給湯器の制御方法によれば、出湯
設定温度Tに近づくにつれバーナの加熱量を順次小さ
くし、或いは大きくしていくようにしたので、出湯設定
温度前後での温度変動を少なくすることができる。そし
てまた入水流量が多い場合には、前記出湯設定温度T
に対する前記各燃焼モードの切り換え温度の全体を相対
的に高温側へシフトさせるようにしたので、出湯温度が
相対的に高めに保持されるとになり、これにより、従来
の入水流量が多い場合に生じていた出湯温度の低めシフ
ト傾向を相殺することができる。また入水流量が少ない
場合には各燃焼モードの切り換え温度の全体を相対的に
低温側へシフトさせるようにしたので、入水流量が少な
い場合における出湯温度の高温側シフト傾向を相殺する
ことができる。さらに出湯設定温度付近でなされるオン
オフ燃焼においてはそのオンオフ周期は流量が多いと
、少ないと短くなされるので、入水流量が少ない場合
の長周期の温度変動を抑制でき、また流量の大小による
温度変動周期の変動も少なくできる。また請求項2に記
載の貯湯式給湯器の制御方法によれば、前記出湯設定温
度Tが高い場合には前記出湯設定温度T以上におけ
る各燃焼モードの温度幅を相対的に大きく且つ出湯設定
温度T以下における各燃焼モードの温度幅を相対的に
小さくするようにし、出湯設定温度度Tが低い場合に
はその逆になるようにしているので、これによって出湯
設定温度Tが高い場合における出湯温度の低めシフト
傾向、及び出湯温度が低い場合における出湯温度の高め
シフト傾向を相殺することができる。また出湯設定温度
が高い場合にはオンオフ燃焼周期を相対的に長く
し、出湯設定温度Tが低い場合にはその逆にしている
ので、出湯設定温度Tが低い場合における長周期の温
度変動傾向を抑制することができ、また出湯設定温度の
大小による温度変動周期の変動も少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】貯湯式給湯器の例を示す全体概略構成図であ
る。
【図2】貯湯式給湯器の制御ブロック図である。
【図3】入水流量に応じた制御方法例を説明する図であ
る。
【図4】入水流量及び設定出湯温度に応じた制御方法例
を説明するためのパターン分けを示す図である。
【図5】制御方法の1例を示すフローチャートである。
【図6】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 貯湯缶体 2 バーナ 3 入水量センサー 4 出湯温度センサー 5 コントローラ 6 リモコン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも連続燃焼とオンオフ燃焼によ
    る加熱能力の切り換えができるバーナと、入水流量セン
    サーと、出湯温度センサーとを有する貯湯式給湯器の制
    御方法であって、出湯設定温度Tを横切って上昇する
    出湯温度Tに対してバーナ燃焼を連続燃焼状態か
    給電力の異なる数種類のオンオフ燃焼状態を経て燃焼
    停止状態へと、順次燃焼モードを弱い方に切り換え、ま
    た出湯設定温度Tを横切って下降する出湯温度に対し
    ては、バーナ燃焼を燃焼停止状態から供給電力の異なる
    数種類のオンオフ燃焼状態を経て連続燃焼状態へと、順
    燃焼モードを強い方に切り換えてゆくようにすると共
    に、入水流量が多い場合には前記出湯設定温度Tに対
    する前記各燃焼モードの切り換え温度の全体を相対的に
    高温側へシフトさせると共にオンオフ燃焼のオンオフ周
    期を相対的に長くし、一方入水流量が少ない場合には
    記各燃焼モードの切り換え温度の全体を相対的に低温側
    へシフトさせると共にオンオフ燃焼のオンオフ周期を相
    対的に短くすることを特徴とする貯湯式給湯器の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 少なくとも連続燃焼とオンオフ燃焼によ
    る加熱能力の切り換えができるバーナと、入水流量セン
    サーと、出湯温度センサーとを有する貯湯式給湯器の制
    御方法であって、出湯設定温度Tを横切って上昇する
    出湯温度Tに対してバーナ燃焼を連続燃焼状態か
    給電力の異なる数種類のオンオフ燃焼状態を経て燃焼
    停止状態へと、順次燃焼モードを弱い方に切り換え、ま
    た出湯設定温度Tを横切って下降する出湯温度に対し
    は、バーナ燃焼を燃焼停止状態から供給電力の異なる
    数種類のオンオフ燃焼状態を経て連続燃焼状態へと、順
    燃焼モードを強い方に切り換えてゆくようにすると共
    に、前記出湯設定温度Tが高い場合には前記出湯設
    定温度T以上における各燃焼モードの温度幅を相対的
    に大きく且つ出湯設定温度T以下における各燃焼モー
    ドの温度幅を相対的に小さくすると共にオンオフ燃焼の
    オンオフ周期の時間を相対的に長くし、出湯設定温度T
    が低い場合には、前記出湯設定温度T 以上における
    各燃焼モードの温度幅を相対的に小さく且つ出湯設定温
    度T 以下における各燃焼モード の温度幅を相対的に大
    きくすると共にオンオフ燃焼のオンオフ周期を相対的に
    短くすることを特徴とする貯湯式給湯器の制御方法。
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