JP2714942B2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP2714942B2
JP2714942B2 JP62146530A JP14653087A JP2714942B2 JP 2714942 B2 JP2714942 B2 JP 2714942B2 JP 62146530 A JP62146530 A JP 62146530A JP 14653087 A JP14653087 A JP 14653087A JP 2714942 B2 JP2714942 B2 JP 2714942B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ステレオ信号を左右に配置したスピーカで
再生する音響装置の改良に関するものである。 [発明の概要] 本発明は、左右に配置されたスピーカと聴取者の位置
が非対称であるために生ずる音響の片寄りを、両スピー
カのあいだに配設した少なくとも3個のスピーカで補正
するようにしたものである。 [従来の技術] ステレオ信号を左右に配置したスピーカで再生する音
響装置を車載用として使用する場合、車室内におけるス
ピーカ配置は聴取者にとって音像が片寄りやすく、音の
拡がりも損なわれ、快適な音場を形成しているとはいえ
ない。 [発明が解決しようとする問題点] 特に第3図に示すように車のフロント側にスピーカLs
p,Rspを配置する場合には、聴取者(運転席、助手席の
聴取者)と音源の位置関係が非対称であり、音像が片側
に片寄りやすく、また拡がり感も劣化している。このよ
うな場合、例えば運転席で音像を中央に定位させるため
に、音響装置のバランス調整を行ない、右側のスピーカ
出力を抑えて左右のスピーカの音圧レベルを調整する
と、運転席の聴取者にとって中央に音像が定位し、拡が
り感も改善される。しかし、前記のような手段は、逆に
反対側(助手席)に着座している聴取者にとって、右側
のスピーカ出力の音圧レベルが左側のスピーカのレベル
よりも小さくなるため、より一層左側へ音像が片寄って
しまい、不快感を増長させてしまうことになる。 即ち、左右のスピーカLsp,Rspから運転席(または助
手席)の聴取者には、l2>l1の伝達距離差があるので、
運転席の聴取者は右側のスピーカRspからの音が左側の
スピーカLspより速く到達するため、先行音効果によ
り、右側に音像が定位するようになるものである。 上記の対策として、運転席と助手席とのあいだの中央
にスピーカを設置して帯域制限された(L+R)信号を
出力する手段がある。このスピーカの中央配置手段は、
確かに運転席、助手席共に中央に音像が定位するという
利点はあるが、拡がり感が失われてしまう欠点がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、左側音源L及び右側音源Rを、左右に配置
されたスピーカにより再生する音響装置において、前記
左側音源Lを所定レベルに減衰させたL信号を出力す
る第1の減衰手段と、前記右側音源Rを所定レベルに減
衰させたR信号を出力する第2の減衰手段と、前記左
側音源L及び前記R信号から(L−R)信号を生成
する第1の演算手段と、前記右側音源R及び前記L信
号から(R−L)信号を生成する第2の演算手段と、
前記L信号及びR信号を加算した(L+R)信号
を生成する第3の演算手段と、前記左右に配置されたス
ピーカの間に設置した少なくとも3個のスピーカとを備
え、前記(L+R)信号、(L−R)信号及び(R
L)信号を前記3個のスピーカから各々再生するこ
とによって、上述した問題点の解決を図ったものであ
る。 [実施例] 第1図は、車室内に音響装置を配設した本発明の一実
施例を示すものである。図面において、Lsp,Rspは左右
に配置されたステレオ信号再生スピーカであり、その中
間部位に、指向性の鋭い3個のスピーカSP1,SP2,SP3が
配設され、これらのスピーカから、(R−L)信号、
L+R)信号、(L−R)信号がそれぞれ出力され
るようになっている。なお、ここで記号「」は信号レ
ベルの減衰を表わす。 前述した拡がり感を損ねている理由の一つとして、聴
取者の両耳間の処理差dによるクロストークが挙げられ
る。例えば、左側スピーカLspの出力は、本来、聴取者
の左耳へ入り、右耳へ入るのがクロストーク分(△L)
であり、このクロストークが大きいほど拡がり感が劣化
する。特に車室内では、スピーカ位置が聴取者にとって
片寄っているために、前記クロストーク分が大きくなり
やすい傾向がある。このクロストーク分があっても、両
耳間の距離差dにより、クロストーク分は時間遅れをも
ったため、音像定位には影響を及ぼさない。 第1図に示した音像装置においては、左右のスピーカ
Lsp,Rspの間に配置された3個のスピーカSP1,SP2,SP3か
ら、それぞれ(R−L)信号、(L+R)信号、
(L−R)信号が出力された場合、その出力された信
号は空間的にa,b,c,d,e,fの帯域にマトリクスされる。
この空間マトリクスにおいて、 aの帯域……(R−L)信号、 bの帯域……(R−L)+(L+R)=R+R cの帯域……(L+R) dの帯域……(L+R)+(L−L)=L+L eの帯域……(L−R) fの帯域……(R−L)+(L−R)+(L+
R)=(L+R) となる。 第2図は、前3個のスピーカSP1,SP2,SP3の出力信号
発生回路を示したものである。 同図における減衰回路は、L,R信号のレベルをそれぞ
れ減衰したL,Rを出力するが、その減衰量は、L,R
信号共に等しく設定する。そして前記スピーカから出力
されるL,RはL=△L,R=△Rとなるようにク
ロストーク分に等しいレベルに設定する。つまり、第1
図に示すように、例えば助手席に着座している聴取者に
とって、左側スピーカLspの出力が、聴取者の右耳への
クロストーク分である△Lを打ち消すように、前記減衰
回路のレベルを設定する。 すなわち、助手席の聴取者の右耳には、中央のスピー
カ出力である(R−L)成分及び(L+R)成分
と、左側スピーカLspの出力分のクロストーク分△Lが
存在している。その結果、右耳は空間的にマトリクスさ
れて、(R−L)+△L=(R−△L)+△L=Rと
なり、クロストーク分が打ち消されることになる。さら
に、音像定位を明瞭にするために、(L+R)成分も
中央に定位することになる。 運転席に着座する聴取者の場合は、助手席と反対に、
右側スピーカRspの出力分のクロストーク分△Rが左耳
で打ち消されることになる。 その結果、拡がり感を損ねていたL,Rのスピーカ出力
のクロストーク成分が打ち消され、拡がり感が向上する
ことになる。さらに音像定位も中央のスピーカによって
(L+R)成分が存在するために明瞭になり、安定
し、快適な音場となる。 上記に述べたように、車室内において、フロント側に
設置する左右のスピーカの中央に3個のスピーカを別に
配設し、各々(R−L),(L+R),(L−
R)成分を出力させ、聴取者にとって、クロストーク成
分である△L,△Rの成分を打ち消すためのL,Rを各
々のスピーカ出力に逆位相で混合し、L=△L、
=△Rとなるように減衰回路による減衰量を設定するこ
とにより、空間的なマトリクスにより、クロストーク成
分を打ち消すことができる。 [発明の効果] 以上に述べたように、本発明によれば、ステレオ信号
を左右に配置したスピーカで再生する従来の音響装置に
較べて拡がり感が格段と向上し、音像も安定して中央に
定位し、良好な音響特性を有する音響装置が得られる。
とくに、車載用とした場合には、運転席、助手席のいず
れの聴取位置になっても、同じ拡がり感が得られるの
で、その効果を最大限に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す音響装置の概要構成
図、第2図は中央スピーカ出力信号発生回路、第3図は
従来の音響装置の概要構成図である。 Lsp……左側スピーカ、 Rsp……右側スピーカ、 SP1,SP2,SP3……中央スピーカ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.左側音源L及び右側音源Rを、左右に配置されたス
    ピーカにより再生する音響装置において、 前記左側音源Lを所定レベルに減衰させたL信号を出
    力する第1の減衰手段と、 前記右側音源Rを所定レベル減衰させたR信号を出力
    する第2の減衰手段と、 前記左側音源L及び前記R信号から(L−R)信号
    を生成する第1の演算手段と、 前記右側音源R及び前記L信号から(R−L)信号
    を生成する第2の演算手段と、 前記L信号及びR信号を加算した(L+R)信号
    を生成する第3の演算手段と、 前記左右に配置されたスピーカの間に設置した少なくと
    も3個のスピーカとを備え、 前記(L+R)信号、(L−R)信号及び(R−
    L)信号を前記3個のスピーカから各々再生するように
    構成されたことを特徴とする音響装置。
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