JP2714871B2 - 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法

Info

Publication number
JP2714871B2
JP2714871B2 JP2015595A JP1559590A JP2714871B2 JP 2714871 B2 JP2714871 B2 JP 2714871B2 JP 2015595 A JP2015595 A JP 2015595A JP 1559590 A JP1559590 A JP 1559590A JP 2714871 B2 JP2714871 B2 JP 2714871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
frame
building
concrete
stairs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03221658A (ja
Inventor
英治 松井
忠則 伊達
英二 大久保
潤朗 合田
行正 山田
裕之 甲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2015595A priority Critical patent/JP2714871B2/ja
Publication of JPH03221658A publication Critical patent/JPH03221658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2714871B2 publication Critical patent/JP2714871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、中低層の鉄筋コンクリート造(以下RC造
と略す)の建物の建設において、その階段を鉄骨階段と
して構築する場合に好適に実施されるRC造建物の鉄骨階
段構築方法に関する。
従来の技術 従来、RC造建物に関しては、その規模の大小を問わ
ず、階段も鉄筋コンクリート造として構築されているの
が普通である。
本発明が解決しようとする課題 RC造建物の階段をRC造で構築する場合には、鉄筋の組
み立て及び型枠の組み立てが非常に複雑で大変な手間が
かかる。また、階段の先付け、使用と云うことはできな
いから、施工時の安全性確保にも問題がある。したがっ
て、階段の鉄骨造化は、作業性向上の面からも大いに望
まれるところである。しかし、RC造建物に鉄骨階段を構
築する場合には、RC造躯体とは別に鉄骨階段を支持する
ためだけの専用の柱梁架溝が必要となるほか、同柱梁架
構を設置するために平面的スペースの確保が必要になる
ので、結局建設コストの大幅アップを避けられず、これ
らが解決すべき課題となっている。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、こ
の発明に係る鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方
法は、図面の第1図〜第8図に実施例を説明したとお
り、 建物の地下階部分のコンクリートを打設後に、その上
に鉄骨階段用の門形状をなす柱梁架構2、3,3′を仮設
し、該柱梁架構の最上部の梁材3から吊り下げた吊材4
により各階の鉄骨階段5を一連に吊設する工程と、RC造
建物の地上階部分6のコンクリート打設を行ない、同上
階部分6のコンクリート躯体に鉄骨階段5の取り付け固
定を行なう工程と、鉄骨階段5と前記した仮設の柱梁架
構との取り合い関係を解除して仮設の柱梁架構を上方へ
抜き取り、その跡をモルタル詰め補修する工程とから成
ることを特徴とする。
作用 鉄骨階段5は、吊材4によって仮設の柱梁架構の天端
から吊設される。RC造建物の地上階部分6のコンクリー
ト打設により、鉄骨階段5はコンクリート躯体に取り付
け固定される。したがって、鉄骨階段5との関係を解除
された仮設の柱梁架構は、クレーン等により真直ぐ上方
に吊り上げて抜き取り回収することができる。よって、
柱梁架構に相当する分の建設コスト及びスペースを節約
できるのである。
実 施 例 次に、図示した本発明の実施例を説明する。
第1図〜第3図に示した鉄骨階段構築方法は、RC造建
物の地下階部分1のコンクリートを打設した後、そのコ
ンクリート躯体の強度が十分に発現された時点で、この
地下階部分1の上に鉄骨階段用の門形状をなす仮設の柱
梁架構の建方が行なわれている。この柱梁架構の建方
は、上り下りの鉄骨階段5,5及び踊り場11を含む構成部
分を第3図のように平面的に見てそのおよそ四隅の外側
位置に、200×200×8×12ぐらいのH形鋼による仮設柱
材2…を垂直に建て、その下端部はアンカーボルト25で
地下階部分1のコンクリート躯体に固定されている。こ
れら仮設柱材2の上端には、同様な大きさのH形鋼によ
る横つなぎ梁材3′を取り付け、さらにその上に縦つな
ぎ梁材3を取り付けて門形状の柱梁架構が構成されてい
る。縦方向に隣合う2本の仮設柱材2,2間には、アング
ル材によるつなぎ12及び筋交い13を組入れて一体化が行
なわれている。
前記柱梁架構の最上部に相当する縦つなぎ材3の下面
には、その両端に各1個ずつ、そして、中央に2個で合
計4個のブラケット14…を設け、各々に1本ずつ合計4
本の吊材4の上端が強固に止着されている。吊材4には
外径がφ22位の鋼棒が使用されている。鉄骨階段5の踊
り場11の部分から外向きに突設された鋼片15の垂直なつ
なぎボルト16と上下調整用のターンバックル17を介して
前記の吊材4が一連に連結され、もって鉄骨階段5の吊
設が行なわれている。各階の鉄骨階段5は、上階の踊り
場11の鋼片15を取り付けたつなきボルト16と下端の踊り
場11の鋼片15のつなぎボルト16とを各々ターンバックル
17を介して吊材4で一連に連結することにより、全ての
階の鉄骨階段5が一体的なものとして一連に吊設されて
いる。ちなみに、前記の各鋼片15は、第3図で明らかな
ように、RC造建物における階段部分(シャフト)の側壁
18の壁芯にまで到達する長さのものとして突設されてい
る。従って、側壁18のコンクリート打設により、各鋼片
15は吊材4と共に側壁18のコンクリート躯体中に埋殺さ
れ、そのコンクリート躯体で強固に支持される。
この点、上述した柱梁架構の仮設柱材2は、前記側壁
18よりもさらに外側に位置せしめられている(第3
図)。鉄骨階段5の各階の踊り場11からは前記仮設柱材
2の側面におよそ当接する位置に鋼片製の振止め金具19
が突設され、この振止め金具19と仮設梁材2とがピン20
により連結され、もって柱梁架構による鉄骨階段5の支
持及び振れ止めが行なわれている。振止め金具19もま
た、側壁18のコンクリート打設に伴い、そのコンクリー
ト躯体中に埋殺され強固な支持が行なわれるのである。
鉄骨階段5の構造詳細は、第6図と第7図に示したよ
うに、例えば16×280位の厚鉄板による側けた5a,5aの間
に、厚さ4.5mm位の薄鉄板によって踏み板5b、けこみ板5
c及び踊り場11が形成されている。踏み板5bと踊り場11
の上面には、例えばモルタル仕上げ21による踏面を施
し、さらに各踏み板5bの外隅にはノンスリップ5dを取り
付けた構成とされている。側けた5aは、第7図のように
階段部分(シャフト)の側壁18′の内面の仕上げ面22の
中に一部埋め込まれる。この鉄骨階段5の下端部は、第
8図に示したように、既設の地下階部分1の天端部分に
アンカーボルト23(又はケミカルアンカーなど)で強固
に固着されている。
上記のように柱梁架構を使用して鉄骨階段5の先付け
を行なった後に、RC造建物の地上階部分6の鉄筋組立と
型わく組立及びコンクリート打設による構築が行なわれ
る。その結果、鉄骨階段5は、鋼片15と吊材4及び振り
止め金具19などが階段部分(シャフト)の側壁18のコン
クリート躯体中に埋め込まれ強固に固定支持されるので
ある。
RC造建物の地上階部分6のコンクリート躯体が十分な
強度を発現した後に、順不同に例えばピン20を抜いて振
り止め金具19と仮設支柱2との結合を解き、仮設支柱2
と地下階部分1とを結合したアンカーボルト25を解き、
縦つなぎ梁材3と吊材4との関係はおよそFL面(第1
図)の位置でカッターによって切断し、その他のコンク
リート面より突出した金物などのカッター切断を行な
い、柱梁架構と建物との関係を完全に解除する。その後
に柱梁架構は一体仏として、又は各仮設柱材2と梁材3,
3′とにバラして、クレーンなどを吊って建物の上へ抜
き取り回収する。そして、仮設支柱2が抜き取られた後
のスラブ箱抜き箇所26(第3図)はモルタル詰め補修す
る。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この
発明に係る鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段建築方法
によれば、コンクリート躯体以外に鉄骨階段5を支持す
るための建設資材は格別必要でなく、またそうした資材
を設置するためのスペースも必要としないので、非常に
安価に経済的に施工でき、鉄骨階段5によってもたらさ
れる利益を享受できる。
特に、柱梁架構を用いて先付けした鉄骨階段5は、建
物の建築工程において実用に供せられるから、建築施工
時の作業者の安全性確保にも大きく寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明に係る鉄骨階段構築方法の実
施例を示した正面図と側面図及び平面図である。第4図
と第5図は第1図のB部詳細図、第6図と第7図は鉄骨
階段の使用を示した側面図と正面図、第8図は第1図の
A部詳細図である。 1……建物地下階部分、2……仮設柱材 3,3′……梁材、4……吊材 5……鉄骨階段、6……建物地上階部分
フロントページの続き (72)発明者 合田 潤朗 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 山田 行正 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (72)発明者 甲野 裕之 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の地下階部分のコンクリートを打設
    後、その上に鉄骨階段用の門形状をなす柱梁架構を仮設
    し、該柱梁架構の最上部の梁材から吊り下げた吊材によ
    り各階の鉄骨階段を一連に吊設する工程と、鉄筋コンク
    リート造建物の地上階部分のコンクリート打設を行な
    い、同地上階部分のコンクリート躯体に鉄骨階段の取り
    付け固定を行なう工程と、鉄骨階段と前記した仮設の柱
    梁架構との取り合い関係を解除して仮設の柱梁架構を抜
    き取り、その跡をモルタル詰め補修する工程とから成る
    ことを特徴とする鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構
    築方法。
JP2015595A 1990-01-25 1990-01-25 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法 Expired - Fee Related JP2714871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015595A JP2714871B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015595A JP2714871B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03221658A JPH03221658A (ja) 1991-09-30
JP2714871B2 true JP2714871B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=11893073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015595A Expired - Fee Related JP2714871B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2714871B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03221658A (ja) 1991-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4528793A (en) Method of constructing precast concrete building with ductile concrete frame
KR101614842B1 (ko) 층고 증가 없이 다양한 스팬에 적용가능한 내민보 일체형 pc기둥을 이용한 건축물의 골조시스템
US20140130444A1 (en) Tilt-Up Concrete Spandrel Assemblies and Methods
AU2022204488A1 (en) Methods and apparatus for constructing multi-storey buildings
US20200102747A1 (en) Precast reinforced concrete form
JP3569861B2 (ja) 階段と階段室の構築方法及び階段の支持装置並びに階段構造
KR20200092593A (ko) 방호벽일체형 프리캐스트 캔틸레버슬래브로 제작된 교량슬래브 및 그 시공방법
KR100676193B1 (ko) 철골 계단 구조
JP2714871B2 (ja) 鉄筋コンクリート造建物の鉄骨階段構築方法
CN211201184U (zh) 一种装配式钢结构体系
JP3180246B2 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の構築方法および構築部材
KR100679986B1 (ko) 무량판 데크 설치용 현수식 지지 거더의 설치구조 및 이를이용한 역타설 공법
CN110565956A (zh) 一种装配式钢结构体系及其施工方法
KR200395552Y1 (ko) 철골 계단 구조
JP2016153559A (ja) 木造建築物の施工方法及び該施工方法に用いる基礎部材
JPH0681463A (ja) 階段の構築方法
CN214062168U (zh) 预制混凝土楼梯结构
JP3338240B2 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の構築工法
KR100762421B1 (ko) 철골 계단 선행공법형 지지 시스템
JP4520830B2 (ja) 外壁パネルの施工方法及び外壁パネルの取付構造
KR20060099359A (ko) 철골 계단 시공 구조
JP2745238B2 (ja) スラブ半PCa板架設用仮設支柱
JP2578671B2 (ja) 柱と梁の構築工法
JP3018947B2 (ja) バルコニー付き鉄筋コンクリート建物の構築工法
JPS638260B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees