JP2712719B2 - 熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置 - Google Patents

熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置

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JP2712719B2 JP2052958A JP5295890A JP2712719B2 JP 2712719 B2 JP2712719 B2 JP 2712719B2 JP 2052958 A JP2052958 A JP 2052958A JP 5295890 A JP5295890 A JP 5295890A JP 2712719 B2 JP2712719 B2 JP 2712719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ファクシミリ、複写機、イメージリーダ
などの情報機器に使用される熱陰極型希ガス放電蛍光ラ
ンプに関するものである。
[従来の技術] 近年、情報化社会の進展とともに、ファクシミリや複
写機、イメージリーダなどの情報端末機器の市場は急激
に拡大している。そして、そこに使用される光源として
は、近年効率の高さから蛍光ランプが広く用いられるよ
うになっている。
しかしながら、蛍光ランプは効率が高い反面、水銀蒸
気の放電を発光に利用しているため、光出力などの特性
が温度によって変化するという欠点がある。そこでこの
ような温度特性の変化のない情報機器用光源として、希
ガス放電による発光を利用した熱陰極型希ガス放電蛍光
ランプの開発がなされている。
第4図、第5図は例えば特開昭63−248050号公報に示
された従来の熱陰極型希ガス放電蛍光ランプを示すもの
であり、第4図はランプ全体の構成を示す断面図、第5
図は第4図中V−V線の断面図である。図において、
(1)は細長い棒状をなした、石英または硬質あるいは
軟質ガラスにより形成されているバルブ、(2)はこの
バルブ(1)内面に形成された蛍光体被膜、(3)はこ
の蛍光体被膜(2)とバルブ(1)内面との間の光放出
用の開口部(4)を除いた全面に形成された反射被膜、
(5a)(5b)はバルブ(1)の両端に封着された一対の
フィラメント電極、(6)はこれらフィラメント電極
(5a)(5b)に接続されたリード線で、バルブ(1)内
にはキセノンガスよりなる希ガスが20〜200Torrの範囲
で封入されている。
次に動作について説明する。リード線(6)(6)を
電源に接続して内部電極(5a)(5b)間に電圧を印加す
ると、これら内部電極(3a)(3b)間でグロー放電が発
生する。これらグロー放電はバルブ(1)内の希ガスを
励起し、希ガス特有の紫外線を発する。この紫外線はバ
ルブ(1)内面に形成した蛍光体膜(2)を励起し、こ
こから可視光線が発せられバルブ(1)の外部に放出さ
れる。
このようなキセノンガス放電灯においては、バルブ
(1)内のガス圧が高いため、或る条件の許では放電陽
光柱が蛇行する現象が発生する。陽光柱が蛇行すると、
蛍光ランプの場合陽光柱が管壁に近づいた部分程明る
く、遠い部分程暗くなるため、ランプ全体としては、軸
方向の照度分布が不均等になってしまうという欠点があ
る。
この問題を解決するために、特開昭62−281256号公報
に示されているように、冷陰極型希ガス放電蛍光ランプ
において不純物などによって生ずる蛇行を防止するの
に、バルブ外面に、その軸方向に沿って補助電極を添設
し陽光柱のほぼ全長をほぼ均等に引き寄せる方法が提案
された。しかし、この方法は比較的細い管においては有
効であるが、ある程度以上の太さの管では、陽光柱は引
き寄せられない。また、用途が原稿読取り等でなく、全
周方向に一様な光が必要な場合、陽光柱を一方向に引き
寄せる方法は不適当であつた。
[発明が解決しようとする課題] 従来の熱陰極型希ガス放電蛍光ランプは以上のように
構成されているので、上述したように放電陽光柱が蛇行
する現象が生じ、バルブの照度分布が軸方向で不均等に
なるという問題点があった。
このような放電陽光柱の蛇行は、バルブ内のガス圧が
高いため放電陽光柱が非常に細くなり、ある特定の周波
数領域において発生する音響共鳴現象によって生じ、そ
れはバルブ内の希ガスのガス圧が高い程激しく、バルブ
内の内壁面の凹凸が少ない程激しい。特に、熱陰極型で
あって、半波整流波形等の高周波パルス電力にて点灯す
る場合、特定周波数においてかなり激しい陽光柱の蛇行
が発生し、また、管の内径が細い程音響共鳴の起る周波
数は高いということが判明した。
この発明はこの点に鑑みなされたもので、上記のよう
な音響共鳴現象が生ずることなく、照度分布が軸方向で
ほぼ均等になる熱陰極型希ガス放電蛍光ランプを得るこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の第1の請求項記載の発明に係る熱陰極型希
ガス放電蛍光ランプ装置は、バルブ内面に蛍光体被膜を
形成しこのバルブ内部にキセノンを主成分とするガスを
20Torr以上封入してなる希ガス放電蛍光ランプと、この
希ガス放電蛍光ランプをそれの加熱電極間に印加される
半波整流波形等の高周波パルス電力にて点灯する高周波
点灯手段とを備えた熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置
において、上記バルブの内径をd(mm)、上記点灯周波
数をf(KHz)とするとき、 という条件をみたす周波数を、上記高周波点灯手段の点
灯周波数としたものである。
この発明の第2の請求項記載の発明に係る熱陰極型希
ガス放電蛍光ランプ装置は、バルブ内面に蛍光体被膜を
形成しこのバルブ内部にクリプトンを主成分とするガス
を20Torr以上封入してなる希ガス放電蛍光ランプと、こ
の希ガス放電蛍光ランプをそれの加熱電極間に印加され
る半波整流波形等の高周波パルス電力にて点灯する高周
波点灯手段とを備えた熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装
置において、上記バルブの内径をd(mm)、上記点灯周
波数をf(KHz)とするとき、 という条件をみたす周波数を、上記高周波点灯手段の点
灯周波数としたものである。
[作 用] この発明における熱陰極型希ガス放電蛍光ランプは、
ガス圧が20Torr以上の、陽光柱が細くなるランプである
が、音響共鳴の激しい周波数帯を避けて点灯周波数とし
たので、陽光柱の蛇行が少なく、ほぼランプの中心軸上
をまっすぐ通り、全体としてランプ軸方向の照度分布が
均一となる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図は、この発明の一実施例に係る希ガス放電蛍光ラン
プ装置の全体構成を示す配線図である。図において、
(7)は希ガス放電蛍光ランプで、その構造は第4図、
第5図に示した従来のランプと同一のものである。
(8)は希ガス放電蛍光ランプ(7)の両電極間に接続
された高周波電源、(9)はフィラメント陰極予熱用の
電源、(10)は輝度を上昇させるために印加電圧を半波
等のパルス波するダイオードである。、 第2図は、上記の熱陰極型希ガス放電蛍光ランプにお
いて、長さ300mmの100%キセノンガスを20Torr以上封入
したいくつかの管径のランプ(7)を試作し、点灯周波
数を変化させて点灯したときの、音響共鳴による陽光柱
の激しい蛇行の発生する領域を調べた結果のグラフであ
る。図において、斜線の領域が実験で激しい蛇行の観察
された部分である。このように、音響共鳴の発生する周
波数は管の内径によって決まり、斜線の部分は という式であらわされることが判明した。従ってこの領
域以外の周波数でランプを点灯すれば、陽光柱の激しい
蛇行は避けることができ、ランプは軸方向に均一な照度
で発光する。
第3図は、上述と同様の実験を長さ300mmの100%クリ
プトンガスを20Torr以上封入した熱陰極型希ガス放電蛍
光ランプについて行なった結果、音響共鳴による陽光柱
の激しい蛇行の発生する領域を調べた結果のグラフであ
る。この斜線で示す音響共鳴による陽光柱の激しい蛇行
の発生する領域は という式であらわされることが判明した。従ってクリプ
トンガス封入の熱陰極型希ガス放電蛍光ランプにおいて
は、この領域以外の周波数でランプを点灯すれば、陽光
柱の激しい蛇行は避けることができる。
なお、上記実施例では点灯波形が半波整流波の場合に
ついて説明したが、正弦波の半波以外のパルス等におい
ても、同様の効果を奏する。
また、上記実施例では、アパーチャ形のランプの場合
について説明したが、全周に蛍光体を塗布したランプの
場合も、上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、バルブ内面に蛍光
体被膜を形成しこのバルブ内部にキセノンガス或はクリ
プトンガスを主成分とするガスを20Torr以上封入してな
る希ガス放電蛍光ランプを高周波パルス電力にて点灯す
る熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置において、上記高
周波電力による点灯周波数を、バルブの内径によってき
まる、音響共鳴による陽光柱の蛇行が生じる特定の周波
数領域内にない周波数に選定したので、放電陽光柱が蛇
行せず、軸方向でほぼ均等な照度分布をもった熱陰極型
希ガス放電蛍光ランプが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す熱陰極型希ガス放電
蛍光ランプの全体構成図、第2図はキセノンガス封入の
熱陰極型希ガス放電蛍光ランプの内径と激しい音響共鳴
の発生する周波数領域の関係を示す図、第3図はクリプ
トンガス封入の熱陰極型希ガス放電蛍光ランプの内径と
激しい音響共鳴の発生する周波数領域の関係を示す図、
第4図は従来から使用されている熱陰極型希ガス放電蛍
光ランプの断面図、第5図は第4図のV−V断面図であ
る。 図において、(7)は熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ、
(8)は高周波電源(高周波点灯手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 雅夫 神奈川県鎌倉市大船2丁目14番40号 三 菱電機株式会社生活システム研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−248050(JP,A) 特開 昭62−281256(JP,A) 特開 昭61−294751(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ内面に蛍光体被膜を形成しこのバル
    ブ内部にキセノンを主成分とするガスを20Torr以上封入
    してなる希ガス放電蛍光ランプと、この希ガス放電蛍光
    ランプをそれの加熱電極間に印加される半波整流波形等
    の高周波パルス電力にて点灯する高周波点灯手段とを備
    えた熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置において、上記
    バルブの内径をd(mm)、上記点灯周波数をf(KHz)
    とするとき、音響共鳴による陽光柱の蛇行が生じる特定
    の周波数領域内にない という条件をみたす周波数を、上記高周波点灯手段の点
    灯周波数としたことを特徴とする熱陰極型希ガス放電蛍
    光ランプ装置。
  2. 【請求項2】バルブ内面に蛍光体被膜を形成しこのバル
    ブ内部にクリプトンを主成分とするガスを20Torr以上封
    入してなる希ガス放電蛍光ランプと、この希ガス放電蛍
    光ランプをそれの加熱電極間に印加される半波整流波形
    等の高周波パルス電力にて点灯する高周波点灯手段とを
    備えた熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置において、上
    記バルブの内径をd(mm)、上記点灯周波数をf(KH
    z)とするとき、音響共鳴による陽光柱の蛇行が生じる
    特定の周波数領域内にない という条件をみたす周波数を、上記高周波点灯手段の点
    灯周波数としたことを特徴とする熱陰極型希ガス放電蛍
    光ランプ装置。
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JPS62281256A (ja) * 1986-05-30 1987-12-07 Toshiba Corp 希ガス放電灯装置
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