JP2711237B2 - 樽型容器の支持脚 - Google Patents
樽型容器の支持脚Info
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
ホールあるいはホテルの宴会場などで、テーブル上にビ
ールなどを収納した樽型容器を載置して置き、飲食者が
樽型容器からコップなどに直接注ぎ出して飲用する場
合、あるいは小売店などで樽型容器を直接消費者に販売
される場合などに、その樽型容器を安定した状態に保持
することができ、また樽型容器を上下に安定した状態で
積み重ねて置くことができる支持脚に関する。
人手によって搬送することができる程度の重量と大きさ
(収納量が約3.5リットル)を持つもので、その取扱
いが容易であり、多数取り扱う小売店などでは複数個積
み重ねて陳列しておくことが望まれ、またパーティの際
にも、会場に数段積み重ねて利用することが望まれる。
しかし樽型の容器を安定して設置する支持脚として、一
般に、運動に使用する跳び箱のように断面台形状に形成
した枠体、あるいは金属棒を屈折して樽を支持する高さ
を持つ枠体の上面に、樽の円周に応じて切欠した彎曲部
を設け、その彎曲部上に載置することにより、転がるこ
となく安定した状態で設置して置くことができるものが
知られているが、このような支持脚では積み重ねること
ができないので、これを解決し、簡単な操作でしかも安
定した状態で積み重ねて置くことができる支持脚を提供
することにある。
は、胴部材と脚部材とで構成する。胴部材は樽型容器の
長手方向に沿う帯部の両端に、その上下方向の一方に向
かって突出する脚受部と他方に向かって突出する支柱部
とを備える。脚部材は線材で樽型容器の長手方向に沿う
左右一対の各横杆と、各横杆より起立した左右に対向す
る両縦杆をその起立する基部側に向かって凸曲するアー
チ部で連続している枠状体に形成してある。胴部材の支
柱部に脚部材の各縦杆の一部を止着し、胴部材の脚受部
に脚部材の横杆の一部が係合する係合溝を備えているこ
とを特徴とする。
び分離できるように、胴部材を合成樹脂で形成し、その
支柱部に、合成樹脂の弾力によって脚部材の縦杆をスナ
ップ的に係合する凹溝を設けて、支柱部に脚部材を着脱
自在に組み立てできるように構成することが好ましい。
には、脚部材の横杆を床上に設置することにより、アー
チ部が下向きに凸曲する状態に設置されるから、両アー
チ上に樽型容器を載置することにより、安定して保持す
ることができる。
み重ねて置く手段に、二様の方法がある。その一つは、
前述のように脚部材の横杆を床上に設置した時には、胴
部材の脚部が上向きに設定され、これに設けた係合溝が
上向きに開いているから、このように設置ししかも樽型
容器を載置してから、その上に重ねる支持脚の横杆を、
下段の係合溝に嵌めて重ねて積み上げ、この積み上げた
支持脚に同様に樽型容器を保持する操作によって、複数
段に積み上げることができる。
で、胴部材の脚部を下にして床上に設置する。この場合
アーチ部は上向きに凸曲し、脚部材も上向きに設定され
る。このように設置した支持脚に樽型容器を載置する
が、樽型容器はアーチ部の頂部と左右に起立する脚部材
で保持される。この上に重ねる支持脚は、同様に胴部材
の脚部を下にして、下向きに開いている係合溝を下段の
横杆に係合することにより積み重ねられ、同様に樽型容
器を載置して順次重ねることにより、複数段に積み上げ
ることができる。
ると、図1に分解して示すように、合成樹脂で成形した
一対の胴部材1と、金属の棒材を屈曲して成形した脚部
材2とで構成してある。
ように設けられる左右の部材よりなり、その正面から見
てほぼH型の形状を呈するように形成したもので、樽型
容器3の長手方向に沿う帯部4の両端に、その帯部4に
対して上下方向に交差するように、一方には脚受部5を
他方には支柱部6を備えている。しかも支柱部6は図2
の(イ)(ロ)に示すように、帯部4と同一の平面内で
起立するが、帯部4側とは反対側に拡がるように傾斜し
て突出してある。一方脚受部5は、支柱部6より連続し
て突出するが、図2の(ロ)の如く帯部4の端面側から
見て、その片側へ屈曲し、しかも支柱部6と同様に図2
の(イ)の如く帯部4側とは反対側に拡がるように傾斜
して突出してある。
枠状に形成したもので、樽型容器3の長手方向に沿う左
右一対の横杆7と、各横杆7の各端より起立する縦杆8
と、左右に対向する両縦杆8をアーチ部9で一体に連結
したもので、そのアーチ部9は縦杆8の起立する基部側
に向かって凸曲するもので、しかも樽型容器3を受ける
位置の円周に沿うように形成してある。
に取付けたものと、互いに分解できるように組み合わす
ことができる例のものとがあり、何れも脚部材2を前記
両胴部材1の支柱部6に取付けるものである。
の起立面に脚部材2の縦杆8の一部を、合成樹脂特有の
弾性を利用してスナップ的に着脱自在に係止することが
できる凹溝10を設け、凹溝10に連続して、縦杆8か
らアーチ部9に至る屈曲部が納まる凹部11を形成して
いる。尚、前記スナップ的に着脱自在に係止する構造
は、具体的には、支柱部6に縦杆8が嵌まる凹溝10の
開放口を縦杆8の太さより細く形成すれば良い。この凹
溝10の開放口を細くするほどスナップ係合が強固にな
るが、その反面嵌め難くなる。そこでスナップ係合が強
固でしかも嵌め易くなるように、図1に示しているよう
に、支柱部6の凹溝10による開放口によって左右に分
けられる一方の凹部11寄りに、凹溝10に通じる切欠
部12を設けることが好ましい。
複数個の支持脚を積み重ねて置くことができるように、
脚受部5に上段に重ねる脚部材2の横杆7の端部を支え
ることができる係合溝13を設けている。
く、脚受部5の端面にその側面から切り込んだ長溝によ
って形成したもので、両脚受部5の各端面間の長さを、
脚部材2の横杆7の長さに合うように設けてある。
面に限ることがなく、両脚受部5は帯部4より拡がるよ
うに傾斜して突設してあるから、図4に示すように、前
後の両脚受部5の相対向する側面で横杆7が納まる高さ
位置に係合溝13をガイド溝14を介して設けても良
い。
その注ぎ口15より内容液を注ぎ出すように使用する場
合には、図5と図6に示しているように、脚部材2を床
上に起立することにより、そのアーチ部9は下向きに凸
曲するから、左右のアーチ部9上に樽型容器3を受ける
ように設置する。
に床上に設置した支持脚の上に、更に重ね積んだ場合を
示す(支持脚の一部のみ示す)もので、上段の脚部材2
の横杆7と縦杆8との屈曲する連結部分を係合溝13に
嵌め込むことにより、床に起立したものと同様に設置す
ることができる。尚、以上のように積み重ねる手段で、
複数段積むことができるもので、内容液を注ぎ出すよう
に使用する場合に限らず、店頭などで陳列する場合であ
っても、以上のように積み重ねておくこともできる。し
かも積み重ねる際、樽型容器3を両アーチ部9に載置し
たまま支持脚と共に持ち上げて積むこともできる。
他の手段として、図7に示すように積み重ねることもで
きる。この場合は、支持脚を前述の手段とは反対に胴部
材1を下にして、その脚受部5を下にして床上に起立し
て設定する。この時アーチ部9は上向きに凸曲するもの
で、このように立てた支持脚内に樽型容器3を載置する
が、樽型容器3は凸曲するアーチ部9の上部と左右前後
の縦杆8によって支えられる。この支持脚の上に重ねる
時には、同じく支持脚をその脚受部5を下にして、下段
の上向きになっている横杆7と縦杆8との連結部分に、
上段の脚受部5の係合溝13を載置することにより設置
でき、このようにして複数段順次重ねて置くことができ
るものである。
合と、図7のように胴部材1を下にして立てた場合との
最下段の樽型容器3の中心から床までの高さH1とH2
は、不等式で現すと、H1>H2となる。但し、積み上
げた各樽型容器3間の間隔は図5の場合も図7の場合も
同一である。従って、図5のように積んだ場合、図7の
場合よりも、脚部材2の高さ分高くなるものである。
材より脚部材を突設する一方、胴部材に脚受部を、脚部
材を突設する方向とは反対方向に突設し、該脚受部に脚
部材を受け込む係合溝を設けたもので、脚部材を下にし
て、あるいは胴部材を下にして設置しても積み重ねるこ
とができるものであり、しかも積み重ねる際、脚部材を
係合溝に嵌めるものであるから、その位置決めが容易で
あり、複数段積んでも崩れる恐れがなく、安定した状態
で積み重ねることができるものである。
斜視図である。
図である。 (ロ)図は(イ)図のA−A線矢視の断面図である。
状態を示す斜視図である。
している状態を示す斜視図である。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 樽型容器の長手方向の左右に沿って配置
される胴部材(1)と、該胴部材(1)に取付けた脚部
材(2)とからなり、胴部材(1)は樽型容器の長手方
向に沿う帯部(4)の両端に、その上下方向の一方に向
かって突出する脚受部(5)と他方に向かって突出する
支柱部(6)とを備え、脚部材(2)は線材で樽型容器
の長手方向に沿う左右一対の各横杆(7)と、各横杆
(7)より起立した左右に対向する両縦杆(8)をその
起立する基部側に向かって凸曲するアーチ部(9)で連
続している枠状体よりなり、胴部材(1)の支柱部
(6)に脚部材(2)の各縦杆(8)の一部を止着し、
胴部材(1)の脚受部(5)に脚部材(2)の横杆
(7)の一部が係合する係合溝(13)を備えているこ
とを特徴とする樽型容器の支持脚。 - 【請求項2】 前記胴部材(1)が合成樹脂で形成して
あり、胴部材(1)の支柱部(6)に、合成樹脂の弾力
によって脚部材(2)の縦杆(8)をスナップ係合する
凹溝(10)を設け、支柱部(6)に脚部材(2)を着
脱自在に設けていることを特徴とする請求項1に記載の
樽型容器の支持脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23847195A JP2711237B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 樽型容器の支持脚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23847195A JP2711237B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 樽型容器の支持脚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975182A JPH0975182A (ja) | 1997-03-25 |
JP2711237B2 true JP2711237B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17030736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23847195A Expired - Fee Related JP2711237B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 樽型容器の支持脚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2711237B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104843290A (zh) * | 2015-04-14 | 2015-08-19 | 夏云美 | 一种油桶支架单元 |
CN108455044A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-08-28 | 海宁市硖石玛杰济斯皮革服装厂 | 一种用于皮革生产的原皮贮藏罐 |
CN111469072A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-07-31 | 中船黄埔文冲船舶有限公司 | 一种绞车卷筒组装及转运用平台 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23847195A patent/JP2711237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0975182A (ja) | 1997-03-25 |
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