JP2710314B2 - 道路情報表示コントロールユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は道路情報表示盤の表示コントロールユニット
に関するものである。 従来の技術 従来の道路情報表示盤の構成を第３図に示す。第３図
において、１はデータ記憶部２を有する主コントローラ
であり、電話回線２を介して送られてきた道路情報デー
タａに基づいて、ドライバーユニット４を介して14台の
表示ユニット単位５からなる表示コントロールユニット
６を制御している。各表示ユニット単位５はそれぞれ16
×16の表示素子７から構成された１枚の画面８を表示す
るものであり、14枚の画面８にて道路情報が表示され
る。表示ユニット単位５は、第４図に示すように、表示
する画面８毎に主コントローラ１から送られてくる主コ
ントローラデータｂを記憶し、16×16の表示素子７に対
応する16×16ビットからなるデータメモリ９と、カウン
タ10と、画面８上のひとつの表示素子７を指定するため
のアドレスデコーダ11,12とを有しており、カウンタ10
からの信号Ｃに基づいて、アドレスデコーダ11,12は画
面８に対する行設定信号ｄと列設定信号ｅを発生させ、
これに同期してデータメモリ９からの画面８の表示素子
７に相当するビットのデータ信号ｆをドライバー13を通
して表示素子７に出力し、画面８の表示素子７を一灯ず
つ点灯させている。 発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の表示ユニット単位５は常に単一の表示
しか行えず、複数の画面８を出そうとすれば14台の表示
ユニット単位５をコントロールする主コントローラ１は
常時各表示ユニット単位５にアクセスしていなくてはな
らず、しかも14台同時のアクセスは不可能であって動画
やくり返し表示などが困難となり、実質上できなかっ
た。しかも多くの画面８のデータを主コントローラ１が
保有せねばならないため、この面からも多様な表示コン
トロールが困難であった。 本発明は上記問題点を解決するものであり、多様な表
示を可能とする道路情報表示コントロールユニットを提
供することを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、主コントローラ
からのストローブ信号により表示画面の同期をとるよう
にした複数の表示ユニット単位を備え、個々の表示ユニ
ット単位は、それ自体において複数の画面データの蓄積
能力を有するとともに、個々に蓄積した画面データの内
から任意のものを主コントローラからのアドレス指定に
より自由に取り出し表示させるように構成したものであ
る。 作用 上記構成によれば、まず予め主コントローラは各表示
ユニット単位に複数の画面データを蓄積し登録してお
く。表示を行わせる場合、主コントローラは表示する画
面データの先頭アドレスを各表示ユニット単位に指定
し、その後ストローブ信号を与えると各表示ユニット単
位は一斉にアドレス指定された画面を表示し、情報の表
示を行う。各表示ユニット単位は一画面分のデータを出
力しデータをラッチし終えると停止して表示を固定化
し、以後主コントローラが次次とストローブ信号を与え
ることにより各表示ユニット単位は次次と画面データを
変更してゆく。このストローブ信号の速度と画面データ
の内容によって繰り返し表示や動画が容易に実現され
る。 実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は本発明の道路情報表示コントロールユニット
の表示ユニット単位のブロック図である。この表示ユニ
ット単位は従来例の第３図の表示ユニット単位５として
使用されるものであり、第３図に示すように16×16の表
示素子７を８表示素子毎に32のブロックに分割し８表示
素子のデータを１データ（１バイトデータ）として１画
面を32バイトのデータとして認識するよう構成されてい
る。第１図において、14はデータメモリ部であり、第３
図の主コントローラ１からドライバーユニット４を介し
て送られてきた１画面32バイトからなる画面データが複
数蓄積されている。15はアドレスラッチ部であり、主コ
ントローラ１からデータメモリ部14に蓄積された複数の
画面データの何ブロック目から表示させるかを指示する
ため、プリント板セレクタ16を介して送られてきたアド
レス指定信号ｇをラッチとしており、このアドレス指定
信号ｇをアドレスカウンタ17にプリセットする。アドレ
スカウンタ17は、主コントローラ１から送られてきたイ
ネーブル信号ｈと各表示ユニット単位の表示画面８に対
するストローブ信号ｊとにより開かれたカウントゲート
18からクロック信号ｌが入力されて、データメモリ部14
にアドレス信号ｍを出力し、データメモリ部14から32バ
イトのデータを１バイトづつ順次出力するとともに、ア
ドレスカウンタ17にプリセットされたアドレス内容を更
新する。クロック信号ｌをカウントして出力するチップ
セレクトカウンタ19は、その出力信号ｎにより８表示素
子毎のデータラッチ部20に順次データメモリ部14からの
データを１バイトづつ入力させてラッチさせ、32バイト
分（１画面）を表示させている。チップセレクタカウン
タ19は32個のクロックをカウントするとカウントゲート
18を閉じ、次のストローブ信号ｊが入力されるまでアド
レスカウンタ17およびチップセレクトカウンタ19へのク
ロック信号ｌの入力は停止し、次のストローブ信号ｊが
入力されるまで画面８は固定されている。次にストロー
ブ信号ｊが入力されるとクロック信号ｌが再びアドレス
カウンタ17およびチップセレクトカウンタ19に入力さ
れ、アドレスカウンタ17のアドレス信号ｍは次の画面デ
ータのアドレスを出力して、次の画面が表示される。そ
してデータメモリ部14から最終の１バイトデータが出力
されると同時にチップセレクトカウンタ19が零になり、
新たにアドレスカウンタ17にプリセットされる。このシ
ーケンスを繰り返すことにより、第２図のような繰り返
し表示や動画が容易に行える。 このように、主コントローラ１からのストローブ信号
ｊにより表示コントロールユニットは一斉に同期して固
定表示、繰り返し表示、連続動画など多様な表示を行う
ことができる。 発明の効果 以上のように本発明によれば、表示ユニット単位は複
数の画面データを蓄積可能で、主コントローラからのア
ドレス指定より画面データは自由に取り出され、主コン
トローラからのストローブ信号により各表示ユニット単
位は同期して一斉に表示されるため、固定表示から動画
までの巾広い多様な表示を行うことができる。また各表
示ユニット単位毎に複数の画面データを蓄積しており、
主コントローラは常時表示のための画面データを各表示
ユニット単位に送る必要がないため、道路情報表示コン
トロールのみでなく、他の仕事すなわち他の設備情報の
収集やコントロールなどが行える時間的余裕を得ること
ができる。また、従来の方法だと多くの情報を一度に表
示しようとすると多大の時間を費やしてしまうところを
短時間に行うことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例である道路情報表示コントロ
ールユニットの表示ユニット単位のブロック図、第２図
は同道路情報表示コントロールユニットによる繰り返し
表示の一例を示す図、第３図は道路情報表示盤の概略構
成図、第４図は従来の表示ユニット単位のブロック図で
ある。 １……主コントローラ、５……表示ユニット単位、６…
…表示コントロールユニット、７……表示素子、８……
画面、14……データメモリ部、15……アドレスラッチ
部、17……アドレスカウンタ、18……カウントゲート、
19……チップセレクトカウンタ、20……データラッチ
部、ｇ……アドレス指定信号、ｈ……イネーブル信号、
ｊ……ストローブ信号。

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．主コントローラからのストローブ信号により表示画
   面の同期をとるようにした複数の表示ユニット単位を備
   え、個々の表示ユニット単位は、それ自体において複数
   の画面データの蓄積能力を有するとともに、個々に蓄積
   した画面データの内から任意のものを主コントローラか
   らのアドレス指定により自由に取り出し表示させるよう
   に構成した道路情報表示コントロールユニット。