JP2709726B2 - バグフィルターにおける破損▲ろ▼布の検知方法 - Google Patents

バグフィルターにおける破損▲ろ▼布の検知方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特にパルスジェット式バグフィルターにお
ける破損布の検知方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、パルスジェット式バグフィルターは、第4図
および第5図に示すように、布13で過されるべき粉
塵を含むガスは、ガス入口14からバグフィルター内部へ
流入する。ここには複数の布13が取付けられていて、
粉塵は布13の外面で捕捉される。除塵後の清浄ガスは
ガス出口15から排出される。
布13の外面で捕捉された粉塵は、圧縮空気の噴射に
よって払い落とされる。その機構は次の通りである。
圧縮空気は圧縮タンクに蓄えられ、電磁弁16に通電す
ることによりダイヤフラム17を開位置に動かす。ダイヤ
フラム17が開位置になると、圧縮空気がパイプ18を経由
して、ノズル19により布13を噴射される。噴射後は、
一定時間ずつ他のパイプ18へ順次移行して行き、一サイ
クル後、元のノズルに戻る。払い落としは、このパター
ンを繰返す。
また、布13の内部には篭型のリテーナー20が挿入さ
れていて、これによって布の円筒形状が維持されてい
る。そして、この布13はバグプレート21に取付けられ
ている。
布13の素材としては、ガス性状に応じ種々の化学繊
維やガラス繊維が用いられる。この布13は、運転中は
含塵ガスに常に曝されるため、時間の経過とともに化学
的な又は摩耗等の物理的な劣化を起し、最終的に破損に
至る。
この布の破損が発生すると、破損部分より粉塵が
布内に流れ込み、ガス出口15に至る。
この粉塵の清浄側への流れ込みは、バグフィルターの
機能を喪失させるものであり、時にはプラントの操業を
停止し、破損布の取り替えが必要となる。
このように、バグフィルターは、いずれ破損し取り替
えが必要となるものであるが、その時期や破損発生部分
の予測が困難である。そのため、プラントの操業停止が
困難なプロセス、例えば、石炭焚発電ボイラー用プロセ
スでは、第6図に示すように、多室に構成した室22内に
バグフィルター23を多列に配置し、通ガス中に1室22の
入口ダンパ24及び出口ダンパ25を開とし、布23の取り
替えが行えるようにしている。
1室構成に於いても、多室構成に於いても、布の取
り替え時は、バグフィルターの天井マンホールを設け、
バグプレート上のダスト堆積状態を観察し、破損布を
発見し、その布の取り替えを行なう。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、多数の布の中から、この破損布を
発見することは容易ではなく、特に大型のバグフィルタ
ーでは、数千本の布の中から発見する場合、かなりの
時間が必要となる。
一方、この布の取り替え作業は、プラントの操業に
影響を与えないように短時間に行なう必要があり、効果
的な破損布の検知方法が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明のバグフィルターにおける破損布の検知方法
は、1または複数の室に複数本ずつ取り付けられた濾布
と、各濾布に設けられた除塵用のノズルを1または複数
個取り付けた複数のパイプとを備え、それぞれのパイプ
への通気を順次切り替えて各濾布の粉塵払い落としを行
うように構成されたパルスジェット式バグフィルターに
おいて、該バグフィルターの出口部と煙突との間のダク
ト内に粉塵濃度計を配設して、該粉塵濃度計による測定
時を、粉塵払い落としを行っている作動中のパイプと対
応せしめ、上記粉塵濃度計により測定された粉塵濃度が
設定値を越えた場合、その測定時から濾布破損のパイプ
を特定して、破損濾布を検知することを特徴とする。
また、本発明のバグフィルターにおける破損濾布の検
知方法は、複数本の濾布と、各濾布に設けられた除塵用
のノズルを1または複数個取り付けたパイプを備え、該
パイプを移動させて各濾布の粉塵払い落としを順次行う
ように構成されたパルスジェット式バグフィルターにお
いて、該バグフィルターの出口部と煙突との間のダクト
内に粉塵濃度計を配設して、該粉塵濃度計による測定時
を、粉塵払い落としを行っているパイプ作動位置と対応
せしめ、上記粉塵濃度計により測定された粉塵濃度が設
定値を越えた場合、その測定時から濾布破損のパイプの
作動位置を特定して、破損濾布を検知することを特徴と
するものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図は、本発明による石炭焚ボイラープロセスのフ
ローを示す。粉塵濃度計1は、送風機2の前のダクト3
に取り付けられており、その測定原理は、光ビームの透
過光量の変化により濃度を自動的に測定するものであ
る。
本実施例での布破損時の粉塵濃度計1の測定データ
を第2図に示す。
第2図に示すごとく、一定時間ごとに濃度が上昇して
いることが解る。このプラントでの濃度計1は、バグフ
ィルター4から約10m離れたダクト3の位置に取付けら
れており、この間のダクト3内の流速は20m/seeである
ために、このデータに示される粉塵濃度上昇時の500mse
e前に、布に付いた粉塵を払い落としたパイプ5の部
分に破損布があることになる。
本実施例では、パイプに圧縮空気を送る際に使用され
るダイヤフラムの作動を制御する電磁弁位置を、動作
後、次のパイプ用の電磁弁が動作するまで記憶してお
き、その間に粉塵濃度が設定値を超えた場合、その電磁
弁位置を自動的に表示するようにしている。
この実施方法により布破損が発生した場合、自動的
にどのパイプの布に発生したかが解り、この破損布
の取り替え時は、バグフィルター天井マンホールを開
け、このパイプで払い落とす列の布のみを点検し、取
り替える。
1つのパイプで払い落す布は、最大で20本までであ
るから、この中の破損布を検知することは比較的容易
であり、かつ短時間に行なうことができる。
また、特に大型のバグフィルターに於いては、数百本
のパイプを有するバグフィルターがあり、この時は、頻
繁に払い落しが行なわれることになり、前述の実施例の
方法で破損布を有するパイプを特定することは困難と
なる。
この場合は、下記の方法により特定する。即ち、 この様な大型バグフィルターは通常多室構成となって
いる。従って、まず各室の出口ダンパを順次「閉」とす
る。破損布の発生している室の出口ダンパを「閉」と
した時、濃度計の上昇は現われないことになる。
この確認により、まず破損布を有する室を特定す
る。
次に、この室の電磁弁のみ、前述の実施例の方法によ
り濃度計と連動させ、破損の布を有するパイプを特定
する。
尚、第1図において、6は石炭焚ボイラ、7はエコノ
マイザー、8は空気予熱器、9は煙突である。
また、パルスジェット式バグフィルターには、第3図
に示すように、バグフィルター10の上部でパイプ11を回
転させる方式のものもある。
この場合は、パイプ11は1本であり、また電磁弁も1
つであるが、本発明をこのタイプのバグフィルターに実
施する場合は、予め電磁弁の動作とパイプ回転位置を連
動させて記憶させておけばよい。
[発明の効果] 本願発明により、多数の濾布の中から破損した濾布を
容易かつ迅速に検出して、濾布の取り替え作業を短時間
に行うことができ、バグフィルターを組み込んだプラン
トの操業に影響を与える恐れが少ない。特に、石炭焚き
ボイラ用バグフィルターの使用に際して、その信頼性の
向上に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する石炭焚ボイラープロセス
のフロー図、第2図は濃度測定データを示す図、第3図
は別のバグフィルターを示す斜視図、第4図はバグフィ
ルターの一例を示す概略図、第5図はその上面図、第6
図は多室構成のバグフィルターを示す平面図である。 1……粉濃度計、2……送風機、3……ダクト、4……
バグフィルター、5……パイプ、6……石炭焚ボイラ、
7……エコノマイザー、8……空気予熱器、9……煙
突、10……バグフィルター、11……パイプ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または複数の室に複数本ずつ取り付けら
    れた濾布と、各濾布に設けられた除塵用のノズルを1ま
    たは複数個取り付けた複数のパイプとを備え、それぞれ
    のパイプへの通気を順次切り替えて各濾布の粉塵払い落
    としを行うように構成されたパルスジェット式バグフィ
    ルターにおいて、該バグフィルターの出口部と煙突との
    間のダクト内に粉塵濃度計を配設して、該粉塵濃度計に
    よる測定時を、粉塵払い落としを行っている作動中のパ
    イプと対応せしめ、上記粉塵濃度計により測定された粉
    塵濃度が設定値を越えた場合、その測定時から濾布破損
    のパイプを特定して、破損濾布を検知することを特徴と
    するバグフィルターにおける破損濾布の検知方法。
  2. 【請求項2】複数本の濾布と、各濾布に設けられた除塵
    用のノズルを1または複数個取り付けたパイプを備え、
    該パイプを移動させて各濾布の粉塵払い落としを順次行
    うように構成されたパルスジェット式バグフィルターに
    おいて、該バグフィルターの出口部と煙突との間のダク
    ト内に粉塵濃度計を配設して、該粉塵濃度計による測定
    時を、粉塵払い落としを行っているパイプ作動位置と対
    応せしめ、上記粉塵濃度計により測定された粉塵濃度が
    設定値を越えた場合、その測定時から濾布破損のパイプ
    の作動位置を特定して、破損濾布を検知することを特徴
    とするバグフィルターにおける破損濾布の検知方法。
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