JP2708659B2 - コンバインドプラントの起動装置 - Google Patents

コンバインドプラントの起動装置

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JP2708659B2
JP2708659B2 JP4109995A JP10999592A JP2708659B2 JP 2708659 B2 JP2708659 B2 JP 2708659B2 JP 4109995 A JP4109995 A JP 4109995A JP 10999592 A JP10999592 A JP 10999592A JP 2708659 B2 JP2708659 B2 JP 2708659B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン−蒸気タ
ービンコンバインドプラントに係り、とくに、復水器脱
気系統を有するコンバインドプラントの起動時間を短縮
するのに好適なコンバインドプラントの起動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインドプラントにおいて
は、たとえば特開平2−196113号公報に記載され
ているように、ガスタービン点火、ガスタービン負荷上
昇、蒸気タービン負荷上昇など一連の起動操作は、あら
かじめ設定されたプログラム制御により行われているの
が一般的である。たとえば、図10に示すように、冷却
水ポンプ起動から再循環弁閉止までの操作において、各
機器の起動までの時間は、それぞれの機器特性を考慮し
た最適値に設定されている。ところが、真空ポンプ起動
からガスタービン通気までの間隔は、蒸気タービン通気
条件として、ボイラへ給水する復水器ホットウエル内の
溶存酸素濃度が規定値以下でなければならない。その理
由は溶存酸素濃度の高い復水によりボイラ内の伝熱管の
腐食やスケール付着をもたらすからである。そのため、
プラント起動時は、脱気時間tD によって決定される。
そこで、従来技術では、冬期の脱気時間を基準に起動操
作プログラムが設定されている。
【0003】また、たとえば特開平2−161109号
公報に記載されているように、コンバインドプラントに
おける部分負荷運転時の脱気性能の劣化を最小限に抑制
する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記脱気時間tD は、
図10の上部に示すように、復水器冷却水の温度の影響
を受け易く、冬期よりも夏期の方が脱気時間は短かくな
る。しかるに、従来技術ではこの点について配慮がなさ
れておらず、夏期には蒸気タービン通気条件が早く整っ
ても起動することができないという問題があった。また
起動時間を短縮することができないということは、上記
蒸気タービンによって起動される発電機からの電力の供
給を早期に供給できないという問題があった。そこで、
冬期と夏期とで起動操作プログラムによる脱気時間を変
更するという考え方がある。しかるに、現在のシステム
では、各機器毎に運転パターンが決められており、運用
とくに設定時間を変更することは、プログラムの内容を
変更することになるので、機器の取り扱い上繁雑となる
という問題がある。そこで、このような危険をおかして
までも脱気時間を短縮する必要なしとの判断から、従来
技術では冬期の脱気時間を基準にして起動時間を設定し
ているものと想定される。
【0005】一方、後者の従来技術においても、起動時
間を短縮についての配慮がなされていなかった。
【0006】本発明の目的は、コンバインドプラントの
起動状態によって変化する脱気時間に合わせて蒸気ター
ビン通気時期を最適化し、コンバインドプラントの起動
時間の短縮を可能とするコンバインドサイクルプラント
の起動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
、第1の発明は、ガスタービンと、該ガスタービンの
排熱を回収するボイラと、該ボイラで発生した蒸気によ
って駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービンで仕事
をした蒸気を凝縮させる復水器と、該復水器からの給水
を前記ボイラに圧送する給水ポンプと、前記復水器の不
凝縮ガスを排気する真空ポンプと、前記復水器のホット
ウエル内の凝縮水を再循環させて脱気する脱気系統と、
これらを制御する制御部とを有し、該制御部が、冷却水
ポンプ起動,給水ポンプ起動,真空ポンプ起動,ガスタ
ービン起動,ガスタービン負荷起動,蒸気タービン通気
を順次実行させるコンバインドプラントにおいて、前記
制御部は、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素
濃度を計測する手段と、該溶存酸素濃度計測手段からの
計測信号に基づき、真空ポンプ起動時から蒸気タービン
通気に至る脱気時間を予測演算すると共に、該予測脱気
時間に応じてガスタービンの起動時期と負荷運転開始時
期とを演算する脱気時間予測手段と、該脱気時間予測手
段の演算結果に基づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度
が規定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時期とを
一致させる起動パターン演算手段とを備えたものであ
る。
【0008】前記脱気時間予測手段は、あらかじめ設定
された目標溶存酸素濃度と、前記溶存酸素濃度計測手段
にて計測された初期溶存酸素濃度および一定時間内にお
ける溶存酸素濃度の変化率に基づき脱気時間を予測する
演算器と、該演算器よりの脱気予測時間信号から前記ガ
スタービン起動より負荷運転開始までの時間を求める第
1演算部と、該第1演算部よりの信号からガスタービン
負荷運転開始より蒸気タービン通気までの時間を求める
第2演算部とを有する
【0009】上記目的を達成するため、第2の発明は、
制御部が、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素
濃度および給水温度をそれぞれ計測する計測手段と、該
計測手段によって計測された溶存酸素濃度,給水温度と
脱気時間との関係に基づいて真空ポンプ起動時から蒸気
タービン通気に至る脱気時間を予測演算すると共に、該
予測脱気時間に応じてガスタービンの起動時期と負荷運
転開始時期とを演算する脱気時間予測手段と、該脱気時
間予測手段の演算結果に基づき、ホットウエル内の溶存
酸素濃度が規定値以下に達する時期と蒸気タービン通気
時期とを一致させる起動パターン演算手段とを備えたも
のである
【0010】前記脱気時間予測手段は、前記溶存酸素濃
度計測手段にて計測された復水中の初期溶存酸素濃度,
前記温度検出器にて計測された復水中の温度と脱気時間
との関係に基づいて脱気時間を予測演算する演算器と、
該演算器からの信号に基づき前記ガスタービン起動から
負荷運転開始までの時間を演算する第1演算部と、該第
1演算部からの信号に基づきガスタービン負荷運転開始
から前記蒸気タービン通気までの時間を求める第2演算
部とを有する
【0011】上記目的を達成するため、第3の発明は、
制御部が、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素
濃度および前記復水器へ送する冷却水の温度をそれぞれ
計測する計測手段と、該計測手段によって計測された溶
存酸素濃度,冷却水温度と脱気時間との関係に基づいて
真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気に至る脱気時間
を予測演算すると共に、該予測脱気時間に応じてガスタ
ービンの起動時期と負荷運転開始時期とをそれぞれ演算
する脱気時間予測手段と、該脱気時間予測手段の演算結
果に基づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度が規定値以
下に達する時期と蒸気タービン通気時期とを一致させる
起動パターン演算手段とを備えたものである
【0012】前記脱気時間予測手段は、前記計測手段に
て計測されたそれぞれの初期溶存酸素濃度,冷却水の温
度と脱気時間との関係に基づいて脱気時間を予測演算す
る演算器と、該演算器からの信号に基づき前記ガスター
ビン起動から負荷運転開始までの時間を演算する第1演
算部と、該第1演算部からの信号に基づきガスタービン
負荷運転開始から前記蒸気タービン通気までの時間を演
算する第2演算部とを有する
【0013】
【作用】コンバインドプラントでは、復水器内の真空を
真空ポンプにより上げて酸素分圧を下げ、かつ復水器の
ホットウエル内の凝縮水を脱気手段により脱気させる給
水脱気の場合には、脱気の程度を示す溶存酸素濃度が時
間に対し対数的に変化する。しかも一般に上記ホットウ
エル内の凝縮水温度レベルによって溶存酸素濃度変化勾
配が異なる特性を有している。そこで、第1の発明で
は、制御部が前述の如く、計測する手段と脱気時間予測
手段と起動パターン演算手段とを備え、脱気時間予測手
段が、溶存酸素濃度計測手段からの計測信号に基づき、
真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気に至る脱気時間
を予測演算すると共に、該予測脱気時間に応じてガスタ
ービンの起動時期と負荷運転開始時期とを演算し、該起
動パターン演算手段が脱気時間予測手段の演算結果に基
づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度が規定値以下に達
する時期と蒸気タービン通気時期とを一致させるように
構成したので、いかなる時期であっても溶存酸素濃度の
状態に拘わらず、ガスタービンの起動や蒸気タービンの
通気時期とを最適に選定することができる結果、コンバ
インドプラントの起動時間を短縮することができる
【0014】第2の発明は、制御部が前述の如く、計測
する手段と脱気時間予測手段と起動パターン演算手段と
を備え、脱気時間予測手段が、ホットウエル出口の凝縮
水中の溶存酸素濃度および給水温度の計測手段によって
計測された溶存酸素濃度,給水温度と脱気時間との関係
に基づいて真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気に至
る脱気時間を予測演算すると共に、該予測脱気時間に応
じてガスタービンの起動時期と負荷運転開始時期とを演
算し、起動パターン演算手段がホットウエル内の溶存酸
素濃度が規定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時
期とを一致させるように構成したので、第1の発明と同
様コンバインドプラントの起動時間を短縮することがで
きるのみならず、蒸気タービンの通気時期に合わせて冷
却水ポンプの起動時期を決定することが可能となり、コ
ンバインドプラント全体の運用を最適化することができ
【0015】さらに、第3の発明では、脱気時間予測手
段が、計測手段にて計測されたそれぞれの初期溶存酸素
濃度,冷却水の温度と脱気時間との関係に基づいて脱気
時間を予測演算するようにしているので、前記第2の発
明と同様な効果を有する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図1乃至図5
により説明する。図1は、ガスタービンと蒸気タービン
とを組合せた代表的なコンバインドサイクルに本発明を
実施した一例を示す。1に示すように、コンバインド
サイクルは、ガスタービン1と、該ガスタービン1によ
って駆動されるガスタービン発電機14と、上記ガスタ
ービン1および上記ガスタービン発電機14に起動や負
荷操作信号を送るガスタービン制御装置13と、上記ガ
スタービン1からの排熱を回収する排熱回収ボイラ2
と、該ボイラ2で発生した蒸気によって駆動される蒸気
タービン3と、該蒸気タービン3によって駆動される蒸
気タービン発電機15と、上記蒸気タービン3、上記蒸
気タービン発電機15および流量調整弁23に起動およ
び負荷操作信号や開閉信号を送る蒸気タービン制御装置
12と、上記蒸気タービン3で仕事をした蒸気を凝縮さ
せる復水器4と、上記凝縮した復水を給水弁57を介し
て上記ボイラ2に圧送する給水ポンプ(図2及び図5で
は、復水ポンプと呼称す)5と、上記復水器4内の不凝
縮ガスを排気する真空ポンプ6と、上記復水器4内に冷
却水を供給し、復水器4内の温度を低下させる冷却水ポ
ンプ10と、上記復水器4の下方部に形成されたホット
ウエル16内の凝縮水を再循環させて脱気する脱気系統
7とを備えている。た、該脱気系統7には、上記給水
ポンプ5からの給水の一部を上記ホットウエル16内に
再循環させる再循環弁8と、脱気ノズル9と、上記ホッ
トウエル16出口の溶存酸素濃度変化を計測する溶存酸
素濃度計20とを備えている。さらに、蒸気溶存酸素濃
度計20からの計測信号により上記排熱回収ボイラ2へ
給水可能な溶存酸素濃度すなわち、目標溶存酸素濃度を
達成するのに要する時間を予測する脱気時間予測器21
と、該脱気時間予測器21からの信号により上記ガスタ
ービン制御装置13、上記蒸気タービン制御装置12、
上記給水ポンプ5、上記再循環弁8、上記真空ポンプ6
および上記冷却水ポンプ10へ起動操作指令を送る起動
パターン演算器11とを備えている。上記起動パターン
演算器11は、図2に示すように、プラント起動指令器
25からの起動信号により上記冷却水ポンプ10へ起動
指令を発信する冷却水ポンプ起動指令器29と、上記プ
ラント起動指令器25からの信号を受信したのち、タイ
マー設定器31にて設定された時間t1だけ遅れてタイ
マー30より発信する信号によって上記給水ポンプ5へ
起動指令を発信する給水ポンプ起動指令器32と、上記
プラント起動指令器25からの信号を受信したのち、タ
イマー設定器34にて設定された時間t2だけ遅れてタ
イマー33より発信する信号46によって上記真空ポン
プ6起動指令を発信する真空ポンプ起動指令器35
と、上記再循環弁8へ開く指令を発信する再循環弁開指
令器36とを備えている。なお、上記給水ポンプ5が起
動しても、給水弁57は閉じているので、排熱回収ボイ
ラ2への供給を停止している。また、上記起動パターン
演算器11は、上記タイマー33よりの信号46によっ
て上記真空ポンプ6が起動する時間よりも上記脱気時間
予測器21から送られる時間t3だけ遅れてタイマー4
7より発信する信号49によって上記ガスタービン制御
装置13を介して上記ガスタービン1へ起動指令を発信
するガスタービン起動指令器48と、ガスタービン起動
指令信号49よりもタイマー設定器50にて設定された
時間t4だけ遅れてタイマー51より発信する信号53
によって上記ガスタービン制御装置13を介して上記ガ
スタービン1へ負荷運転指令を発信するガスタービン負
荷運転指令器52と、上記信号53よって給水弁57に
開指令を発信する給水弁開指令器58と、上記信号53
よりもタイマー設定器54にて設定された時間t5だけ
遅れてタイマー55より発信する信号によって上記蒸気
タービン制御装置12を介して上記蒸気タービン3へ通
気指令を発信する蒸気タービン通気指令器56を備えて
いる。さらに、起動パターン演算器11は、上記溶存酸
素濃度計20からの計測信号と、あらかじめ目標溶存酸
素濃度設定器40で設定された目標溶存酸素濃度CS
を比較する比較器41と、該比較器41からの信号によ
り両者の差を演算する演算器42と、該演算器42によ
る演算の結果、両者の差が零になったとき、それよりタ
イマー44にて設定された時間だけ遅れて信号を送るタ
イマー43と、該タイマー43からの信号によって上記
再循環弁を閉じる指令を発信する再循環弁閉指令器45
とを備えている。お、上記タイマー設定器50、54
による時間t4、t5の設定は、後述の脱気時間予測器2
1によって脱気時間TDの予測と、ガスタービン1およ
び蒸気タービンなどの特性とを考慮して決定してい
る。
【0017】起動時の給水脱気は、上記復水器4内の真
空を上記真空ポンプ6により上げることにより酸素分圧
を下げ、かつ復水器4のホットウエル16内の凝縮水を
再循環し、脱気ノズル9により凝縮水を微粒化させるこ
とにより行われる。この方法では脱気の程度を示す溶存
酸素濃度Cが図3に示すように、時間tに対し対数的に
変化し、しかも、このホットウエル16内の凝縮水温度
レベルによって勾配が異なる特性を示す。したがって、
初期溶存酸素濃度C I と目標溶存酸素濃度CSがわかれば
復水器ホットウエル16の出口の溶存酸素濃度を一定時
間計測してその勾配τを実測することにより脱気時間T
Dは次の数1によって正確に求めることができる。
【0018】
【数1】
【0019】そこで、上記脱気時間予測器21は、上記
の考え方に基づき図4に示すように構成されている。す
なわち、図2に示す真空ポンプ起動指令信号46に同期
する時間t0 に設定されたタイマー設定器61と、上記
溶存酸素濃度計20からの溶存酸素計測信号60に基づ
いて上記タイマー設定器61で設定された時間t0 にお
ける初期溶存酸素濃度CI を演算する演算器62と、上
記タイマー設定器61による設定時間t0 よりも遅れた
時間t7 を設定するタイマー設定器68と、上記溶存酸
素濃度計20からの溶存酸素濃度計測信号60に基づい
て上記タイマー設定器68により設定された時間t7
おける溶存酸素濃度C1 を演算する演算器69と、上記
タイマー設定器68による設定時間t7 よりも遅れた時
間t8 を設定するタイマー設定器72と、上記溶存酸素
濃度計20からの溶存酸素計測信号60に基づいて上記
タイマー設定器72で設定された時間t8 における溶存
酸素濃度C2 を演算する演算器73と、上記両タイマー
設定器68、72からの設定時間信号71、75および
両演算器69、73からの溶存酸素濃度信号74、76
に基づいて上記両タイマー設定器68、72の設定時間
差t8 −t7 における溶存酸素濃度勾配(上記図3参
照)をつぎの数2により演算する演算器70を備えてい
る。
【0020】
【数2】
【0021】また、上記脱気時間予測器21は、上記目
標溶存酸素濃度設定器40(図3参照)からの目標溶存
酸素濃度信号64、上記演算器62からの初期目標溶存
酸素濃度信号63、上記演算器70からの溶存酸素変化
勾配信号77に基づき、上記数1により目標溶存酸素濃
度CSに達するまでの脱気時間TDを予測演算する演算器
65を備えている。これに加え、該演算器65からの予
測脱気時間信号66から上記図2に示すタイマー設定器
50によるガスタービン起動から負荷運転時間までの時
間t4を減算する第1減算器80と、該第1減算器80
からの信号をガスタービン負荷運転開始から蒸気タービ
ン制御装置12を介して蒸気タービン3に通気するまで
の時間t5を減算する第2減算器81とを備えている。
お、第2減算器81からの信号82は上記真空ポンプ
起動指令信号46がタイマー47に送られてから時間t
3経過後タイマー47に送られ、ガスタービン起動指令
器48を介してガスタービン1を起動する。したがっ
て、上記脱気時間予測器21は図5に示すように、真空
ポンプ6が起動してから目標の溶存酸素濃度CSに達す
るまでの脱気時間tDを予測することができ、かつガス
タービン起動から負荷運転時間までの時間t4およびガ
スタービン負荷運転開始から蒸気タービン通気までの時
間t5における脱気時間を予測することができる。これ
により、起動パターン演算器11は、ホットウエル16
内の溶存酸素濃度が規定値以下に達する時期と、蒸気タ
ービン通気時期とを一致させることができるようにして
いる。
【0022】つぎに動作について説明する。プラント起
動指令器25から起動パターン演算器11に起動信号が
送られると、該信号により冷却水ポンプ起動指令器29
が冷却水ポンプ10を起動して冷却水を復水器4に供給
する。それから図5に示すように、時間t1後上記起動
信号により給水ポンプ起動指令器32が給水ポンプ5を
起動する。しかるにこのときには、給水弁57は閉じて
いるので排熱回収ボイ2に送られない。れから時間
2後タイマ33からの信号46により真空ポンプ起
動指令器35が真空ポンプ6を起動して復水器4内の真
空度を上昇し酸素分圧を下げる。同時に再循環弁開指令
器36が再循環弁8を開いて給水ポンプ5からの給水を
脱気ノズル9からホットウエル16内に再循環し、ホッ
トウエル16内の凝縮水から脱気して凝縮水を微粒化さ
せる。一方、ホットウエル16内出口からの凝縮水中の
溶存酸素濃度の変化を溶存酸素濃度計20が計測し、溶
存酸素濃度信号60を図4に示す如く脱気時間予測器2
1に送る。脱気時間予測器21では、上記真空ポンプ6
の起動時の溶存酸素濃度計20からの溶存酸素濃度信号
60に基づいて脱気時間tDを予測するとともに、ガス
タービン1の起動から負荷運転開始までの時間t4およ
びガスタービン1の負荷運転開始から蒸気タービン
通気までの時間t5をそれぞれ脱気時間tDから減算し、
これによって起動パターン演算器11ではタイマー設定
器50,54の設定時間t4,t5を決定する。そして、
脱気時間予測器21から起動パターン演算器11のタイ
マー47に、タイマー33からの信号46が送られて時
間t3経過すると、タイマー47からガスタービン起動
指令器48を介してガスタービン制御装置13に起動指
令が送られ、該ガスタービン制御装置13によりガスタ
ービン1が起動する。ついで、時間t4後、ガスタービ
ン1が負荷運転を開始し、同時に給水弁57が開いて給
水ボイ2に送られ、ガスタービン1からの排熱によっ
て蒸気に気化する。さらに時間t5後、蒸気タービン制
御装置12を介して上記ボイ2からの蒸気が蒸気ター
ビン3に通気して蒸気タービン3および蒸気タービン発
電機15を起動する。そのため、ボイラ2へ給水するホ
ットウエル16内の凝縮水中に含まれている溶存酸素濃
度を規定値以下にすることができ、これにより、上記凝
縮水中に含まれる溶存酸素濃度が目標値に達する時期
と、蒸気タービン3への通気時期とを図5に示すように
常に一致させることができる。したがって、復水器4の
冷却水を海水などの自然水を用いているプラントにおけ
る、冬期と夏期で大幅に異なる脱気時期を予測し、該予
測された脱気時期に基づいてガスタービン1の起動や蒸
気タービン3の通気時期を最適に選定することができる
ので、プラントの起動時間を短縮することができるとと
もに、通電を早期に行うことができる。すなわち、冬期
や夏期は勿論のほか、それ以外のようないつの時期にあ
っても、そのときの溶存酸素濃度の状態に応じ、常に最
適に選定することができる。
【0023】つぎに、本発明の他の一実施例を示す図6
乃至図8について説明する。なお、図6及び図8におい
て、前述した一実施例の符号と同一のものは、同じ機能
を有するものである。図6に示すように、本実施例で
は、ホットウエル16出口の凝縮水温度を計測する温度
検出器27と、該温度検出器27からの温度検出信号お
よび溶存酸素濃度計20からの溶存酸素濃度信号に基づ
いて目標溶存酸素濃度を達成する時間を予測する脱気時
間予測器28とを備えている点が前述した実施例と相違
する。
【0024】既に図3で説明したように、復水器4内の
真空を上記真空ポンプ6により上げることにより酸素分
圧を下げ、かつ、復水器4のホットウエル16内の凝縮
水を再循環し脱気ノズル9により凝縮水を微粒化させる
ことにより行われる脱気方法では、脱気の程度を示す溶
存酸素濃度が時間に対し対数的に変化する。また、一般
にホットウエル16内の凝縮水の温度レベルによって上
記勾配τが異なる特性を示す。したがって、初期溶存酸
素濃度CIと目標溶存酸素濃度CSと凝縮水温度とが決ま
れば脱気時間tDがほぼ一義的に決定される。すなわ
ち、目標溶存酸素濃度Sはプラントの運用条件によっ
て決められているので、いつでも同じ値である。そのた
め、初期溶存酸素濃度CI及び凝縮水温度と脱気時間tD
との関係を知れば脱気時間tDを正確に予測することが
できる。つまり、図7に示すように、初期溶存酸素濃度
Iをパラメータに脱気時間tDと凝縮水温度との関係を
あらかじめ入力しておくことにより、脱気時間tDを演
算により求めることができる。この脱気時間tDと凝縮
水温度との関係は運転実績によって修正を加えることに
より脱気時間tDの予測精度を向上することができる。
【0025】上記脱気時間予測器28は、図8に示すよ
うに起動パターン演算器11の真空ポンプ起動指令信号
46と上記溶存酸素濃度計20からの信号60とにより
初期溶存酸素濃度CIを演算する演算器84と、該演算
器84からの信号85と溶存酸素濃度計20からの信号
60と温度検出器27からの信号83とにより予測脱気
時間tDを演算する予測脱気時間演算器87と、該予測
脱気時間演算器87からの予測脱気時間信号86に対し
ガスタービン起動から負荷運転開始までの時間t4を減
算する減算器80と、該減算器80の信号から、ガスタ
ービン負荷運転開始から蒸気タービン通気するまでの時
間t5を減算する減算器81とを備えている。なお、減
算器81からの信号82は、上記真空ポンプ起動指令信
号46が送られてから時間t3後起動パターン演算器1
1に送られる。また、上記真空ポンプ起動指令信号46
の代わりに上記プラント起動指令器25からの信号ある
いはプラント起動以前の信号を用いても同一機能を有す
ることができる。したがって、本実施例では、初期溶存
酸素濃度CIと凝縮水温度とを計測するだけで脱気時間
Dを予測することができるので、ガスタービン起動や
蒸気タービン通気時期を最適化しプラント起動時間の短
縮を図ることができ、かつ蒸気タービン通気時期に合わ
せて冷却水ポンプ起動時期を決めることが可能となり、
プラント全体の運用を最適化できる。すなわち、蒸気タ
ービン負荷要求指令が不定期な時でも、あらかじめ冷却
水ポンプや給水ポンプを起動していなくても、最適なプ
ラント運用ができる。
【0026】つぎに、本発明のさらに他の一実施例を示
す図9について説明する。
【0027】図9に示す実施例では、冷却水ポンプ10
の出口に温度検出器29を設け、該温度検出器29にて
前記図6に示す温度検出器27の代わりにした場合であ
る。この場合でも、脱気時間予測器28は図6と同一機
能を有することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0029】第1の発明では、制御部が計測する手段と
脱気時間予測手段と起動パターン演算手段とを備え、脱
気時間予測手段が、溶存酸素濃度計測手段からの計測信
号に基づき、真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気に
至る脱気時間を予測演算すると共に、該予測脱気時間に
応じてガスタービンの起動時期と負荷運転開始時期とを
演算し、該起動パターン演算手段が脱気時間予測手段の
演算結果に基づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度が規
定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時期とを一致
させるように構成したので、いかなる時期であっても溶
存酸素濃度の状態に拘わらず、ガスタービンの起動や蒸
気タービンの通気時期とを最適に選定することができる
結果、コンバインドプラントの起動時間を短縮すること
ができる
【0030】第2の発明では、制御部が計測する手段と
脱気時間予測手段と起動パターン演算手段とを備え、脱
気時間予測手段が、ホットウエル出口の凝縮水中の溶存
酸素濃度および給水温度の計測手段によって計測された
溶存酸素濃度,給水温度と脱気時間との関係に基づいて
真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気に至る脱気時間
を予測演算すると共に、該予測脱気時間に応じてガスタ
ービンの起動時期と負荷運転開始時期とを演算し、起動
パターン演算手段がホットウエル内の溶存酸素濃度が規
定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時期とを一致
させるように構成したので、第1の発明と同様コンバイ
ンドプラントの起動時間を短縮することができるのみな
らず、蒸気タービンの通気時期に合わせて冷却水ポンプ
の起動時期を決定することが可能となり、コンバインド
プラント全体の運用を最適化することができる
【0031】さらに、第3の発明では、脱気時間予測手
段が、計測手段にて計測されたそれぞれの初期溶存酸素
濃度,冷却水の温度と脱気時間との関係に基づいて脱気
時間を予測演算するようにしているので、前記第2の発
明と同様な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンバインドプラント
系統図
【図2】図1に示す起動パターン演算器構成図
【図3】図1に示すコンバインドプラントの脱気特性図
【図4】図1に示す脱気時間予測器の構成図
【図5】図1に示すコンバインドプラントの起動特性図
【図6】本発明の他の一実施例を示すコンバインドプラ
ント系統図
【図7】図6に示すコンバインドプラントの脱気特性図
【図8】図6に示す脱気時間予測器構成図
【図9】本発明のさらに他の一実施例を示すコンバイン
ドプラント系統図
【図10】従来技術のコンバインドプラントの起動特性
【符号の説明】
1…ガスタービン、2…排熱回収ボイラ、3…蒸気ター
ビン、4…復水器、5…給水ポンプ、6…真空ポンプ、
7…脱気系統、8…再循環弁、9…脱気ノズル、10…
冷却水ポンプ、11…起動パターン演算器、12…蒸気
タービン制御装置、13…ガスタービン制御装置、14
…ガスタービン発電機、15…蒸気タービン発電機、1
6…ホットウエル、20…溶存酸素濃度計、21…脱気
時間予測器、27,29…温度検出器、28…脱気時間
予測器、70…演算器、80,81…減算器、87…予
測脱気時間演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀部 羊春 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 今泉 辰雄 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭55−112811(JP,A) 特開 平1−313604(JP,A) 特開 昭62−232002(JP,A) 火原協会講座3.「タービン・発電機 (改訂版)」、平成2年1月発行、 (社)火力原子力発電技術協会 p212 〜p217、5.自動化システム、6.運 転支援システム。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンと、該ガスタービンの排熱
    を回収するボイラと、該ボイラで発生した蒸気によって
    駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービンで仕事をし
    た蒸気を凝縮させる復水器と、該復水器からの給水を前
    記ボイラに圧送する給水ポンプと、前記復水器の不凝縮
    ガスを排気する真空ポンプと、前記復水器のホットウエ
    ル内の凝縮水を再循環させて脱気する脱気系統と、これ
    らを制御する制御部とを有し、該制御部が、冷却水ポン
    プ起動,給水ポンプ起動,真空ポンプ起動,ガスタービ
    ン起動,ガスタービン負荷起動,蒸気タービン通気を順
    次実行させるコンバインドプラントにおいて、前記制御
    部は、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素濃度
    を計測する手段と、該溶存酸素濃度計測手段からの計測
    信号に基づき、真空ポンプ起動時から蒸気タービン通気
    に至る脱気時間を予測演算すると共に、該予測脱気時間
    に応じてガスタービンの起動時期と負荷運転開始時期と
    を演算する脱気時間予測手段と、該脱気時間予測手段の
    演算結果に基づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度が規
    定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時期とを一致
    させる起動パターン演算手段とを備えたことを特徴とす
    るコンバインドプラントの起動装置。
  2. 【請求項2】 前記脱気時間予測手段は、あらかじめ設
    定された目標溶存酸素濃度と、前記溶存酸素濃度計測手
    段にて計測された初期溶存酸素濃度および一定時間内に
    おける溶存酸素濃度の変化率に基づき脱気時間を予測す
    る演算器と、該演算器よりの脱気予測時間信号から前記
    ガスタービン起動より負荷運転開始までの時間を求める
    第1演算部と、該第1演算部よりの信号からガスタービ
    ン負荷運転開始より蒸気タービン通気までの時間を求め
    る第2演算部とを有することを特徴とする請求項1記載
    のコンバインドプラントの起動装置。
  3. 【請求項3】 ガスタービンと、該ガスタービンの排熱
    を回収するボイラと、該ボイラで発生した蒸気によって
    駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービンで仕事をし
    た蒸気を凝縮させる復水器と、該復水器からの給水を前
    記ボイラに圧送する給水ポンプと、前記復水器の不凝縮
    ガスを排気する真空ポンプと、前記復水器のホットウエ
    ル内の凝縮水を再循環させて脱気する脱気系統と、これ
    らを制御する制御部とを有し、該制御部が、冷却水ポン
    プ起動,給水ポンプ起動,真空 ポンプ起動,ガスタービ
    ン起動,ガスタービン負荷起動,蒸気タービン通気を順
    次実行させるコンバインドプラントにおいて、前記制御
    部は、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素濃度
    および給水温度をそれぞれ計測する計測手段と、該計測
    手段によって計測された溶存酸素濃度,給水温度と脱気
    時間との関係に基づいて真空ポンプ起動時から蒸気ター
    ビン通気に至る脱気時間を予測演算すると共に、該予測
    脱気時間に応じてガスタービンの起動時期と負荷運転開
    始時期とを演算する脱気時間予測手段と、該脱気時間予
    測手段の演算結果に基づき、ホットウエル内の溶存酸素
    濃度が規定値以下に達する時期と蒸気タービン通気時期
    とを一致させる起動パターン演算手段とを備えたことを
    特徴とするコンバインドプラントの起動装置。
  4. 【請求項4】 前記脱気時間予測手段は、前記溶存酸素
    濃度計測手段にて計測された復水中の初期溶存酸素濃
    度,前記温度検出器にて計測された復水中の温度と脱気
    時間との関係に基づいて脱気時間を予測演算する演算器
    と、該演算器からの信号に基づき前記ガスタービン起動
    から負荷運転開始までの時間を演算する第1演算部と、
    該第1演算部からの信号に基づきガスタービン負荷運転
    開始から前記蒸気タービン通気までの時間を求める第2
    演算部とを有することを特徴とする請求項3記載のコン
    バインドプラントの起動装置。
  5. 【請求項5】 ガスタービンと、該ガスタービンの排熱
    を回収するボイラと、該ボイラで発生した蒸気によって
    駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービンで仕事をし
    た蒸気を凝縮させる復水器と、該復水器からの給水を前
    記ボイラに圧送する給水ポンプと、前記復水器の不凝縮
    ガスを排気する真空ポンプと、前記復水器のホットウエ
    ル内の凝縮水を再循環させて脱気する脱気系統と、これ
    らを制御する制御部とを有し、該制御部が、冷却水ポン
    プ起動,給水ポンプ起動,真空ポンプ起動,ガスタービ
    ン起動,ガスタービン負荷起動,蒸気タービン通気を順
    次実行させるコンバインドプラントにおいて、前記制御
    部は、前記ホットウエル出口の凝縮水中の溶存酸素濃度
    および前記復水器へ送する冷却水の温度をそれぞれ計測
    する計測手段と、該計測手段によって計測された溶存酸
    素濃度,冷却水温度と脱気時間との関係に基づいて真空
    ポンプ起動時から蒸気タービン通気に至る脱気時間を予
    測演算すると共に、該予測脱気時間に応じてガスタービ
    ンの起動時 期と負荷運転開始時期とをそれぞれ演算する
    脱気時間予測手段と、該脱気時間予測手段の演算結果に
    基づき、ホットウエル内の溶存酸素濃度が規定値以下に
    達する時期と蒸気タービン通気時期とを一致させる起動
    パターン演算手段とを備えたことを特徴とするコンバイ
    ンドプラントの起動装置。
  6. 【請求項6】 前記脱気時間予測手段は、前記計測手段
    にて計測されたそれぞれの初期溶存酸素濃度,冷却水の
    温度と脱気時間との関係に基づいて脱気時間を予測演算
    する演算器と、該演算器からの信号に基づき前記ガスタ
    ービン起動から負荷運転開始までの時間を演算する第1
    演算部と、該第1演算部からの信号に基づきガスタービ
    ン負荷運転開始から前記蒸気タービン通気までの時間を
    演算する第2演算部とを有することを特徴とする請求項
    5に記載のコンバインドプラントの起動装置。
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