JP2708545B2 - 水幕発生装置 - Google Patents

水幕発生装置

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JP2708545B2
JP2708545B2 JP10664989A JP10664989A JP2708545B2 JP 2708545 B2 JP2708545 B2 JP 2708545B2 JP 10664989 A JP10664989 A JP 10664989A JP 10664989 A JP10664989 A JP 10664989A JP 2708545 B2 JP2708545 B2 JP 2708545B2
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water curtain
water
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緑 藤村
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興亜石油株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は火災の際の火炎を遮断するため水幕を形成す
る装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、化学プラント等の工場で火災が発生した場
合、強い火炎を遮断し延焼を防止するために、消化ホー
スの途中から水を噴出し水幕を作る装置が存在する。す
なわち、第3図に示すように、火災現場10の近くに消化
ホース12を置き、この消化ホース12に設けられた水幕発
生装置14から水幕を噴出させることにより、火災が工場
の他の設備に延焼を生じさせることを防止できる。ま
た、この水幕は消化隊員や救助隊員が火災現場近くを通
る際の道を確保する際にも用いられる。
従来の水幕発生装置は、特公昭59−49020号公報に記
載される技術のように、単にホースに長手方向へ並ぶ複
数の噴射口を設け、水を直線状に噴き上げて水幕を形成
するもの、あるいは特開昭58−103472号公報の技術のよ
うに、放水管の先端に直角に当板を当て、この当板と放
水管との隙間から放射状に水が噴出され水幕を形成する
ものがあった。また後者は、第4図に示すように、ホー
ス16の先端に設けられた放水管18から放水された水が当
板20にぶつかり向きを90゜変える際に、大きな反力を放
水管18に生じさせ、放水管18を不安定にするものであっ
た。このため放水管18は支持台22の上に固定され、支持
台22は複数の腕24により他面に支持されるようになって
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記前者の技術においては小さな穴の
噴出口から直線上に噴き上げるものであるため、水平方
向への連続した水幕形成が不十分であり、そのため特に
水幕形成の底部では火災やガスの遮断ができないという
問題があった。また、前記後者の技術においては、放水
管18を安定させるために支持台22や腕24等の部品が必要
なことから装置本体の重量が非常に重く、火災現場の混
乱した雰囲気の中で取扱うためには取扱いが煩雑であっ
た。また、部品が多く製造コストのアップや収納場所の
スペースを多く必要とする等の問題があった。さらに放
水管18を先端に設けるホース16は、ホース本管26から直
角に分岐し、分岐のための接続管28が必要であり、また
ホース本管26に対しホース16は多数設けなければなら
ず、ホース本管26とホース16とを合わせたホース全体を
長くしてしまうものであった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであ
り、水幕形成の底部でも火炎やガスの遮断が完全に行う
ことができるとともに、また、支持台や腕等の部材を必
要とせずに安定化が図られた軽量かつ、ホース本管に対
しホースを分岐させる必要のない水幕発生装置を得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ホースに対し直列に接続するためのジョイ
ントを両端に有する筒状本体の略中央側部に、先端が閉
塞され側面に円周方向へ沿う水幕切込を複数設けた水幕
ノズルを固定し、該水幕ノズルが前記筒状本体の軸回り
の回動を阻止することを特徴とする水幕発生装置であ
る。
水幕切込は水幕ノズルの円周方向について略同一位置
に設けてもよいし、円周方向について各々ずれて設けて
もよい。また水幕切込の切込角は180゜とすることもで
きる。
〔作 用〕
水幕ノズルを筒状本体の側部に固定し、筒状本体の軸
回りの回動を阻止することにより、従来のような支持台
や腕を設けなくても装置を安定化でき、軽量である。ま
た、水幕切込を複数設けることにより、水幕を複数形成
でき火災の際の火炎が水幕を通過できないようにするこ
とができる。また、水幕ノズルが地面に当接した状態で
水幕を形成するため、水幕形成の底部においても、完全
に火炎やガスの遮断を行うことができる。また、複数の
水幕切込の円周方向の位置を同一にしたり各々ずらした
りすることにより、水幕の高さや水幕のできる方向を任
意に調節することが可能である。さらに、水幕切込の切
込角を180゜とすることにより、1本の水幕切込により1
80゜に広がる水幕を形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第2図また本発明
の応用例を第5図〜第6図に示す。ホース30は従来のホ
ース本体26に相当し、例えば4〜5m間隔で切断し、切断
した両端に接続のためのジョイント、例えば図中左側に
は雄ジョイント32、右側には雌ジョイント34を取付け
る。この雌雄のジョイント32,34に対して接続するため
の雌ジョイント34及び雄ジョイント32を、筒状本体36の
両端にも取付ける。また筒状本体36の略中央側部にはボ
ス38が一体的に設けられ、ボス38に雌ねじ40が開けられ
ている。この雌ねじ40に対し、水幕ノズル42の雄ねじ44
が螺合できるようになっている。水幕ノズル42は、略円
筒状をしており先端は円板状の支持金具46により閉塞さ
れている。この支持金具46は、水幕ノズル42の先端を閉
塞すると同時に、地面に当接し、筒状本体42が地面に直
置きされた際に、地面に接触して筒状本体42の軸回りの
回動を阻止する働きを有する。また、水幕ノズル42が地
面に当接した状態で水幕が形成されるため、水幕の底部
に隙間を生じることがない。また水幕ノズル42の側面に
は、円周方向に沿って水幕切込48が略180゜の切込角で
複数形成されている。この水幕切込48は、円周方向につ
いて略同一位置に設けられている。これにより複数の水
幕が180゜の広がりをもって4枚空中に形成されること
になる。
第2図に、前記第1図の水幕ノズル42を有する水幕発
生装置が複数設けられて水幕を形成している状態を示
す。すなわち、消火栓52に接続されたホース本体30に対
し、4つの水幕発生装置が直列に等間隔で接続されてい
る。各水幕ノズル42はそれぞれが4枚の放射状の水幕を
形成する。
また第5図〜第6図に本発明の水幕発生装置を用いた
応用例を示す。すなわち第1図の水幕発生装置とホース
本体30に複数の噴出口を設けた噴出口付ホース50とが交
互に接続されている。これにより水幕ノズル42からは複
数の水幕が形成されるとともに噴出口付ホースからは、
散水または冷却水用として放出することができる。
またさらに、水幕ノズル42からの水幕の形成方行と同
一方向に噴出口付ホース50から放出することにより、さ
らに強力な水幕を形成することができる。
以上の実施例によれば、水幕ノズル42自体が地面に接
触して筒状本体36の軸回りの回動を阻止し、安定して姿
勢を維持することができる。すなわち、水幕を作るため
の水の噴出に伴い水幕発生装置には大きな反力が働き、
例えば水の脈動等により筒状本体36は例えば軸方向に回
動しようとする力が働くが、水幕ノズル42が筒状本体36
の側部に固定され、いわば筒状本体36を支える腕の働き
をする。これにより、筒状本体36を安定して支え、同じ
姿勢を維持することができる。特に水幕ノズル42を筒状
本体の左右に設けるようにすれば、より一層の安定を図
ることができる。また水幕ノズルが地面に当接した状態
で水幕を形成することができるため、水幕の底部に隙間
を生じることがない。そのため水幕形成の底部において
も完全に火災やガスの遮断を行うことができる。尚、以
上の実施例においては水幕切込48は円周方向について同
一位置に設けられていたが、他の実施例においては互い
違いに設けることも可能である。また水幕切込の切込角
は略180゜であったが、他の実施例においてはさらに小
さいものとしてもよい。例えば各々の水幕切込の切込角
を60゜とし、角水幕切込みの円周方向の位置を60゜ずつ
違えて設けることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の水幕発生装置によれ
ば、筒状本体の側部に固定された水幕ノズルがいわば筒
状本体を支える腕の働きをし、筒状本体の軸回りの回動
を阻止し水幕発生装置の姿勢を安定した状態で維持する
ことができる。従って、従来のように、支持台や腕等の
特別の部品を必要とせずに安定化が図れる。また、ホー
ス本体に対し直列に接続することができ、従来のように
ホース本体に対し直角方向に分岐し並列に多数設けられ
るホースを必要としない。従って、ホース全長を短くで
き、分岐のための分岐管を必要とせず、全体のコストを
低くできる。また水幕形成の底部でも火災やガスの遮断
が完全に行うことができる。また本発明の水幕装置は小
形で軽量であるため持ち運びが容易であるとともに、ホ
ースに連結したまま収納することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解図、第2図は第1
図を使って実際に水幕を作っている状態を示す図、第3
図は従来の装置により水幕を形成している状態を示す説
明図、第4図は第3図の水幕発生装置を示す斜視図、第
5図は本発明の応用例を示す図、第6図は第5図の斜視
図である。 30……ホース、32……雄ジョイント、34……雌ジョイン
ト、36……筒状本体、38……ボス、40……雌ねじ、42…
…水幕ノズル、44……雄ねじ、46……支持金具、48……
水幕切込、50……噴出口付ホース。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースに対し直列に接続するためのジョイ
    ントを両端に有する筒状本体の略中央側部に、先端が閉
    塞され側面に円周方向へ沿う水幕切込を複数設けた水幕
    ノズルを固定し、該水幕ノズルが前記筒状本体の軸回り
    の回動を阻止することを特徴とする水幕発生装置。
  2. 【請求項2】各水幕切込は水幕ノズルの円周方向につい
    て略同一位置に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の水幕発生装置。
  3. 【請求項3】各水幕切込の切込角は略180゜であること
    を特徴とする請求項1記載の水幕発生装置。
  4. 【請求項4】各水幕切込は円周方向について各々ずれて
    いることを特徴とする請求項1記載の水幕発生装置。
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