JP2707835B2 - ビジュアルパネル - Google Patents

ビジュアルパネル

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JP2707835B2
JP2707835B2 JP50726093A JP50726093A JP2707835B2 JP 2707835 B2 JP2707835 B2 JP 2707835B2 JP 50726093 A JP50726093 A JP 50726093A JP 50726093 A JP50726093 A JP 50726093A JP 2707835 B2 JP2707835 B2 JP 2707835B2
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sheet
hole
edge
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frame
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JP50726093A
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Inventor
輝夫 鈴木
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株式会社 エスシイエス企画
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はボーリング場内のレーン装飾パネル、屋外壁
及び屋上広告表示パネル、駅構内広告表示パネル等のビ
ジュアルパネルに関する。
背景技術 例えばボーリング場では、ボーリングピンをレーン先
端に自動的に整列配置する装置の昇降装置部を競技者か
ら覆い隠す壁が用いられており、この壁に従来では未倒
のピン数等を電光表示するようにしている。
そして最近では未倒のピン数等の表示は競技者側のテ
ーブル等に表示されるようになっており、昇降装置部を
覆い隠す壁には、未倒ピン数等の電光表示に代えて、
絵、写真等を印刷したパネルを多数取付け、視覚の点か
ら独特の好ましい雰囲気をボーリング場内につくり出す
ようにしている。
ところでこのような絵、写真等を印刷したパネルは、
ボーリング場内の雰囲気を一新させるため、多くの場合
定期的に異なる絵、写真等が印刷された新しいパネルと
交換されるが、このようなパネルは約3m×1m程度の大き
さを有するため、その交換作業、特に、運搬に多くの費
用を必要とし、必ずしも満足し得るものではない。
このような問題は、ボーリング場のパネルに限って生
じるものではなく、定期的に交換される屋外広告用パネ
ルなどにも生じる。
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、運搬が極めて容易になり、それによ
り交換費用を低減し得るビジュアルパネルを提供するこ
とにある。
発明の開示 本発明によれば前記目的は、フレームと(202)、対
向する両縁部に膨大部(9、10)を有する可撓性のシー
ト(105)と、このシート(105)の両縁部の膨大部
(9、10)を摺動自在に受容してシート(105)をフレ
ーム(202)に張設するシート張設手段(203)と、シー
ト(105)に加える張力を調節する張力調節手段(204)
とを具備しており、張設手段(203)は、シート(105)
の一方の縁部の膨大部(9)を受容する第一の張設装置
(241)と、シート(105)の他方の縁部の膨大部(10)
を受容する第二の張設装置(242)とを具備しており、
第一の張設装置(241)は、長尺の第一の連結具(251)
と、膨大部(263)及びこの膨大部(263)に一体形成さ
れて長孔(273)を有した板状部(265)を備えた複数の
第一の調節具(253)とを具備しており、第一の連結具
(251)は、シート(105)の一方の縁部の膨大部(9)
を受容する第一の孔(261)と、この第一の孔(261)に
連通されており、シート(105)の一方の縁部の膨大部
(9)に続く当該シート(105)の一方の縁部が挿通さ
れた第一のスリット(262)と、第一の調節具(253)の
膨大部(263)を摺動自在に受容する第二の孔(264)
と、この第二の孔(264)に連通されており、第一の調
節具(253)の板状部(265)が挿通された第二のスリッ
ト(266)とを具備しており、第二の張設装置(242)
は、長尺の第二の連結具(252)と、膨大部(263)及び
この膨大部(263)に一体形成されて長孔(273)を有し
た板状部(265)を備えた複数の第二の調節具(254)と
を具備しており、第二の連結具(252)は、シート(10
5)の他方の縁部の膨大部(10)を受容する第三の孔(2
61)と、この第三の孔(261)に連通されており、シー
ト(105)の他方の縁部の膨大部(10)に続く当該シー
ト(105)の他方の縁部が挿通された第三のスリット(2
62)と、第二の調節具(254)の膨大部(263)を摺動自
在に受容する第四の孔(264)と、この第四の孔(264)
に連通されており、第二の調節具(254)の板状部(26
5)が挿通された第四のスリット(266)とを具備してお
り、第一の張設装置(241)は、各第一の調節具(253)
の板状部(265)の長孔(273)に引っ掛けられた固定連
結具(282)を介してフレーム(202)に連結されてお
り、張力調節手段(204)は、各第二の調節具(254)の
板状部(265)の長孔(273)に係合してフレーム(20
2)に掛けられた長さ調整自在なベルト(291)を具備し
て、第二の張設装置(242)とフレーム(202)との間に
設けられているビジュアルパネルによって達成される。
フレーム及び張設手段は、木製、金属製又は合成樹脂
製等のいずれであっても良いが、機械的強度、軽量性の
観点から硬質プラスチック製又はアルミニウム製が好ま
しく、最も好ましくは、アルミニウム製である。
本張力調節手段は、両端にフックを有したラチェット
式ラッシングベルト、ターンバックル、ゴムバンド式ラ
ッシングベルト又はカムバックル式ラッシングベルトな
どいずれから構成されていても良い。
本発明において可撓性のシートとしては、例えばナイ
ロンシート又はビニールシート等の押出成形によって得
られた一般のシートであっても良く、或いは天然繊維若
しくは化学繊維又はこれらを組み合わせたものからなる
布又は不織布のシートであっても良い。シートの背面か
ら照明をなす場合には、シートはバックリットタイプの
ものを用いると良い。シートの膨大部としては、シート
自体の縁部を一体形成により膨出せしめたものであって
も、又はシート自体の縁部を巻き込んで得られたもので
あっても良く、更にはシートの縁部を折り返して縫合わ
せそこに形成されたループに可撓性のロープを挿入して
形成された膨大部であっても良い。本膨大部の断面形状
としては、円形であっても、三角又は四角形であって
も、更にはそれ以上の多角形であっても良い。可撓性の
シートは、若干伸縮性を有していると好ましいが、あま
り大きな伸縮性を有する場合、印刷等された絵等が歪む
場合がある。
本発明のビジュアルパネルによれば、可撓性のシート
に予め絵、写真等を印刷する。このシートをフレームに
張設手段を用いて張設して例えばボーリング場内等に設
置する。ボーリング場内の雰囲気を変える場合には、シ
ートをフレームから取外して新しい異なる絵、写真等が
印刷されたシートをフレームに張設する。この際、古い
シート及び新しいシートは巻き込んで運搬すると、場所
を取らず極めて容易な作業となる。
本発明のビジュアルパネルによれば、絵、写真などが
印刷される部位が可撓性のシートで取り外し自在にされ
ているため、交換及び運搬が極めて容易であり、作業性
が著しく向上し、交換費用を低減し得る。
以下本発明を、図に示す具体例に基づいて更に詳細に
説明する。これにより前記発明及び更に他の発明が明瞭
となるであろう。なお、本発明はこれら具体例に何等限
定されないのである。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の原理的構成の一例が用いられている
ボーリング場内の斜視図、 図2は、図1に示す例においてシートを取り外した状
態の正面図、 図3は、図2に示す例の左側面図、 図4は、図1に示す例の背面図、 図5は、図1に示すV−V線断面図、 図6は、図5に示す第二の張設装置等の詳細斜視図、 図7は、図5に示すシートの全体斜視図である。
図8は、本発明の原理的構成の他の例であって図5に
相当する断面図、 図9は、図8に示す例の他の使用例の斜視図、 図10は、本発明に適用されるシートの他の例の斜視
図、 図11は、本発明の好ましい具体例の断面図、 図12は、図11に示す具体例においてシート等を省いた
正面図、 図13は、図11に示す具体例の側面図、 図14は、図11に示す具体例に用いられている連結具等
の斜視図である。
具体例 まず、本発明の具体例を説明する前に、本発明の原理
的構成を図1から図10に示す例を参照して説明する。図
1から図7に示す例のビジュアルパネル1は、ボーリン
グ場内2においてレーン3の先端にボーリングピン4を
自動的に整列配置する装置の昇降装置部を競技者から覆
い隠すように、レーン二列当り一枚ずつ割り当てられて
多数直列に支柱5にA方向に回転自在に支持されて配さ
れている。各ビジュアルパネル1は、フレーム6と、対
向する両縁部7及び8に膨大部9及び10を有する可撓性
のシート11と、シート11の両縁部7及び8の膨大部9及
び10を摺動自在に受容してシート11をフレーム6に張設
するシート張設手段12と、シート11に加える張力を張設
する張力調節手段13とを具備している。
フレーム6は、夫々相互にねじ等により連結された上
下横部材21及び22と左右縦部材23及び24と複数本の中間
縦部材25とを具備しており、左右縦部材23及び24に設け
られた軸26及び軸受(図示せず)等からなるヒンジ機構
により支柱5にA方向に回動自在に設けられている。
シート11の縁部8の膨大部10は、縁部8を折り返して
糸31で縫合わせそこに形成されたループに可撓性のロー
プ32を挿入して形成されており、他方の膨大部9もまた
膨大部10と同様に形成されている。
張設手段12は、シート11の一方の縁部7の膨大部9を
受容する第一の張設装置41と、シート11の他方の縁部8
の膨大部10を受容する第二の張設装置42とを具備してお
り、張設装置41は、フレーム6の横部材21の前面頂部に
形成された切り欠き43と切り欠き43を覆って横部材21に
ねじ等により固着された覆板44とを具備している。張設
装置41においては、湾曲した覆板44と切り欠き43とに囲
まれてシート11の縁部7の膨大部9を摺動自在に受容す
る孔45が形成されており、また覆板44の先端は、膨大部
9に続くシート11の縁部7が挿通されるスリット46を形
成するように、横部材21と若干の間隔をもって配されて
おり、こうしてフレーム6に固定して設けられる第一の
張設装置41は、シート11の縁部7の膨大部9を摺動自在
に受容する孔45と、膨大部9に続くシート11の縁部7が
挿通されるスリット46とを具備している。
細長い張設装置42は、スリット51を有する筒状部52と
筒状部52に一体形成されて複数個の矩形状の貫通孔53を
有する板状部54とからなり、張設装置42では筒状部52の
内部空間が孔55とされており、こうしてフレーム6に対
して可動に設けられた第二の張設装置42は、シート11の
縁部8の膨大部10を摺動自在に受容する孔55と、膨大部
10に続くシート11の縁部8が挿通されるスリット51とを
具備している。
シート11に加える張力を張設する張力調節手段13は、
縦部材23、24及び中間縦部材25に夫々ねじ等により固着
して設けられたフック掛61と、フック掛61に引っ掛けら
れたフック62と、貫通孔53を介して板状部54に引っ掛け
られた他のフック63と、フック62及び63間に張設された
ラッシングベルト64と、ラッシングベルト64に取り付け
られてフック62及び63間の距離を調節するバックル65と
を具備している。このようにして本例の張力調節手段13
は張設装置42とフレーム6との間に設けられている。
以上のように形成されたビジュアルパネル1は、図1
に示すようにボーリング場内2のレーン3の先端に設け
られる。そうしてビジュアルパネル1のシート11の前面
に印刷された例えば写真によりボーリング場内2の雰囲
気を視覚的に心地良いものにする。ボーリング場内2の
雰囲気を変えたい場合には、ビジュアルパネル1をA方
向に回転させてビジュアルパネル1の背面を作業者側に
向け、ラッシングベルト64によるシート11への張力付加
を緩めて、夫々の孔45及び55から膨大部9及び10を抜き
出し、シート11をフレーム6から取り外し、新たなシー
ト11の膨大部10を図6に示すように横方向から孔55に挿
入し、同様にして他の膨大部9を孔45に横方向から挿入
してシート11をフレーム6に装着する。その後ラッシン
グベルト64の一端を引っ張ってシート11に適度な張力を
与え、シート11をぴんと張るようにする。
ところでビジュアルパネル1では、シート11を取り替
えるだけでボーリング場内2の雰囲気を変えることがで
き、また取り替えられ不用になったシート11及び新たな
シート11はそれが可撓性を有しているため、折曲げたり
若しくは巻き込んだりして運搬し得るため、運搬が面倒
でなくなり、多数のシートを一度に運搬し得る結果、作
業性が著しく向上する。
上記の原理的構成例では、フレーム6に固定して設け
られる第一の張設装置41と、フレーム6に対して可動に
設けられた第二の張設装置42とでビジュアルパネル1を
形成したが、これに代えて、図8に示すようにシート11
の一方の縁部7の膨大部9を受容する第一の張設装置71
を張設装置42と同様に形成し、フック62を張設装置71の
板状部54に、当該板状部54に形成された貫通孔53を介し
て引っ掛けるようにし、こうして第一及び第二の張設装
置71及び42をフレーム6に対して可動に設け、張力調節
手段13を第一の張設装置71と第二の張設装置42との間に
設けてビジュアルパネル72を形成しても良い。
また本ビジュアルパネル72においては、フレーム6の
上下横部材21及び22にねじ等により取り付けられた空間
形成部材73及び74に案内されてシート11は張設されてお
り、空間形成部材73及び74によりフレーム6の前面75
と、前面75に対面するシート11との間により空間76が形
成されている。本空間76には必要により蛍光灯などの照
明装置77を設け、照明装置77によりシート11を背面から
照明して更に良好な視覚的効果を得るようにしても良
い。本例のビジュアルパネル72には更に、フレーム6に
ねじ等により固着された取付け板81及び82を介してフレ
ーム6の上下端にカバー83及び84が嵌着されている。
尚、取付け板81及び82には、ラッシングベルト64を挿通
し得る貫通孔85及び86が貫通孔53に対応して複数個形成
されている。
上記ではビジュアルパネル1及び72のボーリング場内
2の使用について説明したが、本発明のビジュアルパネ
ルはこのような使用に限定されないのであって、例えば
図9に示すように、工事現場を囲って設けられる囲い壁
91に、底板92を有するコ字状の支持部材93及び94を取り
付け、これにビジュアルパネル72を差し込んで工事現場
の表示をビジュアルパネル72により行わせるようにして
も良い。この場合ビジュアルパネル72に照明装置77を装
置しておくと、夜間においても好ましく表示を成し得
る。表示内容を変える場合には、前述のようにシート11
を交換すれば良い。
シートとしては上記例では図7に示すような上縁部7
及び下縁部8に夫々膨大部9及び10を有する長方形のシ
ート11について説明したが、これに代えて例えば図10に
示すような、膨大部9及び10に加えて、横張り出し部10
1及び102に更に他の膨大部103及び104が形成されたシー
ト105であっても良く、シート105を用いる場合には、シ
ート105によりフレーム6を包み込み、そして膨大部103
及び104にも前述と同様に張設装置及び張力調節手段を
適用する。このようにすると横方向においてもシート10
5に張力を付与し得る結果、場合によりシートをフレー
ム6に更にぴんと張設し得る。
次に上記の原理的構成例と図11から図14とを参照して
本発明の具体例を説明する。
本例のビジュアルパネル201は、2組の対向する両縁
部に膨大部9、10及び103、104を有する可撓性のシート
105と、シート105の両縁部の膨大部9及び10を摺動自在
に受容してシート105をフレーム202に張設するシート張
設手段203と、シート105に加える張力を張設する張力調
節手段204とを具備している。
本例のフレーム202は、平行に配された一対の縦部材2
10(一方は図示せず)と、一対の縦部材210に夫々の端
部が溶接等の手段により固定されて一対の縦部材210を
橋絡して互いに平行に配された横部材211、212、213及
び214と、これら横部材211、212、213及び214と同様に
互いに平行に配された円筒部材215、216及び217とを有
している。尚、フレーム202には、必要に応じて、縦部
材210と平行に中間縦部材が設けられる。円筒部材215及
び216の夫々の一端には、一端が溶接等により縦部材210
に固着されたブラケット221及び222の他端が溶接等によ
り固着されており、こうして円筒部材215及び216の夫々
の一端は、ブラケット221及び222を介して縦部材210に
支持されている。円筒部材215及び216の夫々の他端(図
示せず)もブラケット221及び222と同様のブラケットに
より支持されている。また円筒部材215及び216の夫々の
中間部が撓まないように、円筒部材215及び216の夫々の
中間部と横部材213及び214若しくは中間縦部材との間に
ブラケット221及び222と同様のブラケットを設けてもよ
い。円筒部材217は横部材211及び212と同様に一対の縦
部材210を橋絡して固定して配されている。
なお、一対の縦部材210並びに横部材211及び212に
は、これらの外側を覆ってカバー231が嵌着若しくはね
じ等により固着されている。
本例の張設手段203において、シート105の一方の縁部
の膨大部9を受容する第一の張設装置241と、シート105
の他方の縁部の膨大部10を受容する第二の張設装置242
とは、夫々連結具251及び252と複数の調節具253及び254
とを具備している。連結具251は連結具252と、また調節
具253は調節具254と夫々同一に形成されている。したが
って以下連結具251と調節具253とについてのみ説明す
る。
長尺の連結具251は、図14に示すように、シート105の
一方の縁部の膨大部9を受容する孔261と、膨大部9に
続くシート105の縁部が挿通されるスリット262と、調節
具253の膨大部263を摺動自在に受容する孔264と、膨大
部263に続く調節具253の板状部265が挿通されるスリッ
ト266とを具備している。孔261、264及びスリット262、
266は、連結具251の本体267の全長に亘って設けられて
いる。調節具253の夫々は、上述のように、膨大部263
と、膨大部263に一体形成された板状部265とを具備して
おり、膨大部263には、中空部271と中空部271に連通す
るスリット272とが形成されており、板状部265には長孔
273が形成されている。
膨大部9及び263の孔261及び264への挿着は、図6を
用いて説明した例と同様に、横方向からなされる。膨大
部263は孔264に摺動自在に受容されている結果、調節具
253の夫々は連結具251に対してX方向に関して、すなわ
ち連結具251の長手方向に関して位置調節自在である。
調節具253の長孔273には、一端281が縦部材210に溶接等
により固着された固定連結具282のフック部283が引っ掛
けられており、こうして張設装置241はフレーム202に連
結されている。なお、固定連結具282において、一端281
とフック部283との間をコイルばねで形成してもよい。
調節具253と同様に形成された調節具254の板状部の長孔
(図示せず)には、張力調節手段204のベルト291が挿通
されている。
張力調節手段204は、ベルト291と、ベルト291に連結
されたバックル292とを具備しており、ベルト291は上述
のように調節具254の板状部の長孔(図示せず)に挿通
されている一方、円筒部材217にも掛け渡されており、
これによりバックル292に挿通されたベルト291の一端29
3を引っ張ることにより、調節具254と円筒部材217との
距離を短くすることができ、しかしてシート105をぴん
と張ることができるようになる。
なお、ビジュアルパネル201では、シート105の横張り
出し部101及び102の膨大部103及び104に対しても張設装
置242及び張力調節手段204と同様の構成が施されてお
り、横方向に関してもシート105はぴんと張られるよう
になっている。
本例のビジュアルパネル201は更に、ヒンジ300を介し
てR方向に回動自在にカバー231に取り付けられた縁カ
バー301と、周縁がカバー231に嵌め込まれた裏板302と
を具備している。縁カバー301はねじ303によりカバー23
1に固定されるようになっており、したがってねじ303を
取り外すことにより縁カバー301はヒンジ300を中心とし
てR方向に回動可能となる。縁カバー301の内周縁には
パッド305が嵌着されており、パッド305は円筒部材215
及び216と協同してシート105を挟持し、シート105に生
じ得る若干の皺等を引き伸し、それが生じないようにす
る。縁カバー301が閉じられた場合に、縁カバー301をし
っかりと保持するため、保持部材306及び307が縦部材21
0に溶接等により取り付けられている。なお、本例にお
いても、照明装置である蛍光灯310を多数支持具311を介
してフレーム202に取り付けてもよい。またビジュアル
パネル201を壁等に取り付けるために、取り付け装置321
及び322を縦部材210等に溶接などにより取り付けてもよ
い。取り付け装置321及び322は夫々、縦部材210等に溶
接された部材323と、部材323にボルト324により固着さ
れたブラケット325からなる。
以上のように形成されたビジュアルパネル201は、ブ
ラケット325に溶接された横管又は横棒326を介して例え
ば建築現場の囲い枠等に取り付けられる。そしてビジュ
アルパネル201でも、ねじ303を取り外して縁カバー301
をR方向に回動し、次にベルト291を弛めてシート105の
緊張を解き、そして膨大部9及び10を連結具251及び252
から抜き出すことにより、シート105の交換を容易に行
うことができる。
以上の具体例ではフレームの一方の面にのみシートを
設けたが、フレームの両面にシートを設けてもよく、こ
の場合でも両シートとフレームとの間に夫々照明装置を
設けてもよい。更に、ビジュアルパネルを角筒状、例え
ば4角筒状に配置してもよく、また移動自在となるよう
にビジュアルパネルの下端にキャスタを取り付けてもよ
い。
また、図10に示すシート105では、横張り出し部101及
び102が角部をもって直角に張り出しているが、本発明
はこのようなシート105に限定されないのであって、こ
の横張り出し部を滑らかな円弧縁330をもって張り出し
て形成してもよい。
以上のように本発明は、第一の張設装置が、連結具に
加えて、膨大部及びこの膨大部に一体形成されて長孔を
有した板状部を備えた複数の調節具を具備し、連結具が
調節具の膨大部を摺動自在に受容する孔と、調節具の板
状部が挿通されたスリットとを具備してなるため、シー
トの交換に際して、第一の張設装置の固定連結具を介す
るフレームへの連結を、長手方向の位置調整を可能して
極めて簡単に行い得、しかも、連結具が調節具から脱落
するという煩わしい事態をも避けることができ、また、
本発明は、第二の張設装置が、他の連結具に加えて、膨
大部及びこの膨大部に一体形成されて長孔を有した板状
部を備えた複数の他の調節具を具備し、当該他の連結具
が当該他の調節具の膨大部を摺動自在に受容する孔と、
当該他の調節具の板状部が挿通されたスリットとを具備
してなるため、上記と同様に、シートの交換に際して、
第二の張設装置の張力調節手段を介するフレームへの連
結を、長手方向の位置調整を可能して極めて簡単に行い
得、しかも、第二の張設装置においても連結具が調節具
から脱落するという煩わしい事態をも避けることができ
る。
換言すれば、本発明では、シートと各連結具との連結
が、シートの膨大部とこの膨大部を受容する各連結具の
孔との係合によりなされている上に、各連結具と各調節
具との連結が、各調節具の膨大部とこの膨大部を受容す
る各連結具の孔との係合によりなされている結果、各連
結具と各調節具との意図しない連結解除を確実に防止し
得る上に、長手方向の位置調整を容易になし得、したが
ってシートの交換をスムーズになし得る上に、皺を生じ
なくしてシートをぴんと張設し得る。
加えて、本発明は、張力調節手段が第二の張設装置の
各調節具の板状部の長孔に係合してフレームに掛けられ
た長さ調整自在なベルトを具備して、第二の張設装置と
フレームとの間に設けられてなるため、ベルトの長さを
変えるだけでシート張力を調節することができ、張力調
節作業を極めて短時間に簡単に行うことができ、したが
って、シートをぴんとしっかりと張設することができ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと(202)、対向する両縁部に膨
    大部(9、10)を有する可撓性のシート(105)と、こ
    のシート(105)の両縁部の膨大部(9、10)を摺動自
    在に受容してシート(105)をフレーム(202)に張設す
    るシート張設手段(203)と、シート(105)に加える張
    力を調節する張力調節手段(204)とを具備しており、 張設手段(203)は、シート(105)の一方の縁部の膨大
    部(9)を受容する第一の張設装置(241)と、シート
    (105)の他方の縁部の膨大部(10)を受容する第二の
    張設装置(242)とを具備しており、 第一の張設装置(241)は、長尺の第一の連結具(251)
    と、膨大部(263)及びこの膨大部(263)に一体形成さ
    れて長孔(273)を有した板状部(265)を備えた複数の
    第一の調節具(253)とを具備しており、 第一の連結具(251)は、シート(105)の一方の縁部の
    膨大部(9)を受容する第一の孔(261)と、この第一
    の孔(261)に連通されており、シート(105)の一方の
    縁部の膨大部(9)に続く当該シート(105)の一方の
    縁部が挿通された第一のスリット(262)と、第一の調
    節具(253)の膨大部(263)を摺動自在に受容する第二
    の孔(264)と、この第二の孔(264)に連通されてお
    り、第一の調節具(253)の板状部(265)が挿通された
    第二のスリット(266)とを具備しており、 第二の張設装置(242)は、長尺の第二の連結具(252)
    と、膨大部(263)及びこの膨大部(263)に一体形成さ
    れて長孔(273)を有した板状部(265)を備えた複数の
    第二の調節具(254)とを具備しており、 第二の連結具(252)は、シート(105)の他方の縁部の
    膨大部(10)を受容する第三の孔(261)と、この第三
    の孔(261)に連通されており、シート(105)の他方の
    縁部の膨大部(10)に続く当該シート(105)の他方の
    縁部が挿通された第三のスリット(262)と、第二の調
    節具(254)の膨大部(263)を摺動自在に受容する第四
    の孔(264)と、この第四の孔(264)に連通されてお
    り、第二の調節具(254)の板状部(265)が挿通された
    第四のスリット(266)とを具備しており、 第一の張設装置(241)は、各第一の調節具(253)の板
    状部(265)の長孔(273)に引っ掛けられた固定連結具
    (282)を介してフレーム(202)に連結されており、 張力調節手段(204)は、各第二の調節具(254)の板状
    部(265)の長孔(273)に係合してフレーム(202)に
    掛けられた長さ調整自在なベルト(291)を具備して、
    第二の張設装置(242)とフレーム(202)との間に設け
    られているビジュアルパネル。
  2. 【請求項2】固定連結具(282)は、コイルばねを具備
    している特許請求の範囲(1)に記載のビジュアルパネ
    ル。
  3. 【請求項3】シート(105)とフレーム(202)との間に
    照明装置(310)が設けられている特許請求の範囲
    (1)又は(2)に記載のビジュアルパネル。
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