JP2706746B2 - タイヤマウンター - Google Patents

タイヤマウンター

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JP2706746B2
JP2706746B2 JP4196518A JP19651892A JP2706746B2 JP 2706746 B2 JP2706746 B2 JP 2706746B2 JP 4196518 A JP4196518 A JP 4196518A JP 19651892 A JP19651892 A JP 19651892A JP 2706746 B2 JP2706746 B2 JP 2706746B2
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JP
Japan
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rim
bead
roller
arms
tire
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義秀 児島
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤマウンターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤマウンターは、一般に、自動車製
造における自動リム組立てラインで使用される。
【0003】一般に、タイヤマウンターは、ビード拡張
ロッドとビード押えローラとを備える。
【0004】そして、タイヤマウンターを使用してリム
組みするには、まず、リム軸心廻りに回転するビード拡
張ロッドにより、タイヤの下方のビード部をリムウェル
に落し込む。
【0005】次に、リムの上面に係止している上方ビー
ド部を、リム軸心廻りに回転するビード拡張ロッドによ
り上方ビード部を拡張しつつ、リム軸心廻りに回転する
ビード押えローラにて上方ビード部を下方へ押圧して、
該上方ビード部をリムウェルに落し込んでいた。
【0006】即ち、上方ビード部のリムフランジに係止
させる場合、上方ビード部の一部をビード押えローラに
てリムウェルに落し込んだ後、該ビード押えローラをリ
ム軸心廻りに回転させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のタイヤ
マウンターでは、ビード押えローラの下端を少なくとも
リムウェル位置まで下降させ、その状態でビード押えロ
ーラを回転させていたので、上方ビード部は、リムフラ
ンジとの接触位置で、ビードワイヤが大きく変形し、永
久変形を起こして歪む虞れがあった。
【0008】歪めば、嵌合不良を起こし、タイヤをリム
に確実に装着することができなかった。
【0009】そこで、本発明では、ビード部の変形を防
ぎ、嵌合不良が起こらないタイヤマウンターを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤマウンターは、中心軸にその
基端枢支部が枢支されてその先端部が相互に接近した閉
状態から該中心軸を中心に相反する方向に約180゜旋
回する第1・第2アームと、該第1・第2アームに夫々
付設されてタイヤの上方ビード部を押圧するためのビー
ド押えローラと、を備えたタイヤマウンターに於て、
記第1・第2アームの旋回に伴って該ビード押えローラ
上方ビード部のリムウェルへの落し込み可能位置であ
るローラ下端がリムフランジより30〜40mm位低く
なる位置から該上方ビード部のリムフランジへの係止可
能位置であるローラ下端がリムフランジより10〜20
mm位低くなる位置まで上昇させて該上方ビード部をリ
ムウェル13に落し込むためのシリンダを、上記第1・
第2アームに夫々設けたものである。
【0011】
【作用】ビード押えローラが、軸心廻りの回転にともな
って、上方ビード部のリムウェルへの落し込み可能位置
から上方ビード部のリムフランジへの係止可能位置まで
次第に上昇してゆくので、確実にタイヤをリムに装着す
ることかでき、しかも、この際、ビードワイヤの変形は
小さく、リム組み後にはその変形が回復して、永久変形
を起こさない。
【0012】また、一対のビード押えローラが相反する
方向に回転するので、リム組のバランスがよく、しか
も、各ビード押えローラの上昇はシリンダにて行うの
で、上昇量の調整を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0014】図2は本発明に係るタイヤマウンターを示
し、このタイヤマウンターは、中心軸1と、この下端に
連設されるリム押え2と、中心軸1に回転自在に取付け
られる第1・第2アーム3,4と、各アーム3,4に付
設されるビード拡張ロッド5及びビード押えローラ6
と、を備える。
【0015】しかして、アーム3,4には、上下動機構
Mを構成するシリンダ7が付設され、アーム3,4の下
面側へ突出したピストンロッド7aに、ローラ保持体8
が設けられ、このローラ保持体8に、水平軸心を中心に
回転する上記ビード押えローラ6が取付けられる。
【0016】従って、ピストンロッド7aが伸縮すれ
ば、ローラ保持体8延いては、ビード押えローラ6が上
下方向に移動する。
【0017】また、ビード拡張ロッド5,5は、基端大
径部5aと先端大径部5bとからなり、各アーム3,4
から垂下されている。
【0018】なお、9,9は、第1・第2アーム3,4
に付設されるガイドロッドであり、これにより、ローラ
保持体8延いては、ビード押えローラ6が確実に上下動
する。
【0019】また、第1・第2アーム3,4は、その基
端枢支部3a,4aが、図2に示すように、上下方向に
ずれて中心軸1に枢着され、図3に示すように、中心軸
1を中心に水平面内を矢印A,Bの如く回転する。
ち、第1・第2アーム3,4の基端枢支部3a,4aが
相互に接近した閉状態から相反する方向に約180゜旋
回する。
【0020】そして、リム押え2の下方位置には、リム
10を保持する図示省略のリム保持台が設けられ、この
リム保持台上に、リム10が固定される。
【0021】この場合、リム10の軸心Oと、リム押え
2及び中心軸1の軸心と、が同一鉛直軸心上に配設され
る。
【0022】次に、上述の如く構成されたタイヤマウン
ターを使用して、リム10にタイヤ11を装着する方法
を説明する。
【0023】まず、図示省略のリム保持台上に、リム1
0を載置固定する。この場合、リム保持台はリム押え2
より大きく離間し、かつ、リム10の軸心Oと、リム押
え2及び中心軸1の軸心と、が同一鉛直軸心上に配設さ
れる。
【0024】そして、このリム10には、タイヤ11が
載置されるが、この場合、図4に示すように、タイヤ1
1の下方ビード部12の一部がリム10のリムウェル1
3に落し込まれ、かつ、下方ビード部12の他の部分が
リム10の上方のリムフランジ14の上端縁部に係止し
ている。
【0025】次に、リム保持台を上昇させ、ホイール中
心孔15にリム押え2を図1に示すように嵌合させて、
リム10の心出し位置決めを行なう。
【0026】また、この際、一対のビード拡張ロッド
5,5は、下方ビード部12がリムウェル13に落し込
まれている側に位置している。
【0027】この状態(つまり、図3に示す第1・第2
アーム3,4の基端枢支部3a,4aが相互に接近した
閉状態)から該第1・第2アーム3,4を、中心軸1を
中心に相反する方向に約180゜旋回させる。この回転
により、下方ビード部12は、図5に示すようにリムウ
ェル13に落ち込む。
【0028】ところで、下方ビード部12をリムウェル
13に落し込むまでの間は、ビード押えローラ6は図2
に示すように、上昇した状態とされ、下方ビード部12
の落し込み作業中には何ら関与しない。
【0029】次に、上下動機構Mのシリンダ7を駆動さ
せて、ビード押えローラ6を下降させ、上方ビード部1
6の一部を図6に示すように、リムウェル13に落し込
む。
【0030】その後、アーム3,4を回転させる。従っ
て、上方ビード部16は、ビード拡張ロッド5にて拡張
されつつ、ビード押えローラ6にて下方へ押圧され、リ
ムウェル13に落し込まれる。
【0031】しかして、この回転中には、ビード押えロ
ーラ6は、図1に示すように次第に上昇する。即ち、ビ
ード押えローラ6の上昇範囲は、上方ビード部16のリ
ムウェル13への落し込み可能位置から該上方ビード部
16の上方リムフランジ14への係止可能位置までであ
る。
【0032】従って、上方ビード部16は急激に弯曲せ
ず、上方ビード部16内のビードワイヤの変形は小さ
い。即ち、リム組み後には、その変形が回復して永久変
形を起こさない。
【0033】ところで、ビード押えローラ6の落し込み
可能位置としては、ローラ下端がリムフランジ14より
40〜30mm位低い位置をいい、ビード押えローラ6
のリムフランジ14への係止可能位置としては、ローラ
下端がリムフランジ14より10〜20mm位低い位置
をいう。
【0034】落し込み可能位置として、ローラ下端がリ
ムフランジ14より30mm以上の高い位置とすれば、
上方ビード部16がリムウェル13に落ち込みにくく、
逆に、ローラ下端がリムフランジ14より40mm以下
の低い位置とすれば、上方ビード部16に無理な変形を
与える。
【0035】係止可能位置として、ローラ下端がリムフ
ランジ14より10mm以上の高い位置とすれば、上方
ビード部16のリムフランジ14への係止の確実性が低
下し、逆に、ローラ下端がリムフランジ14より20m
m以下の低い位置とすれば、上方ビード部16が永久変
形を起こす場合がある。
【0036】なお、上下ビード部16,12がリムウェ
ル13に落し込んだ後、タイヤ11内に、高圧エアを注
入し、上方ビード部16を上方のリムフランジ14に係
止し、下方ビード部12が下方のリムフランジ17に係
止したときに、組み込み作業が終了する。
【0037】なお、本発明は上述の実施例に限らず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例
えば、上下動機構Mとしてシリンダ7に代えて、ねじ軸
と該ねじ軸に螺進退自在に螺合するナット部材と、を備
えたものを使用するも自由である。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0039】 ビード押えローラ6,6は、第1・第
2ローラ3,4の回転とともに、上方ビード部16のリ
ムウェル13への落し込み可能位置(ローラ下端がリム
フランジ14より30〜40mm位低くなる位置)から
上方ビード部16のリムウェル13への係止可能位置
(ローラ下端がリムフランジ14より10〜20mm位
低くなる位置)まで、次第に上昇するので、上方ビード
部16のビードワイヤの変形を小さくして、リム組み
(タイヤ装着)を行うことができ、その後には、その小
さい変形が回復してタイヤ11には永久変形が起こらな
い。従って、タイヤ11が確実にリム10に嵌合し、嵌
合不良が起こることがない。一対のビード押えローラ
6,6が相反する方向に回転するので、バランス良くリ
ム組みでき、しかも、アーム3,4の旋回は各約180
゜づつであるので、(360゜旋回させる場合に比べ
て)リム組み時間の短縮を図ることができる。
【0040】 シリンダ7により上方ビード部16へ
の押圧力を調整することができ、種々のタイヤに対応し
て、確実にリム組みを行うことができ、しかも、全体の
構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤマウンターの一実施例の作
用説明図である。
【図2】タイヤマウンターの要部正面図である。
【図3】要部簡略平面図である。
【図4】リム組み工程を示す簡略断面図である。
【図5】リム組み工程を示す簡略断面図である。
【図6】リム組み工程を示す簡略断面図である。
【符号の説明】
6 ビード押えローラ 10 リム 13 リムウェル 14 リムフランジ 16 上方ビード部 M 上下動機構 O 軸心

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸1にその基端枢支部3a,4aが
    枢支されてその先端部が相互に接近した閉状態から該中
    心軸1を中心に相反する方向に約180゜旋回する第1
    ・第2アーム3,4と、該第1・第2アーム3,4に夫
    々付設されてタイヤ11の上方ビード部16を押圧する
    ためのビード押えローラ6,6と、を備えたタイヤマウ
    ンターに於て、上記第1・第2アーム3,4の旋回に伴
    って該ビード押えローラ6,6を上方ビード部16のリ
    ムウェル13への落し込み可能位置であるローラ下端が
    リムフランジ14より30〜40mm位低くなる位置か
    ら該上方ビード部16のリムフランジ14への係止可能
    位置であるローラ下端がリムフランジ14より10〜2
    0mm位低くなる位置まで上昇させて該上方ビード部1
    6をリムウェル13に落し込むためのシリンダ7を、上
    記第1・第2アーム3,4に夫々設けたことを特徴とす
    るタイヤマウンター。
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JPH0616023A JPH0616023A (ja) 1994-01-25
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