JP2705663B2 - ラウンドピック - Google Patents

ラウンドピック

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JP2705663B2
JP2705663B2 JP23309895A JP23309895A JP2705663B2 JP 2705663 B2 JP2705663 B2 JP 2705663B2 JP 23309895 A JP23309895 A JP 23309895A JP 23309895 A JP23309895 A JP 23309895A JP 2705663 B2 JP2705663 B2 JP 2705663B2
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shank
tip
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round
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猛 林
和夫 藤墳
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削工具に取り付
けられて被削物を掘削するラウンドピックに関する。
【0002】
【従来の技術】ラウンドピックは、各種掘削工具に取り
付けられて被削物を掘削するもので、従来より例えば図
3〜図6に示すような形状のものが知られている。これ
らの図中、符号1は円柱状をなすシャンク(母材)で、
その基端側の一部は縮径されて上記ラウンドピックを掘
削工具に取り付けるための取付部2を形成している。
【0003】また、シャンク1の先端側は先端方向に一
旦拡径後漸次縮径され、シャンク1の先端面には、円柱
状をなし、円錐状の先端を有する第一のチップ3が、シ
ャンク1と同軸かつ上記先端をシャンク1の先端面から
突出させた状態で植設されている。
【0004】一方、シャンク1の先端部には、シャンク
1を保護し、掘削に伴うシャンク1の摩耗を防止するた
め、第二のチップ4a,4bが植設されている。このう
ち、図3,4に示すラウンドピックでは、シャンク1の
長手方向に沿って延びる棒状の第二のチップ4aが、シ
ャンク1の周方向に沿って所定間隔で複数個配置されて
いる。また、図5,6に示すラウンドピックは、円筒状
をなす第二のチップ4bを第一のチップ3に環装し、こ
の第二のチップ4bにより、シャンク1の先端面を覆っ
たものである。
【0005】ここで、シャンク1の材質には例えば合金
鋼等が使用され、チップ3,4a,4bには超硬合金等
が使用される。また、チップ3,4a,4bは、それぞ
れロウ付けによりシャンク1に固定される。
【0006】そして、これらのラウンドピックを、被削
物の表面に対して突出させた状態で掘削工具に取り付
け、上記ラウンドピックの先端を上記被削物に圧接させ
つつ上記掘削工具を回転させることにより、チップ3,
4a,4bが上記被削物に食い込み、その結果、被削物
が圧潰して掘削が行われる。掘削によりチップ3,4
a,4bが摩耗した場合には、順次新品と交換する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラウンドピックの場合、まず、図3,4に示すラウ
ンドピックでは、シャンク1のうち第二のチップ4aで
挟まれた部分における母材の摩耗が激しく、その結果、
掘削中、第二のチップ4aが脱落する可能性があった。
【0008】一方、図5,6に示すラウンドピックで
は、第二のチップ4bをシャンク1にロウ付け固定する
際に第二のチップ4bとシャンク1との間に生じる歪に
より、第二のチップ4bにクラックが入り、掘削中、こ
のクラックから第二のチップ4bが剥離し、その結果、
第二のチップ4bが脱落する可能性があった。また、第
二のチップ4bのような円筒状をなす部材を超硬合金で
作成する場合、特に肉薄のものは、作成が困難であると
いう問題もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、円柱状をなすシャンクと、このシャ
ンクの先端面から突出する第一のチップと、円筒状をな
し、上記シャンクの先端部外周面を覆う第二のチップと
を具備し、上記第二のチップが、上記シャンクの周方向
に沿って複数個に分割されていることを特徴とするラウ
ンドピックである。
【0010】ここで、上記第二のチップが、上記シャン
クの先端部外周面にロウ付け固定されていてもよく、ま
た、上記第一のチップが、上記シャンクの先端面に形成
された凹部に植設され、かつ上記第二のチップが、上記
凹部の径方向外方にて、上記シャンクの外周面を覆って
いてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について更に詳しく説明する。なお、上記従来
のラウンドピックと同様の構成を有する部分について
は、上記図3〜図6と同一の符号を付して、その説明を
省略する。
【0012】本発明に係るラウンドピックの一例を図1
及び図2に示す。シャンク1の先端面には、シャンク1
と同軸をなす凹部1aが基端側に向け形成され、かつこ
の凹部1aには、第一のチップ3が、その先端をシャン
ク1の先端面から突出させた状態で植設されている。
【0013】また、凹部1aの径方向外方には、シャン
ク1を保護し、シャンク1の摩耗を防止するための第二
のチップ4cが、シャンク1の外周面を覆うよう植設さ
れている。本発明の場合、第二のチップ4cは、図2に
示すように、シャンク1の周方向に沿って複数個(図で
は2個)に分割された半円筒状のもので、それぞれの継
目Xをシャンク1の長手方向に沿って対向させることに
より、全体として、シャンク1の外周面を覆う円筒状を
なしている。
【0014】また、シャンク1の材質には合金鋼等が使
用され、チップ3,4cには超硬合金が使用されてい
る。更に、チップ3,4cは、いずれもロウ付けにより
シャンク1に固定されている。
【0015】上記構成を有するラウンドピックでは、第
二のチップ4cがシャンク1の周方向に沿って複数個に
分割されているため、第二のチップ4cをシャンク1に
ロウ付け固定する際に、第二のチップ4cとシャンク1
との間に歪が生じても、この歪が継目Xの存在により吸
収される。従って、第二のチップ4cにおけるクラック
の発生と、それに伴う掘削中における第二のチップ4c
の剥離や脱落が防止される。
【0016】また、第二のチップ4cの分割に伴い、第
二のチップ4cを構成する個々の部材は半円筒状をなし
ている。従って、第二のチップ4cを超硬合金で作成す
る場合でも工作が容易で、かつその厚みを薄くすること
が可能である。
【0017】更に、第二のチップ4cが、第一のチップ
3が植設された凹部1aの径方向外方にて、シャンク1
の外周面を覆っているため、第一のチップ3の外周面と
第二のチップ4cの内周面とは、図1,2中符号1bで
示すように、凹部1aの外壁部を挟んで対向している。
従って、掘削中第一のチップ3または第二のチップ4c
が受けた衝撃力は、この外壁部1bにて母材に吸収さ
れ、対向する第二のチップ4cまたは第一のチップ3に
直接伝わることはない。その結果、この衝撃力に伴う、
第一のチップ3または第二のチップ4cにおけるクラッ
クや欠損の発生が防止される。
【0018】なお、上記の例では、第二のチップ4cを
シャンク1の周方向に沿って2分割した場合について説
明したが、第二のチップ4cをシャンク1の周方向に沿
って3個以上に分割しても、上記例と同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、チ
ップにおけるクラックや欠損の発生が防止され、かつシ
ャンクから第二のチップが脱落しにくいラウンドピック
が得られる。また、第二のチップを構成する個々の部材
が半円筒状をなしているため、第二のチップを超硬合金
で作成する場合でも工作が容易で、かつその厚みを薄く
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す、ラウンドピッ
クのI−I線に沿った断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の例を示す、ラウンドピッ
クのII−II線に沿った断面図である。
【図3】従来のラウンドピックの構造の例を示す、ラウ
ンドピックのIII−III線に沿った断面図である。
【図4】従来のラウンドピックの構造の例を示す、ラウ
ンドピックのIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】従来のラウンドピックの構造の例を示す、ラウ
ンドピックのV−V線に沿った断面図である。
【図6】従来のラウンドピックの構造の例を示す、ラウ
ンドピックのVI−VI線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 シャンク 1a 凹部 1b 凹部の外壁 2 取付部 3 第一のチップ 4a,4b,4c 第二のチップ X (第二のチップの)継目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 一弘 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (56)参考文献 実開 平2−87597(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状をなすシャンクと、このシャンク
    の先端面から突出する第一のチップと、円筒状をなし、
    上記シャンクの先端部外周面を覆う第二のチップとを具
    備し、上記第二のチップが、上記シャンクの周方向に沿
    って複数個に分割されていることを特徴とするラウンド
    ピック。
  2. 【請求項2】 上記第二のチップが、上記シャンクの先
    端部外周面にロウ付け固定されていることを特徴とする
    請求項1記載のラウンドピック。
  3. 【請求項3】 上記第一のチップが、上記シャンクの先
    端面に形成された凹部に植設され、かつ上記第二のチッ
    プが、上記凹部の径方向外方にて、上記シャンクの外周
    面を覆っていることを特徴とする請求項1または2記載
    のラウンドピック。
JP23309895A 1995-09-11 1995-09-11 ラウンドピック Expired - Fee Related JP2705663B2 (ja)

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