JPH08151885A - ロックビット - Google Patents

ロックビット

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Publication number
JPH08151885A
JPH08151885A JP31918594A JP31918594A JPH08151885A JP H08151885 A JPH08151885 A JP H08151885A JP 31918594 A JP31918594 A JP 31918594A JP 31918594 A JP31918594 A JP 31918594A JP H08151885 A JPH08151885 A JP H08151885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
skirt
diameter
screw hole
skirt portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31918594A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsuoka
哲夫 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP31918594A priority Critical patent/JPH08151885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックビットにおけるスカート部の折損発生
を防止し、寿命を延長させると共に、掘削スピードの向
上を図る。 【構成】 鋼製ボディのスカート部13にロッド16を
連結するねじ孔17を設け、頭部12に硬質金属の刃体
14を取り付け、ねじ孔17の底部19におけるスカー
ト部13の外径を大径部20とすると共に、エンド側を
小径部21形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル工事や砕石
場等での発破孔を穿孔するために使用される削岩用のロ
ックビットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、石灰岩等の発破孔を穿孔するた
めに使用されているロックビットは、図4に示すよう
に、鋼製ボディ1が頭部2とスカート部3からなり、頭
部2の先端面及び外周傾斜面に超硬合金等の硬質金属刃
体4を設け、スカート部3にエンド側端面で開口するね
じ孔5を設けた構造になっており、ねじ孔5に螺合連結
したロッド6を介してドリリング機から圧力による衝撃
エネルギーと回転力を与えて穿孔を行なうものである。
【0003】上記のようなロックビットは、スカート部
3の外径を小径にして頭部2の外径とに差を生じさせ、
刃体4で破砕された岩石等の粉(以下繰粉という)が掘
削孔の外部へ円滑に排出できて掘削速度が早くなるよう
にしているが、ドリリング機からロッド6に加えられた
圧力をねじ孔5の底部7で受けるので、スカート部3に
はねじ孔5の底部7の周囲に衝撃エネルギーが分散して
加わり、このため、スカート部3が小径であると、ねじ
孔5の底部7の部分でスカート部3に折損8が発生する
という問題がある。
【0004】そこで従来は、図5に示すように、スカー
ト部3の外径を全体的に大径にするか、図6のように、
スカート部3をエンド側端部から頭部2側に向けてテー
パ状に太くする構造が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスカート部の折損を防ぐ構造では、スカート部を太径
にしているため、刃体で破砕された繰粉が掘削孔の外部
へ排出されにくくなる。このため、掘削スピードの低下
を招き、最終的にロックビットの寿命を短くする。
【0006】また、ロックビットそのものの重量が増加
するため、斜め掘り等で使用すると孔曲りを起こしやす
く、最悪の場合、ロックビットを取り付けるロッドの折
損やドリリング機本体の故障につながる要因になりかね
ないという問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、スカート部の
強度を向上させて折損の発生を防ぐと共に、繰粉の排出
が円滑に行なえ、掘削スピードの向上と寿命の延長を図
ることができるロックビットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、鋼製ボディのスカート部にロッ
ド連結用のねじ孔をスカート部のエンド側端面で開口す
るよう設け、ボディの先端側に超硬合金等の硬質金属を
取り付けたロックビットにおいて、ねじ孔底部における
スカート部の外径がスカート部のエンド側より大きくな
っている構成を採用したものである。
【0009】この発明において、スカート部の大径部と
エンド側に生じた段差部分のスカート部長さ方向での位
置が、ねじ孔底部より0mmから20mmの範囲でスカ
ート部のエンド側にあるようにしたり、段差部分の形状
が、滑らかなカーブや面取り面に形成されているように
することができる。
【0010】
【作用】スカート部の外径を、ねじ孔底部における外径
の肉厚を厚くしたので、折損に対する強度をアップする
ことができ、ロックビットの寿命が向上すると共に、ス
カートの途中からエンド側を小径とすることにより、破
砕した繰粉の排出が円滑に行なえ、ロックビットの軽量
化が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図3に基づいて説明する。
【0012】図1はボタンビットの例を示し、鋼製ボデ
ィ11が頭部12とスカート部13からなり、頭部12
には先端面と外周の傾斜面に超硬合金等の硬質金属刃体
14が固定され、外周面に複数の繰粉溝15が設けられ
ている。
【0013】スカート部13にはロッド16を連結する
ためのねじ孔17がスカート部13のエンド側端面18
で開口するように設けられ、このスカート部13のねじ
孔17の底部19における外径がエンド側より大きい大
径部20になっている。
【0014】このスカート部13における大径部20
は、頭部12より一段小径となり、エンド側に形成され
た小径部21との境界に生じる段差部分22のねじ孔1
7の底部19からの位置Lは、底部19より0mmから
20mmの範囲でスカート部13のエンド側にあるよう
に設定されている。
【0015】上記のように、スカート部13における外
径において、ねじ孔17の底部19の部分から底部12
に達する部分の範囲を大径部20にすると、底部19の
周囲の強度向上が図れ、ドリリング機に取り付けられた
ロッド16により伝達される衝撃エネルギーを受ける底
部19の周囲に生じる折損を防止することができる。
【0016】また、スカート部13のエンド側を小径部
21にすることにより、図1に矢印aで示すように、繰
粉の排出が円滑に行なえると共に、ロックビットの軽量
化が図れ、斜め掘り等で使用しても孔曲りの発生がな
く、ロッド16の折損やドリリング機の故障を防止でき
る。
【0017】なお、スカート部13の大径部20と小径
部21のの境界における段差部分22の位置を、ねじ孔
17の底部19からエンド側へ0mmから20mmとし
たのは、繰粉排出能力の維持に必要な範囲である。
【0018】また、段差部分22は、図1に示すような
滑らかなカーブのR形状や面取り面に形成することがで
きる。
【0019】なお、図1において、二点鎖線は従来のス
カート部の外径を示し、二点鎖線bは図5に該当し、二
点鎖線cは図6に該当する。
【0020】図2と図3はこの発明に係るロックビット
の他の例を示し、図2は小孔径用あるいはトンネル用の
ボタンビットの例を示し、図3はクロスビットの場合を
示している。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、ロッ
クビットにおけるスカート部のねじ孔底部の外径をスカ
ート部のエンド側より大きくしたので、スカート部のよ
り衝撃が伝わりやすい部分の強度が向上し、スカート部
の折損の発生が防止でき、刃体の摩耗がそれほど進んで
いないにもかかわらず、初期にスカート部折損が起り、
そのために期待された寿命に至らない問題に対して非常
に有効となり、ロックビットの寿命延長が可能になる。
【0022】従って、硬くて摩耗の多い花崗岩や玄武岩
等で再研摩作業が遅れがちなところで、刃体に加えられ
た衝撃や回転エネルギーが岩盤を破砕する力として効率
よく仂かず、スカート部の破損を起こすようなところ
や、石灰岩等節理が多く、空打ちを生じ易いところでの
使用に効果的である。
【0023】また、スカート部のエンド側を小径とする
ことにより、繰粉の排出が円滑に行なえ、掘削速度の向
上が図れると共に、ロックビットの軽量化が可能にな
り、斜め掘り等で使用しても孔曲りの発生がなく、ロッ
ドの折損やドリリング機の故障を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロックビットのボタンビットを
示す一部切欠正面図である。
【図2】ボタンビットの他の例を示す正面図である。
【図3】クロスビットの例を示す正面図である。
【図4】従来のロックビットを示す正面図である。
【図5】従来のロックビットを示す他の例の正面図であ
る。
【図6】従来のロックビットを示すクロスビットの正面
図である。
【符号の説明】
11 鋼製ボディ 12 頭部 13 スカート部 14 刃体 16 ロッド 17 ねじ孔 19 底部 20 大径部 21 小径部 22 段差部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製ボディのスカート部にロッド連結用
    のねじ孔をスカート部のエンド側端面で開口するよう設
    け、ボディの先端側に超硬合金等の硬質金属を取り付け
    たロックビットにおいて、ねじ孔底部におけるスカート
    部の外径がスカート部のエンド側より大きくなっている
    ことを特徴とするロックビット。
  2. 【請求項2】 スカート部の大径部とエンド側に生じた
    段差部分のスカート部長さ方向での位置が、ねじ孔底部
    より0mmから20mmの範囲でスカート部のエンド側
    にあることを特徴とする請求項1記載のロックビット。
  3. 【請求項3】 段差部分の形状が、滑らかなカーブや面
    取り面に形成されている請求項1又は請求項2に記載の
    ロックビット。
JP31918594A 1994-11-28 1994-11-28 ロックビット Pending JPH08151885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31918594A JPH08151885A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 ロックビット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31918594A JPH08151885A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 ロックビット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08151885A true JPH08151885A (ja) 1996-06-11

Family

ID=18107368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31918594A Pending JPH08151885A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 ロックビット

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JP (1) JPH08151885A (ja)

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