JP2705202B2 - アミン系化合物で処理された織物およびその製造方法 - Google Patents

アミン系化合物で処理された織物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、繊維補強熱可塑性樹脂積層物を造る積層材
として使用するのに好適な、ガラス長繊維糸と熱可塑性
樹脂繊維糸との交織織物又は混織織物を、アミン系化合
物で処理することから成る、前記アミン系化合物で処理
された前記織物およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 繊維補強可塑性樹脂材料は既に様々な分野で用いられ
ているが、その製造方法を、代表的な材料であるガラス
繊維補強熱可塑性樹脂について言えば、次の通りであ
る。
(1) 3〜6mmのガラス短繊維を樹脂と加熱混練し、
予めコンパウンドとして準備しておき、これを射出成形
機により成形する。
(2) ガラス長繊維を、加熱溶融した樹脂により、含
浸、コーテイングし、そのコーテイング物を3〜6mmに
切断し、適宜、樹脂と混合したコンパウンドとし、これ
を射出成形機により、成形する。
(3) 2.5〜5.0cmのガラス短繊維で、予め、チヨツプ
ドストランドマツトを形成し、これに、溶融樹脂を含浸
せしめ、シート状コンパウンドとし、加熱圧縮成形によ
り、成形する。
(4) シート状に引き揃えたガラス長繊維、或いはガ
ラス繊維織物に、溶融若しくは溶剤に溶解した樹脂を含
浸せしめ、溶剤は蒸発、乾燥したのち、シート状コンパ
ウンドとし、加熱圧縮成形により、成形する。
(5) ガラス繊維と、熱可塑性樹脂繊維とを混撚、合
糸して1本のヤーンとし、このヤーンで織物を作り、加
熱することにより、熱可塑性樹脂繊維を溶解し、これを
圧縮成形することにより、成形する(特開昭61−130345
号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の出願人は、上記したような成形法に関連し
て、経糸および緯糸がそれぞれ熱可塑性樹脂繊維糸およ
び補強用長繊維糸から成り、かつ経糸および緯糸を構成
している補強用長繊維糸だけでも織り組織を構成してい
ることを特徴とする交織した織物を既に特許出願した
(特願昭62−200905号)。この特許出願の発明は、秀れ
た強度特性を有し、かつ大面積の、繊維で補強された熱
可塑性樹脂積層物を安価に製造することができる織物を
提供することを目的としたものである。しかし、この交
織した織物においても、補強用長繊維糸が糸の状態で存
在し、熱可塑性樹脂繊維糸は熱プレスしたときに溶融し
て補強用長繊維糸に含浸され成形物を形成するが、この
場合、補強用長繊維糸への含浸が充分に行われにくく、
かつマトリツクスの熱可塑性樹脂と補強用長繊維糸との
接着が不充分なため補強用長繊維糸による補強効果が充
分に発揮され難いという問題があつた。
(課題を解決するための手段) 本発明は、補強用長繊維糸として、製織後、脱サイジ
ング工程を必要としない必須成分としてのアミン変性エ
ポキシ樹脂およびアミン系シランカップリング剤を含有
する組成物を集束剤として塗布した補強用ガラス長繊維
糸と、ポリエーテルイミド(略称PEI)、ポリエーテル
エーテルケトン(略称PEEK)、およびポリエーテルスル
ホン(略称PES)から選ばれた1種またはそれ以上の熱
可塑性樹脂繊維糸とを、交織または混織し、得られた積
層材用織物を、アミン変性エポキシ樹脂および/または
アミン系シランカツプリング剤で処理することにより、
前記課題を解決しようとするものである。更に、好まし
くは、前記処理による効果を上げるために、処理前に前
記交織または混織した織物の全表面にほぼ均一に高圧柱
状流を噴射して、少なくとも織物を構成する補強用長繊
維糸を開繊させることが望ましい。
(作用) 補強用長繊維糸として、マトリツクス樹脂となじみ易
く、製織後、脱サイジング工程を必要としないで、かつ
アミン変性エポキシ樹脂およびアミン系シランカツプリ
ング剤を必須成分とする集束剤を塗布したガラス長繊維
糸と、マトリツクス樹脂用繊維糸として、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルエーテルケトン、およびポリエー
テルスルホンから選ばれた1種またはそれ以上の繊維糸
とを、交織または混織した積層材用織物に対して、ガラ
ス長繊維に塗布した集束剤成分の中で皮膜形成性成分と
して使用したものと同系統のアミン変性エポキシ樹脂、
および集束剤成分中のアミン系シランカツプリング剤と
同系統のシランカツプリング剤、またはこれらの混合液
で処理することにより、処理していないこと以外は前記
と同じ構成を有する交織または混織した織物と比較し
て、前記処理後の積層材用織物を熱プレスして得られた
成形物の強度を向上させることができる。また、前記交
織または混織した織物を、前記アミン系化合物を含有す
る処理液で処理する前に高圧柱状流で開繊処理すること
により、前記アミン系処理液による処理効果を更に向上
させることができる。
なお、本明細書中で使用されている用語「アミン系化
合物」とは、アミン系シランカツプリング剤およびアミ
ン変性エポキシ樹脂のそれぞれ単独または両方を意味す
る。
本発明に使用されるガラス長繊維系には、Eガラス
(無アルカリガラス)、Sガラス(高強度ガラス)、お
よびDガラス(低誘電率ガラス)から造られた繊維糸が
包含される。しかし、これら以外の他の任意のガラスか
ら造られた繊維糸を用いることもできる。
本発明で使用されるアミン変性エポキシ樹脂として
は、エポキシ基に対するアミン付加率が50〜100重量%
の範囲のものが望ましい。また処理液の濃度としては0.
5〜7.0重量%、好ましくは2〜3重量%の範囲である。
濃度がこの範囲より小さい場合は処理効果が小さく、濃
度がこの範囲より大きい場合はアミン変性エポキシ樹脂
の糸の集束効果が強くなり過ぎ、熱プレス時に溶融した
樹脂のガラス長繊維への含浸が充分に行われない。ま
た、エポキシ樹脂には、例えば、ビスフエノールA型ま
たはノボラツク型が包含され有効である。
本発明で使用されるアミン系シランカツプリング剤に
は、例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、同脱塩酸
物等のアミノ基を有する化合物の少なくとも1種または
それらの混合物が包含される。アミン系シランカツプリ
ング剤の処理液濃度は0.1〜1.5重量%、好ましくは0.15
〜0.3重量%の範囲が有効である。この濃度が0.1重量%
より小さい場合は処理の効果が出現しない。また、1.5
重量%より大きい場合は織物が剛くなり、樹脂の含浸が
行われ難くなる。
アミン変性エポキシ樹脂とアミン系シランカツプリン
グ剤との混合溶液の場合も濃度は前記濃度と同じであ
る。
本発明で使用することができる熱可塑性樹脂繊維に
は、例えば、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテ
ルケトン、またはポリエーテルスルホン等から造られた
繊維が包含されかつ有効である。ポリアミド樹脂および
ポリフエニレンスルホン樹脂から造られた繊維では顕著
な効果は得られない。
本発明で用いることができる織物としては、どのよう
な織り組織や糸構成の織物でも有効である。しかし、本
発明の目的からすると、織物を構成する経糸および緯糸
のそれぞれが、熱可塑性樹脂繊維糸およびガラス長繊維
糸から成り、かつ経糸および緯糸を構成しているガラス
長繊維糸だけでも織り組織を構成している交織織物が望
ましい。また、熱可塑性樹脂繊維とガラス長繊維とを撚
り合せたり引き揃えたり、またはその他の手段で1本の
混合糸とした糸で製織した混織織物にも当然本発明を適
用することができる。
また、本発明のアミン系化合物で処理することにより
前記効果が生じる理由は明確ではない。しかし次のよう
に考えることができる。すなわち、接着力の向上に効果
のある本発明のアミン系化合物の処理成分が、ガラス繊
維糸およびマトリツクス樹脂繊維糸の表面に均一に付着
し、その結果、熱プレス成形時にマトリツクス樹脂が熱
により溶融すると、マトリツクス樹脂繊維糸の表面に付
着していた前記処理成分は溶融樹脂の中に入りこみ、プ
レス操作により溶融樹脂は流れてガラス繊維糸の表面と
接触する。この際、(イ)アミン系シランカツプリング
剤で処理した場合には、このシランカツプリング剤のシ
ラノール基がガラス繊維糸の表面と結合し、かつアミン
基の部分がマトリツクス樹脂とある種の結合を形成する
ことにより、アミン系シランカツプリング剤が、マトリ
ツクス樹脂とガラス繊維糸との間の界面における接着剤
として機能する。また、(ロ)アミン変性エポキシ樹脂
で処理した場合には、マトリツクス樹脂中に溶けこんだ
アミン変性エポキシ樹脂と、ガラス繊維糸の表面上のア
ミン変性エポキシ樹脂とが同じであるために、両者の間
に親和性または相溶性があり、従つてマトリツクス樹脂
がガラス繊維糸表面に対して濡れ易くなり、その結果マ
トリツクス樹脂がガラス繊維糸へよく含浸し、両者の間
の結合が向上する。更に、アミン系シランカツプリング
剤とアミン変性エポキシ樹脂との混合液で処理した場合
は、前述した如き(イ)および(ロ)の作用が組み合つ
て一緒に発生するために、熱プレスすることにより得ら
れた成形物の機械的強度が更に向上する。
本発明のアミン系化合物を含有する処理液で前述の交
織または混織した織物を処理する前に、この織物の全表
面に対し、高圧流体例えば水を、直径約0.1〜0.5mmのノ
ズルから高圧柱状流として均一に噴射して織物を構成し
ている経糸および緯糸を開繊することにより、更に前記
処理の効果を増大させることができる。この効果増大の
理由は次のように考えることができる。すなわち、補強
用繊維糸であるガラス長繊維糸は数100本のガラス繊維
(フイラメント)が集束剤により集束されて一本の糸と
なつており、この糸が高圧柱状流の噴射をうけることに
より、ガラス繊維(フイラメント)束の集束効果が破壊
され、ガラス繊維(フイラメント)同志がばらばらにな
り、ガラス繊維(フイラメント)とガラス繊維(フイラ
メント)との間に隙間を生じる。従つて、熱プレス時に
溶融したマトリツクス樹脂がガラス繊維糸の間に容易に
浸入することができる。すなわち、ガラス長繊維糸に溶
融したマトリツクス樹脂が含浸する性質が向上する。従
つて、この高圧柱状流による噴射は、本発明のアミン系
化合物を含有する処理液で前記織物を処理する処理効果
を高めるのに有効である。また、高圧柱状流を前記織物
の全表面に噴射することにより、ガラス長繊維糸の表面
に付着していた集束剤の1部が除去されることがあり、
この場合、集束剤とマトリツクス樹脂との接着効果が減
少する。従つて、アミン系化合物を含有する処理液で前
記織物を処理することは、この接着効果の減少を補てん
する意図もある。使用される高圧柱状流の圧力は、30〜
200Kg/cm2、好ましくは100〜200Kg/cm2、の範囲であ
る。本発明に使用することができる高圧柱状流は、特開
昭61−230600号に記載されている装置により行うことが
できる。
以下に本発明の実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。なお、%は重量%を示す。
実施例1 補強用繊維糸およびマトリツクス用樹脂繊維糸を用い
て成形材料用織物を作成した。この交織織物を本発明の
アミン系化合物を含有する処理液で処理した。このよう
に処理した交織織物から秀れた特性を有する成形物を造
ることができた。
使用した補強用繊維糸、マトリツクス用樹脂、製織条
件、交織織物の特性、処理液の成分、および処理方法を
以下に示す。
(1)補強用繊維糸 (A) 材料:S−ガラス長繊維[日東紡績(株)製TCK
−37 1/0 1Z] (B) 形態:単繊維径(モノフイラメント径)13μm 集束本数 400本 ストランド番手 135Tex (C) 集束剤成分 皮膜形成性成分:エポキシ828アミン付加物
[エピコート828(シエル化学(株)製エポキシ樹脂)
にジエタノールアミンを50%付加した化合物] 6.0% カツプリング剤:γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン 0.5% 潤滑剤:テトラエチレンペンタミンジステアレ
ート 0.2% :低分子量ポリエチレンエマルジヨン 0.5% 水 92.7% (D) 集束剤付着率 (固形分)0.4% (2)マトリクス用樹脂繊維糸 (A)材料:ポリエーテルイミド長繊維(PEI) (B)形態:モノフイラメント径 68μm 集束本数 24本 ストランド番手 110Tex (3)製織条件 (A)織組織:2/2正則ななこ織り。
(B)織 機:二段ビーム方式のレピア織機、経糸はド
ビー開口とした。緯糸は、二色自由方式の緯糸選択装置
を取り付けた。
(C)製織方法:経糸は二段ビームのそれぞれに、ガラ
ス糸およびポリエーテルイミド糸を準備しておき、各々
1本ずつを含む2本の糸を経糸の1本として構成した。
緯糸は、二色自由方式の緯糸選択装置により、ガラス糸
とポリエーテルイミド糸を交互に打込み、経糸をドビー
開口により緯糸2本を一開口に入れた。
(4)交織織物の特性 (A)密度:経糸 20本(ガラス糸20本+ポリエーテル
イミド糸20本)/25mm、緯糸18本(ガラス糸18本+ポリ
エーテルイミド糸18本)/25mm (B)重さ:372g/m2(ガラス205g、ポリエーテルイミド
167g) (5)処理液の成分: (6)処理方法 処理液(5)に混織織物[(1)〜(4)]を室温で
浸漬し、処理液をマングルを用いてウエツトピツクアツ
プ率約30%に絞り、次いで、120℃で乾燥した。
実施例2〜8および比較例1〜6を次の第1表に示
す。
参考例1〜14 実施例1〜8および比較例1〜6によつて得られた各
交織織物の10枚をそれぞれ積層し、実施例1〜6および
比較例1〜2は360℃、実施例7および比較例3は400
℃、実施例8および比較例4は340℃、そして比較例5
〜6は260℃の成形温度でプレス成形を行つた。得られ
た成形物の機械的特性を測定し、その結果を第2表に示
した。なお、曲げ強さはJIS−C−6481、曲げ弾性率はJ
IS−C−6481、および補強繊維体積含有率は、成形物を
620℃で焼却し、補強繊維の重量含有率を測定し、補強
繊維およびマトリツクス樹脂のそれぞれの比重から計算
により求めた。
(発明の効果) 以上のように詳細に説明した如く、補強用繊維糸とし
て、マトリツクス樹脂となじみ易く、製織後脱サイジン
グ工程を必要としないアミン変性エポキシ樹脂およびア
ミン系シランカツプリング剤を必須成分とする集束剤を
塗布したガラス長繊維と、マトリツクス樹脂用繊維糸と
して、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、またはポリエーテルスルホン等の繊維糸とを、交織
又は混織した積層材用織物を、アミン変性エポキシ樹脂
および/またはアミン系シランカツプリング剤で処理す
ることにより、マトリツクス樹脂のガラス繊維に対する
親和性及び接着性を向上させることができる。その結果
として、該織物を積層し、熱プレス成形して得られた成
形物は、機械的強度の秀れたものを得ることができる。
更に、高圧ウオータージエツト処理により高圧柱状流
を該織物の全表面に噴射して、織物を構成している経糸
および緯糸を開繊させることにより、マトリツクス樹脂
のガラス繊維糸への含浸が良くなりアミン系化合物によ
る処理の効果が一層促進される。高圧ウオータージエツ
ト処理された交織または混織した織物は、熱溶融時のマ
トリツクス樹脂のガラス繊維への含浸が良好であるため
成型圧を低くすることができ、また、ガラス繊維糸が開
繊されていることによりプレス効果が充分に発揮され、
成形物の表面平滑性も良好となる。
従つて、本願の方法により、機械的強度に秀れ、ガラ
ス繊維含有率が比較的高く、かつ大面積を有する繊維補
強熱可塑性樹脂積層成形物を安価に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/00 D03D 15/12 A 15/12 D06M 15/55 D06M 13/513 H05K 1/03 610T 15/55 610B H05K 1/03 610 B29C 67/14 X D06M 13/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミン系シランカップリング剤およびアミ
    ン変性エポキシ樹脂を含有する組成物を集束剤として塗
    布したガラス長繊維糸を補強用繊維糸とし、ポリエーテ
    ルイミド、ポリエーテルエーテルケトンおよびポリエー
    テルスルホンから選ばれた少なくとも1種の糸をマトリ
    ックス用樹脂繊維糸として、両者を交織または混織して
    なる織物にアミン系シランカップリング剤および/また
    はアミン変性エポキシ樹脂を付着させてなる、織物。
  2. 【請求項2】補強用繊維糸として、アミン系シランカッ
    プリング剤およびアミン変性エポキシ樹脂を含有する組
    成物を集束剤として塗布したガラス長繊維糸と、マトリ
    ックス用樹脂繊維糸として、ポリエーテルイミド、ポリ
    エーテルエーテルケトンおよびポリエーテルスルホンか
    ら選ばれた少なくとも1種の糸とを、交織または混織
    し、得られた織物を、アミン系シランカップリング剤お
    よび/またはアミン変性エポキシ樹脂を含有する溶液で
    処理することを特徴とする、前記アミン系化合物で処理
    された前記織物の製造方法。
  3. 【請求項3】ガラス長繊維糸として、Eガラス長繊維糸
    と、Sガラス長繊維糸およびDガラス長繊維糸から選ば
    れた少なくとも1種のガラス長繊維糸を使用することを
    特徴とする、請求項(2)の織物の製造方法。
  4. 【請求項4】補強用繊維糸として、アミン系シランカッ
    プリング剤およびアミン変性エポキシ樹脂を含有する組
    成物を集束剤として塗布したガラス長繊維糸と、マトリ
    ックス用繊維糸としてポリエーテルイミド、ポリエーテ
    ルエーテルケトンおよびポリエーテルスルホンから選ば
    れた少なくとも1種の糸とを、交織または混織した織物
    の全表面にほぼ均一に高圧柱状流を噴射して織物を構成
    する経糸および緯糸を開繊させ、次いで、開繊された該
    織物を、アミン系シランカップリング剤および/または
    アミン変性エポキシ樹脂を含有する溶液で処理すること
    を特徴とする、前記アミン系化合物で処理された前記織
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】ガラス長繊維束として、Eガラス長繊維
    糸、Sガラス長繊維糸およびDガラス長繊維糸から選ば
    れた少なくとも1種のガラス長繊維糸を使用することを
    特徴とする、請求項(4)の織物の製造方法。
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