JP2704549B2 - 温水ボイラーの自動台数制御方法 - Google Patents

温水ボイラーの自動台数制御方法

Info

Publication number
JP2704549B2
JP2704549B2 JP14584489A JP14584489A JP2704549B2 JP 2704549 B2 JP2704549 B2 JP 2704549B2 JP 14584489 A JP14584489 A JP 14584489A JP 14584489 A JP14584489 A JP 14584489A JP 2704549 B2 JP2704549 B2 JP 2704549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
temperature
boilers
load
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14584489A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0311261A (ja
Inventor
俊二 稲井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP14584489A priority Critical patent/JP2704549B2/ja
Publication of JPH0311261A publication Critical patent/JPH0311261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2704549B2 publication Critical patent/JP2704549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、温水ボイラーの多缶設置システムにおい
て、負荷の値に合わせて最適に温水ボイラーの稼動台数
を制御するようにした自動台数制御方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来の温水ボイラーの多缶設置用制御装置としては、
特開昭59−189247号公報に記載のものがある。この多缶
設置用制御装置は、給湯管に温度検知器を設け、その検
出温度と設定温度との温度差に応じて温水ボイラーの稼
動台数を制御するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 上述の温水ボイラーの多缶設置用制御装置は、各温水
ボイラーを最適状態(高効率)で稼動させることがで
き、又、負荷変動に対しても給湯温度を安定させること
ができるという優れたメリットを有するが、負荷が急激
に変動した場合、若干の応答遅れが生じるという問題が
あった。即ち、給湯側の湯温を検出してそれを設定値と
比較しているため、負荷の状態が変化しても、それが給
湯温度の変化として検出されるのには若干の時間遅れが
あるためである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上述の問題点に鑑み負荷への追随性を向
上させたもので、具体的には、複数台の温水ボイラーと
負荷とを給湯系路及び戻り系路で連結した給湯システム
において、給湯側集合部における湯温と戻り側集合部に
おける湯温をそれぞれ検出し、この間の温度差に応じ、
所定の温度幅ごとに前記温水ボイラーの稼動台数を制御
するごとく操作することを特徴としている。
〔作用〕
この発明によれば、給湯側集合部における湯温と戻り
側集合部における湯温を検出し、この間の温度差に応じ
て複数台設置した温水ボイラーの稼動台数を制御するよ
うにしたので、応答遅れが生じず、又、負荷の状態を正
確に把握でき、負荷状態に合わせて常に適切なボイラー
の稼動状態が得られる。
〔実施例〕
以下、この発明の好ましい実施例を図面に基づいて説
明する。
図中(1)は温水ボイラーで複数台並列に設置してお
り、これらの温水ボイラーと、給湯設備、暖房設備、温
水プール、浴槽等の負荷(2)とを給湯系路(3)及び
戻り系路(4)で連結している。(5)は熱交換器、
(6)は循環ポンプ、(7)は温度センサー、(8)は
流量センサー、(9)は自動台数制御器を示す。(1
1),(12)はそれぞれ上部ヘッダー及び下部ヘッダー
であり、前記熱交換器をこの間に複数個並列に設けてい
る。
温水ボイラー(1)で加熱されて所定の温度になった
熱源温水は、循環ポンプ(6)の作動により、給湯系路
(3)、熱交換器(5)、戻り系路(4)の循環系路を
循環するようになっており、負荷(2)に個別に設けた
熱交換器(5)で熱交換を行い、それぞれの負荷に熱を
供給するようになっている。この発明においては、検出
器を設けて負荷の状態を正確に把握し、検出した負荷の
状態に合わせて所定の熱量を最も効率良く供給できるよ
うに、ボイラーの稼動台数を制御する。
第1図に示す実施例では、温水ボイラー(10)を給湯
側集合部と戻り側集合部に設けてそれぞれの湯温t1,t2
を検出し、両者の温度差に応じて自動台数制御器(9)
により温水ボイラー(1)の稼動台数を制御するように
なっている。例えば、負荷量が増加して温度差が大きく
なると、温水ボイラーの稼動台数を増やして供給総熱量
を増加させ、負荷量が減少して温度差が小さくなれば、
温水ボイラーの稼動台数を減らす(第2図参照)。給湯
側と戻り側との温度差を検出することにより、負荷の変
動に対して応答性の良い台数制御を行うことができ、ボ
イラーの出湯温度が変化しても負荷の状態を正確に把握
することができる。
温水ボイラーを台数制御する際には、起動・停止の優
先順位を予め設定しておき、その順位に従って起動・停
止させる。また、それぞれの温水ボイラーの稼動率を平
均化するために、適宜、優先順位のローテーションを行
い、異常ボイラーが発生した場合は、次の優先順位のボ
イラーが直ちに稼動してバックアップする。温水ボイラ
ーの燃焼制御方式としては、ON−OFF制御式のものの他
に、三位置制御式或いは比例制御式のものも用いること
ができ、その場合は稼動台数と同時に個々の温水ボイラ
ーの燃焼量も制御するようにする。
第3図に示す実施例では、流量センサー(8)で熱源
温水の循環量Qも検出し、この循環量Qと、給湯側集合
部の湯温t1と戻り側集合部の湯温t2との温度差Δtよ
り、必要熱量を算出し、その値に応じて複数台設置した
温水ボイラー(1)の稼動台数を制御するようになって
いる。負荷の状態に応じて熱源温水の循環量を可変する
場合、例えば、負荷側の循環水の温度を温度センサー
(10)で検出して熱源温水用の循環ポンプ(6)の作動
を制御するようにし、負荷が減少して必要熱量が減少す
れば温水ボイラーの稼動台数を減らし、また、負荷が増
大して必要熱量が増大すれば温水ボイラーの稼動台数を
増やすようにする(第4図参照)。
図示した実施例では、上部ヘッダー(11)及び下部ヘ
ッダー(12)を設けて、集合部分の湯温を均一化させ正
確に検出するようにしているが、これに限定するもので
はなく、温度センサー(7)の取付位置は、合流した熱
源温水が通る部分であれば途中の系路配管でもよい。
この発明における多缶設置システムに使用する温水ボ
イラーとしては、貫流式のものが適している。即ち、貫
流式温水ボイラーは複数のボイラーを一次側で連結する
ことができるが、複数のボイラーが互いにバックアップ
機能を有し、しかも熱交換器は負荷側のみでよく、真空
式温水ボイラーのように缶内に別の熱交換器を設ける必
要がないので設備コストの低減が図れる。また、ボイラ
ーの一次缶水を加圧して使用できるので、高温のお湯
(100℃以上)を簡単に取出すことができる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のような構成であるので、各温水ボ
イラーを高効率で運転してシステム全体の高効率化が図
れ、燃料費等のランニングコストを低減することができ
るとともに、負荷の状態を正確に把握して所定の熱量を
安定供給することができる。
また、一定温度幅の熱源温水を負荷に安定供給するこ
とで負荷側熱交換器の設計が容易になり、給湯側集合部
の湯温と戻り側集合部の湯温との差を検出してその検出
値に応じてボイラーの稼動台数を制御したり、熱源温水
の循環量と前記温度差から必要熱量を算出してその値に
応じてボイラーの稼動台数を制御することで、負荷の変
動に対する応答性及び応答の正確さがさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す系統図、第2図は第
1図の実施例における制御の一例を示すグラフ、第3図
はこの発明における他の実施例を示す系統図、第4図は
第3図の実施例における制御の一例を示すグラフであ
る。 (1)……温水ボイラー、(2)……負荷 (3)……給湯系路、(4)……戻り系路 (5)……熱交換器、(6)……循環ポンプ (7)……温度センサー、(8)……流量センサー (9)……自動台数制御器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の温水ボイラー(1)と負荷(2)
    とを給湯系路(3)及び戻り系路(4)で連結した給湯
    システムにおいて、給湯側集合部における湯温t1と戻り
    側集合部における湯温t2をそれぞれ検出し、この間の温
    度差(t1−t2)に応じ、所定の温度幅ごとに前記温水ボ
    イラーの稼動台数を制御するごとく操作することを特徴
    とする温水ボイラーの自動台数制御方法。
  2. 【請求項2】複数台の温水ボイラー(1)と負荷(2)
    とを給湯系路(3)及び戻り系路(4)で連結した給湯
    システムにおいて、前記負荷の値に応じ、温水の循環量
    を可変する操作と、温水の循環量Q並びに、給湯側集合
    部の湯温t1と戻り側集合部の湯温t2との温度差Δtをそ
    れぞれ検出し、これらの検出値より予め算定した必要熱
    量に応じて前記温水ボイラーの稼動台数を制御する操作
    とを含むことを特徴とする温水ボイラーの自動台数制御
    方法。
JP14584489A 1989-06-07 1989-06-07 温水ボイラーの自動台数制御方法 Expired - Fee Related JP2704549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14584489A JP2704549B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 温水ボイラーの自動台数制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14584489A JP2704549B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 温水ボイラーの自動台数制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0311261A JPH0311261A (ja) 1991-01-18
JP2704549B2 true JP2704549B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=15394410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14584489A Expired - Fee Related JP2704549B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 温水ボイラーの自動台数制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2704549B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2748859B2 (ja) * 1994-04-21 1998-05-13 三浦工業株式会社 温水ボイラの多缶設置システムにおける自動台数制御方法
PL2466224T3 (pl) * 2010-10-21 2014-10-31 Kyungdong One Corp Sposób sterowania równoległą pracą wieloczłonowego podgrzewacza wody

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0311261A (ja) 1991-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5784531A (en) Instantaneous fluid heating device and process
US5655710A (en) Method for controlling operated-units count of fluid heating units
JP2704549B2 (ja) 温水ボイラーの自動台数制御方法
US5697551A (en) Heating system of the type for apartments or offices in buildings
JP2704550B2 (ja) 温水ボイラーの自動台数制御方法
JP4304714B2 (ja) 流体加熱機の台数制御方法
JPS63210535A (ja) 温水暖房装置
JP2519714B2 (ja) 温水式暖房装置
JPH10103605A (ja) 流体加熱機の台数制御方法
JP6481637B2 (ja) ボイラ
JPH08159554A (ja) 熱媒ボイラの自動台数制御装置
JPH056099B2 (ja)
EP0662589B1 (en) Control system for a boiler
JPH05149552A (ja) 温水暖房機
JP2827923B2 (ja) 流体加熱機の台数制御システムにおける温度検出器故障時のバックアップ制御方法
JPH08233204A (ja) 流体加熱機の自動台数制御方法
JPH0758121B2 (ja) 節炭器再循環制御装置
JPH0749318Y2 (ja) 温水ボイラの稼動台数制御装置
JPH045925Y2 (ja)
JP2553000Y2 (ja) 真空式温水ボイラの多缶設置
JPH07294015A (ja) 温水ボイラの多缶設置システムにおける自動台数制御方法
JP2861876B2 (ja) ボイラの異常発生時における自動台数制御方法
JPH07225054A (ja) 温水機又は冷水機の台数制御方法
GB2301423A (en) Heat exchanger management system
JPH08219447A (ja) 燃焼異常検知機能付きガス湯沸器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees