JP2702744B2 - 大電流直接通電用ボールバルブ - Google Patents

大電流直接通電用ボールバルブ

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JP2702744B2 JP22524788A JP22524788A JP2702744B2 JP 2702744 B2 JP2702744 B2 JP 2702744B2 JP 22524788 A JP22524788 A JP 22524788A JP 22524788 A JP22524788 A JP 22524788A JP 2702744 B2 JP2702744 B2 JP 2702744B2
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昇 花井
充 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷却水等の液体を貫流されるとともに大電
流の通電が可能な弁に関する。
〔従来の技術〕
大電流導電系は、狭隘なスペースを有効に使用するた
めとか、ジュール熱による昇温を防止するため等によ
り、水冷構造をとることが多く、また、これらは複数の
導電部材を着脱可能にして直列的に接続して構成するこ
とが多い。この場合、冷却水は各導電部材間の接続部直
後の部分までしか通水されないものが多く、このため接
続部は、通電のための十分な接触面積と、電流密度を低
下しかつ十分な伝導伝熱のための導体断面積を確保する
ため大型化し、また該接続部に近接して冷却水出入口に
は接続を解いたときの冷却水の流出を防止する等のた
め、弁が設けられることが多く、これが接続部をさらに
大型化していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は前述の状況を鑑みてなされたもので、大型の
弁を使用し、これに直接大電流を通電して、前記課題を
解決せんとするものである。しかし、従来これに適する
弁はなかった。本発明は、小型で大電流の通電が可能な
弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は高導電性材料でなり、流体の流れ方向に主弁
箱および副弁箱に分割されてなる弁箱、回動軸心が該弁
箱内の前記流体の流れを横切るごとく配置され、該回動
軸心に直角の貫通穴を有する金属製球形弁体ならびに該
弁体と前記副弁箱との間に設けられた絶縁物製シール材
からなるボールバルブであり、前記主弁箱と副弁箱間の
分割面を介して大電流を通電されることを特徴とする大
電流直接通電用ボールバルブである。
〔作用〕
本発明のボールバルブは、第1図にその断面図を示す
ように主弁箱1、副弁箱2、ボール(球形弁体)3、シ
ールリング4,4、弁棒5等からなるもので構造が簡単で
ある。すなわち、大電流直接通電用弁としては通電のた
めに十分な断面積を保持し、また高導電性材料製弁箱と
する必要があって一般には特製となるが、ボール弁が最
も構造が簡単でまた絶縁処置等の関係からも製造が容易
であることが判明した。
弁に大電流を直接通電する際問題となるのは、 弁構成部材のジュール熱による局部的昇温、 弁体と弁箱間等の迷走電流によるスパークで摺動、
シール表面に損傷されること、およびこれによる作動不
良またはシール機能の低下、 等が主であり、また、 絶縁物製部材の導電性流体との接触面での迷走電流
による炭化変質が考えられる。
本発明のバルブは、に対して、弁箱つまり電流通路
を従来のステンレス、青銅等に対し高導電性材料したが
って高熱伝導性である材料で構成することにより、ジュ
ール熱の発生を抑制するとともに、特にボールバルブ特
有の、取扱い流体の閉じ込め部が生ずることによる局部
的昇温を防止可能であることを実証してなされたもので
ある。また、に対しては、副弁箱と弁体との間のシー
ル部材を絶縁物とすることにより防止可能であることが
確認された。に対しては、重要構成部品である弁体を
金属つまり導電性材料とすることによりその可能性を排
除し、生ずるとするなら重要度が比較的低いシール材に
生ずるようにした。しかし、使用開始後数ヶ月経ても異
状がないことから危惧に及ばない可能性もある。
本発明において大電流とは百A程度以上を言う。すな
わち、数十A程度は他の型式の標準型弁で直接通電に供
されている可能性が有り、この場合これらと比較して本
発明の利益が見出せないからである。
本発明において、両弁箱間の分割面(直接接触面)で
の電流密度を、1A/mm2以上とすることは容易である。す
なわち、通常の空冷大電流容量ブスバーでの電流密度が
約2A/mm2であり、これに接続部であることによる低減お
よび機械的強度との関係から比較的低い導電率の材料が
選定されることによる低減にもかかわらず十分可能であ
ることが実証された。
弁箱材質は、導電率(熱伝導率も含まれる)と機械的
強度等との関係で選定すべきであり、純銅系またはこれ
に少量のカドミウム、珪素、錫等を添加して機械的強度
を向上したもの等が適当であり、IACS60%以上とするこ
とが導電率/強度比から適当である。
〔実施例〕
第1図は、25t誘導溶解炉用に製作した20KA直接通電
用ボール弁の断面図である。両弁箱1、2は銅(C1201-
1/2H)製とし、両者間の接触面での電流密度は5A/mm2
した。ボール3はステンレス鋼(SUS304)、シートリン
グ4,4は弗素樹脂、Oリング6はシリコンゴム、組立ボ
ルト7はマルエージング鋼、スタッドボルト8はSUS304
とした。第2図に系統図を示すように、この弁99は、
誘導炉炉体10のリアクタコイル11の両者にそれぞれ設け
られ、小径のストップ弁12,12を有するT字管13,13に一
端を固定され、他端を、一方端を電源装置14に接続され
た水冷ケーフル15,15の他端と着脱可能に接続して用い
られるものである。そして、定期的炉修に際しるつぼが
高温の状態で、本弁99を閉じ上記着脱可能の接続部を
解放するとともに、ストップ弁12,12を介して冷却水給
排出ホース16,16を接続して冷却水を通水しつつ炉体の
撤去を行ない、他の炉体を同様に接続して操業を継続す
るものである。すなわち、従来、炉体の冷却を待ってそ
の炉体の搬出を行なっていたが、高温の炉体のままの撤
去が可能となった。この弁の使用により炉修1回当り約
24時間のロスタイムを防止できた。
本実施例において、主弁箱1とボール3との間のシー
ルリングも絶縁体である弗素樹脂製としたが、これは特
に絶縁物とする必要はない。本発明は組立ボルト7とし
て強度の大きいマルエージング鋼を使用し、弁全体の小
型化を図っている。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明は、ボールバルブ型式とする
ことにより、容易に大電流直接通電用弁を得ることを可
能とし、この弁により、大電流導電系のコンパクト化、
修理等導体接続部の接続解除に際しても容易に冷却水の
供給中断を防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の大電流直接通電ボールバルブの実施例
の断面図、第2図は本実施例のボールバルブを使用した
溶解炉の通電、冷却水系を説明する図である。 1,2:弁箱、3:ボール、4:シールリング、5:弁棒、9:ボ
ールバルブ、10:炉体、11:リアクタコイル、13:T字
管、14:電源装置、15:水冷ケーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高導電性材料でなり、流体の流れ方向に主
    弁箱および副弁箱に分割されてなる弁箱、回動軸心が該
    弁箱内の前記流体の流れを横切るごとく配置され、該回
    動軸心に直角の貫通穴を有する金属製球形弁体ならびに
    該弁体と前記副弁箱との間に設けられた絶縁物製シール
    剤からなるボールバルブであり、前記主弁箱と副弁箱間
    の分割面を介して大電流を通電されることを特徴とする
    大電流直接通電用ボールバルブ。
  2. 【請求項2】主弁箱と副弁箱間の分割面での平均電流密
    度を1.0A/mm2以上とすることを特徴とする請求項1記載
    の大電流直接通電用ボールバルブ。
  3. 【請求項3】主弁箱および副弁箱をIACS60%以上の材質
    としたことを特徴とする請求項1または2記載の大電流
    直接通電用ボールバルブ。
JP22524788A 1988-09-08 1988-09-08 大電流直接通電用ボールバルブ Expired - Lifetime JP2702744B2 (ja)

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