JP2702229B2 - 圧延設備用駆動機 - Google Patents

圧延設備用駆動機

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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B35/00Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives
    • B21B35/12Toothed-wheel gearings specially adapted for metal-rolling mills; Housings or mountings therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延設備用駆動機に係わり、特に傾斜した状
態で使用する2本のスピンドルを介して圧延機の上下の
水平ロールを駆動する圧延設備の駆動系に好適な駆動機
に関する。
〔従来の技術〕
従来の圧延設備の駆動系に用いる駆動機の代表例とし
ては、井上俊夫著「圧延設備の理論と実際」技報堂発行
の第58頁第8.8図に記載のものがある。この駆動機を用
いた従来の駆動系の構成を第14図により説明する。第14
図に示す駆動機は、当該文献に記載の駆動機に従来公知
の減速機を付加したものである。
第14図において、従来の圧延設備の駆動系は、軸受6
2,63,64,65に支持され被圧延材を圧延する圧延機の上下
ロール60,61にトルクを伝達すべく嵌合された上下ロー
ル側外筒48,49、上下ロール60,61とは反対側の位置で上
下ロール側外筒48,49に歯車機構にて嵌合された上下ロ
ール側内筒46,47、上下ロール側内筒46,47と上下駆動機
側内筒42,43を連結しスピンドルを構成する上下中間軸4
4,45を有し、上下駆動機側内筒42,43は駆動機135の上下
駆動機側外筒40,41に歯車機構にて嵌合されている。
駆動機135は、上下駆動機側外筒40,41にトルクを伝達
すべく嵌合されている上下出力軸92,93、上下出力軸92,
93と連結しかつ互いに歯車機構により噛合っている上下
出力歯車82,83、上下出力歯車82,83を支持する軸受87,8
8,89,90、下出力歯車83とトルクを伝達すべく連結され
ている歯車81、歯車81を支持する軸受85、歯車81と歯車
機構により噛合っている入力歯車80、入力歯車80を支持
する軸受84,86、入力歯車80とトルクを伝達すべく連結
されている入力軸91、歯車80,81,82,83を軸受84,85,86,
87,88,89,90を介して支持するケーシング94より成って
いる。
駆動機135の入力軸91はこれにトルクを伝達すべく駆
動機側内筒30に連結され、駆動機側内筒30は電動機側内
筒31に、これらの間にトルクを伝達すべく歯車機構にて
嵌合された外筒32により連結され、電動機側内筒31は電
動機34にそのトルクを伝達すべく連結され、電動機34は
軸受35,36により支持されている。
このように構成した従来の駆動機135においては、上
下出力軸92,93の軸間距離l4は上下ロール60,61の軸間距
離l1に較べかなり大きい。従って、スピンドルを構成す
る内筒42,43,46,47及び上下中間軸44,45はθ1だけ傾斜
した状態で使用される。即ち、上下ロール側内筒46,47
及び上下駆動機側内筒42,43間の長さをl3とすると、 の関係がある。
また、傾斜角θ1と内筒42,43,46,47の許容伝達トル
クT1は、後述するように、 ここで、T0:傾斜角0゜での許容伝達トルク A:正の定数 の関係にある。即ち、傾斜角θ1が大きければ大きい
程、換言すれば上下出力軸92,93の軸間距離l4が長けれ
ば長い程、許容伝達トルクT1が小さくなる。
ところで、一般的にスピンドルの内筒42,43,46,47は
電動機34から上下ロール60,61までの駆動系全体の強度
最弱部となっている。従って、所定のスペース内でより
大容量の駆動系を得るには、上下出力軸92,93の上下軸
間距離l4を小さくすることが必要である。
一方、上下出力歯車82,83は噛合部でのトルク伝達に
耐えるだけの強度を保つために所定のピッチ円直径が必
要であり、かつこの上下出力歯車82,83は互いに噛合う
必要があるために軸線方向には同一位置に並んで配置さ
れており、その上下出力歯車82,83の中心線延長上に上
下出力軸92,93が位置している。また上下出力歯車用軸
受87,88,89,90は上下出力歯車82,83の噛合部に発生する
歯車伝達力に耐えるに充分な強度を保つために所定の寸
法が必要であり、かつ軸線方向には同一位置に並んで配
置されており、その上下出力歯車用軸受87,88,89,90の
中心線延長上に上下出力軸92,93が位置している。
この構造では上下軸間距離l4は上下出力歯車82,83の
ピッチ円直径と同じ長さで、かつ上下出力歯車軸受87,8
8,89,90のうち互いに上下に隣接している軸受組の各軸
受外径の平均値、即ち、軸受87,88の外径の平均値及び
軸受89,90の外径の平均値より大きい長さが必要とな
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来の駆動機では、駆動系全体の許容伝達
トルクを上げるには、上下出力歯車82,83のピッチ円直
径を小さくし、また上下出力歯車用軸受87,88,89,90の
外径を小さくして、上下出力軸92,93の軸間距離l4を小
さくする事が必要であるが、上下出力歯車82,83が所定
のトルクを伝達し得るよう大きなピッチ円直径となって
おり、また上下出力歯車用軸受87,88,89,90が所定の噛
合力に耐え得るよう大きな外径となっているため、スピ
ンドルの許容伝達トルクをある一定値以上に上げること
ができず、結局は上下ロール60,61の直径を大きくして
スピンドルの傾斜角θ1を小さくすると共に、広いスペ
ースを確保して上下ロール側内筒46,47,上下ロール側外
筒48,49を大きくすることにより許容伝達トルクを上げ
ていた。従って、圧延設備及び駆動系が大型化すると共
に圧延効率が低下するという問題があった。
本発明の目的は、歯車列や、軸受列の工夫により上下
出力歯車82,83の強度を確保し、かつ駆動系全体の許容
伝達トルクを上げることができ、コンパクトで強硬な駆
動系とすることのできる圧延設備用駆動機を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記目的を達成するため、上出力歯
車と下出力歯車を軸線方向に同位置で、上下に直接噛み
合せるのではなく、上出力歯車と下出力歯車を軸線方向
に位置をずらし、かつ、前記2本の出力軸間の距離を、
前記出力歯車の直径以下となるように配置し、その間を
他の歯車を介して間接的に噛み合わせること、かつ/又
は上出力歯車及びその出力軸用軸受と下出力歯車及びそ
の出力軸用軸受のうち、上下に隣接する少なくとも1組
の軸受を軸線方向に同位置に配置するのではなく、位置
をずらして配置したことを特徴とする圧延設備用駆動機
が提供される。
〔作用〕
このように構成した本発明においては、上下出力歯車
を互いに軸線方向に位置をずらし、かつ、前記2本の出
力軸間の距離を、前記出力歯車の直径以下となるように
配置することにより、上下に隣接して干渉すべき歯車が
なくなり、従来同様の大きいピッチ円直径の歯車を使用
しつつ、上下出力軸間距離を小さくできる。また、上下
出力歯車及び出力軸用軸受を互いに軸線方向に位置をず
らして配置することにより、上下に隣接して干渉すべき
軸受がなくなり、従来同様の大きい外径の軸受を使用し
つつ、上下出力軸間距離を小さくできる。
従って駆動系全体の許容全体伝達トルクを上げなが
ら、コンパクトで強固な駆動系が提供される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図により説明
する。
第1図において、本実施例の駆動機は符号23Aで示さ
れ、駆動機130は、軸受62,63,64,65に支持され被圧延材
を圧延する圧延機の上下ロール60,61を駆動するための
駆動系に組み込まれている。
本実施例の駆動機130が組み込まれた駆動系は、圧延
機の上下ロール60,61にトルクを伝達すべく嵌合された
上下ロール側外筒48,49、上下ロール60,61とは反対側の
位置で上下ロール側外筒48,49に歯車機構にて嵌合され
た上下ロール側内筒46,47、上下ロール側内筒46,47と上
下駆動機側内筒42,43を連結しスピンドルを構成する上
下中間軸44,45を有し、上下駆動側内筒42,43は、本実施
例の駆動機130の上下駆動機側外筒40,41と歯車機構にて
嵌合されている。
本実施例の駆動機130の構成を更に第2図〜第5図を
参照して説明する。駆動機130は、前述の上下駆動機側
外筒40,41、この上下駆動機側外筒40,41にトルクを伝達
すべく連結された駆動機上下出力軸10,8、下出力軸8に
連結された下出力歯車3、下出力歯車3及び下出力軸8
を支持する軸受15,16,17、上出力軸10と連結し、かつ下
出力歯車3と軸線方向に位置をずらして配置されている
上出力歯車6、上出力歯車6を支持するため下出力歯車
用軸受16,17と軸線方向に位置をずらして配置されてい
る軸受21,22を有している。
また、駆動機130は、上出力歯車6とほぼ同じ高さに
配置され、かつこれにトルクを伝達すべく噛合っている
歯車5、歯車5を支持する軸受19,20、歯車5の下方に
配置され、かつこれにトルクを伝達すべく噛合っている
歯車4、歯車4を支持する軸受14,18、歯車4と同一軸
線上で、かつ下出力歯車3とほぼ同じ高さに配置され、
これと噛合っている歯車2、歯車4と歯車2を連結する
中間軸9、歯車2を支持する軸受13、歯車2とほぼ同じ
高さに配置され、かつこれにトルクを伝達すべく噛み合
っている入力歯車1、入力歯車1を支持する軸受11,1
2、入力歯車1にトルクを伝達すべく連結されている入
力軸7、歯車1,2,3,4,5,6を軸受11,12,13,14,15,16,17,
18,19,20,21,22を介して支持するケーシング23を有して
いる。
駆動機130の入力軸7はこれにトルクを伝達すべく駆
動機側内筒30に連結され、駆動機側内筒30は電動機側内
筒31に、これらの間にトルクを伝達すべく歯車機構にて
嵌合された外筒32により連結され、電動機側内筒31は電
動機34にそのトルクを伝達すべく連結され、電動機34は
軸受35,36により支持されている。
ここで、歯車5は、上出力軸10と下出力軸8の回転方
向を互いに逆にすることを目的として配置されており、
また入力歯車1は、入力回転数と異なった出力軸回転数
が必要な場合、この両軸間の速比を得るために配置され
ており、入力歯車1と歯車2の各歯数は得ようとする速
比に応じ選定される。
このように本実施例の駆動機130の歯車列は、下出力
軸歯車列を構成する歯車2,3と上出力軸歯車列を構成す
る歯車4,5,6の2つの歯車列に中間軸9により分岐して
おり、またこの中間軸9により、下出力軸歯車列を構成
する歯車2,3と上出力軸歯車列を構成する歯車4,5,6の2
つの歯車列が軸線方向に位置がずれて配置されており、
更に上出力歯車6及び上出力軸10を支持する軸受21,22
と下出力歯車3及び下出力軸8を支持する軸受15,16,17
は互いに軸線方向に位置がずれて配置されている。
一般に、歯車列の歯車歯先円直径や軸受外径に較べ歯
車軸の直径はかなり細い。従って、以上のように構成さ
れた本実施例の駆動機130においては、従来の駆動機に
較べ上下出力軸10,8の軸間距離l2がかなり短くなる。即
ち、歯車歯先円直径をDG、軸受外径をDB、歯車軸の直
径をDSとし、従来の駆動機における上下出力軸の軸間
距離をl4とすると、上下出力軸10,8の軸間距離の短縮量
l4−l2は、概略ではあるが下式で表わされる。
このように上下出力軸間距離l2が小さくなる結果、ス
ピンドルを構成する内筒42,43,46,47及び中間軸44,45の
傾斜角θ2も従来の駆動機の傾斜角θ1に比べて小さく
なる。即ち、上下ロールの軸間距離をl1、上下ロール側
内筒46,47及び上下駆動機側内筒42,43間の長さをl3とす
ると、 次に、一般には上下ロール側内筒46,47及び上下駆動
機側内筒42,43の許容伝達トルクTは下式で表わされ
る。(例えば、「機械の研究」第30巻第1号P181等参
照) ここで、θ:傾斜角 T:傾斜角θでの許容伝達トルク T0:傾斜角0゜での許容伝達トルク A:正の定数 即ち、傾斜角θが小さいほど、換言すれば上下出力歯
車3,6軸間距離l2が短いほど、内筒46,47,42,43の許容伝
達トルクTが大きくなると言える。
例えば、A=0.85としてθとT/T0の関係を求めると第
6図に示すようである。なお、第6図でθ>3゜では、
T/T0<1/4となり、現実の圧延設備としては成り立ち難
くなる。従って、θ=0゜〜3゜とすることが必要であ
り、本実施例が関わる駆動機ではこの範囲を対象として
いる。
従って、本実施例の内筒42,43,46,47の許容伝達トル
クをT2とすると、この許容伝達トルクT2は従来の駆動機
の許容伝達トクルT1に比べて大きくなる。即ち、これを
上述した数式で表せば、 このように本実施例によれば、上下出力軸10,8の軸間
距離l2を縮小することにより上下内筒42,43,46,47の傾
斜角θ2を小さくし、駆動系全体の許容伝達トルクを大
きくすることができる。これによりコンパクトで強固な
駆動系を提供することができる。
本発明の他の実施例を第7図〜第10図により説明す
る。
以上の実施例は、上下出力歯車、上下出力歯車用軸受
を共に、互いに軸線方向に位置をずらして配置し、上下
出力軸間距離を短くするものであるが、上下出力歯車歯
先円直径や軸受外径と駆動系の必要強度の関係より、上
下出力歯車のみをずらしてもよいし、上下出力歯車用軸
受のみをずらしてもよい。
第7図及び第8図は上下出力歯車用軸受のみをずらし
た実施例である。即ち、本実施例の駆動機131は、上下
駆動機側外筒40,41にトルクを伝達すべく連結されてい
る上下出力軸92,93、上下出力軸92,93と連結しかつ互い
に歯車機構により噛合っている上下出力歯車100,101、
上下出力歯車100,101を支持する軸受89,90,102,103、下
出力歯車101とトルクを伝達すべく連結されている歯車8
1、歯車81を支持する軸受85、歯車81とほぼ同じ高さに
配置され(第8図参照)、これと歯車機構により噛合っ
ている入力歯車80、入力歯車80を支持する軸受84,86、
入力歯車80とトルクを伝達すべく連結されている入力軸
91、歯車80,81,100,101を軸受84,85,86,89,90,102,103
を介して支持するケーシング104よりなり、上下出力歯
車用軸受89,90,102,103のうち電動機側の軸受102,103は
軸線方向にずらして配置されている。
本実施例におけるスピンドルを構成する内筒42,43,4
6,47及び中間軸44,45の傾斜角θ5及び許容伝達トルクT
5は、上下ロールの軸間距離l5とすると、次式となる。
本実施例においても、θ1≫θ5なのでT5≫T1とな
り、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
なお、本実施例では電動機側の軸受102,103を軸線方
向にずらして配置しているが、圧延機側の軸受89,90を
軸線方向にずらしてもよいし、その両方を軸線方向にず
らしてもよい。
第9図及び第10図は上下出力歯車のみを軸線方向にず
らした実施例である。即ち、本発明の駆動機132は、上
下駆動機側外筒40,41にトルクを伝達すべく連結された
駆動機上下出力軸111,112、下出力軸112に連結された下
出力歯車3、下出力歯車3及び下出力軸112を支持する
軸受15,114,116、上出力軸111と連結し、かつ下出力歯
車3と軸線方向に位置をずらして配置されている上出力
歯車110、上出力歯車110を支持するため下出力歯車用軸
受113,115を有している。他の構成は第1の実施例と同
じである。
このように、上下出力歯車3,110のみを軸線方向にず
らして配置した本実施例におけるスピンドルを構成する
内筒42,43,46,47及び中間軸44,45の傾斜角θ6及び許容
伝達トルクT6は、上下ロールの軸間距離l6とすると、次
式となる。
本実施例においても、θ1≫θ6≫なのでT6≫T1とな
り、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
本発明の更に他の実施例を第11図及び第12図により説
明する。
以上の実施例は入出力歯車間の速比が速比≠1.0の駆
動機、即ち減速機又は増速機の実施例であるが速比=1.
0の駆動機とすることもでき、第11図及び第12図はこの
ような駆動機の実施例を示す。即ち、本実施例の駆動機
133は入力軸120が連結された入力歯車121を有し、入力
歯車121と下出力歯車3は同一歯数の歯車で下出力軸歯
車列を形成し、歯車4と歯車6は同一歯数の歯車で歯車
5と共に上出力軸歯車列を形成している。また、下出力
軸歯車列に対し軸線方向に位置をずらして上出力軸歯車
列を配置せしめかつ両歯車列間にトルクを伝達するため
に、入力歯車121と歯車4は中間軸9にて連結されてい
る。また、下出力軸8の回転方向に対し上出力軸10の回
転方向を逆方向とするために上出力軸歯車列に歯車5が
配置されている。
本実施例における傾斜角及び許容伝達トルクは前述し
た第1図の実施例における傾斜角θ2及び許容伝達トル
クT2と同じであり、第1の実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
なお、本実施例は速比=1.0の駆動機に適用するのが
通例であるが、第13図に示すように、入力歯車122及び
歯車123をそれぞれ出力歯車3,6より小径とし、歯車122,
3間の速比と歯車123,6間の速比を速比≠1.0で同一とで
きる場合は、本実施例を速比≠1.0の駆動機即ち減速機
又は増速機として適用することもできる。
〔発明の効果〕
以上明らかなように、本発明によれば、駆動系全体の
許容伝達トルクを上げながら、コンパクトで強固な圧延
設備の駆動系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による圧延設備用駆動機のを
含む駆動系の概略図であり、第2図はその駆動機の歯車
列図であり、第3図は同駆動機の歯車1,2,3の軸心を含
む断面及び歯車5,6の軸心を含む断面の合成図であり、
第4図は同駆動機の歯車1,2,3,4の軸心を含む断面の断
面図であり、第5図は同駆動機の歯車2,4の軸心を含む
断面及び歯車4,5の軸心を含む断面の合成図であり、第
6図は圧延機の内筒の許容伝達トルクを示す図であり、
第7図は本発明の他の実施例による圧延設備用駆動機を
含む駆動系の概略図であり、駆動機の水平に配列された
歯車80,81を出力歯車100,101と同じ垂直方向に展開して
示しており、第8図はその駆動機の歯車列図であり、第
9図は本発明の更に他の実施例による圧延設備用駆動機
を含む駆動系の概略図であり、第10図はその駆動機の歯
車列図であり、第11図は本発明の更に他の実施例による
圧延設備用駆動機を含む駆動系の概略図であり、第12図
はその駆動機の歯車列図であり、第13図は変形実施例に
よる駆動機の歯車列図であり、第14図は従来の圧延設備
用駆動機を含む駆動系の概略図である。 符号の説明 7;9;120……入力歯車 3,6;100,101;3,110……出力歯車 44,45……スピンドル 8,10;92,93;111,112……出力軸 60,61……圧延機の上下ロール(水平ロール) 15,16,17,21,22;89,90,102,103;113〜116……軸受

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1本の入力歯車と、互いに回転
    方向が異なるが同一回転数の上下の2本の出力歯車を有
    する歯車列からなり、その上下の2本の出力歯車を、傾
    斜した状態で使用する2本のスピンドルにそれぞれの出
    力軸を介して連結し、このスピンドルを介して圧延機の
    上下の水平ロールを駆動する圧延設備用駆動機におい
    て、 前記上下の2本の出力歯車を互いに軸線方向に位置をず
    らし、かつ、前記2本の出力軸間の距離を、前記出力歯
    車の直径以下となるように配置したことを特徴とする圧
    延設備用駆動機。
  2. 【請求項2】少なくとも1本の入力歯車と、互いに回転
    方向が異なるが同一回転数の上下の2本の出力歯車を有
    する歯車列からなり、その上下の2本の出力歯車を、傾
    斜した状態で使用する2本のスピンドルにそれぞれの出
    力軸を介して連結し、このスピンドルを介して圧延機の
    上下の水平ロールを駆動する圧延設備用駆動機におい
    て、 前記上下の2本の出力歯車及びそれらの出力軸を支持す
    る軸受のうち、上下に隣接する少なくとも1組の軸受を
    互いに軸線方向に位置をずらして配置したことを特徴と
    する圧延設備用駆動機。
  3. 【請求項3】少なくとも1本の入力歯車と、互いに回転
    方向が異なるが同一回転数の上下の2本の出力歯車を有
    する歯車列からなり、その上下の2本の出力歯車を、傾
    斜した状態で使用する2本のスピンドルにそれぞれの出
    力軸を介して連結し、このスピンドルを介して圧延機の
    上下の水平ロールを駆動する圧延設備用駆動機におい
    て、 前記上下の2本の出力歯車を互いに軸線方向に位置をず
    らし、かつ、前記2本の出力軸間の距離を、前記出力歯
    車の直径以下となるように配置すると共に、当該上下の
    2本の出力歯車及びそれらの出力軸を支持する軸受のう
    ち、上下に隣接する少なくとも1組の軸受を互いに軸線
    方向に位置をずらして配置したことを特徴とする圧延設
    備用駆動機。
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