JP2701584B2 - 相対位置決め方法 - Google Patents

相対位置決め方法

Info

Publication number
JP2701584B2
JP2701584B2 JP3119548A JP11954891A JP2701584B2 JP 2701584 B2 JP2701584 B2 JP 2701584B2 JP 3119548 A JP3119548 A JP 3119548A JP 11954891 A JP11954891 A JP 11954891A JP 2701584 B2 JP2701584 B2 JP 2701584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
camera
image
work
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3119548A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04278402A (ja
Inventor
自 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3119548A priority Critical patent/JP2701584B2/ja
Publication of JPH04278402A publication Critical patent/JPH04278402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2701584B2 publication Critical patent/JP2701584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙空間や放射線環境
などの極限環境下において、遠隔地にいる作業者がカメ
ラ画像を用いて作業対象物体を把持したり、移動先を指
定するための目標位置指定に係る相対位置決め方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙空間など極限環境下でロボッ
トアームを用いて組立・交換などの作業を行う場合、宇
宙飛行士は、宇宙船内など遠隔地でカメラ画像を見なが
ら対象物体を認識し、マニュアルでロボットを操作し、
把持,移動,組み付けなどの作業を行っていた。そのた
め、微妙な位置決めを必要としない複雑な把持機構や組
み付け機構を用い、多大な作業時間をかけて作業を行っ
ていた。位置決め作業の自動化については、これまで目
標位置に位置情報を示すマ−クを設置し、画像計測によ
り自動的に位置決めを行うことが検討されてきた。例え
ばこのようなマ−クを用いた相対位置計測については町
田,植之原他“宇宙ロボット用6軸近接位置姿勢センサ
の試作”第33回宇宙科学技術連合講演会予講集pp.
284〜285、Morikawa et.al.,
“A Prototype Space Telero
botic System”,IEEE Intern
ational Workshop on Intel
ligent Robotsand Systems
’90,pp424〜428に述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】宇宙空間などで遠隔操
作によって作業を行う場合は、作業者の負担や作業時間
を削減する必要に迫られており、作業の自動化とその信
頼性の両方が求められている。その中で作業対象物体を
認識するという作業は照明条件や対象物体の形状変化に
よって画像処理により自動化するには現状では信頼性に
大きな問題がある。そのため、作業性向上には、目標位
置までの相対位置決め操作の自動化が重要となる。前述
したように目標位置に位置情報を示すマ−クを設置し、
画像計測により自動的に位置決めを行うことが試みられ
ているが、単に一つの物体を把持するといった単純な極
く限られた作業についてしか検討されていなかった。そ
のため今後、複数の物体を対象とした把持・移動・組み
付けなどの複雑な作業が要求されるようになると、スム
ーズに移動目標位置を指定し、高精度に位置決めを行う
ことが課題となる。
【0004】本発明の目的は、このような課題を解決し
た相対位置決め方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、極限環境下に
おいて遠隔地にいる作業者がカメラを用いて作業対象物
体を移動するための相対位置決め方法であって、作業対
象物体が置かれている位置や他の複数の物体取り付け位
置が、ある基準に対して固定された場合、これらの物体
と各取り付け目標位置を一つの作業グループとして、複
数の作業グループそれぞれについて画像計測により相対
位置が計測可能なマ−クを各取り付け位置近傍に設置
し、かつそれらのマ−クより大きい基準マ−クを一つ設
け、作業開始時に、各作業グループごとに基準マ−ク画
像を取り込み、カメラから各基準マ−クまでの相対位置
を計測し、計測結果を用いて各作業グループの各取り付
け目標位置データを作成し、作業時にはカメラモデルと
作成した位置データを用いて、各マ−ク中心のカメラ座
標系での座標値を計算し、カメラ画像上で作業者が指定
したマ−クのカメラ画像上での座標値に最も近いマ−ク
中心座標をもつマ−クを指定したマ−クと判断して、カ
メラから各取り付け位置近傍に設置したマ−クのみがは
っきりと観測できる地点の位置を計算し、カメラあるい
は組み付け位置を持つ物体をその地点まで移動し、そこ
でマ−ク画像を取り込み、画像計測により相対位置を計
算して目標位置まで移動させることを特徴とする。
【0006】
【実施例】本発明の目標位置指定に係る相対位置決め方
の実施例について説明する。
【0007】図1はこの方法の処理の流れを示す図であ
る。図2はこの方法の処理の中でマ−ク位置データの作
成処理の流れを示す図である。図中のP1〜P11,P
21〜P26は各処理のステップを示す。図3は一例と
して、人工衛星のユニットの交換作業を行うための構成
を示す図である。作業としてユニット206をロボット
アーム100で把持する作業を例にとって説明する。
【0008】作業グループとして人工衛星200とその
ユニット206,207のグループと、保管箱300と
ユニット305,306の2つのグループがある。それ
ぞれ基準マ−ク201と基準マ−ク301が設置されて
いる。また各ユニット取り付け位置を示すマ−ク20
2,203,204,205及びマ−ク302,30
3,304が設置されている。マ−クは画像計測により
相対位置が計算できるものを設置する。このようなマ−
クの形状の一例を図4に示す。
【0009】ロボットアーム100にはカメラ101が
設置されている。作業者はロボットアーム100を操作
しながら操作コンソール102に示されたカメラ画像を
モニタする。
【0010】作業はマ−ク位置データの作成から開始す
る(処理P2)。処理P2の内容は図2のP21〜P2
6に示されている。まずロボットアーム100を人工衛
星200から離れた安全な位置から遠隔操作を行い、カ
メラ画像上に人工衛星200の基準マ−ク201が十分
モニタできるようにする(処理P22)。そこでカメラ
画像を取り込み、画像処理を用いて相対位置を計算する
(処理P23)。基準マ−ク201と他のマ−ク20
2,203,204,205の相対位置関係は予め計測
できるので、カメラ座標を基準としたすべてのマ−クの
相対位置を求めることができる(処理P24,P2
5)。保持箱301についても同様である。これらのデ
ータは位置情報として記憶しておく。これで処理P2が
完了する。
【0011】次にユニット206の把持作業を開始す
る。目標のユニット206の組み付け位置から把持部ま
での相対位置は既知とする。まずロボットアーム100
を操作し、目標のユニット206をカメラ画像を見なが
ら検索する。目標のユニット206が観測できれば、カ
メラ画像上で目標ユニット206の位置を示すマ−ク2
02の近傍を指定する(処理P3)。このときカメラ画
像上に複数のマ−ク像が観測される場合や、カメラと目
標のマ−クが離れていてマ−クの詳細まではっきり観測
できない場合でもよい。カメラ画像上で指定したマ−ク
近傍位置の座標が与えられるので、計測に用いたカメラ
のパラメータが既知で、カメラの位置も既知であるとす
れば、事前に計算した各マ−クの位置データを用いてカ
メラから見た各マ−ク中心の座標を計算することができ
る(処理P4)。そこで指定した座標に最も近い座標に
マ−ク中心を持つマ−クが指定したマ−クであると判断
して選別し(処理P5)、選別したマ−ク位置データを
用いてカメラとマ−クの相対位置を計算し記憶する(処
理P6)。記憶させた位置データをもとにしてこのマ−
クがはっきりと観測可能な相対位置を計算し(処理P
7)、この位置までカメラを移動する(処理P8)。こ
れでP8までの処理が完了したことになる。この地点で
は画面上には一つのマ−ク像しか得られないので、この
マ−ク画像について計測を行いカメラとマ−クの相対位
置を計測すれば(処理P9)、高精度にカメラとマ−ク
の相対位置が計算できる。従って目標のカメラとマ−ク
の相対位置までカメラを移動することにより(処理P1
0)、ユニット206のグリップを把持可能となる。こ
の処理を応用してP3からP10までの処理を繰り返し
用いることにより、作業者は人工衛星200または保管
箱300の任意の組み付け位置にある任意のユニットに
対して、容易に希望の組み付け目標位置を指定して、自
動的に移動,交換することが可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、宇宙空間や放射線環境
などの極限環境下において遠隔地にいる作業者がカメラ
を用いて目標位置を選択し、複数の物体を対象とした把
持・移動・組立・交換などの作業を効率よく進めること
が可能となる。すなわち、自動処理の困難な作業対象物
体の認識は人間が行い、多くの移動目標候補の中から希
望の目標位置を画面上で目標位置に近接したマ−クをマ
ウスなどで指定するだけで自動的に目標位置に位置決め
することができる。また最終的な位置決め操作は、目標
位置の近傍に設置したマ−ク画像より相対位置計測を行
うため、高精度の位置決めが可能である。さらに基準マ
−クを他のマ−クより大きくしてあるため、より遠くの
衝突などの危険の少ない安全な位置の距離から各マーク
の概略位置が計算できる。宇宙作業などでは、実施例で
示したように作業対象物体の組み付け位置などは基準位
置に対して既知であり、観測者と作業対象物体との相対
関係が未知である場合が多く、観測位置と対象物体の相
対位置関係も変動する可能性がある。しかしながら、本
発明の方式によれば、ある程度離れた安全な位置から各
マ−クの相対位置が推定可能で、推定した位置データを
基に対象マ−クのみがカメラ画面内に納まるようにカメ
ラや対象作業物体を移動できるような精度の範囲で使用
すれば、最終的には実際にマ−ク画像処理により相対位
置を計測するので高精度の位置決めが自動的に容易に実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の相対位置決め方法の処理の流れを示す
図である。
【図2】本発明の相対位置決め方法の処理の中でマ−ク
位置データ作成処理の流れを示す図である。
【図3】実施例として人工衛星のユニット交換作業を行
うための構成図である。
【図4】マ−ク形状の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 ロボットアーム 101 カメラ 102 操作コンソール 200 人工衛星 201 基準マーク 202,203,205 マーク 206,207 ユニット 300 保管箱 301 基準マーク 302,303,304 マーク 305,306 ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 G06F 15/62 380

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極限環境下において遠隔地にいる作業者が
    カメラを用いて作業対象物体を移動するための相対位置
    決め方法であって、 作業対象物体が置かれている位置や他の複数の物体取り
    付け位置が、ある基準に対して固定された場合、これら
    の物体と各取り付け目標位置を一つの作業グループとし
    て、複数の作業グループそれぞれについて画像計測によ
    り相対位置が計測可能なマ−クを各取り付け位置近傍に
    設置し、かつそれらのマ−クより大きい基準マ−クを一
    つ設け、作業開始時に、各作業グループごとに基準マ−
    ク画像を取り込み、カメラから各基準マ−クまでの相対
    位置を計測し、計測結果を用いて各作業グループの各取
    り付け目標位置データを作成し、作業時にはカメラモデ
    ルと作成した位置データを用いて、各マ−ク中心のカメ
    ラ座標系での座標値を計算し、カメラ画像上で作業者が
    指定したマ−クのカメラ画像上での座標値に最も近いマ
    −ク中心座標をもつマ−クを指定したマ−クと判断し
    て、カメラから各取り付け位置近傍に設置したマ−クの
    みがはっきりと観測できる地点の位置を計算し、カメラ
    あるいは組み付け位置を持つ物体をその地点まで移動
    し、そこでマ−ク画像を取り込み、画像計測により相対
    位置を計算して目標位置まで移動させることを特徴とす
    る相対位置決め方法
JP3119548A 1991-03-05 1991-03-05 相対位置決め方法 Expired - Fee Related JP2701584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3119548A JP2701584B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 相対位置決め方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3119548A JP2701584B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 相対位置決め方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04278402A JPH04278402A (ja) 1992-10-05
JP2701584B2 true JP2701584B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=14764036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3119548A Expired - Fee Related JP2701584B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 相対位置決め方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2701584B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04278402A (ja) 1992-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Skaar et al. Camera-space manipulation
CN110377015B (zh) 机器人定位方法和机器人定位装置
CN101370624B (zh) 自动化攫握零件的方法和系统
EP2916189B1 (en) Quality assured manufacturing
EP3407088A1 (en) Systems and methods for tracking location of movable target object
JP2009006410A (ja) 遠隔操作支援装置および遠隔操作支援プログラム
EP2271465A1 (en) Robot parts assembly on a workpiece moving on an assembly line
CN112621765B (zh) 一种基于机械手的设备自动组装控制方法及装置
CN114355953B (zh) 一种基于机器视觉的多轴伺服系统的高精度控制方法及系统
JP6973444B2 (ja) 制御システム、情報処理装置および制御方法
CN113269085B (zh) 一种直线传送带跟踪控制方法、系统、装置及存储介质
WO2022014312A1 (ja) ロボット制御装置、およびロボット制御方法、並びにプログラム
KR102400416B1 (ko) 카메라를 이용한 로봇 축각도들의 검출 및 로봇의 선택
CN113021336A (zh) 一种基于主从移动操作机器人的档案取放系统及方法
JP2701584B2 (ja) 相対位置決め方法
CN112743548A (zh) 一种统一两种机械臂手眼标定的方法及系统、终端
CN113858214B (zh) 一种用于机器人作业的定位方法与控制系统
EP4169676A1 (en) Robot teaching method and robot working method
Herbert et al. Sensor-based interior modeling
Chien et al. Acquisition Of Moving Objects And Hand-Eye Coordination.
Stella et al. Self-location of a mobile robot by estimation of camera parameters
JPH07129231A (ja) 非接触点教示装置
CN111971529A (zh) 用于管理机器人系统的方法和装置
CN109489678A (zh) 用于监控导航的定位方法及系统
Stevenson Model-based programming and control of robot manipulators

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees