JP2700593B2 - アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ - Google Patents
アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダInfo
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- B60G2206/42—Springs
- B60G2206/422—Accumulators for hydropneumatic springs
- B60G2206/4222—Accumulators for hydropneumatic springs with a flexible separating wall; Membrane construction
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Description
油圧装置等に利用されるアキュムレータおよびそれに用
いられるアキュムレータ用ブラダに関するものである。
であり、一般に、金属製のシェルと、このシェル内に保
持され、シェル内を2室に区切るアキュムレータ用ブラ
ダとで構成されている。このようなアキュムレータ用ブ
ラダは、ゴム材料を所定の形状の薄膜状に形成して製造
されている。このようなゴム製薄膜からなるブラダは、
アキュムレータのシェルの内部に配設され、先に述べた
ように、シェルの内部空間を2室に区画する。そして、
その一方の部屋(ガス室)に、窒素ガス等のガスが封入
されて圧力伝達流体となり、他方の部屋(油室)に、液
体供給源の圧力に応じて液体が供給される。この場合、
一方の部屋に封入されたガスが、使用期間の経過ととも
に徐々にゴム製薄膜のブラダを透過するため、ガスの封
入圧力が低下し、その機能を果たさなくなるという問題
が生じていた。
添加剤を加えて耐ガス透過性を向上させる試みがなされ
ている。しかし、このようにすると、耐ガス透過性は向
上するものの、アキュムレータ用ブラダ自体の柔軟性が
乏しくなり、長期間の使用において亀裂等が入りやすい
という新たな問題が生じている。
題を解決するため、2枚のゴム性薄膜の間に一枚のエチ
レン−ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」と
略す)膜を、接着剤層を介在して設けたゴム樹脂複合膜
が提案されている(特開平2−165948号公報)。
このような複合膜を用いてアキュムレータ用ブラダを構
成する場合には、上記EVOH膜が、耐ガス透過性に優
れていることから、ガスの封入圧力を長期に渡って保持
することが可能となる。しかしながら、上記ゴム樹脂複
合膜は、使用期間が長くなる(屈曲繰り返し回数が多く
なる)と、そのEVOH膜に割れ,剥離を生じる。した
がって、そのようなアキュムレータ用ブラダを用いたア
キュムレータの寿命が低下するという問題が生じる。
もので、耐久性が高く、しかも長寿命なアキュムレータ
およびそれに用いるアキュムレータ用ブラダの提供をそ
の目的とする。
め、本発明のアキュムレータは、シェルと、このシェル
の内部空間を2室に区切る弾性薄膜状のアキュムレータ
用ブラダを備え、上記弾性薄膜状のアキュムレータ用ブ
ラダが、下記の層(A)の上下両面に、下記の層(B)
および(C)がこの順で積層された複合層であって、上
記各層(A),(B),(C)の層厚が下記の式(1)
および(2)を満たしている複合層を膜形成要素として
含んでいるという構成をとる。 (A)ポリアミド樹脂を主体とする弾性中心層。 (B)EVOHからなる遮蔽層。 (C)ポリアミド樹脂を主体とする弾性層。 (C)/(B)≧1.0 …(1) 0.1≦(A)/(B)≦3.5 …(2)
は、下記の層(A)の上下両面に、下記の層(B)およ
び(C)がこの順で積層された複合層であって、上記各
層(A),(B),(C)の層厚が下記の式(1)およ
び(2)を満たしている複合層を膜形成要素として含ん
でいるという構成をとる。 (A)ポリアミド樹脂を主体とする弾性中心層。 (B)EVOHからなる遮蔽層。 (C)ポリアミド樹脂を主体とする弾性層。 (A)/(B)≧1.0 …(1) 0.1≦(C)/(B)≦3.5 …(2)
過性(ガスバリアー性)に着目し、上記問題点を解決す
るために一連の研究を重ねた。その結果、ポリアミド樹
脂を主体とする弾性中心層の上下両面にEVOHからな
るガス遮蔽層を形成し、さらにそのガス遮蔽層にポリア
ミド樹脂を主体とする弾性層を(同時に)一体成形し、
上記弾性中心層(A),ガス遮蔽層(B),弾性層
(C)の相互の層厚を上記式(1)および(2)を満た
すように設定すると、良好な結果が得られることを見い
だしこの発明に到達した。
る弾性中心層(弾性層)がゴム製薄膜とEVOHと中間
の弾性を有していることから緩衝層となり、使用期間が
長く(屈曲繰り返し回数が多く)なってもEVOHから
なるガス遮蔽層に割れや剥離が生じなくなる。特に、上
記の効果は、弾性中心層(弾性層)とガス遮蔽層との層
厚を上記(1)および(2)の式を満たすようにするこ
とにより一層効果的になる。そして、上記弾性中心層
(弾性層)の主体となるポリアミド樹脂は、EVOHと
融点が近似していることから共押出により一体化するこ
とができ、かつこの押出の際に、ポリアミド樹脂とEV
OHとが、両者の接合界面で溶融接着するようになるこ
とから、両者を接着する接着剤は不要となり、接着剤の
使用にもとづく、前記複合層の弾性の低下も生じなくな
る。
ルの内部を2室に区画するアキュムレータ用ブラダとを
用いて構成される。
制限するものではないが、通常は、鉄製ないしはアルミ
ニウム系合金製等のものが用いられる。そして、シェル
の形状も特に制限するものではなく、略球殻状,筒状,
箱状等各種の形状のものが用いられる。好適なのは、略
半球殻状の2個の分割シェルを突き合わせて略球殻状に
仕上げたものである。このようにすることにより、一方
の半球殻状の分割シェルの開口部の内周縁に、アキュム
レータ用ブラダの周縁部を位置決めし、そこにリング状
保持材を装着し、分割部シェルの開口内周縁と、リング
状保持材の外周とでアキュムレータ用ブラダの周縁部を
挟持固定し、ついで、この一方の分割シェルの開口に他
方の分割シェルの開口を突き合わせて溶接しアキュムレ
ータに仕上げることができる。そのため、一枚の円板を
球殻状に成形してシェルをつくる従来法に比較してシェ
ルの製造が容易となる。また、両分割シェルを溶接する
前に、一方の半球殻状分割シェルの開口部に取り付けら
れたアキュムレータ用ブラダの取り付け状態を確認する
ことができ、アキュムレータ用ブラダの周縁部の取り付
け不良を確実に回避できるようになる。また、リング状
保持部の外周と分割シェルの開口部内周縁でアキュムレ
ータ用ブラダの周縁部を挟持固定することから、アキュ
ムレータ用ブラダの周縁部を強固に取り付けることがで
き、ガス,油洩れ等の発生も防止できるようになる。
層(A)および弾性層(C)を形成するポリアミド樹脂
と、ガス遮蔽層(B)を形成するEVOHと、場合によ
ってゴム層を形成するゴムとを用いて構成され、上記層
(A),(B),(C)の層厚が下記の式(1)および
(2)を満たすように設定これる。 (C)/(B)≧1.0 …(1) 0.1≦(A)/(B)≦3.5 …(2) すなわち、上記(C)/(B)の値および(A)/
(B)の値が上記の範囲を外れると、所期の効果が得ら
れなくなるからである。
イロン6,ナイロン66,ナイロン6−10,ナイロン
6−12等があげられ、単独でもしくは併せて用いられ
る。このようなポリアミド樹脂は、上記ナイロン6もし
くはナイロン66がベースに入っていれば、EVOHの
融点と近似するようになることから、ナイロン6と他の
ナイロン樹脂等との各種の混合物を使用することが可能
である。特に、上記ポリアミド樹脂と、ポリオレフィン
樹脂とをブレンドして用いることが好ましい。このよう
にすると、ポリオレフィン樹脂が、吸水性に乏しいこと
から、EVOHに対する吸水を防止するようになる。す
なわち、EVOHは吸水すると、ガス遮蔽性が低下する
のであり、ポリオレフィン樹脂はこれを防止する。
ではないが、エチレン含有量が20〜65重量%(以下
「%」と略す)で、残りがビニルアルコールからなるも
のを用いることが好ましい。好適には、エチレン含有量
が32%のものである。すなわち、エチレン含有量が2
0%を下回る(ビニルアルコール含有量が80%を超え
る)とガスバリアー性は向上するが、EVOH自体が固
くなり柔軟性が低下し、屈曲運動を有する用途に適さな
くなる傾向がみられる。逆に、エチレン含有量が65%
を上回ると、これと逆の現象が生ずる傾向がみられるか
らである。
する弾性中心層(弾性層)は、ゴム層を形成するゴム
と、ガス遮蔽層を形成するEVOHとの中間の曲げ弾性
率を有するものであり、これを曲げ弾性率の高い順に式
で表すと下記の式(3)のようになる。
限するものではなく、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム(NBR)等の従来公知のゴムが用いられる。
ムレータ用ブラダを製造し、これを用いてアキュムレー
タを製造する。すなわち、アキュムレータ用ブラダは、
EVOHとポリアミド樹脂とを押出成形機を用い、共押
出してポリアミド樹脂からなる弾性中心層を中心に、そ
の上下両面に、それぞれEVOHからなるガス遮蔽層と
ポリアミド樹脂からなる弾性層を一体成形し、各層が前
記式(1)および(2)を満たすような層厚に形成し複
合層化することにより製造される。この場合、EVOH
からなるガス遮蔽層とポリアミド樹脂からなる弾性中心
層(弾性層)との接合界面は、先に述べたように、両者
の溶融によって接着することから、接着剤は不要とな
る。つぎに、この複合層における弾性層の上下両面に、
従来公知の接着剤を塗布する。つぎに層状に形成したゴ
ム層をその上に重ね合わせたのち、加硫接着する。この
ようにして、図1に示すような七層構造のアキュムレー
タ用ブラダ22が得られる。図において、Aはポリアミ
ド樹脂からなる弾性中心層、BはEVOHからなるガス
遮蔽層、Cはポリアミド樹脂からなる弾性層、Dはゴム
層である。
ブラダは、図2に示すように、略半球殻状の2個の分割
シェルのうち下側の分割シェル21の開口部の内周縁
に、その周縁部を位置決めし、その周縁部を、リング状
保持材21aの外周部と下側の分割シェル21の開口部
内周部とで挟持固定することより下側の分割シェル21
に取り付けられる。そして、この下側の分割シェル21
の開口に、上側の分割シェル20aの開口を突き合わ
し、電子ビーム溶接等することによってアキュムレータ
20が構成される。図において、23はポペットであ
る。
明する。
にして作製した。
性層Cを形成する材料としてポリアミド樹脂(デュポン
社製,スーパータフナイロンST811HS)を準備す
るとともに、ガス遮蔽層B形成材料としてEVOH(エ
チレン含有量32%,クラレ社製,F−101)を準備
した。また、ゴム層形成用材料としてNBRを準備し
た。つぎに、上記EVOHおよびポリアミド樹脂を、後
記の表1,表2に示す厚みに押出成形機から共押出し
て、図3に示す五層構造の複合層を作製した。図3にお
いて、Aはポリアミド樹脂からなる弾性中心層、Cはポ
リアミド樹脂からなる弾性層、BはEVOHからなるガ
ス遮蔽層である。
公知の接着剤を塗布し、さらに、NBRを後記の表1,
表2に示す厚みに層状にプレス成形したのち、加硫接着
した。このようにして、目的とする七層構造のアキュム
レータ用ブラダ(図1参照)を得た。
様にして図1に示す七層構造のアキュムレータ用ブラダ
を製造したのであるが、比較例1では、ガス遮蔽層Bと
弾性中心層Aが前記式(2)の値を外れており、比較例
2および3はガス遮蔽層Bと弾性層Cとの相互の層厚が
前記式(1)の範囲を外れている。
ムレータ用ブラダについて柔軟性を手指で曲げて調べる
とともに、それを屈曲試験機にかけ、図4(A)および
(B)に示す状態に交互に変化させ、アキュムレータ用
ブラダのガス遮蔽層のEVOHに生じた亀裂の発生を測
定した。また、上記アキュムレータ用ブラダの初期なら
びに屈曲試験後の窒素ガス透過性を測定した。この場
合、窒素ガス透過量が小さかったものを○、大きかった
ものを×として評価した。これらの試験結果を表1,表
2に併せて示した。表1から、比較例ではEVOHに亀
裂の発生が認められるが、実施例では、EVOHに亀裂
が全く生じていないことがわかる。
00万回のサイクルで変化させた。なお、封入ガスはN
2 ガスを用い、ガス封入圧の2.5倍〜3倍の範囲でオ
イルの圧力を変化させて、図4(A)および(B)の状
態を発生させた。耐久試験はつぎのようにして行った。 ・封入ガス圧:P0 ・使用圧力 :P1 耐久試験条件:P1 /P0 が2.5〜3の間で80℃×
100万回作動させる。
面にゴム層を設けているが、ゴム層を取り除いて複合層
のみでアキュムレータ用ブラダを構成してもよい。さら
に、層構造は、上記実施例に例示したものに留まらず、
図3のものにさらにガス遮蔽層B,弾性層Cを交互に任
意の数積重し、必要に応じて最外層をゴム層に形成した
多層構造のものとしても差し支えはない。
い、つぎのようにしてアキュムレータを作製した。
の2個の分割シェルとして、上分割シェル110と下分
割シェル112を準備するとともに、上記実施例で得ら
れたアキュムレータ用ブラダ22については周縁部を厚
肉部に形成した。そして、図示のように、下分割シェル
112内に、アキュムレータ用ブラダ22を配置し、そ
の周縁部を、下分割シェル112の開口部内周面にリン
グ状保持材103で固定する。この場合、図6に示すよ
うに、下分割シェル112の開口部内周面には、予め、
円周方向に溝113が形成されているとともに、その下
側に段部114が形成されている。上記リング状保持材
103は、リング状の上部側が大径で下部側が小径にな
った段付構造になっており、その上部側を図6に示すよ
うに上記下分割シェル112の開口部内周面に位置決め
し、段部をアキュムレータ用ブラダ22の厚肉部の端面
に位置決めするとともに、下部をアキュムレータ用ブラ
ダ22の厚肉部の上に位置決めする。ついで、その状態
で、かしめ装置(図示せず)を用い、リング状保持材1
03を図7に示すようにかしめる。これによりアキュム
レータ用ブラダ22の周縁厚肉部が、リング状保持材1
03の下部外周部と、下分割シェル112の開口部内周
面とで挟持固定される。このかしめにより、リング状保
持材103の上部側中央部は、下分割シェル112の開
口部内周面に円周方向に沿って形成された溝113内に
くい込んだ状態になる。そのため、リング状保持材10
3の固定度が向上するとともに、リング状保持材103
と下分割シェル112との間のシール度が向上する。し
たがって、下分割シェル112とリング状保持材103
との間からの、ガスおよび作動油の浸透,洩れが阻止さ
れるようになる。また、下分割シェル112の開口部内
周面に設けた段部114によって、リング状保持材10
3の位置ずれ等が生じなくなり、リング状保持材103
の位置決め精度の向上効果が得られるようになる。この
ようにして、下分割シェル112に、アキュムレータブ
ラダ22を取り付け、ついで、この下分割シェル112
の開口に、上分割シェル110の開口を図5に示すよう
に合わせ、全体として略半球殻状のシェルに仕上げる。
この場合、上分割シェル110の取り付け前に、アキュ
ムレータ用ブラダ22の取り付け状態を肉眼で確認する
ことができ、それによってアキュムレータ用ブラダ22
の取り付け不良の発生を防止することが可能となる。そ
して、上記上分割シェル110の開口と下分割シェル1
12の開口の接合は、両開口の接合部を、電子ビーム溶
接等することによって行う。これにより、溶け込み幅を
狭くすることができることから、アキュムレータ用ブラ
ダ22の周縁厚肉部に対する熱影響を軽減または回避す
ることが可能となる。このようにして、図5に示すよう
なアキュムレータ100が得られる。図5において、1
01eは電子ビーム溶接部、121はポペット、151
は油ポート150を持つプラグ、153はガスプラグで
ある。このアキュムレータ100では、アキュムレータ
用ブラダ22によってシェルの内部空間がガス室101
aと油室101bに分けられている。一点鎖線はアキュ
ムレータ用ブラダ22が弾性変形した状態を示してい
る。このようにして得られたアキュムレータは、いずれ
も耐久性が大きく、長寿命である。
割シェル112とで略球殻状のシェルを構成している
が、シェルの形状は球殻状に限定されるものではなく、
筒状,箱状等各種の形状に変えることが可能である。ま
た、図5では、球殻状のシェルを、2個の半球殻状の分
割シェル110,112を用いて構成しているが、従来
のように一枚の板を用いて球殻状等のシェルを作り、こ
れにアキュムレータ用ブラダ22を装着するようにして
も差し支えはない。
は、ポリアミド樹脂を主体とする弾性中心層Aの上下両
面に、EVOHからなるガス遮蔽層およびポリアミド樹
脂を主体とする弾性層Cがこの順で積層されてなる複合
層を膜構成要素として含むアキュムレータ用ブラダを用
いて構成されている。そして、上記弾性中心層A,ガス
遮蔽層B,弾性層Cが前記式(1)および(2)の値を
満たすように相互の層厚が設定されている。その結果、
ゴム層等とEVOHとの曲げ弾性の差が、両者の中間の
曲げ弾性を有するポリアミド樹脂からなる弾性中心層
(弾性層)によって緩和される。その結果、屈曲を繰り
返しても、EVOHからなるガス遮蔽層に亀裂等が生じ
なくなり、これを用いたアキュムレータの耐久性が大幅
に向上するようになる。
構成を示す断面図である。
キュムレータの部分断面図である。
層の弾性中心層とガス遮蔽層との層構造を示す断面図で
ある。
用ブラダの屈曲試験説明図である。
ある。
にかしめ付ける前の状態の要部断面図である。
にかしめ付けた後の状態の要部断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 シェルと、このシェルの内部空間を2室
に区切る弾性薄膜状のアキュムレータ用ブラダを備え、
上記弾性薄膜状のアキュムレータ用ブラダが、下記の層
(A)の上下両面に、下記の層(B)および(C)がこ
の順で積層された複合層であって、上記各層(A),
(B),(C)の層厚が下記の式(1)および(2)を
満たしている複合層を膜形成要素として含んでいること
を特徴とするアキュムレータ。 (A)ポリアミド樹脂を主体とする弾性中心層。 (B)エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる遮
蔽層。 (C)ポリアミド樹脂を主体とする弾性層。 (C)/(B)≧1.0 …(1) 0.1≦(A)/(B)≦3.5 …(2) - 【請求項2】 上記シェルが、略半球殻状の2個の分割
シェルを合わせて略球殻状に仕上げられ、上記アキュム
レータ用ブラダが、その周縁部を、上記一方の略半球殻
状分割シェルの開口部内側に位置決めし、リング状保持
材で固定することにより取着され、この取着状態の一方
の略半球殻状シェルの開口に、他方の略半球殻状分割シ
ェルの開口が突き合わされ溶接されている請求項1記載
のアキュムレータ。 - 【請求項3】 下記の層(A)の上下両面に、下記の層
(B)および(C)がこの順で積層された複合層であっ
て、上記各層(A),(B),(C)の層厚が下記の式
(1)および(2)を満たしている複合層を膜形成要素
として含んでいることを特徴とするアキュムレータ用ブ
ラダ。 (A)ポリアミド樹脂を主体とする弾性中心層。 (B)エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる遮
蔽層。 (C)ポリアミド樹脂を主体とする弾性層。 (C)/(B)≧1.0 …(1) 0.1≦(A)/(B)≦3.5 …(2) - 【請求項4】 上記各弾性層に、さらにゴム層が接着剤
層を介して積層形成されている請求項3記載のアキュム
レータ用ブラダ。
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JP4132739A JP2700593B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4132739A JP2700593B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05318684A JPH05318684A (ja) | 1993-12-03 |
JP2700593B2 true JP2700593B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4132739A Expired - Lifetime JP2700593B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ |
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1992
- 1992-05-25 JP JP4132739A patent/JP2700593B2/ja not_active Expired - Lifetime
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