JP2699294B2 - 生体、資源の賦活装置 - Google Patents

生体、資源の賦活装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】人間を初め生命をもつ有機体を生
体といい、水そのほか人間生活や産業に必要な鉱物性、
生物性の物を資源というが、本発明は、生体と資源を適
用対象とし、これに安定した活性を確保し音響的にも快
適な場を醸成することを目的とした、生体、資源の賦活
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体、資源を適用の対象として、この活
性を強化するものとして従来開発されてきた電磁気応用
機器には、電磁力によって駆動し対象に直接に振動、打
撃などの機械的運動を加えるものと、電流によって作動
する機器か磁石、帯電体を用い間接に力を及ぼし対象内
部に一連の変化を起こさせるものとがあり、後者には、
対象を高圧の静電界、静磁界に入れるもの、対象に電極
を当てて内部に通電するもの、対象に特定帯域も、特定
波形の電磁波を浸透させるもの、対象に電子流、帯電粒
子流を照射するものなどがあり、前者、後者共に、生体
を対象とするときは内部の電気信号発生組織の活力が衰
えている場合この組織に障害を与えない適正信号を外部
から送って、ここに人工的刺激を発生させ全体の平衡を
とらせると共に、ここを休養させること、資源を対象と
するときは保存状態の安全を期しながら外部から刺激を
加え有用性を失った状態を除去して特性の変化を抑える
ことをそれぞれ共通の活性強化原理としており、総じ
て、機器使用中か使用後余り時間がたっていない内は、
対象の活性強化に、それぞれ特色のある効果が出てはい
た。ただ次の難点を払拭できなかった。 (1)時間の経過に伴う効果の減衰が大きいので、必要
な活性を保っておくためには、余り時間をおかないで再
び機器を用いなくてはならない。(2)機器使用と平衡
して心理的に気分を楽しくさせる付加配備を欠いてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生体、資源
の活性を強化する既存の電磁気応用機器に不足する面を
補う次の機能を備える電磁気応用機器を造出しようとす
る。 (1)適用対象に一旦強化された活性の長時間保存。 (2)機器使用の場に見合った快適な感覚反応の誘発。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、次に記述する
ように、電磁気と音響の発生原理に留意して、生体、資
源の活性を強化する電磁気応用機器として充分に満足の
ゆく斬新な構成を案出する。 (1)循環して一度回帰する形に巻いた金属線を狭義に
線輪というが、狭義の線輪にこれに近い面内に巻いた形
の狭義の線輪が連続する関係が順に次次と反復され、若
干の外れを許して、循環状態が重なったものを、狭義の
線輪と合わせて、以下広義に線輪といい、材料の金属線
は外側を絶縁した導線とする。本質上は差支えないので
記述を簡略化するため、磁気力線、電気力線とその群は
以下、単に磁気、電気という。導線に電流が通っている
とき導線の周囲には電流方向に対して右回りの磁気があ
り、この状態を発生させることを励磁という故、励磁さ
れた線輪は、その内側と外側とを循環する形の磁気を伴
っていることになる。一般に時間と共に変化する電流が
あるときには、この電流のある空間に、電流変化に応じ
て変化する電気と磁気が生じており、これが周囲空間に
電磁波として波及される。逆に空間に電磁波があれば、
その発生源に必ず加速度運動をする電荷がある。本発明
は、この電荷の動きをおくものとして、励磁線輪を考え
る。電気、磁気は、それぞれ変動性がある場合も、ない
場合も、できるだけ途中の抵抗が小さい形に空間に分布
しようとしており、誘電率、透磁率、物質密度そのほか
の状況が均一であるとみてよい空間で、変動性のない単
純な状態をみれば、ある程度離れた2点にある陽電荷、
陰電荷の間にある電気が2点を結ぶ直線上で最大密度と
なり一磁石の一極の中心と他磁石の反対極の中心の間に
ある磁気が両中心を結ぶ直線上で最大密度となるなどの
安定した電気、磁気状態があるが、変動性の強い多様な
状態の許では、一つの閉曲線をつくっている電気、磁気
がこの曲線を解除して別の閉曲線をつくる変化を生むな
どの、さまざまに複雑な動きがある。本発明に励磁線輪
の形として取りあげるものは、次の(A)(B)(C)
三通りに分けられる。 向かい合って互に逆向きに回る巻き方を連続して1回以
上重ねて巻き方を配した形…(A) 向かい合って互に逆向きに回る巻き方を近接して1回以
上重ねて巻き方を配した形…(B) 向かい合って互に逆向きに回る巻き方を連続して1回以
上重ねて巻き方を配したものと向かい合って互に逆向き
に回る巻き方を近接して1回以上重ねて巻き方を配した
ものとが別別になってか重複してか共にみられる形…
(C) 同じ向きに回る巻き方を連続して1回以上重ねて巻き方
を配した形を、巻き方が円を描く形になったものを一番
簡単な例として、単純形ということにし、巻き方が算用
数字の8を描く形になったものを一番簡単な例として、
(A)を両転形ということにすれば、(B)は、巻き方
が互に逆向きになって並んで近接した二つの単純形の組
合せとなり、(C)は、両転形と単純形の組合せとな
る。数えることのできる物品を表す日本語の普通名詞
は、通常その表現に単数と複数の別がなく、従って本発
明に挙げる(A)(B)(C)と共にそれぞれ単一の場
合と同じものが二つ以上ある場合とを考えることがで
き、巻き方をみる面内にあって巻き方を示す線が閉じた
内側の面を、植物の葉にたとえていうなら、本発明の励
磁線輪に2葉、3葉、4葉などのさまざまな葉の組合せ
を考えることができる。(A)に属する簡単な形の単一
の両転形を考えると、この形の励磁線輪に振動電流が入
った場合に伴う磁気は、励磁線輪の周囲を循環し、外方
に向かって、循環方向を互に逆にするものが内側と外側
に同心円に似た状態で分布して、拡がってゆく。 (2)線輪に電流が通るときには、線輪にかかる電磁力
によって電流の強さに応じて線輪は軸方向に縮もうとす
る。従って、線輪に振動電流が通るときには、線輪は軸
方向に伸縮運動を繰り返すことになる。そこで本発明
は、励磁線輪の伸縮運動によって振動を発生するものと
して、振動性の圧力を受けると容易に振動する性質を備
えた弾力の強い金属板によって囲まれた容器を考える。
以下これを振動器という。励磁線輪に伴う磁気を弱めな
いため振動器をつくる金属板には磁性がないものを用い
る。励磁線輪を、振動器の内側間隙に差し渡し端子を振
動器の外側に差し出す形に、振動器に結合し、振動器内
部間隙空間に、空間に通る電気を受け吸収しても、陽性
にも陰性にも偏倚せず中性状態を保つ性質の中和剤を充
填し、充填用の口に栓を詰めて振動器を密閉する。中和
剤としては微粒子状の木炭に椰子油などの植物油と水を
吸収させたものが適している。励磁線輪に振動電流が入
ると励磁線輪が伸縮し励磁線輪を結合した振動器が励磁
線輪伸縮方向に振動し、振動器内部にある中和剤にも、
振動性の運動が生じると共に直流抵抗が振動的に変化す
ることによる振動性の電流が生じ、これらの動きが合わ
さった結果出る音波が振動器の外側に拡がってゆく。出
てくる音波は、中和剤の干渉もあって、角のとれた滑ら
かなものとなる。可聴帯域にある音波は人の耳に聞こえ
ることになり可聴帯域にない音波は耳には聞こえない刺
激として人体に与えられる。 (3)励磁線輪に振動電流が入った場合に出る電気は、
振動器内で殆ど完全に中和剤に吸収され消失するので振
動器の外部には電波は出ず、ほぼ磁波だけが出てゆき、
透過途中にあって陽性か陰性かに過剰に偏倚、分極した
物質状態を中和してゆく。人体に透過すれば陽性か陰性
かの過剰偏倚、分極状態を取り除き健全な体調を取り戻
させる。振動器内の中和剤は、外部の電子装置、通信機
器などに発生して振動器に入ってくる電磁波の電気成分
を吸収し、これが励磁線輪に吸収されて励磁線輪から乱
雑な閉磁気領域が出るのを防ぐと共に振動器から余分の
雑音が出るのを防ぐ。励磁線輪からは、励磁線輪が両転
形のものである場合を典型として、周囲空間に、一方向
に循環する磁気と逆方向に循環する磁気とが相前後して
拡がってゆく形で、磁気を出すことができるので、透過
磁気が途中物体に当ると、磁気に変化が起き、この物体
の全体が一部に循環する磁気を生み磁気透過の強さ、時
間が充分であれば透過空間にある物体は充分に安定した
閉磁気領域の集合体としてゆくことができる。振動器内
の中和剤は、入ってくる電気を吸収する結果、内部に運
動状態が与えられるが、励磁線輪に振動電流が入って発
生する磁気の動的な中性点、線輪が両転形の場合には線
輪途中にある変曲点群を含む面内の両側で変曲点群例の
中心から少し離れた2点だけは、静止状態が与えられ次
次に反転する周回磁気から圧縮を加えられ潜在力が集
中、保有され、磁気の発生、伝播に平衡を与える。 (4)振動電流を発生させる機器を発振器といい、脈流
のない直流に振動性を与えるのが一般となっているが、
本発明では、予め通した電流に脈流性か交流性かの振動
性があって、これをそのまま用いる場合も、これに更に
振動性を与える場合も、結果として振動電流を生じてい
るものは以下すべて簡単に発振器という。励磁線輪に振
動電流を通すために励磁線輪に直列結合する発振器とし
ては、日本東部で50回/秒、日本西部で60回/秒と
する、家庭に入る交流をそのまま通すものを用いてもよ
いし、家庭に入る交流か、乾電池、蓄電池から引く直流
を通す、確保したい活性、聴取したい音響に応じた回路
を配したものを用いてもよい。周波数を安定なものにし
て一定の律動音を響かせるのに、水晶振動子、増巾回
路、共振回路を配した水晶発振器を用い、周波数を自由
に変えられるものとして満足のゆく楽音を聞くのに、4
端子電路と増巾器を配した低周波正弦波を出すのに代表
的なウィ−ンブリッジ発振器を用いるなど、既知のもの
から最適の発振回路を選択して用いればよく、必要に応
じて、カセットテ−プやCDなどの録音体に接続して録
音体に記憶された信号を電流に変換する補助素子を回路
に導入したり、いくつかの発振回路を組み合わせて独創
性の高い音響発生を設定してもよい。 (5)電気が空間を透過してゆくときには、途中にある
物質状態は、これに応じて電離、電解などの影響を受け
る。電磁波は一般に空間物質の電気的な中性を弱めそれ
を陽性か陰性かに偏倚させると共に空間の電子、帯電粒
子に左従、右従の渦動を強制し、空間錯撹乱に近い状態
を誘発している。そこで本発明は電磁波から電波成分を
抜きとる中和剤を用い、空間物質の極性偏倚や電子、帯
電粒子の運動発生を抑えると共に、独自の形の線輪によ
って空間物質に磁区をつくってゆき、いわば中性化波動
をつくり出すことを構想している。 一般に、物質は、
外部に対して陽性か陰性かに偏倚した状態を露呈すれば
するほど、また電子、帯電粒子の乱流が浸透すればする
ほど、内部の活性状態が外部の影響を受けて不安定とな
り変質し活性が失われやすくなる。本発明は、これをで
きるだけ防ごうとしており、中和剤と励磁線輪形状は、
これを充たす最適のものを選択することができる。 (6)地球をめぐる電離層のうち一番地表に近いD層と
地表との間には、約1ミリボルト/メ−トルの電界、約
10マイクロアンペア/メ−トルの磁界の許に、7.5
回/秒、14.1回/秒、20.3回/秒、26.4回
/秒、32.5回/秒を示す、シュ−マン共振と呼ばれ
る大規模な共振現象が生じている。いわゆる脳波は、特
性波帯がこの周波数とかかわっていて、深く眠っている
ときに出るδ波は0.5から3回/秒、浅く眠っている
ときに出るθ波は4から7回/秒、気分が落ち着いてい
るときに出るα波は8から13回/秒、緊張していると
きに出るβ波は14から25回/秒となっており、大脳
生理学が明らかにするところによれば、人体内の活動性
はすべて脳幹部によって制御されており、脳神経細胞の
活動が小部分毎に微弱電位を生み合い、細胞間で連絡し
あって、その結果、まとまって大きい活動電位になった
ものが脳波とされ、全体として0.5から25回/秒の
範囲にある脳波のほかの人体諸状態の周波数も、脈拍は
平均1回/秒強、脈波は0.05から80回/秒の範囲
となっているなど、総じて殆ど1から100回/秒の超
低周波に入っていて、この超低周波が生体に活性を与え
る影響が大きいとみられる。1973年来国のウェ−バ
−は実験によって2.5ボルト/メ−トル、10回/秒
の脈流状の微弱超低周波が人間の生活の日周期を2時間
半も外らずことを確認しており、10回/秒程度の周波
数が人体の代謝過程に深くかかわっていることが判る。
磁気が時間と共に変わる場の中にある導体には、導体周
辺にある磁気状態をそのまま保とうと反応して電流が生
じる。これを電磁誘導というが、このときに生じる電流
は循環状のものなので渦電流と呼ばれ生体を刺激し血液
の動きを活発にし細胞に活力を与える。ただ余り強い磁
波に対しては注意が要る。アメリカ、ロシアには、電磁
波の、周波数に応じた電力密度の安全基準がある。外部
から生体、資源に加えられる振動性と内部の振動性が合
うときには、いわゆる共鳴現象が起き、このときには外
部から与えられる力、使用される電力が弱くても大きな
影響があり、電力が節約される。生体や資源の固有振動
性が超低周波にかかわっていることは確かでも、超低周
波なら無制限に受けてもよいことにはならない。0.0
3から3回/秒つまり1分間に2回弱にまで緩やかにな
る振動性を示す地磁気変動が心臓血管系、神経痛、眼痛
の発病にかかわっていることが医学関係者の間によく知
られている。生体、資源に対して、一応無難、有効なの
は電磁波では0回/秒近くを除く超低周波、低周波、1
6から2万回/秒の可聴音波では、この内の低いほうと
なるが、波動を当てたい場所に合わせて考えることが第
一に必要であり、最適な周波数については、ある程度重
ねた使用経験に基づく判断が必要となる。本発明の励磁
線輪から出る磁波を脳に当てる場合をとりあげれば、脳
をゆっくりと落ち着いた状態にしたいときにはα波を、
心を開放的にしたいときにはθ波を発するというよう
に、状況に応じた工夫が必要となり、本発明の装置に、
周波数を切り替えるなどの操作のためのボタンや、状況
を観測するための表示板などを取り付けることが求めら
れる。 (7)振動器に入れた励磁線輪に、発振器に生じた振動
電流を送ることによって振動器には、励磁線輪内にある
電流の振動性と、振動器内にある、励磁線輪外の物理状
態とに基いた特性を示す音響が発生するが、電流の振動
性を人為制御するには、設定音響に変換できる電流を発
生するコンピュ−タ−を利用する能率のよい手段があ
り、これに見合うコンピュ−タ−としては、極く単純な
ものから非常に高度複雑なものに至るさまざまの機種の
ものが開発されており、コンピュ−タ−から自然界にも
ある、人体や耳に調和した、メロディ、和音、リズムの
音響に変換できる電流を送りだすこともでき、一基か複
数基のコンピュ−タ−に、発振器、励磁線輪の直列結合
を一組か複数組、導線で結合し、コンピュ−タ−から発
振器、励磁線輪の直列結合に、周波数が一定しているか
適宜時間間隔で変化する、正弦波形その他の任意波形の
振動電流を送り込めばよい。発振器、励磁線輪の直列結
合を複数組用いる場合には、各組のそれぞれに振動性の
違う電流を送り込めば、多様性に富んだ合奏性の音響を
発生させることができる。
【0005】
【作用】本発明の適用対象としての生体、資源が本発明
にかかる装置の近くにあって装置が作動した場合、次の
状態が導き出される。 (1)生体、資源に陽性か陰性かの過剰偏倚があれば除
去されて中性状態が招かれ、照射されて受ける磁波に応
じて、生体、資源は、高い活性状態となり、内部全体に
閉磁気領域が起こされ、閉磁気領域同志に平衡が保た
れ、各磁区内では、強まった活性状態が磁壁で防御され
安定的に保持される。 (2)本発明にかかる装置の近くにいる利用者は、装置
から発する、使用の場に調和した可聴音波を聞くことに
より、ゆったりした楽しい気分になることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明にかかる磁波、音波の発生機
構の一例を示し、1は振動器、2は励磁線輪、3,4は
励磁線輪2の端子、5は中和剤、6,7は振動器1の近
くにある物体を指し、矢印を入れた二点鎖線は、励磁線
輪2に振動電流があるときの空間磁気を表わし、物体
6,7の内部では閉曲線となっている。矢印を入れた波
状線は音波の伝播を表わす。図示の励磁線輪2は向かい
合って互に逆向きに回る巻き方を連続して12回重ねて
巻き方を配した形とも算用数字8に似た巻き方の12巻
き両転形ともいえ、端子3,4を出して振動器1の内側
間隙をさし渡して振動器1と結合している。実際の製作
では、励磁線輪2として太さ径0.6ミリメ−トル、巻
き方の面の径5ミリメ−トル程度のものをつくってお
り、中和剤5としては椰子の実の中心部を圧搾してつく
った椰子油と水を吸収させた炭素微粉末を使っている。
図2は、本発明にかかる電路の一例を示し、8は電源、
9は発振器、10は増巾器を指し、Rは直流抵抗、Cは
蓄電器、Iは仮りに通すとした直流電流を表わす。図示
の発振器9の電路は、低周波発振によく用いられるウィ
−ンブリッジ回路を表わし、入力側交流抵抗が高く出力
側交流抵抗が低くて入出力同相のものとする状態で増巾
器10を入れる。発振周波数fは次の式にみる通りR,
Cによって決まる。
【0007】
【数1】
【0008】Cを図の点線で表わすように連動させて変
化させれば、fを連続的に変化させることができる。f
を自動的に変化させることによって、振動器1から、シ
ンセサイザ−でつくる楽音と同様のものを伝播させるこ
ともできる。振動器1の電路に、図示の矢印方向に直流
電流Iが通ったときに発生する磁気は、図示のとおり二
軸を共有する三通りの循環がある形をとり、二軸の中央
部の、紙面から離れた上下の2点に磁気中性点を生んで
いる。本発明にかかる装置の実際使用では振動器1の電
路に、直流電流Iではなく、振動電流が通るが、それで
も両方の場合で磁気中性点の位置は変わらず、ここに強
い慣性が生ずる。図3は、本発明にかかる装置の使用の
場の一例を示し、11、12はそれぞれ、発振器9と電
源8、発振器9と振動器1をつなぐコ−ド、13、14
はそれぞれ発振器9にある表示板、操作ボタン、15は
水差し、16は水、17は休憩中の人を指す。休憩中の
人17が発振器9についているコ−ド11を電源8につ
なぎコ−ド12を振動器1につなぎ、作動状態を表示板
13に観察することとして操作ボタン14を押せば、発
振器9に振動電流が生じ、励磁線輪2に振動電流が入
り、振動器1が振動し、休憩中の人17と水差し15
に、矢印を入れた二点鎖線で表わす磁気が伝播し、休憩
中の人17と水差し15の中の水16の内部に中性的な
活性が強まり磁区が形成され、休憩中の人17は体の不
調が治り神経の疲れがとれて元気になり、このあとも元
気な状態が持続し、水16は活性を得ておいしくなり、
このあと長く腐りにくいものになる。休憩中の人17が
この場の中で振動器1から出るゆったりした楽音を聞く
ときは、楽しい気分で寛ぐことができる。実際に本発明
にかかる装置を、水道水に対し20l当りに約1時間作
動させた経過によれば、1年以上も水が腐敗しなかっ
た。これは、水の中に、分子単位で強い閉磁気領域が形
成され、水が活性の強い中性状態を与えられたあと、こ
の状態を記憶していることを意味する。磁壁で囲まれた
内部は、ある程度まで、細菌や冷気、熱気などの外部か
らくる有害な影響から守られることは、多くの実験によ
って確認されている。
【0009】
【発明の効果】本発明には、励磁線輪が発振器から送ら
れる振動電流を受けて適用対象の生体、資源に磁波を浴
びせ、適用対象の活性を高めると共に閉磁気領域を形成
させて、高まった活力を保持、安定させることと振動器
から聞こえる楽音が、この場にいる人の気分を場と調和
した楽しいものにすることとの、顕著な二大効用があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動器1例の中央部を切り欠いた平面図を示
す。
【図2】発振器と振動機内部との直列結合1例の回路図
を示す。
【図3】賦活装置使用状態1例の外観斜視図を示す。
【符号の説明】
1 振動器 2 励磁線輪 5 中和剤 9 発振器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆向きの巻き方を連続するか近接して重ね
    た励磁線輪を中和剤と共に振動器に入れ発振器と直列結
    合して成る生体、資源の賦活装置。
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