JP2696045B2 - ダクト式ヒートポンプ空調機 - Google Patents

ダクト式ヒートポンプ空調機

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JP2696045B2
JP2696045B2 JP4239161A JP23916192A JP2696045B2 JP 2696045 B2 JP2696045 B2 JP 2696045B2 JP 4239161 A JP4239161 A JP 4239161A JP 23916192 A JP23916192 A JP 23916192A JP 2696045 B2 JP2696045 B2 JP 2696045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダクト式ヒートポンプ空
調機に関し、詳しくは、第1対象域への給気を温調する
第1の温調用熱交換器、第2対象域への給気を温調する
第2の温調用熱交換器、それぞれ外気を通風する第1及
び第2の吸放熱用熱交換器を設け、前記第1温調用熱交
換器、前記第1吸放熱用熱交換器、第1膨張手段、第1
圧縮機にわたって冷媒を循環させる第1ヒートポンプ回
路、及び、前記第2温調用熱交換器、前記第2吸放熱用
熱交換器、第2膨張手段、第2圧縮機にわたって冷媒を
循環させる第2ヒートポンプ回路の夫々を、温調用熱交
換器を蒸発器として空気冷却機能させ、かつ、吸放熱用
熱交換器を凝縮器として放熱機能させる冷房運転状態
と、温調用熱交換器を凝縮器として空気加熱機能させ、
かつ、吸放熱用熱交換器を蒸発器として吸熱機能させる
暖房運転状態とに、各別に切り換え可能に構成したダク
ト式ヒートポンプ空調機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如きダクト式ヒートポンプ
空調機においては、図5に示すように、第1及び第2ヒ
ートポンプ回路Ha,Hbの各々の冷房運転状態と暖房
運転状態とへの切り換えにかかわらず、第1ヒートポン
プ回路Haの第1吸放熱用熱交換器8a、及び、第2ヒ
ートポンプ回路Hbの第2吸放熱用熱交換器8aの夫々
に対し常に外気Oを吸放熱対象として通風し、そして、
通風後の空気はともに屋外へ排出する構成となってい
た。
【0003】尚、図5において矢印で示す冷媒の流れ状
態は、第1ヒートポンプ回路Haが冷房運転状態にあっ
て、第1温調用熱交換器7aが蒸発器として空気冷却機
能し、かつ、第1吸放熱用熱交換器8aが凝縮器として
外気Oに対し放熱機能し、一方、第2ヒートポンプ回路
Hbが暖房運転状態にあって、第2温調用熱交換器7b
が凝縮器として空気加熱機能し、かつ、第2吸放熱用熱
交換器8bが蒸発器として外気Oに対し吸熱機能する状
態を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1及び第2
ヒートポンプ回路Ha,Hbのうちの一方が冷房運転状
態にあり、かつ、他方が暖房運転状態にある状況では、
暖房運転側のヒートポンプ回路を温熱発生のためにエネ
ルギを消費して運転するにもかかわらず、他方の冷房運
転側のヒートポンプ回路において外気に対する放熱(す
なわち、温熱の廃棄)を行い、また換言すれば、冷房運
転側のヒートポンプ回路を冷熱発生のためにエネルギを
消費して運転するにもかかわらず、他方の暖房運転側の
ヒートポンプ回路において外気から吸熱(すなわち、冷
熱の廃棄)を行うといった、熱利用面で不合理な運転状
態となり、この点、装置全体としてエネルギ浪費が大き
く、又、運転コストが高く付くものとなっていた。
【0005】本発明の目的は、吸放熱用熱交換器につい
て合理的な通風形態を採用することによりエネルギ利用
効率を向上を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるダクト式ヒ
ートポンプ空調機の第1の特徴構成は、第1対象域への
給気を温調する第1の温調用熱交換器、第2対象域への
給気を温調する第2の温調用熱交換器、それぞれ外気を
通風する第1及び第2の吸放熱用熱交換器を設け、前記
第1温調用熱交換器、前記第1吸放熱用熱交換器、第1
膨張手段、第1圧縮機にわたって冷媒を循環させる第1
ヒートポンプ回路、及び、前記第2温調用熱交換器、前
記第2吸放熱用熱交換器、第2膨張手段、第2圧縮機に
わたって冷媒を循環させる第2ヒートポンプ回路の夫々
を、温調用熱交換器を蒸発器として空気冷却機能させ、
かつ、吸放熱用熱交換器を凝縮器として放熱機能させる
冷房運転状態と、温調用熱交換器を凝縮器として空気加
熱機能させ、かつ、吸放熱用熱交換器を蒸発器として吸
熱機能させる暖房運転状態とに、各別に切り換え可能に
構成するのに対し、前記第1及び第2吸放熱用熱交換器
に対する通風路を、それら第1及び第2吸放熱用熱交換
器の両方に対し外気を通風して、通過後の空気を外部へ
排出する通常風路状態と、前記第1及び第2吸放熱用熱
交換器のうちの一方に対して通過させた空気を他方の吸
放熱用熱交換器へ通風対象空気として導く熱回収風路状
態とに、切り換える風路切り換え手段を設けたことにあ
り、その作用・効果は次の通りである。
【0007】
【作用】つまり、第1及び第2ヒートポンプ回路の双方
が冷房運転状態にあるときには、第1及び第2吸放熱用
熱交換器に対する通風路を上記の通常風路状態にして、
第1及び第2吸放熱用熱交換器の両方に対し外気を通風
するとともに、その通過後の空気を外部へ排出すること
により、凝縮器として機能する第1及び第2吸放熱用熱
交換器の夫々で通風外気に対し冷房排熱を放熱させて、
それら冷房排熱を通過空気とともに外部へ廃棄できる。
【0008】又、第1及び第2ヒートポンプ回路の双方
が暖房運転状態にあるときにも、第1及び第2吸放熱用
熱交換器に対する通風路を上記の通常風路状態にするこ
とにより、蒸発器として機能する第1及び第2吸放熱用
熱交換器の夫々で通風外気から暖房熱源の温熱を吸熱さ
せて、それら吸熱により温度低下した通過空気を外部へ
廃棄でき、換言すれば、第1及び第2吸放熱用熱交換器
の夫々で通風外気に対し暖房排熱である冷熱を放熱させ
て、それら冷熱排熱を通過空気とともに外部へ廃棄でき
る。
【0009】そして、第1及び第2ヒートポンプ回路の
うちの一方が冷房運転状態にあり、かつ、他方が暖房運
転状態にあるときには、第1及び第2吸放熱用熱交換器
に対する通風路を上記の熱回収風路状態にして、第1及
び第2吸放熱用熱交換器のうちの一方に対し通過させた
空気を他方の吸放熱用熱交換器へ通風対象空気として導
くことにより、
【0010】冷房運転側のヒートポンプ回路における凝
縮器としての吸放熱用熱交換器で通過空気に対し放熱さ
せた冷房排熱(温熱)を、他方の暖房運転側のヒートポ
ンプ回路における蒸発器としての吸放熱用熱交換器で暖
房熱源の温熱として吸熱回収したり、
【0011】あるいは又、暖房運転側のヒートポンプ回
路における蒸発器としての吸放熱用熱交換器で暖房熱源
温熱の吸熱により温度降下した通過空気を、他方の冷房
運転側のヒートポンプ回路における凝縮器としての吸放
熱用熱交換器で冷房排熱の放熱対象低温源に利用(換言
すれば、暖房運転側のヒートポンプ回路における吸放熱
用熱交換器で通過空気に対し放熱させた暖房排熱(冷
熱)を、他方の冷房運転側のヒートポンプ回路における
吸放熱用熱交換器で冷房熱源の冷熱として吸熱回収)し
たりできる。
【0012】
【発明の効果】すなわち、本発明の第1特徴構成によれ
ば、各ヒートポンプ回路がともに冷房運転状態ないし暖
房運転状態にあるときには、それらヒートポンプ回路の
夫々で従来と同様に、冷房排熱を外気に対して放熱さ
せ、又、暖房熱源の温熱を外気から吸熱させることがで
きながら、一方のヒートポンプ回路が冷房運転状態でか
つ他方のヒートポンプ回路が暖房運転状態にあるときに
おいて、前述の如く一方での冷房排熱を他方で暖房熱源
温熱として回収利用したり、又、一方での暖房排熱(冷
熱)を他方で冷房熱源の冷熱として回収利用したりする
ことで、装置全体としてのエネルギ利用効率を従来に比
べ大きく向上でき、これにより、省エネ、及び、運転コ
ストの低減を効果的に達成できる。
【0013】〔本発明の第2特徴構成〕本発明によるダ
クト式ヒートポンプ空調機の第2の特徴構成は、前記の
第1及び第2温調用熱交換器を共通の給気側空調機ケー
シング部に内装し、前記の第1及び第2吸放熱用熱交換
器を共通の外気側空調機ケーシング部に内装してあるこ
とにある。
【0014】つまり、この第2特徴構成では、上記の第
1及び第2温調用熱交換器を共通の給気側空調機ケーシ
ング部に内装することにより、対象域からの還気を給気
に循環使用する場合には、各対象域からの還気を合流さ
せる形態として還気ダクトを共通の給気側空調機ケーシ
ング部に対し接続する1系統のみとすることができ、
又、外気を給気に使用する場合には、外気を共通の給気
側空調機ケーシング部に導く1系統の外気ダクトで済ま
せることができ、更には、還気の一部を分流して排気す
る場合には上記の還気ダクトの一系統化によって分流還
気ダクトも一系統のみで済ませることができる。
【0015】又、第1及び第2の吸放熱用熱交換器を共
通の外気側空調機ケーシング部に内装したことにより、
夫々の吸放熱用熱交換器に対し放熱対象ないし吸熱対象
として通風する外気を導く外気ダクトを共通の外気側空
調機ケーシング部に対し接続する1系統のみとすること
ができるとともに、夫々の吸放熱用熱交換器に通風した
後の空気を排気する排気ダクトも1系統だけで済ませる
ことができ、更に、前述の熱回収風路状態において第1
及び第2吸放熱用熱交換器のうちの一方に対し通過させ
た空気を他方の吸放熱用熱交換器へ通風対象空気として
導く風路を、外気側空調機ケーシング部において形成す
る短尺な風路で済ませることができる。
【0016】しかも、上記の如き各ダクトの一系統化に
伴い、還気ファン、外気ファン、排気ファンといった各
系統のファンの装備数を少なくでき、これらのことによ
り、ダクト設備を含めた全体設備構成を簡素化及びコン
パクト化できる。
【0017】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0018】図1はインテリジェントビル等における空
調設備を示し、空調機には、渡り冷媒配管1により互い
に接続する給気側空調機ケーシング部2a(以下、室内
ユニットと称す)と外気側空調機ケーシング部2b(以
下、室外ユニットと称す)とに機体を分割したセパレー
ト型のヒートポンプ空調機を設置してある。
【0019】3はインテリアゾーンI及びペリメータゾ
ーンPからの還気Rを合流させて室内ユニット2aに導
く還気ダクト、4a及び4bはインテリアゾーンIへの
給気Sa及びペリメータゾーンPへの給気Sbを室内ユ
ニット2aから各ゾーンI,Pへ各別に導く第1及び第
2給気ダクトであり、一方、5は外気Oを室外ユニット
2bに導く外気ダクト、6は室外ユニット2bから屋外
へ排気Eを導く排気ダクトである。
【0020】室内ユニット2aにおいては、還気ダクト
3から導入する還気Rを2流に分流し、一方の分流還気
Raを第1温調用熱交換器7aに対し通過させて温度調
整し、この温調空気をインテリアゾーンIに対する給気
Saとして第1給気ファンFsaにより第1給気ダクト
4aへ送出する。
【0021】又、他方の分流還気Rbを第2温調用熱交
換器7bに対し通過させて温度調整し、この温調空気を
ペリメータゾーンPに対する給気Sbとして第2給気フ
ァンFsbにより第2給気ダクト4bへ送出する。
【0022】室外ユニット2bにおいては、第1及び第
2の吸放熱用熱交換器8a,8bを装備し、内部風路構
成として、外気ダクト5からの導入外気Oを第1吸放熱
用熱交換器8aに導く第1導入風路9a、同じく外気ダ
クト5からの導入外気Oを第2吸放熱用熱交換器8bに
導く第2導入風路9b、第1吸放熱用熱交換器8aに対
し通過させた空気を排気ダクト6に導く第1導出風路1
0a、並びに、第2吸放熱用熱交換器8bに対し通過さ
せた空気を排気ダクト6に導く第2導出風路10bを設
け、又、第1導入風路9aと第2導出風路10bとを接
続する第1回収風路11a、及び、第2導入風路9bと
第1導出風路10aとを接続する第2回収風路11bを
設けてある。
【0023】そして、6個の風路切換用ダンパV1〜V
6を、第1導入風路9aにおいて第1回収風路11aの
接続箇所よりも上流側の箇所、第2導入風路9bにおい
て第2回収風路11bの接続箇所よりも上流側の箇所、
第1導出風路10aにおいて第2回収風路11bの接続
箇所よりも下流側の箇所、第2導出風路10bにおいて
第1回収風路11aの接続箇所よりも下流側の箇所、並
びに、第1及び第2回収風路11a,11bの夫々に対
して介装し、これら風路切換用ダンパV1〜V6の操作
により、第1及び第2吸放熱用熱交換器8a,8bに対
する通風形態を下記(イ)、(ロ)、(ハ)の3形態に
択一的に切り換える構成としてある。
【0024】(イ)図3に示すように、外気ダクト5か
らの導入外気Oを分流して第1及び第2吸放熱用熱交換
器8a,8bに対し並列に通風し、通過後、それら空気
を合流させて排気ダクト6へ送出する通常風路状態。
【0025】(ロ)図1に示すように、外気ダクト5か
らの導入外気Oを第1吸放熱用熱交換器8aに通風し、
その通過後の空気を第2吸放熱用熱交換器8bに導い
て、第2吸放熱用熱交換器8bに対し通過させたのち排
気ダクト6へ送出する第1熱回収風路状態。
【0026】(ハ)図2に示すように、外気ダクト5か
らの導入外気Oを第2吸放熱用熱交換器8bに通風し、
その通過後の空気を第1吸放熱用熱交換器8aに導い
て、第1吸放熱用熱交換器8aに対し通過させたのち排
気ダクト6へ送出する第2熱回収風路状態。
【0027】冷媒回路構成について、第1温調用熱交換
器7aと第1吸放熱用熱交換器8aとは、第1膨張弁e
a、第1四方弁Va、及び、第1圧縮機Caとともに単
独の第1ヒートポンプ回路Haを構成し、又、第2温調
用熱交換器7bと第2吸放熱用熱交換器8bとは、第2
膨張弁eb、第2四方弁Vb、及び、第2圧縮機Cbと
ともに単独の第2ヒートポンプ回路Hbを構成し、これ
ら第1及び第2のヒートポンプ回路Ha,Hbは、その
夫々について下記の冷房運転と暖房運転とを選択的に実
施する。
【0028】(冷房運転)図3に示す如く、四方弁Va
(Vb)を冷房用切り換え状態とした状態で圧縮機Ca
(Cb)を運転することにより、圧縮機Ca(Cb)か
ら吐出される高圧冷媒ガス(図中、黒塗りの太線で示
す)を吸放熱用熱交換器8a(8b)に供給し、吸放熱
用熱交換器8a(8b)を凝縮器として通過空気に対し
放熱機能させる。
【0029】そして、吸放熱用熱交換器8a(8b)か
ら送出される凝縮冷媒液(図中、ハッチングを施した太
線で示す)を膨張弁ea(eb)を介し温調用熱交換器
7a(7b)に供給して、温調用熱交換器7a(7b)
を蒸発器として通過空気Ra(Rb)に対し冷却機能さ
せ、その温調用熱交換器7a(7b)から送出される低
圧冷媒ガス(図中、白抜きの太線で示す)を圧縮機Ca
(Cb)に吸入させる。
【0030】(暖房運転)図4に示す如く、四方弁Va
(Vb)を暖房用切り換え状態とした状態で圧縮機Ca
(Cb)を運転することにより、圧縮機Ca(Cb)か
ら吐出される高圧冷媒ガス(黒塗りの太線)を温調用熱
交換器7a(7b)に供給し、温調用熱交換器7a(7
b)を凝縮器として通過空気Ra(Rb)に対し加熱機
能させる。
【0031】そして、温調用熱交換器8a(8b)から
送出される凝縮冷媒液(ハッチングを施した太線)を膨
張弁ea(eb)を介し吸放熱用熱交換器8a(8b)
に供給して、吸放熱用熱交換器8a(8b)を蒸発器と
して通過空気に対し吸熱機能させ、その吸放熱用熱交換
器8a(8b)から送出される低圧冷媒ガス(白抜きの
太線)を圧縮機Ca(Cb)に吸入させる。
【0032】尚、上記の各運転状態の説明において括弧
内の符号は第2ヒートポンプ回路Hbの場合を示す。
【0033】つまり、上記の構成により、ペリメータゾ
ーンPの冷暖房状態にかかわらず、インテリアゾーンI
の冷房要求ないし暖房要求に対しては第1ヒートポンプ
回路Haの運転状態切り換えにより対応し、又、インテ
リアゾーンIの冷暖房状態にかかわらず、ペリメータゾ
ーンPの冷房要求ないし暖房要求に対しては第2ヒート
ポンプ回路Hbの運転状態切り換えにより対応する。
【0034】12は、第1及び第2ヒートポンプ回路H
a,Hbの運転状態切り換えに応じて室外ユニット2b
における風路切換用ダンパV1〜V6を自動切り換え操
作する風路切換制御器であり、その具体的切り換え制御
として、
【0035】図3及び図4に示す如く、第1及び第2ヒ
ートポンプHa,Hbの両方がともに冷房運転状態、な
いし、暖房運転状態にあるときには、第1及び第2吸放
熱用熱交換器8a,8bに対する通風形態を前述(イ)
の通常風路状態とし、
【0036】又、図1に示すように、第1ヒートポンプ
回路Haが冷房運転状態で、かつ、第2ヒートポンプ回
路Hbが暖房運転状態にあるときには、第1及び第2吸
放熱用熱交換器8a,8bに対する通風形態を前述
(ロ)の第1熱回収風路状態とし、
【0037】そして逆に、第1ヒートポンプ回路Haが
暖房運転状態で、かつ、第2ヒートポンプ回路Hbが冷
房運転状態にあるときには、図2に示すように、第1及
び第2吸放熱用熱交換器8a,8bに対する通風形態を
前述(ハ)の第2熱回収風路状態とする。
【0038】つまり、第1及び第2ヒートポンプ回路H
a,Hbがともに冷房運転状態にあるときには、第1及
び第2吸放熱用熱交換器8a,8bの夫々において外気
Oに対し冷房排熱を放熱させ、又、第1及び第2ヒート
ポンプ回路Ha,Hbがともに暖房運転状態にあるとき
には、第1及び第2吸放熱用熱交換器8a,8bの夫々
において外気Oから暖房熱源の温熱を吸熱させる。
【0039】そして、第1及び第2ヒートポンプ回路H
a,Hbのうちの一方が冷房運転状態で、かつ、他方が
暖房運転状態にあるときには、冷房運転側におけるヒー
トポンプ回路の吸放熱用熱交換器に対し外気Oを放熱対
象として通過させたのち、その通過空気を暖房運転側に
おけるヒートポンプ回路の吸放熱用熱交換器に対し吸熱
対象として通過させることで、冷房運転側のヒートポン
プ回路における冷房排熱を暖房運転側ヒートポンプ回路
における暖房熱源の温熱として回収利用するようにして
ある。
【0040】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0041】前述の実施例の如く、給気側空調機ケーシ
ング部(室内ユニット)2a、及び、外気側空調機ケー
シング部(室外ユニット)2bの夫々を、互いに離間配
置した状態で冷媒配管1により接続する独立ケーシング
に構成するに代えて、給気側空調機ケーシング部2aと
外気側空調機ケーシング部2bとを一体構成として独立
の空調機ケーシングを構成してもよい。
【0042】前述の実施例において、インテリアゾーン
Iからの還気とペリメータゾーンPからの還気とを合流
させずに、第1及び第2温調用熱交換器7a,7bに対
し各別に給送してもよい。
【0043】前述の実施例では、熱回収風路状態におい
て、各ヒートポンプ回路Ha,Hbの吸放熱用熱交換器
8a,8bのうち、凝縮器として放熱機能する吸放熱用
熱交換器に対し通過させた空気を他方の蒸発器として機
能する吸放熱用熱交換器へ吸熱対象として導く例を示し
たが、逆に、蒸発器として吸熱機能する吸放熱用熱交換
器に対し通過させた空気を他方の凝縮器として機能する
吸放熱用熱交換器へ放熱対象として導く形態を実施して
もよい。
【0044】又、熱回収風路状態において、一方の吸放
熱用熱交換器に対し通過させた空気を他方の吸放熱用熱
交換器に通過させたのち、再び、最初の吸放熱用熱交換
器に対し通風する形態を採用してもよい。
【0045】第1及び第2吸放熱用熱交換器8a,8b
の両方に対し外気Oを通風して、通過後の空気を外部へ
排出する通常風路状態と、第1及び第2吸放熱用熱交換
器8a,8bのうちの一方に対して通過させた空気を他
方の吸放熱用熱交換器へ通風対象空気として導く熱回収
風路状態とに通風路を切り換えるにあたり、第1及び第
2吸放熱用熱交換器8a,8bに対する具体的風路構
成、及び、風路切り換え手段の具体的切り換え構成は、
種々の構成変更が可能である。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷房及び暖房の並行運転状態を示す装置構成図
【図2】冷房運転側及び暖房運転側を反転させた並行運
転状態を示す装置構成図
【図3】両域冷房の運転状態を示す装置構成図
【図4】両域暖房の運転状態を示す装置構成図
【図5】従来例を示す装置構成図
【符号の説明】
2a 給気側空調機ケーシング部 2b 外気側空調機ケーシング部 7a 第1温調用熱交換器 7b 第2温調用熱交換器 8a 第1吸放熱用熱交換器 8b 第2吸放熱用熱交換器 Ca 第1圧縮機 Cb 第2圧縮機 ea 第1膨張手段 eb 第2膨張手段 Ha 第1ヒートポンプ回路 Hb 第2ヒートポンプ回路 I 第1対象域 O 外気 P 第2対象域 Sa 給気 Sb 給気 V1〜V6 風路切り換え手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1対象域(I)への給気(Sa)を温
    調する第1の温調用熱交換器(7a)、第2対象域
    (P)への給気(Sb)を温調する第2の温調用熱交換
    器(7b)、それぞれ外気(O)を通風する第1及び第
    2の吸放熱用熱交換器(8a),(8b)を設け、 前記第1温調用熱交換器(7a)、前記第1吸放熱用熱
    交換器(8a)、第1膨張手段(ea)、第1圧縮機
    (Ca)にわたって冷媒を循環させる第1ヒートポンプ
    回路(Ha)、及び、前記第2温調用熱交換器(7
    b)、前記第2吸放熱用熱交換器(7b)、第2膨張手
    段(eb)、第2圧縮機(Cb)にわたって冷媒を循環
    させる第2ヒートポンプ回路(Hb)の夫々を、 温調用熱交換器(7a),(7b)を蒸発器として空気
    冷却機能させ、かつ、吸放熱用熱交換器(8a),(8
    b)を凝縮器として放熱機能させる冷房運転状態と、 温調用熱交換器(7a),(7b)を凝縮器として空気
    加熱機能させ、かつ、吸放熱用熱交換器(8a),(8
    b)を蒸発器として吸熱機能させる暖房運転状態とに、
    各別に切り換え可能に構成したダクト式ヒートポンプ空
    調機であって、 前記第1及び第2吸放熱用熱交換器(8a),(8b)
    に対する通風路を、 それら第1及び第2吸放熱用熱交換器(8a),(8
    b)の両方に対し外気(O)を通風して、通過後の空気
    を外部へ排出する通常風路状態と、 前記第1及び第2吸放熱用熱交換器(8a),(8b)
    のうちの一方に対して通過させた空気を他方の吸放熱用
    熱交換器へ通風対象空気として導く熱回収風路状態と
    に、切り換える風路切り換え手段(V1〜V6)を設け
    たダクト式ヒートポンプ空調機。
  2. 【請求項2】 前記の第1及び第2温調用熱交換器(7
    a),(7b)を共通の給気側空調機ケーシング部(2
    a)に内装し、前記の第1及び第2吸放熱用熱交換器
    (8a),(8b)を共通の外気側空調機ケーシング部
    (2b)に内装してある請求項1記載のダクト式ヒート
    ポンプ空調機。
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