JP2693913B2 - Vlsi回路の構成方法および設計方法 - Google Patents
Vlsi回路の構成方法および設計方法Info
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Description
積)回路の製造に関し、より特定すれば、テスト設備が
含まれているような回路の製造およびそのように製造さ
れた回路に関する。
雑になるにつれて、テストをするのがますます困難にな
ってきた。
ズのために、VLSI回路の内部ノードにアクセスでき
ないので、回路チップの入力端子と出力端子にアクセス
することによってのみ、そのような回路をテストする必
要がある。通常、このようなテストは入力として1組の
ベクトルを回路に与え、適切な1組の出力を検出するこ
とによって行われる。この技術は数タイプのVLSI回
路にとって有用であるが、順序回路に関しては特に有用
ということにはならない。この回路はメモリ素子または
レジスタを有し、そしてこの回路では回路のより早い時
期の状態が最終状態にとって重要である。そのような順
序回路は有限状態機械として表すことができる。そのよ
うな回路では、高信頼テストに対して、組合せテスト回
路のやり方でテストすることによると有利であって、若
干のメモリ素子を制御可能かつ観察可能にすると有利で
ある。
ハードウェアを挿入することは、1つの確立した方法で
ある。この技術では、その性能を観察しようとするクリ
ティカルなメモリ素子は補助回路を備えており、その回
路は通常は休止状態であるが、コマンドを受けて起動
し、クリティカルメモリ素子を相互接続し、シフトレジ
スタを形成する。このシフトレジスタをスキャンするこ
とで、個々のメモリの性能を観察することができる。こ
の全スキャン技術の欠点は、関数回路のために利用され
たかもしれない貴重な空間を消費する相当数の付加回路
を必要とする傾向があることにある。信頼性は減少する
が、部分スキャンを行うというこのアプローチの修正例
もあるが、これは常に、問題に対する完全に満足すべき
解決であるとは限らない。
テスト容易性を考慮するものになってきた。この技術
は、「試験機能を埋込まれた有限状態機械合成」と題す
る論文(電子試験ジャーナル:理論と応用,Vol.1
221〜228ページ,1990)で説明されてい
る。これはまた、米国特許第5,228,040号明細
書(V.D.アグラヴァル(Agrawal)と前記論
文の著者でもあるK.T.チェン(Cheng)により
出願,1993年7月13日発行)の主題でもある。
SI回路に適した有限状態機械の状態遷移図にテスト機
能を組込むことを意味している。テストのためには、次
いで、拡張状態遷移図が所望の関数回路として実現さ
れ、そしてテスト機能を利用して回路全体をテストす
る。通常、幾つかのテスト機能を選択することができ、
そして選択されたテスト機能を有限状態機械の状態遷移
図に組込むことができる数通りの方法があり、これらの
選択は最終実現回路の面積および動作性能に重大な影響
を与え得るのである。
いはテスト機械を、目的有限状態機械(以下ではもっと
簡単に目的機械と称す)に組込むことは、目的機械がか
なりの数の状態を持っている場合、複雑になる。一般
に、新規入力が追加される場合、n状態のテスト機械に
対して、目的機械にテスト機能を埋込むn!通りの方法
がある。その理由は、各目的機械状態はn状態のいずれ
の1つにもマップすることができるからである。さら
に、状態機械の状態が目的機械の状態に効率的にマップ
されなければ、面積オーバヘッドは全スキャンのそれよ
り高くなることができる。特に、通常の事例ではない
が、追加入力線を必要とせずに、テスト機械を目的機械
に埋込むことができる場合、それは有利である。その
上、数百あるいは数千のメモリ素子を含むような、複雑
な関数VLSI回路にとって、回路全体に対する適切な
有限状態機械の設計は、通例、実現不可能であると証明
できるほど難しいプロジェクトである。
のテスト容易性のために、テスト機能を有限状態機械の
状態遷移図に組込むというこの従来技術の改良例に関す
る。
特徴は、テスト機能あるいはテスト機械を目的機械に埋
込んで、テスト信号が印加される適切なテスト可能VL
SI回路として実現され得る拡張あるいは複合有限状態
機械を実現する改良された技術である。可能であれば、
入力線を追加せずに、テスト機能が拡張機械に埋込まれ
る。これが不可能である場合、より普通の事例である
が、1本以上の入力線が追加される。追加入力事の例に
対しては、分割理論および目的機械の状態変数依存性を
利用して、テスト機械状態を目的機械状態にマッピング
することができる。テスト機械を埋込むことは、テスト
機械の状態、入力記号および出力記号を、目的機械の状
態、入力記号および出力記号上へのマッピングを見つけ
ることを意味しており、以下で、より十分に説明する。
れたより小さい機械の集合に分解され得るという、有限
状態機械の特性を利用する、テストのための改良方法論
に関する。2k状態を持つ機械は、0<i<kとして、
2iおよび2k-iの状態から成る2つの直列接続機械に分
けることができる。より詳細には、発明のこの第2の特
徴は、目的機械を多くのより小さい機械の相互接続とし
て扱うこと、および、分割したテスト機械を相互接続の
各成分機械に、単一のテスト機能を埋込まれた目的機械
と同じテスト生成能力を保持するように、埋込むことを
意味している。これによって、目的機械をテストするの
に必要な状態の数を、実行可能な数に低減することが可
能になる。
性を含むVLSI順序回路の製作は下記のように進めら
れる。先ず、VLSI回路の機能的役割が特定され、そ
して機能のゲートレベル設計が定められると、そのゲー
トレベル設計は、より小さい成分に分割される。一般
に、そのような成分の状態図が既知の方法で容易に準備
され得るように、各成分のフリップフロップ数を最大約
10に限定することが望ましい。次いで、各成分に対し
て、成分の状態図にマッピングするのに適したテスト状
態図が選択される。特に重要なことは、目的機械成分の
依存グラフは、状態変数間の依存関係が増えないように
テスト機械依存グラフの状態変数にマッピングする状態
変数を持つということである。マッピングの結果は、複
合機械状態遷移グラフとなる。製作された場合、このグ
ラフのゲートレベル回路は、選択的に関数回路成分ある
いはテスト回路成分として働くことができる。
ので、テストモードでは、テスト成分は相互接続機械、
代表的にはシフトレジスタを形成するように接続される
ことが望ましく、従って、そのようなテスト成分の各メ
モリ素子の状態は、入力端子に印加された信号によって
所望通りセットすることができる。
部分間に若干の関係が満たされる必要がある。このため
に、相互接続機械は先ず、目的機械の個々の成分Mに対
して1つの点を有する有向グラフとして表される。成分
機械M1 の出力がまた、成分機械M1 の入力でもある場
合、点Mから点Mまでの辺がある。次いで、相互接続機
械のグラフにおけるすべての点から成る連続チェイン
が、必要に応じて辺を追加することで形成される。次
に、全成分機械に共通な入力線が追加され、次いで、分
割されたテスト機械が各成分機械に、成分機械M1 に関
連するテスト機械の出力記号が、先に形成されたチェイ
ンの機械M1 のすぐ後の機械に対応するテスト機械の入
力記号になるように、埋込まれる。結果の拡張機械は、
最終的には、VLSI回路として実現され、そして、前
述の米国特許明細書で説明されているように、選択的に
その機能モードあるいはテストモードで、通常の態様
で、回路を動作させるための装置を含んでいるであろ
う。
ートレベル回路を形成することが不可能な事例において
は、必要な依存グラフは、目的機械のネットリスト記述
から形成することができる。
明された、テスト機能およびそれを目的機械に埋込むこ
とについての概念を再検討することで始めるのが有益で
あろう。
準的な状態遷移図10によって表される目的機械を考察
する。以下では、この有限状態機械のような状態遷移図
を参照するのが便利であろう。4状態S1 からS4 、2
つの1次入力線および1つの出力線が示されている。最
少長の状態符号化には[log2 4]あるいは2つの状
態変数が必要とされる。容易なテスト可能性を与えるた
めに、この目的機械をテスト機能によって拡張しようと
する。利用しようとするテスト機能は、次の2つの機能
を実行するテスト機械と称される有限状態機械である。
2つの機能は、短い所定シーケンスによって、その状態
の全部にセットされ得ること、および短い入力シーケン
スを適用することによって、どの状態も出力において観
察できることである。テスト機械は、目的機械と同じ状
態変数を利用する。
る。この機械には4状態T1 〜T4、2つの入力記号
(p1 とp2 )および2つの出力記号(q1 とq2 )が
ある。この機械が、2つのベクトルの入力シーケンスに
よって、いずれの所望状態にもセットできることは容易
に検証される。さらに、任意の順序で記号p1 とp2 を
用いた長さ2のシーケンスが適用される場合、その出力
シーケンスは、順序に関係なく、初期状態に依存する。
一般に、n状態および2入力記号に対して、これらシー
ケンスの長さは[log2 n]になる。次に、テスト機
械の状態遷移図は、拡張あるいは複合機械が目的機械に
追加された最少数の遷移を含むように、目的機械の状態
遷移図にマージ(併合)される。図3は、そのような複
合機械の1つの可能な形30を示している。目的機械に
含まれない特別な遷移は破線で示される。テスト機械の
状態T1 ,T2 ,T3 およびT4 は、それぞれ、状態S
2 ,S4 ,S1 およびS3 上にマッピングされる。テス
ト機械の入力記号p1 とp2には、符号00と11を割
当てられている。同様に、出力記号q1 とq2 は、それ
ぞれ、符号0と1を割当てられている。
得ることができる。目的機械グラフが、テスト機械グラ
フと同形である部分グラフを持たない場合には、テスト
機械と目的機械の状態間での1対1マッピングは不可能
である。そのようなテスト機械は目的機械と両立できな
いであろう。例えば、図4の目的機械40を考えてみ
る。図2のテスト機械グラフがこのグラフと両立できな
いことは容易に検証できる。しかし、目的機械に特別な
入力が追加される場合には、目的機械における可能な遷
移数は倍加され、そしてテスト機械を埋込むことができ
る。新規入力線に、目的機械に追加された新規遷移に対
する値1を割当てることができる。次いでそれは元々の
目的機械に属す遷移に対する値0を想定する。図2のテ
スト機械20の図4の目的機械40への1つの可能埋込
みは以下の通りである、すなわち、テスト機械の状態T
1 ,T2 ,T3 およびT4 は、それぞれ、目的機械の状
態S1 ,S2 ,S3 およびS4 上にマッピングされる。
第1段階では、テスト機械の動作は、各メモリ素子を0
と1状態にセットし、かつ観察し、そして回路全体の故
障シミュレーションを実行することによって検証され
る。第2段階では、第1段階で検出されなかった故障の
みが考察される。組合せテスト生成装置によって、故障
を主出力あるいは次状態線に伝播するのに必要な入力お
よび現在状態を判定する。テストベクトルは機械を要求
された現状態にセットすることを保証する同期シーケン
スと、故障状態を主出力へ伝搬させる判定シーケンスを
交互に加えることでテストシーケンスに変換される。
問題は次のように表すことができる。
場合は、後で考察する。 1.目的機械状態遷移グラフに不特定遷移を追加して、
テスト機械状態遷移グラフと同形の部分グラフを形成で
きるか。もしできれば、その部分グラフを見つける。 2.特別入力線を目的機械に追加しなければならない場
合、複合機械の領域が最小化されるように、テスト機械
グラフと同形の目的機械の部分グラフを形成する新規遷
移を特定する最良の方法は何であるか。
を含む場合、テスト機械を埋込むことは可能である。目
的機械が不完全に定義されている(ある状態からの遷移
が特定されていなければ、機械は不完全に定義されてい
る)場合には、テスト機械を埋込むために、不特定な辺
を利用することができる。テスト機械を埋込むことに
は、テスト機械の状態、入力記号および出力記号の目的
機械の状態、入力記号および出力記号へのマッピングを
見つけることが含まれる。
機械の目的機械への埋込みを見つける技術を提供する。
目的機械は完全に定義されているものとする(すなわ
ち、どの状態からのどんな遷移でも特定されている)。
力記号q1 とq2 、および0,1,・・・,7と番号を
付けられた8状態から成っていると考える。図2の4状
態テスト機械20のように、8状態機械もまた、自己ル
ープを有する2状態0および7を持っている。p1 およ
びp2 とラベルの付いた辺によって誘導されるテスト機
械の部分グラフ50および60は、それぞれ図5および
図6に示される。これら部分グラフの種々の特性を示
す。p1 によって誘導された部分グラフ50を見ると、
どの状態も1出力辺を持ち、偶数番号の状態は2入力辺
を持つ。偶数番号の状態sは、状態s/2からの1入力
辺を持ち、他方の入力辺は状態(s+m)/2からであ
る。従って、p1 によって誘導される部分グラフは、上
向きの辺を持つ完全2進木となっている。ルートは自己
ループを持つ状態を指す。p2 によって誘導される部分
グラフもまた、同じ特性を持つ。しかし、奇数番号の状
態sはどれも、状態[s/2]および[(s+m)/
2]からの2入力辺を持つ。1部分グラフにおけるリー
フ(内部ノード)は、他方の部分グラフの内部ノード
(リーフ)となっている。
ている事例に対するこの新規埋込みアルゴリズムは、下
記の段階から成る。
2 の組合せを選択する。全入力組合せが試されたら、特
別入力線を追加しないで埋込むことは不可能である。 2.I1 とI2 によって誘導される目的機械の部分グラ
フを見つける。この部分グラフをそれぞれ、G1 および
G2 とする。G1 とG2 の両者が完全2進木で、そのル
ートが自己ループを持つ状態を示していれば、次の段階
に進む。そうでなければ、段階1に行く。 3.G1 の自己ループを持つ状態をテスト機械の状態0
上にマッピングする。また、G1 のルートをテスト機械
の状態m/2上にマッピングする。G2 の自己ループを
持つ状態を状態m−1上にマッピングする。G2 のルー
トは状態(m/2)−1上にマッピングされる。 4.テスト機械のある状態上にマッピングされたG1 ま
たはG2 のリーフを考察する。このリーフの全後続者の
マッピングは、次のように決定される:テスト機械の状
態s上にマッピングされたG1 (G2 )の状態の直後の
後続者は、2s<m(2s+1<m)の場合、状態2s
(2s+1)上にマッピングされねばならない。そうで
なければ、それはテスト機械の状態2s−m(2s+1
−m)上にマッピングされる。リーフの後続者がすで
に、上記規則に一致しない状態にマッピングされていれ
ば、段階1に行く。 5.目的機械の全状態がテスト機械のある状態にマッピ
ングされたら、埋込みが得られる。そうでなければ、段
階1に行く。
みが存在する場合はいつでも、アルゴリズムAによって
テスト機械を完全定義目的機械に埋込む。
ピングされると、すべての他の状態のマッピングも得ら
れる。これは、リーフの全後続者に対するマッピング
は、そのリーフのマッピングから独自に決定されるから
である。リーフのある後続者のマッピングに不一致があ
る場合には、部分グラフG1 ∪G2 はテスト機械と同形
ではない。G1 ∪G2 の全ノードがテスト機械の状態に
マッピングされる場合には、グラフG1 ∪G2 はテスト
機械と同形である。
の機械の状態遷移グラフにおける遷移数Eと定義する。
述のサイズの多項式となっている。
ゴリズムAの段階1は、多くても22i回、繰り返され
る。段階2はO(n)時間必要である。但しnは機械の
状態数である。段階3は定数時間で実行することができ
る。段階4は、グラフG1 またはG2 における各ノード
に対してO(logn)時間かかる。時間計算量全体は
O(22i・nlogn)である。機械のサイズはn・2
i であるので、アルゴリズムは多項式時間計算量を持
つ。
記述における状態からの遷移数は2i より少なくするこ
とができる。1例として、4つの主入力線を持つ機械を
考えてみる。遷移に対する入力組合せは、2つの別々の
遷移1001および1101の代わりに、1・01とし
て与えることができる。埋込みアルゴリズムは次のよう
に修正することができる。Iは機械の記述における遷移
の総数であり、そしてnは状態の数であるとする。状態
S1 からの遷移数をEとする。従ってE1 +E2 +・・
・+En =E・2遷移の積を、両遷移によってカバーさ
れる最大キューブと定義する。例えば、遷移1・0・と
10・1の積は1001である。各状態Si (l≦i≦
n)からの1遷移ti を選択する。これらの遷移の積が
空であれば、空でない積が得られるまで、別の遷移の組
合せを選択する。空でない積をI1 とする。同様に、別
の遷移組合せを選択して、第2の空でない積I2 を得
る。上記アルゴリズムの段階2から段階5までを繰り返
して、I1 とI2 に関して埋込みが可能であるかどうか
を見る。そうでなければ、I1 とI2 の別の組合せを選
択する。I1 とI2 の可能な組合せの数は(E1 ,E2
・・・En /2)=O((E1 ,E2 ・・・En )2 )
=O((E/n)2n)である。段階2から段階5までの
計算量はO(nlogn)であり、そして修正アルゴリ
ズムの時間計算量はO((nlogn)(E/n)2n)
である。
は幾つかの不特定辺を持つ部分グラフG1 とG2 を生成
する。その解決には、G1 ∪G2 がテスト機械の状態遷
移グラフと同形になるように、G1 とG2 に辺を追加す
ることが含まれる。状態からの遷移が特定されていない
場合、次の遷移状態を、目的機械の状態のいずれか1つ
になるように特定することができる。また、不完全定義
機械に対して、利用されてない入力組合せがあり得る。
これらの入力に対して、目的機械におけるどの状態から
の状態遷移も特定されない。そのような入力組合せはp
1 またはp2 として利用することができる。そのような
入力組合せが存在する場合、それらを見つける問題は、
典型的なNP完全問題である論理式の充足性問題と同等
である。従って、この問題の解決は必然的にヒューリス
ティックになる。最も実用的アプローチは、入力線を追
加することであることが多い。
機械に埋込むn!通りの方法がある(nは状態数であ
る)。目的機械の実現と比較すると、複合機械に対する
最小論理オーバヘッドに帰着する埋込みに着目した。す
べてのn!埋込みを試みることは実行不可能である。実
際に良好に働くヒューリスティックアルゴリズムを提案
する。
が増加しないように、目的機械の状態にマッピングす
る。この方法は以下の例で説明する。依存性と分割を精
密に定義するために、「故障検出性能を持つ順序機械の
設計」と題する論文(IEEE会報,電子コンピュー
タ,Vol.16,173〜181ページ,1967年
8月)を参照することができる。非公式には、状態変数
の依存性は、状態変数の次状態論理式に存在する他の状
態変数の数となっている。機械の状態の分割は、機械の
状態の1組の互いに素な部分集合あるいはブロックであ
る。これら部分集合の合併は機械の全状態組である。状
態変数によって誘導された分割は、特定ブロックにおけ
る全状態が、その状態変数に対して同じ値を持つという
特性を持つ。
械20を考察する。状態が符号化され、そして目的機械
の論理が最適化される場合、1実現として図7の回路7
0が得られる。回路70にはNANDゲート71,7
2,73および74、インバータ75と76、そしてフ
リップフロップ77と78が、図示されるように相互接
続されている。状態符号化および論理最小化は、例え
ば、MUSTANGおよびSIS(NAND−NORラ
イブラリーを有する)を利用して実行される。前者はデ
バダス(Devadas)他によってコンピュータ支援
設計についてのIEEE会報Vol.7,1200〜1
300ページ(1988年12月)において、「ムスタ
ング:マルチレベル論理実現を目標とする有限状態機械
の状態割当て」という題で、記述されている。後者は、
セントヴィヒ(Sentovich)他によって、コン
ピュータ設計についてのIEEE国際会議紀要,328
〜333ページ,1992年10月に、「合成および最
適化を利用する順序回路設計」という題で、記述されて
いる。目的機械は2つの状態変数x1 とx2 を持ってい
る。状態S1 ,S2 ,S3 およびS4 は、それぞれ、2
進符号(x1 =0,x2=1),(x1 =1,x2 =
0),(x1 =0,x2 =0)および(x1 =1,x2
=1)を割当てられる。目的機械の依存グラフは図8
(a)に示される。目的機械のどの状態変数に対しても
点がある。状態変数xが状態変数yの次状態論理式に現
れる場合には、yはxに依存し、そしてその依存グラフ
には、点xから点yに弧がある。一例として、図8
(a)の点1(2)は状態変数x1 (x2 )に対応す
る。変数x1 は状態変数x2 の次状態論理式に現れるの
で、点1から点2までの弧がある。この依存グラフの他
方の弧および従属グラフ8(b)は同様に導出される。
な実現はシフトレジスタである。このテスト機械は2つ
の状態変数x′1 とx′2 を持っている。4状態T1 ,
T2,T3 およびT4 は(x′1 =0,x′2 =0),
(x′1 =0,x′2 =1),(x′1 =1,x′2 =
0)および(x′1 =1,x′2 =1)と、それぞれ符
号化されている。依存グラフは図8(b)に示される。
増加しないように、テスト機械の状態変数を目的機械の
状態変数にマッピングすることである。点x′1 とx′
2 をx1 とx2 に、それぞれマッピングする場合、状態
変数における依存性は増加しない。状態変数に従った目
的機械の分割は次の通りである。
る。両状態の符号化においてx1 =0であるので、1ブ
ロックは状態S2 およびS3 から成る。第2のブロック
は、x1 =1として符号化される状態S1 とS4 から成
る。分割x2 は同様に導出される。
は次の通りである。
2ブロックにマッピングすることができる。同様に、分
割x′2の第1ブロックは、分割x2の第1あるいは第2
ブロックにマッピングすることができる。すべての4つ
の可能性が考えられ、そして最小論理オーバヘッドを与
えるものが選択される。x′1の第1ブロックがx 1 の第
1ブロックにマッピングされるものとする(従って、
x′1の第2ブロックはx 1 の第2ブロックにマッピング
される)。同様に、x′2の第1ブロックはx 2 の第1ブ
ロックにマッピングされる。次いで、目的およびテスト
機械の状態のマッピングは、S1→T1,S4→T3,S3
→T2,S2→T4,複合機械状態遷移グラフ90は図9
に示される。例えば、MUSTANGおよびSISを利
用して、状態符号化および論理最適化を実行する場合、
図10の複合機械実現100が得られ、それはNORゲ
ート101〜107、NANDゲート108、インバー
タ109Aと109B、およびフリップフロップ98と
99を備えている。状態S1,S2,S3およびS4は、そ
れぞれ、ノード(x1=0,x2=1),(x1=1,x2
=0),(x1=0,x2=0)および(x1=1,x2=
1)を割当てられている。恐らく、他のプログラムによ
って他の実現を生ずることもできるであろう。
スキャン修正の結果、15ゲートを有する多重レベル実
現になる。これは、3ゲートから成るマルチプレクサ
が、各フリップフロップおよび主出力信号OUTに対し
て追加されるからである。しかし、図10の複合機械1
00は、10ゲートのみを必要とする。
4 は、(x1 =0,x2 =1),(x1 =0,x2 =
0),(x1=1,x2 =1)および(x1 =1,x2
=0)と符号化される。これはテスト機械状態を目的機
械状態にマッピングするからである。テスト機械のこの
符号化によって、図2のテスト機械20のシフトレジス
タ実現に帰着しないことに注目すべきである。この実施
例は、設計後のスキャン修正よりテスト機械埋込み手順
を利用する方が有利なことを示している。
存性を持ち込まずに、目的機械の状態にテスト機械の状
態をマッピングすることは不可能である。図11に示さ
れるような、7状態変数x1 ,x2 ・・・x7 および依
存グラフ110を持つ目的機械を考える。対応するテス
ト機械は7状態変数x′1 ,x′2 ・・・,x′7 を必
要とし、そしてそれは図12の依存グラフ120を得る
よう実現することができる。
ラフ120と同形の部分グラフを持っていないことに注
目されたい。
性を持ち込まずに、図11の状態変数上にマッピングす
ることはできない。次の方法は、最小数の新規依存性を
追加して、2つのグラフの状態変数をマッピングする。 1.以下で説明するように、目的機械の依存グラフから
最長チェインを得る。 2.グラフから最長チェインを除去する。このチェイン
を現在チェインと呼ぶ。もしあれば、現在チェインの終
点と、この段階の以前の繰り返しで得たチェインの始点
の間に辺を追加する。もしなければ、中止する。 3.修正グラフに少なくとも1つの点があれば、段階1
に行く。
る問題は、NP完全である。実際に良好に働く発見的方
法は、下記の通りである。
ゴリズムを利用して決定することができる。
分も単一点で置換し、そして既知の方法で、有向非巡回
グラフとなっている圧縮グラフを得る。例えば、A.
V.エィホウ(Aho)他による、「コンピュータアル
ゴリズムの設計および分析」(Addison Wes
ley1974)を参照されたい。 2.各強連結成分の最長チェインを計算する。これはN
P完全問題である。次の発見的方法を利用することがで
きる。既知の方法で、強連結成分の極大木を決定する。
極大木の最長チェインは、強連結成分における点と弧の
数に関して線形時間計算量で決定することができる。 3.いずれかの強連結成分点に付随する弧を除いて、圧
縮グラフのどの弧にも1の重みを割当てる。これらの弧
は、それが付随している強連結成分の最長チェインにお
ける点の数に等しい重みを割当てられる。圧縮グラフに
おける最大重みの道は、点の数に関して線形時間計算量
で決定することができる。依存グラフに対する最長のチ
ェインは、圧縮グラフの最大重みの道から容易に得るこ
とができる。
て線形時間計算量において実行することができる。グラ
フのサイズは、繰り返しごとに縮小する。従って、繰り
返しの数はグラフ内の点の数に関して線形である。1例
として、図11のグラフ110を考察すると、このグラ
フでは、どの点も皆、それ事態の強連結成分となってい
る。最初の繰り返しで、点x1 ,x2 ,x3 およびx4
から成るチェインが除去される。次の繰り返しで、点x
5 とx6 から成るチェインが除去される。点x6 から点
x1 への辺を追加する。ここで、点x7 のみが残され、
そこで点x7 から点x5 へ辺を追加する。この修正グラ
フは図13に示されており、そこにはチェインx7 ,x
5 ,x6 ,x1 ,x2 ,x3 ,x4 がある。テスト機械
と目的機械の状態変数間の下記マッピングによって、複
合機械に、最小数の特別依存性をもたらす。 x′1 →x7 ,x′2 →x5 ,x′3 →x6 ,x′4 →
x1 , x′5 →x2 ,x′6 →x3 ,x′7 →x4n
状態を持つ機械に対する埋込みアルゴリズムを概説す
る。一般に、nは2のべきと考えられる。log2 n状
態変数が必要とされる。
そして依存グラフを作成する。 2.目的機械の依存グラフの状態変数を、最少数の特別
辺が追加されるようにチェインでつなぎ、テスト機械の
依存グラフと同形な部分グラフを得る。 3.目的および試験機械の依存グラフのチェインをマッ
ピングして、目的機械の状態変数の試験機械のそれへの
マッピングを得る。 4.目的およびテスト機械の状態変数によって誘導され
た2ブロック分割を決定する。 5.目的機械の状態変数aがテスト機械の状態変数b上
にマッピングされる場合、状態変数bによって誘導され
た第1ブロックは、状態変数aの第1ブロックあるいは
第2ブロックに行くことができる。このように、
状態へのnの可能なマッピングがある。これらのマッピ
ングの各々に対して、状態符号化および論理最適化を実
行し、そして最小論理を有する実現を選択する。
けるn!とは対照的に、論理最適化装置をn回呼出す。
を分解して、直列接続されたより小さなテスト機械の集
合にすることができる、ということである。2n 状態を
持つテスト機械を分割し、0<i<nとして、2i およ
び2n-1 状態から成る、2つの直列接続テスト機械にす
ることができる。なお、多くてもnのベクトルの入力シ
ーケンスによって、いずれの状態もセットし、かつ観察
するという望ましい特性も与えられている。図2に示さ
れる4状態テスト機械20を見ると、それは分解され
て、図14に示されるように、各々2状態から成る、2
つのテスト機械14aと14bになることができる。第
1テスト機械14aの出力記号は第2テスト機械14b
の入力記号となっている。第1テスト機械14aが状態
X1 にあり、そして第2の14bが状態X2 にある場
合、この相互接続テスト機械は、状態(X1 ,X2 )に
あると考えられる。図14の2つの試験機械の機械製品
は、図2の、(A,C)→T1 ,(B,C)→T3 ,
(A,D)→T2 ,(B,D)→T4 にマッピングされ
たテスト機械20と同形である。
M1とM2があると考えてみる。M1の出力はM2を駆動
し、そして逆の場合も同じである。M1の若干の入力は
また、相互接続機械の1次入力である。M1とM2を単一
機械とみなし、次いで4状態テスト機械を埋込む代わり
に、図14の2つの状態テスト機械14aと14bを、
別々に、2つの相互接続機械の各々に埋込む。状態Aと
Bを有するテスト機械は機械M1に埋込まれ、そして状
態CとDを有するテスト機械は機械M2に埋込まれる。
械に対して1点を持つ有向グラフとして表すことができ
る。成分機械Miの出力がまた、成分機械Mjの入力にな
っている場合、点Miから点Mjまで辺がある。以下の手
順によって、テスト機械を、成分機械M1・・・Mkから
成る相互接続機械に埋込む。
チェインを選択する。そのようなチェインが存在しない
場合、前述のアルゴリズムBのような最長チェイン除去
を利用して、最少数の特別辺がグラフに追加されるよう
に、グラフ内のすべての点から成るチェインを作成す
る。Mi とMj 間の新規辺は、機械M1 への特別入力線
の追加に対応するので、出来る限り少数の辺を追加する
ことが望ましい。一般に、そのような形成されたチェイ
ンはM1 →M2 →M3 →・・・→Mkであると考えられ
る。 2.成分機械に共通の特別入力線を追加する。この線は
テストモードでは1に、そして他の場合には0にセット
される。段階1によってMj からMi に新規辺が持ち込
まれていれば、機械Mj の出力線は機械Mi (l≦i,
j≦k)への新規入力線として追加される。 3.前述のアルゴリズムを利用して、各成分機械にテス
ト機械を埋込む。成分機械Mi に対応するテスト機械の
出力記号は、段階1で形成されたチェインにおけるMi
のすぐ次の機械に対応するテスト機械の入力記号となっ
ている。
例を考察する。機械M1,M2,M3,M4,M5およびM6
は成分部分機械である。所望の相互接続を達成するため
に利用しようとする部分機械の数は、目的機械のサイズ
に依存する。概念的には、目的機械のゲートレベル形式
での実現が先ずなされてから、分割の特徴およびサイズ
が選択され、そしてそれに十分な部分機械を利用するこ
とを目標としており、過度に多数の状態を含むような大
きすぎる部分機械は回避される。代表的に、11以上の
状態を持つ機械は回避される。また、M4の出力は相互
接続機械の1次入力のみであると考えられる。Miから
Mjへの辺は、Mjへの入力となっているMiの幾つかの
出力線があることを示している。テスト線と称する特別
入力線がすべての機械に追加される。この線は全機械に
とって共通である。テスト線はテストモードでは、値1
を取り、他の場合には、値0を取る。相互接続機械のグ
ラフに最少数の特別辺を追加するように、機械からチェ
インが形成される。この実施例では、可能なチェインは
M6→M5→M1→M2→M3→M4である。M6からM5への
辺はないので、M6からM5へ辺を追加する。その結果、
M6の出力線がM5への入力線として追加される。上記チ
ェインにおいて、部分機械Miが部分機械Mjの直前であ
る場合、Miに対応する試験機械の出力記号は、Mjに対
するテスト機械の入力記号になる。
順によって得た成分機械のチェインはM1 →M1 →M3
→・・・→Mk であると仮定する。テスト機械を埋込ま
れた相互接続機械のための適切なテスト生成手順は、下
記の段階から成る。 1.標準的な方法で、目標故障に対する適切な組合せテ
ストベクトルを生成する。組合せテスト生成装置が相互
接続機械全体の組合せ論理に作用する。組合せテスト
に、相互接続機械は状態(s1 ,s2 ・・・sk )にあ
ることを要求させる、但し、状態sj は成分機械Mj の
状態である。 2.状態(s1 ,s2 ・・・sk )に対して同期シーケ
ンスを適用する。同期シーケンスを導出する手順は後で
与えられる。 3.段階1で得た組合せテストベクトルを適用する。 4.判定シーケンスを適用する。p1 が機械M1 の入力
記号であれば、可能な判定シーケンスはp1 がs回、繰
り返される。但し、s=[log2 t1 ]+[log2
t2 ]+[log2 t3 ]+・・・+[log
2 tk ]。この場合、tjは機械Mj の状態数である。
状態si にセットするために必要な、Mi の入力に関す
る同期シーケンスは既知である。このシーケンスはま
た、機械Mi-1 の状態グループ{s′i-1 }に対する判
定シーケンスとなっている。従って、機械Mi-1 を
{s′i-1 }のいずれかの状態にセットしなければなら
ない。{s′i-1 }における状態に対する同期シーケン
スはまた、Mi-2 の状態グループ{s′i-2 }に対する
判定シーケンスとなっている。このようにして、M1に
到達するまで、先行機械を追って行く。最終的にMi を
状態si にセットするために、M1 を状態s′1 にセッ
トする必要があると仮定する。状態s′1 に対する同期
シーケンスをzi とする。上記方法に従って、M1 にお
いて適用する必要のあるシーケンスを決定し、従って機
械Mi-1 は状態si-1 にセットされる。そのシーケンス
をzi-1 とする。状態(s1 ,s2 ・・・sk )に対す
る同期シーケンスは、zk ,zk-1 ・・・z1 である。
図16の実施例を見ると、状態AとBを持つテスト機械
161は、状態E,F,GおよびHを持つテスト機械1
62に送り込まれ、それが今度は、状態CとDを持つテ
スト機械163に送り込まれる。組合せテストは、相互
接続機械が現在の状態(A,H,C)にあることを必要
とする、と考える。同期シーケンスr1 は機械163を
状態Cにセットする。状態セット{E,H}は判定シー
ケンスr1 を持つ。機械162を状態{E,H}のいず
れか1つにセットするためには、同期シーケンスはq1
- 、すなわちq1 q2 あるいはq1 q1 である。これ
は、機械161が状態Aにセットされ、次いで状態Aま
たは状態Bに転送される場合に発生することができて、
そして必要とされるシーケンスはp1 - である(すなわ
ち、p1 p1 あるいはp1 p2 )。機械162を状態H
にセットするためには、シーケンスq1 q2 が必要であ
る。機械161は状態Aにセットされ、次いで状態Bに
転送され、そして必要とされるシーケンスはp1 p2 で
ある。機械161を状態Aにセットするためにはp1 が
必要とされる。相互接続機械を状態(A,H,C)にセ
ットする同期シーケンスはp1 - ,p1 p2 ,p1 であ
り、これはp1 p1 p2 p1 に圧縮することができる。
次いで、判定シーケンス、すなわちp1 ,p1 ,p1 お
よびp1 が後に続く組合せテストを適用する。
用するテスト機械において、テスト機械あるいはスキャ
ンレジスタの修正動作は、独立に、高信頼性が保証され
なければならない。テスト機械に影響を及ぼさない故障
は、テスト機械を利用して検出される。テスト機械の完
全保証は実行不可能なので、どのメモリ素子も0と1に
セットされる近似試験が行われる。しかし、このアプロ
ーチには次のような欠点がある。テスト機械が近似テス
ト段階を通過してもなお、テスト機械に誤りのあること
をもあり得る。テスト機能が完全であることを仮定して
生成されたテストが、無効であることもあり得る。1つ
の可能な解決法は、テスト機能が故障によって影響を受
ける場合でも、目的機械を正確に試験するようなテスト
機械を設計することである。同様な考えを利用して、相
互接続機械をフォールトトレラントにすることができ
る。p1とp2をテスト機械の入力記号とする。この設計
によって、テスト機械のp1のラベル付きの遷移または
p2のラベル付きの遷移のいずれも、故障があっても、
損なわれないことを保証する。そこで、幾つかのテスト
機械に誤りがあっても、正確に働くであろうテストシー
ケンスを生成することが可能である。相互接続機械の各
成分機械を、2レベルPLA(プログラム可能論理アレ
イ)として実現することができる。この技術は、「耐故
障性試験機能を有する有限状態機械」と題する論文(電
子技術ジャーナル:理論と応用,4,57〜69,19
63年)で説明されている。相互接続機械はなお、p1
あるいはp2のラベル付きのどの辺でも、故障があって
も損なわれないことを保証する、多重レベル実現である
ことに注目されたい。どの目標故障に対するテストシー
ケンスの長さでもなお、相互接続機械の状態変数の総数
に比例している。M1,M2,・・・,Mkを相互接続機
械のテスト機械とする。この場合、M1は、1≦i<k
とすると、Mi+1の先行者である。1≦i≦kとする
と、Miに対する入力記号はp1 iとp2 iであり、そして
その出力記号はp1 i+1とp2 i+1であるとする。機械Mj
に故障があり、そしてp2 jのラベル付きの遷移のみが損
なわれることがあるものとする。
I回路の拡張機械200の4つの成分201,202,
203および204を示す。代表的に、分割は5以上の
成分にかかわる。各複合成分には、別々のテストFSM
が中に埋込まれている目的機械の部分が含まれる。適切
な入力を与えることによって、テスト機械は回路内に逐
次、相互接続されて、VLSI回路の種々の個別素子を
テストするのに利用される。
リセット状態を必要とする特別の事例が幾つかある。そ
のような事例を処理するための明白な解決法は、リセッ
トのあるフリップフロップを利用することである。
スト機械を目的機械に埋込んで、テスト信号が印加され
る適切なテスト可能VLSI回路として実現され得る拡
張あるいは複合有限状態機械を実現する改良された技術
を提供することができる。
成された目的有限状態機械の状態遷移図である。
成されたテスト有限状態機械の状態遷移図である。
成された複合有限状態機械の状態遷移図である。
ある。
ベル回路図である。
グラフである。
のゲートレベル回路図である。
る。
テスト機械の依存グラフを示す図である。
込まれた後の依存グラフを示す図である。
施例を示す図である。
ある。
埋込まれている複数の有限状態機械成分に区分けされた
VLSI回路の略図である。
Claims (8)
- 【請求項1】テスト容易性に適したVLSI回路を構成
する方法において、 VLSIの所望の機能を表す有限状態機械の状態遷移図
のゲートレベル設計実現を準備するステップと、 複数の成分機械が相互接続された有限状態機械に対応す
るようにゲートレベル実現を分割するステップと、 各テスト機械が、第1シーケンスの入力パルスによって
その状態の全部にセットすることができ、そして第2シ
ーケンスの入力パルスによってその出力においてその状
態を観察できるという特性を持っている、個々のテスト
機械を、前記成分機械に埋込み、かつ併合するステップ
とを含み、前記 埋込みは、最少数の遷移が前記成分機械に追加され
るように、前記成分機械および前記テスト機械の状態図
を併合するよう作用し、 併合したテスト機械と成分機械のゲートレベル実現を導
出するステップと、 このゲートレベル実現をVLSIチップ形式に組立てる
ステップ、 とを含むことを特徴とするVLSI回路の構成方法。 - 【請求項2】テスト容易性に適したVLSI回路を設計
する方法において、 入力および出力を介して相互に作用し合う有限状態機械
の成分機械の相互接続機械として、所望のVLSIの目
的有限状態機械を準備するステップと、 テスト機械の各状態、各入力記号および出力記号を、有
限状態機械の成分機械の状態、入力記号および出力記号
にマッピングすることによって、分割したテスト機械を
前記成分機械の各々に埋込むステップと、テスト機械が埋め込まれた相互接続機械 に対してテスト
を生成するステップと、 VLSI回路として、テスト機能が埋め込まれた相互接
続機械を実現するステップ、とを含むことを特徴とする
VLSI回路の設計方法。 - 【請求項3】テスト容易性に適したVLSI回路を設計
する方法において、別々のテスト機械を、VLSI回路
がそれに基づいて実現されようとする成分M1からMkま
でを備える相互接続機械の各成分機械に埋込むために、 相互接続機械のグラフを準備するステップと、 前記グラフのすべての点から成るチェインを選択するス
テップと、 まだそれが存在しなければ、そのようなチェインを作成
するのに必要な最少数の辺を追加するステップと、 全成分機械に共通な特別入力線を追加するステップと、 M1からMiまで、追加されたいずれの新規辺に出力線を
追加するステップと、 成分機械Miに対応するテスト機械の出力記号が、チェ
イン内でMiの次の成分機械に対応するテスト機械の入
力記号になるように、テスト機械を各成分機械に埋込む
ステップ、とを含むことを特徴とするVLSI回路の設
計方法。 - 【請求項4】テスト容易なVLSI回路を設計する方法
において、 テスト対象となる有限状態機械を複数の成分機械から構
成される相互接続機械グラフとして準備するステップ
と、 前記有限状態機械を代表する成分機械のチェインを構成
するために前記相互接続機械グラフの点を選択するステ
ップと、 テスト機械の出力が、これに続く成分機械に埋め込まれ
たテスト機械の入力となるように各成分機械に一つずつ
テスト機械を埋め込むステップとを含むことを特徴とす
るVLSI回路の設計方法。 - 【請求項5】全ての成分機械に共通の入力信号線を追加
するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の
VLSI回路の設計方法。 - 【請求項6】前記選択ステップにおいて、前記成分機械
のチェインを構成するために、最長チェインを除去する
最長チェイン除去ステップを用いて、最小数の辺を前記
相互接続グラフに追加することする請求項4または5に
記載のVLSI回路の設計方法。 - 【請求項7】前記チェインを構成するために必要な最少
数の辺が加えられ、前記チェインを構成するに当たり新
規辺の追加がなされた成分機械に対して一つの新しい出
力信号線を加えることを特徴とする請求項6に記載のV
LSI回路の設計方法。 - 【請求項8】テスト対象となる目的有限状態機械とテス
ト機械の状態符号化および論理最適化を実行し、目的有
限状態機械とテスト機械の依存グラフを作成し、 新規の依存性を持ち込まずに、目的有限状態機械の状態
にテスト機械をマッピングすることができない場合、最
小数の新規依存性を前記依存グラフに追加し、 新規の依存性を持ち込まずに、目的機械の状態にテスト
機械をマッピングすることができる場合には、新規の依
然性を前記依存グラフに追加せず、 目的有限状態機械とテスト機械の依存グラフのチェイン
をマッピングして、目的有限状態機械の状態変数をテス
ト機械の状態変数にマッピングし、 前記目的有限状態機械とテスト機械の状態変数により、
状態変数ごとに2つのブロック分割を決定し、 目的有限状態機械の任意の状態変数がテスト機械の任意
の状態変数上にマッピングされる場合、当該テスト機械
の状態変数によって分割された第1ブロックは、目的有
限状態機械の状態変数により分割された第1ブロックあ
るいは第2ブロックにマッピングを行い、当該マッピン
グを目的有限状態機械の状態の数だけ行い、これらのマ
ッピングの各々に対して、状態符号化および論理最適化
を実行し、最小論理を有する実現を選択することを特徴
とするVLSI回路の設計方法。
Applications Claiming Priority (2)
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US08/123,883 US5461573A (en) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | VLSI circuits designed for testability and methods for producing them |
US08/123883 | 1993-09-20 |
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