JP2690673B2 - イメージレーザレーダ装置 - Google Patents

イメージレーザレーダ装置

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JP2690673B2
JP2690673B2 JP5080799A JP8079993A JP2690673B2 JP 2690673 B2 JP2690673 B2 JP 2690673B2 JP 5080799 A JP5080799 A JP 5080799A JP 8079993 A JP8079993 A JP 8079993A JP 2690673 B2 JP2690673 B2 JP 2690673B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージレーザレーダ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】位相比較法(光変調位相比較法)を用い
た測距が知られている。これは、正弦波で輝度変調した
連続波(光ビーム)を送出し、被写体からの反射光を受
信して検波した後、送出波と検出波の位相を比較するこ
とにより測距するものである。この測距において、受信
器側でゲートをかけることにより測距のS/Nを向上さ
せる技術が、例えば特開平2−13878号公報に開示
されている。これによれば、被写体までの大気中に存在
する散乱体などに影響されることなく、被写体までの距
離を正確に測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、被写体からの反射光の受信手段について、格別
の工夫がされておらず、このため実用的価値が不十分で
ある。ところで、レーザレンジゲート動作を行なう受信
手段として、近接型II(イメージインテンシファイヤ
ー)管と呼ばれるものがある。このデバイスによれば、
被写体からの微弱な光信号をも、増強したイメージとし
て再生できる。
【0004】そこで本発明は、この近接型II管の特徴
を活用することにより、従来にはない新規のイメージレ
ーザレーダ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるイメージ
レーザレーダ装置は、所定周波数で輝度変調された出射
光を被写体に投射するレーザ光源と、被写体からの反射
光を受光して像増強する機能を有し、所定周波数でゲイ
ンが変調されるイメージインテンシファイヤー管と、こ
のイメージインテンシファイヤー管のゲイン変調周期の
略1/4以下の周期であってゲインが単調に増加または
減少する期間においてのみイメージインテンシファイヤ
の出力をオンとするゲート手段とを備えることを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明では、イメージインテンシファイヤ管の
光電面またはMCP(マイクロチャンネルプレート)に
パルスまたは正弦波電圧を印加し、同時に被写体には上
記イメージインテンシファイヤ管の変調周波数と同一ま
たは少しずれた周波数で輝度変調されたレーザ光を照射
しているため、イメージインテンシファイヤ管への印加
電圧信号と被写体からの反射光強度信号は互いに同期し
ている。従って、イメージレーザレーダ装置から被写体
までの距離に応じて(正確には変調波の1/2波長の範
囲内で)、上記印加電圧信号と反射光強度信号の位相差
が変化し、イメージインテンシファイヤ管によって増幅
される信号の強度が変化する。よって、イメージレーザ
レーダ装置と被写体との距離が、変調波の1/2波長だ
け変化する度に、濃淡が周期的に繰り返される。また、
ゲート手段による制御により、イメージインテンシファ
イヤ管のゲイン変調周期の略1/4以下の周期であって
ゲインが単調増加(または単調減少)する期間のみイメ
ージインテンシファイヤ管の出力をオンとすることで、
上記周期的に変化する濃淡イメージのうち、特定の1周
期に対応する距離範囲内において、被写体までの距離情
報を、近い位置は明るく(または暗く)、遠い位置では
暗い(または明るい)画像の濃淡イメージで得ることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、図1,2を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1は実施例に係るイメージレーザレーダ
装置の構成を示すブロック図であり、図2はこの実施例
の動作を示す波形図である。図1に示す通り、本実施例
のイメージレーザレーダ装置は、被写体1に正弦波で輝
度変調されたレーザ光を投射するレーザ光源2と、被写
体1からの反射光を受光するイメージインテンシファイ
ヤ管3と、これらの動作をコントロールする回路系とを
備えて構成されている。
【0008】正弦波発生回路41は輝度変調、ゲイン変
調およびゲート動作タイミングの基準となる正弦波電圧
を発生するもので、その出力は位相調整回路42A,4
2Bを経て増幅器43A,43Bに与えられる。位相調
整回路42A,Bは正弦波発生回路41の出力に位相差
を与えるもので、増幅器43A,Bは位相差の与えられ
た正弦波電圧を単に増幅する。DC電源回路44からD
C電力が供給されるRF重畳回路45は、増幅器43A
からの正弦波電圧を搬送波すなわち所定のRFに重畳
し、レーザ光源2に与える。レーザダイオード等のレー
ザ光源2からのレーザ光はミラー5に形成されたスルー
ホールを通して、被写体1に向けて空間中に投射され
る。なお、被写体1とレーザ光源2の間の空間中には、
散乱等を生じさせる障害物質6が浮遊して存在してい
る。
【0009】被写体1からの反射光は、ミラー5で反射
されレンズ7を介してイメージインテンシファイヤ管3
に入射されるよう構成される。イメージインテンシファ
イヤ管3は受光面板の内面に光電面31を有し、出力面
であるファイバ光学プレート32の内面には螢光面33
を有し、光電面31と螢光面33の間の真空容器中には
電子増倍用のMCP34が設けられている。そして、螢
光面33の光学像はファイバ光学プレート32およびリ
レーレンズ8を介してTVカメラ9により撮像される。
【0010】ここで、イメージインテンシファイヤ管3
の光電面31には増幅器43Bの出力、すなわち正弦波
電圧が与えられ、これによってゲイン変調がなされてい
る。また、正弦波発生回路41からの正弦波電圧は波形
整形回路46で波形整形され、分周および遅延回路47
を経てゲート幅設定回路48に与えられる。そして、ゲ
ート幅設定回路48の出力はMCPゲート駆動回路48
に与えられ、この出力はMCP34に印加されてゲート
動作がされる。
【0011】上記実施例の動作を図2のタイミングチャ
ートにより説明する。図2において、正弦波電圧波形
(A)は正弦波発生回路41の出力波形、光強度波形
(B)はレーザ光源2の出力レーザ光の強度波形、波形
(C)はイメージインテンシファイヤ管3の光電面31
に入射する被写体1からの反射光の強度波形を示してい
る。ここで、波形(A)と波形(B)の間の位相差T1
は、位相調整回路42Aによって設定されたものであ
り、波形(B)と(C)の間の位相差T2 は、レーザ光
の空間中の伝播による時間遅れである。
【0012】円周の波形(D)は光電面31の電圧波形
であり、これは波形(C)つまりイメージインテンシフ
ァイヤ管3への入力光の強度変化と同期している。波形
(E)はMCP34に与えられるゲート電圧であり、ゲ
ート電圧が正になっている期間のみ、MCP34による
光電子増倍がされる。つまり、その前後の期間T3 ,T
4 の期間はシャッタが閉じられたのと同じになるので、
波形(E)のパルス期間のみ、被写体1の情報がイメー
ジとして撮られることになる。なお、波形(E)のパル
ス間隔T5 のタイミングは分周および遅延回路47によ
って調整される。
【0013】図2の波形(F)はイメージインテンシフ
ァイヤ管3の螢光面33の電圧波形、つまりTVカメラ
9への光出力波形である。すなわち、波形(E)のよう
にMCP34の電圧が正のとき以外は、螢光面33の光
出力はゼロとなり、MCP34の電圧が正でゲートが開
いているときのみ、螢光面33はイメージを出力する。
このとき、ゲートが開いている期間は、波形(C)に示
す光電面31への入力光強度が単調に減少する期間およ
び光電面31への電圧(波形(D))が単調に減少する
(つまり、ゲインが単調に減少する)期間の両方に対応
しているので、MCP電圧がオンの期間のみの像は一定
の距離範囲の像となり、かつ近い位置は明るく、遠い位
置は暗く濃淡で表示されることになる。
【0014】上記実施例では、イメージインテンシファ
イヤ管3のゲインおよび被写体1からの反射光の強度が
単調減少する期間に、イメージインテンシファイヤ管3
のゲート期間を設定しているが、ゲインおよびイメージ
インテンシファイヤ管3への入射光強度が単調増加する
期間に、イメージインテンシファイヤ管3のゲート期間
を設定してもよい。このようにすると、一定の距離範囲
内にある被写体のうち、近いものが暗く、遠いものが明
るく濃淡表示される。
【0015】また、ゲインの変調はイメージインテンシ
ファイヤ管3のMCPへの印加電圧を正弦波変調するこ
とで行ない、イメージインテンシファイヤ管3の光電面
31への電圧をオン,オフさせることでゲート動作を行
なわせてもよい。
【0016】さらに、被写体1の反射率の差によるイメ
ージの濃淡差を補正してもよい。すなわち、レーザ光源
2を直流点灯させてイメージインテンシファイヤ管3も
変調動作させないで、被写体1からの反射光をあらかじ
め計測しておく。そして、上述した実施例の計測を行な
うときに、この直流点灯、無変調で計測しておいたデー
タを用いて、正弦波点灯および正弦波変調におけるイメ
ージデータを補正することにより、被写体1の反射率の
差による濃淡の差をキャンセルする。ここで、距離情報
の読み出しをTVカメラ9で行なうものとすれば、画像
メモリを用いて補正用の撮像と計測用の撮像を交互に繰
り返すことにより、ダイナミックに距離情報が得られ
る。
【0017】
【発明の効果】以上の通り、本発明では、イメージイン
テンシファイヤ管のゲインを正弦波変調し、同時に被写
体には上記イメージインテンシファイヤ管の変調周波数
と同一または少しずれた周波数で輝度変調されたレーザ
光を照射しているので、距離に応じて濃淡が周期的に繰
り返して変化する情報が得られる。さらに、ゲート手段
の制御により、イメージインテンシファイヤ管のゲイン
変調周期の略1/4以下の周期であってゲインが単調増
加(または単調減少)する期間のみイメージインテンシ
ファイヤ管の出力をオンとすることで、特定の距離範囲
内における被写体までの距離情報を、近い位置は明るく
(または暗く)、遠い位置では暗い(または明るい)画
像の濃淡イメージで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のイメージレーザレーダ装置の構成図。
【図2】実施例の動作を示す波形図。
【符号の説明】
1…被写体、2…レーザ光源、3…イメージインテンシ
ファイヤ管、31…光電面、32…ファイバ光学プレー
ト、33…螢光面、34…MCP、41…正弦波発生回
路、42…位相調整回路、43…増幅器、44…DC電
源回路、45…RF重畳回路、46…波形整形回路、4
7…分周および遅延回路、48…ゲート幅設定回路、4
9…MCPゲート駆動回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数で輝度変調された、出射光を
    被写体に投射するレーザ光源と、前記被写体からの反射
    光を受光して像増強する機能を有し、前記所定周波数で
    ゲインが変調されるイメージインテンシファイヤー管
    と、このイメージインテンシファイヤー管のゲイン変調
    周期の略1/4以下の周期であってゲインが単調に増加
    または減少する期間においてのみ前記イメージインテン
    シファイヤの出力をオンとするゲート手段とを備えるこ
    とを特徴とするイメージレーザレーダ装置。
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