JP2690286B2 - 焼却炉及び焼却炉用の移動式投入装置 - Google Patents

焼却炉及び焼却炉用の移動式投入装置

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JP2690286B2
JP2690286B2 JP17889095A JP17889095A JP2690286B2 JP 2690286 B2 JP2690286 B2 JP 2690286B2 JP 17889095 A JP17889095 A JP 17889095A JP 17889095 A JP17889095 A JP 17889095A JP 2690286 B2 JP2690286 B2 JP 2690286B2
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英己 川野
秀夫 青野
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株式会社リバーフィールド
株式会社 青野商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉及び焼却炉
用の投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の焼却炉は、一般に、焼却室の上部
に焼却物を投入するための投入口を画成し、焼却中はそ
の投入口を焼却蓋で閉塞している。そして、一度の焼却
工程が終了すると、次の焼却物を投入するために、焼却
蓋は一度完全に投入口から取り外される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、焼却後直ちに焼
却蓋を取り外すと、焼却炉内外の圧力差の関係で炎や焼
却物が投入口から外部に噴出して作業上危険であった。
【0004】本発明の目的は、安全でしかも効率よく焼
却物を焼却室に投入できる焼却炉及び焼却炉用の移動式
投入装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明は、上面に投入口を有する焼却室と、焼却室
の上面に載置され、投入口に整合した開口を有する支持
板と、支持板上を往復動自在な投入装置とを備え、投入
装置は、頂面と底面が開口したホッパと、ホッパに連結
されたブロックと、ブロックに支持されると共にホッパ
の頂面を閉塞するホッパ蓋とを備え、ホッパの底面と投
入口とが整合する位置と、ブロックが投入口を閉塞する
位置との間を移動する焼却炉を提供する。
【0006】また、本発明は、頂面と底面が開口したホ
ッパと、ホッパに連結されたブロックと、ブロックに支
持されると共にホッパの頂面を閉塞するホッパ蓋とを備
え、ホッパの底面が焼却炉の投入口と整合する位置と、
ブロックが投入口を閉塞する位置との間を往復動する焼
却炉用の移動式投入装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を添付図
面に基づいて説明する。
【0008】図1に示すように、本発明の焼却炉10
は、略々全体が地中に埋設された焼却室12と、焼却室
12の開口した上面に載置され、中央部に矩形の投入口
14が形成された天板16とを有する。焼却室12内の
温度は最高摂氏1400度にも達するので、アオライト
等の耐火材を使用するのが好ましい。
【0009】図示実施例において、投入装置20は、ス
テンレススチール製で、ホッパ22を備える。ホッパ2
2は矩形の筺体であって、頂面、底面ともに開口してい
る。ホッパ22の右側にはブロック24が一体的に設け
られており、図1の位置では投入口14を閉塞して焼却
室12を密封する。ブロック24の上面にはフレーム2
6が配設され、このフレーム26は矩形のホッパ蓋28
を支持する。ホッパ蓋28は、ホッパ22及びフレーム
26の上面に沿って延在する二本の案内レール30上を
電動モータ32によって自動的に移動して、ホッパ22
の頂面を閉塞する。
【0010】燃焼室12の天板16上には支持板34が
載置され、複数本の支柱36によって強固に支持されて
いる。この支持板34には、その長手方向に沿って二本
の案内レール38が平行に延在し、投入装置20の下部
に設けたローラ40が案内レール38に係合している。
これにより、投入装置20は支持板34上を、その長手
方向に沿って往復動する。尚、投入装置20も電動モー
タ(不図示)によって自動的に移動する。
【0011】図2に示すように、ブロック24が設けら
れた側とは反対側のホッパの一側にはスクレイパー42
が付設されており、ホッパ22内に焼却物が投入された
後、スクレイパー42はホッパ22内の焼却物を支持板
34に沿って投入口14まで確実に移送する。勿論、投
入口14と対応する位置の支持板34にも同様の開口3
5が形成されている。スクレイパー42には複数個のロ
ーラ44が取り付けられており、投入装置20の移動を
容易にする。
【0012】次に、斯かる投入装置を備える焼却炉の使
用方法を順を追って説明する。
【0013】先ず、図2に示すようにホッパ22の頂面
を開放状態にしてプラスチックや紙屑、汚泥等様々な種
類の焼却物をホッパ22内に投入する。投入したら、電
動モータ32を駆動してホッパ蓋28を案内レール30
に沿って図2の左方向に移動して、図1に示すようにホ
ッパ22の頂面を閉塞する。この後、投入装置用電動モ
ータ(不図示)を駆動して、投入装置20全体を右方向
に移動して、図4に示すようにホッパ22の開口した底
面を投入口14に整合させる。この移動時、スクレイパ
ー42が有効に働いてホッパ内の焼却物を確実に移送す
る。ホッパ20の底面と投入口14が整合し始めると、
ホッパ20内部と燃焼室12が連通して焼却物が燃焼室
内に徐々に投下される。焼却物が完全に投下されたら、
ホッパ蓋28を閉めた状態で投入装置20を図4の位置
から図1の位置へ移動させて、投入口14をブロック2
54の下面で閉塞する。
【0014】この後、燃焼バーナ(不図示)で焼却物を
所定時間燃焼して焼却する。この焼却中にホッパ蓋28
を開いて焼却すべき次の焼却物をホッパ22内に投入す
る。以下、同様の手順で焼却処理をする。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明は、焼却中に次
の焼却物をホッパ内に投入することができるので効率よ
く焼却物を焼却室に供給でき、しかも、次の焼却物を焼
却室内に投入する時にはブロック及び/又はホッパ蓋を
介して焼却室を密封しているので安全性も高い等、種々
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】投入装置のブロックで焼却室を閉塞した状態を
示す焼却炉の断面図。
【図2】図1に示す投入装置の斜視図。
【図3】図1の左側から見た投入装置の側面図。
【図4】ホッパと焼却室上面の投入口が整合した状態を
示す焼却炉の断面図。
【符号の説明】
10 焼却炉 12 焼却室 14 投入口 20 投入装置 22 ホッパ 24 ブロック 28 ホッパ蓋 42 スクレイパー

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉であって、 上面に投入口を有する焼却室と、 該焼却室の上面に載置され、投入口に整合した開口を有
    する支持板と、 該支持板上を往復動自在な投入装置とを備え、 該投入装置は、頂面と底面が開口したホッパと、該ホッ
    パに連結されたブロックと、該ブロックに支持されると
    共に、該ホッパの頂面を閉塞するホッパ蓋とを備え、前
    記ホッパの底面と前記投入口とが整合する位置と、前記
    ブロックが該投入口を閉塞する位置との間を移動するこ
    とを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記ホッパは、前記ブロックが連結され
    た側とは反対側の一側にスクレイパーを備える請求項1
    に記載の焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記スクレイパーは、複数個のローラを
    有し、該ローラは前記支持板上を転動する請求項2に記
    載の焼却炉。
  4. 【請求項4】 前記ホッパはステンレススチール製であ
    る請求項1乃至3の何れかに記載の焼却炉。
  5. 【請求項5】 焼却炉用の移動式投入装置であって、 頂面と底面が開口したホッパと、該ホッパに連結された
    ブロックと、該ブロックに支持されると共に前記ホッパ
    の頂面を閉塞するホッパ蓋とを備え、前記ホッパの底面
    が焼却炉の投入口と整合する位置と、前記ブロックが該
    投入口を閉塞する位置との間を往復動することを特徴と
    する焼却炉用の移動式投入装置。
  6. 【請求項6】 前記ホッパは、前記ブロックが連結され
    た側とは反対側の一側にスクレイパーを備える請求項5
    に記載の移動式投入装置。
  7. 【請求項7】 前記スクレイパーは、複数個のローラを
    有し、該ローラは前記支持板上を転動する請求項6に記
    載の移動式投入装置。
  8. 【請求項8】 前記ホッパはステンレススチール製であ
    る請求項5乃至7の何れかに記載の移動式投入装置。
JP17889095A 1995-07-14 1995-07-14 焼却炉及び焼却炉用の移動式投入装置 Expired - Fee Related JP2690286B2 (ja)

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