JP2690095B2 - 像ぶれ防止装置 - Google Patents

像ぶれ防止装置

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JP2690095B2
JP2690095B2 JP1820888A JP1820888A JP2690095B2 JP 2690095 B2 JP2690095 B2 JP 2690095B2 JP 1820888 A JP1820888 A JP 1820888A JP 1820888 A JP1820888 A JP 1820888A JP 2690095 B2 JP2690095 B2 JP 2690095B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラ、光学機器等において、手ぶれ等に
より発生する像ぶれを防止するための像ぶれ防止装置に
関するものである。
[従来の技術] 現代のカメラでは、露出決定やピント合せ等の撮影に
とって重要な作業は、すべて自動化されているため、カ
メラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常
に少なくなっているが、カメラぶれによる撮影失敗だけ
は自動的に防ぐことができない。
このため、最近では、カメラぶれに起因する撮影失敗
をも防止することのできるカメラが研究されており、と
くに、撮影者の手ぶれによる撮影失敗を防止することの
できるカメラについての開発、研究が進められている。
上記の手ぶれは、周波数として通常1Hzないし12Hzの
振動であるが、カメラシャッタのレリーズ時点において
このような手ぶれを起こしていても、像ぶれのない写真
を撮影可能とするためには、上記手ぶれによるカメラの
振動を検出し、その検出値に応じて補正光学系をカメラ
の振動変位の方向に応じて変位させてやらなければなら
ない。したがって、上記目的(すなわち、カメラのぶれ
が生じても像ぶれを生じない写真を撮影できること)を
達成するためには、カメラの振動(とくに手ぶれ振動)
を正確に検出することが必要となる。
そして、カメラぶれの検出は、原理的にいえば、加速
度信号を出力する加速度計および該加速度信号を1階積
分もしくは2階積分して速度信号もしくは変位信号を出
力する積分器を含むカメラぶれ検出システムをカメラに
搭載することによって行なうことができる。
ここで、加速度計を用いたカメラぶれ検出システムに
ついて、第7図によりその概要を説明する。
第7図の例は、矢印4で示す方向のカメラ縦ぶれを検
出するシステムの図であり、紙面に垂直な方向に関して
の横ぶれ検出システムについては省略されている。
第7図において、1はカメラ本体、2はレンズ鏡筒、
3a1,3b1はそれぞれサーボ加速度計等の微小加速度を検
出できる2つの加速度計で、それぞれの加速度検出方向
を3a2,3b2で示す。カメラの横ぶれの検出においても、
同様な加速度計を使用すればよいが、この場合には、加
速度の検出方向が前記矢印3a2,3b2に対して90度、すな
わち、紙面に垂直な方向となる。
5は前記2つの加速度計3a1,3b1の出力の差分をとる
差動増幅器、6は公知のアナログ積分回路(以下、単に
積分回路という。)であり、差動増幅器5からの差動加
速度信号を1階積分して手ぶれ速度もしくは2階積分し
て手ぶれ変位に変換する。7は補正光学系であり、第7
図に示す矢印4の方向のカメラ縦ぶれの防振のための駆
動方向71で示される。またカメラ横ぶれの防振のために
は、前記71に対して90度、すなわち、紙面に垂直な方向
が駆動方向になる。
以上のカメラぶれ検出システムの動作について説明す
る。
いま、撮影者がカメラを構え、被写体を狙い始めると
する。このとき、カメラは矢印4の方向および紙面垂直
方向に微小にぶれる。このぶれは周波数が1Hzないし12H
zの振動である。
カメラが前記矢印4の方向にぶれると、加速度計3a1,
3b1には、各々異なったぶれ加速度が入力される。これ
はカメラが第7図に示した点Oを中心としてぶれた場
合、その加速度は前記点Oに近い加速度計3b1よりも、
該点Oから離れている加速度計3a1のほうに大きく加わ
るためである。前記2つの加速度計3a1,3b1の出力の差
分を差動増幅器5により求めることで、カメラが矢印4
の方向にぶれ(縦方向振動)るときに生じた加速度信号
が得られる。この信号を積分器6で積分することで、カ
メラ手ぶれ速度、もしくは手ぶれ変位に変換する。
補正光学系7の駆動は公知の速度制御方式もしくは変
位制御方式にて行なわれ、変位制御のときは、積分器6
は2階積分器であり、積分器6からの手ぶれ変位信号に
より、速度制御のときは、積分器6は1階積分器であ
り、積分器6からの手ぶれ速度信号により、補正光学系
7は駆動され、最終的は補正光学系7の動きは手ぶれと
同波形で逆相もしくは同相とすることで防振効果を得
る。
ここで、補正光学系7の駆動を手ぶれと逆相もしくは
同相の両者があるのは、レンズ全体の光学系によって、
逆相で駆動することで防振効果を得る場合と、同相で駆
動することで防振効果を得る場合の二者があるからであ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第7図に示すような構成の像ぶれ防止
システムを備えた従来の防振機能付カメラでは、像ぶれ
防止システムには像ぶれを防止するための動作のみを行
なわせていた。
本発明は、上記のような状態を鑑みて、像ぶれ防止シ
ステムに像ぶれ防止とは異なる他の機能のための動作を
させ、像ぶれ防止システムをより効果的に利用すること
のできる像ぶれ防止装置を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、請求項1の発明は像ぶれ
を防止するための像ぶれ防止手段と、前記像ぶれ防止手
段に像ぶれ防止動作を行なわせるための信号を入力する
ための第1の入力手段と、前記像ぶれ防止手段を使用者
により任意設定された速さで像ぶれ防止とは無関係に動
作させるための信号を入力するための第2の入力手段と
を備えるものとした。
また、請求項2の発明は像ぶれを防止するための像ぶ
れ防止手段と、前記像ぶれ防止手段に像ぶれ防止動作を
行なわせるための信号を入力するための第1の入力手段
と、前記像ぶれ防止手段を、使用者により任意設定され
た方向に像ぶれ防止とは無関係に動作させるための信号
を入力するための第2の入力手段とを備えるものとし
た。
[作用] 本発明によれば、像ぶれ防止手段を使用者により任意
に設定された速さ、または、方向に像ぶれ防止動作とは
無関係に作用させるための信号を入力するための入力手
段を設けたので、像ぶれ防止手段に使用者の意図する像
ぶれ防止動作とは無関係な動作を行なわせることができ
るようになる。
[実 施 例] 第1図は本発明の第1実施例を示している。
第1図において、3Aはカメラ横ぶれ検知センサ、3Bは
カメラ縦ぶれ検知センサであり、これらは、それぞれ第
7図における加速度センサ3a,3bおよび差動増幅器5を
含んだものである。6A,6Bは第7図の積分器6に相当す
る公知の処理回路であり、カメラぶれ速度を出力する。
7A,7Bはそれぞれ横方向,縦方向の補正光学系駆動部で
あり、カメラぶれ速度出力により、カメラぶれ変位に応
じた駆動をする公知の速度制御方式で構成されており、
アナログスイッチ8A,8Bの切換えにより、処理回路6A,6B
からの手ぶれ積分出力もしくは後述する被写体速度入力
手段14からの処理信号としてアナログスイッチ22の信号
が入力されることで、補正光学系が駆動される。ここ
で、アナログスイッチ8A,8Bはそれぞれオア回路9A,9Bか
らの出力が入力されたときに処理回路6A,6Bと横および
縦方向の補正光学系駆動部7A,7Bとを接続し、入力され
ないときはアナログスイッチ22と接続されるように構成
されている。またオア回路9A,9Bはそれぞれインバータ3
8A,38Bを介してアンド回路24A1,24A2および27B1,27B2
も接続されており、アンド回路24A1,24A2,27B1,27B2
出力はそれぞれファインダ37中に液晶もしくはLEDで構
成された表示素子29A1,29A2,30B1,30B2を駆動する表示
駆動部25A1,25A2,28B1,28B2に接続されている。そし
て、たとえば、オア回路9Aが出力しないと、インバータ
回路38Aを介しているため、アンド回路24A1,24A2には信
号が入力される。そして、後述するオア回路26A1,26A2
のうち、オア回路26A1が出力したとすると、アンド回路
24A1が出力し、表示駆動部25A1を介して表示素子29A1
点灯もしくは点滅させる。
一方、オア回路9A,9Bは公知のデコーダ10,カウンタ11
を介してカメラボディ等に取付けられて外部から操作可
能な公知のはね返り式のオンオフスイッチである駆動選
択スイッチ12に接続されている。カウンタ11は該スイッ
チ12のオンオフのパルスを拾ってデコーダ10の出力端子
101,102,103の順に出力を繰返えす構成となっている。
図示されていないカメラの外部から操作できる入力ス
イッチを有する被写体速度入力手段14からの速度信号は
絶対値回路31を通して絶対値化され、表示駆動部32によ
りファインダ37内に表示33が表示される。一方、被写体
速度入力手段14からの速度信号は比較器36に入力され
る。ここで、比較器36の出力は速度信号の極性により出
力極性を変え、スイッチ回路34に入力される。スイッチ
回路34はその極性を判別してオア回路26A1またはオア回
路26A2に出力する。
そのため、たとえば、被写体速度入力手段14の速度出
力の極性が正のときは、オア回路26A1が出力してアンド
回路24A1,27B1に入力し、速度出力の極性が負のとき、
オア回路26A2が出力してアンド回路24A2,27B2に入力す
る。
またモード選択スイッチ23からの出力があるときは、
オア回路26A1,26A2とも出力するため、オア回路9Aが出
力されていなければ、表示素子29A1,29A2とも点灯もし
くは点滅する。なお第1図のファインダ37の縦方向の表
示についても同様な構成となっている。
被写体速度入力手段14からの速度出力は、さらに除算
回路16により被写体距離情報15に対する比が求められ、
レリーズ信号21が出力したときにアナログスイッチ17に
より加算回路18と接続される。加算回路18はアナログス
イッチ13を介して処理回路6A,6Bからの信号を入力され
る。アナログスイッチ13はオア回路9Aの出力により加算
回路18と処理回路6Bを接続させ、オア回路9Aの出力がな
いときは、加算回路18と処理回路6Aを接続する構成とな
っている。
被写体速度入力手段14からの速度信号の被写体距離情
報15の出力に対する比は、レリーズ信号21が出力された
ときに加算回路18により処理回路6Aもしくは処理回路6B
の出力に加算される。
またアナログスイッチ22はモード選択スイッチ23が出
力したときに、基準電圧発生器20の出力をアナログスイ
ッチ8A,8Bに入力させ、モード選択スイッチ23が出力さ
れないときは、加算回路18の信号をアナログスイッチ8
A,8Bに入力させる。
第1図に示すように構成された回路を有する流し撮り
機能付き防振カメラにおいては、たとえば、撮影者がレ
ーシングカーの流し撮りを行なう時、流し撮りを行なう
地点を狙い、流し撮りしたい軸を選択するため、駆動選
択スイッチ12を順次押していく。それにより、デコーダ
10の出力端子101,102,103が順次出力してインバータ38
A,38Bおよびアンド回路24A1,24A2,27B1,27B2、表示駆動
部25A1,25A2,28B1,28B2を介してファインダ37の表示素
子29A1,29A2,30B1,30B2を点灯もしくは点滅させる。な
おデコーダ出力端子101が出力している時はオア回路9A,
9Bとも出力がアナログスイッチ8A,8Bに入力され、処理
回路6A,6Bの出力が各々アナログスイッチ8A,8Bを介して
直接横縦の補正光学系7A,7Bに入力されるため防振を行
なうが、流し撮りは行なわず、表示素子29A1,29A2,30
B1,30B2はいずれも表示されない。
つまり、撮影者はファインダ37内の表示を確認しなが
ら流し撮りを行なう方向として、表示素子29A1,29A2
示す横軸もしくは表示素子30B1,30B2の示す縦軸を駆動
選択スイッチ12で選択する。それからモード選択スイツ
チ23を押して自動流し撮り、手動流し撮り(いわゆる従
来の流し撮り)の切換えを行なう。手動流し撮りの時は
ファインダ37内の表示素子29A1,29A2もしくは表示素子3
0B1,30B2を同時点灯もしくは点滅させる。
つぎに、自動流し撮りの場合、撮影者は、はね返りス
イッチとカウンタなどで構成された図示されていない速
度入力スイッチを操作して被写体速度入力手段14に流し
撮りのための所望の速度信号を入力する。たとえば、撮
影するレーシングカーの速度が160km/hであるならば、
そのように速度入力スイッチを操作し、絶対値回路31、
表示駆動部32を介してファインダ37内の表示33を確認す
る。速度入力スイッチは公知であるため、図示はしない
が、速度の極性の切換えも可能であり、被写体速度入力
手段14の信号の極性を比較器36で判別し、スイッチ回路
34によりオア回路26A1,26A2、のいずれかを出力させ、
アンド回路24A1,27B1もしくはアンド回路24A2,27B2を介
して表示素子29A1,29A2のどちらか、もしくは表示素子3
0B1,30B2のどちらかを点灯もしくは点滅させて流し撮り
の方向を選択する。つまり、速度入力スイッチの極性切
換えにより、流し撮りの方向が逆転し、これをファイン
ダ37で確認できるのである。モード選択スイッチ23は手
動により流し撮りを行なう時に操作され、このスイッチ
23が出力したときは、補正光学系駆動部7Aまたは補正光
学系駆動部7Bには、アナログスイッチ22を介して基準電
圧発生器20の信号が入力される。またこのスイッチ出力
はオア回路26A1,26A2の両方を出力させ、オア回路9A,9B
から所望の手動流し撮りを行なう軸の両方の表示、たと
えば、表示素子29A1および29A2を点灯もしくは点滅させ
る。なお、上記基準電圧発生器20の役目は、防振用の補
正光学系が駆動範囲の片側限界位置にバネによって押し
付けられているため、基準電圧発生器20から一定電圧を
補正光学系駆動部7A,7Bに与えることで補正光学系駆動
部7A,7Bが補正光学系を上記バネの付勢力に抗して駆動
範囲の略中央位置に保持できるようにし、防振時に補正
光学系がいずれの方向にも移動できるようにするもので
ある。
たとえば、いま、撮影者が横方向紙面右から左に自動
流し撮りを行なうとする。撮影者は駆動選択スイッチ12
と速度入力スイッチ14およびその極性切換えを操作して
ファインダ内矢印の表示素子29A1を点灯もしくは点滅さ
せるとともに表示33に所望のスピードをセットする。こ
のとき、オア回路9Aは出力しないでオア回路9Bは出力し
ている。そのため、アナログスイッチ8Bは縦ぶれ検知セ
ンサ3Bの信号を、処理回路6を介して補正光学系駆動部
7Bに入力させるとともに、アナログスイッチ13が横ぶれ
検知センサ3Aの信号を、処理回路6Aを介して加算回路18
に入力させる。一方、自動流し撮りであるので、モード
選択スイッチ23は操作されず、出力は行なわれないの
で、アナログスイッチ22は前記横ぶれ検知センサ3Aの信
号を加算回路18からアナログスイッチ8Aに入力させ、ア
ナログスイッチ8Aはオア回路9Aが出力されていないの
で、このアナログスイッチ8Aからの信号を補正光学系駆
動部7Aに入力させ、縦軸横軸とも防振された状態にな
る。
そして、レーシングカーがファインダ37内にあらわ
れ、撮影者がレリーズ信号21を出力すると、設定した被
写体速度入力手段14の速度信号と被写体距離情報15の比
の信号が除算回路16から出力され、アナログスイッチ17
を介して加算回路18で前記処理回路6Aの信号と加算さ
れ、この信号により補正光学系駆動部7Aは補正光学系を
防振しながら流し撮り方向である横方向紙面右から左に
駆動する。
ここで、補正光学系駆動部7Aによる駆動は、たとえ
ば、被写体距離lが200mで、設定速度vが160km/h、レ
ンズ焦点距離fが300mmとすると、補正光学系の駆動速
度vcは次のようになる。
またシャッタ速度を1/60(s)とすると、補正光学系
の移動量は1.11(mm)となる。
これにより、補正光学系は被写体速度入力手段14に設
定された速度に対応してレーシングカーを追って動き、
かつ、外乱の振動は縦横の防振作用により除去されてい
るため、被写体が鮮明で背景の流れたすばらしい流し撮
りが誰にでも可能になる。なお他の方向への流し撮りも
同様であるので、その説明を省略する。
第2図は本発明の第2実施例を示している。
この第2実施例が第1図と異なるのは、フォーカス領
域内被写体判別回路40が付加されていることである。な
お、第1図の構成と同一の構成は同一の符号を付して簡
単のため説明は省略する(以下の実施例も同じ)。この
回路はファインダフォーカスエリア41内の物体が、あら
かじめ設定した被写体距離にあれば信号を出し、露出回
路39にて撮影を行なう。そのため、フォーカス領域内被
写体判別回路40にあらかじめ被写体距離を設定してお
き、被写体が該エリア41に入ると露出動作が開始され
る。これは自動焦点カメラに付加される機能として公知
であるが、前記判別回路40の信号と同期して補正光学系
駆動部7Aまたは補正光学系駆動部7Bを駆動できる。
詳しく説明すると、フォーカス領域内被写体判別回路
40から信号が出力されると、それが露出回路39に入力
し、露出動作が開始されるとともに、レリーズ信号21に
も入力し、アナログスイッチ17が除算回路16により出力
される被写体速度入力手段14の速度設定回路の速度信号
の被写体距離情報15の出力に対する比信号を加算回路18
に入力させ、処理回路6Aの信号と加算してアナログスイ
ッチ22、アナログスイッチ8Aまたはアナログスイッチ8B
を介して補正光学系駆動部7Aまたは補正光学系駆動部7B
に入力させ、補正光学系を流し撮り方向へ駆動する。
この構成であると、撮影者自身がレリーズする前記第
1実施例と比較して、レリーズタイミングの遅れによる
失敗を防ぐとともに、常に被写体がフレーム中央にある
流し撮りが可能となる。
第3図は本発明の第3実施例を示している。
この第3実施例によれば、前記第1実施例および第2
実施例の場合よりも、簡便にして、かつ、確実になる。
すなわち、切換えスイッチ48の出力により、表示駆動
部50が駆動され、ファインダ37内の入力モード表示51を
点灯もしくは点滅させるとともに、切換えスイッチ48の
出力はオア回路49を介してオア回路26A1,26A2に入力さ
れるため、前述した駆動選択スイッチ12より選択した流
し撮り方向の軸を示す両方向の表示素子29A1,29A2もし
くは表示素子30B1,30B2が点灯もしくは点滅する。
スイッチ回路43は切換えスイッチ48の出力により、レ
リーズスイッチ42の出力をレリーズ信号21と直接接続
し、切換えスイッチ48の出力がない時はレリーズスイッ
チ42の出力を、露出回路39を介してレリーズ信号21に接
続するとともにフォーカス領域内被写体判別回路40と露
出回路39を接続する。スイッチ回路44も切換えスイッチ
48の出力により、レリーズ信号21を微分回路45に接続
し、切換えスイッチ48が出力しない時はレリーズ信号21
をアナログスイッチ17と接続する。
微分回路45はレリーズ信号21を微分してパルス化し、
そのパルスをサンプルホールド回路46に送る。サンプル
ホールド回路46は前記パルスにより、あらかじめ駆動選
択スイッチ12によって選択された流し撮り方向の軸のぶ
れを検出するセンサの処理回路6A,6Bの出力をサンプル
ホールドしてカメラ速度入力手段14′に入力する。そし
て該速度入力手段14′の出力と被写体距離情報15との積
が乗算回路47から出力され、絶対値回路31、表示駆動部
32を介して被写体速度として表示33を表示する。これは
処理回路6A,6Bから出力する信号が撮影者を中心とした
カメラの変位角度であり、この出力と被写体距離情報15
との積により流し撮りによってカメラが追う被写体の速
度となるからである。
ここで、速度入力の操作を説明する。撮影者はレーシ
ングカーの流し撮りを行なう時、流し撮りを行なう地点
を狙い、駆動選択スイッチ12を順に押してファインダ37
内の表示素子29A1,29A2もしくは表示素子30B1,30B2の表
示を見ながら流し撮り方向を選択する。ここまでは前記
第1実施例と同じである。
つぎに、切換えスイッチ48を入力し、表示駆動部50を
介して入力モード表示51を点灯もしくは点滅させる。切
換えスイッチ48は公知のはね返えりスイッチであり、ス
イッチを押している時は出力し、離すと出力しない。切
換えスイッチ48は出力すると、さらに、その出力はオア
回路49を介してオア回路26A1,26A2に入力し、選択した
流し撮りを行なう軸の両方向の表示、つまり、表示素子
29A1,29A2もしくは表示素子30B1,30B2の表示が点灯もし
くは点滅する。
つぎに、撮影者は切換えスイッチ48を押したままその
狙った地点にレーシングカーが現れたことを想定して実
際にカメラを振って流し撮りを行ない、レリーズスイッ
チ42を押す。このとき、オア回路49が出力しているた
め、アナログスイッチ22は基準電圧発生器20とアナログ
スイッチ8A,8Bを接続し、流し撮りを行なう方向の軸の
防振動作を禁止して、流し撮り速度入力を行ないやすく
している。切換えスイッチ48が出力しているときはレリ
ーズスイッチ42を押すと、その出力はアナログスイッチ
43を介してレリーズ信号21に入力され、さらに、スイッ
チ回路44を介して微分回路45に入力される。一方、切換
えスイッチ48が出力しているときはレリーズスイッチ42
の出力はスイッチ回路43から露出回路39には入力されな
いため、撮影は行なわれない。
微分回路45でパルス化されたレリーズスイッチ42の出
力は、サンプルホールド回路46のサンプルホールドのた
めのタイミング信号となる。サンプルホールド回路46は
アナログスイッチ13に出力される流し撮り軸の処理回路
6Aまたは処理回路6Bの角速度をサンプルホールドし、カ
メラ速度入力手段14′に送る。該速度入力手段14′の出
力は乗算回路47によって被写体距離情報15の出力が乗算
され、その乗算値は、絶対値回路31、表示駆動部32を介
して被写体の流し撮り方向の速度として表示される。
撮影者はその表示33の内容(被写体の流し撮り方向の
速度)が気に入らない場合は、同じ操作を、カメラを流
し撮り方向に振る速度を変えることで行ない、これを繰
り返すことで納得する速度表示33とすることが、きわめ
て簡単にできる。
つぎに、切換えスイッチ48を離して出力を断つと、フ
ァインダ37内の表示素子29A1,29A2のどちらか一方の表
示もしくは表示素子30B1,30B2のどちらか一方の表示が
点灯もしくは点滅し、前述の操作で決定した流し撮り方
向が、前記第1実施例と同様に表示される。このとき、
スイッチ回路43はフォーカス領域内被写体判別回路40と
露出回路39およびレリーズスイッチ42と露出回路39を接
続して撮影可能とし、レリーズ信号21もスイッチ回路44
によりアナログスイッチ17と接続され、流し撮り方向の
軸に補正光学系が流し撮り可能状態となる。
ここで、カメラを固定してレーシングカーが現れるの
を待ち、レーシングカーがフォーカス領域に入ると、前
述したように、フォーカス領域内被写体判別回路40が出
力して露出回路39が露出動作を開始するとともに、レリ
ーズ信号21はスイッチ回路43を介してアナログスイッチ
17を閉じ、カメラ速度入力手段14′のカメラ振れ速度の
出力を加算回路18に送る。この信号はアナログスイッチ
22,アナログスイッチ8Aまたは8Bを介して補正光学系駆
動部7Aまたは7Bが駆動し、設定された速度によって流し
撮りを行なう。
このような構成にしておくと、速度入力がきわめて簡
単になると同時に、前記第1実施例では、被写体速度が
正確でないと適正な流し撮りの行なわれないが、本実施
例によれば、被写体速度が不明でも、撮影者が実際に被
写体の目の前での動きを想定して従来の流し撮りと同様
の方法でカメラを操作してみることで流し撮りの速度入
力ができるので、適正な流し撮りが行なえる。またこの
第3実施例の別の特徴として、切換えスイッチ48を押し
たまま被写体を追って行くことで、被写体の速度がファ
インダ37内に表示され、撮影のみならず、被写体の速度
を知りたい時にも役立つ。
第4図は本発明の第4実施例を示している。
この第4実施例が前記第3実施例と異なるのは、切換
えスイッチ48およびレリーズスイッチ421(ハーフスト
ロークのスイッチSW1)を同時に押すことで、アンド回
路52は出力し、アナログスイッチ22に入力され、基準電
圧発生器20とアナログスイッチ8Aもしくはアナログスイ
ッチ8Bを接続させ、流し撮りをする軸方向に補正光学系
を防振させずに停止させ、流し撮り速度入力を行ないや
すくする。そして、レリーズスイッチ422(全ストロー
クのスイッチSW2)を押すことで、前記第3実施例と同
様に流し撮りのための速度入力が行なわれる。一方、撮
影者が切換えスイッチ48を押していても、レリーズスイ
ッチ421,422を押さない限り常に防振効果の働いた像を
見ることができるため、ピント合わせなど、撮影者に加
わる負担を軽減できる。
第5図は本発明の第5実施例を示している。
この第5実施例が前記第4実施例と異なるのは、入力
モード表示51および表示駆動部50がなく、そのかわり
に、発振器53、スイッチ回路54,55A,55Bを備えている。
この場合は、撮影者が切換えスイッチ48を出力させる
と、発振器53が働き、スイッチ回路54は切換えスイッチ
48の出力を断続させ、スイッチ回路55A,55Bに送り、オ
ア回路9A,9Bとアンド回路24A1,24A2,27B1,27B2の接続を
断続させる。そのため、入力選択スイッチ12により選択
された流し撮り方向の軸の表示、たとえば、表示素子29
A1,29A2は切換えスイッチ48の出力により、ともに一定
周期で点滅し、これにより、速度入力モードにあること
を確認できる。このような構成であると、表示および駆
動部の部品点数が削減されてコストの面および消費電力
の面で有利であるばかりでなく、表示数が少ないことに
よる撮影者の負担を軽減することができる。
第6図は本発明の第6実施例を示している。
この第6実施例では、加算回路18、アナログスイッチ
22が廃止され、アナログスイッチ17′の出力がアナログ
スイッチ8A,8Bに直接接続されている。またインバータ5
6、アンド回路57が付加されている。
この第6実施例の場合、補正光学系を所望速度で駆動
するカメラ速度入力手段14′からの信号には処理回路6A
または6Bの出力が加算されないため、流し撮り方向の防
振は行なわれないが、流し撮り方向は補正光学系が移動
するため、防振の有無による差は、あまり感じられず、
かわりに部品の大幅は削減が可能となった。
モード選択スイッチ23は本発明の自動流し撮りと従来
の手動流し撮りを切り換えるが、モード選択スイッチ23
が出力している時は、前記第1ないし第5実施例と同様
に、流し撮りを行なう軸方向の表示素子29A1,29A2もし
くは表示素子30B1,30B2の表示が同時点灯もしくは点滅
し、一方、インバータ56によってアンド回路57へは入力
されないため、レリーズ信号21はアナログスイッチ17に
入力されず、レリーズを行なっても、手動流し撮り中は
補正光学系を駆動しない。
なお、この第6実施例においても、前記第1ないし第
4実施例のような速度入力、レリーズ、表示の方法にし
ても差し支えなく、とくに、前記第1実施例のように、
速度入力をスイッチで行なう場合、アナログスイッチ13
およびそれの配線も省略ができ、回路がより簡略化可能
である。
なお以上の実施例は、いずれも、補正光学系を2方向
に防振するものであるが、本発明は、これが補正光学系
を3方向以上に防振し、そのうちのいくつかを流し撮り
のために使用するものであっても、同様に適用できるも
のである。
〔発明と実施例の対応〕
以上の実施例において、補正光学系駆動部7A、7Bが本
発明の像ぶれ防止手段に、検知センサ3A、3Bが同じく像
ぶれ防止手段に像ぶれ防止動作を行なわせるための信号
を入力するための第1の入力手段に、被写体速度入力手
段14が同じく前記像ぶれ防止手段を使用者により任意設
定された速さであるいは方向に像ぶれ防止とは無関係に
動作させるための信号を入力するための第2の入力手段
に相当する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば像ぶれ防止シス
テムに像ぶれ防止ばかりでなく、像ぶれ防止とは異なる
動作、例えば流し撮り操作を補助する動作を行なわせる
ことができるようになり、像ぶれ防止システムをより効
果的に利用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の説明図、第2図は同じく
第2実施例の説明図、第3図は同じく第3実施例の説明
図、第4図は同じく第4実施例の説明図、第5図は同じ
く第5実施例の説明図、第6図は同じく第6実施例の説
明図、第7図は従来の技術の一例を示した説明図であ
る。 3A,3B……検知センサ 6A,6B……処理回路 7A,7B……補正光学系駆動部 12……駆動選択スイッチ 14……被写体速度入力手段 16……除算回路、18……加算回路 25A1,25A2,28B1,28B2……表示駆動部 29A1,29A2,30B1,30B2……表示素子 32……表示駆動部、33……表示 36……比較器、37……ファインダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像ぶれを防止するための像ぶれ防止手段
    と、前記像ぶれ防止手段に像ぶれ防止動作を行なわせる
    ための信号を入力するための第1の入力手段と、前記像
    ぶれ防止手段を使用者により任意設定された速さで像ぶ
    れ防止とは無関係に動作させるための信号を入力するた
    めの第2の入力手段とを有することを特徴とする像ぶれ
    防止装置。
  2. 【請求項2】像ぶれを防止するための像ぶれ防止手段
    と、前記像ぶれ防止手段に像ぶれ防止動作を行なわせる
    ための信号を入力するための第1の入力手段と、前記像
    ぶれ防止手段を使用者により任意設定された方向に像ぶ
    れ防止とは無関係に動作させるための信号を入力するた
    めの第2の入力手段とを有することを特徴とする像ぶれ
    防止装置。
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