JP2688953B2 - 電磁力駆動バルブ制御装置 - Google Patents
電磁力駆動バルブ制御装置Info
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- JP2688953B2 JP2688953B2 JP63285373A JP28537388A JP2688953B2 JP 2688953 B2 JP2688953 B2 JP 2688953B2 JP 63285373 A JP63285373 A JP 63285373A JP 28537388 A JP28537388 A JP 28537388A JP 2688953 B2 JP2688953 B2 JP 2688953B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
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- F02D13/0253—Fully variable control of valve lift and timing using camless actuation systems such as hydraulic, pneumatic or electromagnetic actuators, e.g. solenoid valves
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L9/00—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
- F01L9/20—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0203—Variable control of intake and exhaust valves
- F02D13/0207—Variable control of intake and exhaust valves changing valve lift or valve lift and timing
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2201/00—Electronic control systems; Apparatus or methods therefor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0002—Controlling intake air
- F02D2041/001—Controlling intake air for engines with variable valve actuation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジンのシリンダー内部と外部を連通す
る吸排気口の開閉を行なうバルブの駆動を、電磁力によ
り制御する電磁力駆動バルブの制御装置に関する。
る吸排気口の開閉を行なうバルブの駆動を、電磁力によ
り制御する電磁力駆動バルブの制御装置に関する。
（従来の技術） 従来の吸排気バルブの開閉制御装置を第３図に示す。
燃焼室内１で燃料が燃焼するとピストン２を下方へ押下
げ、コンロッド３を介してクランクシャフト４を回転さ
せる。シリンダーヘッドに設置されたカムシャフト５は
クランクシャフト４とタイミングベルト等により連動
し、ロッカーアーム６・７を介して吸気バルブ８及び排
気バルブ９を開閉させる。該吸排気バルブの開閉タイミ
ングを第４図に示す。上死点TDCよりクランク角が20゜
〜30゜前に吸気バルブを開け（IO）、下死点BDCより50
゜〜60゜後に吸気バルブを閉じる（IC）までの間、吸気
を行なう。続いて圧縮及び燃焼工程を経た後、排気バル
ブを下死点BDCより50゜〜60゜前に開け（EO）排気を開
始し、上死点TDCより20゜〜30゜後に排気バルブを閉め
る（EC）まで排気を行なう。
燃焼室内１で燃料が燃焼するとピストン２を下方へ押下
げ、コンロッド３を介してクランクシャフト４を回転さ
せる。シリンダーヘッドに設置されたカムシャフト５は
クランクシャフト４とタイミングベルト等により連動
し、ロッカーアーム６・７を介して吸気バルブ８及び排
気バルブ９を開閉させる。該吸排気バルブの開閉タイミ
ングを第４図に示す。上死点TDCよりクランク角が20゜
〜30゜前に吸気バルブを開け（IO）、下死点BDCより50
゜〜60゜後に吸気バルブを閉じる（IC）までの間、吸気
を行なう。続いて圧縮及び燃焼工程を経た後、排気バル
ブを下死点BDCより50゜〜60゜前に開け（EO）排気を開
始し、上死点TDCより20゜〜30゜後に排気バルブを閉め
る（EC）まで排気を行なう。
（発明が解決しようとする課題） このような従来の吸排気バルブの開閉タイミングで
は、高速エンジン回転時にバルブタイミングによって最
大の吸入効率が得られるようにバルブタイミングを設定
しているため、下死点後に於ても暫く吸気バルブが開い
ており、この開口期間に特にエンジンの低回転時には吸
気の慣性力が小であるため、一旦シリンダー内に吸入さ
れた混合気が、ピストンの上昇に伴ない再び吸気口から
シリンダー外へ排出される吹き戻し現象が発生し、エン
ジン出力が低下及び排気ガス中に未燃ガスが混入する。
逆に高回転時においては、吸気の慣性力は大であるため
ピストンの動作が上昇に転じても吸気の流入は続行する
が、流入途中において吸気バルブが閉鎖されるため体積
効率が減少し、やはり十分に高い出力が得られないとい
う問題点がある。
は、高速エンジン回転時にバルブタイミングによって最
大の吸入効率が得られるようにバルブタイミングを設定
しているため、下死点後に於ても暫く吸気バルブが開い
ており、この開口期間に特にエンジンの低回転時には吸
気の慣性力が小であるため、一旦シリンダー内に吸入さ
れた混合気が、ピストンの上昇に伴ない再び吸気口から
シリンダー外へ排出される吹き戻し現象が発生し、エン
ジン出力が低下及び排気ガス中に未燃ガスが混入する。
逆に高回転時においては、吸気の慣性力は大であるため
ピストンの動作が上昇に転じても吸気の流入は続行する
が、流入途中において吸気バルブが閉鎖されるため体積
効率が減少し、やはり十分に高い出力が得られないとい
う問題点がある。
尚、カムシャフトによる吸排気バルブの駆動を単に電
磁手段に置換したバルブ制御装置が特開昭58−183805号
公報、あるいは特開昭61−76713号公報に記載されてい
るが、上記問題点を解決するものではない。
磁手段に置換したバルブ制御装置が特開昭58−183805号
公報、あるいは特開昭61−76713号公報に記載されてい
るが、上記問題点を解決するものではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ピスト
ンの下降運動によって決まる吸気流速を検知し、エンジ
ン回転数が小さい回転数になり、ピストンの下降運動
と、吸気速度がほぼ比例的に変化する場合、吸排気バル
ブの開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に変更し、
回転数が大きくなった場合は、吸気バルブの閉鎖タイミ
ングをピストンの運動と吸気の慣性がバランスし吸気流
速が零まで減少した時点で閉鎖するように閉鎖タイミン
グを補正することにより、低回転時での吹き戻し現象の
発生を抑え、かつ中高回転時での体積効率を増大させ、
エンジン出力を増加させる電磁力駆動バルブ制御装置を
提供しようとするものである。
ンの下降運動によって決まる吸気流速を検知し、エンジ
ン回転数が小さい回転数になり、ピストンの下降運動
と、吸気速度がほぼ比例的に変化する場合、吸排気バル
ブの開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に変更し、
回転数が大きくなった場合は、吸気バルブの閉鎖タイミ
ングをピストンの運動と吸気の慣性がバランスし吸気流
速が零まで減少した時点で閉鎖するように閉鎖タイミン
グを補正することにより、低回転時での吹き戻し現象の
発生を抑え、かつ中高回転時での体積効率を増大させ、
エンジン出力を増加させる電磁力駆動バルブ制御装置を
提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段） 本発明によれば、吸排気バルブのうち、少なくとも吸
気バルブを電磁力によって開閉駆動するバルブ駆動手段
と、該バルブ駆動手段へ駆動信号を出力する制御手段と
によりバルブを駆動するエンジンの電磁力駆動バルブ制
御装置において、エンジンの回転数を検知する回転数検
知手段と、吸気バルブの吸気流速を検知する吸気流速検
出器と、回転数検知手段が検知したエンジンの回転数が
予め設定された回転数ＮMよりも低い場合に吸気バルブ
の開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に設定し、エ
ンジンの回転数が前記回転数ＮM以上の場合に吸気バル
ブの閉タイミングを前記吸気流速検出器からの信号で吸
気流速が零を検出した時点に設定して吸気バルブの閉鎖
信号を制御手段に出力し前記吸気バルブの閉鎖時期を補
正する補正手段と、を具備してなるエンジンの電磁力駆
動バルブ制御装置が提供される。
気バルブを電磁力によって開閉駆動するバルブ駆動手段
と、該バルブ駆動手段へ駆動信号を出力する制御手段と
によりバルブを駆動するエンジンの電磁力駆動バルブ制
御装置において、エンジンの回転数を検知する回転数検
知手段と、吸気バルブの吸気流速を検知する吸気流速検
出器と、回転数検知手段が検知したエンジンの回転数が
予め設定された回転数ＮMよりも低い場合に吸気バルブ
の開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に設定し、エ
ンジンの回転数が前記回転数ＮM以上の場合に吸気バル
ブの閉タイミングを前記吸気流速検出器からの信号で吸
気流速が零を検出した時点に設定して吸気バルブの閉鎖
信号を制御手段に出力し前記吸気バルブの閉鎖時期を補
正する補正手段と、を具備してなるエンジンの電磁力駆
動バルブ制御装置が提供される。
（作用） 本発明の電磁力駆動バルブ制御装置では、吸気流速を
検知しエンジン回転数が設定回転数以下の場合、吸排気
バルブの開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に変更
し、設定回転数以上の場合は、吸気バルブの閉鎖タイミ
ングを吸気流速が零まで減少した時点で閉鎖するように
補正することにより、低回転時での吹き戻し現象の発生
を抑え、かつ中高回転時での体積効率を増大させ、エン
ジンの出力を増加させる。
検知しエンジン回転数が設定回転数以下の場合、吸排気
バルブの開閉タイミングを上死点及び下死点近傍に変更
し、設定回転数以上の場合は、吸気バルブの閉鎖タイミ
ングを吸気流速が零まで減少した時点で閉鎖するように
補正することにより、低回転時での吹き戻し現象の発生
を抑え、かつ中高回転時での体積効率を増大させ、エン
ジンの出力を増加させる。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例を示す概略系統図である。
８は吸気バルブであり、該バルブのステム端には磁性体
57が取付けられている。また吸気バルブ８は軸方向の動
作を案内するバルブガイド51により保持されており、該
バルブガイド51と磁性体57との間のステム外周には、吸
気バルブ８に対し上方への作動力が発生するようスプリ
ング58が設置されている。磁性体57から上方へ設定距離
の位置に、円形の上部電磁石52と、下方へ設定距離の位
置に、同じく円形の下部電磁石53が配置されている。該
上部電磁石52及び下部電磁石53のコイルは各々コントロ
ールユニット56内部の入出力インターフェイス56cに接
続されている。該入出力インターフェイス56cには、エ
ンジン54の回転数及びクランク角を検知するための回転
検知器55、吸気流速を検知する流速計59、及びアクセル
ペダルの踏込み量を検知するポテンショメータ60も接続
されている。コントロールユニット56内部にはその他、
ROM56d内に記憶された、プログラム及び各種設定値を基
に演算を行なうCPU56a、データを一時記憶するRAM56e、
及び各ブロックの作動を制御するコントロールメモリ56
bから構成されている。
８は吸気バルブであり、該バルブのステム端には磁性体
57が取付けられている。また吸気バルブ８は軸方向の動
作を案内するバルブガイド51により保持されており、該
バルブガイド51と磁性体57との間のステム外周には、吸
気バルブ８に対し上方への作動力が発生するようスプリ
ング58が設置されている。磁性体57から上方へ設定距離
の位置に、円形の上部電磁石52と、下方へ設定距離の位
置に、同じく円形の下部電磁石53が配置されている。該
上部電磁石52及び下部電磁石53のコイルは各々コントロ
ールユニット56内部の入出力インターフェイス56cに接
続されている。該入出力インターフェイス56cには、エ
ンジン54の回転数及びクランク角を検知するための回転
検知器55、吸気流速を検知する流速計59、及びアクセル
ペダルの踏込み量を検知するポテンショメータ60も接続
されている。コントロールユニット56内部にはその他、
ROM56d内に記憶された、プログラム及び各種設定値を基
に演算を行なうCPU56a、データを一時記憶するRAM56e、
及び各ブロックの作動を制御するコントロールメモリ56
bから構成されている。
次に本発明の作用について説明する。
回転検知器55によって検知されたエンジン54の回転数
により、吸排気バルブの開閉タイミングを予めROM56d内
に記憶されたタイミングに移動させる。該ROM56d内には
低速セットと高速セットの２種のタイミングが記憶され
ており、エンジン回転数が、同じくROM56d内に記憶され
た設定回転数以下の場合は低速セットを選択し、設定回
転数以上であれば高速セットを選択する。尚、低速セッ
トとは吸排気バルブの開閉を上死点及び下死点近傍で行
なうものであり、高速セットとは開閉タイミングを上死
点及び下死点から離れた位置で行なう、広く高速型とよ
ばれているものである。回転検知器55は同時にクランク
角を検知しており、エンジン54のクランク角が該タイミ
ングと一致すれば、上部電磁石52及び下部電磁石53に駆
動信号が出力される。バルブ閉鎖時は閉状態保持のた
め、上部電磁石52に対し通電されているが、バルブ開の
タイミングになれば上部電磁石52への通電を遮断し、下
部電磁石53へ通電し、バルブに開方向への加速度を与え
る。第１の設定時間経過後に、下部電磁石53への通電を
遮断し、上部電磁石52へ再通電することによりバルブを
減速し、一旦バルブを停止させた後、閉方向へ作動させ
る。第２の設定時間経過後に、再度上部電磁石52への通
電を遮断し、下部電磁石53へ通電し、バルブの閉方向へ
の速度を減速し、バルブ着座時の衝撃を緩和する。バル
ブ閉鎖後は上部電磁石52へ通電し、次の開タイミングま
で閉状態を保持する。尚、バルブリフト量であるバルブ
移動量は上部電磁石52及び下部電磁石53への電流値の大
小により制御でき、電流値が大になるに伴ないバルブ移
動量も増加する。また第１及び第２の設定時間によりバ
ルブ開口時間が制御される。すなわち、両設定時間が大
になるのに伴ない、バルブ開口時間も延長される。しか
るにエンジンの回転数が大きくなり、吸気バルブ８の閉
鎖時において吸気の慣性が大きく吸気速度が零に達して
いない場合吸気速度センサ51の信号により、第１及び第
２の設定時間を延長方向へ補正し、エンジンの回転数が
小さい場合、ピストン運動により吸気の吸い込みが減少
し閉鎖時以前において吸気速度が零に達している場合
は、逆に第１及び第２の設定時間を短縮方向へ補正する
ことにより吸気した空気の逆流を防止し体積効率を増加
させることが出来る。
により、吸排気バルブの開閉タイミングを予めROM56d内
に記憶されたタイミングに移動させる。該ROM56d内には
低速セットと高速セットの２種のタイミングが記憶され
ており、エンジン回転数が、同じくROM56d内に記憶され
た設定回転数以下の場合は低速セットを選択し、設定回
転数以上であれば高速セットを選択する。尚、低速セッ
トとは吸排気バルブの開閉を上死点及び下死点近傍で行
なうものであり、高速セットとは開閉タイミングを上死
点及び下死点から離れた位置で行なう、広く高速型とよ
ばれているものである。回転検知器55は同時にクランク
角を検知しており、エンジン54のクランク角が該タイミ
ングと一致すれば、上部電磁石52及び下部電磁石53に駆
動信号が出力される。バルブ閉鎖時は閉状態保持のた
め、上部電磁石52に対し通電されているが、バルブ開の
タイミングになれば上部電磁石52への通電を遮断し、下
部電磁石53へ通電し、バルブに開方向への加速度を与え
る。第１の設定時間経過後に、下部電磁石53への通電を
遮断し、上部電磁石52へ再通電することによりバルブを
減速し、一旦バルブを停止させた後、閉方向へ作動させ
る。第２の設定時間経過後に、再度上部電磁石52への通
電を遮断し、下部電磁石53へ通電し、バルブの閉方向へ
の速度を減速し、バルブ着座時の衝撃を緩和する。バル
ブ閉鎖後は上部電磁石52へ通電し、次の開タイミングま
で閉状態を保持する。尚、バルブリフト量であるバルブ
移動量は上部電磁石52及び下部電磁石53への電流値の大
小により制御でき、電流値が大になるに伴ないバルブ移
動量も増加する。また第１及び第２の設定時間によりバ
ルブ開口時間が制御される。すなわち、両設定時間が大
になるのに伴ない、バルブ開口時間も延長される。しか
るにエンジンの回転数が大きくなり、吸気バルブ８の閉
鎖時において吸気の慣性が大きく吸気速度が零に達して
いない場合吸気速度センサ51の信号により、第１及び第
２の設定時間を延長方向へ補正し、エンジンの回転数が
小さい場合、ピストン運動により吸気の吸い込みが減少
し閉鎖時以前において吸気速度が零に達している場合
は、逆に第１及び第２の設定時間を短縮方向へ補正する
ことにより吸気した空気の逆流を防止し体積効率を増加
させることが出来る。
次に該作動をフロー図によって説明する。
第２図はコントロールユニット内での演算流れを示す
フロー図である。
フロー図である。
ステップS1において回転検知器55からのエンジ４ン回
転数Ｎを入力する。次のステップS2でエンジン回転数Ｎ
と、予めROM56d内に設定されたアイドル回転数Niとを比
較し、Ｎ＜Niであれば、ステップS3でクランク角を検知
した後、ステップS4において吸排気バルブの開閉タイミ
ングを、予めROM56d内に記憶されたTDC及びBDC近傍のタ
イミングに移動させる。ステップS5において、ステップ
S4でセットされたタイミングでバルブが開閉するよう駆
動信号を電磁石に出力する。先のステップS2においてＮ
≧NiであればステップS6へ進み、エンジン回転数Ｎと、
予めROM56d内に設定された回転数NM（NM＞Ni）とを比較
し、Ｎ＜NMであればステップS7へ、Ｎ≧NMであればステ
ップS14へ進む。ステップS7ではポテンショメータ60に
より検知されたアクセルペダルの踏込み量から求めたエ
ンジン負荷Ｌと、予めROM56d内に記憶されたエンジン負
荷LMとを比較し、Ｌ≦LMであればステップS21へ、Ｌ＞L
MであればステップS8へ進む。ステップS21では開弁位置
を低速セットに変更し、ステップS22でクランク角を検
知した後、ステップS23で、弁開度が制限された低負荷
モードにて電磁弁を作動させる。ステップS8へ進んだ演
算流れは、ステップS9で開弁位置を低速セットに変更
し、ステップS10でバルブ開度が全開位置まで開く高負
荷モードにて電磁弁を作動させる。次のステップS11で
吸気流速を検知し、ステップS12で吸気バルブ閉鎖タイ
ミングを、流速が零になる位置に一致するように補正
し、ステップS13にて該タイミングで電磁弁を作動させ
る。尚、ステップS6からステップS14へ進んだ演算流れ
は、上記ステップS7へ進んだ演算流れのうち、開弁位置
が低速セットではなく高速セットである点のみが相違
し、他は同一である。
転数Ｎを入力する。次のステップS2でエンジン回転数Ｎ
と、予めROM56d内に設定されたアイドル回転数Niとを比
較し、Ｎ＜Niであれば、ステップS3でクランク角を検知
した後、ステップS4において吸排気バルブの開閉タイミ
ングを、予めROM56d内に記憶されたTDC及びBDC近傍のタ
イミングに移動させる。ステップS5において、ステップ
S4でセットされたタイミングでバルブが開閉するよう駆
動信号を電磁石に出力する。先のステップS2においてＮ
≧NiであればステップS6へ進み、エンジン回転数Ｎと、
予めROM56d内に設定された回転数NM（NM＞Ni）とを比較
し、Ｎ＜NMであればステップS7へ、Ｎ≧NMであればステ
ップS14へ進む。ステップS7ではポテンショメータ60に
より検知されたアクセルペダルの踏込み量から求めたエ
ンジン負荷Ｌと、予めROM56d内に記憶されたエンジン負
荷LMとを比較し、Ｌ≦LMであればステップS21へ、Ｌ＞L
MであればステップS8へ進む。ステップS21では開弁位置
を低速セットに変更し、ステップS22でクランク角を検
知した後、ステップS23で、弁開度が制限された低負荷
モードにて電磁弁を作動させる。ステップS8へ進んだ演
算流れは、ステップS9で開弁位置を低速セットに変更
し、ステップS10でバルブ開度が全開位置まで開く高負
荷モードにて電磁弁を作動させる。次のステップS11で
吸気流速を検知し、ステップS12で吸気バルブ閉鎖タイ
ミングを、流速が零になる位置に一致するように補正
し、ステップS13にて該タイミングで電磁弁を作動させ
る。尚、ステップS6からステップS14へ進んだ演算流れ
は、上記ステップS7へ進んだ演算流れのうち、開弁位置
が低速セットではなく高速セットである点のみが相違
し、他は同一である。
尚、本発明の精神から逸れないかぎりで、種々の異な
る実施例は容易に構成できるから、本発明は前記特許請
求の範囲において記載した限定以外、特定の実施例に制
約されるものではない。
る実施例は容易に構成できるから、本発明は前記特許請
求の範囲において記載した限定以外、特定の実施例に制
約されるものではない。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、吸気流速を検
知し、エンジン回転数が設定回転数以下の場合、吸排気
バルブの内、少なくとも吸気バルブの開閉タイミングを
上死点及び下死点近傍に変更し、設定回転数以上の場合
は、吸気バルブの閉鎖タイミングを吸気流速が零まで減
少した時点で閉鎖するように補正することにより、低回
転時での吹き戻し現象の発生を抑え、かつ中高回転時で
の体積効率を増大させ、エンジン出力を増加させる効果
がある電磁力駆動バルブ制御装置を提供できる。
知し、エンジン回転数が設定回転数以下の場合、吸排気
バルブの内、少なくとも吸気バルブの開閉タイミングを
上死点及び下死点近傍に変更し、設定回転数以上の場合
は、吸気バルブの閉鎖タイミングを吸気流速が零まで減
少した時点で閉鎖するように補正することにより、低回
転時での吹き戻し現象の発生を抑え、かつ中高回転時で
の体積効率を増大させ、エンジン出力を増加させる効果
がある電磁力駆動バルブ制御装置を提供できる。
第１図は、本発明の一実施例を示す概略系統図、第２図
は、コントロールユニット内での演算流れを示すフロー
図、第３図は、従来の吸排気バルブの開閉制御装置を示
す図、第４図は、吸排気バルブの開閉タイミングを示す
図である。 １……燃焼室内、２……ピストン、３……コンロッド、
４……クランクシャフト、５……カムシャフト、６・７
……ロッカーアーム、８……吸気バルブ、９……排気バ
ルブ、51……バルブガイド、52……上部電磁石、53……
下部電磁石、54……エンジン、55……回転検知器、56…
…コントロールユニット、57……磁性体、58……スプリ
ング、59……流速計、60……ポテンショメータ。
は、コントロールユニット内での演算流れを示すフロー
図、第３図は、従来の吸排気バルブの開閉制御装置を示
す図、第４図は、吸排気バルブの開閉タイミングを示す
図である。 １……燃焼室内、２……ピストン、３……コンロッド、
４……クランクシャフト、５……カムシャフト、６・７
……ロッカーアーム、８……吸気バルブ、９……排気バ
ルブ、51……バルブガイド、52……上部電磁石、53……
下部電磁石、54……エンジン、55……回転検知器、56…
…コントロールユニット、57……磁性体、58……スプリ
ング、59……流速計、60……ポテンショメータ。
Claims (1)
- 【請求項１】吸排気バルブのうち、少なくとも吸気バル
ブを電磁力によって開閉駆動するバルブ駆動手段と、該
バルブ駆動手段へ駆動信号を出力する制御手段とにより
バルブを駆動するエンジンの電磁力駆動バルブ制御装置
において、 エンジンの回転数を検知する回転数検知手段と、 吸気バルブの吸気流速を検知する吸気流速検出器と、 回転数検知手段が検知したエンジンの回転数が予め設定
された回転数ＮMよりも低い場合に吸気バルブの開閉タ
イミングを上死点及び下死点近傍に設定し、エンジンの
回転数が前記回転数ＮM以上の場合に吸気バルブの閉タ
イミングを前記吸気流速検出器からの信号で吸気流速が
零を検出した時点に設定して吸気バルブの閉鎖信号を制
御手段に出力し前記吸気バルブの閉鎖時期を補正する補
正手段と、 を具備してなるエンジンの電磁力駆動バルブ制御装置。
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| JP63285373A JP2688953B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 電磁力駆動バルブ制御装置 |
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