JP2687849B2 - カテーテル及びその操作機構 - Google Patents

カテーテル及びその操作機構

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JP2687849B2 JP5238974A JP23897493A JP2687849B2 JP 2687849 B2 JP2687849 B2 JP 2687849B2 JP 5238974 A JP5238974 A JP 5238974A JP 23897493 A JP23897493 A JP 23897493A JP 2687849 B2 JP2687849 B2 JP 2687849B2
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達夫 杵渕
章 関戸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテル及びその操
作機構に関し、例えば、患部焼灼用として好適なカテー
テル及びその操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】頻脈性不整脈の治療には、開胸して不整
脈の原因になっている組織を除去するという外科手術
(開胸術)、或いは薬物の投与により不整脈を治療する
方法が採用されている。開胸術による心臓の治療は、患
者にとって苦痛が大きく、術後の恢復にも長期間を有す
る。
【0003】近年、開胸術に替わって、経皮的に心腔内
に挿入した電極カテーテルの先端から直流又は高周波通
電し、不整脈の原因になっている組織を焼灼(アブレー
ション)するカテーテルアブレーションが、欧米を中心
に発展してきている。
【0004】直流通電による焼灼は、全身麻酔下で施行
され、組織破壊力は強いのであるが、ショックが大き
く、急性期合併症の発生や突然死が報告されている。そ
れで、最近では、 300〜750KHz程度、出力5〜50W程度
の高周波電流の通電により焼灼を行う方法が注目を集め
ている。高周波電流通電による方法は、施行中に全身麻
酔の必要がないこと、また、心電図でモニターができる
ので好都合である。
【0005】頻脈性不整脈の一因となる副伝導路として
例えばケント束が挙げられる。ケント束は、その70%が
中隔あるいは左室自由壁に位置する筋束である。一般に
はケント束は機能しないのであるが、これが機能する人
が存在する。
【0006】アブレーションカテーテルによる前記ケン
ト束焼灼に際しては、予め心電位測定による十分なマッ
ピングで患部の位置を特定しておく。そして、大腿動脈
からアブレーションカテーテルを左心室内に挿通し、先
端の焼灼電極をケント束に近付け、電極と患者の背中に
位置する対極板との間に高周波電流を通電する。かくし
て、不整脈の原因になっているケント束を含む領域(深
さ5mm、幅10mm以内)を焼灼して凝固壊死させ、その機
能を停止する。
【0007】アブレーションカテーテルは、先端の電極
を所定位置に位置させるため、先端部側を所望の形状に
屈曲できることが望まれる。
【0008】このようにしたアブレーションカテーテル
としては、原理を説明するための概略図として図16に示
す構造の操作部を備えたものが提案されている(米国特
許第4960134 号)。
【0009】上記操作部は、シリンダ101 と、シリンダ
101 中で往復動可能なピストン102と、ピストン102 に
接続したワイヤ104 とからなる。ワイヤ104 は、図示し
ないカテーテル本体内に挿通され、先端がカテーテル本
体の先端部とシリンダ101 内に固定されている。指掛け
103 に拇指を掛けてピストン102 を押し出すと、カテー
テル本体の先端部側がワイヤ104 に引っ張られて屈曲す
るようになっている。この操作部は前記の要請に応え得
るものである。
【0010】然し、ワイヤが引っ張られる寸法は、ピス
トンの移動寸法と同じであるので、カテーテル屈曲の微
妙な制御が難しい。また、操作部ではワイヤの移動は、
ピストンの移動と反対方向であるので、操作が容易とは
言い難い。
【0011】上記のほか、図17に示す機構を適用した操
作部がある。この操作部は、レバー112 を取付けた回転
軸111 に2本のワイヤ114 、124 の後端が固定されてい
る。ワイヤ114 、124 は、図示しないカテーテル本体内
に挿通され、先端がカテーテル本体の先端部に固定され
ている。レバー112 を操作して回転軸111 を回すと、ワ
イヤ114 、124 は矢印のように一方が引っ張られ、他方
が繰り出される。
【0012】この操作によってカテーテル本体の先端部
側が屈曲するのであるが、この操作部は、回転運動を往
復動に変換することで、前記のピストン操作による例に
較べて操作が容易であると言える。然し、屈曲の微妙な
制御が難しいという点では上記の例と同様である。
【0013】更に、両者共、カテーテル本体の屈曲状態
を保持するためには、ピストン又はレバーの固定が難し
く、また、カテーテル本体の屈曲状態を正確に保持する
ことは容易なことではない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであって、カテーテル本体の先端
部側の屈曲が複数方向のうちから選択的に容易になさ
れ、かつ、この屈曲の調整及び屈曲状態の保持が容易な
カテーテル及びその操作機構を提供することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、カテーテル本
体と、このカテーテル本体の先端部側を屈曲するための
操作機構とを有し、この操作機構が、ハウジングを構成
する第1のハウジング部と第2のハウジング部との間に
挟持され、これらのハウジング部よりも径大であって外
面上に露出した外周部を有し、この外周部を操作するこ
とによって前記ハウジングの中心線方向の回転軸の周り
に回転可能に構成された操作部材と、この操作部材の回
転操作に連動して互いに逆方向に移動するように、前記
操作部材と右ねじ式及び左ねじ式の送りねじ手段を介し
てそれぞれ螺合している第一及び第二の移動部材と、前
記ハウジング内に設けられ、前記第一及び第二の移動部
材をそれぞれ摺動可能に支持し、かつ、前記第1のハウ
ジング部と前記第2のハウジング部とを連結する支持杆
と、前記第一及び第二の移動部材と前記カテーテル本体
の前記先端部とをそれぞれ連結する第一及び第二の連結
手段と、を有し、前記第一の移動部材の移動により前記
第一の連結手段を介して前記カテーテル本体の前記先端
部に屈曲力を付与して第一の方向に屈曲させることと、
前記第二の移動部材の移動により前記第二の連結手段を
介して前記カテーテル本体の前記先端部に屈曲力を付与
して前記第一の方向とは異なる第二の方向に屈曲させる
こととのいずれも行えるように構成されているカテーテ
ルに係る。また、本発明は、カテーテル本体の先端部側
を屈曲するための操作機構であって、ハウジングを構成
する第1のハウジング部と第2のハウジング部との間に
挟持され、これらのハウジング部よりも径大であって外
面上に露出した外周部を有し、この外周部を操作するこ
とによって前記ハウジングの中心線方向の回転軸の周り
に回転可能に構成された操作部材と、この操作部材の回
転操作に連動して互いに逆方向に移動するように、前記
操作部材と右ねじ式及び左ねじ式の送りねじ手段を介し
てそれぞれ螺合している第一及び第二の移動部材と、前
記ハウジング内に設けられ、前記第一及び第二の移動部
材をそれぞれ摺動可能に支持し、かつ、前記第1のハウ
ジング部と前記第2のハウジング部とを連結する支持杆
と、前記第一及び第二の移動部材と前記カテーテル本体
の前記先端部とをそれぞれ連結する第一及び第二の連結
手段と、を有し、前記第一の移動部材の移動により前記
第一の連結手段を介して前記カテーテル本体の前記先端
部に屈曲力を付与して第一の方向に屈曲させることと、
前記第二の移動部材の移動により前記第二の連結手段を
介して前記カテーテル本体の前記先端部に屈曲力を付与
して前記第一の方向とは異なる第二の方向に屈曲させる
こととのいずれも行えるように構成されている、カテー
テルの操作機構も提供する。
【0016】本発明において、回動部材として構成され
た操作部材の操作による第一及び第二の移動部材の移動
が、前記操作部材と前記各移動部材との間に介在する凹
凸嵌合手段によってなされ、前記各移動部材の移動が前
記操作部材の回動中心線に沿う方向になされ、かつ、前
記移動後にはカテーテル本体の先端部の屈曲が保持され
るようにするのが好ましい。
【0017】また、本発明において、操作部材に形成さ
れた内歯車部に第一及び第二のピニオン部が噛み合い、
これら第一及び第二のピニオン部と第一及び第二の移動
部材とが夫々送りねじ手段によって螺合していて、一方
の送りねじ手段が右ねじ式に形成され、他方の送りねじ
手段が左ねじ式に形成されていることが好ましい。
【0018】更に、本発明において、操作部材の外周部
が、操作機構のハウジングの外径よりも大きく、このハ
ウジングの外面に露出しているようにすることが、操作
上の観点から好ましい。
【0019】また、本発明に係るカテーテルは、カテー
テル本体の先端部に焼灼電極が設けられ、この焼灼電極
に電流通電用導線が接続してなるアブレーションカテー
テルとして特に好ましく用いられる。
【0020】本発明は更に、上記のように構成された、
カテーテルの操作機構に係る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0022】実施例1 図1、図2は操作部を示し、図1は中心軸線を含む断面
図(図2のI−I線断面図)、図2は図1のII−II線断
面図である。
【0023】操作部21は、内歯車3と、内歯車3を挟ん
でカテーテル本体(図示せず)側のハウジング5及びそ
の反対側のハウジング15とを有する。カテーテル側のハ
ウジング5は、中心軸線を含む面によって2分割された
ハウジング半体5A、5Bからなり、その反対側のハウ
ジング15は、同様に2分割されたハウジング半体15A、
15Bからなっている(後述の図7参照)。各ハウジング
半体は、ガイドピンとガイドホールとの凹凸嵌合5c、
15cによって互いに位置決めされて例えば接着によって
合体し、ハウジング5、15を構成する。ハウジング5、
15には夫々キャップ6、16が取付けられる。
【0024】図3は内歯車を示し、同図(a)は側面
図、同図(b)は同図(a)のb−b線断面図である。
内歯車3の内周面には歯3aが刻設され、外周面にはロ
ーレット加工が施されている。
【0025】ハウジング5、15には、後述するスライダ
1、11が移動可能になるように、夫々空間5a、15aが
形成されている。内歯車3内には、これに噛合するピニ
オン2、12が位置する。図4はピニオン2(12)を示
し、同図(a)は同図(b)のa−a線断面図、同図
(b)は同図(a)のb−b線断面図である。ピニオン
2(12)は中央にしてあって、中央外周面に歯2a(12
a)が刻設されている。内周面には雌ねじ2b(12b)
が設けられ、雌ねじ2bは右ねじ、雌ねじ12bは左ねじ
としてある。
【0026】ピニオン2、12内には夫々送りねじ機構に
よって左右方向に移動可能なスライダ1、11が位置して
いる。図5はスライダ1(11)を示し、同図(a)は同
図(b)のa−a線断面図、同図(b)は同図(a)の
b−b線断面図である。スライダ1(11)の外周面には
ピニオンの雌ねじ2b(12b)に螺合する雄ねじ1a
(11a)が設けられている。従って、雄ねじ1aは右ね
じ、雄ねじ11aは左ねじとしてある。
【0027】図1に示すように、ハウジング半体5A、
5Bを合わせてなるハウジング5とハウジング半体15
A、15Bを合わせてなるハウジング15とには、4箇所の
一直線上に貫通孔が設けられ、これら貫通孔に雌ねじ5
b、15bが設けられている。各雌ねじ5b、15bにはこ
れに螺合する雄ねじを設けた管9が螺合し、内歯車3を
挟んでハウジング5、15が互いに固定される。スライダ
1、11は貫通孔1b、1c、11b、11cを有し、貫通孔
1b、11bに管9が挿通する。管9は、左右のハウジン
グ5、15を互いに固定すると共に、スライダ1、11の回
転防止と後述する移動の案内をするガイドバーとしての
役割を果たす。
【0028】内歯車3とハウジング5、15の端部との間
には両者間の気密を保持するためのOリング7、7が嵌
められる。また、ハウジング5、15の端部近くには、ベ
アリング8によってピニオン2、12を軸支するピニオン
支持板4、4が嵌め込まれ、ピニオン2、12の回転を容
易ならしめている。
【0029】図6はピニオン支持板を示し、同図(a)
は側面図、同図(b)は同図(a)のb−b線断面図で
ある。ピニオン支持板4は、ベアリング8、8を嵌入す
る貫通孔4a、4aを有し、各貫通孔4aの端部には、
ベアリング及びピニオンの移動を防止するための内向き
フランジ部4b、4bが設けられている。
【0030】内歯車3、ハウジング5、15よりも外径を
若干大きくし、手動による回転を容易にしている。内歯
車3を回転すると、この回転と同方向にピニオン2、12
が回転する。ピニオン2、12の回転により、スライダ
1、11は互いに逆の方向に移動する。
【0031】即ち、内歯車3を図2に示す二点鎖線方向
に回転すると、図1においてスライダ1は二点鎖線で示
すようにハウジング15側に移動し、スライダ11は二点鎖
線で示すようにハウジング5側に移動する。内歯車3を
図2に示す三点鎖線方向に回転すると、図1においてス
ライダ1は三点鎖線で示すようにハウジング5側に移動
し、スライダ11は三点鎖線で示すようにハウジング15側
に移動する。内歯車3の僅かな角度の回転でスライダ
1、11が充分に移動するよう、雌ねじ2b、12b、雄ね
じ1a、11aは、多条ねじとするのが良く、この例では
3条ねじとしている。
【0032】図5に示すように、スライダ1(11)の貫
通孔1c(11c)の一端にはプラグ10A(10B)が嵌入
し、プラグ10A(10B)にはワイヤ30A(30B)の一端
が固定され、図1に示すように、ワイヤ30A、30Bは、
キャップ6の貫通孔6aを通り、キャップ6に取付けら
れたカテーテル内に挿通され、他端がカテーテル先端部
内の金属板の端部に固定される。また、カテーテル先端
側には4箇所に電極が設けられ、これら電極に接続する
リード線32、33、34、35がキャップ16の4箇所の貫通孔
16a、各管9及びキャップ6の貫通孔6aを経由してカ
テーテル内に挿通される。これらについては、後に詳述
する。
【0033】図7は、ハウジング半体5A、15A、5
B、15Bの平面図である。
【0034】各一対のハウジング半体5A、5B、15
A、15Bを貼り合わせてハウジング5、15が構成され
る。これにキャップ6、16が取付けられ、図1、図2の
操作部21が組み立てられる。なお、図1のねじ付き管9
は、ハウジング5、15が組み立てられてから図1の雌ね
じ5b、15bに螺合しながら送り込まれ、ハウジング
5、15が管9によって互いに固定される。
【0035】図8は、図1、図2に示した操作部21及び
これに接続するカテーテル本体を示す。カテーテル本体
42は、比較的剛性を有する後端部側43と柔軟な先端部側
50とからなっていて、先端に焼灼用電極(ラージチップ
と呼ばれる)53が固定され、その近くに環状電極55、5
6、57が露呈して嵌め込まれている。
【0036】上述の如く、ねじの螺合によって内歯車3
の回転をピニオン2、12を介してスライダ1、11の移動
に変換し、スライダ1、11に接続するワイヤ30A又は30
Bを引っ張り、後述するようにカテーテル本体の先端部
側を屈曲させるようにしているので、内歯車3を回転さ
せるための力は僅かな力で済む。更に、上記屈曲の程度
を微調整することも容易である。その上、スライダ1、
11が元の位置に復帰しようとしても、このような機構で
は内歯車3が逆転することがなく、上記屈曲状態の保持
には何等の手数も不要である。
【0037】図9はカテーテル本体の先端部側の断面
図、図10は図9のX−X線断面図である。
【0038】カテーテル本体42の先端部側50は、可撓性
チューブ51の先端に焼灼用電極(ラージチップと呼ばれ
る)53が固定されている。ラージチップ53は、例えば径
2.3mm、長さ4mmで、端子板54がチューブ51内に嵌入し
ている。ラージチップ53は、例えば白金−イリジウム合
金又はステンレス鋼製である。
【0039】チューブ51内には長い金属板52が挿通して
いて、ワイヤ30A、30Bを被覆した被覆チューブ37A、
37Bが金属板52の表裏に固定され、ワイヤ30A、30Bの
先端部は被覆チューブ37A、37Bから露出して金属板52
の先端部の裏面に例えば蝋接によって固定されている。
金属板52上にはリード線32が導かれていて、リード線32
はその先端が端子板54に半田付け又は熔接等によって固
定されてラージチップ51に電気的に接続する。
【0040】可撓性チューブ51には環状電極55、56、57
が露呈して嵌込まれていて、これら環状電極に接続する
リード線33、34、35が金属板52上に導かれている。
【0041】次に、カテーテル本体の先端部側を屈曲さ
せる動作について説明する。
【0042】スライダ1、11が移動した状態は、図1に
仮想線で示してある。スライダ1、11が二点鎖線で示す
位置に移動すると、図11に示すように、ワイヤ30Aの先
端が固定されている金属板52が引っ張られて仮想線で示
す真直ぐな状態から実線で示す彎曲した状態に移行す
る。このとき、ワイヤ30Bは繰り出されて屈曲の障害に
はならない。その結果、図12に示すように、カテーテル
本体の先端部側50が屈曲する。これとは逆に、図1のス
ライダ1、11が三点鎖線で示す位置に移動すると、ワイ
ヤ30Aが繰り出され、ワイヤ30Bが金属板52を引っ張っ
て、図15に仮想線で示すように上記とは逆の方向にカテ
ーテル先端部側50が屈曲する。
【0043】このようにして、カテーテル本体42の先端
部側50は、図8に示す直線状態から図13に示す2方向の
屈曲状態に選択的に移行する。カテーテル本体の先端部
側を屈曲させるために、内歯車3を手で回すものである
が、この操作を容易にするため、内歯車3は、ハウジン
グ5、15よりも若干大径にしてあり、ハウジング外周面
より少し突出している(図1参照)。このような構造に
より、カテーテル屈曲の操作が著しく容易になる。使用
中、操作部は患者の身体の上に載置する。
【0044】カテーテル本体は、操作部のキャップ(図
1の6)に取付けられる後端部側と、同先端部側とから
なっていて、両端部側が互いに接続してカテーテルを構
成している。図14はこの接続を示す断面図である。
【0045】カテーテル本体42の後端部側43は、繊維を
編込んでトルク伝導性を良好にした網入りチューブ44を
有し、その内側に補強用チューブ45が挿通されている。
網入りチューブ44の先端側にはストッパ用チューブ46が
嵌入している。カテーテル42の先端部側50の可撓性チュ
ーブ51の端面と、同後端部側43の網入りチューブ44の端
面とは、例えば接着又は融着によって接合している。そ
して、可撓性チューブ51の後端面及び金属板52の後端面
は、ストッパ用チューブ46の先端面に接当する。
【0046】ワイヤ30A又は30Bによる引っ張りの結
果、金属板52が図において右方に移動しようとするが、
ストッパ用チューブ46の後端面が補強用チューブ45の先
端面に接当し、これ以上金属板52が移動しようとしても
この移動が妨げられる。即ち、ストッパ用チューブ46
は、金属板52の不所望な移動を停止するためのストッパ
として機能する。その結果、ワイヤ30A又は30Bによる
引っ張りで、金属板52は、図11に示したように彎曲し、
カテーテル本体の先端部側50は、図12、図13に示したよ
うに屈曲する。
【0047】カテーテル本体の先端部側の屈曲解除は、
屈曲時とは逆の方向に内歯車3を回転することによって
容易になされる。
【0048】以上説明したように、図1〜図7で説明し
た操作部を使用することにより、内歯車の回転という簡
単な操作でカテーテル本体先端部側の屈曲を 180度の2
方向のうちから選択でき、この屈曲の調整も送りねじ機
構によって容易になされ、而もこの屈曲状態の保持も確
実である。従って、カテーテル先端を心臓等の生体の器
官の所望の位置に容易に位置させることができ、医療行
為が迅速かつ安全に遂行される。
【0049】実施例2 この例は、前記の例における内歯車に替えてソケットを
使用し、ピニオンを省略してソケットと一対のスライダ
とを螺合させた例である。図15はこのように構成した操
作部を示す断面図である。
【0050】操作部21は、一対の円筒状ハウジング65、
75と、これらハウジングに収容されるスライダ61、71
と、キャップ66、76と、スライダ61、71のねじに螺合す
る雌ねじ63a、63bを備えたソケット63とを有する。ハ
ウジング65、75は、これらに延設された中心部突片65
a、75aを接着することにより互いに固定される。この
固定に先立って、ソケット63がハウジング65、75の円筒
部間に回転可能に取付けられる。そして、両ハウジング
の両側にキャップ66、76が装着されている。
【0051】ハウジング65、75の周壁には夫々貫通孔65
b、75b及び盲孔65c、75cが設けられ、これらの孔に
管支持棒64、64が嵌入する。管支持棒64、64には夫々2
箇所に貫通孔64a、64aが設けられ、管69、69が両端を
貫通孔64a、64a、64a、64aに挿通されて管支持棒6
4、64に支持される。管69、69には夫々貫通孔61b、71
bによってスライダ61、71が移動可能に支持される。
【0052】スライダ61、71は、雄ねじ61a、71aを設
けた丸棒を直径を含む面で切断して2分割されたものの
一方であって、ソケット63の両端部には雌ねじ63a、63
aが設けられ、雌ねじ63aに雄ねじ61aが、雌ねじ63b
に雄ねじ71aが夫々螺合する。そして、雄ねじ61a及び
雌ねじ63aは右ねじ、雄ねじ71a及び雌ねじ63bは左ね
じとしてあり、いずれも3条ねじとしている。
【0053】従って、ソケット63を回すことにより、ス
ライダ61、71は管69、69に案内されて互いに逆の方向に
移動する。各スライダがいずれの方向に移動するかは、
ソケット63の回転方向によって定まる。スライダ61、71
が互いに平行に並んで位置するとき(三点鎖線で示す)
は、スライダ61、71作製時の前記切断時の切断代だけ両
スライダが離れ、このように位置するのを可能にしてい
る。ソケット63とハウジング65、75との間はOリング6
7、67によってシールされている。
【0054】スライダ61、71には夫々貫通孔61c、71c
が貫通孔61b、71bと平行に設けられ、貫通孔61c、71
cに嵌入するプラグ70にワイヤ90A、90Bが取付けら
れ、ワイヤ90A、90Bが貫通孔61c、71cを通ってキャ
ップ66の貫通孔66aに挿通される。更に、ワイヤ90A、
90Bは、キャップ66に装着されるカテーテル(図示せ
ず)内に挿通される。
【0055】管69、69とは別に、2本の管79が図15中に
破線で示すようにハウジング65、75の周壁内を貫通して
いて、カテーテルの電極に接続するリード線92、93、9
4、95がキャップ76の4箇所に設けられた貫通孔76aか
ら管69、69及び管79(2箇所に在り)並びにキャップ66
の貫通孔66aを経由してカテーテル内に挿通される。
【0056】図15には、同図において、スライダ61が左
方に移動し、スライダ71が右方に移動した状態を二点鎖
線で、スライダ61が右方に移動し、スライダ71が左方に
移動した状態を三点鎖線で示してある。上記二点鎖線の
状態では、ワイヤ90Aがカテーテル先端部側内の金属板
を引っ張り、ワイヤ90Bが繰り出されてカテーテル先端
部側を屈曲させる。上記三点鎖線の状態では、ワイヤ90
Bがカテーテル先端部側内の金属板を引っ張り、ワイヤ
90Aが繰り出されてカテーテル先端部側を上記とは逆の
方向に屈曲させる。
【0057】操作部81を上記のように構成することによ
り、ソケットの回転方向によって前記の例におけると同
様に、カテーテル先端部側を互いに異なる 180度の方向
に選択的に容易に屈曲させることができる。また、この
屈曲の調整が容易で屈曲保持も確実であることは、前記
の例におけると同様である。
【0058】図15の例にあっては、管支持棒64に管69の
位置を変更する手段を設け、管69の位置変更によって各
スライダとソケットとの螺合を解除し、ばね機構によっ
てスライダを原位置に一挙に復帰させてカテーテルの屈
曲を解除するようにもできる。
【0059】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の技術的思想に基いて前記の実施例に種々の変形を加
えることができる。
【0060】例えば、スライダの内歯車やピニオンに対
する連動や位置調整は、送りねじ機構によるほか、歯車
の組み合わせや他の適宜の機構によることができる。
【0061】また、カテーテル先端部とスライダとの連
結には、ワイヤに替えて例えば帯鋼等を使用することが
できる。
【0062】また、操作部材は、内歯車やナット等を回
すダイアル方式のほか、スライダを移動させ得る他の適
宜の方式を採用できる。
【0063】また、一対のハウジング同士の固定は、ね
じや接着によるほか、フランジとボルト、ナットによる
固定等、適宜の固定方法を採用して良い。
【0064】また、カテーテル先端部側の屈曲方向は、
180度異なる2方向のほか、適宜の角度変えた2方向と
することも可能である。
【0065】更に、本発明に基づくカテーテルは、ケン
ト束の焼灼のほか、除去すべき他の器官の焼灼、或いは
焼灼以外の医療行為にも使用できる。
【0066】
【発明の作用効果】本発明に基づくカテーテルは、その
操作機構が、両ハウジング部間に挟持され、両ハウジン
グ部の外面上に外周部が露出した操作部材の回転操作に
連動して互いに逆方向に移動するように、操作部材と右
ねじ式及び左ねじ式の送りねじ手段を介してそれぞれ螺
合している第一及び第二の移動部材を有し、これら移動
部材をそれぞれ摺動可能に支持すると共に両ハウジング
部間を連結する支持杆を有し、第一の移動部材の移動に
より第一の連結手段を介してカテーテル本体先端部に屈
曲力を付与して第一の方向に屈曲させることと、第二の
移動部材の移動により第二の連結手段を介してカテーテ
ル本体先端部に屈曲力を付与して第二の方向に屈曲させ
ることとのいずれも行えるように構成しているので、次
の効果が奏せられる。
【0067】第一及び第二の移動部材が操作部の回転操
作に連動して、それぞれ右ねじ式及び左ねじ式の送りね
じ手段を介して移動するので、その送りねじ手段によっ
て移動部材の回転を僅かな力で行えることにより、移動
部材を容易に移動でき、カテーテル本体先端部の屈曲が
容易になされる。操作部の回転は、ハウジング外面上に
露出した操作部外周部の操作によって容易となる。
【0068】第一及び第二の移動部材の移動が互いに逆
方向であるので、カテーテル本体先端部の屈曲を、2方
向のうちのいずれか一方に選択でき、カテーテル先端部
を生体の器官の所望の位置に送り込むのが容易である。
【0069】しかも、第一及び第二の移動部材の移動が
送りねじ手段によって行われることから、その移動(従
って、上記屈曲の程度)を微調整できると共に、その屈
曲状態から送りねじ手段が逆回転することはないため、
移動部材が元の位置へ復帰することはなく、屈曲状態の
保持を確実に行え、カテーテル本体先端部の屈曲の程度
を所望の屈曲程度とすることができ、カテーテル本体先
端部を生体の器官の所望の位置に送り込むのが一層容易
になる。
【0070】操作機構はまた、構造的にみても、前記支
持杆が第一及び第二の移動部材をそれぞれ摺動可能に支
持すると共に、第1のハウジング部と第2のハウジング
部とを連結する機能も有しているため、各支持杆により
第一及び第二の移動部材が安定して移動(摺動)できる
だけでなく、前記操作部材や前記移動部材を含むハウジ
ングの組み立ても容易となる。
【0071】以上の結果、カテーテルを使用しての医療
行為が容易かつ安全に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例による操作部の断面図(図2のI
−I線断面図)である。
【図2】同図1のII−II線断面図である。
【図3】同内歯車を示し、同図(a)は側面図、同図
(b)は同図(a)のb−b線断面図である。
【図4】同ピニオンを示し、同図(a)は同図(b)の
a−a線断面図、同図(b)は同図(a)のb−b線断
面図である。
【図5】同スライダを示し、同図(a)は同図(b)の
a−a線断面図、同図(b)は同図(a)のb−b線断
面図である。
【図6】同ピニオン支持板を示し、同図(a)は側面
図、同図(b)は同図(a)のb−b線断面図である。
【図7】同各ハウジング半体の平面図である。
【図8】同操作部及びカテーテル本体の平面図である。
【図9】同カテーテル本体の先端部側の断面図である。
【図10】同図9のX−X線断面図である。
【図11】同金属板の彎曲状態を示す斜視図である。
【図12】同屈曲したカテーテル本体先端部側の断面図で
ある。
【図13】同カテーテル本体先端部側が屈曲した状態での
カテーテル本体及び操作部の斜視図である。
【図14】同カテーテル本体の先端部側と後端部側との接
続構造を示す部分断面図である。
【図15】第二の実施例による操作部の断面図である。
【図16】従来例による操作部の概略断面図である。
【図17】他の従来例による操作部の概略正面図である。
【符号の説明】
1、11、61、71・・・スライダ 1a、11a、61a、71a・・・スライダの雄ねじ 2、12・・・ピニオン 2a、12a・・・ピニオンの歯 2b、12b・・・ピニオンの雌ねじ 3・・・内歯車 3a・・・内歯車の歯 4・・・スライダ支持板 5、15、65、75・・・ハウジング 5A、5B、15A、15B・・・ハウジング半体 6、16、66、76・・・キャップ 9、69・・・管 10・・・プラグ 21、81・・・操作部 30A、30B、90A、90B・・・ワイヤ 32、33、34、35、92、93、94、95・・・リード線 42・・・カテーテル本体 50・・・カテーテル本体の先端部側 52・・・金属板 53・・・焼灼電極 63・・・ソケット 63a、63b・・・ソケットの雌ねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテル本体と、このカテーテル本体
    の先端部側を屈曲するための操作機構とを有し、 この操作機構が、 ハウジングを構成する第1のハウジング部と第2のハウ
    ジング部との間に挟持され、これらのハウジング部より
    も径大であって外面上に露出した外周部を有し、この外
    周部を操作することによって前記ハウジングの中心線方
    向の回転軸の周りに回転可能に構成された操作部材と、 この操作部材の回転操作に連動して互いに逆方向に移動
    するように、前記操作部材と右ねじ式及び左ねじ式の送
    りねじ手段を介してそれぞれ螺合している第一及び第二
    の移動部材と、 前記ハウジング内に設けられ、前記第一及び第二の移動
    部材をそれぞれ摺動可能に支持し、かつ、前記第1のハ
    ウジング部と前記第2のハウジング部とを連結する支持
    杆と、 前記第一及び第二の移動部材と前記カテーテル本体の前
    記先端部とをそれぞれ連結する第一及び第二の連結手段
    と、 を有し、前記第一の移動部材の移動により前記第一の連
    結手段を介して前記カテーテル本体の前記先端部に屈曲
    力を付与して第一の方向に屈曲させることと、前記第二
    の移動部材の移動により前記第二の連結手段を介して前
    記カテーテル本体の前記先端部に屈曲力を付与して前記
    第一の方向とは異なる第二の方向に屈曲させることとの
    いずれも行えるように構成されているカテーテル。
  2. 【請求項2】 カテーテル本体の先端部側を屈曲するた
    めの操作機構であって、 ハウジングを構成する第1のハウジング部と第2のハウ
    ジング部との間に挟持され、これらのハウジング部より
    も径大であって外面上に露出した外周部を有し、この外
    周部を操作することによって前記ハウジングの中心線方
    向の回転軸の周りに回転可能に構成された操作部材と、 この操作部材の回転操作に連動して互いに逆方向に移動
    するように、前記操作部材と右ねじ式及び左ねじ式の送
    りねじ手段を介してそれぞれ螺合している第一及び第二
    の移動部材と、 前記ハウジング内に設けられ、前記第一及び第二の移動
    部材をそれぞれ摺動可能に支持し、かつ、前記第1のハ
    ウジング部と前記第2のハウジング部とを連結する支持
    杆と、 前記第一及び第二の移動部材と前記カテーテル本体の前
    記先端部とをそれぞれ連結する第一及び第二の連結手段
    と、 を有し、前記第一の移動部材の移動により前記第一の連
    結手段を介して前記カテーテル本体の前記先端部に屈曲
    力を付与して第一の方向に屈曲させることと、前記第二
    の移動部材の移動により前記第二の連結手段を介して前
    記カテーテル本体の前記先端部に屈曲力を付与して前記
    第一の方向とは異なる第二の方向に屈曲させることとの
    いずれも行えるように構成されている、カテーテルの操
    作機構。
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