JP2687061B2 - 交流負荷開閉装置 - Google Patents

交流負荷開閉装置

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JP2687061B2
JP2687061B2 JP3354627A JP35462791A JP2687061B2 JP 2687061 B2 JP2687061 B2 JP 2687061B2 JP 3354627 A JP3354627 A JP 3354627A JP 35462791 A JP35462791 A JP 35462791A JP 2687061 B2 JP2687061 B2 JP 2687061B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/541Contacts shunted by semiconductor devices
    • H01H9/542Contacts shunted by static switch means

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)
  • Thyristor Switches And Gates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流負荷の開閉に係り、
特に接点形スイッチと双方向のスイッチング素子とを並
設し、上記スイッチング素子を負荷電流が通流する変流
器の2次出力によりゲート点弧せしめるようにした交流
負荷開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種開閉装置としては、例えば、図6
に示すように、交流電源11と負荷13との間に、接点
形スイッチ12aと変流器12cの1次側とを直列に挿
入し、この接点形スイッチ12aの電源側と変流器12
cの負荷側との間にトライアックや逆並列接続のサイリ
スタ等からなる双方向のスイッチング素子12bを挿入
し、このスイッチング素子12bを上記変流器12cの
2次出力によりゲート点弧せしめるように形成し、接点
形スイッチ12aの開極時、負荷電流をスイッチング素
子12bに移行せしめて接点形スイッチ12aを殆ど無
アークで開極させ、この開極により、スイッチング素子
12bへのゲート信号を停止して該スイッチング素子1
2bを負荷電流の零点でターンオフせしめるようになっ
ている。なお、12dは変流器12cの2次出力端子間
に挿入したゲート抵抗である。
【0003】
【発明が解決するための課題】このように構成されたも
のにあっては、接点形スイッチ12aが負荷電流をしゃ
断することなく開極することができるため、アークによ
る接点の損耗を防止することができる反面、スイッチン
グ素子が例えばサイリスタを逆並列に接続して形成され
ている場合、これに用いられるサイリスタのゲート特性
は図7のたとえばA,B,Cとして示すように個々の素
子相互で異なった特性、いわゆるバラツキを有してい
る。即ち、Aの場合は、ゲート内部等価抵抗R が低い
ので低いゲート電圧でゲート点弧し、Cの場合は、ゲー
ト内部等価抵抗R が高いので高いゲート電圧でゲート
点弧する。そのため、たとえば、あるゲート電流I
対しサイリスタA,Cを点弧させると、この時、ゲート
電圧V がAよりCの方が高くなる。それに対し、ゲー
ト内部等価抵抗R がサイリスタA,Cの中間のBの場
合は、ゲート電圧V もA,Cの中間の電圧となる。
【0004】一方サイリスタの適用に際しては、1般
に、ゲート電流Iとゲート電圧Vがゲートの使用制
であるゲート最大電流Im、ゲート最大電圧Vm及び
ゲート最大電力Pmを超えて使用されるとゲート破壊を
生じたり、最小トリガ電流Io、最小トリガ電圧Vo以
下で使用するとトリガ失敗を生ずるおそれがあることは
よく知られている。換言すれば、ゲート破壊やトリガ失
敗を生じないようにするためには、サイリスタのゲート
点弧は図7において示す、Im−Pm−Vm−Vo−I
oで囲まれた領域で使用することが必要となる。
【0005】しかし乍ら、スイッチング素子を負荷電流
に比例して出力される変流器の2次出力によってゲート
点弧せしめる場合、例えば図7においてCとして示すゲ
ート特性を有する素子にあっては、ゲート内部抵抗R
が高いので、変流器の2次出力が小さくてもゲート電圧
は高くなり、小さい負荷電流でもゲート最大電圧V
mを超えてしまうおそれがある。そのため、変流比を大
きくして2次出力電流が小さくなるように選定すれば、
図7のAとして示すゲート特性の素子にあっては最小ト
リガ電流Io、最小トリガ電圧Vo以下になって、逆に
トリガ失敗を惹起するおそれがある。
【0006】このような問題を解決するため、一般的に
は過電圧、過電流制御回路を設けてゲート最大電流I
m、ゲート最大電圧Vm以上の電流、電圧を制御するこ
とも考えられるが、この場合にあってもゲート特性が図
7のBとして示す特性を有する素子においては、電力損
失が大きくなってゲート最大電力Pmを超えてしまうと
いう不都合がある。
【0007】こうした問題を有するため、サイリスタ個
々のゲート特性に合わせて変流比を代えたり、並列に挿
入したゲート抵抗を調整したり、また逆並列接続するサ
イリスタ相互のゲート特性を合せるために選別したりし
て、ゲート回路の製作を行う必要が生じ、多くの手間を
要し、コストの高いものになってしまうという問題を有
していた。
【0008】その上、負荷電流が過負荷から軽負荷まで
大幅に変動する場合、変流器の2次出力も大きく変動す
るので、上記のゲート回路ではその2次出力によって安
全にかつ的確にゲート点弧させることは困難であり、結
局、狭い負荷電流の変動範囲でしか適用できないという
欠点を有していた。更に、負荷電流のしゃ断時、異常ア
ーク等により負荷電流が急増し、その結果変流器の2次
出力電圧が高くなって磁気飽和を惹起し、ゲート電流が
消失してゲート点弧状態となるので負荷電流を接点形
スイッチ側で大電流しゃ断することになり接点を著しく
損耗し、寿命を短くするという問題を有していた。
【0009】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、その目的とするところは、ゲート特性にバラツ
キがあっても選別したりすることなく、安定化を図って
的確にゲート点弧できるようにしたものを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、変流器の2次出力端とスイッチング素子の
ゲートとの間に、スイッチング素子のゲートに流れる上
記変流器の2次電流を、サイリスタのゲート内部等価抵
抗が高い場合は、高いゲート電圧で、サイリスタのゲー
ト内部等価抵抗が低い場合は、低いゲート電圧で分流す
るようにしたゲート制御回路を設けて、ゲート電流・電
圧を増加させることなく制限するようにしたものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2によっ
て説明する。図1において、1は交流電源、2は上記交
流電源1と負荷3との間に介挿されて、負荷3を開閉す
る交流開閉回路である。これは、交流電源1と負荷3と
の間に直列に接続して挿入した接点形スイッチ2a及び
変流器2b,2cと、この接点形スイッチ2aと変流器
2b,2cの直列回路にサイリスタTh,Thを逆
並列に接続して並列に挿入した双方向のスイッチング素
子2dと、このスイッチング素子2dのサイリスタTh
のゲート・カソード間に出力端O,Oをそれぞれ
接続し、入力端P,Nに、上記変流器2bの2次出
力端を該出力端子間に挿入したダイオード2eを介して
接続して、変流器2bの2次出力端から荷電流に比例
した電流が出力されてもサイリスタThのゲート電流
とゲート電圧Vを増加させることになくゲート信
号を送出するゲート制御回路2fと、サイリスタTh
のゲート・カソード間に出力端O,Oをそれぞれ接
続し、入力端P,Nに、上記変流器2cの2次出力
端を交叉させて挿入したダイオード2gを介して接続し
て、上記ゲート制御回路2fと同様に形成されたゲート
制御回路2hとを備えて、交流電源1の例えば正の半波
で上記サイリスタThを、又例えば負の半波で上記サ
イリスタThをゲート点弧せしめるようになってい
る。
【0012】そして、上記ゲート制御路回路2f,2h
は図2に示すように、入力端P,Nの間に、トラン
ジスタQのコレクタ・エミッタ間を挿入し、このトラン
ジスタQのベースには、出力端O,O間に直列に挿
入した電圧検出用抵抗R,Rの接続点を接続し、こ
の抵抗Rと出力端Oとの接続点と、上記トランジス
タQのエミッタとの間に電流検出用抵抗Rsを挿入し
て、ゲート電流Iが増加しようとすれば、上記トラン
ジスタQを導通させて増大分の電流を分流させ、ゲート
電流I、ゲート電圧Vを増加させることなくゲート
信号を送出するようになっている。
【0013】このゲート制御回路2f,2hを図3に示
す等価回路によってさらに説明すると、サイリスタ(例
えばTh)のゲート内部等価抵抗Rの端子間に、ト
ランジスタQのコレクタ・エミッタと、ゲート電圧検出
用抵抗RとRを直列に接続した回路とを並列に挿入
し、上記トランジスタQのベースに、上記抵抗RとR
の接続点を接続し、トランジスタQのエミッタと上記
抵抗Rとの間に電流検出用抵抗Rを挿入し、変流器
(例えば2b)の2次側は、該2次側の負荷が変動する
ことによって電圧が変動しても、変流比により1次電流
に比例した電流が2次側から出力されるため、定電流源
Icとみなすことができるので、上記トランジスタQの
コレクタ・エミッタ間に定電流源Icが挿入された回路
として示され、変流器の2次(定電流源Ic)は1次電
流に比例した電流を流し、負荷電圧Vの大きさに関係
なく電流が流れる。
【0014】トランジスタQはベース・エミッタ間電圧
BEがベースオン電圧(例えば0.7V)を超えると
ベース電流が流れ始める。図3で抵抗RとR,R
との関係をR<<R,Rに選定しておけば、抵抗
,Rに流れる電流はゲート内部等価抵抗Rに流
れる電流Iに比してきわめて小さくなり無視すること
ができ、従ってベース・エミッタ電圧VBEは VBE=I・R+V・R/(R+R)………(1) の関係になり、VBEがベースオン電圧(例えば0.7
V)を超えると、トランジスタQが導通してコレクタ・
エミッタ間に電流Iが流れ、定電流電源Icから流れ
る電流Iは I=I+I………(2) の関係になる。即ち、上記(1)式で決まるI,V
以上の電流、電圧をサイリスタのゲートに供給しようと
が増大してもその増大分はトランジスタQに流れる
電流Iになり、上記Iは増加しない。従って上記V
も増加しないことになる。
【0015】ここで上記(1)式をVBEで除すと、 〔V・R/VBE(R+R)〕+〔I・R/VBE〕=1…(3) となり、この(3)式よりたとえば、ゲート制御回路2
fではI とV の領域は、2次電流が正の半波整流さ
れているから(3)式を満たすV,Iの範囲は
≦V ≦V BE (R +R )/R , 0≦I ≦V
BE/R となることからゲート最大電流Im,ゲート
最大電圧Vmは VBE(R+R)/R=Vm,VBE/R=Im………(4) として表すことができる。今、ここでBEを0.7V
として上記(4)式に代入すると、 0.7(R+R)/R=Vm,0.7/R=Im………(5) となり、サイリスタTh,Thのゲート特性からゲ
ート最大電流Im,ゲート最大電圧Vmを設定すれば
抵抗R,R,Rが定まることになる。
【0016】このようにして、抵抗R,R,R
選定すれば、ゲート制御回路2f,2hは、2次電流が
増大するとベース・エミッタ間電圧VBE もそれにつれ
て増大し、やがてベースオン電圧になると、ベースオン
電圧(例えば0.7V)を超えないようにトランジスタ
Qが導通してベース・エミッタ間電圧VBEをベースオ
ン電圧(例えば0.7V)に保つようにトランジスタQ
2次電流から分流された電流Iが流れる。従って、
上記(3)式に上記(4)式を代入すると、上記(3)
式は (V/Vm)+(I/Im)=1………(6) と示すことができ、このゲート制御回路に適用された、
サイリスタのV とI の特性は図7に点線で示すよう
に、ImとVmとを直線で結んだ特性となる。即ち、こ
のゲート制御回路において、2次電流が増大しV BE
ベースオン電圧になると、この時図7に示すサイリスタ
A,B,CのV ,I は、図7に点線で示す(6)式
の直線と各サイリスタの特性曲線との交点で示される。
即ち、ゲート内部等価抵抗が低いサイリスタAの場合
は、ゲート電圧V は低 く、ゲート内部抵抗が高いサイ
リスタCの場合は、ゲート電圧V が高くなり、ゲート
内部等価抵抗がA,Cの中間のサイリスタBの場合は、
ゲート電圧V はA,Cの中間の電圧になる。 そして、
更に、2次電流が増大しV BE がベースオン電圧を越え
ると、2次電流はトランジスタQ側に分流されるので、
各サイリスタのV ,I は、交点のV ,I で示さ
れる値以上には増大しない。 そのため、各サイリスタは
,I の増大によるゲート破壊を生じない。 なお、
BE がベースオン電圧以下の場合は上記(6)式は (V /Vm)+(I /Im)<1………(6)となり、各サイリスタのV ,I は、図7の点線で示
され直線より下の領域での各サイリスタの特性曲線で示
されるV ,I の値となり、2次電流は分流されるこ
となく、サイリスタのゲート側へ全量流れる。
【0017】従って、上記変流器2b,2cの変流比
を、負荷電流の最小値で最小トリガ電流Ioを確保する
よう設定しておけば、トリガ失敗を生じることもなく、
更に大電流になっても(例えば短絡電流や突入電流等)
変流器の2次電流Iはゲート制御回路2f、2hのト
ランジスタQ側へ分流されるので、その結果ゲート電流
制限され、従って、V も制限されゲート破壊を
生じることがない。
【0018】次にその動作について説明する。先ず、接
点形スイッチ2aが投入されると、交流電源1から負荷
3に電力が供給され。これにより、変流器2b,2c
は、その2次側からダイオード2e,2gを介してゲー
ト制御回路2f,2hにそれぞれ負荷電流(即ち1次電
流)に比例した電流が半波毎に出力される。ゲート制御
回路2fは、ダイオード2eが半波整流して出力する入
力の例えば正の半波をうけてゲート信号をサイリスタT
に送出する。またゲート制御回路2hも上記2fと
同様、例えば負の半波をうけてゲート信号をサイリスタ
Thに送出する。
【0019】これを、ゲートにうけたサイリスタTh
(またはTh)は接合部が局部から順次全体へと拡が
って導通状態となるが、接点形スイッチ2aの接点間電
圧降下に比してサイリスタTh,Thアノード・
カソード間電圧の方が高いので、サイリスタは負荷電流
を通電することなく導通状態で待機していることにな
る。
【0020】次いで、接点形スイッチ2aを開極する
と、その接点間にアークが発生し、これによって発生し
たアーク電圧が上記サイリスタTh,Thのアノー
ド・カソード間に印加されるので、負荷電流は、既に導
通状態で待機しているサイリスタ(例えばThに転
流し、1→2の2d→3の経路で流れることになる。こ
のため、上記接点間に発生したアークは瞬時的に消失
るとともに、接点形スイッチは殆ど無アークで開極する
ことになる。そして、上記接点形スイッチの開極ととも
に、負荷電流はサイリスタ側に転流するので、上記接点
形スイッチ2aの2次電流も消滅し、従ってゲート信号
が停止するのでサイリスタ側に転流した負荷電流の交流
の零点でオフして、しゃ断される。
【0021】上記動作において、接点形スイッチの開極
時、異常に大きなアークが発生することによる負荷電流
の急増が原因で、ゲート制御回路2f,2hのトランジ
スタQのベース・エミッタ間電圧 BE が増加し、ベー
スオン電圧を超えようとすると、トランジスタQのコレ
クタとエミッタ間が導通し、トランジスタQ2次
流が分流するのでゲート電流Iを増加させることなく
制限する(従ってゲート電圧Vも増加しない)。この
ように異常アーク等の大電流の負荷電流が流れて変流器
の2次電流が増加しても、ゲート制御回路2f,2hの
トランジスタQが負担してゲート電流を制限し(図4
(B)2次電流)、かつゲート電圧Vはゲート最大電
圧Vm以下に制限されるので(図4(B)2次電圧)、
変流器2b,2c飽和することがない。そのため、
4(A)で示すように、2次電圧が上昇して変流器が飽
和し、2次電圧が零となり、これにより2次電流が零と
なって、ゲート不点弧状態になることなく大電流の負荷
電流を的確に接点形スイッチからスイッチング素子へ転
流することができる。
【0022】上記実施例において、双方向のスイッチン
グ素子2dは、サイリスタTh,Thを逆並列接続
して形成するように説明したが、これに代って図5に示
すように、トライアックを用いてもよく、この場合は変
流器とゲート制御回路を1個で形成できる。なお図5は
トライアックをいわゆる負ゲート電流ドライブ方式で示
したものである。
【0023】
【発明の効果】本発明はゲート制御回路を具備した接点
スイッチを、負荷電流が通電されている状態で開極し
ても、開極と同時に負荷電流をスイッチング素子に転流
させることができるので、接点間のアーク発生が抑制で
き、アークによる接点の損耗を防止して装置の長寿命化
を図ることができるのは勿論、変流器の2次出力端に、
2次電流が増加してもスイッチング素子に印加されるゲ
ート電圧・電流を制限できるよう、2次電流を分流する
ゲート制御回路を設けたので、スイッチング素子をきわ
めて大きい負荷電流までスイッチング素子を破壊させる
ことなく、かつゲート点弧状態を保つことができる。
【0024】また、負荷電流が小さい場合にあっても変
流器の変流比を最小トリガ電流I に対応できる比に設
定しているので点弧失敗を生ずることなく、スイッチン
グ素子をゲート点弧させることができる。
【0025】しかも、上記変流比の場合は、負荷電流が
大きいと、2次電流も大きくなるが、やはり、ゲート制
御回路により2次電流を分流し、ゲート電圧その最大
電圧以下に制限るため、大電流が流れても変流器を飽
和させることもなく、大電流しや断も的確に行うことが
できる。
【0026】更にまた、スイッチング素子のゲート特性
のバラツキを考慮することなく、構成することができる
ので、ゲート抵抗を調整したり、ゲート特性を一々合わ
せたりすることも不要となって手間を大幅に軽減し、ゲ
ート回路の製作をきわめて容易に行うことができる。し
かも、制御電源を用いることなく構成することができる
ので、高圧回路、大電流回路に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のゲート制御回路の回路図である。
【図3】図2の等価回路図である。
【図4】図2の動作を説明する波形図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】サイリスタのゲート特性説明図である。
【符号の説明】 1 交流電源 2 開閉回路 2a 接点形スイッチ 2b,2c 変流器 2d スイッチング素子 2f,2h ゲート制御回路 Th,Th サイリスタ Th トライアック Q トランジスタ R,R 電圧検出用抵抗 R 電流検出用抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と負荷との間に、接点形スイッ
    チと変流器を直列に挿入すると共に、双方向のスイッチ
    ング素子を上記接点形スイッチと変流器の直列回路に並
    列に挿入し、このスイッチング素子を上記変流器の2次
    出力でゲート点弧せしめるようにした交流負荷開閉装置
    において、上記変流器の2次出力端とスイッチング素子
    のゲートとの間に、スイッチング素子のゲートに流れる
    上記変流器の2次電流を、サイリスタのゲート内部等価
    抵抗が高い場合は、高いゲート電圧で、サイリスタのゲ
    ート内部等価抵抗が低い場合は、低いゲート電圧で分流
    するようにしたゲート制御回路を介設したことを特徴と
    する交流負荷開閉装置。
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