JP2686740B2 - ガス回路用安全弁装置 - Google Patents

ガス回路用安全弁装置

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JP2686740B2 JP62109449A JP10944987A JP2686740B2 JP 2686740 B2 JP2686740 B2 JP 2686740B2 JP 62109449 A JP62109449 A JP 62109449A JP 10944987 A JP10944987 A JP 10944987A JP 2686740 B2 JP2686740 B2 JP 2686740B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野] 本発明は、ガス配管における元弁の下流側にガス漏れ
等の異常が生じたときに自動的にガス回路を遮断する安
全弁装置に関するものであり、弁装置本体内の二次側の
圧力が一定以下になった時点で、弁装置本体内に収容さ
れる弁体の開弁保持力が消失して、ガス回路が遮断され
るようにして、下流側のガス回路のいずれの場所で異常
が生じても安全弁が遮断するようにするものである。 [従来技術及びその問題点] ガス回路の安全弁装置として、当該弁装置の下流側が
開放状態にあるときには、これを強制開弁出来ないよう
にしたものがすでに特公昭55−30167号公報に開示され
ている。 この従来のものは、第3図に示すような構成で、ガス
漏れ検知器の出力によって吸着力を失う電磁弁(M)
と、この電磁弁(M)に吸着される鉄片(F)を具備す
る操作軸(S)と、この操作軸(S)に対向する補助弁
(11)と、この補助弁(11)を具備する主弁(1)と、
弁装置の主体(10)に内蔵され、前記主弁の一次側と二
次側の圧力差に応じて昇降動作するダイヤフラム(D)
と、このダイヤフラム(D)の中央に設けられた出力軸
(31)と、この出力軸(31)の降下・上昇によって起伏
し且主弁(1)の下面に対向して配設されたストッパー
(32)とから構成されたものである。 この従来のものでは、弁装置の下流側が流路遮断状態
にあるときには、操作軸(S)によって補助弁(11)を
一定ストローク押し込むと主弁(1)が開弁されるとと
もに、この操作軸(S)に取付けた鉄片(F)が電磁弁
(M)に吸着され、主弁(1)が開弁状態に維持され
る。 これに対して、弁装置の下流側が開放状態にある場合
には、ダイヤフラム(D)の一次側と二次側との圧力差
が一定以上となり、出力軸(31)が降下状態となり、ス
トッパー(32)が起立して主弁(1)の開弁移動を阻止
し、操作軸(S)を押し下げてもこの主弁(1)を開弁
できない。 従って、この従来のものでは、安全弁装置の下流側に
ガス漏れ箇所が有ったり、下流側の弁装置が開放状態に
放置されていたりすると、この安全弁装置が開弁出来な
いこととなり、下流側が不完全状態にあるにもかかわら
ず当該安全弁装置を開弁する危険が防止される。 ところが、この従来のものでは、下流側の異常に対し
て動作する条件には制約があり、安全弁装置をセット状
態(ガス漏れがあった場合に閉弁動作する状態)にした
場合に、下流側の配管においてもガスもれ検知器設置箇
所での異常があった場合にしかこの安全弁装置が作動せ
ず、配管経路の他の箇所での異常に対しては動作しな
い、という問題があった。 [技術的課題] 本発明は、このような『手動の開放操作によって開弁
され且下流側のガス回路の異常を検知する検知手段
(C)の出力状態によって閉弁動作する主弁(1)を具
備する安全弁装置』において、下流側のいずれの場所で
ガス漏れ等の異常が生じた場合でも閉弁動作するように
するため、一次側と二次側との圧力差が一定以上になっ
た時点で閉弁動作するようにすることをその技術的課題
とする。 [技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は『主弁(1)の開弁操作時に強制的に閉弁され
且前記開弁操作力を開放したときに復帰開弁する補助弁
(11)と、この補助弁(11)に具備させたリーク孔(1
2)と、上記検知手段(C)の出力によって上記主弁
(1)を開弁状態に維持する開弁保持手段(3)とを具
備し、上記検知手段(C)を主弁(1)に上流側と下流
側とのガス圧力差を検知する構成とするとともに主弁
(1)の下流側のガス回路が通常使用状態におけるガス
圧力差以下の圧力差の条件で出力動作するように上記検
知手段(C)の作動圧力を設定し、さらに、上記リーク
孔(12)の大きさを、下流側開放状態において検知手段
(C)に前記作動圧力を生じさせない流量しか流せない
大きさに設定した』ことである。 (第1図参照) [作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。 安全弁装置の下流側が正常な状態にあり且下流側が遮
断状態にあるときには、操作軸(S)を押し込むと主弁
(1)が開弁されるとともに補助弁(11)が閉弁して下
流側には、リーク孔(12)を介してガス供給される。こ
のとき、操作軸(S)が押し込んだ状態を一定時間維持
すると補助弁(11)の一次側と二次側とがリーク孔(1
2)を介して連通していることから主弁(1)の下流側
が一次側の圧力と一致してその圧力差がなくなり、検知
手段(C)からの出力が生じて、開弁保持手段(3)が
主弁(1)を開弁状態に保持する。逆に、下流側が開放
状態にあるときには、リーク孔(12)を介する流量が所
定に設定されているから、主弁(1)の下流側の圧力と
一次側の圧力との差が作動圧力とはならず、検知手段
(C)からの出力が生じないものとなり、開弁保持手段
(3)の開弁保持力は消失し、操作軸(S)による開弁
操作力を開放すると主弁(1)はそれ自身に付与された
復帰閉弁力によって、自動的に閉弁される。 次いで、通常の使用状態において、安全弁装置の下流
側に異常がない場合には、主弁(1)の下流側圧力と一
次側の圧力との差が作動圧力となっていることから、検
知手段(C)には所定の出力が生じて主弁(1)は開弁
状態に維持される。ところが、下流側に異常が生じて、
定常状態以上のガスが流れると、主弁(1)の下流側の
圧力と一次側の圧力との差が大きくなって作動圧力とは
ならず、検知手段(C)からの出力が消失し、開弁保持
手段(3)による開弁保持力が消失して主弁(1)が復
帰閉弁する。 ここで、下流側配管のどの場所で前記異常が生じて
も、主弁(1)の下流側の圧力と一次側の圧力との差が
大きくなって作動圧力を越えてしまうので、前記異常の
発生場所の如何にかかわらず主弁(1)が閉弁動作する
こととなる。 [効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。 安全弁装置の下流側回路のいずれの場所で異常が生じ
ても、この安全弁に具備させた主弁(1)が閉弁するか
ら、一つの安全弁装置によって下流側回路の全域の異常
を検知し且その異常時にはガス回路を遮断することがで
きる。従って、従来のもののようにガス漏れ検知器の設
置場所によって異常を検知できないような不都合が防止
できる。 又、下流側が開放状態にあるとき、例えば下流側に接
続される器具のガス回路が開放状態にあるときに安全弁
装置が開弁されたときには、開弁状態に維持されないか
ら、誤操作によるガス回路の開放も防止できる。 さらに、主弁(1)の上流側と下流側との圧力差に基
づいて、主弁(1)の開弁動作及び閉弁動作が制御され
るため、ガスの元圧の変動による影響を受けにくくな
り、安全弁装置としての信頼性がより向上する。 [実施例] 以下、本発明の実施例を第2図に基づいて説明する。 この実施例の圧力差検知装置(40)は、ダイヤフラム
(D)によって区画された一方の第1室(47)は補助弁
(11)の一次側に、他方の第2室(48)は補助弁(11)
の二次側に、それぞれ連通されており、第2室(48)に
収容されたバネ(49)によって出力軸(46)には所定の
付勢力が作用せしめられており、このバネ(49)の付勢
力を所定に設定することにより、補助弁(11)の一次側
と二次側とが所定の圧力差になった時点で、出力軸(4
6)が係合レバー(36)の入力端を押し込むようになっ
ている。 この実施例の場合には、一次側と二次側の圧力差が一
定圧力以上になると、出力軸(46)が進出して係合レバ
ー(36)の入力端が押し込まれ、係合レバー(36)の出
力端と主弁(1)との係合が外れて、それまで開弁状態
に保持されていた主弁(1)がバネ(B)の付勢力によ
り復帰閉弁することとなる。 すなわち、操作軸(S)を押し込むと主弁(1)が係
合レバー(36)の出力端に復帰阻止状態に係合する。こ
こで、この状態で、下流側が遮断状態にあるときには、
補助弁(11)の一次側と二次側とは、リーク孔(12)を
介して連通状態にあることから、第1室(47)内と第2
室(48)内とが同じ圧力となり、バネ(49)の付勢力に
より出力軸(46)の先端は、係合レバー(36)の入力端
から離反した状態にあり、主弁(1)は、開弁状態のま
まに維持されることとなる。 逆に、下流側が開放状態にあるときには、リーク孔
(12)の大きさは所定に設定されていることから、補助
弁(11)の二次側が一次側に比べて低圧となっているこ
とから、バネ(49)の付勢力に抗してダイヤフラム
(D)に作用する圧力差の和が出力軸(46)の進出力と
して作用し、係合レバー(36)の入力端が押し込まれて
出力端と主弁(1)の係合が外れる。従って、操作軸
(S)の操作力を解除したとき、主弁(1)は閉弁復帰
することとなる。 又、ガス使用状態においてガス回路に異常が生じた場
合にも、下流側が低圧になることから、同様に作用す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理を示す説明図,第2図は実施例の
説明図,第3図は従来例の説明図であり、図中, (C)……検知手段 (1)……主弁 (11)……補助弁 (12)……リーク孔 (3)……開弁保持手段

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.手動の開放操作によって開弁され且下流側のガス回
    路の異常を検知する検知手段(C)の出力状態によって
    閉弁動作する主弁(1)を具備する安全弁装置におい
    て、主弁(1)の開弁操作時に強制的に閉弁され且前記
    開弁操作力を開放したときに復帰開弁する補助弁(11)
    と、この補助弁(11)に具備させたリーク孔(12)と、
    上記検知手段(C)の出力によって上記主弁(1)を開
    弁状態に維持する開弁保持手段(3)とを具備し、上記
    検知手段(C)を主弁(1)に上流側と下流側とのガス
    圧力差を検知する構成とするとともに主弁(1)の下流
    側のガス回路が通常使用状態におけるガス圧力差以下の
    圧力差の条件で出力動作するように上記検知手段(C)
    の作動圧力を設定し、さらに、上記リーク孔(12)の大
    きさを、下流側開放状態において検知手段(C)に前記
    作動圧力を生じさせない流量しか流さない大きさに設定
    したガス回路用安全弁装置。
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