JP2686225B2 - カラー陰極線管用電子銃 - Google Patents

カラー陰極線管用電子銃

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JP2686225B2
JP2686225B2 JP5336093A JP33609393A JP2686225B2 JP 2686225 B2 JP2686225 B2 JP 2686225B2 JP 5336093 A JP5336093 A JP 5336093A JP 33609393 A JP33609393 A JP 33609393A JP 2686225 B2 JP2686225 B2 JP 2686225B2
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    • H01J2229/4834Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials
    • H01J2229/4837Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials characterised by the potentials applied
    • H01J2229/4841Dynamic potentials

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管のネック部に
装着され電子ビームを放出するカラー陰極線管用電子銃
に係り、更に詳細には電子ビームを偏向させる偏向ヨー
クによる非点収差とフォーカス特性を補正し、電子ビー
ムスポットの形状を全蛍光面で均一に形成できるカラー
陰極線管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、カラー陰極線管の解像度は、
全蛍光面にランディングされる電子ビームスポットの直
径及びその形状により左右される。従って、高解像度の
画像を得るためには、蛍光面にランディングされる電子
ビームスポットができる限り小さく、歪みがなく、かつ
ハロー(halo)がないのが重要な点である。
【0003】しかしながら、通常のカラー陰極線管は、
三つの電子ビームを放出するそれぞれの電子銃がインラ
イン状で配列設置され、水平偏向磁界をピンクッション
磁界に、垂直偏向磁界をバレル磁界にする偏向ヨークを
使用し、セルフコンバージェンス方式を取っているの
で、偏向ヨークの不均一磁界により、図1に示した通
り、蛍光膜100の周辺部にランディングされる電子ビ
ームのスポット101は、高輝度のコア部102と低輝
度のヘーズ部103を有する。このような不均一な電子
ビームスポット101の形状は、電子銃球面収差、非点
収差、電子ビームの垂直、水平の焦点距離の差に基づく
ものであり、良質の画面を形成することができない。
【0004】図2には、このような問題点を解決するた
めの従来のカラー陰極線管用電子銃の一例を示した。
【0005】これは三極部をなすカソード2、制御電極
3及びスクリーン電極4と補助レンズ及び主レンズをな
すフォーカス電極5、ダイナミックフォーカス電極6及
び最終加速電極7が順次配列されて構成されたものであ
り、フォーカス電極5とダイナミックフォーカス電極6
の相互に対向される面には、それぞれ縦長形の電子ビー
ム通過孔5Hと横長形の電子ビーム通過孔6Hが形成さ
れる。そして、フォーカス電極5と最終加速電極7に
は、フォーカス電圧Vfとアノード電圧Vaが印加さ
れ、ダイナミックフォーカス電極6にはフォーカス電圧
Vfを基底電圧とし、偏向信号に同期するダイナミック
フォーカス電圧Vfdが印加される。
【0006】このように構成された従来のカラー陰極線
管用電子銃1は、電子ビームが蛍光膜の中央部に走査さ
れる場合、ダイナミックフォーカス電極6にフォーカス
電圧Vfと同電圧が印加されるので、フォーカス電極5
とダイナミックフォーカス電極6の間に4極レンズが形
成されなくなる。従って、カソード2から放出された電
子ビームは、ダイナミックフォーカス電極6と最終加速
電極7の間に形成される主レンズにより集束及び加速さ
れ、蛍光膜の中央部にランディングする際、円形の電子
ビームスポットをなす。
【0007】そして、カソード2から放出された電子ビ
ームが蛍光膜の周辺部に走査される場合には、ダイナミ
ックフォーカス電極6には、偏向信号に同期し、フォー
カス電圧Vfを基底電圧とするダイナミックフォーカス
電圧Vfdが印加されるので、フォーカス電極5とダイ
ナミックフォーカス電極6の間には、これらの電極の相
互に対向する面に形成された縦長形の電子ビーム通過孔
5Hと横長形の電子ビーム通過孔6Hにより4極レンズ
が形成される。従って、カソード2から放出された電子
ビームは、4極レンズを通過しながら水平方向へ強い集
束作用と垂直方向へ強い発散力を受け、縦長形の電子ビ
ーム断面を有する。この縦長形の断面を有する電子ビー
ムが蛍光膜の周辺部へ偏向する際、偏向ヨークの不均一
な磁界による電子ビームの歪曲が補正され、蛍光膜の周
辺部にランディングされる電子ビームスポットは円形を
なす。
【0008】ところが、前述したような従来のカラー陰
極線管用電子銃1は、フォーカス電極5の出射側面とダ
イナミックフォーカス電極6の入射側面に、縦長形の電
子ビーム通過孔5Hと横長形の電子ビーム通過孔6Hが
形成されているので、この縦長形の電子ビーム通過孔5
Hと横長形の電子ビーム通過孔6Hを正確に交叉させる
ための組み立てが困難であるという問題点があった。
【0009】特に、4極電界を形成するフォーカス電極
5とダイナミックフォーカス電極6の間が所定の間隔離
隔されているので、ネック部を流れる電界により4極レ
ンズが歪曲される問題点があった。
【0010】前述したような問題点を解決するために、
従来には集束電極系の対向面に板状突起を有する複数の
四角電極が具備され、この四角電極の中、少なくとも一
つの電極に一定のビーム集束電圧が印加され、他の四角
電極には、前述したビーム集束電圧を基準とし、電子ビ
ーム偏向量により変化するダイナミック電圧を印加する
ことが提案されている。
【0011】しかしながら、この場合、電子ビームの非
点収差の問題は解消されても、漏洩電界により4極レン
ズが歪曲される問題は依然として残っており、四角電極
が集束電極系の対向する面に設けられているので、電子
銃の長さが相対的に長くなる問題点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するために創出されたものであり、その目
的は、偏向ヨークの不均一な磁界による電子ビームの非
点収差とフォーカス特性を補正し、全蛍光面でハローの
ない均一な電子ビームスポットが得られるカラー陰極線
管用電子銃を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、インライン状で配列された三つのカソード
と、電子銃の軸方向に順次配列されたフォーカス電極
と、ダイナミックフォーカス電極及び最終加速電極とを
具備するカラー陰極線管用電子銃において、前記フォー
カス電極の出射側に形成された電子ビーム通過孔の両側
にカソード側へ所定の長さ延長される垂直ブレードが形
成され、更に前記電子ビーム通過孔の上下部には水平方
向へ複数のスロットが形成され、前記ダイナミックフォ
ーカス電極の入射側面に形成された電子ビーム通過孔の
上下部に前記スロットに挿入される水平ブレードが前記
スロットの幅と高さより小さい幅と厚さを有して設けら
れ、前記フォーカス電極には所定のフォーカス電圧が印
加され、前記ダイナミックフォーカス電極には電子ビー
ムの偏向量が増加するに従って、前記フォーカス電圧よ
り更に高い値に変化されるダイナミックフォーカス電圧
が印加されることを特徴とする。また、前記目的を達成
するために本発明は、三つの電子ビームを放出するため
に一列に配列された三つのカソードと、電子銃の軸方向
に順次配列されたフォーカス電極と、ダイナミックフォ
ーカス電極及び最終加速電極とを具備する陰極線管用電
子銃において、前記ダイナミックフォーカス電極の入射
側面にはフォーカス電極の電子ビーム通過孔の上下部に
形成されたスロットに挿入される水平ブレードが前記ス
ロットの幅と高さより小さい幅と厚さを有して設けら
れ、前記フォーカス電極の出射側の内面には各電子ビー
ム通過孔と水平ブレードを包むリム電極部材よりなる垂
直ブレードが設けられ、前記フォーカス電極には所定の
フォーカス電圧が印加され、前記ダイナミックフォーカ
ス電極には電子ビームの偏向量が増加するに従って、前
記フォーカス電圧より更に高い値に変化されるダイナミ
ックフォーカス電圧が印加されることを特徴とする。
た、前記目的を達成するために本発明は、インライン状
で配列された三つのカソードと、電子銃の軸方向に順次
配列されたフォーカス電極と、ダイナミックフォーカス
電極及び最終加速電極とを具備するカラー陰極線管用電
子銃において、前記フォーカス電極の出射側に形成され
た三つの電子ビーム通過孔の両側にカ ソード側へ所定の
長さ延長される垂直ブレードが形成され、前記三つの電
子ビーム通過孔の上下部にはそれぞれ水平方向に単一の
スロットが形成され、前記ダイナミックフォーカス電極
の入射側面に形成された電子ビーム通過孔の上下部に前
記各スロットに挿入される単一の水平ブレードが前記ス
ロットの幅と高さより小さい幅と厚さを有して設けら
れ、前記フォーカス電極には所定のフォーカス電圧が印
加され、前記ダイナミックフォーカス電極には電子ビー
ムの偏向量が増加するに従って、前記フォーカス電圧よ
り更に高い値に変化されるダイナミックフォーカス電圧
が印加されることを特徴とする。
【0014】
【作用】偏向ヨークの不均一な磁界による電子ビームの
非点収差とフォーカス特性を補正し、全蛍光面でハロー
のない均一な電子ビームスポットが得られる。
【0015】
【実施例】本発明によるカラー陰極線管用電子銃は、陰
極線管のネック部に装着され、熱電子を放出するもので
あり、その一実施例を図3に示した。
【0016】図3に示した通り、本発明によるカラー陰
極線管用電子銃10は、三極部をなすカソード12、制
御電極13及びスクリーン電極14と、補助及び主レン
ズをなすフォーカス電極15、ダイナミックフォーカス
電極16及び最終加速電極17が電子銃の軸方向に配列
設置される。
【0017】そして、本発明の特徴によりフォーカス電
極15の出射側に形成された三つの電子ビーム通過孔1
5R、15G、15Bの各縁には、カソード12の側へ
所定の長さ延長される垂直ブレード200が設けられ
る。又、フォーカス電極15の出射側面に形成された電
子ビーム通過孔15R、15G、15Bの上下部面に
は、水平方向にスロット301が形成される。
【0018】そして、フォーカス電極15の出射側面と
対向して設けられたダイナミックフォーカス電極16の
入射側面に形成された三つの電子ビーム通過孔16R、
16G、16Bの上下部には、フォーカス電極15の出
射側面に形成されたスロット301に挿入される水平ブ
レード300が切開されて設けられる。この際に、水平
ブレード300がスロット301に挿入されることによ
って、フォーカス電極15の出射側面と水平ブレード3
00が接触されることを防ぐために、スロット301の
幅Wと高さhが水平ブレード300の幅W′と厚さtよ
り大きい値を有するようにすることが望ましい。なお、
このスロットと水平ブレードの幅と高さとの関係は、後
述する他の実施例においても同様である。
【0019】一方、フォーカス電極15の出射側の内面
に形成された垂直ブレードとダイナミックフォーカス電
極16の入射側面に形成された水平ブレードの他の実施
例を図4に示した。
【0020】図4に示した通り、垂直ブレード200は
フォーカス電極15の出射側面に形成された電子ビーム
通過孔15R、15G、15Bの間に板状の電極片20
1をカソード12の側へ設け、水平ブレード310はダ
イナミックフォーカス電極16の入射側面をレイシング
(lancing) 加工し、入射側面と一体で形成される。
【0021】又、水平ブレードの他の実施例を図5に示
した。水平ブレード320はダイナミックフォーカス電
極16の電子ビーム通過孔16R、16G、16Bと対
応する部分に電子ビーム通過孔16R′、16G′、1
6B′が形成され、その上下端部にフォーカス電極15
の各スロット301に挿入される電極片322を有する
板状部材321が、ダイナミックフォーカス電極16に
付着されている。
【0022】垂直ブレードの他の実施例としては、図6
の垂直ブレード210で示した通り、フォーカス電極1
5の出射側面の内側に電子ビーム通過孔15R、15B
を包むリム電極部材211を固着して形成し、更に水平
ブレードの他の実施例は、図7と図8の水平ブレード3
30で示した通り、ダイナミックフォーカス電極16の
電子ビーム通過孔16R、16G、16Bの上下部に横
方向へそれぞれ一つの板状部材331を設置して形成で
きるが、この場合にはフォーカス電極15の電子ビーム
通過孔15R、15G、15Bの上下部に板状部材33
1の挟まれる単一のスロット301′が形成される。
【0023】以上でフォーカス電極15のスロット30
1,301′に挿入される水平ブレード300、31
0、320、330の長さとフォーカス電極15の出射
側面の内面にカソード12の側へ突出された垂直ブレー
ド200、210の長さを相異なって形成し、垂直ブレ
ード200、210と水平ブレード300、310、3
20、330により形成される4極レンズを変化させ得
る。
【0024】そして、カラー陰極線管用電子銃の動作時
の各電極に印加される電圧は、次の通りである。
【0025】カソード12には50乃至170Vの電圧
が印加され制御電極13には−100V乃至0Vの電圧
が印加され、スクリーン電極14には400V乃至80
0Vの電圧が印加される。そして、最終加速電極17に
は20kV乃至30kVのアノード電圧Vaが印加さ
れ、フォーカス電極15にはアノード電圧Vaの20%
乃至30%のフォーカス電圧Vfが印加され、ダイナミ
ックフォーカス電極16にはフォーカス電圧Vfに0.
3kV乃至1.5kVの電圧が加えられたダイナミック
フォーカス電圧Vfdが印加される。このダイナミック
フォーカス電圧Vfdは偏向ヨークの偏向信号に同期し
可変される。
【0026】このように構成された本発明によるカラー
陰極線管用電子銃の動作を説明すれば、次の通りであ
る。
【0027】本発明によるカラー陰極線管用電子銃1
0、はそれぞれの電極に所定の電圧が印加されることに
より、スクリーン電極14とフォーカス電極15の間に
プリフォーカスレンズが形成され、フォーカス電極15
とダイナミックフォーカス電極16の間にはダイナミッ
クフォーカス電極16にダイナミックフォーカス電圧V
fdが印加されたか否かにより4極レンズの形成が決定
され、ダイナミックフォーカス電極16と最終加速電極
17の間に主レンズが形成される。
【0028】従って、カソード12から放出された電子
ビームは、各電極の間に形成される電子レンズを通過し
た後、全蛍光膜に走査される。
【0029】ここで電子ビームが走査される状態を、電
子ビームが蛍光膜の中央部に走査される場合と、蛍光膜
の周辺部に走査される場合に分けて説明すれば次の通り
である。
【0030】先ず、電子銃10から放出された電子ビー
ムが蛍光膜の中央部に走査される場合には、電子ビーム
が偏向ヨークにより偏向されなくなるので、偏向ヨーク
の偏向信号に同期するダイナミックフォーカス電圧Vf
dがダイナミックフォーカス電極16に印加されなくな
り、基底電圧であるフォーカス電圧Vfのみ印加され
る。従って、フォーカス電極15とダイナミックフォー
カス電極16の間には電位差が発生しなくなり、垂直ブ
レード200と水平ブレード300の間には4極レンズ
が形成されない。更にカソード12から放出された電子
ビームは、プリフォーカスレンズで予備集束及び加速さ
れた後、主レンズで最終集束及び加速され、蛍光膜の中
央部に最上の状態でフォーカシングされ、蛍光膜にラン
ディングされる電子ビームスポットは小さい円形をな
す。
【0031】そして、カソード12から放出された電子
ビームが蛍光膜の周辺部に走査される場合には、フォー
カス電極15にフォーカス電圧Vfが印加され、ダイナ
ミックフォーカス電極16には偏向信号に同期し可変さ
れるダイナミックフォーカス電極Vfdが印加される。
フォーカス電極15の内部に位置する垂直ブレード20
0と水平ブレード300の間には電位差が発生し、4極
レンズが形成される。従って、カソード12から放出さ
れプリフォーカスレンズを通過しながら予備集束及び加
速された電子ビームは、垂直ブレード200と水平ブレ
ード300の間に形成される4極レンズを通過しながら
縦長形化された後、主レンズを通過しながら集束及び加
速され偏向ヨークに偏向され蛍光膜の周辺部に走査され
るが、縦長形化された電子ビームが偏向ヨークにより偏
向する際、不均一な偏向磁界により電子ビームが横方向
へ歪曲され、蛍光膜の周辺部に走査される電子ビームス
ポットは円形をなす。
【0032】これを更に詳細に説明すれば、図9に示し
た通り、フォーカス電極15の出射側面に形成された電
子ビーム通過孔15R、15G、15Bの両側にカソー
ド12の側へ所定の長さ延長された垂直ブレード200
とダイナミックフォーカス電極16の入射側面に設けら
れフォーカス電極15の出射側面に形成されたスロット
301に挿入された水平ブレード300の間の電位差に
より形成された4極レンズを通過する電子ビームは水平
方向へ強い集束力を受け垂直方向へ強い発散力を受ける
ようになり、これによって、電子ビームの断面が縦長形
をなすようになり、垂直方向の焦点が水平方向の焦点よ
り遠い位置に生じる。
【0033】このように縦長形化された電子ビームは偏
向ヨークの不均一な磁界により垂直方向へ強い集束力を
受けるようになり、水平方向へは弱い集束力を受けるの
で前述した垂直ブレード200と水平ブレード300に
より形成された4極レンズにより縦長形化された電子ビ
ーム断面は蛍光膜の周辺部に円形の状態でランディング
される。
【0034】又、ダイナミックフォーカス電極16に
は、フォーカス電圧Vfを基底電圧とするダイナミック
フォーカス電圧Vfdが印加されるので、最終加速電極
17とダイナミックフォーカス電極16の間の電位差が
小さくなり、結局主レンズの強度が弱まることにより、
電子ビームの焦点距離が蛍光膜の中央部に走査される時
に比べて相対的に長くなり、電子ビームが蛍光膜の周辺
部に走査される時に、最適のフォーカスが得られる。
【0035】そして、本発明によるカラー陰極線管用電
子銃10は、垂直ブレード200と水平ブレード300
がフォーカス電極15の内部に位置され、4極レンズが
フォーカス電極15の内部で形成されるので、ネック部
の内周面を流れる漏洩電流の影響を減らすことができ
る。
【0036】特に、図6に示した通り、垂直ブレードを
電子ビーム通過孔を包むリム電極部材で形成した場合に
は、前述したような外部電界の遮断効果を倍加できる。
【0037】そして図4、5、6及び7、8に示した他
の実施例の水平ブレード310、320、330及び垂
直ブレード200、210により形成される4極レンズ
の作用も前述の作用と同一である。
【0038】
【発明の効果】以上で説明した通り、本発明のカラー陰
極線管電子銃は、偏向ヨークによる電子ビームの偏向の
際、フォーカス電極とダイナミックフォーカス電極の垂
直ブレードと水平ブレードの電位差により不均一な偏向
磁界による電子ビームの歪曲を補正し、非点収差の補正
及びフォーカス特性を向上させ得る。
【0039】本発明は前記実施例に示した三つのカソー
ドを有するインライン形の電子銃に限定されず、単一の
電子ビーム又は複数の電子ビームを放出する電子銃全般
に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】陰極線管の蛍光膜に従来の電子銃から放出され
た電子ビームがランディングされることによって形成さ
れる電子ビームスポットを可視化させて示した図。
【図2】従来のカラー陰極線管用電子銃の電圧印加方法
を示した一部切除斜視図。
【図3】本発明によるカラー陰極線管用電子銃の電圧印
加方法を示した一部切除斜視図。
【図4】本発明によるカラー陰極線管用電子銃のフォー
カス電極とダイナミックフォーカス電極を示した一部切
除斜視図。
【図5】本発明によるカラー陰極線管用電子銃のフォー
カス電極とダイナミックフォーカス電極を示した一部切
除斜視図。
【図6】本発明によるカラー陰極線管用電子銃のフォー
カス電極とダイナミックフォーカス電極を示した一部切
除斜視図。
【図7】本発明によるカラー陰極線管用電子銃のフォー
カス電極とダイナミックフォーカス電極を示した一部切
除斜視図。
【図8】図7に示したフォーカス電極のスロットとダイ
ナミックフォーカス電極の水平ブレードが結合された状
態を示した断面図。
【図9】本発明によるフォーカス電極の垂直ブレードと
ダイナミックフォーカス電極の水平ブレードにより形成
される4極レンズが電子ビームに及ぶ影響を可視化させ
て示した図。
【符号の説明】
10 電子銃 12 カソード 15 フォーカス電極 16 ダイナミックフォーカス電極 17 最終加速電極 15R,15G,15B 電子ビーム通過孔 16R,16G,16B 電子ビーム通過孔 200 垂直ブレード 300 水平ブレード 301 スロット Vf フォーカス電圧 Vfd ダイナミックフォーカス電圧

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インライン状で配列された三つのカソー
    ドと、電子銃の軸方向に順次配列されたフォーカス電極
    と、ダイナミックフォーカス電極及び最終加速電極とを
    具備するカラー陰極線管用電子銃において、 前記フォーカス電極の出射側に形成された電子ビーム通
    過孔の両側にカソード側へ所定の長さ延長される垂直ブ
    レードが形成され、更に前記電子ビーム通過孔の上下部
    には水平方向へ複数のスロットが形成され、 前記ダイナミックフォーカス電極の入射側面に形成され
    た電子ビーム通過孔の上下部に前記スロットに挿入され
    る水平ブレードが前記スロットの幅と高さより小さい幅
    と厚さを有して設けられ、 前記フォーカス電極には所定のフォーカス電圧が印加さ
    れ、前記ダイナミックフォーカス電極には電子ビームの
    偏向量が増加するに従って、前記フォーカス電圧より更
    に高い値に変化されるダイナミックフォーカス電圧が印
    加されることを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。
  2. 【請求項2】 前記垂直ブレードが板状の電極片をフォ
    ーカス電極の出射側の内面の電子ビーム通過孔の両側の
    縁に付着されることを特徴とする請求項1記載の陰極線
    管用電子銃。
  3. 【請求項3】 前記ダイナミックフォーカス電極に形成
    された水平ブレードがダイナミックフォーカス電極の入
    射側面を切開して形成されることを特徴とする請求項1
    記載のカラー陰極線管用電子銃。
  4. 【請求項4】 前記水平ブレードと垂直ブレードとのカ
    ソード側へ突出された長さが相異なって形成されること
    を特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管用電子銃。
  5. 【請求項5】 前記水平ブレードがダイナミックフォー
    カス電極の電子ビーム通過孔と対応する部分に電子ビー
    ム通過孔が形成され、その上下端部に前記フォーカス電
    極の各スロットに挿入される電極片を有する板状部材が
    前記ダイナミックフォーカス電極に付着されることを特
    徴とする請求項1記載のカラー陰極線管用電子銃。
  6. 【請求項6】 三つの電子ビームを放出するために一列
    に配列された三つのカソードと、電子銃の軸方向に順次
    配列されたフォーカス電極と、ダイナミックフォーカス
    電極及び最終加速電極とを具備する陰極線管用電子銃に
    おいて、 前記ダイナミックフォーカス電極の入射側面にはフォー
    カス電極の電子ビーム通過孔の上下部に形成されたスロ
    ットに挿入される水平ブレードが前記スロットの幅と高
    さより小さい幅と厚さを有して設けられ、 前記フォーカス電極の出射側の内面には各電子ビーム通
    過孔と水平ブレードを包むリム電極部材よりなる垂直ブ
    レードが設けられ、 前記フォーカス電極には所定のフォーカス電圧が印加さ
    れ、前記ダイナミックフォーカス電極には電子ビームの
    偏向量が増加するに従って、前記フォーカス電圧より更
    に高い値に変化されるダイナミックフォーカス電圧が印
    加されることを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。
  7. 【請求項7】 前記水平ブレードが板状の電極片をダイ
    ナミックフォーカス電極の入射側の電子ビーム通過孔の
    上下部に付着されることを特徴とする請求項6記載のカ
    ラー陰極線管用電子銃。
  8. 【請求項8】 前記ダイナミックフォーカス電極に形成
    された水平ブレードがダイナミックフォーカス電極の入
    射側面を切開して形成されることを特徴とする請求項6
    記載のカラー陰極線管用電子銃。
  9. 【請求項9】 前記水平ブレードと垂直ブレードとのカ
    ソード側へ突出された長さが相異なって形成されること
    を特徴とする請求項6記載のカラー陰極線管用電子銃。
  10. 【請求項10】 前記水平ブレードがダイナミックフォ
    ーカス電極の電子ビーム通過孔と対応する部分に電子ビ
    ーム通過孔が形成され、その上下端部に前記フォーカス
    電極の各スロットに挿入される電極片を有する板状部材
    を前記ダイナミックフォーカス電極に付着されることを
    特徴とする請求項6記載のカラー陰極線管用電子銃。
  11. 【請求項11】 インライン状で配列された三つのカソ
    ードと、電子銃の軸方向に順次配列されたフォーカス電
    極と、ダイナミックフォーカス電極及び最終加速電極と
    を具備するカラー陰極線管用電子銃において、 前記フォーカス電極の出射側に形成された三つの電子ビ
    ーム通過孔の両側にカソード側へ所定の長さ延長される
    垂直ブレードが形成され、前記三つの電子ビーム通過孔
    の上下部にはそれぞれ水平方向に単一のスロットが形成
    され、 前記ダイナミックフォーカス電極の入射側面に形成され
    た電子ビーム通過孔の上下部に前記各スロットに挿入さ
    れる単一の水平ブレードが前記スロットの幅と高さより
    小さい幅と厚さを有して設けられ、 前記フォーカス電極には所定のフォーカス電圧が印加さ
    れ、前記ダイナミックフォーカス電極には電子ビームの
    偏向量が増加するに従って、前記フォーカス電圧より更
    に高い値に変化されるダイナミックフォーカス電圧が印
    加されることを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。
  12. 【請求項12】 前記水平ブレードが板状部材よりなる
    ことを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線管用電
    子銃。
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