JP2685031B2 - 雑音消去方法及び雑音消去装置 - Google Patents

雑音消去方法及び雑音消去装置

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JP2685031B2
JP2685031B2 JP7165117A JP16511795A JP2685031B2 JP 2685031 B2 JP2685031 B2 JP 2685031B2 JP 7165117 A JP7165117 A JP 7165117A JP 16511795 A JP16511795 A JP 16511795A JP 2685031 B2 JP2685031 B2 JP 2685031B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03H21/0012Digital adaptive filters
    • H03H2021/007Computation saving measures; Accelerating measures
    • H03H2021/0076Measures relating to the convergence time
    • H03H2021/0078Measures relating to the convergence time varying the step size

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雑音消去方法及び雑音消
去装置に係り、特にマイクロフォンやハンドセットなど
から入力された音声信号に混入した背景雑音信号を適応
フィルタを用いて除去する雑音消去方法及び雑音消去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフォンやハンドセットなどから
入力された音声信号に混入した背景雑音信号は、情報圧
縮度の高い狭帯域音声符号化装置や音声認識装置等にお
いては大きな問題となる。このような音響的に重畳した
雑音成分の消去を目的とした雑音消去装置として、適応
フィルタを用いた2入力型雑音消去装置が「プロシーデ
ィングズ・オブ・アイ・イー・イー・イー、63巻、1
2号、1975年、1692−1716頁(PROCEEDING
S OF IEEE,VOL.63,No.12,1975,pp.1692-1716)」(以
下、文献1という)に記載されている。
【0003】この2入力型雑音消去装置は、参照入力端
子に入力された雑音信号が音声入力端子に到達するまで
に通る経路(ノイズパス)のインパルス応答を近似する
適応フィルタを用いて、音声入力端子に混入する雑音信
号成分に対応した疑似雑音信号を生成し、音声入力端子
に入力された受信信号(音声信号と雑音信号の混在信
号)から疑似雑音信号を差し引くことによって、雑音信
号を抑圧するように動作する。このとき、適応フィルタ
のフィルタ係数は、受信信号(音声信号と雑音信号の混
在信号)から疑似雑音信号を差し引くことによって、雑
音信号を抑圧するように動作する。
【0004】このとき、適応フィルタのフィルタ係数
は、受信信号(音声信号と雑音信号の混在信号)から疑
似雑音信号を差し引いた誤差信号と参照入力端子にて得
られる参照信号との相関をとることにより修正される。
このような適応フィルタの係数修正、すなわち、収束ア
ルゴリズムの代表的なものとして文献1に記載されてい
る「エル・エム・エス・アルゴリズム(LMS ALGORITH
M)や「アイ・イー・イー・イー・トランザクションズ
・オン・オートマチック・コントロール、12巻、3
号、1967年、282−287頁(IEEE TRANSACTION
S ON AUTOMATIC CONTROL,VOL.12,No.3,1967,pp.282-28
7)」(以下、文献2という)に記載されている「ラー
ニング・アイデンティフィケーション・メソッド(LE
ARNING IDENTIFICATION MET
HOD;LIM)」が知られている。
【0005】図2は従来の雑音消去装置の一例のブロッ
ク図を示す。話者の口元に置かれた例えばマイクロフォ
ンにより音響−電気変換されて音声入力端子1に入力さ
れた音声信号には背景雑音が混入している。一方、上記
の話者よりも離れた位置に置かれたマイクロフォンによ
り音響−電気変換された信号は実質的に上記の音声入力
端子1に混入する背景雑音信号に相当する。このように
して、音声入力端子1に入力された音声信号と背景雑音
信号とが混在した信号(これを受信信号というものとす
る)は、減算器4に供給される。参照入力端子2に入力
された雑音信号は参照雑音信号として適応フィルタ3に
供給される。
【0006】減算器4は、入力端子1よりの受信信号か
ら適応フィルタ3によって生成された疑似雑音信号を差
し引くことにより受信信号中の雑音信号成分を消去し、
消去後の誤差信号を出力端子5へ出力する。適応フィル
タ3は、参照入力端子2より供給された参照雑音信号と
減算器4より供給された誤差信号と係数更新のために設
定されたステップサイズαに基づいて逐次フィルタ係数
の更新を行う。フィルタ係数の更新アルゴリズムとして
は、文献1に記載された「LMSアルゴリズム」や文献
2に記載された「LIM」が用いられる。
【0007】いま、音声入力端子1より入力される受信
信号のうち、音声信号成分をs(k)(ただし、kは時
刻を表す指標とする)、消去の対象となる雑音信号成分
をn(k)とすると、音声入力端子1より減算器4に供
給される受信信号y(k)は次式で表される。
【0008】 y(k)=s(k)+n(k) (1) 適応フィルタ3は、参照入力端子2より入力される参照
雑音信号x(k)を入力として、(1)式における雑音
信号成分n(k)に対応する疑似雑音信号r(k)を生
成するように動作する。減算器4は、受信信号y(k)
から疑似雑音信号r(k)を減算して、誤差信号e
(k)を出力する。ここで、付加雑音成分a(k)はs
(k)に比べて十分小さいので無視すると、誤差信号e
(k)は次式で表すことができる。 e(k)=s(k)+n(k)−r(k) (2) ここで、適応フィルタ3のフィルタ係数の更新アルゴリ
ズムとして文献1に記載されている「LMSアルゴリズ
ム」を仮定し、係数の更新方法を説明する。時刻kにお
ける適応フィルタ3のj番目の係数をw (k)とす
ると、適応フィルタ3の出力する疑似雑音信号r(k)
は、(3)式で表現される。ここで、Nは適応フィルタ
のタップ数を表す。
【0009】
【数1】 (3)式で求められた疑似雑音信号r(k)を(2)式
に適用すると、誤差信号e(k)が求められる。求めら
れた誤差信号を用いて、時刻(k+1)における係数w
(k+1)は次式で計算される。
【0010】 w(k+1)=w(k)+α・e(k)・x(k−j) (4) (4)式において、αはステップサイズと呼ばれる定数
であり、係数の収束時間や収束後の残留誤差量を決定す
るパラメータである。
【0011】一方、文献2に記載されている「LIM」
の場合の係数更新は、次式で計算される。
【0012】
【数2】 (5)式において、μは「LIM」に対するステップサ
イズである。「LIM」では、ステップサイズμを適応
フィルタに入力される参照雑音信号x(k)の平均電力
に反比例させることによって「LMSアルゴリズム」よ
りも安定な収束を実現している。
【0013】「LMSアルゴリズム」におけるステップ
サイズαも、「LIM」におけるステップサイズμも、
その値が大きい場合には、係数の修正量が多くなるため
収束が速くなる一方、修正量が大きい分だけ係数更新の
妨害となる成分が存在する場合にはその影響を強く受け
て残留誤差量が多くなる。反対に、ステップサイズの値
が小さい場合には、収束が遅くなるが、妨害信号成分の
影響が少なく残留誤差量は小さくなる。従って、ステッ
プサイズの設定には、「収束時間」と「残留誤差」にト
レードオフが存在することがわかる。
【0014】ところで、雑音消去装置における適応フィ
ルタ3の目的は、雑音信号成分n(k)の疑似信号成分
r(k)を作り出すことであるから、適応フィルタの係
数更新のための誤差信号としてはn(k)とr(k)の
差、すなわち残留誤差(n(k)−r(k))が必要と
なる。ところが、(2)式で示したように、誤差信号e
(k)は音声信号成分s(k)を含んでおり、適応フィ
ルタ3の係数更新動作に大きな影響を与える。
【0015】適応フィルタ3にとって妨害信号となる音
声信号成分s(k)の影響を低減するため、雑音消去装
置に用いられる適応フィルタ3においては係数更新のた
めのステップサイズを極めて小さい値に設定する必要が
ある。しかしながら、上述したようにステップサイズを
小さくすると適応フィルタ3の収束が遅くなるという問
題が生じる。
【0016】この問題を解決するため、ステップサイズ
を比較的大きな値に設定する代わりに、受信信号y
(k)の平均電力と参照雑音信号x(k)の平均電力の
比較から音声信号の存在を検出して係数更新を停止する
方法が提案されている。しかしながら、この方法では音
声信号s(k)の検出が閾値の設定に依存するため、音
声信号s(k)と雑音信号x(k)の大小関係によって
は音声信号s(k)の検出の遅れによって残留誤差が大
きくなったり、逆に音声信号s(k)が存在しないのに
係数更新が停止して収束が遅くなるなどの状況が起こ
る。更に、音声信号が存在するときには、係数更新が停
止するため系の変動に追従できない。
【0017】上記の問題を解決する方法として「VSア
ルゴリズム」が「アイ・イー・イー・イー・トランザク
ションズ・オン・アコースティックス・スピーチ・アン
ド・シグナルプロセッシング、34巻、2号、1986
年、309−316頁(IEEETRANSACTIONS ON ACOUSTIC
S,SPEECH AND SIGNAL PROCESSING,VOL.34,No.2,1986,p
p.309-316)」(以下、文献3という)に記載されてい
る。
【0018】この「VSアルゴリズム」では、各フィル
タ係数に対して共通、固定のステップサイズではなく、
ステップサイズ行列で与えられる各フィルタ係数に個別
のステップサイズを用い、そのステップサイズの値を設
定された制御範囲で逐次変更する。その変更方法は、フ
ィルタ係数の傾き成分の極性がm回連続して変化した
場合には、ステップサイズを半分にし、m回連続して
変化しない場合には2倍することによって制御される。
また、ステップサイズの最大値は、自己相関行列の最大
固有値λの逆数値1/λに、最小値は収束後の残留誤差
量によって規定される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の「VSアルゴリ
ズム」は、自己相関行列の各成分のばらつきに対応した
ステップサイズを各フィルタ係数に用いることによって
収束速度を向上させ、フィルタ係数の傾きを観測するこ
とによってフィルタ係数の収束状況を判定し、ステップ
サイズを小さくすることによって残留誤差を低減させて
いる。
【0020】しかしながら、この「VSアルゴリズム」
によっても、適応フィルタの係数更新に使われている誤
差信号が妨害信号である音声信号成分を含んでいること
に代わりはない。従って、雑音信号成分が音声信号成分
に比べて極めて少ない状況、つまり、音声入力端子にお
ける音声信号対雑音電力比(SNR:Signal to Noise
Ratio)が良い状況が想定される場合においても安定し
た動作をさせるために、前記のm、mの値を大きく
すると共に、ステップサイズの最小値を小さく設定する
必要がある。しかし、それは「VSアルゴリズム」の収
束速度を低下させてしまい、SNRが悪い状況において
十分な消去性能が得られないという問題がある。
【0021】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
収束時間の短縮と収束後の歪み(残留誤差)の低減を実
現できる雑音消去方法及び雑音消去装置を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1記載の本発明方法は、参照入力端子から入力
される参照雑音信号を適応フィルタに入力してフィルタ
係数に従ったフィルタリングにより疑似雑音信号を生成
させ、この疑似雑音信号と受信信号入力端子から入力さ
れる受信信号とを減算器により減算して誤差信号を生成
させ、誤差信号に基づいて適応フィルタのフィルタ係数
を逐次修正することにより、減算器より雑音が消去され
た受信信号を出力する雑音消去方法において、参照信号
と受信信号とをそれぞれ受け、適応フィルタと同様の適
応フィルタを用いて生成した疑似雑音信号から誤差信号
電力と疑似雑音信号電力を検出し、これら誤差信号電力
と疑似雑音信号電力とから受信信号の信号対雑音電力比
を推定し、推定した信号対雑音電力比に対応した値をフ
ィルタ係数の修正量としてフィルタ係数を適応的に変化
させるようにしたものである。
【0023】また、本発明の雑音消去装置は上記の目的
を達成するため、参照入力端子から入力される参照雑音
信号が入力されてフィルタ係数に従ったフィルタリング
により第1の疑似雑音信号を出力する第1の適応フィル
タと、受信信号入力端子から入力される受信信号から第
1の疑似雑音信号を差し引くと共に、その減算の結果得
られる差信号を第1の誤差信号として第1の適応フィル
タに供給すると共に、出力端子へ雑音が消去された受信
信号を出力する第1の減算器と、参照入力端子よりの参
照雑音信号と受信信号入力端子よりの受信信号とを入力
信号として受け、受信信号の信号対雑音電力比の推定値
を得る信号対雑音電力比推定回路と、信号対雑音電力比
推定回路の出力推定値に基づいて第1の適応フィルタの
フィルタ係数の修正量を決定するステップサイズを出力
するステップサイズ出力回路とを有する構成としたもの
である。
【0024】また、上記の信号対雑音電力比推定回路
は、参照雑音信号が入力されてフィルタ係数に従ったフ
ィルタリングにより第2の疑似雑音信号を出力する第2
の適応フィルタと、受信信号から第2の疑似雑音信号を
差し引くと共に、その減算の結果得られる差信号を第2
の誤差信号として第2の適応フィルタに供給する第2の
減算器と、第2の誤差信号を受けて、その自乗平均値を
算出し受信信号電力として出力する第1の電力平均回路
と、第2の疑似雑音信号を受けて、その自乗平均値を算
出し雑音信号電力として出力する第2の電力平均回路
と、第1の電力平均回路から出力される受信信号電力を
第2の電力平均回路から出力される雑音信号電力で除算
し、受信信号の信号対雑音電力比の推定値を出力する除
算回路とよりなることを特徴とする。
【0025】また、ステップサイズ出力回路は、信号対
雑音電力比推定回路が出力する推定値を入力として受
け、推定値が小さいときは推定値が大きいときに比し相
対的に大きな値のステップサイズを出力することを特徴
とする。
【0026】なお、受信信号は受信信号入力端子に入力
される音声信号と入力端子に混入する雑音信号との重畳
信号である。
【0027】
【作用】本発明の雑音消去方法及び雑音消去装置では、
参照信号を受けて疑似雑音信号を出力するように第2の
適応フィルタを動作させて、第2の適応フィルタが出力
する疑似雑音信号の平均電力と受信信号から第2の適応
フィルタが出力する疑似雑音信号を差し引いた差信号の
平均電力から受信信号の信号対雑音電力比を推定し、推
定した信号対雑音電力比に対応した値をフィルタ係数の
修正量としてフィルタ係数を適応的に変化させる。
【0028】すなわち、信号対雑音電力比の推定値が小
さいところでは、妨害成分である信号に比べ消去すべき
雑音信号成分が多いと判断し、大きなステップサイズを
第1の適応フィルタに供給し、収束速度を向上させる。
逆に、推定値が大きいところでは、妨害成分である信号
が消去すべき雑音信号成分より多いと判断して小さいス
テップサイズを第1の適応フィルタに供給し残留誤差の
増加を防止する。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面と共に説
明する。図1は本発明の一実施例のブロック図を示す。
同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図1に示すように、本実施例は、適応フィルタ3、
減算器4、ステップサイズ出力回路11及び信号対雑音
電力比推定回路12から構成されており、適応フィルタ
3のステップサイズを固定ではなく変化させる点に特徴
がある。
【0030】ステップサイズ出力回路11及び信号対雑
音電力比推定回路12は、適応フィルタ3のステップサ
イズの制御を行うために設けられている。信号対雑音電
力比推定回路12は、入力端子2よりの参照雑音信号x
(k)が入力される適応フィルタ6と、受信信号y
(k)と適応フィルタ6の出力疑似雑音信号r(k)
との減算を行う減算器7と、適応フィルタ6及び減算器
7の各出力信号のそれぞれの電力を平均化する電力平均
回路8及び9と、電力平均回路8の出力信号で電力平均
回路9の出力信号を除算する除算回路10とから構成さ
れている。
【0031】まず、信号対雑音電力比推定回路12の動
作について説明する。適応フィルタ6は適応フィルタ3
と同一の参照雑音信号x(k)を入力端子2より入力信
号として受けると共に、減算器7の出力誤差信号を入力
信号として受け、疑似雑音信号を出力する。減算器7は
音声入力端子1より入力された受信信号から適応フィル
タ6の出力疑似雑音信号を減算し、減算結果を誤差信号
として適応フィルタ6へ供給する。このとき、適応フィ
ルタ6の係数更新のためのステップサイズは収束速度を
速めるために大きめの値を設定するものとし、係数更新
のアルゴリズムとして文献2の「LIM」を適用する場
合には、ステップサイズμとして例えば「0.2」から
「0.5」程度の値に設定するものとする。
【0032】いま、受信信号をy(k)、適応フィルタ
6に入力される参照雑音信号をx(k)、適応フィルタ
6の出力疑似雑音信号をr(k)とすると、減算器7
の出力である誤差信号e(k)は次式で表される。
【0033】 e(k)=y(k)−r(k) (6) ここで、(1)式で示したように、受信信号y(k)は
音声信号s(k)と雑音信号n(k)の和で表されるか
ら、(6)式は(7)式のように書き直される。
【0034】 e(k)=s(k)+n(k)−r(k) (7) 減算器7の出力誤差信号e(k)は、係数更新のため
の誤差信号として適応フィルタ6に供給されると共に電
力平均回路8に供給される。電力平均回路8は、誤差信
号e(k)を自乗して、その時間平均を出力する。誤
差信号e (k)の自乗値e (k)は(8)式で
与えられる。
【0035】 e (k)={s(k)+n(k)−r(k)} (8) この自乗値e (k)の時間平均を期待値で近似する
ものとすると、音声信号s(k)と参照雑音信号x
(k)、従って音声信号s(k)と雑音信号n(k)は
互いに独立なので、期待値E[e (k)]は次式で
表される。
【0036】 E[e (k)]=E[s(k)]+E[{n(k)−r(k)}] (9) (9)式の右辺第2項は残留誤差成分を示しており、こ
れを大きめのステップサイズの設定により高速に収束す
ることを考慮すると、残留誤差成分は急速に減衰するか
ら次式が得られる。
【0037】 E[e (k)]≒E[s(k)] (10) 従って、(10)式に示すように、電力平均回路8の出
力信号は音声信号電力s(k)を近似していることに
なる。
【0038】一方、電力平均回路9は適応フィルタ6の
出力疑似雑音信号r(k)を自乗して、その時間平均
を出力する。適応フィルタ6は大きめのステップサイズ
の設定によって高速に収束することから次式が成立す
る。
【0039】 r(k)≒n(k) (11) よって、疑似雑音信号r(k)の自乗値r (k)
の期待値E[r (k)]は(11)式より次式で近
似できる。
【0040】 E[r (k)]≒E[n(k)] (12) 従って、電力平均回路9の出力信号は、雑音信号電力n
(k)を近似していることになる。
【0041】除算回路10は電力平均回路8の出力音声
信号電力を電力平均回路9の出力雑音信号電力で除算
し、結果として信号対雑音電力比(SNR)の推定値を
出力する。以上説明したように、信号対雑音電力比推定
回路12は、音声入力端子1より入力される受信信号と
参照信号入力端子2より入力される参照雑音信号とを入
力信号として受けて、疑似雑音信号を出力する適応フィ
ルタ6を動作させ、適応フィルタ6の出力疑似雑音信号
等から誤差信号電力と疑似雑音信号電力を検出し、これ
らに基づいてSNRを推定する。
【0042】次に、ステップサイズ出力回路11の動作
について説明する。ステップサイズ出力回路11は、信
号対雑音電力比推定回路12の出力信号を入力として受
けて、その入力SNR値に対応した値を適応フィルタ3
のステップサイズとして出力するように動作する。この
とき、ステップサイズ出力回路11はSNRが大きい場
合には小さいステップサイズを出力し、逆にSNRが小
さい場合には大きなステップサイズを出力する。ここ
で、時刻kでのSNR値をSNR(k)、時刻kでのス
テップサイズをμ(k)とすると、SNR(k)とμ
(k)の関係は、例えば次の(13)式のように表され
る。
【0043】 μ(k)=clip[μ・1/SNR(k),μmax ,μmin ] (13) ただし、上式中、μは定数であり、例えば「0.1」
から「0.5」程度の値に設定される。また、clip
[a,b,c]は最小値、最大値を設定するための関係
で次のように定義される。
【0044】 clip[a,b,c]=a (c≦a≦b) (14a) clip[a,b,c]=b (a>b) (14b) clip[a,b,c]=c (a<c) (14c) ここで、μ=0.1、μmax=0.5、μmin
0.01と仮定すると、(13)式は(15)式のよう
に表される。
【0045】 μ(k)=clip[0.1/SNR(k),0.5 ,0.01] (15) 従って、この場合はSNRが0dBのとき、すなわちS
NR(k)=1のときのステップサイズは(14a)式
から”0.1”となる。また、SNRが10dBのと
き、すなわちSNR(k)=10のときのステップサイ
ズは(14a)式から”0.01”となる。しかし、S
NRが−10dB、すなわち、SNR(k)=0.1の
ときは最大値の制限を受けてステップサイズは(14
b)式から”0.5”に設定される。同様に、SNRが
20dB、すなわち、SNR(k)=100のときは最
小値の制限を受けて(14c)式からステップサイズ
は”0.01”となる。
【0046】このような、ステップサイズの制限範囲の
設定は、適応フィルタの安定した動作のために有効であ
る。このように、ステップサイズ出力回路11は、信号
対雑音電力比推定回路12で推定されたSNR値に応じ
て適応フィルタ3に供給するステップサイズを制御す
る。
【0047】以上説明したように、本実施例の雑音消去
装置は、推定されたSNR値によって適応フィルタ3に
供給するステップサイズを制御するようにしたため、音
声信号が存在しない区間や、音声信号が存在しても雑音
信号成分に比べて非常に小さい区間におけるステップサ
イズを大きくして、妨害信号の影響を受けずに収束を速
めることができる。一方、雑音信号成分に比べて音声信
号成分が大きい区間においては、ステップサイズを小さ
くして妨害信号による残留誤差の増加を防ぐことができ
る。
【0048】また、雑音信号成分の量が絶対的に少ない
状況、すなわち、適応フィルタが安定に動作しない状況
においては、μminを0に設定することによって係数
更新を停止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号の信号対雑音電力比を推定し、この推定値によ
り妨害成分である信号と消去すべき雑音信号成分の大小
関係を判断して、第1の適応フィルタのフィルタ係数を
適応的に変化させるようにしたため、受信信号の信号対
雑音電力比が大きく変化する状況においても高速収束と
残留誤差の低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
1 受信信号入力端子 2 参照入力端子 3 第1の適応フィルタ 4 第1の減算器 5 出力端子 6 第2の適応フィルタ 7 第2の減算器 8 第1の電力平均回路 9 第2の電力平均回路 10 除算回路 11 ステップサイズ出力回路 12 信号対雑音電力比推定回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照入力端子から入力される参照雑音信
    号を適応フィルタに入力してフィルタ係数に従ったフィ
    ルタリングにより疑似雑音信号を生成させ、この疑似雑
    音信号と受信信号入力端子から入力される受信信号とを
    減算器により減算して誤差信号を生成させ、該誤差信号
    に基づいて前記適応フィルタのフィルタ係数を逐次修正
    することにより、前記減算器より雑音が消去された前記
    受信信号を出力する雑音消去方法において、 前記参照信号と前記受信信号とをそれぞれ受け、前記適
    応フィルタと同様の適応フィルタを用いて生成した疑似
    雑音信号から誤差信号電力と疑似雑音信号電力を検出
    し、これら誤差信号電力と疑似雑音信号電力とから前記
    受信信号の信号対雑音電力比を推定し、推定した該信号
    対雑音電力比に対応した値を前記フィルタ係数の修正量
    として該フィルタ係数を適応的に変化させることを特徴
    とする雑音消去方法。
  2. 【請求項2】 参照入力端子から入力される参照雑音信
    号が入力されてフィルタ係数に従ったフィルタリングに
    より第1の疑似雑音信号を出力する第1の適応フィルタ
    と、 受信信号入力端子から入力される受信信号から前記第1
    の疑似雑音信号を差し引くと共に、その減算の結果得ら
    れる差信号を第1の誤差信号として前記第1の適応フィ
    ルタに供給すると共に、出力端子へ雑音が消去された前
    記受信信号を出力する第1の減算器と、 前記参照入力端子よりの参照雑音信号と前記受信信号入
    力端子よりの受信信号とを入力信号として受け、前記受
    信信号の信号対雑音電力比の推定値を得る信号対雑音電
    力比推定回路と、 該信号対雑音電力比推定回路の出力推定値に基づいて前
    記第1の適応フィルタのフィルタ係数の修正量を決定す
    るステップサイズを出力するステップサイズ出力回路と
    を有することを特徴とする雑音消去装置。
  3. 【請求項3】 前記信号対雑音電力比推定回路は、 前記参照雑音信号が入力されてフィルタ係数に従ったフ
    ィルタリングにより第2の疑似雑音信号を出力する第2
    の適応フィルタと、 前記受信信号から前記第2の疑似雑音信号を差し引くと
    共に、その減算の結果得られる差信号を第2の誤差信号
    として前記第2の適応フィルタに供給する第2の減算器
    と、 該第2の誤差信号を受けて、その自乗平均値を算出し受
    信信号電力として出力する第1の電力平均回路と、 前記第2の疑似雑音信号を受けて、その自乗平均値を算
    出し雑音信号電力として出力する第2の電力平均回路
    と、 前記第1の電力平均回路から出力される受信信号電力を
    前記第2の電力平均回路から出力される雑音信号電力で
    除算し、前記受信信号の信号対雑音電力比の推定値を出
    力する除算回路とよりなることを特徴とする請求項2記
    載の雑音消去装置。
  4. 【請求項4】 前記ステップサイズ出力回路は、前記信
    号対雑音電力比推定回路が出力する前記推定値を入力と
    して受け、該推定値が小さいときは該推定値が大きいと
    きに比し相対的に大きな値の前記ステップサイズを出力
    することを特徴とする請求項2又は3記載の雑音消去装
    置。
  5. 【請求項5】 前記受信信号は、前記受信信号入力端子
    に入力される音声信号と該入力端子に混入する雑音信号
    との重畳信号であることを特徴とする請求項2乃至4の
    うちいずれか一項記載の雑音消去装置。
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