JP2684718B2 - 導電性ペースト - Google Patents

導電性ペースト

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JP2684718B2
JP2684718B2 JP63271524A JP27152488A JP2684718B2 JP 2684718 B2 JP2684718 B2 JP 2684718B2 JP 63271524 A JP63271524 A JP 63271524A JP 27152488 A JP27152488 A JP 27152488A JP 2684718 B2 JP2684718 B2 JP 2684718B2
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conductive paste
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孝純 清水
保 西中川
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks

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  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は導電性ペーストに関し、詳しくは導電粉末
としてNi粉末を用いて成る導電性ペーストに関する。
(従来の技術) この種導電性ペーストは、電子回路用電極や配線導体
として用いられ、特にDC型プラズマディスプレー用の電
極としての用途が有望視されている。
プラズマディスプレーは、ガラス製のバックプレート
基板上に電極(陰極)をプリント形成する一方、カバー
プレートの側に透明電極を陰極と対向して形成し、両電
極間に電圧を印加して放電・発色させるものであり、そ
こで上記Niの導電ペーストをバックプレート基板上にス
クリーン印刷して厚膜形成し、その後これを乾燥後大気
焼成して電極と成すのである。
ところでこの種導電性ペーストにおいては、これを大
気焼成して電極等を形成するときNiが酸化されて導電性
を逸失する問題があり、そこで従来ペースト中にBを含
有させてNiの酸化を防止することが考えられている。そ
の一例が特公昭55−51285号及び特公昭60−16041号公報
に開示されている。このうち前者のものはNi及びBを
(Ni3B)a(Ni3Si)bの組成物の形で含有するもので
あり、後者のものはNi粉末中にB粉末を添加・含有させ
た形態のもので、何れもBの選択的酸化反応によってNi
の酸化反応を防止するものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこれら何れも製造上或いは特性上次のよ
うな問題点が存している。
即ち前者の場合、(Ni3B)a(Ni3Si)bの組成物を
製造するにはNiにBを添加して溶解・凝固させた上粉砕
する必要があり、このときBの比重がNiに比べて約1/4
と軽いために均一な組成物の製造が困難であり、しかも
粉砕して粉末状化するために製造コストが高くなるのに
加えて、粉末形状は角ばった形状となり、ペーストを基
板上に印刷・形成する際の印刷性が悪くなるのである。
他方後者の場合、Bが比較的多量に添加されるために
(Bの添加量は4〜50%)、酸化生成したB2O3が表面に
ガラス状に浮上し、これら多量のB2O3が不純物となって
電極特性を低下させたり、上記プラズマディスプレーに
おいて画像の鮮明度を低下させたりする。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような課題を解決するためになされたも
のであり、その要旨はペーストをNi粉末,B粉末,ガラス
フリット及び有機ビヒクルにて構成するとともに、
(イ)Ni粉末が、平均粒径3μm以上の粗粒と平均粒径
2μm以下の微粒とを夫々20〜60重量%,80〜40重量%
の比率で含む混合物で、(ロ)前記B粉末がNi粉末とB
粉末との合計を100として3.5〜3.9重量%で含有され、
(ハ)前記ガラスフリットがNi粉末とB粉末との合計を
100として10〜15部の範囲で含有され、(ニ)且つNi粉
末とB粉末とガラスフリットの合計量が全体の70〜90重
量%で残部が前記有機ビヒクルであるように各組成を調
整したことにある。
(作用及び発明の効果) 本発明の導電性ペーストの場合、Ni及びBが化合物の
形態ではなく、夫々単独且つ粉末形で含有されているた
めに製造コストは安く、またBの含有量が3.5〜3.9%と
少なく、従ってB2O3の生成量も少なくなって、プラズマ
ディスプレーの電極として用いた場合に画像の鮮明度も
良好となる。
上述したように、Bを添加するのはNiが酸化されるの
を防止する観点からであり、その添加量はでき得れば少
ない方が望ましい。Bの添加量を少なくするためには、
Niの酸化反応がそれ自身で抑制されれば良く、而してNi
自身の酸化反応はその粉末粒子の表面積の大小によって
左右され、その表面積が大きければ酸化反応は促進さ
れ、小さければ酸化反応は抑制される。而してNi粉末粒
子の表面積を小さくするには粒子の粒度を大きくすれば
良い。
しかしながら一方においてNi粉末の粒度を大きくする
と、導電性ペーストにより厚膜を形成するときの印刷性
が悪くなり、また膜中でのNi粒子の充填性も悪くなる。
そこで本発明ではNiの酸化防止及び厚膜中におけるNi
粒子の充填性,印刷性の両方の要求性能を満足すべく、
かかるNi粉末を粗粒と微粒との混合形態で用いることに
着目し、そして鋭意研究及び種々実験を繰り返すなか
で、平均粒径3μm以上の粗粒を20〜60重量%の含有率
で、また平均粒径2μm以下の微粒を80〜40重量%の範
囲で含有するように調製した場合に良好な結果が得られ
ることを見出し、本発明を完成した。Ni粉末を粗粒と微
粒の混合物形態とすることで、厚膜中におけNi粒子の充
填性が良くなり、これにより電極等における導電性が向
上するとともに、併せてペーストを印刷する際の印刷性
も確保されるのである。
本発明では、このようにNi粉末を粗粒と微粒との混合
物とする他に、焼成によりガラスマトリックスを形成す
るガラスフリットを10〜15部の範囲で添加することを特
徴としている。このガラスフリットは、焼成時にガラス
化してNi粉末をカバーすることにより酸化防止する役目
を有しているものであり、そこでNi粉末を上記構成とす
る一方で、Ni粉末を十分にカバーできるようにかかるガ
ラスフリットを10部以上含有させるようにし、これによ
りBの添加量が3.9%以下と少量であるにも拘らず良好
な導電性が確保されるのである。
尚Bの添加量として、この3.9%という数値は大きな
意義を有している。前記したようにBはNiに対して選択
的に酸化されてB2O3となるが、このものの融点は577℃
程度と低く、従ってBの量が多いとペーストを大気焼成
したとき(焼成温度は600〜620℃程度)、B2O3が表面に
浮上してキラキラ光った状態となり、これが電極特性を
低下させたり、プラズマディスプレーにおいて画像鮮明
度を低下させる原因となる。而して電極表面へのB2O3
浮上の有無はBの添加量4%を境とし、これより多いと
B2O3の浮上が認められて表面がキラキラ光った状態とな
る一方、これより少ないと電極表面におけるキラキラ感
が消失し(B2O3の浮上が認められない)、従ってプラズ
マディスプレーの画像鮮明度がこの点を境として一段と
高くなるのである。
尚Bの添加量の下限値は3.5%であり、これより少な
いとNiの酸化防止が不十分となってしまう。
上述のようにガラスフリットの添加量を多くするとNi
の酸化を抑制でき、また電極と基板との接着性も良好と
なるが、このものは絶縁物であるから添加量をあまり多
くすると電極等としての導電性が低下してしまう。この
意味においてガラスフリットの添加量は一定値以下に抑
える必要があり、その上限値は15重量部である。
尚、上記説明ではNiの粒度についてのみ言及している
が、Ni粒子の酸化反応を抑制し且つ印刷性を高める点で
その表面状態はできるだけ凹凸の少ない平滑なものであ
ることが望ましい。この意味においてNi粉末として噴霧
法により得られるもの、又は湿式還元法で得られるもの
を用いるのが有利である。Ni粉末の製造方法としてはNi
(Co)を熱分解してNi粉末を得る方法があるが、この
場合得られたNi粉末は表面が凹凸状で表面積が大きく、
従ってこれを用いるとBの添加量を多くしないと望まし
い特性が得られなくなる恐れがある。
(実施例) 次に本発明の特徴をより具体的に示すべく、以下にそ
の実施例を詳述する。
Ni粉として平均粒径11.5μmの噴霧Ni粉と平均粒径1.
2μmの湿式還元法で製造したNi粉を、またB粉をアモ
ルファスタイプ(平均粒径が0.7μm)を、更にビヒク
ルとしてエチルセルロースをテルピネオールに溶解した
ものを夫々使用し、それらをロールミルにより混練した
上、#200スクリーンを用いて線幅0.5mm×長さ100mmの
線を印刷した。これを200℃で乾燥後600℃×30分大気焼
成を行い、表面抵抗値を測定するとともにB2O3の浮上を
肉眼で判断した。尚印刷−焼成後の平均膜厚は35μmで
あっ た。
結果を第1表に示す。
第1表の結果から、本発明のものが表面抵抗値及びB2
O3の浮上何れの点においても良好であることが解る。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はその主旨
に逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々
な変更を加えた態様において実施することが可能であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Ni粉末,B粉末,ガラスフリット及び有機ビ
    ヒクルより成る導電性ペーストであって、 (イ)該Ni粉末が、平均粒径3μm以上の粗粒と平均粒
    径2μm以下の微粒とを夫々20〜60重量%,80〜40重量
    %の比率で含む混合物で、 (ロ)前記B粉末が、Ni粉末とB粉末との合計を100と
    して3.5〜3.9重量%の範囲で含有され、 (ハ)前記ガラスフリットが、Ni粉末とB粉末との合計
    を100として10〜15部の範囲で含有され、 (ニ)且つNi粉末とB粉末とガラスフリットの合計量が
    全体の70〜90重量%で残部が前記有機ビヒクル、 である導電性ペースト。
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