JP2684539B2 - 糸よれ無∞型状自動巻き取り機 - Google Patents

糸よれ無∞型状自動巻き取り機

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JP2684539B2 JP62242975A JP24297587A JP2684539B2 JP 2684539 B2 JP2684539 B2 JP 2684539B2 JP 62242975 A JP62242975 A JP 62242975A JP 24297587 A JP24297587 A JP 24297587A JP 2684539 B2 JP2684539 B2 JP 2684539B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】 [産業上の利用分野] この発明は、釣り糸(テグス、中空フライ用テグス)を
巻き取る巻き取り機の分野に属する。 テープやホースの巻き取りにも利用できる。 [従来の技術] 従来、糸の巻き取り機としては、釣り用リールが知られ
ている。 横軸型の回転ドラム巻き取り機やスピニング式釣り縦軸
リールがある。 又、糸を∞型状に巻取る繊維糸条の巻取り装置(特開昭
62−36277号)や弧状伝動腕を用いて糸をボール状に巻
取る装置(特開昭52−59743号)が開示されている。 [解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来技術には、次のような問題点
があった。 頻繁に行われる糸=ラインの巻き取りやライン放出の
場合、横軸型の回転ドラム巻き取り機では、一方方向よ
れは無いが、回転ドラム質量により放出時ほつれが生じ
るし(バックラッシュ)、固定ドラムに巻き取るスピニ
ング式釣りリールのような縦軸型では、糸引き出しは自
在に行えるが、ラインの流れる方向とは異なりかつ一方
方向の巻取り方向となる固定ドラムに巻き取るため一方
方向よれが生じ、度重なるごとにラインを傷つけ、カー
ルやキンクが生じる。 このような現象が発生すると、ラインを傷めたりライン
を扱うのに煩わしいものである。又、糸を∞型状に巻取
る繊維糸条の巻取り装置(特開昭62−36277号)は、二
つの運動する駆動機械を用いて糸を∞型状に巻取るもの
で、構造が複雑であり、かつ当該公報第1図や第9図の
ように糸を巻付けるために、ボビン側を回転させないと
一旦巻いた糸をそのまま逆に急に引き出せることはでき
ないものである。 弧状伝動腕を用いて糸をボール状に巻取る装置(特開
昭52−59743号)も弧状伝動腕を単純回転させておき一
方巻き取り側も駆動して糸を∞型状に巻取るものであ
り、前記同様に駆動機構が複数で複雑になり、一旦巻い
た糸を急に引き出すことはできないものである。 【発明の構成】 [問題点を解決するための手段] この発明は、糸=ラインの巻取りを二つの固定したボ
ビン(巻取り部)に交互に∞型状に巻取れば、一工程に
おいて右ボビンには正の方向に、左ボビンには負の方向
となるために、よれが打ち消し合い、一方向よれを無く
し、ラインの巻取り、放出をスムーズに巻き取れる着想
を実現した巻き取り機の提供を目的とする。 このために、まず二つの突起で形成した巻取り部を固定
して設け、この固定された巻取り部に対して空隙を∞型
状に回動するU部糸ガイドを先端に有する弧状伝動腕を
設けている。先端のU部糸ガイドの当該U部先端を、空
中に∞型状に回動させるために弧状伝動腕の後端は前記
巻取り部の裏側の位置で自転と公転をする遊星傘歯車に
固定している。 同歯数の傘歯車を噛み合わせた遊星傘歯車装置とこれ
に取付ける弧状伝動腕の角度や長さの設定で弧状伝動腕
の先端のU部糸ガイドを空中で∞型状の軌跡に作動させ
ることができる。 遊星傘歯車軸心と固定傘歯車軸心との交わる点から遊
星傘歯車軸心垂直方向に出る延長点は、固定傘歯車軸心
の周囲に円の軌跡を描く。 そしてその垂直方向の延長点を中心とするリングを想定
したときそのリングの任意点は、自転と公転をする遊星
傘歯車の背面から角度をもって延びた点となり、それな
りの位置で湾曲状の∞型状に軌跡を描く。 この∞型状は、固定傘歯車軸心廻り全周のどの位置に
も描けることになる他、延長点の位置で、湾曲範囲と∞
型状の大きさを設定することもできる。 この構成により、ひとつの駆動部で、∞型状にライン
を巻き取り、かつ巻き取った後で、急にそのラインを引
き出すこともできる。 引き出す際に、前記弧状伝動腕を立ち起こして、引き
出しに邪魔にならないようにしている。 ここに本発明は、固定傘歯車(4)に噛合回動する遊星
傘歯車(5)を、駆動装置に連動する曲げ軸(6)に回
転自在に連結して、前記遊星傘歯車(5)を固定傘歯車
(4)の一周で一回転する自転公転運動の遊星作動をす
るようにし、この遊星傘歯車(5)の背面にその前方空
中を∞型状に回動するU部糸ガイド(7)を先端に有す
る弧状伝動腕(2)の後端を連結し、かつ前記∞型状に
回動するU部糸ガイド(7)の軌跡に沿うように二つの
突起からなる巻取り部(3)を台(9)に固定し、前記
遊星傘歯車(5)は前記巻取り部(3)に対して後方に
位置させ、駆動装置に連動する固定傘歯車(4)の駆動
により遊星傘歯車(5)に自公転をさせて弧状伝動腕
(2)の先端のU部糸ガイド(7)を∞型状の軌跡に作
動させ、糸を前記巻取り部(3)に∞型状に巻き取り、
又糸ガイド(7)を巻取り部(3)の横方向に止めて置
き、U部糸ガイド(7)から糸を外し、直接に巻取り部
(3)から糸を引き出せる糸よれ無∞型状自動巻き取り
機である。 弧状伝動腕(2)の先端が∞型に作動する原理は、自
転と公転をする遊星傘歯車(5)による遊星運動から直
接伝動する互いの軸心交点より遊星傘歯車(5)軸心背
面からに出る延長点はその位置により湾曲状∞型軌跡を
生じるので、この延長点に至る湾曲した弧状伝動腕
(2)を前記遊星傘歯車(5)の背面に固定している。 前記弧状伝動腕(2)の先端には糸を支持できるU部糸
ガイド(7)を設けて前記延長点に位置させて、U部糸
ガイド(7)が巻き取り方向に∞型状に位置移動してゆ
くようにしている。 [実施例] つぎに本発明に係る糸よれ無∞型状自動巻き取り機の一
実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 実施例は、手動のハンドル(8)で駆動する釣り用リー
ルに適用実施したものである。 固定傘歯車(4)は、本体(1)の内側部屋に本体
(1)と固定されており、曲げ軸(6)により遊星傘歯
車(5)が支持連結され遊星傘歯車装置が形成されてい
る。 遊星傘歯車装置は、後端を駆動装置に連結して固定傘
歯車(4)の中心を貫通しかつ貫通した端部を略直角に
屈折した回転する曲げ軸(6)の先端に、前記固定傘歯
車(4)に噛合する遊星傘歯車(5)を回転自在に取り
付けたものである。 遊星傘歯車(5)は、曲げ軸(6)の一回転で固定傘
歯車(4)にガイドされて固定傘歯車(4)を一周(公
転)しかつ同時に一回転(自転)する自転公転運動をす
る。 又、曲げ軸(6)の代わりにリンクによる支持連結でも
良い。このリンクの場合は、遊星傘歯車(5)の端面機
構が厚くなるときは巻取り部(3)に接近できない難点
がある。 固定傘歯車(4)の背後に曲げ軸(6)を回す駆動歯
車が配置され下方行連結歯車から動力を受入れ、曲げ軸
(6)が回ることにより遊星傘歯車(5)が回され、同
歯数である固定傘歯車(4)と遊星傘歯車(5)は噛み
合い、連結となっているため、遊星傘歯車(5)は自転
を伴う公転運動をする。 遊星傘歯車(5)の上端面で横方向から伝動腕(2)
を取り出しているので、伝動腕(2)と他の部分との接
触を避けることができる。 取出し出力される位置方向として伝動腕(2)の根
は、巻取り部(3)との接触を避け機械的強度を損なわ
ない程度の位置の、上方向または、上後方向にかけて取
り出してあり、本体(1)は伝動腕(2)の軌道部分に
可動口を設けてある。 又、∞型状の回動作用をU部糸ガイド(7)に与えるた
め、前述の仮想リングの任意点にあたる延長点になるよ
うに、略横U状の弧状を持たせたアームにより位置変換
させている。 そしてU部糸ガイド(7)は、できるだけ前記巻取り
部(3)の巻き取り溝(空間)に接近させるため、略横
U状の弧状アームの先端を内側方向に屈折して設けてい
る。 U部糸ガイド(7)のU部により糸=ラインを支持し、
巻取り部(3)の巻き取り溝に添って、∞型状に旋回し
ラインを導き巻き取るのである。 ∞型状の回動軌跡は、第2図の一点鎖線のかたちであ
る。 又、ライン放出の場合は、巻取り部(3)の横方向に
U部糸ガイド(7)を止めて置き、ラインを外すと巻取
り部(3)から自在に引き出せるもので、そのためU部
糸ガイド(7)を止める歯車ストッパーが設置されてい
る。 巻取り部(3)は、放物端面を有する二つの突起であ
り、台(9)に取付けられている。 巻取り部(3)は、遊星傘歯車装置軸心交点に向かっ
た放射状に配置された球もしくは、放物端面を有する二
つの筒型ボビンなどの構成でもよい。 このような巻取り部(3)なので、ライン引き出しの
際放物端面によりスムーズに引き出せる。 台(9)は、中央部をフラット状としたのでその中央
部では平面的に巻き取れる。 なお巻取り部(3)を変動に応じ前後移動する構成によ
ればより効果があると思われる。 なお中央部のラインの重なりは、長時間放置したとき
巻き取り中央のライン重なりの癖が付くことのほか、ラ
イン巻き込み速度に若干の変動があるが、これは逆にル
アー釣りリールなどに適用すれば魚を誘う効果が見られ
る。 巻取り部(3)のボビン形や、弧状伝動腕の大きさな
長さは、使用目的や強度等を考慮し、適宜設計できる。 【発明の効果】 本発明に係る糸よれ無∞型状自動巻き取り機は、前記
構成および作用であり、次のような特有の技術的効果が
ある。 第一に、固定した巻取り部と、ひとつの駆動機構で、∞
型状にラインを巻き取り、かつ巻き取った後で、急にそ
のラインを引き出すことができる。 第二に簡素な機構でありながら、巻き取りラインがよれ
ない点と、引っ張り力の均等な∞型状巻き取りのため急
にでも引き出せる利点がある。 このように、本発明は、巻き取り機において、∞型状
にラインを巻き取り、かつ急な解放もできるものであ
り、釣り用リールにはきわめて有用である。 巻き取り部が、固定されていて動かない点も有用であ
る。 又、∞型状軌跡の作動のできる本発明は、装飾用のミラ
ーボールの作動や、攪拌機、送風機の首振り作動、スプ
リンクラーの首振りなど、広い範囲に応用できる。
【図面の簡単な説明】 図面は、本発明に係る糸よれ無∞型状自動巻き取り機の
一実施例を示すものである。 第1図は、動力系の斜視図。 第2図は 全体の斜視図。 符号の説明 1……本体 2……弧状伝動腕 3……巻取り部 4……固定傘歯車 5……遊星傘歯車 6……曲げ軸 7……糸ガイド 8……ハンドル

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.固定傘歯車(4)に噛合回動する遊星傘歯車(5)
    を駆動装置に連動する曲げ軸(6)に回転自在に連結し
    て前記遊星傘歯車(5)を遊星回動をするようにし、こ
    の遊星傘歯車(5)の背面にU部糸ガイド(7)を先端
    に有する弧状伝動腕(2)の後端を連結して前記U部糸
    ガイド(7)が遊星傘歯車(5)の前方空中を∞型状に
    回動するようにし、かつ前記∞型状に回動するU部糸ガ
    イド(7)の軌跡に沿うように二つの突起で構成された
    巻取り部(3)を台(9)に固定し、前記遊星傘歯車
    (5)は前記巻取り部(3)に対して後方に位置させ、
    駆動装置に連動する曲げ軸(6)の駆動により遊星傘歯
    車(5)に自公転をさせて弧状伝動腕(2)の先端のU
    部糸ガイド(7)を∞型状の軌跡に作動させ、糸を前記
    巻取り部(3)に∞型に巻き取り、又U部糸ガイド
    (7)を巻取り部(3)の横方向に止めて置き巻取り部
    (3)から糸を自由に引き出せる糸よれ無∞型状自動巻
    き取り機。
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