JP2684240B2 - 蒸気使用機器の生産性管理装置 - Google Patents
蒸気使用機器の生産性管理装置Info
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- JP2684240B2 JP2684240B2 JP2276702A JP27670290A JP2684240B2 JP 2684240 B2 JP2684240 B2 JP 2684240B2 JP 2276702 A JP2276702 A JP 2276702A JP 27670290 A JP27670290 A JP 27670290A JP 2684240 B2 JP2684240 B2 JP 2684240B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蒸気使用機器がより少ない蒸気の消費で、
より多くの生産物を高品質を維持しつつ生産できるよう
にする蒸気使用機器の生産管理装置に関する。
より多くの生産物を高品質を維持しつつ生産できるよう
にする蒸気使用機器の生産管理装置に関する。
蒸気ボイラで発生せしめられた蒸気は各種蒸気使用機
器に送られ、加熱や乾燥や蒸溜等の熱源として使用さ
れ、各種製品を生産している。
器に送られ、加熱や乾燥や蒸溜等の熱源として使用さ
れ、各種製品を生産している。
蒸気使用機器では、生産物の品質を維持しつつ、蒸気
の消費量を最少にし、且つ生産量を最大にすることが、
生産性を管理する上において最も重要となる。
の消費量を最少にし、且つ生産量を最大にすることが、
生産性を管理する上において最も重要となる。
従来の技術 従来は、蒸気使用機器に供給される蒸気の量を蒸気使
用機器の入口側に設置した蒸気流量計により測定した
り、蒸気の供給源としてのボイラの蒸発量から推測によ
って蒸気の消費量を把握し、生産量と対比することによ
って生産性を管理することが最も一般的に行なわれてい
た。
用機器の入口側に設置した蒸気流量計により測定した
り、蒸気の供給源としてのボイラの蒸発量から推測によ
って蒸気の消費量を把握し、生産量と対比することによ
って生産性を管理することが最も一般的に行なわれてい
た。
本発明が解決しようとする課題 蒸気使用機器に供給する蒸気の量を蒸気流量計により
測定する場合、測定誤差が大きく正確に生産性を管理す
ることができなかった。蒸気流量計は供給される蒸気の
圧力が乾き度の変動の影響を受けやすく、蒸気量を正確
に測定することができないためである。またボイラの蒸
発量から蒸気の消費量を把握する場合は、蒸気使用機器
は各種及び多数あるために、個々の蒸気使用機器でどれ
だけの蒸気を消費しているかを精度良く推測することが
できず、正確に生産性を管理することはできなかった。
測定する場合、測定誤差が大きく正確に生産性を管理す
ることができなかった。蒸気流量計は供給される蒸気の
圧力が乾き度の変動の影響を受けやすく、蒸気量を正確
に測定することができないためである。またボイラの蒸
発量から蒸気の消費量を把握する場合は、蒸気使用機器
は各種及び多数あるために、個々の蒸気使用機器でどれ
だけの蒸気を消費しているかを精度良く推測することが
できず、正確に生産性を管理することはできなかった。
従って本発明の技術的課題は、蒸気使用機器での蒸気
消費量を正確に把握して、少ない蒸気の消費で、より多
くの生産物を生産することができる蒸気使用機器の生産
性管理装置を得ることである。
消費量を正確に把握して、少ない蒸気の消費で、より多
くの生産物を生産することができる蒸気使用機器の生産
性管理装置を得ることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技
術的手段は、蒸気使用機器の一次側に蒸気制御弁と二次
側に復水量測定手段を配置し、蒸気使用機器に供給する
蒸気圧力を検出する圧力検出手段と復水の温度を検出す
る温度検出手段を取り付けたものにおいて、蒸気使用機
器で生産される生産物の量としての流量又は速度又は重
量等を検出する生産量検出手段を設け、上記復水量測定
手段と圧力検出手段と温度検出手段と生産量検出手段か
らの信号により、蒸気使用機器で実際に消費した実蒸気
消費量を演算すると共に、生産量と実蒸気消費量の比を
基にして蒸気消費量が最少で生産性が最大になるように
蒸気制御弁の開閉信号を発する制御部を設けたものであ
る。
術的手段は、蒸気使用機器の一次側に蒸気制御弁と二次
側に復水量測定手段を配置し、蒸気使用機器に供給する
蒸気圧力を検出する圧力検出手段と復水の温度を検出す
る温度検出手段を取り付けたものにおいて、蒸気使用機
器で生産される生産物の量としての流量又は速度又は重
量等を検出する生産量検出手段を設け、上記復水量測定
手段と圧力検出手段と温度検出手段と生産量検出手段か
らの信号により、蒸気使用機器で実際に消費した実蒸気
消費量を演算すると共に、生産量と実蒸気消費量の比を
基にして蒸気消費量が最少で生産性が最大になるように
蒸気制御弁の開閉信号を発する制御部を設けたものであ
る。
＜作用＞ 蒸気使用機器の二次側に復水量測定手段を配置したこ
とにより蒸気使用機器で発生した復水量を測定すること
ができ、この復水量と圧力検出手段で検出した圧力と温
度検出手段で検出した温度とにより蒸気使用機器で実際
に消費した実蒸気消費量を制御部で演算することができ
る。すなわち、発生した復水量と温度から圧力いくらの
蒸気がどれだけ消費されたかが熱量換算により演算され
る。蒸気使用機器で発生した復水量から熱量換算によっ
て実蒸気消費量を演算することにより、蒸気流量計のよ
うに蒸気圧力や乾き度の変動による測定誤差を生じるこ
となく正確に蒸気消費量を把握することができる。生産
量検出手段により検出した生産量を蒸気消費量で除する
ことにより、蒸気使用機器の生産性すなわち生産効率が
わかる。生産効率を最も高いレベル、すなわち、蒸気消
費量が最少で生産量が最大になるように、開閉信号が蒸
気制御弁に送られて供給蒸気量が制御される。
とにより蒸気使用機器で発生した復水量を測定すること
ができ、この復水量と圧力検出手段で検出した圧力と温
度検出手段で検出した温度とにより蒸気使用機器で実際
に消費した実蒸気消費量を制御部で演算することができ
る。すなわち、発生した復水量と温度から圧力いくらの
蒸気がどれだけ消費されたかが熱量換算により演算され
る。蒸気使用機器で発生した復水量から熱量換算によっ
て実蒸気消費量を演算することにより、蒸気流量計のよ
うに蒸気圧力や乾き度の変動による測定誤差を生じるこ
となく正確に蒸気消費量を把握することができる。生産
量検出手段により検出した生産量を蒸気消費量で除する
ことにより、蒸気使用機器の生産性すなわち生産効率が
わかる。生産効率を最も高いレベル、すなわち、蒸気消
費量が最少で生産量が最大になるように、開閉信号が蒸
気制御弁に送られて供給蒸気量が制御される。
＜発明の効果＞ 復水量測定手段で測定した復水量を基に、蒸気使用機
器で実際に消費された蒸気量を換算することにより、精
度よく蒸気消費量が把握でき、より正確に蒸気使用機器
の生産性管理を行なうことができる。
器で実際に消費された蒸気量を換算することにより、精
度よく蒸気消費量が把握でき、より正確に蒸気使用機器
の生産性管理を行なうことができる。
＜実施例＞ 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
（第１図参照）。
（第１図参照）。
蒸気使用機器１の二次側すなわち出口側に配置した復
水量測定手段２と、蒸気圧力を検出するための圧力検出
手段としての圧力センサー３と、復水温度を検出するた
めの温度検出手段としての温度センサー４と、制御部５
及び蒸気供給管10に取り付けた蒸気制御弁11で蒸気使用
機器の生産性管理装置を形成する。
水量測定手段２と、蒸気圧力を検出するための圧力検出
手段としての圧力センサー３と、復水温度を検出するた
めの温度検出手段としての温度センサー４と、制御部５
及び蒸気供給管10に取り付けた蒸気制御弁11で蒸気使用
機器の生産性管理装置を形成する。
蒸気使用機器１に生産物としての被加熱物を供給する
ための生産物供給管12と加熱処理された生産物を取出す
ための生産物取出し管13を接続する。生産物供給管12に
生産物供給量を調節するための調節弁14を取り付けると
共に、生産物取出し管13には生産量を検出するための生
産量検出手段７を設ける。生産量検出手段７としては、
流量や速度や重量等の生産量を検出することのできる従
来周知のセンサーを用いることができる。
ための生産物供給管12と加熱処理された生産物を取出す
ための生産物取出し管13を接続する。生産物供給管12に
生産物供給量を調節するための調節弁14を取り付けると
共に、生産物取出し管13には生産量を検出するための生
産量検出手段７を設ける。生産量検出手段７としては、
流量や速度や重量等の生産量を検出することのできる従
来周知のセンサーを用いることができる。
制御部５と各センサー3,4、復水量測定手段２、生産
量検出手段７及び蒸気制御弁11と調節弁14をそれぞれ信
号線15,16,17,18,19,20で接続する。復水量測定手段２
の二次側には蒸気使用機器１で発生した復水のみを自動
的に排除するためのスチームトラップ６を取り付ける。
量検出手段７及び蒸気制御弁11と調節弁14をそれぞれ信
号線15,16,17,18,19,20で接続する。復水量測定手段２
の二次側には蒸気使用機器１で発生した復水のみを自動
的に排除するためのスチームトラップ６を取り付ける。
復水量測定手段２は詳細には図示はしていないが、流
入してくる復水を溜めて、その溜り量を液位の変化とし
て測定するものや、容積式に測定するもの等従来周知の
流量計を用いることができる。復水量測定手段２の二次
側にスチームトラップ６を取り付けたことにより、復水
量測定手段２部においては圧力降下を生じることはな
く、従って復水が再蒸発することもなく、復水量をより
正確に測定することができる。
入してくる復水を溜めて、その溜り量を液位の変化とし
て測定するものや、容積式に測定するもの等従来周知の
流量計を用いることができる。復水量測定手段２の二次
側にスチームトラップ６を取り付けたことにより、復水
量測定手段２部においては圧力降下を生じることはな
く、従って復水が再蒸発することもなく、復水量をより
正確に測定することができる。
次に作用を説明する。
蒸気供給管10から供給される蒸気によって生産物は潜
熱加熱されて生産物取出し管13から取出される。この場
合生産物の量は生産量検出手段７によって検出され制御
部５へ送られる。潜熱加熱により熱を奪われた蒸気は復
水化して上記使用装置１の二次側に取り付けられた復水
量測定手段２に至り復水量が測定される。圧力センサー
３及び温度センサー４からの供給蒸気圧力信号と復水温
度信号も蒸気復水量信号と共に制御部５に入力される。
制御部５で、測定した復水量と圧力と温度から蒸気使用
機器１で実際に消費した実蒸気消費量が演算され、生産
量を実蒸気消費量で除することにより、蒸気使用機器１
の生産性すなわち生産効率が演算される。蒸気使用機器
１の生産性を最高レベルに維持するように蒸気制御弁11
の開度が制御される。
熱加熱されて生産物取出し管13から取出される。この場
合生産物の量は生産量検出手段７によって検出され制御
部５へ送られる。潜熱加熱により熱を奪われた蒸気は復
水化して上記使用装置１の二次側に取り付けられた復水
量測定手段２に至り復水量が測定される。圧力センサー
３及び温度センサー４からの供給蒸気圧力信号と復水温
度信号も蒸気復水量信号と共に制御部５に入力される。
制御部５で、測定した復水量と圧力と温度から蒸気使用
機器１で実際に消費した実蒸気消費量が演算され、生産
量を実蒸気消費量で除することにより、蒸気使用機器１
の生産性すなわち生産効率が演算される。蒸気使用機器
１の生産性を最高レベルに維持するように蒸気制御弁11
の開度が制御される。
また、蒸気制御弁11の制御のみでは充分に生産性を管
理することができない場合は、生産物供給管12に取り付
けた調節弁14を制御して生産物の供給量をも制御するこ
とにより、さらに蒸気使用機器の生産性を高度に管理す
ることができる。
理することができない場合は、生産物供給管12に取り付
けた調節弁14を制御して生産物の供給量をも制御するこ
とにより、さらに蒸気使用機器の生産性を高度に管理す
ることができる。
第１図は本発明の蒸気使用機器の生産性管理装置の実施
例を示す構成図である。 1:蒸気使用機器、2:復水量測定手段 3:圧力センサー、4:温度センサー 5:制御部、7:生産量検出手段 10:蒸気供給管、11:蒸気制御弁 12:生産物供給管、13:生産物取出し管
例を示す構成図である。 1:蒸気使用機器、2:復水量測定手段 3:圧力センサー、4:温度センサー 5:制御部、7:生産量検出手段 10:蒸気供給管、11:蒸気制御弁 12:生産物供給管、13:生産物取出し管
Claims (1)
- 【請求項１】蒸気使用機器の一次側に蒸気制御弁と二次
側に復水量測定手段を配置し、蒸気使用機器に供給する
蒸気圧力を検出する圧力検出手段と復水の温度を検出す
る温度検出手段を取り付けたものにおいて、蒸気使用機
器で生産される生産物の量としての流量又は速度又は重
量等を検出する生産量検出手段を設け、上記復水量測定
手段と圧力検出手段と温度検出手段と生産量検出手段か
らの信号により、蒸気使用機器で実際に消費した実蒸気
消費量を演算すると共に、生産量と実蒸気消費量の比を
基にして蒸気消費量が最少で生産量が最大になるように
蒸気制御弁の開閉信号を発する制御部を設けたことを特
徴とする蒸気使用機器の生産性管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2276702A JP2684240B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 蒸気使用機器の生産性管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2276702A JP2684240B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 蒸気使用機器の生産性管理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04151098A JPH04151098A (ja) | 1992-05-25 |
| JP2684240B2 true JP2684240B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17573141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2276702A Expired - Fee Related JP2684240B2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 蒸気使用機器の生産性管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2684240B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2354443A (en) * | 1999-09-21 | 2001-03-28 | Microflow Ltd | Vapour phase sterilisation |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0674880B2 (ja) * | 1986-04-15 | 1994-09-21 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気使用機器の運転管理装置 |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP2276702A patent/JP2684240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04151098A (ja) | 1992-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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