JP2683971B2 - 制御方法 - Google Patents

制御方法

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は制御方法に関し、特
に、ある制約条件の下で最適な組合せの解を求める問
題、たとえば巡回セールス問題やHitchcock問
題などの最適化問題に関する制御に用いることができる
ような制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】巡回
セールスマン問題をニューラルネットワークモデルを用
いて解く方法がS.Kirkpatrickらにより提
案された(S.Kirkpatrick,C.D.Ge
latt,Jr.,M.P.Vecchi:“Opti
mization by Simulated Ann
ealing”Science,Vol.220 N
o.4598,p671〜680 ’83)。このモデ
ルに平均場近似を施して決定論的に解を求める方法が
J.J.Hopfieldらにより提案された(J.
J.Hopfield,D.W.Tank:“Neur
alComputation ofDecisions
in Optimization Problem
s”Biol.Cybern.52,p141〜152
’85)上述のいずれのモデルでも、通常、最小にし
たいコスト項とシステムの状態に対する制約条件項をエ
ネルギ関数の中に含んでいるのが一般的であるが、この
2つの項の重みを最適に定めることはできなかった。そ
の結果、コスト項の重みが制約条件項の重みに比べて大
きすぎると拘束条件を満足しない解が得られたり、逆
に、制約条件項の重みが大きすぎるとコストの大きな解
しか得られない場合が多かった。
【0003】それゆえに、この発明の主たる目的は、シ
ミュレーテッド・アニーリングの手法を用いて、エネル
ギ関数の最小状態を探索し、組合せ最適化問題を解く場
合に、エネルギ関数中の制約条件項の重みの適切な値を
推定しながら上述の探索を行なうことができるような制
御方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
熱平衡状態を人為的に作り出し、徐々に温度を下げると
いうシミュレーティッド・アニーリングを行なう際に、
出現するシステム状態が制約条件を満足しかつ予め定め
た複数個からなる関数の値を可能な限り最小とする変数
の組の値を求める制御方法であって、制約条件を満足し
ている状態がどの程度の頻度で出現しているかという度
合いを計測するために、最初に低い値であって、徐々に
1に増加して近づくような曲線を設定し、曲線との誤差
が減少するように、関数の中の制約条件の項に含まれる
パラメータの値を最急降下法を用いて更新し、パラメー
タの値の変化幅が最小となるまで最急降下法を繰返すよ
うにしたものである。請求項2に係る発明は、熱平衡状
態を人為的に作り出し、徐々に温度を下げるというシミ
ュレーティッド・アニーリングを行なう際に、拘束条件
を満足する確率分布IIを定義し、各温度での理想的な
IIの制約条件満足度の値を表わした温度だけの関数直
線IIを設定し、これとの誤差が減少するように各温
度パラメータの値を最急降下法を用いて更新し、各温度
パラメータの値の変化幅が最小となるまで最急降下法を
繰返すようにしたものである。
【0005】
【作用】熱平衡状態を人的に作り出し、徐々に温度を下
げるというシミュレーティッド・アニーリングを行なう
際に、出願するシステムの状態が平均的にどの程度制約
条件を満足しているかという制約条件満足度を定義し、
最初に低い値であって徐々に「1」に近づくような曲線
を設定し、アニーリングの各温度ステップにおいて、現
在の制約条件満足度がその設定値に近づくように最急降
下法を用いてエネルギ関数中のパラメータの値を更新す
る。
【0006】
【実施例】まず、巡回セールスマン問題を例にとって説
明する。巡回セールスマン問題とは、与えられた都市配
置から各都市を洩れなくかつ1回だけ経由する経路のう
ちで最短距離の経路を求める問題である。この問題は、
次のエネルギ関数の最小化の問題として定式化する。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、Vi k は0と1のどちらかの値を
とる変数であり、都市iをk番目に回るときには1をと
り、そうでないときには0の値をとる。di j は、都市
iと都市jとの距離を表わしている。上述の第(1)式
のエネルギ関数の中で第1項と第2項は「各都市をもれ
なくかつ1回だけ経由する」という制約条件を表した制
約条件項であり、第3項は経路の総距離を表わすコスト
項である。A,Bは各制約条件項の重みを表わすパラメ
ータであり、Cはコスト項の重みを表わすパラメータで
あるが、ここでは簡単なためにC=と1おく。
【0009】なお、制約条件項が
【0010】
【数2】
【0011】というように、多数のパラメータを含んで
いても、本願発明を適用できる。次に、
【0012】
【数3】
【0013】で定義される{Ih i }(I=1,…,
N,){Iv k }(k=1,…,N)[N:都市数]を
考える。Ih i とIv k は、第(1)式のエネルギ関数
中の拘束条件(AとBの項)がどの程度満足されている
かを0から1への実数値で表わしたものである。たとえ
ば、Ih i =1はΣk i k −1=0という拘束条件
を完全に満たしていることを表わし、Ih i =0はこの
拘束条件が全く満たされていないことを表している。以
下、{Vi k }をS層のニューロン,{Ih i }と{I
v k }をI層のニューロンと呼び、各層でのニューロン
全体の状態をそれぞれωS とωI で表わす。
【0014】さらに、条件付確率P(ωI /ωs )を用
いて、次の確率分布Π(ωI )を定義する。
【0015】
【数4】
【0016】P(ωs :A,B,T)は、パラメータが
A,Bであり、温度がTのときの平衡状態で、ωs とい
う状態がS層上に出現する確率を表わしている。ここ
で、第(5)式中の条件付確率P(ωI /ωs )は、第
(2)式および第(3)で定義したωs とωI との関係
をωI =Rg (ωs )で表わすことにすると、
【0017】
【数5】
【0018】ただし、ωI =ω0 I (ω0 I :すべての
成分が1の値をとっており、すべての拘束条件が完全に
満足されている状態)の場合には、
【0019】
【数6】
【0020】を用いる。f(ω0 I ,ωs )は、ω0 I
とRg (ωs )の類似の度合いを0か1の実数で表現す
る関数であり、
【0021】
【数7】
【0022】で定義されている。上述の第(8)式中で
は、ω0 iとRg (ωs )はともにベクトルとして扱っ
ている。
【0023】この発明の基本的な考えは、熱平衡状態を
人為的に作り出し、徐々に温度を下げるというシミュレ
ーテッド・アニーリングを行なう際に、低温になるに従
ってパラメータA,Bの値を大きくしていき、その結
果、拘束条件を満足する状態が確率的に出現しやすくな
るようにするということである。すなわち、各温度での
理想的なII(ω :A,B,T)(制約条件満足度
と称する)の値を表わした曲線II(T)(温度Tだ
けの関数)を設定し、これとの誤差が減少するように各
温度でパラメータA,Bの値を更新する。具体的なパラ
メータの更新の規則は、後述の第(11),(12),
(14),(15)式で与えられる。この更新則は、最
急降下法であるので、パラメータの値はこの更新則に従
って微小変化を繰返す必要がある。さらに、制約条件満
足度や第(14),(15)式の右辺の計算には、熱平
衡状態を作り出す必要があり、アニーリング途中の各温
度で、熱平衡状態を人為的に作り出し、徐々に温度を下
げるというシミュレーテッド・アニーリングと、更新則
によるパラメータ値の微小変化量の計算とを、変化量が
十分小さくなるまで交互に繰返す必要がある。
【0024】図1はこの発明の一実施例で用いた制約条
件満足度の理想的な温度カーブを表示したものである。
図1では、Π0 (T)として、次のもの
【0025】
【数8】
【0026】を用いる。Π0 (T)と実際に観測される
Π(ω0 I :A,B,T)の値との誤差を
【0027】
【数9】
【0028】で定義する。この誤差が減少するように最
急降下法を用いて、パラメータA,Bの値を更新する。
したがって、
【0029】
【数10】
【0030】により、パラメータA,Bの値は更新され
る。ここで、
【0031】
【数11】
【0032】の値は次のように計算する。ボルツマンマ
シンの平衡状態では、
【0033】
【数12】
【0034】が成立するので、これを第(5)式に代入
し、A,Bで偏微分すると、
【0035】
【数13】
【0036】となる。Eとして第(1)式を用いる。第
(14)式および第(15)式の右辺はある時間平均量
を表しており、シミュレーテッド・アニーリングの過程
で観測することができる。この観測量を第(11)式お
よび第(12)式に代入することにより、パラメータ
A,Bの値が更新される。パラメータA,Bの初期値は
0に設定しておく。
【0037】また、第(9)式でのTmax ,Tmin は以
下のように定める。
【0038】
【数14】
【0039】Tmin 付近の温度領域では、Π(ω0 I
が1に近くなるが、これは拘束条件を満足する解が出現
しやすいことを意味している。かつ、Tmax ,Tmin
比較的低い温度に設定してあるので、パラメータA,B
の値が大きくなりすぎず、それらの解の間を飛び移りや
すくなっている。したがって、出現する状態のコスト値
をそれまでのコストの最小値と比較することにより、コ
スト最小解が発見しやすい。この操作を開始する温度を
s e a r c h とする。
【0040】図2はこの発明の一実施例の概略ブロック
図である。図2を参照して、主制御回路1にはシミュレ
ート実行回路2と制約条件チェック回路3とパラメータ
更新量計算回路4と入力装置5と表示装置6とが接続さ
れる。シミュレート実行回路2のシステムの平衡状態を
実現させるためにシミュレートを実行し、制約条件チェ
ック回路3はシステムの状態がどの程度制約条件を満足
しているかをチェックする。パラメータ更新量計算回路
4はA,Bなどのパラメータの値の更新量を計算する。
入力装置5は各種データを入力し、表示装置6は各デー
タなどを表示する。さらに、記憶装置7とパラメータ記
憶装置8と状態記憶装置9とが設けられ、記憶装置7は
アニーリング温度列やTmin ,Tmax ,Ts e a r c h
などの値を記憶する。パラメータ記憶装置8は更新すべ
きパラメータA,Bなどの値を記憶し、状態記憶装置9
はシステムの状態を記憶する。
【0041】図3はこの発明の一実施例の動作を説明す
るためのフロー図である。まず、主制御回路1はステッ
プ(図示ではSPと略称する)SP1において、システ
ムの動作をスタートさせ、ステップSP2において、ア
ニーリングの温度列と、Tmax ,Tmin ,T
s e a r c h の値を記憶装置7から読出し、シミュレー
ト実行回路2に設定する。さらに、ステップSP3にお
いて、パラメータ記憶装置8からパラメータA,Bの値
と温度Tを読出してシミュレート実行回路2に初期設定
する。主制御回路1はステップSP4において、平衡状
態にシステムが到達するまでメトロポリス法でシミュレ
ート実行回路2を動作させる。主制御回路1はステップ
SP5において、温度がTs e a r c h 以上であるか否
かを判別する。温度Ts e a r c h 以上であれば、シス
テムを動作させながら、第(14)式および第(15)
式の右辺の量を観測し、パラメータ更新量計算回路4に
よって第(11)式および第(12)によりパラメータ
A,Bの値を更新させる。
【0042】前述のステップSP5において、温度がT
s e a r ch 以下であることが判別されると、ステップ
SP6において、前述のステップSP7と同様にして、
システムを動作させながら第(14)式および第(1
5)式の右辺の量を観測し、パラメータ更新量計算回路
4によって第(11)式および第(12)式によりパラ
メータA,Bの値を更新させるとともに、制約条件チェ
ック回路3によって、観測中、今までに出現した制約条
件を満たす回路の中で最も小さなコストを与える解であ
るかを調べさせ、もしそうであれば記憶装置9に記憶さ
せる。ステップSP8において、ステップSP5〜SP
6の動作を十分な回数だけ繰返す。その後、ステップS
P9において、iを+1し、温度を下げ、ステップSP
10においてiがnよりも大きいか否かを判別し、iが
n以下であれば上述のステップSP4〜SP10を繰返
す。i=nとなり、すべての温度ステップに関して上述
の処理が終われば一連の動作を終了する。
【0043】図4はこの発明の一実施例で用いた巡回セ
ールスマン問題で用いた都市配置を示す図であり、図5
はアニーリングでの温度ステップを示す。図4に示した
ような都市配置(都市数N=10)の巡回セールスマン
問題にこの発明を適用した結果を以下に示す。最も近い
都市間の距離はすべて1.0とする。この例では、第
(16)式および第(17)式より、Tmax =4.1
9,Tmi n =1.0とし、アニーリングスケジュールを
図5のように設定した。また、x v 0 =xh 0 =−0.
1,ρv =ρh =0.1,xp 0 =0.9,ρp =0.
05とした。システムの状態遷移は、single−s
pin flopの試行変形とメトロポリス法を用い
た。
【0044】各温度ステップにおいて、すべてのS層の
ニューロンが30回ずつ状態遷移を試みた段階で平衡状
態に達したとみなし、パラメータの更新を行なう。この
処理を20回行ない、各更新1回につき、平衡状態で
(すなわち、各ニューロンに再び30回の状態遷移を試
みた後で)第(14)式および第(15)式の右辺の量
を観測し、パラメータの更新量の計算を行なう。
【0045】図6はパラメータA,Bの値が更新されて
いく過程を表わした図である。図6を参照して、T≦T
s e a r c h では、上述の観測中に出現した状態が制約
条件をすべて満足している解かどうかをチェックし、そ
れまでに出現した最小コスト解とコストの値を比較し
て、より最小コストを持つ解を探索する。ここでは、T
s e a r c h =2.448と設定した。この結果、アニ
ーリングの終了時には、経路の総距離が14.485と
いう解に収束した。(A→6.21,B→8.07)が
アニーリングの過程(T=1.0,A=5.48,B=
7.58)で総距離10.0の解(正解)を発見するこ
とができた。
【0046】図7はこの発明のようにパラメータA,B
の値を更新することなく、従来のように一定の値に固定
してシミュレーテッド・アニーリングを行なった場合に
得られた解の総距離を示す図である。図7を参照して、
f i na l は、システムが収束先の経路の総距離であ
るが、*はその経路が制約条件を満たしていないことを
表わしており、…(…)は制約条件を満たす解が出現し
なかったことを示している。また、Lb e s t はT≦T
s e a r c h で最小コストの解を探索した結果得られた
経路の総距離である。Tb e s t はその最小コストの解
が発見されたときの温度の値である。
【0047】図7から明らかなように、この例では、
A,Bの値が5.0〜10.0付近の値では正解に収束
したり、発見したりすることは容易であるが、小さすぎ
ると制約条件を満たす解が見つからなかったり、逆に大
きすぎるとコストの大きな解に収束したり、コストの小
さな解が発見されにくくなってしまうことがわかる。し
たがって、この発明の方式を用いて、適切なパラメータ
の値を推定しながらシミュレーテッド・アニーリングを
行なうことは、制約条件を満足する最小コストの解を発
見する問題の解法に著しい効果があると期待できる。こ
の発明のもつこの効果は、巡回セールス問題だけに留ま
るものではなく、制約条件を含んだエネルギ関数の最小
化の問題に定式化できる問題すべてにおいて、期待する
ことができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、予め
定めた制約条件を満足しかつ予め定めた複数項からなる
エネルギ関数の値を最小とする変数の組の値を求め、制
約条件満足度の値が予め定めた目標値に近づくように、
エネルギ関数の中の制約条件の項に含まれるパラメータ
の値を更新させるようにしたので、パラメータの値を定
めればシミュレーテッド・アニーリングにおいて温度を
下げて行なった場合に制約条件を満たす解に収束しやす
くなり、かつ最適な解を見つけやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例で用いた制約問題満足度の
理想的な温度カーブを表示した例を示す図である。
【図2】この発明の一実施例の概略ブロック図である。
【図3】アニーリング中にパラメータの値を更新してい
くこの発明の一実施例の動作を説明するためのフロー図
である。
【図4】この発明の一実施例で用いた巡回セールスマン
問題で用いた都市配置を示す図である。
【図5】アニーリングでの温度ステップを示す図であ
る。
【図6】パラメータA,Bの値が更新されていく過程を
表わした図である。
【図7】この発明のようにパラメータA,Bの値を更新
することなく、従来のように一定の値に固定してシミュ
レーテッド・アニーリングを行なった場合に得られた解
の総距離を示す図である。
【符号の説明】
1 主制御回路 2 シミュレート実行回路 3 制約条件チェック回路 4 パラメータ更新量計算回路 5 入力装置 6 表示装置 7 記憶装置 8 パラメータ記憶装置 9 状態記憶装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱平衡状態を人為的に作り出し、徐々に
    温度を下げるというシミュレーティッド・アニーリング
    を行なう際に、出現するシステム状態が制約条件を満足
    しかつ予め定めた複数個からなる関数の値を可能な限り
    最小とする変数の組の値を求める制御方法であって、 前記制約条件を満足している状態がどの程度の頻度で出
    現しているかという度合いを計測するために、最初に低
    い値であって、徐々に1に増加して近づくような曲線を
    設定し、 前記曲線との誤差が減少するように、前記関数の中の制
    約条件の項に含まれるパラメータの値を最急降下法を用
    いて更新し、前記パラメータの値の変化幅が最小となる
    まで前記最急降下法を繰返すことを特徴とする、制御方
    法。
  2. 【請求項2】 熱平衡状態を人為的に作り出し、徐々に
    温度を下げるというシミュレーティッド・アニーリング
    を行なう際に、拘束条件を満足する確率分布を定義し、 各温度での理想的なIIの制約条件満足度の値を表わし
    た温度だけの関数直線IIを設定し、これとの誤差が
    減少するように各温度パラメータの値を最急降下法を用
    いて更新し、前記各温度パラメータの値の変化幅が最小
    となるまで前記最急降下法を繰返すことを特徴とする、
    制御方法。
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岩波講座情報科学−19 「最適化」 西川、三宮、茨木 P.46−49 (岩波書店 1982年9月10日発行)

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