JP2683496B2 - 長尺チューブ用出荷リール及びそれを用いた巻取りリール並びに巻取り方法 - Google Patents

長尺チューブ用出荷リール及びそれを用いた巻取りリール並びに巻取り方法

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JP2683496B2
JP2683496B2 JP5323992A JP32399293A JP2683496B2 JP 2683496 B2 JP2683496 B2 JP 2683496B2 JP 5323992 A JP5323992 A JP 5323992A JP 32399293 A JP32399293 A JP 32399293A JP 2683496 B2 JP2683496 B2 JP 2683496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱収縮チューブ等の長
尺チューブを、巻替えせずに出荷できるように巻取るた
めの出荷リール及び巻取りリールと、巻取り方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続的に製造される長尺のチューブ製品
は、最終工程において調整口出し部分を含めた部分をリ
ールに一旦巻き取る。そして、この巻き取ったチューブ
を切断機で所要長さにカットするか、又は別工程の巻替
え機を用いて紙、プラスチック、金属、或いは木製の出
荷用リールに巻替えることにより、調整口出し部等の製
品不良部を除去して出荷する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、チューブをリール巻き姿で出荷する場合、不良部除
去のために巻替えが必要である。出荷長分を製造の最終
工程に直結して出荷リールに巻き取れたら巻替えの手間
が省けて製造コストの面で有利になるが、調整口出し部
等の不良部は巻始端側にあるため、従来の方法ではそれ
が望めなかった。
【0004】また、巻取り長の違いに合わせてサイズの
異なるリールを準備する必要があるため、予備リールの
保管等に関しても問題があった。
【0005】本発明の課題は、これ等の不具合を無くし
て出荷までの手間、所要時間、コストを削減し、必要に
応じてリール保管の問題も解決することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決策として
提供する本発明の出荷リールは、筒状の巻胴と、その巻
胴の両端外周に設ける鍔とから成り、前記鍔が被巻取り
チューブを外周から巻胴部まで落とし込む半径方向切込
み部を備えているものである。また、この出荷リールを
組合わせて構成される本発明の巻取りリールは、一端の
鍔を着脱自在とし、他端の鍔近くの巻芯上にはリール止
めを設けてある巻取りドラムと、このドラムの一端の着
脱式鍔と前記リール止めとの間の巻芯上に抜き取り可能
に嵌める前述の出荷リールとから成り、前記出荷リール
が巻取りドラムと一体回転するようにしてあるものであ
る。
【0007】出荷リールは、筒状の巻胴と両端の鍔を切
り離し自在の組立式リールとし、巻取りドラムの巻芯上
には一端からリール止めに至る部分に結束線挿通用の浅
溝を設けておくと、前述のリール保管の問題も併せて解
決できる。
【0008】本発明の方法では、かかる巻取りリールを
巻取機にセットし、製品不良部が存在する被巻取りチュ
ーブの口出部を前記巻取りドラムの一端の鍔と出荷リー
ルの切込み付きの鍔との間のドラム巻芯上から巻き始
め、不良部不在部分からのチューブを前記切込み部から
出荷リールの巻胴上に移して巻取りリールに巻き取る。
【0009】なお、出荷リール巻胴と両端の鍔が一体
になっているものでもよく、この一体型の出荷リール
用いる場合には、チューブ巻き取り後、巻取りドラムの
一端の鍔を巻芯から外し、チューブのドラム巻芯と出荷
リール間での移行部を切断して出荷リールを巻取りドラ
ムから抜き取る。
【0010】また、出荷リールとして組立式のものを用
いる場合には、荷姿が崩れないようにするため、出荷リ
ールを巻取りドラムの巻芯上から外す前に巻芯の前記浅
溝に通した結束線で出荷リールを当該リール上のチュー
ブを含めて結束する方法を採る。
【0011】
【作用】この発明の出荷リール及び巻取りリールは、出
荷リールの鍔に設けた半径方向切込み部からチューブの
良品部のみを出荷リール内に導入して巻取ることができ
る。例えば、チューブの製品不良部(調整口出し部や中
間に突発的に生じる不良部)を巻取りドラムの巻芯上
に、良品部を出荷リールの巻胴上に各々巻き、ドラム巻
芯と出荷リール間でのチューブ移行部を切断して出荷リ
ールをドラム巻芯上から外すと、出荷リールには良品部
だけが巻かれていることになり、巻替え無しでの出荷が
可能になる。
【0012】また、組立式の出荷リールを用いる場合に
は、そのリールの両端の鍔や巻胴を異サイズのものと交
換して最大巻取り量の変更に対応することができるの
で、鍔の交換による対応では異サイズの鍔を、巻胴の交
換による対応では幅の異なる巻胴を準備しておけばよ
く、何種類かのリールを準備する場合に比べると保管等
の面でも有利になる。
【0013】
【実施例】図1及び図2に、本発明の巻取りリールの一
例を示す。この巻取りリールは、巻取りドラム1と使い
捨てができる安価な材料、例えば紙、プラスチック、木
などで作られた出荷リール9とから成る。
【0014】巻取りリール1は、巻芯2の一端に着脱自
在の鍔3を、他端に固定鍔4を各々設け、さらに、固定
鍔4の近くの巻芯上にリール止めとなる中間鍔5を、一
端から固定鍔4に至る範囲の巻芯外周に縦長の複数の浅
溝6を、両端の軸心部に巻取り機のセッティング軸を嵌
める軸穴7をそれぞれ設けた構成にしてある。なお、中
間鍔5には、被巻取りチューブを通す半径方向の切込み
部8を設けてある。
【0015】出荷リール9は、巻取りドラムの一端から
中間鍔5に至る範囲の巻心2上に抜き取り可能に嵌める
円筒の巻胴10と、この巻胴と鍔3との間及び中間鍔5
との間に挾み込む両端の鍔11、12の3者から成り、
他端の鍔12には中間鍔の切込み部8に対応させた切込
み部13を付けてある。
【0016】巻胴10は、巻心2との間に摩擦力を加え
たり、巻芯2に機械的に係止させたりしてドラムの回転
力が伝わるようにしておく。
【0017】なお、例示の巻取りリールは、組立式の出
荷リール9を安定して受けるために、リール止めとして
中間鍔5を採用し、この鍔5で鍔12を補強するように
したが、リール止めはフランジである必要はない。
【0018】また、図示のものよりも巾の狭い巻胴10
を使用する場合には、鍔5と12の間、又は3と11の
間に隙間ができるが、この隙間をスペーサで埋めると出
荷リール9の安定保持が行える。これは、出荷リールと
して定形の一体型リールを用いる場合も同じである。
【0019】このように構成した巻取りリールは、図2
に示すように、巻取りドラムの鍔3を外して出荷リール
9を中間鍔5との間の巻芯2上に装着し、鍔3を取付け
て巻取り機にセットする。そして、鍔5と4の間にある
巻芯上にチューブの調整口出し部を固定して巻取りを開
始し、製品の品質不良部が無くなったら、チューブを切
込み部8、13の位置から出荷リール9の巻胴上に移行
させて出荷リールに良品部を巻取る。
【0020】また、巻取りを終了したら巻取りリールを
巻取り機から外し、さらに、巻取りドラム1の鍔3を外
す。図3は、この状態でのリールの巻姿である。次に、
チューブAを切込み部に通した移行点(図3のP点)付
近で切断して出荷リール9を巻芯2上から抜き取るが、
そのままでは出荷リールが崩れるので、その前に結束線
(例えば紐)を浅溝6に挿入して出荷リールの他端側か
ら引出し、図4のように、この結束線14でチューブと
一緒に出荷リール9を結束して巻芯から外す。これによ
り、出荷リール9に巻いたチューブをそのまま出荷する
ことができる。
【0021】なお、チューブの途中に突発的に不良部が
発生したら、その不良部を鍔4、5間の巻芯上に巻き、
交換するなどした出荷リールに良品部を上記と同様にし
て巻き取る。なお、出荷リールを交換せずに、良品部を
再度元の出荷リール上に移して巻く場合には、出荷リー
ル上のチューブが途中で切れた状態になるが、熱収縮チ
ューブなどは殆どの場合、短寸に切断して使用するの
で、このような巻き方も許容される。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の出荷リール
は、チューブの不良部を半径方向切込み部から外に出し
て良品部のみを巻取ることができ、また、これを用いた
本発明の巻き取りリール及び巻き取り方法によれば、チ
ューブの良品部と不良部を異なる巻取り領域に選択的に
巻き、良品部を巻いた出荷リールを外してそのまま出荷
することができるので、不良部を取り除くために行って
いる巻替えが不要となり、手間とコストの削減が図れ
る。
【0023】例えば、直径が1cmに満たないチューブ
は、1巻きの長さが優に2000mを超えることがあ
り、これを巻替えると時間的なロスも大きくなるが、本
発明によればこの時間的ロスも無くなる。
【0024】また、巻替えは、紙等で作られた出荷リー
ルの場合、強度が不足するため、この面からも製造の最
終工程に直結した巻取りを断念せずるを得なかったが、
本発明では巻取りドラムが出荷リールを補強するので、
低強度の出荷リールを用いても巻取りが許容され、使用
リールのコスト削減等も図り易くなる。
【0025】このほか、鍔を独立させた組立式出荷リー
ルを用いる場合には、外径の異なる鍔や巾の異なる巻胴
を用いて巻取り長さの変化に対応できるので、定形リー
ルを何種類も用意する必要が無く、リール保管等に関し
ても有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取りリールの一例を示す分解斜視図
【図2】同上のリールの組立て方を示す図
【図3】本発明の方法でリールに巻き取ったチューブの
巻き姿を示す正面図
【図4】結束後に巻取りドラムから外した出荷リールの
斜視図
【符号の説明】
1 巻取りドラム 2 巻芯 3、4 鍔 5 中間鍔 6 浅溝 7 軸穴 8 切込み部 9 出荷リール 10 巻胴 11、12 鍔 13 切込み部 A チューブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の巻胴と、その巻胴の両端外周に設
    ける鍔とから成り、前記鍔が被巻取りチューブを外周か
    ら巻胴部まで落とし込む半径方向切込み部を備えている
    ことを特徴とする長尺チューブ用出荷リール。
  2. 【請求項2】 一端の鍔を着脱自在とし、他端の鍔近く
    の巻芯上にはリール止めを設けてある巻取りドラムと、
    このドラムの一端の着脱式鍔と前記リール止めとの間の
    巻芯上に、前記切込み部のある鍔がリール止め側にある
    向きにして抜き取り可能に嵌める請求項1記載の出荷リ
    ールとから成り、前記リール止めで受ける出荷リール
    巻取りドラムと一体回転するようにしてある長尺チュー
    ブの巻取りリール。
  3. 【請求項3】 出荷リールは、筒状の巻胴と両端の鍔を
    切り離し自在の組立式リールとし、巻取りドラムの巻芯
    上には一端からリール止めに至る部分に結束線挿通用の
    浅溝を設けてある請求項2記載の巻取りリール。
  4. 【請求項4】 巻取りドラムに出荷リールを嵌めてドラ
    ムの一端の鍔を巻芯に装着した請求項2記載の巻取りリ
    ールを巻取機にセットし、製品不良部が存在する被巻取
    りチューブの口出部を前記巻取りドラムの一端の鍔と出
    荷リールの切込み付きの鍔との間のドラム巻芯上から巻
    き始め、不良不在部分からのチューブを前記切込み部か
    ら出荷リールの巻胴上に移して巻取りリールに巻取るこ
    とを特徴とする長尺チューブの巻取り方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の巻取りリールに請求項4
    の方法でチューブを巻き取った後、巻取りドラムの一端
    の鍔を巻芯から外し、さらに、巻芯の前記浅溝に通した
    結束線で出荷リールを当該リール上のチューブを含めて
    結束し、しかる後、チューブのドラム巻芯と出荷リール
    間での移行部を切断して出荷リールを巻取りドラムから
    抜き取ることを特徴とする長尺チューブの巻取り方法。
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