JP2683391B2 - 小麦ふすまからのヘミセルロースを基材とする徐放性組成物 - Google Patents

小麦ふすまからのヘミセルロースを基材とする徐放性組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、徐放性組成物に関する。更に詳しくは、本
発明は小麦ふすまをアルカリ側で抽出して得られるヘミ
セルロースまたは該ヘミセルロースを主成分として含有
する抽出物を少くともその一部とする基材に所要の薬物
を配合してなる徐放性組成物に関する。
本発明の徐放性組成物は、経口投与用の製剤や、局所
的ターゲツト療法などのための薬物送達システム(DD
S)(drug delivery system)に利用される有用な医薬
品の他に、配合する薬物として農業用殺菌剤、或いは殺
虫剤を使用する場合には徐放性の農薬として有用であ
り、更に配合する薬物を魚や昆虫の誘引剤、又は動物や
昆虫の忌避剤とする場合にはこれら生物に対する徐放性
の誘引剤または徐放性の忌避剤として有用である。さら
に化粧品、浴用剤、芳香剤など医薬部外品に利用し、徐
放性の医薬部外品にすることも可能である。
[従来の技術] 従来有効成分の放出を遅延させてその効力を長時間に
わたって持続させるための製剤、すなわち徐放性製剤の
開発については種々のアプローチからの提案がなされて
おり、例えば消化管内での崩壊性のとぼしい結合剤で有
効成分を結合させる方法、有効成分をワツクスやロウな
ど或いは高分子物質などでコーテイングする方法、など
の多くの方法が用いられている。このような徐放性製剤
の製造方法中では最近特にセルロース誘導体が薬物の徐
放機能の点で注目され、例えばセルロース低級アルキル
エーテルを基材として用いる徐放性製剤(特開昭61−28
6330号公報)やヒドロキシプロピルメチルセルロースな
どを用いる徐放性製剤(特開昭62−120315号公報)があ
げられる。
一方、小麦ふすまに含有されるヘミセルロースについ
てこれを純粋な形で取り出して有効利用しようとする多
くの試みがこれ迄になされており、例えば小麦ふすまを
アルカリ側で抽出して得られたヘミセルロースを血清コ
レステロール上昇抑制剤の用途に用いる発明が特開昭58
−41824号公報において提案されており、また本件出願
人は小麦ふすまを弱いアルカリ性の条件下に抽出する繊
維質食品としての有用性を有するヘミセルロースの抽
出、精製法を提案した(特願昭63−72012号出願)。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来法によるセルロース誘導体を基材として
用いる徐放性製剤にあっては、セルロース誘導体が天然
産生のセルロースを化学的に修飾して得られる半合成品
であることから安全性および毒性などを考慮するとこれ
らのセルロース誘導体に代りうる天然産生の物質が好ま
しいものである。
またこれら従来法において用いるセルロース誘導体、
例えばセルロース低級アルキルエーテル、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースなどには若干の吸湿性があり、
錠剤などに成形した場合に空気中の湿度により吸湿して
ベトつく欠点があり、この欠点を回避するためには糖衣
などのコーテイングを施すことが必要となるなどの欠点
がある。
従ってこれらの欠点のない徐放性製剤が求められてい
た。
[課題を解決するための技術的手段] 本発明者らは上記した課題を解決するために鋭意研究
の結果、小麦ふすまをアルカリ側で抽出して得られるヘ
ミセルロースを主成分として含有する小麦ふすま抽出物
およびそれを精製して得られるヘミセルロース(以下
「ふすまヘミセルロース」という)が徐放性組成物の基
材としてきわめて優れたものであることを見出して本発
明を完成したのである。
本発明で用いるふすまヘミセルロースは、小麦ふすま
をアルカリ側で抽出して得られるもので、例えば小麦ふ
すまを水洗して水溶性物質を除去したのち、好ましくは
比較的低濃度例えば0.1〜0.4規定のアルカリ水溶液で処
理してヘミセルロースから主としてなる区分をアルカリ
水溶液中に溶出させ、この水溶液を場合によって酸で中
和したのち限外過膜及びイオン交換樹脂を用いて順に
精製し、必要に応じて凍結乾燥するかまたはエタノール
を加えて生ずる沈殿を分離、乾燥することによって得ら
れるものあるいはこれらを漂白して得られるものが挙げ
られる。
更に本発明で用いるふすまヘミセルロースは、上記の
ように温和な条件下でヘミセルロースを抽出して得られ
るものの他により高濃度のアルカリ水溶液、例えば0.5
規定またはそれ以上の濃度のアルカリ水溶液で小麦ふす
まを処理し、ヘミセルロースから主としてなる区分をア
ルカリ水溶液中に溶出させ、この水溶液を酸で中和し、
透析、イオン交換樹脂処理などによって脱塩したのち、
凍結乾燥するかまたはエタノールを加えて生ずる沈殿を
分離乾燥することによって得られるものを含むものであ
る。
本発明によれば、このようにして入手しうるふすまヘ
ミセルロースを徐放性組成物の基材として用いる場合
に、従来知られていた徐放性製剤の基材が有しない著し
い効果が得られることが見出されたのである。
すなわち、ふすまヘミセルロースは、水と接触すると
強い膨潤性を示し、このゲル化によって配合された薬物
は徐々に放出されるものと考えられる。
しかしながら、このふすまヘミセルロースは或る程度
の水分を含んでもベトつかず打錠成形した錠剤の硬度な
どの変化、吸湿性はほとんど認められず、空気中の湿度
による吸湿が起らないので整形品はきめて安定に長時間
保存することができる。そして打錠圧の差による薬物の
放出には差異がみられず、薬物の放出に際してのpHの依
存性はほとんどないことが認められている。
このように、薬物の徐放性、および製剤化した場合の
安定性にきわめてすぐれている他に、このふすまヘミセ
ルロースは天然産生のヘミセルロースであることから毒
性および安全性の面からの問題はほとんどない。
このようにして、本発明による徐放性組成物はふすま
ヘミセルロースを少くともその一部とする基材に薬物を
配合してなるものであるが、配合されるべき薬物として
は、徐放性製剤としてヒトを含む動物に投与された場合
に消化管から吸収されるか、口腔粘膜、鼻腔粘膜、皮膚
などから吸収されるものあるいは医薬部外品として加え
られる色素、香料等の化合物を含むものであれば良く、
特定の薬物に限定されるものではない。
かかる薬物の例としては、 インドメタシン、ジクロフエナツク、イブプロフエン、
フエニルブタゾン、オキシフエン、ブタゾン、メピリゾ
ール、アスピリン、エテンザミド、アミノピリン、フエ
ナセチン等の消炎、鎮痛薬、 イソニアジド、塩酸エタンブトール、抗生物質等の抗
結核薬、 硝酸イソソルビド、ニトログリセリン、ニフエジピン
等の冠血管拡張薬、 塩酸ヒドララジン、メチルドーパ、フロセミド、スピ
ノロラクトン、硫酸グアネチジン、レセルピン等の抗高
血圧薬、 塩酸クロルプロマジン、ハロベリドール、ペルフエナ
ジン、ジアゼパム等の向精神薬、 マレイン酸クロルフエニラミン、塩酸ジフエンヒドラ
ミン等の抗ヒスタミン薬、 硫酸チアミン、アスコルビン酸、ニコチン酸アミド等
のビタミン類、 アロプリノール、コルヒチン、プロベネジド等の痛風
薬、 アモバルビタール、ブロムワレリル尿素、抱水クロラ
ール等の催眠鎮静薬、 フルオロウラシル、シクロホスフアミド、チオテバ等
の抗悪性腫瘍薬、 フエールプロパノールアミン、エフエドリン類等の抗
うつ血薬、 ヒドロクロロチアジド、トリアムテレン等の利尿薬、 アセトヘキサミド、インシユリン、トルブタミド等の
糖尿病薬、 アミノフイリン、テオフイリン等の気管支拡張薬、 リン酸コデイン、ノスカピン、デキストロメトルフア
ン等の鎮咳薬、 塩酸モルヒネ、塩酸コカイン、塩酸ペチジンなどの麻
薬、 硫酸キニジン、ジキトキシン、ジゴキシン、プロカイ
ンアミド等の抗不整脈薬、 アミノ安息香酸エチル、リドカイン、塩酸ジブカイン
等の表面麻酔薬、 フエニトイン、エトスクシミド、プリミドン等の抗て
んかん薬、 ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロ
ン、ベメタゾン等の合成副腎皮質ステロイド類 などを挙げることができるが、これらは単に例示のため
に示したものである。
本発明の徐放性組成物の剤型はまた錠剤、丸剤、顆粒
剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤など可能な固型製剤
の他に、軟膏やパツプ剤、ローシヨン剤などの半固形製
剤、あるいは懸濁剤、エリキシル剤など可能な液剤を含
む。
このような固形、半固形又は液剤を製造する場合に、
この技術分野において普通に知られた添加剤を任意的に
添加することが可能である。これらの添加剤としては、
所要量の賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、保
存剤、界面活性剤などがある。
更に本発明の徐放性組成物には、配合する薬剤に殺菌
剤或いは殺虫剤などの農薬を選択する場合には徐放性の
農薬としても有用である。
かかる農薬の例としては クロルピクリンなどの殺菌剤、 DDT、除虫菊、有機リン殺虫剤、BHTなどの殺虫剤、 ワルフアリンなどの殺ソ剤、 2,4−ジクロルフエノキシ酢酸、2,4,5−T、MCP、 4,6−ジニトロ−o−クレゾールのナトリウム塩など
の除草剤、 ナフチル酢酸などの植物生長調整剤など が挙げられる。
更にまた本発明の徐放性組成物は配合する薬剤に魚や
昆虫の誘引剤、又は動物や昆虫の忌避剤を選択する場合
には徐放性の魚や昆虫の誘引剤又は動物や昆虫の忌避剤
としても有用である。
かかる誘引剤および忌避剤の例としては グルタミン、メチオニン、アラニン、セリン、チロシ
ン、アスパラギン、システインなどのアミノ酸類、 β−フエニルアルコール、ブチルアルコールなどのア
ルコール類、 5′−ADP、5′−IMP、5′−UMPなどの核酸関連物
質等の魚誘引剤、 イソオイゲノール、昆虫フエロモンなどの誘引剤、 フタル酸ジメチル、ジメチルカーペート、N、N−ジ
エチルスクシンアミド酸プロピルなどの害虫忌避剤など が挙げられる。
また、医薬部外品としての化粧品、芳香剤、浴用剤な
どに配合する香料や色素などへも応用が可能である。か
かる香料および色素の例としては α−ピネン、カンフエン、リモネン、ミルセルなどの
炭化水素類、 アニスアルコール、ゲラニオール、シンナミルアルコ
ール、メントール、リナロールなどのアルコール類、 フエニルアセトアルデヒド、ピペロナール、シトラー
ル、シトロネラール、シクラメンアルデヒドなどのアル
デヒド類、 カルボン、ジヤスミン、シベトン、ムスコン、α−ヨ
ノンなどのケトン類、 サリチル酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、 オイゲノール、サフロール、ネロリンなどのフエノー
ルエーテル、 クマリンなどのラクトン、 天然のウイキヨウ、カラムス、シヨウノウ、ケイ皮、
ハツカ などの香料があげられる。
また色素には食品添加物として使用される食用タール
色素、クロシン、ビートレツド、ラツカイン酸、コチニ
ール、クルクミン、アナトー、クロロフイル、カカオ色
素、リボフラビン、カラメル、β−カロチンなどの天然
色素を含む。
本発明の徐放性組成物の基材として用いられるふすま
ヘミセルロースは、上述の製法によって得られた凍結乾
燥品、エタノール沈殿乾燥品のいずれのものであっても
良いが、薬剤を配合する操作の容易性から、かさ高くて
比重が小さい凍結乾燥品よりかさ密度が大であるエタノ
ールでの沈殿乾燥品を粉末化したものまたはその漂白物
が好ましい。
本発明の徐放性組成物は、配合される薬物の特性によ
ってその配合比率を変化させ、徐放性を制御することが
可能であるが、全重量の10%(重量比)以上でその徐放
効果が認められ、好ましくは20%以上、更に顕著な効果
は50%以上で発揮する、ふすまヘミセルロースと薬物と
は単に混合するだけで徐放性の組成物を形成しうるが、
必要に応じて薬物を溶媒に溶解し、これをふすまヘミセ
ルロースに加え、溶媒を揮発させることによって両者を
組み合わせても良い。
また、本発明の徐放性組成物は基材中に、ふすまヘミ
セルロースの他に、好ましくは天然産生の結晶セルロー
ス、澱粉等を添加することによって放出速度を制御する
ことができるが、その他この技術分野において普通に用
いられる他の徐放性基材を混合して用いることもでき
る。かかる徐放性基材の例としては、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、アル
ギン酸ナトリウム、グアーガムなどが挙げられる。
[実施例] 以下に実施例によって本発明を具体的に説明すること
にする。
次のヘミセルロース製造例1および2の方法で実施例
中で用いたふすまヘミセルロースを製造した。
ヘミセルロース製造例1 ふすまヘミセルロースの凍結乾燥品の製造 精選ふすま(蛋白質含量16重量%)2kgを50℃の温水2
0に分散させて撹拌機として日清エンジニアリング社
製スーパーFを使用して周速度25m/秒で5分間撹拌す
る。撹拌終了後、遠心過機(田辺鉄工所製)により固
形分を溶液部から分離する。得られた固形分(水分約50
%、蛋白質含量33重量%)約3kgを70℃、0.2N水酸化ナ
トリウム水溶液20中に入れ、前記と同じ撹拌機を用い
て周速度20m/秒で90分間撹拌する。
その溶液を5,000×gで10分間遠心分離する。遠心分
離後、その上清液を分取し、その全糖量が5mg/mlになる
ように水で希釈する。また、その溶液温度を50℃に保温
する。全溶液を日東電工製の管状限外過膜NTU3520
(P−18型膜面積0.76m2、内径11.5mm)の管内を通し圧
力8kg・f/cm2、流速13/minの条件下で3時間処理す
る。この時、膜透過溶液と同量の水を常に管内に補給し
膜処理液量を一定とする。
3時間後水の供給をとめ、前記と同様の条件で(流速
13/min、圧力8kg・f/cm2)で濃縮を開始しフラツクス
の低下を考慮することなく濃縮を行い、水溶液の糖濃度
が約10mg/mlになるまで行う(約1.5時間)。処理液をオ
ルガノ社製陽イオン交換樹脂IR−120E 500ccに1時間当
りイオン交換樹脂容量の10倍の流速で溶出し、次いで同
社製陰イオン交換樹脂IRA−93に同流速で流す。イオン
交換処理後得られた水溶液を真空凍結乾燥し(温度30℃
真空度0.1Torr以下)白色の生成物約150gを得た。
ヘミセルロース製造例2 ふすまヘミセルロースのエタノール沈殿物 精選ふすま(蛋白質含量16重量%)2kgを50℃の温水2
0に分散させて撹拌機として日清エンジニアリング社
製スーパーFを使用して周速度25m/秒で5分間撹拌す
る。撹拌終了後、遠心過機(田辺鉄工所製)により固
形分を溶液部から分離する。得られた固形分(水分約50
%、淡白質含量33重量%)約3kgを70℃、0.2N水酸化ナ
トリウム水溶液20中に入れ、前記と同じ撹拌機を用い
て周速度20m/秒で90分間撹拌する。
その溶液を5,000×gで10分間遠心分離する。遠心分
離後、その上清液を分取し、その全糖量が5mg/mlになる
ように水で希釈する。また、その溶液温度を50℃に保温
する。全溶液を日東電工製の管状限外過膜NTU3520
(P−18型膜面積0.76m2、内径11.5mm)の管内を通し圧
力8kg・f/cm2、流速13/minの条件下で3時間処理す
る。この時、膜透過溶液と同量の水を常に管内に補給し
膜処理液量を一定とする。
3時間後水の供給をとめ、前記と同様の条件で(流速
13/min、圧力8kg・f/cm2)で濃縮を開始しフラツクス
の低下を考慮することなく濃縮を行い、水溶液の糖濃度
が約10mg/mlになるまで行う(約1.5時間)。処理液をオ
ルガノ社製陽イオン交換樹脂IR−120E 500ccに1時間当
りイオン交換樹脂容量の10倍の流速で溶出し、次いで同
社製陰イオン交換樹脂IRA−93に同流速で流す。イオン
交換処理後得られた水溶液に対し、4倍量のエタノール
を入れ、撹拌し、生成された沈殿物を、遠心分離機によ
り分離する。分離された沈殿物は、風乾し、エタノール
を完全に揮散せしめる。その乾燥物を粉砕機(レツチ社
製)により粉砕し、粉状の水溶性ヘミセルロース135gを
得た。
次に上記によって得られたふすまヘミセルロースを用
いる徐放性組成物についての実施例を示す。
実施例 1 抗ヒスタミン薬、dl−マレイン酸クロルフエニラミン
を用い、現在繁用されているヒドロキシプロピルセルロ
ース(日本曹達、HPC−H)を対照に以下の処方で混合
後、打錠して溶出挙動を調査した。
(対照処方) dl−マレイン酸クロルフエニラミン 60mgHPC−H 240mg 計 300mg (本発明品処方) dl−マレイン酸クロルフエニラミン 60mgふすまヘミセルロース凍結乾燥品 240mg 計 300mg 以上の処方により、8mm型を用い、打錠圧100kg/cm2
打錠した。得られた錠剤は、溶出試験液にイオン交換水
(900ml)を用い、パドル法(回転数100rpm)にて溶出
試験を実施した。溶出試験結果は、第1図に示すとおり
である。対照処方と本発明処方では6時間の溶出率は、
同等でありまた溶出曲線は時間と溶出率の関係がほぼ直
線的で0次に近い溶出特性を示した。
実施例 2 実施例1に従い、対照にβ−デンプン(順成産業、PC
−1000)、HPC−Hを用い、化合物にプロムフエノール
ブルーを選択して溶出を調査した。
(対照処方) β−デンプン ブロムフエノールブルー 5mgβ−デンプン 240mg 計 245mg ブロムフエノールブルー 5mgHPC−H 240mg 計 245mg (本発明品処方) ブロムフエノールブルー 5mgふすまヘミセルロース凍結乾燥品 240mg 計 245mg β−デンプンは5分以内に100%溶出されてしまう
が、HPC−H及びヘミセルロースを徐放性基材として用
いた場合、6時間でも徐放効果が認められた。溶出試験
結果は第2図に示すとおりである。
実施例 3 ふすまヘミセルロース凍結乾燥品、ヘミセルロースエ
タノール沈殿物および対照としてHPC−Hをそれぞれ用
い、各々0.2gを秤取し、100kg/cm2で打錠後、40゜75%
の恒温恒湿槽に1週間放置した。デシケーター保存の開
始時(blank)錠剤と比較し、赤外水分計(メトラー、L
P16)を用い、乾燥重量の変化から平衡水分を求めた。
各点は繰り返し3回試行の平均で表した。結果を第3
図に示した。ヘミセルロース凍結乾燥品に比べ、ヘミセ
ルロースエタノール沈殿物はその製法上水分を多く含む
が、それぞれ吸湿による水分の増加はほとんど認められ
なかった。これに対し、対照のHPC−Hでは水分含量が
倍以上高くなり、吸湿性が高いことがわかる。
また、1週間後の形状変化が明らかで、特に粘性が大
きくなり、ガラス容器への付着が認められた。これに対
し、ヘミセルロースは凍結乾燥品、エタノール沈殿物の
両者共開始時の含水率とほとんど変わりなく、形状変化
も認められない。
以上の結果は、ヘミセルロースを用いることにより、
平衡水分の変動の極めて少ない、吸湿性の影響を受けな
い錠剤が得られることを示唆する。同時に、水分に対す
る安定性が悪い化合物を特殊な製剤技術を用いることな
く、混合成型するだけで、安定化が達成されることが予
測できる。
実施例 4 次にふすまヘミセルロースエタノール沈殿物が約0.2g
を秤取し、打錠圧を50、100、150、200kg/cm2に変化さ
せて錠剤を作成し、硬度を錠剤硬度計(Schleuniger2
E)を用いて測定した。結果を第4図に示す。打錠圧と
硬度の間には、良好な直線関係が成立する。300kg/cm2
以上で打錠すると、20kg/cm2以上の硬度が得られる。ま
た凍結乾燥品では、100kg/cm2の打錠圧で20kg/cm2以上
の硬度が確認された。
以上のことから、適当な硬度を有する錠剤を打錠圧の
調整により得られることが示された。
次に打錠圧が溶出に及ぼす影響について調べた。
実施例 5 気管支拡張薬として用いられるテオフイリンを医薬品
の一例とし、打錠圧および溶出試験液の液性が及ぼす影
響(徐放溶出への影響)について調べた。第5図に結果
を示す。処方は下記の通りに行った。
テオフイリン 10mgヘミセルロースエタノール沈殿物 200mg 計 210mg 打錠圧を100kg/cm2および1000kg/cm2に設定し、3つ
ずつ打錠後、それぞれpH1.2、4.01、6.8の3条件で溶出
させた。溶出曲線を比較すると、8時間後の打錠圧によ
る溶出の差は平均で5%前後であり、ほとんど打錠圧に
よる溶出の差はないと言える。このことは製剤技術上有
利である。また、pHの差による溶出の差もほとんど認め
られず、pH依存性のない一定の溶出が期待できる。溶出
試験は、日本薬局方(11局)規定の溶出試験に準じ、
(試験液にpH1.2、4.01、6.8の3種を選択し、パドル法
(回転数100rpm)にて行った。pHの依存性のない組成物
は、制御機構の精度の高い持続的な経口剤などの医薬品
ばかりでなく徐放性の機能を有する医薬部外品や食品な
ど幅広い応用が考えられる。
実施例 6 ふすまヘミセルロースは更に農薬や魚誘引剤の徐放化
に用いることが可能である。
農薬、特に除草剤として用いられる2,4−ジクロルフ
エノキシ酢酸を選択し、メタノール中ナトリウムメトキ
シドでナトリウム塩とした後、乾燥し、以下の処方で打
錠した。同様にブリやモツゴなどの魚の味刺激効果を有
するイノシン酸についても以下の処方で行った。
(処方) 2,4−ジクロロフエノキシ酢酸ナトリウム 50mgふすまヘミセルロースエタノール沈殿物 200mg 計 250mg 2,4−ジクロロフエノキシ酢酸ナトリウム 50mgβ−デンプン 200mg 計 250mg イノシン酸(5′−IMP) 50mgふすまヘミセルロースエタノール沈殿物 200mg 計 250mg イノシン酸(5′−IMP) 50mgβ−デンプン 200mg 計 250mg これら混合物を100kg/cm2で打錠し、イオン交換水で
溶出試験を行った。結果を第6図に示す。両者共β−デ
ンプンでは15分以内で100%へ溶出されるのに対し、ヘ
ミセルロースを用いた処方では徐放化の効果が認められ
た。
以上の様に、医薬品や健康食品、農薬、魚誘引剤など
一過性の放出ではあまり効果が期待できないものを徐放
化し、しかも安定性など二次的な利点を有する。
実施例 7 医療用、或いは健康食品や食品添加物として多く用い
られるアスコルビン酸を一例とし、徐放速度の調節を試
みた。
ヘミセルロースとは構造的に近く、しかも天然型であ
る結晶セルロース(アビセル301、旭化成)は、ふすま
ヘミセルロースの様な徐放効果は全くない。現在、日本
薬局方(11局)に収載されているものは結合剤、崩壊
剤、滑沢剤等として用いられる。処方はアスコルビン酸
10mgにヘミセルロースをそれぞれ、0、0.05、0.06、0.
07、0.08、0.09、0.10、0.15、0.20、0.30g加え、これ
に対応して結晶セルロースをそれぞれ、0.3、0.25、0.2
4、0.23、0.22、0.21、0.20、0.15、0.10、0g加え混合
後、200kg/cm2の打錠圧で直打した。溶出試験は、日本
薬局方(11局)規定の溶出試験に準じ、試験液にイオン
交換水を用いて、パドル法(回転数100rpm)で行った。
結果を第7図に示した。
ヘミセルロースが全く存在しない状態では溶出は1分
以内で100%に達した。ヘミセルロース含量を重量%
(賦形剤の)で表わすと、0、16.67、20.00、23.33、2
6.67、30.00、33.33、50、66.67、100%として示され
る。ヘミセルロース16.67%の時アスコルビン酸は1時
間で100%溶出されてしまうが、20%では徐放効果が著
明である。20%から33.33%までは比率と放出の間に相
関性がある(放出制御可能である)。
これに対し、50%以上のヘミセルロース含量ではほぼ
等しい放出曲線が得られた。このことから、ヘミセルロ
ースと他の賦形剤を適当な比率で混合することにより、
その放出を制御可能なことが確認された。また、徐放効
果は、ヘミセルロース含量で50%以上であればほとんど
差がないことから、錠剤や顆粒剤、散剤などの量的な削
減も可能となり、飲みやすく、また商業上有利である。
実施例 8 雄性ビーグル犬(体重10.0〜12.0kg)4頭を用い、薬
物に抗悪性腫瘍薬として臨床で用いられる5−FU(フル
オロウラシル)を選択して徐放性組成物および乳糖組成
物の錠剤を経口投与した。
各組成物はそれぞれ5−FU 50mgに対しヘミセルロー
スおよび直打用乳糖200mgを秤取し混合後、70kg/cm2
打錠した。
ビーグル犬は二群に分け、1錠ずつ絶食投与後、0.2
5、0.5、0.75、1、1.5、2、3、5時間後にそれぞれ
前腕静脈より採血して血中5−FUの濃度を測定した。測
定はHPLC法(薬学雑誌、105(11)、1058〜1064、198
5)を用いて行い結果を第8図に示した。
以上の結果により、ヘミセルロース組成物にはin viv
o投与実験でも徐放効果が確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のふすまヘミセルロースを基材とする錠
剤と、ヒドロキシプロピルセルロースを基材とする従来
法による錠剤とにおけるdl−マレイン酸クロルフエニラ
ミンの溶出時間についての比較試験の結果を示すもので
ある。 第2図は本発明のふすまヘミセルロースを基材とする錠
剤と、β−デンプンおよびヒドロキシプロピルセルロー
スを基材とする錠剤とにおけるブロムフエノールブルー
の溶出時間についての比較試験の結果を示すものであ
る。 第3図はふすまヘミセルロース凍結乾燥品、ふすまヘミ
セルロースエタノール沈殿物、およびヒドロキシプロピ
ルセルロースの平衡水分の変動を試験した結果を示す。 第4図はヘミセルロースエタノール沈殿物から調製した
錠剤の打錠圧と硬度との関係を示す図である。 第5図は打錠圧およびpHが薬剤の溶出に及ぼす影響を調
査した結果を示すもので、溶出挙動が打錠圧やpHに依存
しないで均一であることを示す図面である。 第6図は2,4−ジクロロフエノキシ酢酸ナトリウムおよ
びイノシン酸をヘミセルロースに配合した場合の徐放化
の効果を、β−デンプンにそれらを配合した場合との比
較で示す図面である。 第7図はヘミセルロースと結晶セルロースとの混合物に
よるL−アスコルビン酸の放出制御効果を示す図面であ
る。 第8図は5−FUのラクトース錠およびヘミセルロース錠
をビーグル犬に経口投与した場合の5−FUの血中濃度の
推移を示す図面である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦ふすまをアルカリ側で抽出して得られ
    るヘミセルロースまたは該ヘミセルロースを主成分とし
    て含有する小麦ふすま抽出物を少くともその一部とする
    基材に薬物を配合してなる徐放性組成物。
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