JP2683298B2 - ロータリコンプレッサ制御装置 - Google Patents
ロータリコンプレッサ制御装置Info
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- JP2683298B2 JP2683298B2 JP2416906A JP41690690A JP2683298B2 JP 2683298 B2 JP2683298 B2 JP 2683298B2 JP 2416906 A JP2416906 A JP 2416906A JP 41690690 A JP41690690 A JP 41690690A JP 2683298 B2 JP2683298 B2 JP 2683298B2
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- Y02B40/32—
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ロータリコンプレッサ
制御装置,特にロータリコンプレッサがモータで駆動さ
れる車載用の電気冷蔵庫(移動電気冷蔵庫)において,
交直両用の電源で駆動されると共に,ロータリコンプレ
ッサを最適な状態で駆動するようにしたロータリコンプ
レッサ制御装置に関するものである。
制御装置,特にロータリコンプレッサがモータで駆動さ
れる車載用の電気冷蔵庫(移動電気冷蔵庫)において,
交直両用の電源で駆動されると共に,ロータリコンプレ
ッサを最適な状態で駆動するようにしたロータリコンプ
レッサ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の様にバッテリを備え,バッテ
リを駆動源とする従来の電気冷蔵庫はレシプロカルコン
プレッサを用いて冷却していた。
リを駆動源とする従来の電気冷蔵庫はレシプロカルコン
プレッサを用いて冷却していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車等に搭載される
冷蔵庫,或いはコンテナ自体が冷蔵庫となっている場合
には,その冷却装置の小型軽量化が望まれており,その
ため運転状態に対応する制御を行うことができ,かつ小
型軽量化が可能なロータリコンプレッサを用いることが
望まれている。そしてさらに,移動中はバッテリで駆動
され,目的とする停車地等では商用交流電源でも駆動さ
れる交直両用車載用の電気冷蔵庫の実現が望まれる。
冷蔵庫,或いはコンテナ自体が冷蔵庫となっている場合
には,その冷却装置の小型軽量化が望まれており,その
ため運転状態に対応する制御を行うことができ,かつ小
型軽量化が可能なロータリコンプレッサを用いることが
望まれている。そしてさらに,移動中はバッテリで駆動
され,目的とする停車地等では商用交流電源でも駆動さ
れる交直両用車載用の電気冷蔵庫の実現が望まれる。
【0004】本発明は,上記の点に鑑みなされたもの
で,交直両用の電源駆動が可能で,ロータリコンプレッ
サによって冷却装置の小型軽量化がはかれる移動電気冷
蔵庫のロータリコンプレッサ制御装置を提供することを
目的としている。
で,交直両用の電源駆動が可能で,ロータリコンプレッ
サによって冷却装置の小型軽量化がはかれる移動電気冷
蔵庫のロータリコンプレッサ制御装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明のロータリコンプレッサ制御装置は,モー
タで駆動されるロータリコンプレッサを備え,庫内を冷
却する車載用の電気冷蔵庫において,直流電源を供給す
るバッテリと,整流部とインバータ部とを備え,商用交
流電圧を当該整流部で整流し,当該インバータ部で上記
バッテリ電圧に降下させるスイッチング電源部と,バッ
テリの直流電圧とスイッチング電源部からの直流電圧と
を切換える自動切換器と,自動切換器を介し供給される
バッテリ又はスイッチング電源部の直流電圧を受け,三
相交流電圧に変換した上でロータリコンプレッサを駆動
する上記モータにその電圧を供給するインバータ・パワ
ー部と,上記ロータリコンプレッサの運転状態を検出す
るために当該ロータリコンプレッサにもうけた圧力検出
部と,上記モータの運転状態を検出するために当該モー
タにもうけられた温度検出部と,商用交流電源投入時に
は上記自動切換器をスイッチング電源部側へ優先して切
換えさせ,外部から指定されるコントロール指令信号及
び上記ロータリコンプレッサ側からの圧力検出信号及び
上記モータ側からの温度検出信号の少なくとも3者に基
づき上記インバータ・パワー部への制御信号を生成する
と共に,モータ及び各回路部からの検出信号を受けその
異常状態を検出したとき警報信号を発生させる制御回路
とを備えてなることを特徴としている。
めに,本発明のロータリコンプレッサ制御装置は,モー
タで駆動されるロータリコンプレッサを備え,庫内を冷
却する車載用の電気冷蔵庫において,直流電源を供給す
るバッテリと,整流部とインバータ部とを備え,商用交
流電圧を当該整流部で整流し,当該インバータ部で上記
バッテリ電圧に降下させるスイッチング電源部と,バッ
テリの直流電圧とスイッチング電源部からの直流電圧と
を切換える自動切換器と,自動切換器を介し供給される
バッテリ又はスイッチング電源部の直流電圧を受け,三
相交流電圧に変換した上でロータリコンプレッサを駆動
する上記モータにその電圧を供給するインバータ・パワ
ー部と,上記ロータリコンプレッサの運転状態を検出す
るために当該ロータリコンプレッサにもうけた圧力検出
部と,上記モータの運転状態を検出するために当該モー
タにもうけられた温度検出部と,商用交流電源投入時に
は上記自動切換器をスイッチング電源部側へ優先して切
換えさせ,外部から指定されるコントロール指令信号及
び上記ロータリコンプレッサ側からの圧力検出信号及び
上記モータ側からの温度検出信号の少なくとも3者に基
づき上記インバータ・パワー部への制御信号を生成する
と共に,モータ及び各回路部からの検出信号を受けその
異常状態を検出したとき警報信号を発生させる制御回路
とを備えてなることを特徴としている。
【0006】
【実施例】図1ないし図3は一緒になって1つの図を構
成して本発明に係るロータリコンプレッサ制御装置の一
実施例構成を示している。図の配置関係は次の通りであ
る。即ち図1の左側に図2の右側が連結され,図1や図
2に示される(A)(B)……(G)が図3における
(A)(B)……(G)に電気的に接続される。1はロ
ータリコンプレッサであり,当該ロータリコンプレッサ
を用いることで移動電気冷蔵庫の小型軽量化が可能とな
る。モータ2は,例えば三相交流誘導電動機が用いら
れ,ロータリコンプレッサ1を駆動させる。当該モータ
2の駆動源は,端子3に接続される商用交流電源又はバ
ッテリ4の交直両用による2電源構成となっており,自
動車等で移動中にはバッテリ4の直流電圧が駆動源とな
り,また収集地,工場等商用交流電源が設備されている
停止地では商用交流電源に基づく直流電圧がその駆動源
として使用される。交直駆動源は自動切換器5によって
端子3に接続される商用交流電源に基づく直流電圧側と
バッテリ4の直流電圧側とが自動的に切換えられるよう
になっており,特に端子3に商用交流電源が接続される
と,リレー21の働きにより商用交流電源側の直流電圧
がバッテリ4側の直流電圧に優先してモータ2の駆動源
となるように構成されている。
成して本発明に係るロータリコンプレッサ制御装置の一
実施例構成を示している。図の配置関係は次の通りであ
る。即ち図1の左側に図2の右側が連結され,図1や図
2に示される(A)(B)……(G)が図3における
(A)(B)……(G)に電気的に接続される。1はロ
ータリコンプレッサであり,当該ロータリコンプレッサ
を用いることで移動電気冷蔵庫の小型軽量化が可能とな
る。モータ2は,例えば三相交流誘導電動機が用いら
れ,ロータリコンプレッサ1を駆動させる。当該モータ
2の駆動源は,端子3に接続される商用交流電源又はバ
ッテリ4の交直両用による2電源構成となっており,自
動車等で移動中にはバッテリ4の直流電圧が駆動源とな
り,また収集地,工場等商用交流電源が設備されている
停止地では商用交流電源に基づく直流電圧がその駆動源
として使用される。交直駆動源は自動切換器5によって
端子3に接続される商用交流電源に基づく直流電圧側と
バッテリ4の直流電圧側とが自動的に切換えられるよう
になっており,特に端子3に商用交流電源が接続される
と,リレー21の働きにより商用交流電源側の直流電圧
がバッテリ4側の直流電圧に優先してモータ2の駆動源
となるように構成されている。
【0007】スイッチング電源部6は整流部22及びイ
ンバータ部23を備え,端子3に接続された商用交流電
源を整流部22で直流に変換し,この変換された高電圧
の直流電圧をインバータ部23で低電圧に電圧変換し,
自動切換器5のリレー接点21−1ではバッテリ4と同
電圧となる直流電圧を生成している。従って自動切換器
5の自動切換えにより商用交流電源側の直流電圧又はバ
ッテリ4側の直流電圧のいずれ側に切換えてもインバー
タ・パワー部7へ略同一の直流電圧が供給される。
ンバータ部23を備え,端子3に接続された商用交流電
源を整流部22で直流に変換し,この変換された高電圧
の直流電圧をインバータ部23で低電圧に電圧変換し,
自動切換器5のリレー接点21−1ではバッテリ4と同
電圧となる直流電圧を生成している。従って自動切換器
5の自動切換えにより商用交流電源側の直流電圧又はバ
ッテリ4側の直流電圧のいずれ側に切換えてもインバー
タ・パワー部7へ略同一の直流電圧が供給される。
【0008】インバータ・パワー部7は三相交流誘導電
動機等の三相のモータ2に三相交流電圧を供給する制御
回路であり,6個のトランジスタ24及び6個のダイオ
ード25を備え,後に説明する制御回路8からの制御信
号がこれらのトランジスタ24に適宜印加されることに
よりモータ2の回転制御を行うようになっている。
動機等の三相のモータ2に三相交流電圧を供給する制御
回路であり,6個のトランジスタ24及び6個のダイオ
ード25を備え,後に説明する制御回路8からの制御信
号がこれらのトランジスタ24に適宜印加されることに
よりモータ2の回転制御を行うようになっている。
【0009】制御回路8は電源回路26,発振器27,
CPU28,LSI29,ベースドライブ回路30,検
出回路31,自動切換回路32及び表示回路33を備
え,電源回路26から電源供給を受け発振器27で発振
したタイミングパルスに応じて各回路を動作させてい
る。CPU28とLSI29との組合せで疑似正弦波を
作成すると共に,CPU28に入力される例えば急速冷
却等の外部からのコントロール指令信号,或いは検出回
路31で検出された各検出信号に応じ,電圧Vと周波数
fとのV−F制御及びPWM制御等を行ってロータリコ
ンプレッサ1を効率良く動作させる制御を行っている。
これらの制御信号はベースドライブ回路30を介してイ
ンバータ・パワー部7の各トランジスタ24に供給され
るようになっている。検出回路31は各回路部等に設け
られているセンサからの検出信号を受け,例えばロータ
リコンプレッサ1の圧力検出信号,モータ2やインバー
タ・パワー部7の温度検出信号を受けてロータリコンプ
レッサ1が最適条件で動作する上記V−F制御及びPW
M制御の制御信号をLSI29に出力し,また例えばイ
ンバータ・パワー部7へ過電圧が印加されたとき検出さ
れる過電圧検出信号や抵抗34で検出されるインバータ
・パワー部7の過電流検出信号を受けてインバータ・パ
ワー部7への制御信号生成阻止の制御信号をLSI29
に出力する。そして端子3に商用交流電源が接続された
ことを検出するAC検出信号を受けて自動切換回路32
に対し商用交流電源側の直流電圧に切換えさせるべき信
号を出力する。当該自動切換回路32は検出回路31か
ら上記商用交流電源側の直流電圧に切換えさせるべき信
号を受けると,直ちにリレー21を介しその共通接点2
1−2をリレー接点21−1側へ切換えさせるように動
作する。表示回路33は検出回路31に入力された各検
出信号に基づき,現在の駆動電源の種別,各回路部等の
異常発生の有無等を表示器へ表示させる信号を出力す
る。
CPU28,LSI29,ベースドライブ回路30,検
出回路31,自動切換回路32及び表示回路33を備
え,電源回路26から電源供給を受け発振器27で発振
したタイミングパルスに応じて各回路を動作させてい
る。CPU28とLSI29との組合せで疑似正弦波を
作成すると共に,CPU28に入力される例えば急速冷
却等の外部からのコントロール指令信号,或いは検出回
路31で検出された各検出信号に応じ,電圧Vと周波数
fとのV−F制御及びPWM制御等を行ってロータリコ
ンプレッサ1を効率良く動作させる制御を行っている。
これらの制御信号はベースドライブ回路30を介してイ
ンバータ・パワー部7の各トランジスタ24に供給され
るようになっている。検出回路31は各回路部等に設け
られているセンサからの検出信号を受け,例えばロータ
リコンプレッサ1の圧力検出信号,モータ2やインバー
タ・パワー部7の温度検出信号を受けてロータリコンプ
レッサ1が最適条件で動作する上記V−F制御及びPW
M制御の制御信号をLSI29に出力し,また例えばイ
ンバータ・パワー部7へ過電圧が印加されたとき検出さ
れる過電圧検出信号や抵抗34で検出されるインバータ
・パワー部7の過電流検出信号を受けてインバータ・パ
ワー部7への制御信号生成阻止の制御信号をLSI29
に出力する。そして端子3に商用交流電源が接続された
ことを検出するAC検出信号を受けて自動切換回路32
に対し商用交流電源側の直流電圧に切換えさせるべき信
号を出力する。当該自動切換回路32は検出回路31か
ら上記商用交流電源側の直流電圧に切換えさせるべき信
号を受けると,直ちにリレー21を介しその共通接点2
1−2をリレー接点21−1側へ切換えさせるように動
作する。表示回路33は検出回路31に入力された各検
出信号に基づき,現在の駆動電源の種別,各回路部等の
異常発生の有無等を表示器へ表示させる信号を出力す
る。
【0010】なお,9,10はノイズフィルタであり,
ノイズフィルタ9はACライン用のもの,ノイズフィル
タ10はDCライン用のものである。
ノイズフィルタ9はACライン用のもの,ノイズフィル
タ10はDCライン用のものである。
【0011】この様な構成のロータリコンプレッサ制御
装置を備えた移動電気冷蔵庫において,当該移動電気冷
蔵庫が自動車等に搭載されて移動しているときには,自
動車等のバッテリ4から駆動電源が供給される。すなわ
ち自動切換器5の共通接点21−2はこの時リレー接点
21−3と接続されており,スイッチ11を介してバッ
テリ4の直流電圧がインバータ・パワー部7へ供給され
る。そして制御回路8のベースドライブ回路30からイ
ンバータ・パワー部7の各トランジスタ24へロータリ
コンプレッサ1を最適条件で運転する制御信号が出力さ
れており,インバータ・パワー部7でそのための三相交
流電圧が生成され,モータ2に印加される。
装置を備えた移動電気冷蔵庫において,当該移動電気冷
蔵庫が自動車等に搭載されて移動しているときには,自
動車等のバッテリ4から駆動電源が供給される。すなわ
ち自動切換器5の共通接点21−2はこの時リレー接点
21−3と接続されており,スイッチ11を介してバッ
テリ4の直流電圧がインバータ・パワー部7へ供給され
る。そして制御回路8のベースドライブ回路30からイ
ンバータ・パワー部7の各トランジスタ24へロータリ
コンプレッサ1を最適条件で運転する制御信号が出力さ
れており,インバータ・パワー部7でそのための三相交
流電圧が生成され,モータ2に印加される。
【0012】商用交流電源が設備されている停止地や工
場等に当該移動電気冷蔵庫搭載の自動車等が到着したと
きには,端子3に商用交流電源が接続される。この端子
3に商用交流電源が接続されることにより検出回路31
から自動切換回路32を介して自動切換器5の共通接点
21−2をリレー接点21−1に接続する電源切換が行
われる。すなわち商用交流電源側のバッテリ4と同電圧
の直流電圧がバッテリ4側の直流電圧に優先してインバ
ータ・パワー部7へ供給される。この時,表示回路33
から商用交流電源駆動の信号が表示器へ送出される。
場等に当該移動電気冷蔵庫搭載の自動車等が到着したと
きには,端子3に商用交流電源が接続される。この端子
3に商用交流電源が接続されることにより検出回路31
から自動切換回路32を介して自動切換器5の共通接点
21−2をリレー接点21−1に接続する電源切換が行
われる。すなわち商用交流電源側のバッテリ4と同電圧
の直流電圧がバッテリ4側の直流電圧に優先してインバ
ータ・パワー部7へ供給される。この時,表示回路33
から商用交流電源駆動の信号が表示器へ送出される。
【0013】制御回路8の動作は上記バッテリ4の直流
電源駆動の場合と同じであり,ロータリコンプレッサ1
を最適条件で運転する制御信号が,特にロータリコンプ
レッサ1における圧力を検出した信号とモータ2におけ
る温度を検出した信号とがインバータ・パワー部7へ出
力されている。
電源駆動の場合と同じであり,ロータリコンプレッサ1
を最適条件で運転する制御信号が,特にロータリコンプ
レッサ1における圧力を検出した信号とモータ2におけ
る温度を検出した信号とがインバータ・パワー部7へ出
力されている。
【0014】インバータ・パワー部7への過電圧印加,
或いは過電流等の異常が検出されたときには制御回路8
からインバータ・パワー部7への上記制御信号の供給が
阻止され,装置の保護が行われる。
或いは過電流等の異常が検出されたときには制御回路8
からインバータ・パワー部7への上記制御信号の供給が
阻止され,装置の保護が行われる。
【0015】またロータリコンプレッサ1の起動時に
は,PWM制御によりモータ2を滑らかに回転させるた
めの制御信号が制御回路8からインバータ・パワー部7
へ供給されるので,ソフト・スタートができ,従って起
動電流も小さく,バッテリ4の電源駆動の時にはバッテ
リ4が保護される。
は,PWM制御によりモータ2を滑らかに回転させるた
めの制御信号が制御回路8からインバータ・パワー部7
へ供給されるので,ソフト・スタートができ,従って起
動電流も小さく,バッテリ4の電源駆動の時にはバッテ
リ4が保護される。
【0016】図4ないし図7は一緒になって1つの図を
構成しており,本発明に係るロータリコンプレッサ制御
装置の他の実施例構成を示しており,図1のものと同一
のものは同一符号が付されている。図の配置関係は次の
通りである。即ち図4の左側に図5と図6とが連結さ
れ,図5は図6の上部に位置する。そして図4ないし図
6における(A)(B)……(G)が図7における
(A)(B)……(G)に電気的に接続される。
構成しており,本発明に係るロータリコンプレッサ制御
装置の他の実施例構成を示しており,図1のものと同一
のものは同一符号が付されている。図の配置関係は次の
通りである。即ち図4の左側に図5と図6とが連結さ
れ,図5は図6の上部に位置する。そして図4ないし図
6における(A)(B)……(G)が図7における
(A)(B)……(G)に電気的に接続される。
【0017】ロータリコンプレッサ1を駆動する三相交
流誘導電動機等のモータ2は,量産され安価な一般汎用
の高電圧仕様(100V,200V)が使用されてい
る。従ってモータ2には高い電圧を印加する方が汎用モ
ータが使用できるので有利であることに基づき,図4で
はモータ2に高電圧が印加される構成としている。
流誘導電動機等のモータ2は,量産され安価な一般汎用
の高電圧仕様(100V,200V)が使用されてい
る。従ってモータ2には高い電圧を印加する方が汎用モ
ータが使用できるので有利であることに基づき,図4で
はモータ2に高電圧が印加される構成としている。
【0018】整流回路12は端子3に接続された商用交
流電源を直流電圧に変換し,自動切換器5のリレー接点
21−3にその直流電圧が印加されるようになされてい
る。
流電源を直流電圧に変換し,自動切換器5のリレー接点
21−3にその直流電圧が印加されるようになされてい
る。
【0019】昇圧スイッチング部13はバッテリ4の直
流電圧を発振IC35で高周波発振させ,高周波昇圧ト
ランス36を用い昇圧させて高電圧の高周波を発生させ
ている。
流電圧を発振IC35で高周波発振させ,高周波昇圧ト
ランス36を用い昇圧させて高電圧の高周波を発生させ
ている。
【0020】整流部14は昇圧スイッチング部13で発
生した高電圧の高周波を直流に整流し,自動切換器5の
リレー接点21−1にその直流電圧が印加されるように
なされている。ここで当該リレー接点21−1に印加さ
れる直流電圧は,リレー接点21−3に印加される商用
交流電源に基づく直流電圧と同電圧になるように上記昇
圧スイッチング部13で調整されている。従って自動切
換器5により端子3に接続された商用交流電源側の直流
電圧とバッテリ4の直流電圧とが切換えられても,イン
バータ・パワー部7へは略同一の直流電圧が供給され
る。
生した高電圧の高周波を直流に整流し,自動切換器5の
リレー接点21−1にその直流電圧が印加されるように
なされている。ここで当該リレー接点21−1に印加さ
れる直流電圧は,リレー接点21−3に印加される商用
交流電源に基づく直流電圧と同電圧になるように上記昇
圧スイッチング部13で調整されている。従って自動切
換器5により端子3に接続された商用交流電源側の直流
電圧とバッテリ4の直流電圧とが切換えられても,イン
バータ・パワー部7へは略同一の直流電圧が供給され
る。
【0021】なお15は保護回路であり,上記昇圧スイ
ッチング部13が何んらかの原因で過電圧,過電流状態
となったとき,当該保護回路15がこの異常状態を検出
し,フォトトランジスタを介して発振ICの発振を停止
させ,昇圧スイッチング部13の保護を行うようになっ
ている。
ッチング部13が何んらかの原因で過電圧,過電流状態
となったとき,当該保護回路15がこの異常状態を検出
し,フォトトランジスタを介して発振ICの発振を停止
させ,昇圧スイッチング部13の保護を行うようになっ
ている。
【0022】この様に構成された図4ないし図7の動作
は,上記説明の如くモータ2の良好なトルクを得るため
インバータ・パワー部7へ供給される直流電圧を図1な
いし図3の構成のものに比べ高圧電にしている点を除き
図1の構成のものと同一であるので,その説明を省略す
る。
は,上記説明の如くモータ2の良好なトルクを得るため
インバータ・パワー部7へ供給される直流電圧を図1な
いし図3の構成のものに比べ高圧電にしている点を除き
図1の構成のものと同一であるので,その説明を省略す
る。
【0023】なお,図4ないし図7の構成のものは商用
交流電源を整流回路12で整流するだけで利用でき,バ
ッテリ4側では高周波で昇圧するようにしているのでト
ランスが小さくてすみ,装置の小型化が可能となる。そ
してモータ2への三相交流電圧を100V,200Vに
調整しておけば汎用の三相モータを利用することができ
る。
交流電源を整流回路12で整流するだけで利用でき,バ
ッテリ4側では高周波で昇圧するようにしているのでト
ランスが小さくてすみ,装置の小型化が可能となる。そ
してモータ2への三相交流電圧を100V,200Vに
調整しておけば汎用の三相モータを利用することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,ロ
ータリコンプレッサを用いて冷却することができるので
冷却装置の小型軽量化がはかれ,また交直両用で駆動す
ることができ,かつ商用交流電源が設備されている所で
はバッテリに優先して当該商用交流電源を利用できる。
従ってバッテリの不用の放電が防止できる。また制御回
路によるPWM制御等でソフトスタートが可能となる。
またロータリコンプレッサの運転状態を圧力検出信号に
て検出し,モータの運転状態を温度検出信号で検出して
おり,最適な運転状態を得ることができる。
ータリコンプレッサを用いて冷却することができるので
冷却装置の小型軽量化がはかれ,また交直両用で駆動す
ることができ,かつ商用交流電源が設備されている所で
はバッテリに優先して当該商用交流電源を利用できる。
従ってバッテリの不用の放電が防止できる。また制御回
路によるPWM制御等でソフトスタートが可能となる。
またロータリコンプレッサの運転状態を圧力検出信号に
て検出し,モータの運転状態を温度検出信号で検出して
おり,最適な運転状態を得ることができる。
【図1】本発明に係るロータリコンプレッサ制御装置の
一実施例構成の一部である。
一実施例構成の一部である。
【図2】図1に一緒になって構成される実施例の一部で
ある。
ある。
【図3】図1に一緒になって構成される実施例の一部で
ある。
ある。
【図4】本発明に係るロータリコンプレッサ制御装置の
他の実施例構成である。
他の実施例構成である。
【図5】図4に一緒になって構成される実施例の一部で
ある。
ある。
【図6】図4に一緒になって構成される実施例の一部で
ある。
ある。
【図7】図4に一緒になって構成される実施例の一部で
ある。
ある。
1 ロータリコンプレッサ 2 モータ 3 端子 4 バッテリ 5 自動切換器 6 スイッチング電源部 7 インバータ・パワー部 8 制御回路 9,10 ノイズフィルタ 12 整流回路 13 昇圧スイッチング部 14 整流部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 7/63 302 H02P 7/63 302
Claims (2)
- 【請求項1】 モータで駆動されるロータリコンプレッ
サを備え,庫内を冷却する車載用の電気冷蔵庫におい
て, 直流電源を供給するバッテリと, 整流部とインバータ部とを備え,商用交流電圧を当該整
流部で整流し,当該インバータ部で上記バッテリ電圧に
降下させるスイッチング電源部と, バッテリの直流電圧とスイッチング電源部からの直流電
圧とを切換える自動切換器と, 自動切換器を介し供給されるバッテリ又はスイッチング
電源部の直流電圧を受け,三相交流電圧に変換した上で
ロータリコンプレッサを駆動する上記モータにその電圧
を供給するインバータ・パワー部と, 上記ロータリコンプレッサの運転状態を検出するために
当該ロータリコンプレッサにもうけた圧力検出部と, 上記モータの運転状態を検出するために当該モータにも
うけられた温度検出部と, 商用交流電源投入時には上記自動切換器をスイッチング
電源部側へ優先して切換えさせ,外部から指定されるコ
ントロール指令信号及び上記ロータリコンプレッサ側か
らの圧力検出信号及び上記モータ側からの温度検出信号
の少なくとも3者に基づき上記インバータ・パワー部へ
の制御信号を生成すると共に,モータ及び各回路部から
の検出信号を受けその異常状態を検出したとき警報信号
を発生させる制御回路とを備えてなることを特徴とする
ロータリコンプレッサ制御装置。 - 【請求項2】 モータで駆動されるロータリコンプレッ
サを備え,庫内を冷却する車載用の電気冷蔵庫におい
て, 商用交流電圧を整流する整流回路と, 直流電源を供給するバッテリと, 高周波発振部及び高周波昇圧トランスを備え,当該バッ
テリの直流電圧を当該高周波昇圧トランスで高周波電圧
に変換し,その後この高周波電圧を整流したとき得られ
る直流電圧が上記商用交流電圧を整流回路で直流に変換
した直流電圧と同電圧となるべき高周波電圧を発生させ
る昇圧スイッチング部と, 昇圧スイッチング部から出力される高周波電圧を直流に
変換する整流部と, 当該整流部から得られたバッテリ電圧に基づく直流電圧
と上記整流回路から得られた商用交流電圧に基づく直流
電圧とを切換える自動切換器と, 自動切換器を介し供給される整流回路又は整流部の直流
電圧を受け,三相交流電圧に変換した上でロータリコン
プレッサを駆動する上記モータにその電圧を供給するイ
ンバータ・パワー部と, 上記ロータリコンプレッサの運転状態を検出するために
当該ロータリコンプレッサにもうけた圧力検出部と, 上記モータの運転状態を検出するために当該モータにも
うけられた温度検出部と, 商用交流電源投入時には上記自動切換器をスイッチング
部側へ優先して切換えさせ,外部から指定されるコント
ロール指令信号及び上記ロータリコンプレッサ側からの
圧力検出信号及び上記モータ側からの温度検出信号の少
なくとも3者に基づき上記インバータ・パワー部への制
御信号を生成すると共に,モータ及び各回路部からの検
出信号を受けその異常状態を検出したときその警報信号
を発生させる制御回路とを備えてなることを特徴とする
ロータリコンプレッサ制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416906A JP2683298B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | ロータリコンプレッサ制御装置 |
DE4142534A DE4142534A1 (de) | 1990-12-28 | 1991-12-21 | Rotationskompressor-steuersystem fuer ein elektrisches kuehlgeraet |
US08/174,164 US5488279A (en) | 1990-12-28 | 1993-12-27 | Dual power refrigerator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416906A JP2683298B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | ロータリコンプレッサ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241782A JPH04241782A (ja) | 1992-08-28 |
JP2683298B2 true JP2683298B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=18525084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2416906A Expired - Fee Related JP2683298B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | ロータリコンプレッサ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683298B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003012298A1 (fr) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Sawafuji Electric Co., Ltd. | Compresseur rotatif et son dispositif de commande |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59578U (ja) * | 1982-06-24 | 1984-01-05 | 世晃産業株式会社 | 交流・直流両用ブロワ |
JPS6030973U (ja) * | 1983-08-04 | 1985-03-02 | 三洋電機株式会社 | 冷蔵庫 |
JPS6438547A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Mitsubishi Electric Corp | Control device for air conditioner |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2416906A patent/JP2683298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003012298A1 (fr) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Sawafuji Electric Co., Ltd. | Compresseur rotatif et son dispositif de commande |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04241782A (ja) | 1992-08-28 |
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