JP2683110B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2683110B2 JP1195630A JP19563089A JP2683110B2 JP 2683110 B2 JP2683110 B2 JP 2683110B2 JP 1195630 A JP1195630 A JP 1195630A JP 19563089 A JP19563089 A JP 19563089A JP 2683110 B2 JP2683110 B2 JP 2683110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学走査により読取られた画像を電気信号
に変換して出力する画像読取装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、小規模コンピユータのバスインターフエースと
してSCSI(Small Computer System Interface)がANSI
X3.131-1986として制定されている。
従来、このSCSIバスに接続されたホストコンピユータ
と原稿読取装置との間で画像信号を授受する場合、原稿
読取装置はホストコンピユータから一旦読取り指示を受
けると、原稿読取り動作が完了する迄はSCSIバスに接続
されたままになるように構成されていた。
[発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、例えば、原稿読取装置における原稿露
光用に蛍光灯を用いた場合、蛍光灯の光量は蛍光灯の温
度により所定光量に達する迄に1秒から数10秒要するこ
とがあり、次のような欠点があった。
(1) 光量補正処理が終了するまでホストコンピユー
タは、他の処理を行なうことができなかった。
(2) SCSIバスに接続した他の装置は、光量補正処理
が終了するまで、SCSIバスを他の作業のために使うこと
ができなかった。
また、原稿を読取位置に自動送給する装置を用いた場
合、原稿自動送給装置による原稿送給処理に1秒から2
秒要することがあり、次のような欠点があった。
(1) 原稿送給処理が終了するまでホストコンピユー
タは、他の処理を行うことができなかった。
(2) SCSIバスに接続した他の装置は、原稿送給処理
が終了するまで、SCSIバスを他の作業のために使うこと
ができなかった。
[問題を解決するための手段] 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので原稿を露光
するための光源と、前記光源により露光された原稿画像
を光電変換して読取る読取手段と、前記読取手段からの
画像信号をバスを介して外部機器に送出する送出手段と
を有し、前記光源の光量補正動作中は前記バスとの接続
を開放状態とする画像読取装置を提供するものであり、
また、原稿を読取位置に送給する送給手段と、前記送給
手段により送給された原稿画像を光電変換して読取る読
取手段と、前記読取手段からの画像信号をバスを介して
外部機器に送出する送出手段とを有し、前記送給手段に
よる原稿の読取位置への送給中は前記バスとの接続を開
放状態とする画像読取装置を提供するものである。
[実施例] 第1図は、本発明を適用した画像処理システムのシス
テム構成を示すブロツク図である。1、2はシステム制
御用のホストコンピユータ、3は原稿台に載置された原
稿の文書情報をCCD等の撮像素子によって電気信号化す
る原稿読取装置(以下、スキヤナという)、4はハード
デイスクからなる外部メモリであって、システム制御用
プログラムや画像情報等が記憶される。5はレーザービ
ームプリンタ等の電気信号化された情報に基づき記録材
上に像記録する高速プリンタである。6はホストコンピ
ユータ、スキヤナ、ハードデイスク、プリンタとの間を
電気的に接続するSCSIバスである。
第2図に、スキヤナの読取り走査部の縦断面図を示
す。原稿は原稿自動送給装置兼原稿ガラス用圧板22と原
稿台ガラス板20との間に下向きに置かれ、モルトプレン
等の軟質材から成っている押圧部材21により原稿台ガラ
ス板20のガラス面に押圧される。原稿は蛍光灯23により
露光され、その反射光がミラー24、25、26、レンズ27を
介して、列状に配列された複数の受光素子を有したCCD
(イメージセンサ)28の面上に集光するように光路33が
形成されている。摺動台30は蛍光灯23とミラー24を搭載
し、摺動台31はミラー25、ミラー26を搭載し、軸29にそ
って副走査移動を行なう。摺動台30と摺動台31は相対速
度2対1で、DCサーボモータによってPLLをかけながら
移動する。フラツトベツドスキヤンの場合、摺動台30
は、矢印Bで示す位置から読取りを開始し、矢印Dの方
向に移動して、原稿台ガラス板20上の原稿画像をCCD28
の面上に集光する。CCD28は入射光を光電変換し、1ラ
イン毎に順次読取った画像濃淡を示す8ビツトのデジタ
ル画像信号を出力する。
原稿自動送給装置35は原稿ガラド部材44と原稿自動送
給装置カバー40と5個の原稿送りローラ41とそれらに対
向する従動ローラ42とにより原稿を矢印50から矢印51に
向かって送給する。原稿自動送給装置35を使用した場
合、摺動台30の読取り位置は、矢印Cで示す位置にな
る。矢印50方向から挿入された原稿の先端が読取り位置
Cに達すると、原稿の読取りを開始し、摺動台は移動せ
ず原稿を移動することにより原稿画像全面を読取り、読
取り終了後原稿は矢印51に示す方向に排出される。
原稿自動送給装置カバー40は原稿が原稿自動送給装置
35内に詰まったとき支点43を中心として矢印52に示す方
向に開き、原稿を取り出すためのものである。
光量補正用の白色基準板32は均一に白色塗装を施さ
れ、原稿台ガラス板20に接着されている。光量補正を行
なう場合、摺動台30の読取り位置は、矢印Aで示す位置
になる。
第3図は、スキヤナ3の回路構成を示すブロツク図で
ある。
71はマイクロコンピユータからなる中央処理部(CP
U)である。72はROM(リードオンリメモリ)であって、
スキヤナ制御用のプログラムがあらかじめ書き込まれて
おり、CPU71はROM72のプログラムによって制御動作す
る。73はRAM(ランダムアクセスメモリ)であって、CPU
71のワーキングメモリとして用いられる。28はCCDであ
って、列状に配列された複数の受光素子を有し、原稿の
文書情報を電気信号化する。75はCCDドライバー回路で
あって、CCD74を駆動するためのものである。76はアン
プであって、CCD74から出力された電気信号を増幅す
る。77はA/Dコンバータであって、AMP76から出力された
アナログ信号をデジタル信号に変換するためのものであ
る。78は画像処理回路であって、A/Dコンバータ77から
出力されたデジタル画像信号のシエーデイング補正、拡
大、縮小、ネガポジ反転、切り出しなどの画像処理を行
なうためのものである。
79はバツフアーRAMであって、画像処理回路78から出
力された画像信号を、主走査1ライン単位で格納する複
数ライン分の画像メモリである。80はSCSIコントローラ
であって、SCSIバス94(第1図SCSIバス6に対応)を介
してホストコンピユータ1又は2と画像信号の送信、コ
マンド受信、ステータス送信などをSCSI通信を行なうた
めのものである。
81はタイミング回路であって、CCDドライバー75や画
像処理回路78のためのタイミング信号を発生する。82は
アドレスコントローラであって、画像処理回路78から出
力される画像信号をバツフアーRAM79に書き込むときの
アドレスや、バツフアーRAM79からSCSIコントローラ80
に画像信号を読み出すためのアドレスを発生する。
83はCPUバスであって、CPU71とROM72、RAM73、画像処
理回路78、タイミング回路81、アドレスコントローラ82
などを電気的に接続する。
23は原稿を照射するための蛍光灯である。85は蛍光灯
84を点灯するための電源であって、CPU71の指示によっ
て、蛍光灯84の点灯、消灯を行なう。86はモータであっ
て、第2図の摺動台30、31を副走査移動させる。87はモ
ータ86を駆動するためのモータドライバーである。88は
ホームポジシヨン位置検出センサーであって、第2図摺
動台30の読取り開始位置Bを検出するためのものであ
る。89は第2図の原稿自動送給装置22の原稿送りローラ
41を回転させるためのモータである。90はモータ89を駆
動するためのモータドライバーである。91は原稿が原稿
自動送給装置35に挿入されたことを検知するための原稿
センサーである。92は原稿の先端が読取り位置Cの直線
に達したことを検知するための読取り位置検出センサー
である。93は原稿自動送給装置カバー40の開閉状態を検
知するためのカバーセンサーである。94はホストコンピ
ユータ1又は2とスキヤナ3との間を電気的に接続する
SCSIバスであり、スキヤナ3のCCD28で読取られた画像
信号はSCSIコントローラ80からSCSIバス94に送出され
る。
次に、蛍光灯23の光量補正について説明する。蛍光灯
23により照射された白色基準板32の画像はCCD28に導か
れる。CCD28より出力された電気信号はアンプ76により
増幅されA/Dコンバータ77によりデジタル信号化された
出力Voとして取り出される。蛍光灯の特性として蛍光灯
の電源投入から一定の光量に達するまでに時間がかかる
ため、出力Voと電源投入からの時間の関係は第4図の様
になる。出力Voが画像読み込みに適当な値Vsに達する時
間t1は、蛍光灯の温度により1秒〜数10秒の間で変化す
る。従って、光量補正のために、CPU71はA/Dコンバータ
77の出力Voを画像処理回路78を介してモニタし、蛍光灯
23への電源投入後に出力VoがVsに達したか否かを判断
し、Vsに達したならば、蛍光灯23の光量が画像読取りに
十分であるとして、光量補正動作を終える。
次に第5図のホストコンピユータのシステムフローチ
ヤートにより、原稿画像読取りのシーケンスについて説
明する。
ステツプ1でホストコンピユータ1又は2は、スキヤ
ナ3にMode Select、Define Window Parametersコマン
ドを発行して、読取り原稿のサイズ、解像度等のパラメ
ータを設定する。
ステツプ2でホストコンピユータ1又は2は、スキヤ
ナ3にSCANコマンドを発行して、原稿画像読取りのため
の前処理の開始を指示する。スキヤナ3はこのコマンド
を受けたら、後述のデイスコネクト処理を行ない、更に
モータ86を駆動して第2図の摺動台30を矢印Aの位置に
移動して、蛍光灯23を点灯し、前述の光量補正を行な
う。次にフラツトベツドスキヤンの場合はモータ86によ
り摺動台30を矢印Bの位置に移動する。一方、原稿自動
送給装置22を使用した場合はモータ86により摺動台30を
矢印Cの位置に移動し、更にモータ89によりローラ41を
駆動し、原稿を矢印50方向から原稿の先端が読取り位置
Cに達するまで送給する。以上のスキヤン前処理が終了
したあと、スキヤナ3は後述のリセレクシヨン処理を行
なう。
ステツプ3でホストコンピユータ1又は2は、スキヤ
ナ3にREADコマンドを発行して、1ライン毎に原稿の読
取りを行なわせしめる。
ステツプ4でホストコンピユータ1又は2は、スキヤ
ナ3が原稿の全ラインを読取ったかチエツクして、まだ
終了していなかったらステツプ3、4の処理を繰り返
す。
次に第6図により本実施例におけるSCSIバスのフエー
ズについて説明する。SCSIバスに接続した各装置は、第
6図に示すフエーズを矢印の順に制御し、コマンド処理
を行なう。
70のバスフリーフエーズは、SCSIバスを各装置が使用
していない状態である。
71のアービトレーシヨンフエーズは、SCSIバスに接続
した装置がバスの使用権を獲得するためのフエーズであ
る。
72のセレクシヨンフエーズは、71のアービトレーシヨ
ンフエーズでSCSIバスの使用権を獲得した装置(以下、
イニシエータと呼ぶ)が他の装置(以下、ターゲツトと
呼ぶ)を選択し論理的に接続するためのフエーズであ
る。73のコマンドフエーズは、ターゲツトがイニシエー
タから一連のコマンドを受け取るためのフエーズであ
る。
74のデータフエーズは、イニシエータとターゲツトと
の間でデータの授受を行なうためのフエーズである。
75のステータスフエーズは、ターゲツトがコマンドの
実行結果をイニシエータに転送するためのフエーズであ
る。コマンドが正常終了したら、Goodステータス(00
h)を転送し、コマンドがエラー終了したら、Check Con
ditionステータス(02h)を転送する。
76のメツセージインフエーズは、ターゲツトがイニシ
エータにメツセージを転送するためのフエーズである。
コマンドの実行が終了したらコマンドコンプリートメツ
セージ(00h)を転送する。SCSIバスを一時的に開放す
るときはデイスコネクトメツセージ(04h)を転送す
る。
77のリセレクシヨンフエーズは、76のメツセージイン
フエーズでデイスコネクトメツセージを転送しSCSIバス
を一時的に開放したターゲツトがイニシエータを選択し
論理的に再接続するためのフエーズである。
次に第5図ステツプ2のスキヤン前処理(SCANコマン
ド)におけるスキヤナ3のCPU71の制御動作について、
第7図の詳細フローチヤートにより説明する。
スキヤナ3との接続を希望するホストコンピユータ1
又は2は、SCSIバス6がバスフリーフエーズであること
を確認したら、これをアービトレーシヨンフエーズに
し、バス使用権を獲得する。次にホストコンピユータ1
又は2はSCSIバス6をセレクシヨンフエーズにし、スキ
ヤナ3を選択する、ここで、ホストコンピユータ1又は
2とスキヤナ3は論理的に接続される。これ以後、SCSI
のバスフエーズの制御はスキヤナ3が行なう。そこで、
スキヤナ3はSCSIバス6をコマンドフエーズにし、ホス
トコンピユータ1又は2からコマンドを受信し、さらに
データフエーズにしてパラメータリストを受信する(第
7図のステツプ21)。第8図は、SCANコマンド及びパラ
メータリストの例である。バイト0からバイト5までの
6バイトのCDB(Command Descriptor Block)と1バイ
トのパラメータリストからなる。
次にスキヤナ3は、SCSIバス6をメツセージインフエ
ーズにし、デイスコネクトメツセージをホストコンピユ
ータ1又は2に送信し、SCSIバス6をバスフリー状態
(開放状態)にする(ステツプ22)。このメツセージを
受信したホストコンピユータ1又は2は、リセレクシヨ
ンされるまで他の処理を行なうことができる。また、こ
の開放状態にあるSCSIバス6に接続している他の装置
は、他の処理にこのバス6を使用することができる。例
えば、第1図において、ホストコンピユータ1とスキヤ
ナ3がこのデイスコネクト処理を行なった装置だとする
と、このバスフリー状態の間を利用してホストコンピユ
ータ2はハードデイスク4や、プリンタ5にアクセスす
ることができる。
次にスキヤナ3は、前述の様に蛍光灯23を点灯し、光
量補正を行なう(ステツプ23)。そして、原稿自動送給
装置22(ADF)を使用する場合には、モータ89によりロ
ーラ41を駆動し、前述の様に原稿を第2図矢印50方向か
ら原稿の先端が読取り位置検出センサー92により検知さ
れる読取り位置Cに達するまで送給する(ステツプ24、
25)。
次にスキヤナ3は、SCSIバス6がバスフリーフエーズ
であることを確認したら、これをアービトレーシヨンフ
エーズにし、バス使用権を獲得し、さらにSCSIバス6を
リセレクシヨンフエーズにし、ホストコンピユータ1を
選択する(ステツプ26)。
そして、SCSIバス6をステータスフエーズにし、SCAN
コマンドが正常終了したので、Goodステータス(00h)
をホストコンピユータ1に転送する(ステツプ27)。
次にスキヤナ3は、SCSIバス6をメツセージインフエ
ーズにし、SCANコマンドがすべて終了したので、コマン
ドコンプリートメツセージ(00h)をホストコンピユー
タ1に転送し、SCSIバス6をバスフリーフエーズしスキ
ヤン前処理(SCANコマンド)終了する(ステツプ28)。
尚、本実施例では露光用光源に蛍光灯を用いたが、他
の種の光源を用いてもよいことは言う迄もない。また、
光源の光量をCCDで兼用して検出する構成以外に専用の
光センサを用いてもよいし、また、光源の種類によって
は光源の端子電圧に基づいて光量検出とすることもでき
る。
[発明の効果] 以上述べたように、原稿露光用の光源の光量補正中は
バスを開放状態とするように構成したことにより、その
間にホストコンピユータ等の外部機器は、他の処理を行
なうことができ、また、このバスに接続している他の装
置は、他の処理にこのバスを使用することができる効果
がある。
また、原稿自動送給装置による原稿送給処理中はバス
を開放状態とするように構成したことにより、その間に
ホストコンピユータ等の外部機器は、他の処理を行なう
ことができ、また、このバスに接続している他の装置
は、他の処理にこのバスを使用することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した画像処理システムのシステム
構成ブロツク図、 第2図はスキヤナの読取り走査部の縦断面図、 第3図はスキヤナの回路構成を示すブロツク図、 第4図はスキヤナの光電変換部の出力と時間との関係を
示す特性曲線を示す図、 第5図はホストコンピユータのシステムフローチヤート
図、 第6図は画像処理システムのSCSIバスのフエーズを示す
図、 第7図はスキヤナのスキヤン前処理の詳細フローチヤー
ト図、 第8図はスキヤナのSCANコマンドの構成を示す図であ
り、 1、2はホストコンピユータ、3はスキヤナ、4はハー
ドデイスク、5はプリンタ、6はSCSIバス、23は蛍光
灯、28はCCDである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を露光するための光源と、前記光源に
    より露光された原稿画像を光電変換して読取る読取手段
    と、前記読取手段からの画像信号をバスを介して外部機
    器に送出する送出手段とを有し、前記光源の光量補正動
    作中は前記バスとの接続を開放状態とすることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を読取位置に送給する送給手段と、前
    記送給手段により送給された原稿画像を光電変換して読
    取る読取手段と、前記読取手段からの画像信号をバスを
    介して外部機器に送出する送出手段とを有し、前記送給
    手段による原稿の読取位置への送給中は前記バスとの接
    続を開放状態とすることを特徴とする画像読取装置。
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