JP2681548B2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2681548B2
JP2681548B2 JP8609491A JP8609491A JP2681548B2 JP 2681548 B2 JP2681548 B2 JP 2681548B2 JP 8609491 A JP8609491 A JP 8609491A JP 8609491 A JP8609491 A JP 8609491A JP 2681548 B2 JP2681548 B2 JP 2681548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用の冷房
装置等に好適に用いられる空調装置に関し、特に、冷媒
中の潤滑油が不足しているか、否かを検出できるように
した空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車,住宅等には冷房装置,
暖房装置等の空調装置が装備され、室内に暖気または冷
気を供給するようになっている。
【0003】そこで、図4ないし図7に従来技術の空調
装置としての自動車用の冷房装置を例に挙げて示す。
【0004】図中、1は冷房サイクルを示し、該冷房サ
イクル1は潤滑油を含むアンモニア、フロンガス等の冷
媒Fが循環する流路を形成した配管2と、該配管2の途
中に冷媒Fの循環方向(図中、矢示A方向)に沿って順
次設けられたコンプレッサ3,凝縮器4および蒸発器5
とから構成され、該蒸発器5はその吸熱面が運転室(図
示せず)内へと臨むようになっている。一方、コンプレ
ッサ3はエンジン6と電磁クラッチ7を介して接続さ
れ、該電磁クラッチ7はエンジン6の回転をコンプレッ
サ3に伝達する。そして、冷媒Fはコンプレッサ3によ
り圧縮された後、凝縮器4、蒸発器5を通る間に、順
次、高圧気体→高圧液体→低圧気体と相転移すると共
に、該蒸発器5においては液体から気体に相転移すると
きに、運転室内から熱を奪って該運転室内を冷房するよ
うになっている。
【0005】8は凝縮器4と蒸発器5との間に位置して
配管2の途中に設けられ、液体状態となった冷媒Fを一
時的に蓄えるレシーバタンクで、該レシーバタンク8に
は覗窓8Aが設けられ、該覗窓8Aで冷媒Fの液化状況
を目視できるようになっている。
【0006】ここで、該レシーバタンク8は図5に示す
如く配管2の一部をなす導入管2Aと導出管2Bとに接
続され、その内部には除湿剤9が配設されている。そし
て、該レシーバタンク8は凝縮器4からの気液混合冷媒
を導入管2Aを介して導入させ、この冷媒F中の水分を
除湿剤9で除湿しつつ、液体(液相)状態の冷媒Fを導
出管2Bから後述の膨張弁10側に向けて矢示A方向に
流通させるようになっている。
【0007】10はレシーバタンク8と蒸発器5との間
に位置して配管2の途中に設けられた膨張弁で、該膨張
弁10は減圧弁等によって構成され、レシーバタンク8
から液相状態となって導出されてくる冷媒Fを所定圧ま
で減圧させて矢示A方向に流通させる。そして、該膨張
弁10で減圧された冷媒Fは蒸発器5内を流通する間に
蒸発し、気相状態となってコンプレッサ3により再び圧
縮される。
【0008】11はレシーバタンク8と膨張弁10との
間に位置して配管2の導出管2B途中に設けられた冷媒
状態検出器としての光学式の冷媒センサを示し、該冷媒
センサ11は図5に示す如く、導出管2Bの途中に対向
して配設された発光部としての発光素子11A、受光部
としての受光素子11Bからなる光学式検出器により構
成され、導出管2B内を矢示A方向に流通する冷媒Fが
液相状態となっているか、否かを検出するようになって
いる。
【0009】即ち、液相状態の冷媒Fは光の透過性が高
いから、該冷媒センサ11の受光素子11Bは発光素子
11Aからの光を冷媒Fを介して受光し、該冷媒センサ
11からの検出信号としての検出電圧Vは図6に示す所
定電圧Vi よりも高レベルとなる。一方、配管2内の冷
媒Fが外部に漏れたりして、配管2内の冷媒Fが不足し
てくると、導出管2B内を気液混合状態の冷媒Fが流通
し、光の透過性が低下するから、冷媒センサ11は受光
素子11Bの受光量が減少し、検出電圧Vが所定電圧V
i よりも低下してしまう。
【0010】12は冷媒不足時に冷媒洩れ警報ランプ1
3を点灯させる制御回路を示し、該制御回路12は入力
側が冷媒センサ11に接続され、出力側が冷媒洩れ警報
ランプ13に接続されている。そして、該制御回路12
は配管2内の冷媒Fが漏洩事故等により不足してくる
と、冷媒センサ11からの検出電圧Vが所定電圧Vi よ
りも低下するから、これに基づいて冷媒洩れ警報ランプ
13を点灯させ、配管2内の冷媒Fが外部に洩れている
ことを自動車の運転者等に警報するようになっている。
【0011】このように構成される従来技術では、例え
ば自動車に冷房サイクル1を実装した段階で、潤滑油を
含むフロンガス等の冷媒Fを配管2内に充填し、エアコ
ンスイッチ(図示せず)の投入によって前記電磁クラッ
チ7を作動させ、エンジン6とコンプレッサ3とを連結
して冷房サイクル1を稼動させる。これにより、コンプ
レッサ3はエンジン6からの回転出力で駆動され、配管
2内の冷媒Fを圧縮しつつ、矢示A方向に流通させる。
【0012】そして、この冷媒Fは凝縮器4内を流通す
る間に凝縮されて気液混合状態になり、レシーバタンク
8内で気液分離され、液相状態の冷媒Fが膨張弁10を
介して蒸発器5内に流通し、この蒸発器5内で蒸発(気
化)する間に運転室内の熱を奪いつつ、運転室内を冷房
し、気相状態となって再びコンプレッサ3により圧縮さ
れる。
【0013】一方、冷媒センサ11はレシーバタンク8
から導出されてくる冷媒Fが液相状態となっているか、
否かを検出し、この冷媒Fが気液混合状態となってこの
冷媒F中に気泡が発生し、受光素子11Bの受光量が低
下したときには検出電圧Vが所定電圧Vi よりも下がる
から、制御回路12は冷媒Fの漏洩事故等により冷媒不
足状態が発生したと判別し、冷媒洩れ警報ランプ13を
点灯させることにより運転者に冷媒洩れ、または冷媒不
足を警報する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、潤滑油を含むフロンガス等の冷媒Fを配管
2内に充填し、冷房サイクル1を稼動していると、コン
プレッサ3の圧縮により冷媒Fが温度上昇して潤滑油が
冷媒Fから分離し、配管2内を流通する冷媒F中に潤滑
油の不溶解領域が白濁状態となって発生することがあ
り、この場合冷媒センサ11の受光素子11Bは冷媒F
の白濁によって受光量が減少し、検出電圧Vが図6に示
す特性線14の如く、例えば時間Ti程度の短時間だけ
繰返し所定電圧Viよりも低下してしまう。
【0015】そこで、本発明者達は配管2内を循環する
冷媒F中で白濁が発生する原因を鋭意研究した結果、例
えば図7に示す如く冷媒Fに含まれる潤滑油の濃度が5
0%程度の場合に、冷媒Fが所定温度t0 (例えば、4
0℃)以上になると、潤滑油が冷媒Fから分離して潤滑
油の不溶解領域が白濁となって発生し、冷媒温度が所定
温度t0 以下になると、冷媒F中に発生する白濁がなく
なることが分った。
【0016】一方、長期に亘って冷房装置を使用してい
るうちには、配管2内の冷媒Fが潤滑油と共に徐々に外
部に洩れることがあり、この場合には配管2内に冷媒F
を補充する必要がある。しかし、一般に補充用の冷媒F
は潤滑油の含有量が少ない場合が多く、冷媒Fの補充を
繰返しているうちに、配管2内の冷媒F中に含まれる潤
滑油量は非常に少なくなってしまう。そして、冷媒F中
の潤滑油量が非常に少なくなった状態では、冷媒センサ
11からの検出電圧Vが図6に二点鎖線で示す特性線1
5の如く、所定電圧Vi以下に繰返し低下することはな
くなり、他の所定電圧V0 (V0 >Vi)よりも高くな
ってしまう。
【0017】このため従来技術では、冷媒Fの補充を繰
返しているうちに、配管2内の冷媒F中に潤滑油不足が
発生することがあり、潤滑油不足の冷媒Fをコンプレッ
サ3により圧縮し続けると、コンプレッサ3は早期に摩
耗し、焼付き等の不具合を起こしてしまうという問題が
ある。
【0018】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は冷媒中の潤滑油不足を早期に検
出でき、コンプレッサ等の摩耗を防止でき、安全性や信
頼性を向上できるようにした空調装置を提供することを
目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成は潤滑油を含む冷媒が
循環する流路と、該流路を形成する配管の途中にそれぞ
れ設けられた凝縮器および蒸発器と、該凝縮器と蒸発器
との間に位置して前記配管の途中に設けられ該配管内冷
媒を圧縮するコンプレッサと、コンプレッサによって圧
縮された冷媒が液相状態となる前記流路の途中に設けら
れ、発光からの光を受光部で受光することによ前記流路
内の冷媒状態を検出する光学式の冷媒状検出器とからな
る空調装置において、 前記冷媒が液相状態となる流路の
途中に設けられ、該流路内を循環する冷媒の温度を検出
する温度センサと、該温度センサからの信号に基づき前
記流路内の冷媒が予め決められた判定温度よりも高い
かを判定する温度判定手段と、該温度判定手段で冷媒
前記判定温度よりも高いと判定したときに、前記冷媒
状態検出器からの信号に基づいて前記流路内の冷媒に白
濁が発生しているか否かを判定することにより、前記冷
媒中の潤滑油不足を検出する潤滑油不足検出手段とを備
えたことを特徴としている。
【0020】
【作用】上記構成により、冷媒の温度が予め決められた
判定温度よりも高くなると、配管内の冷媒中では潤滑油
が分離して不溶解領域が白濁となって発生するが、潤滑
油が不足してくると白濁は発生しないようになるから、
冷媒の温度が所定の判定温度よりも高くなったときに、
流路内の冷媒に白濁が発生しているか否かを判定して、
冷媒中の潤滑油不足を早期に検出することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図4ないし図
7に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0022】図中、21は導出管2Bの途中に位置し、
冷媒センサ11の近傍に取付けられた温度センサを示
し、該温度センサ21は導出管2B内を流れる冷媒Fの
温度を検出し、冷媒温度tに対応した検出信号を後述の
コントロールユニット23に出力するようになってい
る。
【0023】22は潤滑油の不足時に点灯する潤滑油不
足警報ランプを示し、該潤滑油不足警報ランプ22は冷
媒洩れ警報ランプ13と共に自動車の運転室等に設けら
れ、配管2内の冷媒F中で潤滑油不足が発生した時に、
これを運転者等に知らせるようになっている。
【0024】23はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントロールユニットを示し、該コントロール
ユニット23は入力側が冷媒センサ11、温度センサ2
1等に接続され、出力側が電磁クラッチ7、冷媒洩れ警
報ランプ13および潤滑油不足警報ランプ22等に接続
されている。そして、該コントロールユニット23はそ
の記憶回路内に図2、図3に示すプログラム等を格納
し、配管2内を流通する冷媒F中で潤滑油が不足してい
るか、否かを検出する潤滑油不足検出処理および冷媒状
態判別処理等を行うようになっている。
【0025】また、該コントロールユニット23の記憶
回路にはその記憶エリア23A内に、冷媒センサ11か
らの検出電圧Vが所定レベルよりも低下したか否かを判
定するための所定電圧Vi と、潤滑油不足時を白濁の発
生の有、無に基づいて検出するための他の所定電圧V0
(V0 >Vi)と、タイマTおよび白濁判定用の所定時
間T0 ,TS と、配管2内の冷媒F中に所定量の潤滑油
が含まれていれば、白濁が発生すべきはずの所定温度と
しての判定温度t1 (t1 >t0 )等とがそれぞれ格納
され、前記白濁判定用の所定時間T0 ,TS はフローセ
ンサ11からの検出電圧Vが白濁により低下するときの
時間Ti よりも長い所定時間T0,TS(T0 >TS >T
i )に設定されている。
【0026】本実施例による空調装置は上述の如き構成
を有するもので、その基本的作動については従来技術に
よるものと格別差異はない。
【0027】そこで、コントロールユニット23による
潤滑油不足検出処理および冷媒状態判別処理等について
図2、図3を参照して説明する。
【0028】まず、エアコンスイッチ(図示せず)の投
入によってコンプレッサ3を作動させ、処理動作をスタ
ートさせると、ステップ1で温度センサ21から配管2
内を循環する冷媒Fの温度、即ち冷媒温度tを読込み、
ステップ2に移って冷媒温度tが判定温度t1 よりも高
いか、否かを判定し、「YES」と判定したときには通
常白濁が発生するはずの判定温度t1 よりも冷媒温度t
が高くなっているから、ステップ3に移ってタイマTを
スタートさせる。
【0029】そして、ステップ4では冷媒センサ11か
ら配管2内を流れる冷媒Fの状態に対応した検出電圧V
を読込み、ステップ5でこの検出電圧Vが所定電圧V0
よりも大きいか否かを判定し、「YES」と判定したと
きには検出電圧Vが高くなっているから、ステップ6に
移ってタイマTが所定時間T0 以上経過したか、否かを
判定し、「NO」と判定したときにはステップ4以降の
処理を続行させる。
【0030】また、ステップ6で「YES」と判定した
ときには所定時間T0以上の間、冷媒センサ11からの
検出電圧Vが図6に二点鎖線で示す特性線15の如く所
定電圧V0 より大きくなって、白濁が全く発生しない状
態が続いているから、配管2内を循環する冷媒F中の潤
滑油が大幅に減少していると判定でき、ステップ7に移
って潤滑油不足警報ランプ22を作動させ、運転者等に
潤滑油不足が発生していることを警報する。そして、ス
テップ8ではタイマTを停止させ、ステップ9に移って
電磁クラッチ7によるエンジン6とコンプッレサ3との
連結を解除し、コンプッレサ3を停止させる。
【0031】また、ステップ5で「NO」と判定したと
きには配管2内を流れる冷媒F中に白濁が発生している
から、ステップ10に移ってタイマTを停止させると共
に、ステップ11で冷媒センサ11からの検出電圧Vが
所定電圧Vi よりも低下しているか、否かを判定し、
「YES」と判定したときには検出電圧Vが所定電圧V
i より低下し、冷媒洩れの可能性があるから、ステップ
12に移ってタイマTを作動させる。そして、ステップ
13では再び冷媒センサ11から検出電圧Vを読込み、
ステップ14でステップ11と同様の処理を行い、「Y
ES」と判定したときにはステップ15でタイマTが所
定時間TS を経過したか、否かを判定し、「NO」と判
定したときにはステップ13に戻って、これ以降の処理
を続行させる。
【0032】また、ステップ15で「YES」と判定し
たときには所定時間TS の間、検出電圧Vが所定電圧V
i よりも低下し続け、配管2内を流れる冷媒Fが冷媒漏
れ事故等により冷媒不足が発生していると判定できるか
ら、ステップ16に移って、冷媒不足を警報すべく冷媒
洩れ警報ランプ13を点灯させ、冷媒不足を運転者等に
警報すると共に、ステップ9で電磁クラッチ7によりエ
ンジン6とコンプレッサ3との連結を解除し、該コンプ
レッサ3を停止させる。
【0033】一方、ステップ11,14で「NO」と判
定したときには検出電圧Vが図6に示す特性線14の如
く、例えば時間Ti(Ti <TS )程度の短時間だけ所
定電圧Viよりも低下しても、その後はこの検出電圧V
が所定電圧Vi以上となり、配管2内を流れる冷媒Fは
適正充填状態にあると判定できるから、ステップ1に戻
ってこれ以降の処理を続行させる。
【0034】かくして、本実施例によれば、通常白濁が
発生するはずの判定温度t1 よりも冷媒温度tが高くな
っているときに、冷媒センサ11からの検出電圧Vが所
定電圧V0 よりも大きい状態を所定時間T0 に亘って維
持しているか、否かを判定するようにしたから、これに
よって白濁の有、無を確実に判定することができ、白濁
の発生しない状態では冷媒F中の潤滑油量が大幅に減少
しているものとして、潤滑油不足を早期に検出すること
ができと共に、この場合には潤滑油不足警報ランプ22
を点灯させて運転者に即座に報知でき、潤滑油不足の状
態でコンプレッサ3が運転され続けるのを防止できる。
【0035】また、冷媒センサ11からの検出電圧Vが
所定電圧Vi よりも低下したときには、所定時間TS の
間この検出電圧Vの変動をモニタするようにしたから、
これによって検出電圧Vが所定電圧Vi よりも低下した
原因が冷媒Fの白濁によるものか、冷媒洩れによるもの
かを確実に判別でき、冷媒洩れ時にはコンプレッサ3を
停止させ、冷媒洩れ警報ランプ13を点灯させて運転者
に即座に報知でき、冷媒洩れ時の検出精度を向上できる
と共に、コンプレッサ3が長時間に亘って運転され続け
るのを防止でき、焼付き等の発生を抑えてコンプレッサ
3を保護することができる。
【0036】従って本実施例によれば、配管2内に循環
する冷媒F中で潤滑油が不足しているか、否かを即座に
検出でき、潤滑油の不足時にはコンプレッサ3を停止さ
せて焼付き等の不具合を確実に解消することができる。
また、冷媒Fの白濁時を冷媒洩れとして誤検出するのを
確実に防止でき、冷媒洩れ時の検出精度を向上でき、安
全性や信頼性を高めうる等、種々の効果を奏する。
【0037】なお、前記実施例では、図2、図3に示す
プログラムのうち、ステップ2が本発明の構成要件であ
る温度判定手段の具体例を示し、ステップ4〜ステップ
6が潤滑油不足検出手段の具体例を示している。
【0038】また、前記実施例では、潤滑油の不足時に
潤滑油不足警報ランプ22を点灯させ、冷媒洩れ時には
冷媒洩れ警報ランプ13を点灯させて、これを運転者に
報知するものとして述べたが、これに替えて、警報ブザ
ー、音声合成装置等を用いて潤滑油不足時や冷媒洩れ時
を報知するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、冷
が液相状態となる流路の途中に冷媒温度を検出する温
度センサを設け、該温度センサで検出した冷媒温度が
め決められた判定温度よりも高いときに冷媒状態検出
手段からの信号に基づいて流路内の冷媒に白濁が発生し
ているか否かを判定し、これによって潤滑油不足を検出
するようにしたから、例えば所定の判定温度より冷媒温
度が高くなっても、流路内を流れる冷媒中に白濁が発生
しない場合いには、この冷媒中に潤滑油が不足している
ものとして即座に検出できると共に、コンプレッサを停
止させることによりコンプレッサの摩耗や焼付きを防
でき、安全性や信頼性を確実に向上でき等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す制御ブロック図である。
【図2】潤滑油不足検出処理および冷媒状態判別処理等
を示す流れ図である。
【図3】図2に続く潤滑油不足検出処理および冷媒状態
判別処理等を示す流れ図である。
【図4】従来技術による冷房装置を示す回路図である。
【図5】レシーバタンク等を示す説明図である。
【図6】冷媒センサの検出電圧を示す特性線図である。
【図7】冷媒中に潤滑油の不溶解領域が発生する状態を
示す潤滑油濃度に対する温度の特性線図である。
【符号の説明】
1 冷房サイクル 2 配管 3 コンプレッサ 4 凝縮器 5 蒸発器 11 冷媒センサ(冷媒状態検出器) 11A 発光素子(発光部) 11B 受光素子(受光部) 21 温度センサ 22 潤滑油不足警報ランプ 23 コントロールユニット F 冷媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−203848(JP,A) 実開 平4−85083(JP,U) 実開 昭57−156759(JP,U) 実開 平2−113123(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を含む冷媒が循環する流路と、該
    流路を形成する配管の途中にそれぞれ設けられた凝縮器
    および蒸発器と、該凝縮器と蒸発器との間に位置して前
    記配管の途中に設けられ該配管内の冷媒を圧縮するコン
    プレッサと、該コンプレッサによって圧縮された冷媒が
    液相状態となる前記流路途中に設けられ、発光部から
    の光を受光部で受光することにより前記流路内の冷媒状
    態を検出する光学式の冷媒状態検出器とからなる空調装
    置において 前記冷媒が液相状態となる 流路の途中に設けられ、該流
    路内を循環する冷媒の温度を検出する温度センサと、該
    温度センサからの信号に基づき前記流路内の冷媒が予め
    決められた判定温度よりも高いか否かを判定する温度判
    定手段と、該温度判定手段で冷媒が前記判定温度よりも
    高いと判定したときに、前記冷媒状態検出器からの信号
    に基づいて前記流路内の冷媒に白濁が発生しているか否
    かを判定することにより、前記冷媒中の潤滑油不足を検
    出する潤滑油不足検出手段とを備えたことを特徴とする
    空調装置。
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