JP2679612B2 - 光直接増幅装置 - Google Patents

光直接増幅装置

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JP2679612B2
JP2679612B2 JP6062485A JP6248594A JP2679612B2 JP 2679612 B2 JP2679612 B2 JP 2679612B2 JP 6062485 A JP6062485 A JP 6062485A JP 6248594 A JP6248594 A JP 6248594A JP 2679612 B2 JP2679612 B2 JP 2679612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光直接増幅装置に係わ
り、例えば光信号に監視信号を重畳して増幅する場合に
好適な光直接増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信では、伝送路の状態を監視するた
めの監視信号を、光信号に重畳して伝送することが行わ
れている。特に伝送路の途中に設けられた中継局では、
光信号を光直接増幅装置で増幅する際に、増幅利得を監
視信号に応じて変化させることによって、増幅後の光に
監視信号成分を重畳している。このように、増幅後の光
に重畳する信号は重畳信号と呼ばれており、以後は重畳
信号として監視信号を例にとって説明する。
【0003】図6は、このような従来の光直接増幅装置
の概略構成を表わしたものである。光信号入力端子11
と波長分割多重カプラ12の間にエルビウムドープファ
イバ13は接続されている。波長分割多重カプラ12は
光分岐カプラ14と接続されている。光分岐カプラ14
の一方の出力は光信号出力端子15に導かれている。光
分岐カプラ14の他方の出力はフォト・ダイオード16
に導かれている。フォト・ダイオード16は電流電圧変
換回路17と接続され、電流電圧変換回路17は出力光
電力制御回路18に接続されている。監視情報入力端子
21と出力光電力制御回路18の間には、光信号に重畳
する重畳信号を生成する予変調回路22が接続されてい
る。予変調回路22は監視情報入力端子21から入力さ
れる監視情報23を、周波数偏移キーイングによって変
換した監視信号24を出力するようになっている。
【0004】出力光電力制御回路18の出力する制御信
号25は半導体レーザ駆動回路26に入力されている。
半導体レーザ駆動回路26は半導体レーザ27と接続さ
れている。半導体レーザ27が出射する励起光29は波
長分割多重カプラ12に導かれている。励起光29は波
長分割多重カプラ12を介してエルビウムドープファイ
バ13に入力されるようになっている。
【0005】出力光電力制御回路18は、所定の電圧に
予変調回路22から入力される監視信号24の電圧を重
畳した制御信号25を出力する。半導体レーザ駆動回路
26からは制御信号25の振幅に応じた励起電流28が
出力されようになっている。半導体レーザ27は励起電
流28の電流量に応じた強度の励起光29を発光する。
従って、半導体レーザから出射される励起光29の強度
は、監視信号24の振幅に応じて変化する。エルビウム
ドープファイバ13の増幅利得は、励起光の強度に応じ
て変化するので、増幅後の光信号の強度は、監視信号2
4の振幅に応じて変化する。このように、監視信号によ
って励起電流の電流量を変調することで、増幅後の光信
号に監視信号の信号成分を重畳することができる。
【0006】また、増幅後の光は、フォト・ダイオード
16によってその強度が電流信号に変換される。この電
流信号は電流電圧変換回路17によって電圧信号に変換
されたのち、出力光電力制御回路18に入力されてい
る。この電圧信号の電圧値は増幅後の光の強度に対応し
ている。そして、出力光電力制御回路18は、この電圧
信号の振幅のピーク値を検出し、これを基に増幅後の光
の最大強度が所定の値になるように、制御信号25の大
きさを変化させている。こうして、光信号入力端子11
から入力される光信号の強度に係わらず、増幅後の光の
最大強度が一定になるように、フィードバックをかけて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7は励起光の強度の
変化に対する増幅後の光の強度の変化の周波数特性を表
わしたものである。励起光の強度を変化させる周波数
が、約1キロヘルツ以下の場合には、励起光の強度の変
化に対して、これに対応した大きさで増幅後の光の強度
は変化している。しかし、励起光の強度が変化する周波
数が高くなるにつれて、増幅後の光の強度の変化量は少
なくなっている。そして、3キロヘツルよりも高い周波
数では、増幅後の光の強度の変化は急激に減少してい
る。このように、励起光の強度の変化に対して増幅後の
光の強度が変化する大きさは、励起光の強度を変化させ
る周波数によって変動している。
【0008】図6に示した従来の光直接増幅装置では、
出力光電力制御回路18は、監視信号24の周波数に係
わらず、一定の変調度で励起電流を変調している。この
ため、監視信号に対応して増幅後の光信号の強度が変化
する大きさは、監視信号の周波数が高くなると小さくな
り、周波数が低くなると大きくなる。すなわち、励起電
流を変調している監視信号の周波数によって変動してし
まう。
【0009】一方、光通信では光を強度変調することに
よって情報の伝送が行なわれている。したがって、中継
局で重畳する監視信号の変調度が大きくなると光主信号
に対する影響が大きくなり、受信局で復調した場合に情
報の誤り率が増加してしまう。このため、監視信号の変
調度は、ある程度以下に抑える必要がある。また、受信
局で監視信号を抽出するためには、ある程度以上の変調
度が必要である。したがって、監視信号の変調度はこれ
ら両方を満たす範囲で設定しなければならない。
【0010】しかし、従来の光直接増幅装置のように、
監視信号の変調度を一定にしている場合には、その周波
数によって、増幅後の光の変調度が適性な範囲から外れ
てしまうことがあった。たとえば、1キロヘルツに対し
て適性な変調度となるように励起電流の変調度が設定さ
れている場合に、3キロヘルツの監視信号を使用する
と、増幅後の光の強度は監視信号によってほとんど変調
されない。このため、受信局では監視信号を正常に受信
できなくなる。よって、使用する監視信号の周波数を変
えるときには、励起電流の変調度も同時に変えなければ
ならなかった。また、監視情報を周波数偏移キーイング
によって変換した監視信号を使用する場合には、励起電
流は2つの周波数で交互に変調される。この場合、増幅
後の光の変調度は、2つの周波数で異なっている。そし
て、周波数偏移キーイングに使用する2つの周波数の選
び方によっては、2つの周波数での変調度を共に、許容
範囲内に収めることができなくなる場合もあった。
【0011】そこで、励起光の強度を変調する周波数を
1キロヘルツ近辺の周波数帯域に選び、周波数偏移キー
イングで使用する2つの周波数の増幅後の光における変
調度の差が、許容範囲内に収まるようにしていた。しか
し、変調する周波数が1キロヘルツ程度と低いために、
監視信号として伝送できる情報量が少ないという欠点が
あった。以上監視信号を例にとって説明したが、重畳信
号として他の信号を使用した場合にも、同様の問題が発
生することになる。
【0012】そこで本発明の第1の目的は、励起電流を
変調している重畳信号の周波数を変更しても、増幅後の
光の強度における重畳信号成分の変調度を一定に保つこ
とのできる光直接増幅装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は、光信号に重
畳する重畳信号によって、より多くの情報を伝送できる
ようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、アナログ電気信号の振幅に応じて電流値の変化す
る励起電流を生成する励起電流生成手段と、この励起電
流生成手段によって生成された励起電流を入力し電流値
に応じた強度の光を発光する励起光源と、光信号を入力
しこの励起光源が発光する光の強度に応じてこれを増幅
する希土類添加ファイバと、この希土類添加ファイバに
よって増幅された光信号の強度を電気信号に変換する光
電変換手段と、この光電変換手段によって変換された電
気信号からアナログ電気信号の周波数成分を抽出する信
号抽出手段と、光電変換手段によって変換された電気信
号の直流成分を抽出する直流成分抽出手段と、この直流
成分抽出手段によって抽出された直流成分の大きさと信
号抽出手段によって抽出されたアナログ電気信号の周波
数成分の振幅の大きさを比較する比較手段と、この比較
手段の比較結果が所定の値になるように励起電流生成手
段が生成する励起電流の電流値のアナログ電気信号の振
幅に応じて変化する大きさを変更する変更手段とを光直
接増幅装置に具備させている。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、希土類
添加ファイバによって増幅された光の強度を電気信号に
変換し、この変換された電気信号からアナログ電気信号
の周波数成分と、直流成分を抽出している。そして、こ
れら信号成分の大きさを比較することで、増幅後の光で
のアナログ電気信号成分の変調度を検出し、検出値が所
定の値になるように、励起電流の変調度を変化させてい
る。これにより、アナログ電気信号の周波数に係わら
ず、増幅後の光におけるアナログ電気信号成分の変調度
を一定に保つことができる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、アナログ電
気信号の振幅に応じて電流値の変化する励起電流を生成
する励起電流生成手段と、この励起電流生成手段によっ
て生成された励起電流を入力し電流値に応じた強度の光
を発光する励起光源と、光信号を入力しこの励起光源が
発光する光の強度に応じてこれを増幅する希土類添加フ
ァイバと、この光電変換手段によって変換された電気信
号からアナログ電気信号の周波数成分を抽出する信号抽
出手段と、光電変換手段によって変換された電気信号の
直流成分を抽出する直流成分抽出手段と、この直流成分
抽出手段によって抽出された直流成分の大きさと信号抽
出手段によって抽出されたアナログ電気信号の周波数成
分の振幅の大きさを比較する比較手段と、この比較手段
の比較結果が予め定められた第1の値になるように励起
電流生成手段が生成する励起電流の電流値のアナログ電
気信号の振幅に応じて変化する大きさを変更する変更手
段と、直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の
大きさが予め定められた第2の値になるように励起電流
生成手段が生成する励起電流の平均の電流値を変更する
平均電流変更手段とを光直接増幅装置に具備させてい
る。
【0017】すなわち請求項2記載の発明によれば、増
幅後の光の強度を変換した電気信号から抽出される直流
成分の大きさをもとに、増幅後の光の平均出力光電力を
検出している。この直流成分の大きさが所定の値になる
ように、励起光源に供給する励起電流の平均値を変化さ
せることで、増幅後の平均出力光電力を一定にしてい
る。さらに、アナログ電気信号成分の変調度の制御を同
時に行っているので、平均出力光電力とアナログ電気信
号成分の変調度を共に、所定の大きさに保つことができ
る。
【0018】請求項3記載の発明によれば、所定のデジ
タル情報を周波数偏移キーイングを用いてアナログ電気
信号に変換する変換手段と、この変換手段が出力するア
ナログ電気信号の振幅に応じて電流値が変化する励起電
流を生成する励起電流生成手段と、この励起電流生成手
段によって生成された励起電流を入力し電流値に応じた
強度の光を発光する励起光源と、光信号を入力しこの励
起光源が発光する光の強度に応じてこれを増幅する希土
類添加ファイバと、この希土類添加ファイバによって増
幅された光信号の強度を電気信号に変換する光電変換手
段と、この光電変換手段によって変換された電気信号か
らアナログ電気信号の周波数成分を抽出する信号抽出手
段と、光電変換手段によって変換された電気信号の直流
成分を抽出する直流成分抽出手段と、この直流成分抽出
手段によって抽出された直流成分の大きさと信号抽出手
段によって抽出されたアナログ電気信号の周波数成分の
振幅の大きさを比較する比較手段と、この比較手段の比
較結果が予め定められた第1の値になるように励起電流
生成手段が生成する励起電流の電流値のアナログ電気信
号の振幅に応じて変化する大きさを変更する変更手段
と、直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
きさが予め定められた第2の値になるように励起電流生
成手段が生成する励起電流の平均の電流値を変更する平
均電流変更手段とを光直接増幅装置に具備させている。
【0019】すなわち請求項3記載の発明によれば、所
定のデジタル情報を周波数偏移キーイングによって変換
したアナログ電気信号で励起電流を変調している。励起
電流を変調する周波数が変化しても、増幅後の光の強度
のアナログ電気信号成分の変調度を一定にすることがで
きるので、比較的高い周波数を使用して、周波数偏移キ
ーイングを行うことができる。このため、光信号に重畳
するアナログ電気信号成分によって多くの情報を伝送す
ることができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、所定のデジ
タル情報を周波数偏移キーイングを用いてアナログ電圧
信号に変換する変換手段と、この変換手段が出力するア
ナログ電圧信号を増幅する増幅手段と、所定の電圧の電
圧信号を生成する電圧生成手段と、この電圧生成手段が
生成する電圧信号に増幅手段によって増幅されたアナロ
グ電圧信号を重畳する重畳手段と、この重畳手段が出力
する電圧信号の電圧値に応じた強度の光を発光する励起
光源と、光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強
度に応じてこれを増幅する希土類添加ファイバと、この
希土類添加ファイバによって増幅された光信号の強度を
電気信号に変換する光電変換手段と、低域遮断周波数が
アナログ電圧信号の最低の周波数よりも低周波数の低域
遮断フィルタと、光電変換手段によって変換された電気
信号を入力しこの低域遮断フィルタを通過させた後の電
気信号の振幅の大きさが予め定められた第1の値になる
ように増幅手段の増幅利得を変更する利得変更手段と、
高域遮断周波数がアナログ電圧信号の最低の周波数より
も低周波数の高域遮断フィルタと、光電変換手段によっ
て変換された電気信号を入力しこの高域遮断フィルタを
通過させた後の電気信号の大きさが予め定められた第2
の値になるように電圧生成手段が生成する電圧の値を変
更する電圧変更手段とを光直接増幅装置に具備させてい
る。
【0021】すなわち請求項4記載の発明によれば、増
幅後の光の強度を変換した電気信号から、低域遮断フィ
ルタを使用してアナログ電気信号の周波数成分を抽出
し、高域遮断フィルタを使用して直流成分を抽出してい
る。これらのフィルタは比較的簡易な回路によって構成
できるので、光直接増幅装置の簡略化を図ることができ
る。低域遮断フィルタによって抽出したアナログ電気信
号の周波数成分の振幅の大きさが予め定められた第1の
値になるように、アナログ電気信号を増幅する利得を変
化させている。また、電圧生成手段が生成する電圧値
は、高域遮断フィルタによって抽出した直流成分の大き
さが予め定められた第2の値になるように変化させてい
る。そして、この電圧に増幅後のアナログ信号を重畳し
ている。この結果、平均出力光電力は、第2の値の大き
さによって設定でき、増幅後の光の強度のアナログ電気
信号成分の変調度は、第1の値と第2の値の比によって
定めることができる。
【0022】請求項5記載の発明によれば、所定のデジ
タル情報を周波数偏移キーイングを用いてアナログ電圧
信号に変換する変換手段と、この変換手段が出力するア
ナログ電圧信号を増幅する第1の増幅手段と、所定の電
圧の電圧信号を生成する電圧生成手段と、この電圧生成
手段が生成する電圧信号に第1の増幅手段によって増幅
された電圧信号を重畳する重畳手段と、この重畳手段が
出力する電圧信号を増幅する第2の増幅手段と、この第
2の増幅手段によって増幅された電圧信号の電圧値に応
じた強度の光を発光する励起光源と、光信号を入力しこ
の励起光源が発光する光の強度に応じてこれを増幅する
希土類添加ファイバと、この希土類添加ファイバによっ
て増幅された光信号の強度を電気信号に変換する光電変
換手段と、低域遮断周波数がアナログ電圧信号の最低の
周波数よりも低周波数の低域遮断フィルタと、高域遮断
周波数がアナログ電圧信号の最低の周波数よりも低周波
数の高域遮断フィルタと、光電変換手段によって変換さ
れた電気信号をこの高域遮断フィルタおよび低域遮断フ
ィルタに入力しこれらを通過させた後の電気信号の大き
さを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果が予
め定められた第1の値になるように第1の増幅手段の増
幅利得を変更する第1の利得変更手段と、高域遮断フィ
ルタを通過させた後の電気信号の大きさが予め定められ
た第2の値になるように第2の増幅手段の増幅利得を変
更する第2の利得変更手段とを光直接増幅装置に具備さ
せている。
【0023】すなわち請求項5記載の発明によれば、低
域遮断フィルタによって抽出したアナログ電気信号の周
波数成分の大きさと、高域遮断フィルタによって抽出し
た直流成分の大きさを比算出手段によって比較してい
る。この比較結果が予め定められた第1の値になるよう
に、アナログ電気信号を増幅する第1の増幅手段の増幅
利得を変化させている。増幅後のアナログ電気信号を電
圧生成手段が生成する一定の電圧に重畳しているので、
増幅後の光の変調度は第1の増幅器の利得を変化させる
ことで所定の値に保つことができる。また、高域遮断フ
ィルタによって抽出した直流成分の大きさが予め定めら
れた第2の値になるように第2の増幅器の利得を変化さ
せている。この第2の増幅器は、重畳手段によってアナ
ログ電気信号が重畳された後の電圧信号を増幅してい
る。よって、第2の増幅器の利得を変化させることで平
均出力光電力を一定にすることができる。
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例における光直接
増幅装置の概略構成を表わしたものである。図6と同一
の部分には同一の番号を付し、その説明を適宜省略す
る。図6に示した従来の光直接増幅装置と異なるところ
は、電流電圧変換回路17と出力光電力制御回路18の
間に、低域遮断フィルタ31と高域遮断フィルタ32が
並列に接続されている点である。このほか、出力光電力
制御回路18の内部の回路構成が異なる。出力光電力制
御回路18については後で詳しく説明する。なお、以後
は光信号に重畳する重畳信号として、伝送路の状態を監
視するための監視信号を例にとって説明する。
【0026】図2は予変調回路の出力する監視信号の波
形を表わしたものである。予変調回路22は、入力され
る監視情報23を周波数偏移キーイングによって変換し
た電圧信号を出力する。ここでは、入力される監視情報
の論理値が“1”のときには、周波数が3.1キロヘル
ツの正弦波信号33を出力し、監視情報の論理値が
“0”のときには、2.9キロヘルツの正弦波信号34
を出力するようになっている。
【0027】低域遮断フィルタ31の低域遮断周波数は
2キロヘルツに設定してある。また、高域遮断フィルタ
32の高域遮断周波数も2キロヘルツに設定してある。
監視信号の周波数は2.9キロヘルツと3.1キロヘル
ツなので、低域遮断フィルタ31は監視信号24の周波
数成分を通過させ、高域遮断フィルタ32は通過させな
い。これらは、オペアンプ、抵抗器およびコンデンサに
よって構成されるアクティブフィルタを使用している。
【0028】図3は、図1で示した出力光電力制御回路
の概略構成を表わしたものである。低域遮断フィルタ3
1の出力は端子41から入力されている。高域遮断フィ
ルタ32の出力は端子42から入力されている。予変調
回路22は端子43と接続されている。端子41は振幅
検出回路44に接続されている。振幅検出回路44は、
振幅の正のピーク値を検出する図示しない第1のピーク
検出回路と、振幅の負のピーク値を検出する図示しない
第2のピーク検出回路と、これら第1および第2のピー
ク検出回路の出力するピーク値の差の電圧を出力する図
示しない差動増幅器から構成されている。そして、入力
される電圧信号の振幅の最大値と最小値の差に相当する
電圧を出力するようになっている。
【0029】振幅検出回路44の出力する電圧信号45
は第1の比較器46に入力されている。また、第1の比
較器46には第1の基準電圧源47が発生する第1の基
準電圧48が入力されている。第1の比較器46の比較
結果49は増幅器51に入力されている。増幅器51は
比較結果49に応じて増幅利得が変化するようになって
いる。第2の比較器52は端子42と第2の基準電圧源
53に接続されている。第2の比較器52の比較結果5
3は電圧源54に入力されている。電圧源54は、出力
する電圧信号55の電圧値が比較結果53に応じて変化
するようになっている。重畳回路56は電圧源54と増
幅器51に接続されている。重畳回路56は電圧源54
から入力される電圧信号55に、増幅器51から入力さ
れる増幅後の監視信号57を重畳した電圧信号58を出
力するようになっている。重畳回路56は端子59に接
続されている。端子59は出力光電力制御回路18の出
力端子になっている。
【0030】図4は、フォト・ダイオードによって増幅
後の光の強度が変換された電流信号を電流電圧変換回路
によって変換した後の波形を表わしている。低域遮断フ
ィルタ31は、監視信号の信号成分81の部分を抽出す
るようになっている。また、高域遮断フィルタ32は、
直流成分82の部分を抽出するようになっている。
【0031】図2の振幅検出回路44は低域遮断フィル
タ31によって抽出された監視信号の信号成分81の振
幅の大きさに相当する電圧の電圧信号45を出力する。
電圧信号45の電圧値と第1の基準電圧源47が生成す
る第1の基準電圧48とが第1の比較器46によって比
較される。第1の比較器46は差動増幅器であり、その
出力電圧が“0”になるように、増幅器51の増幅利得
は変更されるようになっている。すなわち、電圧信号4
5の電圧が第1の基準電圧48よりも大きい場合には、
増幅利得を下げ、小さい場合には増幅利得を上げるよう
になっている。
【0032】高域遮断フィルタ32を通過した直流成分
82の電圧は、第2の基準電圧61と第2の比較器52
によって比較される。第2の比較器52も差動増幅器を
用いている。第2の比較器52からは、これらの差の電
圧53が出力される。電圧源54は電圧53が“0”に
なるように、発生する電圧信号55の電圧値を変更する
ようになっている。すなわち、第2の基準電圧61より
も直流成分82の電圧が大きい場合には、発生する電圧
を下げ、小さい場合には発生する電圧を上げるようにな
っている。
【0033】重畳回路56は電圧源54が発生する電圧
55と増幅器51によって増幅された監視信号57とを
重畳する。重畳された電圧信号58の電圧値に応じた励
起電流28が半導体レーザ駆動回路26から出力され
る。励起電流28の電流値の変化に応じて、エルビウム
ドープファイバ13で増幅された後の光の強度は変調さ
れる。
【0034】増幅器51の増幅利得は、第1の比較器4
6の出力電圧が“0”になるように変更されるので、図
4の監視信号成分81の振幅の大きさは第1の基準電圧
47の電圧値48と等しくなる。また、電圧源54の発
生する電圧55は、第2の比較器52の出力電圧53が
“0”になるように変更されるので、直流成分の大きさ
82は第2の基準電圧53の電圧値61と等しくなる。
したがって、監視信号の周波数成分の大きさ81と直流
成分の大きさ82の比は、第1の基準電圧48と第2の
基準電圧61の比に対応している。これら第1の基準電
圧48の値と第2の基準電圧61の値を適当に選ぶこと
によって、増幅後の光の強度における監視信号の変調度
を設定することができる。また、第2の基準電圧61は
直流成分82の電圧と等しいので、第2の基準電圧61
によって、増幅後の光の平均出力光電力を設定すること
ができる。
【0035】まず、変調度を一定にする動作について説
明する。監視情報の論理値が“0”から“1”に変化
し、監視信号24の周波数が2.9キロヘルツから3.
1キロヘルツに変化したものとする。このとき、増幅後
の光における変調度は約3dB(デシベル)小さくな
る。(図7の83参照)このため、振幅検出回路44の
出力する電圧45は低くくなり、第1の基準電圧48と
の差の電圧49が第1の比較器46から出力される。電
圧49に基づき、増幅器51の増幅利得は大きくなるよ
うに変更される。こうして、出力光電力制御回路18か
ら出力される制御信号25の監視信号による変調度は大
きくなる。その結果、増幅後の光における監視信号成分
の変調度も増し、振幅検出回路44の出力する電圧が上
昇し、第1の比較器46の出力電圧が“0”となる所で
安定する。
【0036】次に、平均出力光電力を一定にする動作に
ついて説明する。いま、エルビウムドープファイバ13
に入力される光信号の平均強度が弱くなったものとす
る。これに伴い増幅後の光信号の平均強度は弱くなる。
このため、直流成分82の電圧値が小さくなる。したが
って、第2の基準電圧61と直流成分82の大きさの間
に差が生じ、第2の比較器52からはこの差に相当する
電圧53が出力され、電圧源54の発生する電圧55が
高められる。こうして、出力光電力制御回路18から出
力される制御信号25の平均電圧が高くなる。従って、
半導体レーザ27から出力される励起光29の強度が増
加し、エルビウムドープファイバ13での増幅利得が大
きくなる。そして、直流成分82の電圧が上昇し、第2
の基準電圧61と一致するところで安定する。
【0037】変形例
【0038】図5は、図2に示した出力光電力制御回路
と異なる回路構成の出力光電力制御回路の概略構成を示
したものである。図3と同一の部分には同一の番号を付
しその説明を適宜省略する。図3の出力光電力制御回路
と相違するところは、比算出回路62を備えおり、比算
出回路62には振幅検出回路44と端子42が接続され
ている。また、比算出回路62の出力63は第1の比較
器46に入力されている。さらに、第2の増幅器64を
備えており、第2の増幅器64には重畳回路56と第2
の比較器52が接続されている。
【0039】比算出回路62は、電圧信号45と直流成
分の大きさ82の比に対応する電圧63が出力されるよ
うになっている。第1の比較器は電圧63と第1の基準
電圧48の差の電圧49を出力する。電圧49が“0”
になるように増幅器51の利得は変更される。第1の増
幅器51によって増幅された電圧57は重畳回路56に
よって電圧源54が生成する電圧55に重畳される。こ
こで、電圧源54が発生する電圧55は固定されてい
る。したがって、第1の増幅器51の利得を変更するこ
とによって、重畳後の電圧信号58の電圧55に対する
電圧57の比を変更することができる。すなわち、電圧
信号58における監視信号24の変調度を変更すること
ができる。重畳回路56の出力する電圧信号58は第2
の増幅器64で増幅される。この増幅利得を変化させる
ことによって、出力光電力制御回路18が出力する制御
信号25の平均電圧を変化させることができる。すなわ
ち、増幅後の光の平均出力光電力を変化させることがで
きる。
【0040】この出力光電力制御回路では第1の増幅器
51の利得によって増幅後の光の監視信号成分の変調度
を変化させることができる。また、第2の増幅器64の
利得によって増幅後の光の平均出力光電力を変更するこ
とができる。これら増幅器の利得は、第1および第2の
比較器の出力電圧が“0”になるようにそれぞれ変更さ
れるようになっている。したがって、第1の基準電圧4
8によって、変調度を設定でき、第2の基準電圧61に
よって平均出力光電力を設定することができる。このよ
うに、図5に示した出力光電力制御回路では、変調度と
平均出力光電力をそれぞれ独立して設定することができ
る。
【0041】以上説明した実施例および変形例では、エ
ルビウムドープファイバを使用して光信号を増幅した
が、これに限るものではなく、光信号を増幅できれば、
他の希土類元素がドープされたファイバであってもよ
い。また、監視信号を抽出するために低域遮断フィルタ
を使用したが、帯域通過フィルタを使用することも可能
である。
【0042】さらに、実施例および変形例では、監視信
号を例にとって説明したが、重畳信号としては監視信号
以外の他のアナログ信号であっても良い。たとえば、伝
送路での光信号の減衰の程度を情報として伝えるため
に、光直接増幅装置の増幅利得をデジタル情報化し、こ
れを周波数偏移キーイングによって変換したアナログ信
号などがある。また、重畳信号としては、周波数偏移キ
ーイングされた信号に限られるものではなく、単一の周
波数の正弦波信号や、所定の情報を周波数変調したアナ
ログ信号であってもよい。
【0043】ただし、重畳信号として使用する周波数
は、励起電流の変調度によって補正できる範囲でなけれ
ばならない。数十キロヘルツを上限とするのが適当であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、励起電流を変調するアナログ電気信号の周波
数に係わらず、増幅後の光におけるアナログ電気信号成
分の変調度を一定に保つことができる。したがって、重
畳信号として使用できる周波数帯域を広く取ることがで
き、単一の周波数の信号に限らず、周波数変調された信
号や周波数偏移キーイングされた信号など様々な信号を
光信号に重畳することができる。これにより、監視信号
以外に情報量のより多い他の信号、たとえば、伝送路に
おける光信号の減衰量を伝えるために、光直接増幅装置
での増幅利得を表わした信号を、光信号に重畳すること
も可能となる。
【0045】また、使用する重畳信号の周波数に対応し
て、励起電流の変調度を設定する必要がない。したがっ
て、中継局ごとに、異なる周波数の監視信号を使用する
ような場合でも、光直接増幅装置の変調度の設定を各中
継局毎に行う必要がない。さらに、比較手段の比較結果
が増幅後の光における変調度を表わしているので、変調
度の初期設定を容易に行うことができる。また、増幅後
の光の強度を基にフィードバッフ制御を行っているの
で、入力される重畳信号の振幅の大きさが変動しても、
増幅後の光の変調度を一定にするこができる。
【0046】さらに、請求項2記載の発明によれば、増
幅後の光の強度を変換した電気信号から抽出される直流
成分の大きさをもとに、増幅後の光の平均出力光電力を
検出している。この直流成分の大きさが所定の値になる
ように、励起光源に供給する励起電流の平均値を変化さ
せている。これにより、増幅後の光の平均出力光電力を
一定にできる。また、抽出した直流成分の大きさを、変
調度と平均出力光電力の制御の双方に使用しているの
で、抽出回路を兼用でき、光直接増幅装置の構成を簡略
化することができる。
【0047】さらに、請求項3記載の発明によれば、所
定のデジタル情報を周波数偏移キーイングによって変換
したアナログ電気信号で励起電流を変調している。励起
電流を変調する周波数が変化しても、増幅後の光の強度
のアナログ電気信号成分の変調度を一定にすることがで
きるので、比較的高い周波数を使用して、周波数偏移キ
ーイングを行うことができる。この結果、光信号に重畳
するアナログ電気信号成分によって多くの情報を伝送す
ることができる。
【0048】また、請求項4記載の発明によれば、増幅
後の光の強度を変換した電気信号から、低域遮断フィル
タを使用してアナログ電気信号の周波数成分を抽出し、
高域遮断フィルタを使用して直流成分を抽出している。
これらのフィルタは比較的簡易な回路によって構成でき
るので、光直接増幅装置の簡略化を図ることができる。
さらに、低域遮断フィルタによって抽出したアナログ電
気信号の周波数成分の振幅の大きさが予め定められた第
1の値になるように、アナログ電気信号を増幅する利得
を変化させている。また、電圧生成手段が生成する電圧
値を高域遮断フィルタによって抽出した直流成分の大き
さが予め定められた第2の値になるように変化させてい
る。そして、この電圧に増幅後のアナログ信号を重畳し
ている。この結果、平均出力光電力は、第2の値の大き
さによって設定することができ、増幅後の光の変調度
は、第1の値と第2の値の比によって定めることができ
る。このように、増幅器の利得と電圧発生手段が発生す
る電圧を変化させることで、平均出力光電力と変調度を
所定の値にすることができるので、出力光電力制御手段
の回路構成が簡単になり、光直接増幅装置のコストダウ
ンを図ることができる。
【0049】また、請求項5記載の発明によれば、比較
手段の比較の基準となる予め定められた第1の値によっ
て変調度を、直流成分の大きさの比較の基準となる予め
定められた第2の値によって平均出力光電力を、それぞ
れ独立に設定することができる。このため、これらの値
の初期設定を容易に行うことができる。さらに、変調度
または平均出力光電力の一方だけの変更を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光直接増幅装置の概
略構成を表わしたブロック図である。
【図2】予変調回路が出力する周波数偏移キーイングに
よって変換された監視信号の波形の一例を表わした波形
図である。
【図3】図1に示した光直接増幅装置における出力光電
力制御回路の概略構成を表わしたブロック図である。
【図4】増幅後の光の強度をフォト・ダイオードによっ
て変換した電気信号の波形の一例を表わした波形図であ
る。
【図5】図3と異なる構成の出力光電力制御回路の概略
構成を表わしたブロック図である。
【図6】従来使用されていた光直接増幅装置の概略構成
を表わしたブロック図である。
【図7】励起光強度の変調周波数に対する増幅後の光の
相対変調度を表わした特性図である。
【符号の説明】
11 光信号入力端子 12 波長分割多重カプラ 13 エルビウムドープファイバ 14 光分岐カプラ 15 光信号出力端子 16 フォト・ダイオード 17 電流電圧変換回路 18 出力光電力制御回路 21 監視情報入力端子 22 予変調回路 23 監視情報 24 監視信号 25 制御信号 26 半導体レーザ駆動回路 27 半導体レーザ 28 励起電流 29 励起光 31 低域遮断フィルタ 32 高域遮断フィルタ 33、34 予変調回路の出力波形 41、42、43、59 端子 44 振幅検出回路 45、55、57、63 電圧信号 46、52 比較器 47、53 基準電圧発生回路 48、61 基準電圧信号 49、53 比較結果 51、64 増幅器 54 電圧源 56 重畳回路 62 比算出回路 81 監視信号成分 82 直流成分 83 変調度の差

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ電気信号の振幅に応じて電流値
    の変化する励起電流を生成する励起電流生成手段と、 この励起電流生成手段によって生成された励起電流を入
    力し電流値に応じた強度の光を発光する励起光源と、 光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強度に応じ
    てこれを増幅する希土類添加ファイバと、 この希土類添加ファイバによって増幅された光信号の強
    度を電気信号に変換する光電変換手段と、 この光電変換手段によって変換された電気信号から前記
    アナログ電気信号の周波数成分を抽出する信号抽出手段
    と、 前記光電変換手段によって変換された電気信号の直流成
    分を抽出する直流成分抽出手段と、 この直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
    きさと前記信号抽出手段によって抽出されたアナログ電
    気信号の周波数成分の振幅の大きさを比較する比較手段
    と、 この比較手段の比較結果が所定の値になるように前記励
    起電流生成手段が生成する励起電流の電流値の前記アナ
    ログ電気信号の振幅に応じて変化する大きさを変更する
    変更手段とを具備することを特徴とする光直接増幅装
    置。
  2. 【請求項2】 アナログ電気信号の振幅に応じて電流値
    の変化する励起電流を生成する励起電流生成手段と、 この励起電流生成手段によって生成された励起電流を入
    力し電流値に応じた強度の光を発光する励起光源と、 光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強度に応じ
    てこれを増幅する希土類添加ファイバと、 この光電変換手段によって変換された電気信号から前記
    アナログ電気信号の周波数成分を抽出する信号抽出手段
    と、 前記光電変換手段によって変換された電気信号の直流成
    分を抽出する直流成分抽出手段と、 この直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
    きさと前記信号抽出手段によって抽出されたアナログ電
    気信号の周波数成分の振幅の大きさを比較する比較手段
    と、 この比較手段の比較結果が予め定められた第1の値にな
    るように前記励起電流生成手段が生成する励起電流の電
    流値の前記アナログ電気信号の振幅に応じて変化する大
    きさを変更する変更手段と、 前記直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
    きさが予め定められた第2の値になるように前記励起電
    流生成手段が生成する励起電流の平均の電流値を変更す
    る平均電流変更手段とを具備することを特徴とする光直
    接増幅装置。
  3. 【請求項3】 所定のデジタル情報を周波数偏移キーイ
    ングを用いてアナログ電気信号に変換する変換手段と、 この変換手段が出力するアナログ電気信号の振幅に応じ
    て電流値が変化する励起電流を生成する励起電流生成手
    段と、 この励起電流生成手段によって生成された励起電流を入
    力し電流値に応じた強度の光を発光する励起光源と、 光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強度に応じ
    てこれを増幅する希土類添加ファイバと、 この希土類添加ファイバによって増幅された光信号の強
    度を電気信号に変換する光電変換手段と、 この光電変換手段によって変換された電気信号から前記
    アナログ電気信号の周波数成分を抽出する信号抽出手段
    と、 前記光電変換手段によって変換された電気信号の直流成
    分を抽出する直流成分抽出手段と、 この直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
    きさと前記信号抽出手段によって抽出されたアナログ電
    気信号の周波数成分の振幅の大きさを比較する比較手段
    と、 この比較手段の比較結果が予め定められた第1の値にな
    るように前記励起電流生成手段が生成する励起電流の電
    流値の前記アナログ電気信号の振幅に応じて変化する大
    きさを変更する変更手段と、 前記直流成分抽出手段によって抽出された直流成分の大
    きさが予め定められた第2の値になるように前記励起電
    流生成手段が生成する励起電流の平均の電流値を変更す
    る平均電流変更手段とを具備することを特徴とする光直
    接増幅装置。
  4. 【請求項4】 所定のデジタル情報を周波数偏移キーイ
    ングを用いてアナログ電圧信号に変換する変換手段と、 この変換手段が出力するアナログ電圧信号を増幅する増
    幅手段と、 所定の電圧の電圧信号を生成する電圧生成手段と、 この電圧生成手段が生成する電圧信号に前記増幅手段に
    よって増幅されたアナログ電圧信号を重畳する重畳手段
    と、 この重畳手段が出力する電圧信号の電圧値に応じた強度
    の光を発光する励起光源と、 光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強度に応じ
    てこれを増幅する希土類添加ファイバと、 この希土類添加ファイバによって増幅された光信号の強
    度を電気信号に変換する光電変換手段と、 低域遮断周波数が前記アナログ電圧信号の最低の周波数
    よりも低周波数の低域遮断フィルタと、 前記光電変換手段によって変換された電気信号を入力し
    この低域遮断フィルタを通過させた後の電気信号の振幅
    の大きさが予め定められた第1の値になるように前記増
    幅手段の増幅利得を変更する利得変更手段と、 高域遮断周波数が前記アナログ電圧信号の最低の周波数
    よりも低周波数の高域遮断フィルタと、 前記光電変換手段によって変換された電気信号を入力し
    この高域遮断フィルタを通過させた後の電気信号の大き
    さが予め定められた第2の値になるように前記電圧生成
    手段が生成する電圧の値を変更する電圧変更手段とを具
    備することを特徴とする光直接増幅装置。
  5. 【請求項5】 所定のデジタル情報を周波数偏移キーイ
    ングを用いてアナログ電圧信号に変換する変換手段と、 この変換手段が出力するアナログ電圧信号を増幅する第
    1の増幅手段と、 所定の電圧の電圧信号を生成する電圧生成手段と、 この電圧生成手段が生成する電圧信号に前記第1の増幅
    手段によって増幅された電圧信号を重畳する重畳手段
    と、 この重畳手段が出力する電圧信号を増幅する第2の増幅
    手段と、 この第2の増幅手段によって増幅された電圧信号の電圧
    値に応じた強度の光を発光する励起光源と、 光信号を入力しこの励起光源が発光する光の強度に応じ
    てこれを増幅する希土類添加ファイバと、 この希土類添加ファイバによって増幅された光信号の強
    度を電気信号に変換する光電変換手段と、 低域遮断周波数が前記アナログ電圧信号の最低の周波数
    よりも低周波数の低域遮断フィルタと、 高域遮断周波数が前記アナログ電圧信号の最低の周波数
    よりも低周波数の高域遮断フィルタと、 前記光電変換手段によって変換された電気信号をこの高
    域遮断フィルタおよび前記低域遮断フィルタに入力しこ
    れらを通過させた後の電気信号の大きさを比較する比較
    手段と、 この比較手段の比較結果が予め定められた第1の値にな
    るように前記第1の増幅手段の増幅利得を変更する第1
    の利得変更手段と、 前記高域遮断フィルタを通過させた後の電気信号の大き
    さが予め定められた第2の値になるように前記第2の増
    幅手段の増幅利得を変更する第2の利得変更手段とを具
    備することを特徴とする光直接増幅装置。
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