JP2678943B2 - 二サイクルエンジンの掃気装置 - Google Patents
二サイクルエンジンの掃気装置Info
- Publication number
- JP2678943B2 JP2678943B2 JP1174108A JP17410889A JP2678943B2 JP 2678943 B2 JP2678943 B2 JP 2678943B2 JP 1174108 A JP1174108 A JP 1174108A JP 17410889 A JP17410889 A JP 17410889A JP 2678943 B2 JP2678943 B2 JP 2678943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scavenging
- cylinder
- hole
- exhaust
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、二サイクルエンジンの掃気装置の改良に
関する。
関する。
二サイクルエンジンは、第3図に示すように、シリン
ダーAの前面に排気孔Bを開口し、シリンダーAの左右
に、クランク室Cに通じる掃気孔Dを開口し、シリンダ
ーA内を往復動するピストンで、排気孔Bと掃気孔Dを
開閉するようにしてある。そして、シリンダーA内で燃
焼した排気ガスを排気孔Bに送り、クランク室Cで一次
圧縮した新しいガスの掃気を掃気孔Dを通してシリンダ
ーA内に充填する。その際、掃気は、リンダーA内に残
った排気を排気孔Bに押し出しながら充填される。
ダーAの前面に排気孔Bを開口し、シリンダーAの左右
に、クランク室Cに通じる掃気孔Dを開口し、シリンダ
ーA内を往復動するピストンで、排気孔Bと掃気孔Dを
開閉するようにしてある。そして、シリンダーA内で燃
焼した排気ガスを排気孔Bに送り、クランク室Cで一次
圧縮した新しいガスの掃気を掃気孔Dを通してシリンダ
ーA内に充填する。その際、掃気は、リンダーA内に残
った排気を排気孔Bに押し出しながら充填される。
しかしながら、上記従来例において、シリンダーAの
上部に残った排気を押出すのには、掃気の吹上げ角度α
が問題になる。吹上げ角度αが小さいと、シリンダーA
の上部に残った排気を押出すことができなくなり、又、
掃気が直接排気孔Bに吹抜けるようにもなる。一方、シ
リンダーAは、内壁の剛性が必要で、適度の剛性を保っ
て、その外側に掃気孔Dを設けており、吹上げ角度αが
制約を受ける。点線Eで示すように、吹上げ角度αを大
きくすると、掃気孔Dが細くなって抵抗が増し、掃気の
充填効率が低下する。
上部に残った排気を押出すのには、掃気の吹上げ角度α
が問題になる。吹上げ角度αが小さいと、シリンダーA
の上部に残った排気を押出すことができなくなり、又、
掃気が直接排気孔Bに吹抜けるようにもなる。一方、シ
リンダーAは、内壁の剛性が必要で、適度の剛性を保っ
て、その外側に掃気孔Dを設けており、吹上げ角度αが
制約を受ける。点線Eで示すように、吹上げ角度αを大
きくすると、掃気孔Dが細くなって抵抗が増し、掃気の
充填効率が低下する。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、、掃
気孔の大きさを保ちながら、吹上げ角度を大きくして、
掃気の充填効率を高め、かつ排気の残留を少くできて出
力の向上を図ることができる二サイクルエンジンの掃気
装置を得ることを目的とする。
気孔の大きさを保ちながら、吹上げ角度を大きくして、
掃気の充填効率を高め、かつ排気の残留を少くできて出
力の向上を図ることができる二サイクルエンジンの掃気
装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の二サイクルエ
ンジンの掃気装置は、シリンダーの前面に排気孔を開口
すると共にシリンダーの左右に掃気孔を開口し、ピスト
ンの往復運動によって開閉するものに於て、掃気孔のシ
リンダー開口端に近い上縁部分に、シリンダー壁面から
シリンダー内径の1/10〜1/5の間隔に頂点を有する脹み
を設けて吹上げ角度を大きくするようにしたことにあ
る。
ンジンの掃気装置は、シリンダーの前面に排気孔を開口
すると共にシリンダーの左右に掃気孔を開口し、ピスト
ンの往復運動によって開閉するものに於て、掃気孔のシ
リンダー開口端に近い上縁部分に、シリンダー壁面から
シリンダー内径の1/10〜1/5の間隔に頂点を有する脹み
を設けて吹上げ角度を大きくするようにしたことにあ
る。
上記の構成を有する本発明は、掃気孔に設けた脹みに
よって、開口端の吹上げ角度を大きくすることができ
て、シリンダー上部に残留する排気を取除くことができ
る。そして、吹上げ角度を大きくする脹みの長さが短い
ので、掃気孔の通路が細くなって抵抗が増す部分が少
く、充填効率の低下も防げて、出力を高めることができ
る。
よって、開口端の吹上げ角度を大きくすることができ
て、シリンダー上部に残留する排気を取除くことができ
る。そして、吹上げ角度を大きくする脹みの長さが短い
ので、掃気孔の通路が細くなって抵抗が増す部分が少
く、充填効率の低下も防げて、出力を高めることができ
る。
以下、本発明の実施例を第1図及び第2図によって説
明する。
明する。
シリンダー1は、前面に排気孔2を開口し、左右側面
に掃気孔3を開口させてある。そして、掃気孔3は、ク
ランク室4に連通させてある。ピストン5は、シリンダ
ー1内を往復動し、排気孔2及び掃気孔3を開閉し、下
死点付近で開くようになっている。シリンダー1内で燃
焼したガスは、ピストン5を圧力で押下げる。排気孔2
が開き始めると、圧力の高い排気は、排気孔2に流れ
る。次いで、掃気孔3が開くと、クランク室4で一次圧
縮された新しいガスの掃気が、掃気孔3を通って、シリ
ンダー1内に入り、シリンダー1内の排気を押出しなが
ら、シリンダー1内に充填される。しかして本発明は、
掃気孔3のシリンダー1の開口に近い上縁部分に、脹み
6を設ける。脹み6は、頂点7を、シリンダー1の内径
の1/10〜1/5になる間隔Tに設定する。これによって、
吹上げ角度を+β分だけ大きくできる。
に掃気孔3を開口させてある。そして、掃気孔3は、ク
ランク室4に連通させてある。ピストン5は、シリンダ
ー1内を往復動し、排気孔2及び掃気孔3を開閉し、下
死点付近で開くようになっている。シリンダー1内で燃
焼したガスは、ピストン5を圧力で押下げる。排気孔2
が開き始めると、圧力の高い排気は、排気孔2に流れ
る。次いで、掃気孔3が開くと、クランク室4で一次圧
縮された新しいガスの掃気が、掃気孔3を通って、シリ
ンダー1内に入り、シリンダー1内の排気を押出しなが
ら、シリンダー1内に充填される。しかして本発明は、
掃気孔3のシリンダー1の開口に近い上縁部分に、脹み
6を設ける。脹み6は、頂点7を、シリンダー1の内径
の1/10〜1/5になる間隔Tに設定する。これによって、
吹上げ角度を+β分だけ大きくできる。
脹み6によって、掃気孔3の開口部の吹上げ角度を大
きくできて、シリンダー1の頂部に掃気がよく流れ、排
気の残留を防ぐことができる。そして、掃気孔3の通路
面積に与える影響が少く、抵抗が少くて、掃気の充填効
率も高く、高出力にできる。
きくできて、シリンダー1の頂部に掃気がよく流れ、排
気の残留を防ぐことができる。そして、掃気孔3の通路
面積に与える影響が少く、抵抗が少くて、掃気の充填効
率も高く、高出力にできる。
以上説明したように、この発明は上述のように構成し
たので、掃気孔に設けた脹みによって吹上げ角度を大き
くできて、掃気がシリンダー上部に向って流れ、排気の
残留を防止できる。又、脹みが小さく、掃気通路の抵抗
を大きくすることが少くて、掃気の充填効率を高め、出
力を向上できる。
たので、掃気孔に設けた脹みによって吹上げ角度を大き
くできて、掃気がシリンダー上部に向って流れ、排気の
残留を防止できる。又、脹みが小さく、掃気通路の抵抗
を大きくすることが少くて、掃気の充填効率を高め、出
力を向上できる。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、 第1図は縦断面図、 第2図は要部拡大図、 第3図は従来例を示す縦断面図、 である。 1……シリンダー、2……排気孔、3……掃気孔、5…
…ピストン、6……脹み、7……頂点。
…ピストン、6……脹み、7……頂点。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダーの前面に排気孔を開口すると共
にシリンダーの左右に掃気孔を開口し、ピストンの往動
運動によって開閉するものに於て、掃気孔のシリンダー
開口端に近い上縁部分に、シリンダー壁面からシリンダ
ー内径の1/10〜1/5の間隔に頂点を有する脹みを設けて
吹上げ角度を大きくするようにしたことを特徴とする二
サイクルエンジンの掃気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1174108A JP2678943B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 二サイクルエンジンの掃気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1174108A JP2678943B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 二サイクルエンジンの掃気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343622A JPH0343622A (ja) | 1991-02-25 |
JP2678943B2 true JP2678943B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=15972790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1174108A Expired - Lifetime JP2678943B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 二サイクルエンジンの掃気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678943B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP1174108A patent/JP2678943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343622A (ja) | 1991-02-25 |
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