JP2678887B2 - ドア用防犯錠 - Google Patents

ドア用防犯錠

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JP2678887B2
JP2678887B2 JP6264003A JP26400394A JP2678887B2 JP 2678887 B2 JP2678887 B2 JP 2678887B2 JP 6264003 A JP6264003 A JP 6264003A JP 26400394 A JP26400394 A JP 26400394A JP 2678887 B2 JP2678887 B2 JP 2678887B2
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JP
Japan
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door
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JP6264003A
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JPH08120998A (ja
Inventor
庄司 横田
英雄 畑尾
均 西谷
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株式会社マンテン
株式会社ハタオ
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、換気や来訪者の確認
を行う際に、防犯上、ドアを少し開いたままの状態で、
それ以上開かないようにするドア用の防犯錠に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ドア用の防犯錠として最も一般的なもの
は、いわゆるドアチェーンであるが、ドアチェーンはド
アの内面側にぶら下がっているので、体裁が悪く、掛け
外しにも手間がかかる。
【0003】このため、従来、図7に示すように、ドア
1の先端側面に、用心杆2を組込んだものがある。
【0004】このものは、用心杆2がサムターンによっ
て出没自在になっており、サムターンを回動させて用心
杆2をドア枠3側に突出させると、用心杆2の先端の係
合爪4が、ドア枠3に設けた上下方向の受け溝5に嵌ま
り、ドア1を開くと、用心杆2の係合爪4が受け溝5内
をスライドしながら、用心杆2が回転し、用心杆2の係
合爪4が受け溝5の上端に達した位置で、ドア1がそれ
以上開かないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
防犯錠は、用心杆2がドア1先端側面の上下の中程に位
置するため、用心杆2を、ドア枠3の受け溝5に引っ掛
けてドア1を開いている状態において、用心杆2が視覚
的に見立つと共に、用心杆2に手が届くので防犯面で好
ましくないという問題があった。
【0006】また、用心杆2は、水平面内ではなく、垂
直面内で回転するため、ドア1の回転によってねじれが
生じる。このため、ドア1を強く開いた場合等、用心杆
2に大きな応力が加わると、用心杆2の取付け部分が損
傷しやすいという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、用心杆が手の届かな
い視覚上目立たない位置にあり、ドアを開く際に、用心
杆にねじれが生じなくて、大きな応力に耐え得るドア用
の防犯錠を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、ドアの先端上面に、用心杆を、先端
の回転軸によってドアの上面と平行な面内で回転可能
で、かつドアの上方と内部に出没可能に設け、ドア枠の
上枠に、上記用心杆に対面するように受け溝を形成し、
上記用心杆の後端上面に、用心杆をドアの上方に押し出
した状態で、上記受け溝に係合する係合爪を形成したも
のである。
【0009】
【作用】用心杆を、上記のように、ドアの先端上面に設
ければ、通常、用心杆に手が届かないし、ドアを開けて
も用心杆が視覚を遮ぎらない。
【0010】また、用心杆は、ドアの上面と平行な面
内、即ち、水平面内で回転するので、ドアの回転によっ
てねじれが生じない。さらに、デッドボルトと用心杆と
がともに埋没した解錠状態でサムターンを90度回転さ
せることにより、用心杆のみが突出した状態と、上記解
錠状態でサムターンを他方向に90度回転させることに
よりデッドボルトのみが突出した状態とに切り替えられ
るようにしたので、使用者は、サムターンを適宜操作す
るだけで、ドアを完全にロックし、ドアを少し開いた状
態でロックし、又はドアを完全に開放可能にすることが
でき、また、操作時におけるサムターンの回転量を容易
に認識することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0012】ドア11は、ドア枠12の後方側の側枠1
3に、ヒンジ14によって回転可能に取付けられてい
る。
【0013】ドア11の先端部分には、上下方向の中程
に、錠箱15が組込まれている。
【0014】上記錠箱15は、ドア11に、ビスによっ
て固定される外ケース16と、この外ケース16内に、
上下方向にスライド自在に収容された内ケース17とか
らなる。
【0015】上記内ケース17内には、ドア11の室内
側の面に取付けられたサムターン18によって回転する
連動ギヤ19が組込まれている。この連動ギヤ19の外
周面の一部には、内ケース17の先端壁面に形成した上
下方向のギヤ溝20に係合する歯列21が形成されてい
る。
【0016】上記サムターン18の回転軸22は、4角
柱に形成されている。この4角柱の回転軸22は、ばね
23によって挾まれ、90度ずつ、カチ、カチと回転す
るようになっている。
【0017】上記連動ギア19と内ケース17のギア溝
20とは、内ケース17が下方に下がった状態で、図4
に示すように、連動ギア19の歯列21の上部がギア溝
20の上部に位置するようになっており、この状態から
サムターン18を90度回転させて、連動ギア19の歯
列21を上方に向かって回転させると、歯列21が内ケ
ース17のギア溝20に係合して、図5に示すように、
内ケース17が上方にスライドするようになっている。
そして、サムターン18を元に戻すと、内ケース17が
下がって、図4に示す状態に戻る。
【0018】上記内ケース17と外ケース16との間に
は、内ケース17が、上方に上がった状態と、下方に下
がった状態のいずれかの状態を保持するようにばね手段
24が設けられている。
【0019】上記ドア11の先端上面には、上記内ケー
ス17の上下動によって、ドア11の上方と内部に出没
する用心杆25が、ドア11の上面と平行に設けられて
いる。この用心杆25の先端は、サムターン18の回転
によって上下動する内ケース17にロッド棒26等の連
結部材を介して連結され、これによって用心杆25が、
ドア11の上方と内部に出没可能となっている。上記ド
ア11の上面には、用心杆25を収容するための、合成
樹脂製のカバー27が設けられている。
【0020】上記用心杆25の先端は、ロッド棒26を
回転軸にして、ドア11の上面と平行な面内で回転可能
に取付けられている。また、上記用心杆25の後端上面
には、上端に大径の頭部を有する係合爪28が設けられ
ている。
【0021】上記ドア枠12を構成する上枠29には、
上記用心杆25に対面するように、受け溝30が形成さ
れ、この受け溝30の後端部は、用心杆25の係合爪2
8の頭部が差し入れられるように広幅に形成されてい
る。また、受け溝30の先端側は、ドア11の開き方向
に少し屈曲している。
【0022】上記用心杆25は、サムターン18、内ケ
ース17およびロッド棒26等からなる操作手段によっ
て上下動して、ドア11の上方に押し出されたり、ドア
11の上面のカバー27内に収容されるようになってい
る。
【0023】上記用心杆25を、ドア11の上方に押し
出すと、用心杆25の後端の係合爪28が、ドア枠12
を構成する上枠29に設けた受け溝30内に嵌まるよう
になっている。そして、この状態で、ドア11を開く
と、用心杆25がドア11の上面と平行な面内で回転し
ながら、係合爪28が受け溝30内を先端側に向かって
スライドし、係合爪28が受け溝30の先端に到達した
位置で、図3(B)に示すように、ドア11はそれ以上
開かなくなる。
【0024】この後、ドア11を閉めていくと、用心杆
25が反対方向に回転しながら、係合爪28が受け溝3
0内を後端側に向かってスライドし、ドア11を閉めき
った状態で、用心杆25はドア11の上面に位置し、こ
の位置でサムターン18を元に90度回転させると、用
心杆25が下方に下がって、係合爪28が受け溝30か
ら離脱し、カバー27内に収容される。このように、用
心杆25を下方に下げて、ドア11の上面のカバー27
内に収容する場合、サムターン18を解除すると、用心
杆25は自重によって下方に下がろうとするため、用心
杆25のカバー27内への収容にトラブルが生じにく
い。
【0025】ところで、ドア11が開かれているとき
に、サムターン18を回転させて、用心杆25がドア1
1の上方に押し出せるようになっていると、ドア11を
閉めたときに、用心杆25がドア枠11の上枠29に当
たり、上枠29を傷付けたり、用心杆25を損傷するお
それがある。このため、ドア11が、閉まった状態でな
いと、サムターン18を操作して、用心杆25をドア1
1の上方に押し出せないように、錠箱15の外ケース1
6と内ケース17との間には、トリガー31が設けられ
ている。このトリガー31は、ドア11が開かれている
ときは、ばね32によって、内ケース17内から外ケー
ス16の外部に突出して、内ケース17が上方にスライ
ドできないようにしている。そして、ドア11が閉まっ
ているときは、トリガー31は、ドア枠12に押され
て、内ケース17内に押し込まれ、内ケース17が上方
へスライドできるようになっている。
【0026】ところで、上記のように、用心杆25の作
動は、サムターン18の回転によって行われるが、次の
ようにして、このサムターン18を、内締錠のデッドボ
ルト33の作動に使用することもできる。
【0027】即ち、錠箱15内の下部には、デッドボル
ト33が作動アーム34の回動によって出し入れ自在に
収容されている。このデッドボルト33は、サムターン
18を、図4に示す状態から、内ケース17を上方にス
ライドさせる場合と逆方向に90度回転させることによ
って、錠箱15から押し出されて、ドア枠12の錠孔3
5に嵌まるようになっている。上記連動ギア19の側面
には、ピン36が設けられ、このピン36が、作動アー
ム34の上端の切り欠き37に係合して作動アーム34
を回動させている。
【0028】また、上記連動ギア19の軸孔38に、室
外側からシリンダー錠39を取付けることによって、室
外側からサムターン18の回転、即ち、デッドボルト3
3の出し入れを行うようにすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明は、用心杆を、
ドアの先端上面に、出没可能に設けたので、防犯錠の使
用時に、ドアを開けても用心杆が視覚を遮らなくなり、
体裁が非常によい。また、用心杆が、ドアの先端上面に
設けられていると、通常、用心杆に手が届かないので、
防犯上非常に優れているという効果がある。
【0030】また、用心杆は、ドアの上面と平行な面内
で回転するため、用心杆にねじれが生じず、大きな応力
に耐えることができるという効果もある。
【0031】また、用心杆は、上下方向に出没するた
め、用心杆を収容する際に、用心杆は自重によって下方
に下がろうとするため、トラブルの発生が少ないという
効果もある。さらに、使用者がサムターンを操作するだ
けで、ドアを完全にロックした状態と、ドアを少し開け
てロックする状態と、ドアを完全に開放可能にする状態
とを切り替えることができ、操作時におけるサムターン
の回転量も容易に認識することができるので、高い操作
性が得られ、非常に使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の分解斜視図
【図2】錠箱部分の分解斜視図
【図3】(A)、(B)はこの発明の防犯錠を使用した
ドアの開閉状態を示す平面図
【図4】錠箱内の内ケースが下方に下がった状態を示す
縦断面図
【図5】錠箱内の内ケースが上方に上がった状態を示す
縦断面図
【図6】サムターンの回転によってデッドボルトを押し
出した状態を示す縦断面図
【図7】従来例の斜視図
【符号の説明】
11 ドア 12 ドア枠 13 側枠 14 ヒンジ 15 錠箱 16 外ケース 17 内ケース 18 サムターン 19 連動ギア 20 ギア溝 21 歯列 22 回転軸 23 ばね 24 ばね手段 25 用心杆 26 ロッド棒 27 カバー 28 係合爪 29 上枠 30 受け溝 31 トリガー 32 ばね 33 デッドボルト 34 作動アーム 35 錠孔 36 ピン 37 切り欠き 38 軸孔 39 シリンダー錠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−42251(JP,A) 特開 平5−86765(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの先端上面に、用心杆を、先端の回
    転軸によってドアの上面と平行な面内で回転可能で、か
    つドアの上方と内部に出没可能に設け、ドア枠の上枠
    に、上記用心杆に対面するよう受け溝を形成し、上記用
    心杆の後端上面に、用心杆をドアの上方に押し出した状
    態で、上記受け溝に係合する係合爪を形成し、上記ドア
    に、その側面から出没可能で、かつ突出した状態でドア
    枠の側枠に設けた錠孔に嵌まるデッドボルトと、このデ
    ッドボルトと上記用心杆の出没用のサムターンを設け、
    上記デッドボルトと用心杆とがともに埋没した解錠状態
    でサムターンを90度回転させることにより用心杆のみ
    が突出した状態と、上記解錠状態でサムターンを他方向
    に90度回転させることによりデッドボルトのみが突出
    した状態とに切り替えられるようにしたことを特徴とす
    るドア用防犯錠。
JP6264003A 1994-10-27 1994-10-27 ドア用防犯錠 Expired - Lifetime JP2678887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6264003A JP2678887B2 (ja) 1994-10-27 1994-10-27 ドア用防犯錠

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08120998A JPH08120998A (ja) 1996-05-14
JP2678887B2 true JP2678887B2 (ja) 1997-11-19

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ID=17397203

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0586765A (ja) * 1991-09-30 1993-04-06 Shiroki Corp ドアロツク機構
JPH081114B2 (ja) * 1992-07-16 1996-01-10 株式会社サンポウロック ガードアーム装置

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JPH08120998A (ja) 1996-05-14

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