JP2678142B2 - 黒板類の消去方法、および、黒板類の消去装置 - Google Patents

黒板類の消去方法、および、黒板類の消去装置

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JP2678142B2 JP24922594A JP24922594A JP2678142B2 JP 2678142 B2 JP2678142 B2 JP 2678142B2 JP 24922594 A JP24922594 A JP 24922594A JP 24922594 A JP24922594 A JP 24922594A JP 2678142 B2 JP2678142 B2 JP 2678142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、黒板(ブラックボー
ド),白板(ホワイトボード)等の、消去可能な筆記表
示板(以下、黒板類という)に記載された文字・図形類
を消去する方法、および同消去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】黒板類に文字・図形類を筆記表示する形
態を大別すると、石盤上に石筆で書く方式、黒板(緑
板)上にチョークで書く方式、および、白板上にマーカ
ーペンで書く方式が有る。これら何れの方式で書かれた
文字・図形類も、布片などで拭くことによって消去する
ことができる。現代においては石盤を用いることは稀で
あり、黒板,白板が主流である。ただし、本発明におい
て単に黒板と言うときは緑板を含む意である。また本発
明において文字・図形類とは、各種の文字および各種の
記号,並びに、これらの組み合わせよりなる文,数式類
の一切を含み、さらに図形、図表(グラフ)、模様な
ど、黒板,白板上に筆記表示される総べてを含む意であ
って、「汚れ」も含まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば黒板の場合、チ
ョークで書くことによって文字・図形類が表記され、黒
板拭きで拭くことによって消去され、これを何百回,何
千回も繰り返すことができる。こうした面について見れ
ば非常に便利であり、有用である。しかし、筆記表示さ
れた文字・図形類を拭き消すという作業を詳細に考察す
ると、少なからず厄介な点が多い。黒板というものが、
小学校以来、我々の日常生活に密着しており、かつ、永
年の馴染みが有るため、黒板拭き作業の不便さ、厄介さ
は感じ難くなっているが、 (イ)黒板拭きにチョークの粉が付着して溜ってゆくの
で、小さい棒で打ち叩くなどしてチョークの粉を払い落
とさなければならない。 (ロ)上記のようにして黒板拭きからチョークの粉を払
い落とすと、チョークの粉が空中に飛び散って煙のよう
に漂うので、清掃をしている者はチョークの粉、すなわ
ち石灰質の微粉末を肺の中へ吸い込んでしまう。これは
衛生上無視できない問題である。 (ハ)常日頃、黒板に文字・記号類を書いたり消したり
している職業の人(例えば教師など)は、衣服にチョー
クの粉が着き、織目の中に入り込むので始末におえな
い。 (ニ)黒板の下方の縁に取り付けられている粉受けの上
にチョークの粉が積もり、この粉受けの高さが使用者の
腰の辺りであるため、使用者の衣服の腰付近の汚れが特
に著しい。 (ホ)黒板拭きの清掃を怠ると黒板の面が綺麗にならな
いので、例えば学校などでは毎日のように黒板拭きを清
掃しなければならず、相当に煩わしく、あまり快適な作
業ではない。 (ヘ)広い黒板に細かい文字,図形類が密に書かれてい
るときは、よく手入れされて新品のようになった黒板拭
きを用いて消し始めても、消し終る頃には黒板拭きがか
なり汚れてしまっていて、いくら拭いても黒板の表面に
チョークの粉が残るようになる。綺麗に拭き上げようと
して、力を入れて何度も拭くと多大の時間と労力を費
す。 (ト)黒板の表面にチョークの粉が付着して残っている
と、その上にチョークで新しい文字・図形類を書いても
不鮮明になり、筆記表示板としての機能価値が低下して
しまう。以上に説明した(イ)〜(ニ)の不具合を一挙
に解決し得る公知の技術として、濡れ雑巾で拭くという
方法が有る。チョークで筆記表示されている黒板面を、
水で絞った雑巾で拭くと、チョークの粉が飛び散らず、
黒板の面にチョークの粉が残らず、チョークの粉を鼻か
ら吸い込む虞れも無く、かなり広い黒板であっても上手
に拭けば1枚の雑巾で黒板の全面を綺麗にすることが出
来る。ところが、雑巾を水で絞って黒板を拭き、その後
再び水洗いして干しておくといった雑巾の取扱いは思い
の外手数の掛かる作業である。特に、雑巾を台所や洗面
所で洗うことの出来ない場合が多く、掃除具用の流しの
有る所まで行ったり、屋外の水栓まで行ったりしなけれ
ばならないので煩わしく、冬季には苦渋作業である。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、黒板拭きを用いず、雑巾も用いないで、黒板
の面にチョークの微粉を残すことなく、自動的に文字
図形類を消去する技術を提供することを目的として創作
したものであるが、狭義の黒板にチョークで書かれた文
字・記号類に限らず、マーカーで書かれたホワイトボー
ド等も含めて、広義に黒板類全部に適用することができ
る。黒板拭きやイレーザを用いないので、日常的な用具
の清掃を要しないこと、チョーク等の微粉末を吸い込む
虞れが無いこと、および衣服がチョークの微粉末で汚れ
る虞れの無いことが、当然に期待される。また、雑巾も
用いないので、これを洗ったり、干したり、水で絞った
りする労力を要しないことも、必然的に期待される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、チョークの
微粉を飛散させず、従ってチョークの微粉が衣服に付着
したり鼻から吸い込まれたりしないという点で、黒板拭
きよりも濡れ雑巾の方が優れていることに着目し、さら
に、濡れ雑巾による消去の欠点(水洗,乾燥,水絞りの
手数が掛かること)を解消すべく方針を立てた。そし
て、基本的研究として、先ず、濡れ雑巾によるチョーク
表記の拭き消しに関するメカニズムを追求した結果、雑
巾による黒板の払拭・清浄効果は、次の四つの作用の複
合によることを突きとめ、理論的にも実験的にもこれら
の作用を確認した。すなわち、 A.濡れ雑巾が文字・図形等を表示している顔料(例え
ば黒板表面に付着しているチョークの薄層)に触れたと
き、この顔料は飽和状態を越えて吸湿し、黒板表面に対
する付着力が減少する。(感覚的に表現すれば、チョー
クが浮かされて剥がれ易い状態になる。 B.上述のように飽和状態を越えて吸湿した顔料は、瞬
時の後に微粉末になるのであるが、微粉末になっても空
気中に飛散して漂わないようになる。(微粉末同志が水
を介して凝集力を生じ、飛散しなくなり、かつ、見掛け
比重が大きくなって空気中に懸濁(浮遊)し得ない状態
になる。 C.上記のように変化した顔料は、次の瞬間に布で摩擦
され、黒板表面上を滑動せしめられる。この滑動に伴っ
て顔料は微粉末状に粉砕されるが、既に過飽和吸湿して
いるので空気中に飛散することなく、水と混合して泥状
となる。
【0006】D.雑巾は顔料の上を通過してゆく。従っ
て、顔料を基準として見れば、次々と雑巾の新しい面に
摺触する。前記のようにして泥状になった顔料に対し
て、雑巾の新しい面を覆っている水膜が触れ、これを洗
い流すような形で黒板から顔料を離脱させる。
【0007】黒板上に付着して文字・図形類を表示して
いる顔料は、雑巾が通過する一瞬の間に、上記A,B,
C,Dの作用を受けて黒板表面から離脱せしめられるの
である。本発明者は上述の考察に基づいて、従来の雑巾
が一つの部材(雑巾)で行なっていた、給湿→摩擦→洗
い流し、という一連の作用を分解して、給湿ノズル(1
次ノズル)と、ブラシと、洗浄ノズル(2次ノズル)と
に分担させることによって自動化する技術を創作し、試
作・実験を繰り返して実用に供し得るレベルまで改良し
て本発明を完成させた。
【0008】上述の原理に基づいて前記の目的(無粉塵
の自動消去)を達成するため本発明に係る消去方法は、
黒板類に表記された文字・図形類を消去する方法におい
て、 a.表記されている文字・図形類に液体を注ぎかけて、
黒板類に付着して文字・図形類を表している顔料の付着
力を緩解し、 b.ブラシで黒板類の表面を摩擦して、該黒板類に対す
る付着力を緩解された顔料を剥離させ、 c.黒板類から剥離され、前記の液体と混合して流動化
した顔料に、さらに液体を注ぎかけて黒板類の表面から
洗い流すことを特徴とする。上述の手段において顔料と
は、黒板類の表面に付着して文字・図形類を表示する物
質を言い、狭義の顔料のみでなく、バインダ剤,増量固
化材などを含めた概念である。上記の顔料がチョークで
ある場合は、前記の液体として水を用いることが好適で
ある。本発明方法を実施する際、上記の水として水道水
を用いることを妨げないが、一度使用して顔料を溶解し
た水を沈殿させたり濾過したりして再使用に供し、これ
を繰り返して循環させることも可能である。ただし、上
記の「顔料を溶解」とは物理化学で定義されている厳密
な意味での溶解ではなく、「顔料を含んだ」というほど
の意である。また、本発明方法を実施する場合、前記の
ブラシとして電動回転式のローラ型ブラシを用いると自
動化に好適であるが、電動ローラブラシ以外のブラシで
あっても本発明の技術的範囲に属する。
【0009】以上に説明した本発明の消去方法を実施す
るために創作した本発明の消去装置の構成は(図1参
照)黒板類に表記された文字・図形類を消去する装置で
あって a.黒板類に表記されている文字・図形類に液体を注ぎ
かけるための1次ノズル(8a)と、 b.1次ノズルから液体を注ぎかけられた文字・図形類
を擦り取るブラシ(6)と、 c.上記ブラシによって文字・図形類を擦り取られた黒
板類の表面、および、該文字・記号類を擦り取ったブラ
シに対して液体を注ぎかけるための2次ノズル(8b)
と、を具備していることを特徴とする。本発明に係る消
去装置を実施する際、液体で洗い流されて濡れた黒板類
を乾燥させるため、送風式の(好ましくは熱風式の)乾
燥機を併設すると好都合である。
【0010】
【作用】上述の発明方法によると、液体を注ぎかけられ
た文字・図形類は、黒板表面に対する付着力を緩解され
るとともに、該液体を過飽和に含有して凝集性を生じ、
微粉末となって空気中に飛散する虞れが無くなり、ブラ
シで擦られて黒板表面から離脱し、さらに液体を注ぎか
けられて洗い流される。このようにして、黒板類の表面
に付着して文字・図形類を表示していた顔料が黒板類の
表面から離脱し、該黒板類の外観が新品同様に復元す
る。そして、上記の方法は自動化に適し、しかも顔料の
粉塵を空気中に飛散させないので、衣服を汚したり健康
を害したりする虞れが無く、日常手入れの煩わしさも無
く、払拭の労力を要しない。本発明方法において、黒板
類に付着している顔料に注ぎかける液体と、ブラシで擦
られて流動化した顔料を洗い流す液体とに同一種類の液
体を用い、顔料を溶解した液体を回収して濾過,再使用
すると、液体の所要供給量が減少するので好都合であ
る。前記の黒板類が狭義の黒板もしくは緑板であり、前
記の顔料がチョークである場合には、上記の液体として
水を用いれば、安価であり、かつ取扱いが容易である。
前記のブラシとして電動回転式のローラブラシを用いる
と、消去作動を自動的に行なわせるに好都合である。前
述のごとく液体で洗い流された黒板類は顔料を除去され
て綺麗になっているが液体で濡れている。この濡れてい
る黒板類に熱風を吹き付けると迅速に乾燥して再度の筆
記表示可能な状態に完全復元するから好都合である。
【0011】本発明方法を実施する際、液体を注ぎかけ
る手段、ブラシで擦る手段、および熱風を吹きつける手
段を枠組もしくはケーシングに取り付け、この枠組もし
くはケーシングを黒板類の表面に沿わせて移動させる
と、黒板類の全面を端から端まで順次に清浄消去できる
ので自動化に適する。上記のようにして移動させる枠組
もしくはケーシングに対して、直接または間接にスクレ
ーパを取り付けて、このスクレーパで濡れた黒板類表面
を拭くと、余分な水分が除去されて乾燥が促進される。
また、上記と別体のスクレーパで黒板類の粉受けを拭く
と、黒板類の表面のみでなく粉受も清浄されるので好都
合である。また、前述の発明装置によると、前記の発明
方法の実施に欠くことの出来ない構成部材が具備されて
いるので、該発明方法を容易に実施して、その効果を充
分に発揮せしめることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る黒板類の消去方法を実施
するために構成した、本発明に係る消去装置の1実施例
を示し、模式的に描いた部分破断斜視図である。ただ
し、模式化してあるので、各構成部材の形状および寸法
関係を写実的に表した実体的投影図形ではない。1は黒
板類であり、本実施例においてはチョークで筆記される
タイプの狭義の黒板であって、その下方に粉受1aが取
り付けられている。読図を容易ならしめるように、この
黒板類1は太い鎖線で描いてある。細い鎖線で描いた2
は、枠組またはケーシングである。例えば金属アングル
材で構成した枠組(フレーム)に金属板を貼り付ける
と、該枠組を含めてケーシングが形成される。また、上
記とは別に、頑丈な(応力に耐える)ケーシングを構成
すれば、このケーシングに構成部材を装着・搭載するこ
とができるので、該ケーシングは枠組(フレーム)とし
ての機能を果たすことができる。従って、本発明におけ
るケーシングと枠組とは、機構学的な意味において同義
語と考えることができる。上記の枠組またはケーシング
2に、懸垂形の走行車輪3a,3bが設けられ、この懸
垂形走行車輪3a,3bは黒板類1の上縁に載架され、
枠組またはケーシング2を吊持している。上記の懸垂形
走行車輪3a,3bは、車輪駆動モータ4により、伝動
ベルト5a,5bを介して回転駆動され、黒板類1の上
縁を図の左右方向に走行する。これに伴って枠組または
ケーシング2は黒板類1の表面に沿って水平方向に往復
移動せしめられる。図示を省略するが、上記の懸垂形走
行車輪3a,3b以外に、枠組またはケーシング2の重
量を支承することなく、その往復移動を案内する案内車
輪を設けることが望ましい。また、上記の懸垂形走行車
輪3a,3bは、必ずしも黒板類1の上縁の上に直接的
に載架されることを要せず、例えば上縁に沿って敷設し
たレール(図示せず)に載架しても良い。本発明の請求
項8および請求項18で言うところの「上縁に載架す
る」とは、直接的な載架のみでなく、間接的な載架も含
む意である。図示の6はローラブラシであって、その毛
先が黒板類1の表面に接触するよう、垂直な姿勢で枠組
またはケーシング2に搭載されていて、ブラシ駆動モー
タ7によって回転せしめられる。前記の枠組またはケー
シング2が図の右方へ走行すると、該ローラブラシ6は
黒板類1の表面を擦りつつ走行する。
【0013】上記ローラブラシ6の走行方向前側に、比
較的少量の液体を黒板類1の表面に注ぎ掛ける1次ノズ
ル8aが設けられるとともに、上記ローラブラシ6の走
行方向後側に、比較的多量の液体を黒板類1とローラブ
ラシ6とに向けて注ぎ掛ける2次ノズル8bが設けられ
ている。先に述べたように本実施例の黒板類1は狭義の
黒板であって、チョークを用いて筆記表示されているの
で、本実施例においては上記1次ノズル8aから噴出さ
せる液体も、2次ノズル8bから噴出させる液体も、共
に水を用いる。注水用の水は、枠組またはケーシング2
の上部に搭載された給水タンク9から、給水多岐管10
を介して供給される。1次ノズル8aおよび2次ノズル
8bからの注水は、給水タンク9とノズルとの間の落差
を利用しても良く、ポンプを用いて加圧注水しても良
い。ただし、本発明において顔料に水を注ぎ掛ける操作
は、いわゆる高圧洗浄に類する考えでなく、顔料を湿ら
せ、洗い流すものであるから、高圧噴注する必要は無
い。1次ノズル8aから、チョークで書かれた文字・図
形類に水が注ぎ掛けられると、黒板に付着していたチョ
ークは充分に湿らされて、粉塵になって飛散し得ない性
状になるとともに、黒板表面への付着力が緩解され、板
面から浮かされる。上記のようにして浮かされたチョー
クの上を、ローラブラシ6が回転しつつ通過すると、板
面から浮かされていたチョークはローラブラシに擦られ
て板面から剥離し、水と共に撹拌されて泥状になる。ロ
ーラブラシ6が枠組またはケーシング2の走行に伴って
通過してゆくと、その後を2次ノズル8bが通過し、上
記のようにして泥状化して流動性を帯びたチョークを洗
い流す。洗い流されたチョークは多量の水と混和して黒
板の面に沿って流下し、板面は水に濡れた状態ながら文
字・図形類を完全に消去される。チョークを洗い流した
水は、黒板の面に沿って流下し、集水樋11を経て受水
タンク12に導かれ、一時的に貯留される。受水タンク
中の、チョークを溶解した水(ただし、先に定義したご
とく、この場合の溶解とは分子的レベルの溶解の意では
なく、微粉末を混合した水の意である)は暫時静置され
る。比較的大径のチョーク粒子は沈殿し、チョーク用の
バインダ剤を溶かし込んだ上澄みが出来る。上記の上澄
み液を、フィルタ13を経てモータ付ポンプ14で吸入
し、水循環管15を介して給水タンク9に送給する。上
記のようにして、1次ノズル8aから注ぎ掛ける液体
と、2次ノズル8bから注ぎ掛ける液体とを同一種類の
液体とすれば、一度使用した液体を回収,再生して循環
させることができる。本実施例においては、チョークで
書かれた狭義の黒板を消去の対象として、前記の液体と
して水を用いた。この水を循環させて使用するうちに、
蒸発によって減量するが、減量分を補給するだけで足り
るから取扱いが容易である。すなわち、常時ホースを繋
いでおくなどという厄介さが無い。マーカで筆記される
ホワイトボードの場合も、水溶性顔料を用いたマーカで
あれば上記実施例と同様にして水を使用することができ
る。水は、無毒で、安価で、衣服などを汚さず侵さない
ので好都合である。非水溶性顔料を用いたマーカの場合
は該非水溶性顔料用の溶剤を用いて本発明を実施するこ
とができる。溶剤と言うと、有毒,高価という印象を受
けがちであるが、マーカ用に有毒な溶剤は用いられず、
水に比して高価ではあっても、前述のように循環再使用
できるから経済的な面についても実用性が有る。図1に
ついて説明した実施例の作用を考察すると明らかなよう
に、ローラブラシ6の回転は、枠組またはケーシング2
の走行と共に行なわれる。従って、図示を省略するがロ
ーラブラシ6の駆動用モータと、懸垂形走行車輪3a,
3bの駆動用モータとを共用することが出来る。このよ
うに構成すると、構成部品点数が減って構造が簡単とな
り、自動装置とする場合の制御が容易になる。
【0014】図1に示した16は、有底無蓋の函状部材
で構成された乾燥ボックスであり、その開口部と黒板類
1に向け、僅かに離間せしめて配設され、前述した枠組
またはケーシング2に搭載されている。従って、該枠組
またはケーシング2の走行に伴って、黒板類1の表面に
沿って移動せしめられる。上記乾燥ボックスの垂直な縁
に、ゴム状弾性を有するラバースクレーパ17(読図の
便宜上、斑点を付して示した)が取り付けられていて、
黒板類1の板面に密着・摺触している。枠組またはケー
シング2の走行に伴って、上記ラバースクレーパ17が
図の右方に移動せしめられると、黒板の表面を洗い流し
た後に該黒板を濡らしている水膜が該ラバースクレーパ
17で拭かれて殆ど除去される。拭き残された僅少な水
分の上を乾燥ボックス16が通過して行く。該乾燥ボッ
クス16にブロワ18が取り付けられていて、該乾燥ボ
ックス16の中に空気が吹き込まれる。吹き込まれた空
気は黒板に付着している水分(ラバースクレーパ17で
吹き残された僅少な水分)を蒸発させて乾燥機能を果た
す。上記乾燥ボックス16の中には(図において隠れて
いて現れていないが)、棒状の電気式ヒータが垂直姿勢
に設けられている。本実施例においては、ストレートフ
ィン形の棒型ヒータである八光パイプヒーター(商標
名)を用いた。本発明を実施する際、ブロワ18の吹出
口にヒータ(図示せず)を設けることも出来るが、本実
施例のように垂直姿勢の棒型ヒータを枠組またはケーシ
ング2に搭載して水平方向に走行させると、黒板類の表
面の全面に対して均一な温度分布の熱風(温風であって
も良い)を一様に洩れ無く接触させることが出来るので
好都合である。先に説明したように、枠組またはケーシ
ング2の走行に伴ってラバースクレーパ17が黒板類の
表面を拭って水切り機能を果たす。図示を省略するが上
記のラバースクレーパ17と別体に、粉受1aの上面に
摺触するラバースクレーパを設けることも推奨される。
粉受1aの上にはチョークの粉末が堆積し易いが、上記
の粉受用ラバースクレーパを設けておくと、黒板を消去
すると同時に粉受の上のチョーク粉末も自動的に清掃さ
れる。
【0015】
【発明の効果】本発明方法を適用すると、液体を注ぎか
けられた文字・図形類は、黒板表面に対する付着力を緩
解されるとともに、該液体を過飽和に含有して凝集性を
生じ、微粉末となって空気中に飛散する虞れが無くな
り、ブラシで擦られて黒板表面から離脱し、さらに液体
を注ぎかけられて洗い流される。このようにして、黒板
類の表面に付着して文字・図形類を表示していた顔料が
黒板類の表面から離脱し、該黒板類の外観が新品同様に
復元する。そして、上記の方法は自動化に適し、しかも
顔料の粉塵を空気中に飛散させないので、衣服を汚した
り健康を害したりする虞れが無く、日常手入れの煩わし
さも無く、払拭の労力を要しない。本発明方法におい
て、黒板類に付着している顔料に注ぎかける液体と、ブ
ラシで擦られて流動化した顔料を洗い流す液体とに同一
種類の液体を用い、顔料を溶解した液体を回収して濾
過,再使用すると、液体の所要供給量が減少するので好
都合である。前記の黒板類が狭義の黒板もしくは緑板で
あり、前記の顔料がチョークである場合には、上記の液
体として水を用いれば、安価であり、かつ取扱いが容易
である。前記のブラシとして電動回転式のローラブラシ
を用いると、消去作動を自動的に行なわせるに好都合で
ある。前述のごとく液体で洗い流された黒板類は顔料を
除去されて綺麗になっているが液体で濡れている。この
濡れている黒板類に熱風を吹き付けると迅速に乾燥して
再度の筆記表示可能な状態に完全復元するから好都合で
ある。
【0016】本発明方法を実施する際、液体を注ぎかけ
る手段、ブラシで擦る手段、および熱風を吹きつける手
段を枠組もしくはケーシングに取り付け、この枠組もし
くはケーシングを黒板類の表面に沿わせて移動させる
と、黒板類の全面を端から端まで順次に清掃消去できる
ので自動化に適する。上記のようにして移動させる枠組
もしくはケーシングに対して、直接または間接にスクレ
ーパを取り付けて、このスクレーパで濡れた黒板類表面
を拭くと、余分な水分が除去されて乾燥が促進される。
また、上記と別体のスクレーパで黒板類の粉受けを拭く
と、黒板類の表面のみでなく粉受も清浄されるので好都
合である。また、前述の発明装置によると、前記の発明
方法の実施に欠くことの出来ない構成部材が具備されて
いるので、該発明方法を容易に実施して、その効果を充
分に発揮せしめることができるという優れた実用的効果
を奏し、ボード類の使用便宜の向上および衛生条件の
向上を通して、ボード類産業の振興に寄与するところ多
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る黒板類の消去方法を実施するため
に構成した、本発明に係る消去装置の1実施例を示し、
模式的に描いた部分破断斜視図である。ただし、模式化
してあるので、各構成部材の形状および寸法関係を写実
的に表した実体的投影図形ではない。
【符号の説明】
1…黒板類、2…枠組またはケーシング、3a,3b…
懸垂形走行車輪、4…車輪駆動モータ、5a,5b…伝
動ベルト、6…ローラブラシ、7…ブラシ駆動モータ、
8a…1次ノズル、8b…2次ノズル、9…給水タン
ク、10…給水多岐管、11…集水樋、12…受水タン
ク、13…フィルタ、14…モータ付ポンプ、15…水
循環管、16…乾燥ボックス、17…ラバースクレー
パ、18…ブロワ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 富雄 東京都港区麻布十番3丁目7番3号 日 学 株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭49−25024(JP,A) 実開 平2−54591(JP,U) 実公 昭18−8803(JP,Y1)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒板類に表記された文字・図形類を消去
    する方法において、 a.表記されている文字・図形類に液体を注ぎかけて、
    黒板類に付着して文字・図形類を表している顔料の付着
    力を緩解し、 b.ブラシで黒板類の表面を摩擦して、該黒板類に対す
    る付着力を緩解された顔料を剥離させ、 c.黒板類から剥離され、前記の液体と混合して流動化
    した顔料に、さらに液体を注ぎかけて黒板類の表面から
    洗い流すことを特徴とする、黒板類の消去方法。
  2. 【請求項2】 黒板類に付着している顔料に注ぎかける
    液体と、剥離して流動化した顔料を洗い流す液体とに、
    同一種類の液体を用い、かつ、流動化した顔料を洗い流
    した後、該顔料を溶解した液体を回収して再使用するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した黒板類の消去方
    法。
  3. 【請求項3】 流動化した顔料を洗い流して、該顔料を
    溶解した液体を受液タンクに導いて一時的に貯留して微
    小粒状成分を沈殿させ、上澄み液を濾過し、ポンプアッ
    プして給液タンクに回収して再使用に供することを特徴
    とする、請求項1または請求項2に記載した黒板類の消
    去方法。
  4. 【請求項4】 前記の液体として水を用いることを特徴
    とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した黒
    板類の消去方法。
  5. 【請求項5】 ブラシで黒板類の表面を摩擦する操作
    は、ローラ状のブラシを回転させながら、黒板類の表面
    に接触させつつ、該ローラ状ブラシの中心線と直角な方
    向に所定速度で移動させて行なうことを特徴とする、請
    求項1ないし請求項4の何れかに記載した黒板類の消去
    方法。
  6. 【請求項6】 黒板類の表面に付着している流動化した
    顔料を液体で洗い流した後、黒板類の表面に空気、望ま
    しくは熱風を吹き付けて、黒板類の表面に付着している
    液体を蒸発させて除去することを特徴とする、請求項1
    ないし請求項5の何れかに記載した黒板類の消去方法。
  7. 【請求項7】 前記のブラシ、および、液体を注ぎかけ
    るための構成部材、並びに、これらに付属する部材を、
    枠組ないしはケーシングに装着し、 上記のケーシングに車輪を取り付け、 上記の車輪を回転させて前記の枠組ないしケーシング
    を、黒板類の表面と平行に移動させることを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項6の何れかに記載した黒板類
    の消去方法。
  8. 【請求項8】 前記の車輪を、枠組ないしケーシングの
    上端部付近に設け、この車輪を黒板類の上縁に載架し、 前記の枠組ないしケーシング、および、これに搭載され
    ている部材の重量を、上記の車輪によって懸垂型に吊持
    することを特徴とする、請求項7に記載した黒板類の消
    去方法。
  9. 【請求項9】 前記のローラ状のブラシ、および前記の
    車輪を、同一のモータで駆動することにより、該ブラシ
    の回転と車輪の回転とを同期させ、かつ、伝動系統を簡
    素化することを特徴とする、請求項7または請求項8に
    記載した黒板の消去方法。
  10. 【請求項10】 黒板類の表面に付着している流動化し
    た顔料を液体で洗い流した際、黒板類の表面に付着して
    いる液体の一部分を、望ましくは大部分を、ゴム状弾性
    を有するスクレーパで除去した後、黒板類の表面に残っ
    ている液体に熱風を吹き付けて蒸発させることを特徴と
    する、請求項6または請求項9に記載した黒板類の消去
    方法。
  11. 【請求項11】 黒板類に表記された文字・図形類を消
    去する装置であって a.黒板類に表記されている文字・図形類に液体を注ぎ
    かけるための1次ノズル(8a)と、 b.1次ノズルから液体を注ぎかけられた文字・図形類
    を擦り取るブラシ(6)と、 c.上記ブラシによって文字・図形類を擦り取られた黒
    板類の表面、および、該文字・記号類を擦り取ったブラ
    シに対して液体を注ぎかけるための2次ノズル(8b)
    と、 を具備していることを特徴とする黒板類の消去装置。
  12. 【請求項12】 前記の1次ノズル(8a)および2次
    ノズル(8b)は、共有の給液タンク(9)から同種類
    の液体を送給される構造であることを特徴とする、請求
    項11に記載した黒板類の消去装置。
  13. 【請求項13】 前記の1次ノズル(8a)および2次
    ノズル(8b)から注ぎかけられた液体を貯留する受液
    タンク(12)と、 上記受液タンク(12)内の液体を吸入して前記の給液
    タンク(9)に圧送して循環させるポンプ(14)と、 上記ポンプ(14)の吸入側管路もしくは吐出側管路に
    設けられているフィルタ(13)と、 を具備していることを特徴とする、請求項12に記載し
    た黒板類の消去装置。
  14. 【請求項14】 前記の液体は水であり、かつ、前記フ
    ィルタ(13)の吸入流路は受液タンク(12)内の水
    の上澄み部分を吸入し得るようになっていることを特徴
    とする、請求項13に記載した黒板類の消去装置。
  15. 【請求項15】 前記のブラシ(6)は、ブラシ駆動用
    のモータによって回転せしめられるローラーブラシであ
    って、その毛先が黒板類に接触するよう、垂直姿勢に支
    持されており、かつ、黒板類に対する接触を保ちつつ水
    平方向に往復移動せしめられる構造であることを特徴と
    する、請求項11ないし請求項14の何れかに記載した
    黒板類の消去装置。
  16. 【請求項16】 黒板類の表面に開口を向けて対向する
    有底無蓋形の乾燥ボックス(16)と、上記乾燥ボック
    スの中へ空気を送り込むブロワ(18)と、上記乾燥ボ
    ックスの中に送入された空気を加熱する電気式のヒータ
    を具備していることを特徴とする請求項11ないし請求
    項15に記載した黒板類の消去装置。
  17. 【請求項17】 前記の1次ノズル(8a),2次ノズ
    ル(8b),ローラブラシ(6),受液タンク(1
    2),給液タンク(9)乾燥ボックス(16)、およ
    びブロワ(18)は、枠組またはケーシング(2)に搭
    載されており、 上記の枠組またはケーシング(2)が、黒板類(1)の
    表面に沿って走行する構造であることを特徴とする、請
    求項16に記載した黒板類の消去装置。
  18. 【請求項18】 前記の枠組またはケーシング(2)の
    上端部近傍に、電動駆動される懸垂形の走行車輪(3
    a,3b)が設けられており、 上記懸垂形走行車輪が黒板類(1)の上縁に載架されて
    いて、該黒板類の上縁に沿って往復走行する構造である
    ことを特徴とする、請求項17に記載した黒板類の消去
    装置。
  19. 【請求項19】 前記のブラシ(6)と懸垂車輪(3
    a,3b)とが、駆動用モータを共用することにより相
    互に同期して回転せしめられる構造であることを特徴と
    する、請求項18に記載した黒板類の消去装置。
  20. 【請求項20】 前記の乾燥ボックス(16)が黒板類
    (1)の表面に対向している縁に、該黒板類の表面に摺
    触せしめてラバースクレーパ(17)が取り付けられて
    いて、前記の枠組またはケーシング(2)の走行に伴っ
    て該スクレーパ(17)が上記黒板類の表面に密着しつ
    つ移動するようになっていることを特徴とする、請求項
    17に記載した黒板類の消去装置。
  21. 【請求項21】 前記の乾燥ボックス(16)の中へ送
    入された空気を加熱する電気式ヒータは、放熱フィンを
    有する棒型ヒータであって、該乾燥ボックスの中にほぼ
    垂直な姿勢で設置されていることを特徴とする、請求項
    16に記載した黒板類の消去装置。
  22. 【請求項22】 前記の黒板類に取り付けられている粉
    受(1a)に接するように位置せしめて、ゴム状弾性を
    有する材料で構成されたスクレーパが、前記の枠組また
    はケーシング(2)に搭載されていて、該枠組またはケ
    ーシング(2)の走行に伴って上記ゴム状弾性を有する
    材料で構成されたスクレーパが粉受(1a)の上面を払
    拭するようになっていることを特徴とする、請求項17
    または請求項20に記載した黒板類の消去装置。
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