JP2678038B2 - 気体放電型表示装置 - Google Patents

気体放電型表示装置

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JP2678038B2 JP63312317A JP31231788A JP2678038B2 JP 2678038 B2 JP2678038 B2 JP 2678038B2 JP 63312317 A JP63312317 A JP 63312317A JP 31231788 A JP31231788 A JP 31231788A JP 2678038 B2 JP2678038 B2 JP 2678038B2
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善裕 藤枝
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、放電を利用して文字や図形等を発光表示さ
せる気体放電型表示装置に関するものである。
従来の技術 特公昭61−30279号公報には、種火放電によって陰極
を順次に走査放電せしめる気体放電型表示装置が開示さ
れている。また、特公昭62−12623号公報に開示されて
いる気体放電型表示装置では、2板のガラス板間に、陽
極として作用する第1の電極群と、陰極として作用する
第2の電極群とを交差配置し、その立体交差部に放電セ
ルを設定するとともに、第1の電極の各間に設けた細長
い誘電体隔壁で放電空間を仕切り、誘電体層で覆われた
第3の電極を第2の電極群側に設けている。この場合、
表示放電させるべき放電セルに対応した第3の電極の電
位を当該陰極の電位よりも低く保ち、残余の第3の電極
の電位を高く保つ構成をとっている。
発明が解決しようとする課題 かかる従来の気体放電型表示装置においては、自己走
査のための駆動回路素子を削減できるが、自己走査機能
の信頼性が十分でなかった。
課題を解決するための手段 本発明の気体放電型表示装置は、透明前面板と背面板
との間の放電空間を、一方向に配列した多数の細長い誘
電体隔壁により多数の放電通路に仕切り、前記隔壁の相
互間に配列したストライプ状の第1の電極群と同電極群
に交差した方向に配列されたストライプ状の第2の電極
群との立体交差部に放電セルを設定し、誘電体層で覆わ
れた第3電極を前記第2の電極の背面側の前記背面板上
の全領域に設けた表示パネルを備え、前記第2の電極群
が走査されない垂直ブランキング期間中に前記第1の電
極群と前記第3の電極との間の放電により前記各放電セ
ルの誘電体層上に蓄積させた電荷を用いて、前記第2の
電極の順次走査に伴い種火放電を生じさせる。
作用 このように構成すると、第2の電極が順次走査されな
い垂直ブランキング期間中に第3電極に負のパルス電圧
を与えることで、全ての放電セルにおける誘電体層の露
出表面に電荷を蓄積させることができる。そして、続く
走査期間中に蓄積された電荷と第2の電極との間で種火
放電を生じさせることができるので、いわゆる種火の転
送を必要とせず、構成を複雑化することなく種火効果の
高い走査放電を生じさせることができる。
実施例 つぎに、本発明を図面に示した実施例とともに説明す
る。
第1図および第2図に示す表示パネル(PDP)1は、
透明なガラス平板からなる前面板2の内面上に、陽極と
して作用する第1の電極群3を付設してなり、陽極とし
て作用する第2の電極群4は、ガラス平板からなる背面
板5の内面上に第3の電極6の層および誘電体層7を介
して付設されている。ただし、第1の電極群3は一方向
に配列された多数のストライプ状透明導電膜からなり、
第2の電極群4は多数のストライプ状導電膜からなる。
第1の電極群3は蒸着および選択エッチングにより形成
されたもので、厚膜印刷により形成された第2の電極群
4とは、放電空間8を介して立体交差している。また、
第1の電極群3を形成する多数のストライプの各間に設
けられた細長い隔壁9は放電空間8を仕切るための誘電
体層で、前面板2および背面板5のそれぞれに厚膜印刷
と焼成とを繰り返し施すことにより得られ、その下面は
誘電体層7および第2の電極群4に接し、上面は前面板
2の内面に接している。なお、前面板2と背面板5と
は、それぞれの周辺部に設けられた枠状のフリットガラ
ス層(図示せず)で気密に封着されて外囲器を形成して
おり、この外囲器内にネオン、アルゴン等の放電用稀ガ
スが封入されている。
このように構成されたPDP1は、以下にのべる動作原理
によって発光表示動作をなす。第3図はPDPを中心にし
た周辺部の回路構成図で、第1の電極群3にA1,A2〜Am
の、そして、第2の電極群4にK1K2〜Knの各符号が付し
てある。また、以下の説明では第1の電極群3と第2の
電極群4と立体交差部分を表示セル9と称し、表示セル
9が縦横に並ぶ領域を表示領域と称する。第3電極6は
単一の導電膜で、その面積は表示領域よりも広い。
第1の電極群3は電流制限用抵抗10を介して陽極駆動
回路11に接続されており、第2の電極群4は陰極駆動回
路12に接続されている。なお、陽極駆動回路11の多数の
スイッチ回路部分SA1,SA2〜SAmおよび陰極駆動回路12の
多数のスイッチ回路部分SK1,SK2〜SKnはそれぞれ簡略化
して図示してある。第3電極6は第3電極駆動回路13に
接続されている。
陰極系のスイッチ回路部分SK1,SK2〜SKmが順次にオン
となると、陰極K1,K2〜Kmが一方へ走査(水平走査)さ
れる。一方、陽極系のスッイッチ回路部分SA1,SA2〜SAm
は表示情報にもとづいて選択的にオンとなる。また、第
3電極6には垂直同期信号に同期した駆動パルスが、垂
直ブランキング期間に印加される。
第4図は、陰極K1〜Knおよび第3電極Tdに印加される
パルスのタイミングチャートで、陰極K1,K2…Kn-1,Kn,K
1,K2…と順次に繰り返し走査される。そして、1フィー
ルド期間T1内に垂直ブランキング期間T2を設定し、この
期間T2内に、第3電極駆動回路13からパルス(第4図の
Td)を発生させる。
このように構成すると、種火効果の高い走査放電を得
ることができるのであり、これを第5図および第6図を
用いて説明する。第5図は垂直ブランキング期間と、任
意の表示期間の一部分に注目したもので、まず、垂直ブ
ランキング期間における陽極Aの電位をVAとし、第3電
極TdにVTなる電位のパルスを印加する。VTの値がある以
上であるとt1で発光が認められるが、この発光は表示発
光に比べるときわめて小さい。これは第6図の(a)に
示すように、第3電極6の電域が急俊に引き下げられた
ときに誘電体層7の放電空間側露出部分の電位が誘電体
層7の容量によって下がり、陽極3との間で放電を起こ
すからである。陽極をすべてVAの電位としておくと、表
示領域全域においてかかる種火放電が起こる。t1におけ
る放電は瞬時に終わり、誘電体層7のほぼ全露出表面が
正の電位にチャージアップされる。第3電極駆動回路13
からのパルスがOVに戻ると、誘電体層7の露出表面は容
量によりさらに高い正の電位となる(第6図の
(b))。つぎに走査期間に入って陰極Kaが走査される
と、第5図のt2において陰極Kaとこれに隣接した誘電体
層露出表面の正電荷との間で種火放電(走査放電)が起
こる。以下、Kb,Kc…と順次に陰極が走査されるたびに
上述と同様に放電が起こる(第6図(c),(d))。
かかる陰極走査による種火放電で当該陰極付近に生じた
荷電粒子は、表示放電を安定に行わしめる。表示放電を
生じさせるためには、第5図の陰極Kbと陽極Aのよう
に、陽極電位をVAにすればよい。
次表は実験に用いた表示装置の諸元である。
第7図に示すように、完全放電電圧Vpdや放電開始電
圧Vignを下げる効果が、第3電極の駆動によりもたらさ
れることがわかる。
第3電極の形状は第3図に示すような一枚平板でもよ
いし、第8図のように分割したものでもよい。また、第
9図のように線状のものでもよい、第3電極および誘電
体層は厚膜印刷により容易に形成でき、全体的な構造を
複雑にするものではない。
放電セル数 60×40個 放電セルピッチ 0.65mm 封入ガス Ne−Ar混合ガス 陽極駆動電圧(VA) 100V 陰極駆動電圧(VK) −100V 第3電極駆動電圧(VT) 250V 第3電極駆動回路は、第3電極に垂直同期信号に同期
したパルスを1フィールドごとに1回印加するだけでよ
く、垂直ブランキング期間をパルス幅に対して十分長く
設定しておけば、パルスの位相ずれは問題とならない。
また、パルス振幅の変動が第3電極による種火効果に及
ぼす影響は、パルス振幅が十分に大きければ問題はな
い。
発明の効果 以上に述べたように、本発明においては、垂直ブラン
キング期間中に第3電極にパルスを印加するだけで、表
示領域における誘電体層の全露出表面に、種火放電に必
要な電荷を与え得るのであり、種火のいわゆる転送は必
要とせず、比較的簡単な駆動回路でもって信頼性の高い
種火効果を発揮する表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した気体放電型表示装置の表示パ
ネルの一部破断斜視図、第2図は同表示パネルの側断面
図、第3図は同表示装置の表示パネル周辺回路図、第4
図および第5図は同表示装置の各部における信号波形
図、第6図の(a)〜(d)は同表示装置の動作原理を
説明するための図、第7図は同表示装置の特性図、第8
図および第9図はそれぞれ本発明の他の実施例の第3電
極のパターンを示す平面である。 1……表示パネル、2……前面板、3……第1の電極
群、4……第2の電極群、5……背面板、6……第3電
極、7……誘電体層、8……放電空間、9……隔壁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明前面板と背面板との間の放電空間を、
    一方向に配列した多数の細長い誘電体隔壁により多数の
    放電通路に仕切り、前記隔壁の相互間に配列したストラ
    イプ状の第1の電極群と同電極群に交差した方向に配列
    されたストライプ状の第2の電極群との立体交差部に放
    電セルを設定し、誘電体層で覆われた第3電極を前記第
    2の電極の背面側の前記背面板上の全領域に設けた表示
    パネルを備え、前記第2の電極群が走査されない垂直ブ
    ランキング期間中に前記第1の電極群と前記第3電極と
    の間の放電により前記各放電セルの誘電体層上に蓄積さ
    せた電荷を用いて、前記第2の電極群の順次走査に伴い
    種火放電を生じさせることを特徴とする気体放電型表示
    装置。
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