JP2676331B2 - パイプ切断機における案内装置 - Google Patents

パイプ切断機における案内装置

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JP2676331B2 JP15389595A JP15389595A JP2676331B2 JP 2676331 B2 JP2676331 B2 JP 2676331B2 JP 15389595 A JP15389595 A JP 15389595A JP 15389595 A JP15389595 A JP 15389595A JP 2676331 B2 JP2676331 B2 JP 2676331B2
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金治郎 中野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道工事、土木工事等
の工事現場で比較的口径の大きいパイプ等を切断するた
めに用いるパイプ切断機において、切り口の始端と終端
とを合致させるべくパイプ切断機の直進走行を可能なら
しめるパイプ切断機の案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記パイプ切断機は、例えば特公昭59
−9288号公報に開示されている。そのパイプ切断機
は、回転カッタ−を有する切断機本体と、切断機本体を
切断すべきパイプに設置するためにパイプを取り巻くよ
うに配備されるロ−ラ−付きチェ−ンと、チェ−ンテン
ション装置と、パイプ外周に嵌め付けられるガイドリン
グと、切断機の駆動軸とチェ−ン調整軸に取り付けられ
たブラケットに支持され、前記ガイドリングを両側から
挾むように当接するよう配置された2組のコロ対とから
成る。
【0003】上記構成のパイプ切断機においては、コロ
がガイドリング側面にころがり接触するため、切断機本
体は進行方向左右に振れることなくガイドリングに倣っ
て直進走行する。その結果、切口の始端と終端とがずれ
て段が生ずる事態の発生が防止される訳である。
【0004】ところで、上記従来のパイプ切断機におけ
る案内装置は、切断機の一部の軸である駆動軸及びチエ
ン調整軸に一対のブラケットを各々すべり嵌合にて取付
け、その各々の取付面に直角に梁を固定し、その梁の長
手中心線上に長穴を設け、その各々の長穴にコロ軸を各
2本づつ平座金、ナットにて梁に直角に懸垂した状態に
固定し、その各コロ軸の中心線を延長させた交点と切断
するパイプの中心とが一致する位置でブラケットの取付
面上に設けた長穴の交点を締付ボルト、平座金、ナット
にて固定して2つのブラケットを連結し、各コロ軸にす
べり嵌合された2個のコロでガイドリングをはさむこと
を特徴としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のパ
イプ切断機における案内装置は、コロ軸を適正な角度に
維持して、コロのガイドリングに対する接触抵抗を少な
くするための構成が複雑であり、その分製造にコストと
手間がかかっていた。そこで本発明は、簡易な構成で低
コストにて供給でき、しかもガイドリングに対する接触
抵抗が少なく、切断機本体の完全な直進走行を実現して
精度の高い切断作業、及び溝切り作業を可能ならしめる
パイプ切断機の案内装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転カッタ−
を有していて、ロ−ラ−付きチェ−ンを介して切断すべ
きパイプの外周面に設置されて前記パイプの外周面に沿
って進行しながら切断動作を行なうパイプ切断機におい
て、切断機本体に配備された駆動軸の一端にブラケット
を回動可能に取り付け、前記ブラケットに、下端におい
て自由回転するコロを軸支する一対のコロ軸を取り付
け、前記コロ軸間の間隔は、前記各コロが前記パイプの
外周面に固定されるガイドリングを挾み且つその側面に
当接する間隔となし、前記コロ軸の少なくとも一方に、
切断機の進行方向前後に伸びて下端に自由回転するコロ
を備えたコロ取付ア−ムを設けて成るパイプ切断機にお
ける案内装置、を以て上記課題を解決した。コロ取付ア
−ムは、前記コロ軸に対し上下動可能で所望高さにて固
定可能に設置された円筒形スリ−ブに設けることが好ま
しい。
【0007】
【作 用】切断機はブラケット、コロ軸及びコロ軸に軸
支されたコロを介し、ガイドリングに倣って直進する。
その際、コロ取付ア−ムに取り付けられた進行方向前後
一対のコロが常時パイプ外周面に当接するため、コロ軸
の軸線方向は常にパイプの半径方向と一致する。その結
果コロ軸のコロは、常にガイドリングに対し摩擦抵抗の
少ない適正な接触関係を維持し、以て精度の高いガイド
が可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に依拠して説明す
る。図1は本発明に係る装置の使用状態を示す斜視図、
図2はその要部斜視図である。図中1は切断機本体で、
内部に歯車による減速機構及びクラッチ機構が組込まれ
ており、入力軸2に伝達された入力が、これらの機構を
介してカッタ−軸及び駆動軸4に伝達されるようになっ
ている。
【0009】入力軸2は、フレキシブルシャフト5を介
し、エンジンやモ−タ−等からの動力によって回転駆動
されるようになっている。入力軸2の回転は、上記減速
機構を経てカッタ−軸及び駆動軸4に伝達されが、駆動
軸4の回転は低速で、カッタ−軸の回転はかなり高速と
なる。カッタ−軸にはパイプ31切断用のダイヤモンド
カッタ−と、パイプ外周面に溝32を形成するためのグ
ラインダ−とが取り付けられる。6はカッタ−及びグラ
インダ−のカバ−である。カバ−6には、冷却洗浄水供
給用のホ−ス接続具7が固定される。
【0010】駆動軸4は切断機本体1の両側に伸びてい
て、各端部に原動車8が固定されている。また、両端に
回転自在に従動車9を軸支する従動軸10が駆動軸4と
平行に配置され、各原動車8と従動車9間に無端ベルト
11が巻き掛けられている。無端ベルト11は、下記ロ
−ラ−付きチェ−ン12に引張られることにより緊張
し、且つ、その下側がパイプ31の外周面に圧着状態と
なる。
【0011】ロ−ラ−付きチェ−ン12は、両側に自由
回転するロ−ラ−13を備えたロ−ラ−軸14を連結し
ていくことによって形成され、その一端は、切断機本体
1の両側に配設された倒U字形ア−ム15、16の一方
の下端部に固定されている。また、ロ−ラ−付きチェ−
ン12の他端はパイプ31の下を通してパイプ外周面に
沿って反対側に回され、従動軸10に固定される。即
ち、最端部のロ−ラ−軸に、従動軸10にネジ込まれた
オネジ杆17がネジ込まれることにより従動軸10に連
結され、また従動軸10と駆動軸4は無端ベルト11で
連結される。かくしてロ−ラ−付きチェ−ン12がパイ
プ31に巻き付けられる。ロ−ラ−付きチェ−ン12の
パイプ31に対する締まり具合は、オネジ杆17のネジ
込み量を加減することにより調整することができる。ロ
−ラ−付きチェ−ン12を締めることにより、無端ベル
ト11はパイプ外周面に圧着状態となる。
【0012】ア−ム15、16の他方側の下端部は、駆
動軸4に回動可能な状態に取り付けられている。従って
ア−ム15、16は、パイプ31に当接して回転するロ
−ラ−付きチェ−ン12末端のロ−ラ−のロ−ラ−軸1
4aと原動車8の駆動軸4とに跨がり、ア−ム15、1
6間に位置する切断機本体1をパイプ外周面から浮上さ
せて支持することになる。
【0013】18は駆動軸4の一端に回転可能に取り付
けられたブラケットで、これに、下端においてコロ19
を軸支する一対のコロ軸20、21が設置されている。
コロ軸20、21の間隔は、各コロ19がそれらの間に
位置することになるガイドリング22の側面に当接する
ような間隔に設定される。ガイドリング22はヒンジで
連結された2つの半円形部材で構成されていて、パイプ
31を取り巻いた後半円形部材の解放端同志をボルト止
めすることにより、パイプ31の所望位置に固定するこ
とができるようになっている。
【0014】コロ軸20、21の少なくとも一方(通例
外側)に、円筒形のスリ−ブ24が上下動可能に設置さ
れている。即ち、スリ−ブ24はブラケット18とコロ
19との間に配置され、蝶ネジ25を緩めたときに上下
動させることができ、それを締め付けることにより所望
の高さに固定することができるようになっている。スリ
−ブ24の前後側面、即ち、切断機本体1の進行方向前
後側面にコロ取付ア−ム26、27を設けてあり、各コ
ロ取付ア−ム26、27はその下端においてコロ28を
軸支している。スリ−ブ24の固定位置はパイプ31の
径に応じて変えることができ、以てコロ19のガイドリ
ング22側面への当接位置を調整することができるよう
になっている。
【0015】上記構成の案内装置を備えたパイプ切断機
は、切断すべきパイプに設置して用いるが、設置に際し
ては先ず、切断すべき位置から所定距離の所にガイドリ
ング22を固定する。そして、2つのコロ19、19が
ガイドリング22の両側においてリング側面に接圧する
ようにして、切断機本体1及びこれに取り付けられた各
部をパイプ31上に載せ、ロ−ラ−付きチェ−ン12を
パイプ31に巻き付けて、解放端側端部のロ−ラ−軸1
4のメネジ部に、従動軸10にネジ込まれているオネジ
杆17をネジ込むことにより端部を連結する。かくして
無端ベルト11が緊張し、その下側がパイプ外周面に密
着すると共に、2つのコロ28、28が、パイプ31の
外周面に当接する。
【0016】入力軸2に回転動力が入力されると、カッ
タ−軸が高速回転してカッタ−による切断動作が始まる
と共に、グラインダ−による溝切り動作が始まる。一方
駆動軸4は低速回転駆動され、原動車8がゆっくりと回
転する。原動車8は、パイプ31に密着している無端ベ
ルト11をたぐるようにして回転する結果無端ベルト1
1上を前進し、切断機はゆっくりと前方に進み、切断及
び溝切り動作も徐々に進行する。その際切断機は、コロ
19、19を介してガイドリング22に倣って進むこと
になるので、切口は始端と終端とが一致した理想的なも
のとなる。
【0017】ところで本発明に係る案内装置は、コロ軸
20にコロ取付ア−ム26、27を介して前後にコロ2
8、28を備えている。このコロ28、28は常時パイ
プ31外周面に圧接して自由回転するため、ブラケット
18が駆動軸4の回転並びに切断機の振動に伴って揺動
することが防止される。従って、コロ軸20、21の軸
線方向は常にガイドリング22の半径方向と一致するこ
とになり、コロ19、19は常にガイドリング22の側
面に適正に低摩擦にて接圧し続け、以て切断機の直進を
一層確実なものとする。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、ガイド
リングに接触して回転するコロのコロ軸に、パイプの外
周面に接圧して回転する前後一対のコロを設置してある
ために前記コロ軸の揺動がなく、以て切断機の直進走行
に対し安定した信頼性のあるガイドを可能ならしめるも
のであり、構成簡易で取扱いが容易であり、低コストに
て提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明の実施例の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 切断機本体 2 入力軸 4 駆動軸 8 原動車 9 従動車 11 無端ベルト 18 ブラケット 19 コロ 20 コロ軸 21 コロ軸 24 スリ−ブ 26 コロ取付ア−ム 27 コロ取付ア−ム 28 コロ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転カッタ−を有していて、ロ−ラ−付
    きチェ−ンを介して切断すべきパイプの外周面に設置さ
    れて前記パイプの外周面に沿って進行しながら切断動作
    を行なうパイプ切断機において、切断機本体に配備され
    た駆動軸の一端にブラケットを回動可能に取り付け、前
    記ブラケットに、下端において自由回転するコロを軸支
    する一対のコロ軸を取り付け、前記コロ軸間の間隔は、
    前記各コロが前記パイプの外周面に固定されるガイドリ
    ングを挾み且つその側面に当接する間隔となし、前記コ
    ロ軸の少なくとも一方に、切断機の進行方向前後に伸び
    て下端に自由回転するコロを備えたコロ取付ア−ムを設
    けて成るパイプ切断機における案内装置。
  2. 【請求項2】 前記コロ取付ア−ムを、前記コロ軸に対
    して上下動可能且つ所望高さにて固定可能に設置された
    円筒形スリ−ブに設けた請求項1記載のパイプ切断機に
    おける案内装置。
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