JP2675693B2 - 陰極線管装置 - Google Patents
陰極線管装置Info
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- JP2675693B2 JP2675693B2 JP17633591A JP17633591A JP2675693B2 JP 2675693 B2 JP2675693 B2 JP 2675693B2 JP 17633591 A JP17633591 A JP 17633591A JP 17633591 A JP17633591 A JP 17633591A JP 2675693 B2 JP2675693 B2 JP 2675693B2
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- ray tube
- cathode ray
- deflection yoke
- air
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- Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管装置に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、たとえば、特開昭５８−２２０
３４３号公報で開示された従来の陰極線管装置で、とく
に、陰極線管に偏向ヨークを装着した状態を示す断面図
である。
３４３号公報で開示された従来の陰極線管装置で、とく
に、陰極線管に偏向ヨークを装着した状態を示す断面図
である。
【０００３】同図において、１は陰極線管、２はこの陰
極線管１に装着された偏向ヨーク、３は上記陰極線管１
のガラス管である。４は上記偏向ヨーク２の保持枠、５
は同じく偏向ヨーク２のコア、６は偏向ヨーク２を構成
する水平偏向コイル、７は同じく偏向ヨーク２を構成す
る垂直偏向コイル、８は上記偏向ヨーク２の取付バンド
であり、９は上記水平偏向コイル６とガラス管３の間に
介装された熱伝導率の良好な絶縁物である。
極線管１に装着された偏向ヨーク、３は上記陰極線管１
のガラス管である。４は上記偏向ヨーク２の保持枠、５
は同じく偏向ヨーク２のコア、６は偏向ヨーク２を構成
する水平偏向コイル、７は同じく偏向ヨーク２を構成す
る垂直偏向コイル、８は上記偏向ヨーク２の取付バンド
であり、９は上記水平偏向コイル６とガラス管３の間に
介装された熱伝導率の良好な絶縁物である。
【０００４】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。上記装置において最も高温となる部分は、水平偏向
コイル６と陰極線管１のガラス管３との接触面である
が、この装置では、この接触面の間隙部分に、水平偏向
コイル６とガラス管３との間に熱伝導率の良いアルミナ
などの絶縁物９で作成した円錐コーン状のスペーサを介
装してあるので、この絶縁物９により、水平偏向コイル
６で発生した熱は偏向ヨーク２外へ導かれ、すみやかに
外部へ放熱されることにより、偏向ヨーク２の温度上昇
を抑制することができる。
る。上記装置において最も高温となる部分は、水平偏向
コイル６と陰極線管１のガラス管３との接触面である
が、この装置では、この接触面の間隙部分に、水平偏向
コイル６とガラス管３との間に熱伝導率の良いアルミナ
などの絶縁物９で作成した円錐コーン状のスペーサを介
装してあるので、この絶縁物９により、水平偏向コイル
６で発生した熱は偏向ヨーク２外へ導かれ、すみやかに
外部へ放熱されることにより、偏向ヨーク２の温度上昇
を抑制することができる。
【０００５】上記において、とくに、高い水平走査周波
数で駆動した場合でも、水平偏向コイル６の温度上昇は
低減され、偏向ヨーク２全体の発熱も抑えられ、高熱に
よる性能の劣化や信頼性の低下を防止することができ
る。
数で駆動した場合でも、水平偏向コイル６の温度上昇は
低減され、偏向ヨーク２全体の発熱も抑えられ、高熱に
よる性能の劣化や信頼性の低下を防止することができ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、偏向ヨークの発熱そのものを抑制することによ
り、偏向ヨークの温度上昇を低減させるようというもの
であるので、近年、ますます、高精細化される陰極線管
装置に対しては、十分な温度上昇の低減が期待できない
という不具合がある。
置では、偏向ヨークの発熱そのものを抑制することによ
り、偏向ヨークの温度上昇を低減させるようというもの
であるので、近年、ますます、高精細化される陰極線管
装置に対しては、十分な温度上昇の低減が期待できない
という不具合がある。
【０００７】また、実開昭６０−１７２２６２号公報に
は、陰極線管の偏向ヨークにおいて水平偏向コイルを中
空の銅線で構成し、この中空の銅線内に冷却用媒体を還
流させることにより、上記銅線の発熱を除去する技術に
ついての開示があるが、銅線の製造や冷却用媒体を還流
させるための付属設備が複雑となり、生産コストも高く
つくという不都合がある。
は、陰極線管の偏向ヨークにおいて水平偏向コイルを中
空の銅線で構成し、この中空の銅線内に冷却用媒体を還
流させることにより、上記銅線の発熱を除去する技術に
ついての開示があるが、銅線の製造や冷却用媒体を還流
させるための付属設備が複雑となり、生産コストも高く
つくという不都合がある。
【０００８】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、偏向ヨークの温度上昇を抑制するとい
った消極的手段ではなく、偏向ヨークそのものを簡単な
構成でかつ安価に強制的冷却できる陰極線管装置を提供
することを目的とする。
なされたもので、偏向ヨークの温度上昇を抑制するとい
った消極的手段ではなく、偏向ヨークそのものを簡単な
構成でかつ安価に強制的冷却できる陰極線管装置を提供
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明では、陰極線管装置を構成する偏向ヨーク
の水平偏向コイルと陰極線管のガラス管とが接触する部
分に、冷却のための外部空気を送り込むことにより、偏
向ヨークを強制的に冷却しようというものである。
め、この発明では、陰極線管装置を構成する偏向ヨーク
の水平偏向コイルと陰極線管のガラス管とが接触する部
分に、冷却のための外部空気を送り込むことにより、偏
向ヨークを強制的に冷却しようというものである。
【００１０】
【作用】この発明によれば、偏向ヨークの最も発熱しや
すい部分である水平偏向コイルと陰極線管のガラス管と
が接触する間隙部分に空気が送給され、上記水平偏向コ
イルが強制的に空冷されるため、偏向ヨークそのものの
温度上昇を積極的に抑制することができる。
すい部分である水平偏向コイルと陰極線管のガラス管と
が接触する間隙部分に空気が送給され、上記水平偏向コ
イルが強制的に空冷されるため、偏向ヨークそのものの
温度上昇を積極的に抑制することができる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図１はこの発明の実施例による陰極線管装置
の要部拡大断面図、図２は同じく全体の概略構成を示す
図であり、従来例を示す図３と同一または相当する部分
には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
説明する。図１はこの発明の実施例による陰極線管装置
の要部拡大断面図、図２は同じく全体の概略構成を示す
図であり、従来例を示す図３と同一または相当する部分
には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【００１２】図において、１０は偏向ヨーク２の保持枠
４に設けられた空気孔であって、水平偏向コイル６とガ
ラス管３との接触する間隙部分に連通するように形成さ
れている。１１は上記空気孔１０の先端部に接続され、
外部からの空気を送給するための空気送給用チューブで
ある。
４に設けられた空気孔であって、水平偏向コイル６とガ
ラス管３との接触する間隙部分に連通するように形成さ
れている。１１は上記空気孔１０の先端部に接続され、
外部からの空気を送給するための空気送給用チューブで
ある。
【００１３】上記空気送給用チューブ１１は、図２で示
すように、陰極線管駆動装置１３に設けられたコンプレ
ッサ１２に接続されており、このコンプレッサ１２の空
気取入口１４は、陰極線管駆動装置１３の外部に設けら
れている。
すように、陰極線管駆動装置１３に設けられたコンプレ
ッサ１２に接続されており、このコンプレッサ１２の空
気取入口１４は、陰極線管駆動装置１３の外部に設けら
れている。
【００１４】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。図２で示すコンプレッサ１２により、陰極線管駆動
装置１３の外部より取り入れられた空気は図１の矢印Ａ
で示すように、空気送給用チューブ１１内を通り、偏向
ヨーク２の保持枠４に設けられた空気孔１０を通って水
平偏向コイル６とガラス管３との接触する間隙部分に流
れ込む。この際、この間隙部分を流れる空気によって水
平偏向コイル６で発熱した熱分を奪い去ることで、この
接触部分での水平偏向コイル６の温度上昇を抑制し、そ
の後、空気は矢印Ｂで示すように、偏向ヨーク２の開口
部側（パネル側）へ排出される。
る。図２で示すコンプレッサ１２により、陰極線管駆動
装置１３の外部より取り入れられた空気は図１の矢印Ａ
で示すように、空気送給用チューブ１１内を通り、偏向
ヨーク２の保持枠４に設けられた空気孔１０を通って水
平偏向コイル６とガラス管３との接触する間隙部分に流
れ込む。この際、この間隙部分を流れる空気によって水
平偏向コイル６で発熱した熱分を奪い去ることで、この
接触部分での水平偏向コイル６の温度上昇を抑制し、そ
の後、空気は矢印Ｂで示すように、偏向ヨーク２の開口
部側（パネル側）へ排出される。
【００１５】上記の実施例で示すように、この陰極線管
装置によれば、高い水平走査周波数で駆動した場合で
も、この積極的な空冷手段により、温度上昇の十分な低
減が可能となり、偏向ヨークの高熱による性能の劣化や
信頼性の低下を防止することができる。
装置によれば、高い水平走査周波数で駆動した場合で
も、この積極的な空冷手段により、温度上昇の十分な低
減が可能となり、偏向ヨークの高熱による性能の劣化や
信頼性の低下を防止することができる。
【００１６】また、偏向ヨークを冷却するための空気
は、陰極線管の駆動時、陰極線管駆動装置１３の外部か
ら常に新しいものが取り入れられ、偏向ヨークの開口部
側へ排出されるものであって、同一の空気が循環される
ものではないから、空冷能力が低下するおそれもなく、
安定した空冷効果を発揮する。
は、陰極線管の駆動時、陰極線管駆動装置１３の外部か
ら常に新しいものが取り入れられ、偏向ヨークの開口部
側へ排出されるものであって、同一の空気が循環される
ものではないから、空冷能力が低下するおそれもなく、
安定した空冷効果を発揮する。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な構成でしかも低い生産コストで、より効果的
に偏向ヨークの温度上昇を低減させることができるとい
う効果がある。
ば、簡単な構成でしかも低い生産コストで、より効果的
に偏向ヨークの温度上昇を低減させることができるとい
う効果がある。
【図１】この発明の実施例による陰極線管装置の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図２】この発明の実施例による全体構成を概略的に示
す図である。
す図である。
【図３】従来の陰極線管装置の要部拡大断面図である。
１０ 空気孔 １１ 空気送給用チューブ １２ コンプレッサ １３ 陰極線管駆動装置
Claims (1)
- 【請求項１】 陰極線管と、この陰極線管の周囲に装着
され、一対の水平偏向コイルと一対の垂直偏向コイルと
これらの偏向コイルを保持する保持枠とコアとを備えた
偏向ヨークとから構成される陰極線管装置において、上
記偏向ヨークの保持枠に空気孔を設けるとともに、この
空気孔から上記陰極線管の外壁と水平偏向コイルとによ
り形成される間隙部分に強制的に外部空気を送り込むよ
う構成したことを特徴とする陰極線管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17633591A JP2675693B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17633591A JP2675693B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 陰極線管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521018A JPH0521018A (ja) | 1993-01-29 |
| JP2675693B2 true JP2675693B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=16011790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17633591A Expired - Fee Related JP2675693B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 陰極線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2675693B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW423702U (en) * | 1998-07-21 | 2001-02-21 | Koninkl Philips Electronics Nv | Cathode ray tube having a deflection unit |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17633591A patent/JP2675693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0521018A (ja) | 1993-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |