JP2674696B2 - 曲線対応シールド機方向制御方法 - Google Patents

曲線対応シールド機方向制御方法

Info

Publication number
JP2674696B2
JP2674696B2 JP28445992A JP28445992A JP2674696B2 JP 2674696 B2 JP2674696 B2 JP 2674696B2 JP 28445992 A JP28445992 A JP 28445992A JP 28445992 A JP28445992 A JP 28445992A JP 2674696 B2 JP2674696 B2 JP 2674696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield machine
point
line
center
control method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28445992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06137074A (ja
Inventor
亮 水谷
竜郎 佐藤
学 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP28445992A priority Critical patent/JP2674696B2/ja
Publication of JPH06137074A publication Critical patent/JPH06137074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2674696B2 publication Critical patent/JP2674696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドトンネル用の
曲線にも対応できるシールド機方向制御方法に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】かかる方法に関し本出願人は特開
平1−94195号公報において、シールド機の位置、
姿勢と計画線とのずれ量を求め、求めたずれ量から作動
すべきシールドジャッキのジャッキパターンを求め、そ
の求めたジャッキに作動信号を出力して掘進する方法を
提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のジャッキパター
ンだけによる制御では、曲線トンネルにおいてはシール
ド機を精度良く計画線に乗せるのは困難であった。
【0004】本発明は、曲線トンネルにおいてもシール
ド機を精度良く計画線に乗せることができる曲線にも対
応するシールド機方向制御方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、計画線
(PL)上の中心線位置(S)におけるシールド機
(M)の中心線方向と計画線(PL)との接線方向が一
致するように制御するために、シールド機(M)を計画
線(PL)と対比して中折れ角(θ)を決定する曲線対
応シールド機方向制御方法において、シールド機(M)
の先端の中心点(T)が計画線(PL)に対してずれて
いる場合に、シールド機(M)の先端面と前記計画線
(PL)との交点(P)とシールド機(M)の先端の中
心点(T)との偏位(f)を求め、現在の状態でセグメ
ントの1リング先の理想点(P1)と前記中心線(S)
とを結ぶ方向と前記交点(P)と前記中心線位置(S)
とを結ぶ方向とのなす目標角度(θc)を求め、その目
標角度(θc)に曲がるようにジャッキパターンを求め
るようになっている。
【0006】
【作用】本発明においては、従来のジャッキパターンの
ほかに中折れ角、コピーカッタストロークも同時に制御
することにより効率の良い制御ができ、曲線トンネル施
工においてもシールド機中心線を精度良く計画線に乗せ
ることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0008】図1において、本発明では、セグメント前
端面上のシールド機中心位置Sが計画線PLに乗るよう
に制御を行う。
【0009】図2に示す曲線状の計画線PLにおいて
は、中心線位置Sにおけるシールド機Mの中心線方向
と、計画線PLの接線方向が一致するように制御する。
図において、点Tはシールド機Mの先端位置、点Pは理
想状態におけるシールド機Mの先端面上の計画線PLと
の交点、点P1は次リング掘進の目標位置、θは中折れ
角、Rは計画線PLの曲率半径である。
【0010】上記の制御は図3に示すように、先ず、シ
ールド機Mの位置、姿勢を検出し、計画線PLと対比し
て(ステップS1)、中折れ角θを決定する(ステップ
S2)。次いで、中折れ角θとシールド機位置、姿勢よ
りコピーカッタストロークを算出し(ステップS3)、
そして、制御点を算出して(ステップS4)、目標角θ
cを算出する(ステップS5)。次いで目標角θcに基
づきジャッキパターンを求める(ステップS6)。この
作業は繰返される。
【0011】前記ステップS2の中折れ角θは図4に示
すように、点Tが点Pに一致する角度として、 として求められる。
【0012】ここで、 実際には、このようにして求められた角度θに対し、機
械的な曲げ可能範囲の角度θmax等を併せ考え、設定
すべき角度θを算出することになる。
【0013】今、図5に示すように、ステップS4にお
いて、制御点Pは点Tに一致しないものとし(通常は一
致しない)、シールド機Mが理想状態にある場合、すな
わちシールド機Mの後端の面の中心が計画線PL上の点
Sにある場合において、シールド機Mの先端面が計画線
PLと交わる点を交点Pとし、この交点Pの点Tからの
位置は 式9 f=(c+R)・cos(α)−e として求められる。
【0014】ここで、 前記ステップS5の目標角は、図5において点Pを、セ
グメントの1リング長LS掘進後の次リングの目標位置
P1に一致させる角度として求められる。すなわち図6
において、シールド機Mが計画線PLからずれている状
態で、1リング先の理想点P1と点Sとを結ぶ方向H1
と、現在の方向Hとのなす角度θcとして求める。
【0015】前記ステップS6のジャッキパターンは、
目標角θcだけ曲げ、方向Hを方向H1に一致させるよ
うに、図7及び図8により求める。すなわち例えば、図
7のように鎖線丸印がONとなっているジャッキパター
ンの作用点Aと、図8のシールド機Mが曲がる角度と作
用点との関係式(Δθ−X)とにより、目標角θcだけ
曲げるための作用点を逆算してジャッキパターンを求め
る。
【0016】前記ステップS3のコピーカッタのストロ
ークCSは、図9において、シールド機Mのうち最内側
を通る点Qが確保できるようなオーバカットができるコ
ピーカッタストロークCSを、 から求める。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ジ
ャッキパターンに加え中折れ角及びコピーカッタのカッ
タストロークも同時に制御することにより、曲線のトン
ネル施工においてもシールド機中心位置を精度良く計画
線に乗せることができる。特に本発明によれば、中折れ
角が計画線の曲線に追従出来ない場合に計画線に沿う制
御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線部におけるシールド機の理想状態を説明す
る平面図。
【図2】曲線部におけるシールド機の理想状態を説明す
る平面図。
【図3】制御フローチャート図。
【図4】中折れ角を求める態様を説明する平面図。
【図5】制御点を求める態様を説明する平面図。
【図6】目標角を求める態様を説明する平面図。
【図7】ジャッキパターンの一例を説明する正面図。
【図8】シールド機が曲る角度と作用点との関係の特性
図。
【図9】コピーカッタのカッタストロークを求める態様
を説明する平面図。
【符号の説明】
A・・・シールドジャッキの作用点 CS・・・コピーカッタのカッタストローク f・・・計画線からの偏位 M・・・シールド機 P・・・理想状態におけるシールド機先端面が計画線と
交わる点 P1・・・次リングの目標位置 PL・・・計画線 Q・・・シールド機の最内側が通る点 LS・・・1リング長 S・・・セグメント前端面上のシールド機中心 T・・・シールド機先端位置 θ・・・中折れ角 θc・・・目標角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−248172(JP,A) 特開 平4−209290(JP,A) 特開 平2−186097(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計画線(PL)上の中心線位置(S)に
    おけるシールド機(M)の中心線方向と計画線(PL)
    との接線方向が一致するように制御するために、シール
    ド機(M)を計画線(PL)と対比して中折れ角(θ)
    を決定する曲線対応シールド機方向制御方法において、
    シールド機(M)の先端の中心点(T)が計画線(P
    L)に対してずれている場合に、シールド機(M)の先
    端面と前記計画線(PL)との交点(P)とシールド機
    (M)の先端の中心点(T)との偏位(f)を求め、現
    在の状態でセグメントの1リング先の理想点(P1)と
    前記中心線(S)とを結ぶ方向と前記交点(P)と前記
    中心線位置(S)とを結ぶ方向とのなす目標角度(θ
    c)を求め、その目標角度(θc)に曲がるようにジャ
    ッキパターンを求めることを特徴とする曲線対応シール
    ド機方向制御方法。
JP28445992A 1992-10-22 1992-10-22 曲線対応シールド機方向制御方法 Expired - Fee Related JP2674696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28445992A JP2674696B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 曲線対応シールド機方向制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28445992A JP2674696B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 曲線対応シールド機方向制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06137074A JPH06137074A (ja) 1994-05-17
JP2674696B2 true JP2674696B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=17678812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28445992A Expired - Fee Related JP2674696B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 曲線対応シールド機方向制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2674696B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06137074A (ja) 1994-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007042021A (ja) ロボット制御装置
JP2002215239A (ja) 車両系の走行制御方法及び装置
JPH0252592B2 (ja)
JP2674696B2 (ja) 曲線対応シールド機方向制御方法
JPH0681579A (ja) シールド掘進機の自動方向制御装置
JP3299031B2 (ja) シールド掘削機の制御装置
CN114320291A (zh) 一种采煤机自动找平方法
JP3039196B2 (ja) アークセンサー
JP3166981B2 (ja) バリ取り/磨き経路教示データ生成方法およびバリ取り/磨きロボット制御方法、並びにバリ取り/磨きロボットシステム
JPH0194195A (ja) シールド機の自動方向制御方法
JPH0410972B2 (ja)
JP2759639B2 (ja) 管体の推進工法と推進装置
JPH06240979A (ja) 中折れ式シールド掘進機の位置・姿勢自動制御方法
JP2821039B2 (ja) シールド掘進機の姿勢制御方法およびその装置
JP2740104B2 (ja) 中折れ式シールド掘進機の位置・姿勢制御方法
JPS61230807A (ja) バリ取りロボツトによるバリ取り方法
SU727420A1 (ru) Способ определени положени кромки издели относительно рабочего органа промышленного робота
JP2529316B2 (ja) 大型構造物の多層盛溶接方法及び同溶接装置
JPH08303180A (ja) 推進用ヘッドの制御方法
JPH09296679A (ja) シールド工法における掘進管理システム
JP2585125B2 (ja) 小口径管推進における自動方向制御装置およびその制御方法
JPH08226296A (ja) 推進用ヘッドのための制御方法
JP2641985B2 (ja) シールドマシンの最適姿勢角管理方法
JPH0720919A (ja) マニプレータの制御装置
JPH0713642A (ja) マニピュレータのコンプライアンス制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees